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「音楽&オーディオ」の小部屋 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

「音楽&オーディオ」大好き人間・・SPユニット「アキシオム80」を中心にあれこれ綴りました。

PC家電ブログ / ピュアオーディオ

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アキシオム80
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2010/04/27

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  • 連休中の素敵なプレゼント

    昨日(29日)の昼下がりのこと、玄関のチャイムがピンポ~ン。連休を利用して帰省している娘が「私が頼んだコクヨの手帳が届いたんだわ・・」と玄関先へまっしぐら~。娘がネットで注文した手帳というのは「コクヨ」の「ソフトリング」という代物で、これまで使った中でいちばん使い勝手が良いとのこと。余談になるが・・、「コクヨって漢字で書くと、どういう字か知ってるかい?」「いや、知らない・・」「国の誉れって書くんだ・・、国が社名になるくