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「音楽&オーディオ」の小部屋 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

「音楽&オーディオ」大好き人間・・SPユニット「アキシオム80」を中心にあれこれ綴りました。

PC家電ブログ / ピュアオーディオ

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アキシオム80
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2010/04/27

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  • 後頭部の一部がジ~ンと痺れる感覚を求めて

    このブログの配給元である「グーブログ」には「アクセス解析」という項目があってその一部に過去記事のランキングが日替わりで掲載されている。先日、そのランキングの上位にあったのが「オペラ魔笛の想い出」だった。2009年に投稿したものなので今から15年も前のブログだ。エーッ、こんな昔のものまで目を通している方が複数いらっしゃるんだと驚いたが、どういう内容かさっぱり忘れていたのでざっと目を通してみるととても真面目な内容なのに我ながら驚いた(笑)。現在のようにオーディオ重視の傾向とは大違いで、自分で言うのも何だが音楽を愛する真摯な姿勢が垣間見えるような気がして、これこそ我が「音楽&オーディオ」の原点なんだと、つい感慨にふけった。そういうわけで、「昔日の真面目な面影」を知っていただくために(笑)、以下のとおり一部修正の...後頭部の一部がジ~ンと痺れる感覚を求めて

  • 「良心の呵責」がもたらした素敵なプレゼント

    つい先日のブログ「スーパー10バリエーション」の中で「これまで赤帯マグネット付きのスピーカーにハズレは無かった」と豪語した手前「ブログ主」として検証しておかないとちょっと拙いなあ・・、爾来良心の呵責(かしゃく)を覚えて仕方がない(笑)。そこで、まずは我が家で使っている「赤帯マグネット」付きのスピーカーを列挙しておくとしよう。ワーフェデールの「スーパー12」です。12ということは「12インチ→口径30cm」ですね。現在「補助バッフル」に取り付けて、「ウェストミンスター」(改)に容れています。「分解能」と「響き」が両立しており非常に満足しています(笑)。次の「赤帯・・」は、同じワーフェデールの「スーパー10」です。つまり10インチだから口径25cmですね。これは、スーパー12よりもさらに重量級の赤帯マグネット...「良心の呵責」がもたらした素敵なプレゼント

  • 小澤征爾 指揮者を語る

    日本人というハンディを乗り越えて世界的な指揮者になられた小澤征爾さんだが、つい先日亡くなられましたね。その出自をごく簡単に紐解くと、中国の奉天(当時、満州)生まれで父親は「小澤開作」といって歯科医師であり、民族主義者として「満州国協和会」創設者の一人だった。今や完全に死語となった「大東亜共栄圏」・「五族協和」という錦の御旗のもとに展開された満州事変(1931年)の首謀者とされ、当時陸軍(関東軍)の高級参謀だった「板垣征四郎」と「石原莞爾(かんじ)」との親密な交流を通じて両者の名前から1字づつとって「征爾」と命名された。「大東亜共栄圏」構想の背景には「白色人種は結局、黄色人種を受け入れてくれないのでアジア人だけで団結しよう」という思想が根底にあったが、はたして現在はどうなんだろう?アメリカの中国嫌いは加速度...小澤征爾指揮者を語る

  • 「趣味の互恵関係」とは

    「本の寄贈をしたいんですけど受け付けてもらえますか?」と、いつも利用させてもらっている隣町の図書館に電話してみた。「はい、郷土資料は別なんですが、一般的な書籍は発行から5年以内のものに限っています。それに破損のひどいものは受け付けていません。」「エッ、発行から5年という制約があるのですか・・・。それではちょっと無理ですね~。」我が家のそれほど大きくもない倉庫にもう10年以上も読んでいない本が山積みされている。そこで処分して出来るだけスペースを確保し、オーディオルーム内の余分な機器類を置こうという目論みだった。結果的にオーディオルームの音響空間が広くなるし音質改善にもきっと寄与できるはずで、本の処分の動機はやっぱりオーディオがらみだったことになる(笑)。で、結局古本屋さんに持って行ってもどうせ二束三文だろう...「趣味の互恵関係」とは

  • 「我が家の子守歌」について~続編~

    前々回のブログ「我が家の子守歌」について・・、音楽好きならどなたでも「子守歌のような存在の曲目があるはずですからご教示ください」との呼びかけに対して、ありがたいことにお二人さんから反応がありました。まずはずっと以前にメールをいただいたことがある「Y」さんからご紹介させていただきますが、匿名ということで無断掲載お許し願いますね。(以下「原文」のまま)「子守歌…………」の記事を拝読させていただき、私の「子守歌」を……と(笑)オーディオが枕元にあるため寝る前に音楽を聴く事が多く、まさに「子守歌」です(笑)良く聴くのはバッハ無伴奏ヴァイオリンから、シャコンヌパッヘルベルカノンとジークモーツァルトハフナーセレナード第3~6楽章ドヴォルザーク新世界交響曲第2楽章グリークピアノ協奏曲第2楽章イギリス民謡集フォスター歌曲...「我が家の子守歌」について~続編~

  • スピーカー「スーパー10」 バリエーション

    ときどき自問自答することがある。今さらの話だが「オーディオの目的って何?」。「好きな音楽を好きなサウンドで聴きながら幸福感に浸ることさ」と、一刀両断にしたいところだが、はたしてそう簡単に割り切っていいものかどうか・・。というのも、「好きな音楽」は簡単にわかるとしても「好きなサウンド」というのが、どうもはっきりしない・・。たとえば我が家の場合、5系統のスピーカーがあるがそれぞれに持ち味があって、すべて手放せないものばかり・・、つまり「好きなサウンド」って「八岐大蛇」(やまたのおろち)みたいなもので、恥ずかしながらいまだに焦点が定まっていない~(笑)。言い換えると「好きなサウンドならいくらあってもいいよ」という開放主義者だが、これがもし人間相手なら多数の「妻妾同居」となってたいへんなことになるが、オーディオだ...スピーカー「スーパー10」バリエーション

  • 我が家の「子守歌」と「お経」

    「おもしろうてやがて悲しき鵜船かな」「俳聖」芭蕉・・、元禄一年(一六八八)45歳のときの作として知られ「美濃の長良川にてあまたの鵜を使ふを見にゆき侍りて」との前詞がある。<句意>鵜船が目の前で、華やかな篝(かがり)火を焚きつつ活発な鵜飼を繰り広げる時、面白さはその極みに達するが、やがて川下遠く闇の彼方へ消え去るにつれて、なんとも言い知れぬ空虚な物悲しさだけが心に残る。胸をワクワクさせた「華やかさ」の後にくる一抹の寂しさ・・、「詩情」にあふれていますね。350年ほど前の作品なのに現代人の心情と少しも変わっていないことに気付かされます。50年以上に亘って「音楽&オーディオ」に熱中した我が人生も、振り返ってみると「おもしろうてやがて悲しき・・」ですかね(笑)。さて、久しぶりに音楽の話。音楽にはいろんなジャンルが...我が家の「子守歌」と「お経」

  • 老兵はただ消え去るのみ

    いつぞやの「日経新聞」に興味深い記事があった。題して「死者のプライバシーは守れるか」。デジタル遺産の話題はこのブログでも以前に取り上げたことがあるが、最新情報になるので無視するわけにもいかない。この”冴えないブログ”だっていずれデジタル遺産になるのだから、当人にとってはかなり切実感がありますよ~(笑)。解像度がイマイチのため読みずらいでしょうから要約してみよう。「著名な人物が残した言葉や写真は社会的、歴史的な価値を持つ。ただ今はごく普通の人でも思いがけずたくさんの情報を死後に残す時代だ。SNSへの書き込みやスマホやパソコン内のデータなど、死後に残る「デジタル遺品」への関心が高まっている。60人の大学生を対象にアンケートをとったところ、「削除したい」が51%、「残しておきたい」が13%、「遺族に任せる」が2...老兵はただ消え去るのみ

  • 「往生際の悪い」オーディオ愛好家

    いつも拝読させてもらっている「H」さんのブログ。とても耳が良い方だし、すこぶるご熱心なオーディオ愛好家で貴重なオーディオ情報が満載されているが、いつぞやのブログの一節に次のようなことが書いてあったのが印象に残っている。(勝手ながら無断引用させてもらいます)「目の前の(レコード・プレイヤーの)2本アームですが、私の性分では1本で良さそうです、どちらかに優劣が判断出来たら、悪い方は使わないです。」とてもはっきりした価値観で爽快ですね!どうやらオーディオ愛好家も2種類のタイプに分けられそうです。「H」さんのように優劣が判断出来たら潔く悪い方はあっさり切り捨てるタイプと、もう一つは簡単に諦めずに二番手を一番手に近づけるよう苦闘する、いわば「執念深いタイプ」。皆様はどちらに組みしますか?ちなみに自分は後者のタイプで...「往生際の悪い」オーディオ愛好家

  • 左対右 きき手大研究

    ようやく「球春到来」・・、熱戦たけなわの「春の選抜高校野球」。プロ野球にはない球児たちの「ひたむきさ」に、つい引き寄せられてテレビをつけっぱなしだが、それに加えて、オーディオの試聴ソースとしても、観衆のどよめきや場内アナウンサーの声の響きなどがもってこいで、どのくらい奥行き感があって豊かに聴こえるか無意識のうちにチェックしている・・。常に生活の念頭にあるのが「音楽&オーディオ」というわけで、どうしようもない人間である(笑)。それはさておき、野球の場合にとりわけ目立つのが左利きの選手が多いことで、野球は左利きが有利のスポーツだと感じさせる。たとえば、左バッターは打ってから駆けだす方向の一塁に近いので有利だし、左ピッチャーは投げる時に一塁走者に相対するので牽制するのにたいへん有利だ。このように野球の場合には「...左対右きき手大研究

  • クラシック名曲 全史

    「クラシック名曲全史」に目を通していたら、興味深いことが書かれてあったので後日のために箇条書きしておこう。✰「1783年のモーツァルトの音楽会のプログラム」いわば240年ほど前の「音楽会」の演目なので極めて珍しい。モーツァルトは1789年に35歳で亡くなったので、換算すると29歳のときの演奏会になる。ウィーンで開かれた演奏会のプログラムの内容はこうだ。1序曲「ハフナー」交響曲2オペラ「イドメネオ」よりアリア(ソプラノ)3ピアノ協奏曲K415(モーツァルト演奏)4オペラのシェーナK369(テノール独唱)5「ポストホルン」セレナードの協奏曲楽章6ピアノ協奏曲K175(モーツァルト演奏)7オペラ「ルーチォ・シッラ」よりアリア(ソプラノ)8モーツァルトのピアノ独奏9オペラのシェーナK416(ソプラノ独唱)10終曲...クラシック名曲全史

  • 春の「PL100狂騒曲」の終焉

    前々回のブログ「気になるノイズ→ピンチはチャンス」の続きです。真空管の交換(プリアンプ)により、一転して中高音域の輝きが魅力を増したサウンドに驚き、喜び、そして閃くものがあった。このサウンドなら、あの手ごわい「PL100」(英国:モニターオーディオ)も息を吹き返すかもしれないなあ。このSPは2800ヘルツ以上が「リボンツィーター」になっており、これまでどうしても上手く鳴ってくれなかった・・、言い換えると真価を発揮させることができなかった。で、そもそもの話になるのだが、この「PL100」は、カタログではインピーダンスが4Ω、能率が88dbと極めて低い、つまり完全に「TRアンプ」向きとして設計されている。ハイパワーで「4Ω」端子のある「TRアンプ」が相性としてベストなのに、それを低パワーの真空管アンプで駆動し...春の「PL100狂騒曲」の終焉

  • 政治とカネ、そして「天敵」の存在

    ☆政治とカネ周知のとおり、現在自民党は「パーティー券の還流疑惑」で、てんやわんやの大騒ぎです~。いったい、そういうくすねたお金をどこにどう使ったのだろうか。そもそも、政治になぜそんなにお金がかかるんだろう?以前、このブログで取り上げたが、霞が関の現役官僚が覆面で書いたとされる「原発ホワイトアウト」の中で、昨今2世代議士たちが多くなったとあり、それには功罪あるけれども、お金の心配をしなくていいので政策に没頭できる利点があると書いてあった。周知のとおり「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちるとただの人」という言葉がある。厳しい選挙に勝ち抜いてようやく「代議士=先生」になったものの、次回の選挙でもしかして落選するかもしれないという恐怖心は余人にはとうてい計り難いものがあるのだろう。したがって、国策よりも...政治とカネ、そして「天敵」の存在

  • 気になるノイズ → ピンチはチャンス

    どうもおかしいなあ・・、2週間ほど前から左側のスピーカーから「ピー」という微かな高周波音が出てくるのだ。もちろん、音が出ているときはわからないが、鳴りやんだときに「ピー・・」、いったん気になりだすと音楽を聴くどころではなくなる(笑)。さっそく原因究明に取りかかった。接続ケーブルの結線のゆるみ、そしてパワーアンプを交換しても「ピーノイズ」が消えない・・、どうやら「プリアンプらしい」とおぼろげながらあたりが点いた。さっそく製作者の「YA」さんにご相談・・、すると、「プリアンプの左右の真空管を入れ替えてみてください、左側の「ピー」が右側に移れば真空管に原因があります。」なるほど・・、さっそくプリアンプの入出力のケーブルを5本(左右ペア)外して、ケースから本体を取り出し真空管を入れ替えた。恐れていた大掛かりな作業...気になるノイズ→ピンチはチャンス

  • 新しい漢字の創造、そして高級車

    ☆新しい漢字の創造つい先日の「読売新聞」に載っていた記事なので、すでにご存知の方も多いと思うけど・・。ポイントになる部分を抜粋してみよう。「こんなに新しい言葉が生まれているのに、新しい漢字が増えないのはなぜだろう」高学年の女子児童だという。考え付いた新漢字は「光」を左に、「首」を右に置いて、スマートフォン。首を曲げて光をのぞき込む人を表している。「自分はこんなにも姿勢が悪いのか、背筋を正そうという注意喚起にもなる」と、小さな漱石は述べている。常用漢字が増えることはないのだろうか。文化庁の担当課に作文を持ち込みたくなる。という内容だった。「スマートフォン=光首」ですか・・、「常用漢字を増やす」という子供の自由な発想には驚かされますね!あやかって、さっそくチャレンジしてみた。「オーディオ」は、音を生むことに通...新しい漢字の創造、そして高級車

  • 「名曲斬り込み隊」を読んで

    週一度の図書館通いでたまたま目に触れて借りてきたのが「宮本文昭の名曲斬り込み隊」。「宮本文昭」さんといえば著名なオーボエ奏者だが、世に名曲の解説本は多いものの、実際に演奏する立場からの視点による解説本は意外と少ないのが実状。また、オーボエという楽器は管楽器全体を引っ張っていく存在だから、そういう視点からのアプローチも面白そうなので読み始めたところ、つい引き込まれて一気読みしてしまった。本書で取り上げてある名曲は以下の8曲。1モーツァルト「ディヴェルティメントK.136」2「協奏交響曲K.364」、3チャイコフスキー「交響曲第5番」、4ベートーヴェン「交響曲第3番英雄」、5ブラームス「交響曲第1番」、6リムスキー・コルサコフ「シェラザード」、7マーラー「交響曲第9番」、8ブルックナー「交響曲第8番」いずれも...「名曲斬り込み隊」を読んで

  • 「上り坂」「下り坂」そして「まさか」の坂

    歴代総理の中でかなり個性的だった「小泉純一郎」氏・・、あの「田中真紀子」さんから「変人」ともいわれてましたね。自分に言わせると、両方とも「変人」だけどね~(笑)小泉さんは大のクラシック好き、とりわけオペラ・ファンとして知られていたが、ある時テレビで「人生には上り坂と下り坂、そしてまさかという坂がある」と笑いながら言っていたのを憶えている。つまり、人生には「まさか」という予想外のことが起こることを揶揄したものだが、このほどその「まさか」をささやかながら2件経験したので述べてみよう。所詮は、小さな戦場の「オーディオ」がらみですけどね~(笑)。まずは、古典管から行こう。つい先日のオークションで狙いをつけた真空管があった。大きさや重さが際立つものはどんな掘り出し物でも敬遠するが、真空管となると実に買いやすい・・、...「上り坂」「下り坂」そして「まさか」の坂

  • ミステリーの快作

    気象庁の季節区分によると、「12月~2月」が冬、「3月~5月」が春、「6月~8月」が夏、そして「9月~11月」が秋・・。つまり、季節の変わり目は12月、3月、6月、そして9月ということになり、オーディオでいえばクロスオーバーということで二つのユニットの音(季節)が混在する節目に当たる~、言い換えるとどっちつかずですっきりしないともいえる(笑)。で、何が言いたいかというと、現在はれっきとした春だけどいまだに寒くてやたらに太陽が恋しくなる。つい日光浴をしながら読書三昧~(笑)。で、たまたま読む機会があったのが「蒼天の鳥」。令和5年(昨年)の「江戸川乱歩」受賞作だし、装丁も洒落てるし、いやが上にも期待が高まってワクワクしながら読み始めたものの、だんだんと「何じゃこれは・・」、さっぱり面白くないのだ。読者を引きず...ミステリーの快作

  • 音楽って何だろう? 音っていったい何だろう?

    音楽ってなんだろう?音っていったいなんだろう?こういう根源的な問いに対して明確な回答は望めないとしても少なくとも手がかりらしきものを与えてくれるのが「武満徹・音楽創造への旅」である。とはいえ、内容を一括りにして表現するのはブログ主の手に余るので、(武満氏の)音に対する考え方が一番如実に表れていると思う「海童道祖と“すき焼き”の音」(467頁)の箇所から引用してみよう。海童道祖(わたづみどうそ:1911~1992)は単なる尺八演奏家に留まらず宗教家にして哲学者だが、武満氏と小さな座敷で同席して名曲「虚空」を聴かせるシーンの叙述である。「目の前にはスキヤキの鍋があってグツグツ煮えており、外はダンプカーなどがバンバンと走ってうるさいことこの上ない。そういう環境のもとで、尺八の演奏を聴くうちに、僕はいい気持になっ...音楽って何だろう?音っていったい何だろう?

  • アナログ or デジタル

    音響の世界にデジタル系(CD)が登場したのが1980年代初頭だから早いものでもう40年になる。当時はアナログ(レコード)の方がいいとか、いろいろ詮議がなされていたが、今となってはデジタルも「ハイレゾ化」などの進展を見せてすっかり馴染んできているように思える。「不毛の論議は止めてそれぞれ楽しめばいいんじゃない・・」という風潮に逆らうわけではないが、ブログ主にはいまだに気になっていることの一つがそれ。というのも、それまで圧倒的にレコード派だったのが、CDの登場とともにレコードを含めてプレイヤーなどを処分したものの、それがはたして正しかったのかどうか・・。先日(2月29日)、福岡からお見えになったNさんはDACが「マークレヴィンソン」、そしてレコード・プレイヤーがトーレンスの「リファレンス」の高級機器をお使いの...アナログorデジタル

  • こんな音のどこがいいんだろう

    「ウヮ~ッ、汗臭い!」午後のウォーキングから自宅に帰って家人とすれ違ったとき、つい外方(そっぽ)を向かれてしまう時季がそろそろやってくる。「たかが汗の匂いなんかで、ガタガタ言うな!」と一喝してやりたいところだが、どこで陰湿な「復讐劇」が待っているか分からないので我慢、我慢・・(笑)。さて、この「匂い」というもの、たとえば閉め切った部屋の中で「嫌な匂い」を消臭剤や空気清浄機で半分まで減らしたとしても、私たちは「あぁ、半分の匂いになった」とは感じない。「ほとんど変わってない」あるいは「やっぱり匂う」と感じてしまう。実は「半分になった」と感じるためには、「匂い」の90%を除去しなければならない。「音」だってそう。私たちはかすかな「虫の音」と「コンサートの大音量」を同じように聞く〔感じる)ことができる。もし人間が...こんな音のどこがいいんだろう

  • 「一芸に秀でる」 VS 「平均点主義」

    なるべく「井の中の蛙」にならないように、日頃からいろんなオーディオマニアの方々のブログを拝読させてもらっている。オーディオはある意味では感性の世界だから、人それぞれの独自のアプローチがあるので大いに参考になる・・、まあ、反面教師のときもありますけどね(笑)。で、その一環として「ジャズとテニスの雑記帳」は2日に1度の更新なので日頃から読ませてもらっている。ブログ主は仮に「I」さんとしておこう。「I」さんはたいへんなジャズ通で「エリック・ドルフィー」の大ファンと聞いただけでその年季が推し測られるし、オーディオシステムもジャズ用とクラシック用に分類されていて、我が家と似たようなスタイルなので随分参考になる。で、つい2~3日前の記事の中に我が家の「AXIOM80」に関する記事があったので、思わずドキッとした(笑)...「一芸に秀でる」VS「平均点主義」

  • 「罪深い遊び」とは

    「罪深い遊び」というタイトルに思わずドキッとされた方もいるかもしれないが、残念なことに音楽がらみの話です。もうそんな元気は残っておりません(笑)。さっそく本論に入りましょう。音楽にしろオーディオにしろ「聴き比べ」は実に楽しい。音楽の場合、出所は同じ楽譜なのに演奏によってこんなに印象が変わるのかという驚きは新鮮そのもので、次から次に買い求めて違う演奏を楽しみたくなる。オーディオだって使う真空管(初段管、出力管、整流管)によって、音がクルクル変わる「球転がし」ひいては「アンプ転がし」果てには「スピーカー転がし」などの「音遊び」はまさに究極の愉しみとして絶対に欠かせない存在だ!少なくとも我が家ではそうです。ところが、その「聴き比べ」を「罪深い遊び」だと断罪している本を見かけた。興味を引かれたので以下、解説してみ...「罪深い遊び」とは

  • 三日坊主

    「三日坊主」という言葉がある・・、「飽きやすく何をしても長続きしないこと」(広辞苑)。かく言う自分にも当てはまりそうだが、とりわけひどいのが健康対策でこれまで長続きした試しがない・・、しかし実はそれでいいのかもしれない。というのも、社会的にも生物学的にも「役立たず」となった人間がむやみやたらに延命にこだわるのは傍(はた)からみてけっして見よいものではないし、いやむしろ周囲の害になるときさえある。ただし「分かっちゃいるけど・・」で、当事者となると話は別、おそらく「総論賛成・各論反対」が日本中至るところで展開されている光景だろう。そういえば昔こういう川柳があった。長生きはしたくないねとジム通い(笑)そういうわけで、数年前に図書館で「長生きに関連する本」を読んでその健康対策を記録に残していたものの、はたしてその...三日坊主

  • 自己の内面と静かに向き合える音

    あれから1週間も経つのにまだ何となく「しこり」が残っている試聴会(2月29日)・・。3名の方々ともにクラシック音楽好き、とりわけオペラ「魔笛」が好みとなるともう筋金入りの方々ばかり・・、こうして一堂に会するのはまあ一生に一度あるかないかぐらいの「千載一遇」の機会といえるだろう。それだけに、振り返ってみて「ああすれば良かった、こうすれば・・」という思いが残る~。具体的に2点ほどあげてみよう。1スピーカー「TRIAXIOM」(グッドマン)の出番が無かった当日は6系統のスピーカーのうち3系統を聴いていただいたのだが、なぜはじめから「TRIAXIOM」を外したんだろう・・。同じグッドマンの「AXIOM80」を聴いてもらえば、それで事足りると踏んだわけだが、明らかに浅慮だったなあ。「TRIAXIOM」は「AXIOM...自己の内面と静かに向き合える音

  • 雑学人間の独り言

    万事に亘って「広く浅く」の「雑学系人間」だと自認しているので、雑学系の本は大好きで図書館で見かけたら片っ端から借りてくる。本書は私たちの身の回りにある森羅万象の「ふしぎ」の中から313個を選んだユニークな本だった。以下、興味を引いたものをいくつか抜粋してみた。「そんなことはとっくの昔に知ってるよ。」という方がおられるだろうが、どうか悪しからず~。☆なぜ「ご馳走」という言葉に「走」という字が入っているのか?普段は粗食の禅宗のお寺でもお客が来ると精進料理ではあるけれど何品かでもてなした。しかし常備してある食材には限りがある。そのため、食材集めに「まかない」が方々を「走り回って」(=馳走)集めた。そこから客をもてなす特別な料理のことを「馳走」と呼び、それが今の「ご馳走」につながった。禅宗には今も台所に「韋駄天」...雑学人間の独り言

  • 「怪我の功名」そして「ナタリー・デセイ」

    つい先日のブログ「後悔先に立たず」(3月3日付)で紹介したこの画像。ボックスの中ほどに「お盆」のようなものが敷いてあり、それに触発されて、我が家のボックスにも似たような処置を施したが、このブログを読んだ関西在住の読者の方からご親切にもすぐに次のメールが届いた。「オークションの写真を見て「お盆」と勘違いされたようですが、これは前面バッフルと後面バッフルを連結しています。TANNOYの全盛期はパネルに四角い穴が開いていましたが、後期はオークションの写真のように4隅ががっちりした造りの四角いワクになりました。確認画像を挿入します。添付写真のようにスピーカーユニットからのケーブルが垂れさがってネットワークに行っています。これでしっかりしたお盆でなくて、木枠であることが確認できたと思います。まあオーディオのことです...「怪我の功名」そして「ナタリー・デセイ」

  • 音楽が脳にもたらす効果

    人間はどうやら己(おのれ)にとって都合の良い情報だけ切り取る傾向にあるらしい。もちろん自分もその例に漏れない(笑)。その格好の一例を挙げてみよう。東北大学の教授が書いた「生涯健康脳」は、「生涯にわたって脳を健康に保つ」ためのノウハウを分かりやすく説いた本だった。この種の書籍は巷に氾濫しているので、ワンオブゼムのつもりで読んでみたが、さして目新しいことはなかったものの、それでも気になる事柄があったので列挙しておこう。もちろん、自分にとって都合のいい情報ですぞ(笑)。☆脳の最高の栄養素は知的好奇心脳の健康維持のために欠かせないのが毎日の30分以上の有酸素運動とともに、知的好奇心が挙げられている。たとえば探究心、冒険心、追求心などワクワク、ドキドキが脳の中の神経伝達物質であるドーパミンを活性化させて脳全体をとて...音楽が脳にもたらす効果

  • 後悔先に立たず

    「必要悪」という言葉がある。「広辞苑」によると「悪ではあるが、社会の現状からいって、やむを得ず必要とされるような事柄」とある。けっして明るい前向きなイメージをもたらす言葉ではなく、どちらかと言えば「後ろめたい存在」であることが分かる。実は「オーディオ」にも「必要悪」がいろいろありまして・・(笑)。極端な話、生演奏と比べるとオーディオ機器はすべて必要悪みたいなものだが、それではまったく話が進まないのでシンプル・イズ・ベストの観点からいくと、さしずめ「スピーカー・ネットワーク」(以下、「ネットワーク」)あたりはその必要悪の代表選手ではなかろうか。「ネットワークって何?」と訊かれても一言で説明するのは難しいが、簡単に言うと周波数帯域(人間の可聴帯域は20~2万ヘルツ)を低音域、中音域、高音域などの所定の帯域に分...後悔先に立たず

  • 音楽愛好家のご来訪(2024・2・29)

    前回からの続きです。オーディオ愛好家にとって「音楽&オーディオ」はクルマの両輪みたいなものだと思っている。で、どちらに比重をかけているか、つまり「音楽の方」か「オーディオの方」かとなると・・、まあ、趣味の世界なので肝心のご本人が満足さえしていればそれでいいわけだが、なかなか興味深いものがある。で、今回のお客様たち3名の方々は明らかに「音楽=クラシック」に重きを置いている方々だったので、音質について殊のほかウルサイ方々でなかった・・、我が家にとってせめてもの「救い」だったかな(笑)。というわけで、ジャズの出番はまったくなしのまま3系統のスピーカーの順番となると、「ウェストミンスターを交えた3ウェイ」→「AXIOM80」→「口径20cmのユニット+JBL175ドライバー」となった。当然、主賓たるお客様たちの雰...音楽愛好家のご来訪(2024・2・29)

  • 「ワーグナー」が聴けないシステムなんて

    かねての予定通り、昨日(29日)の午後、小雨の中をついて福岡からお客様が3名お見えになりました・・、雪にならなくてよかった!13時着の予定が30分ほど遅れたので、道に迷われたのかなと心配になり玄関の前に出ていたところ、30mほど先の曲がり角からひときわ明るい「デイライト・ランプ」が点いた福岡ナンバーの「ベンツ」が悠然と姿を現したときはホット一息~。やあやあ~、初めまして・・。お一人は旧知の「N」さんでほかの2名の方々は初対面だったが、すぐに打ち解けさせていただきました。というのも、3名の方々ともにオペラ「魔笛」ファンだったんですよねえ~、強力な共通基盤があると話が早いですね(笑)。中にはこのブログを読んで魔笛に親しみましたという方もいて、ほんとうに(ブログの)作者冥利に尽きます!そもそもこのブログを始めた...「ワーグナー」が聴けないシステムなんて

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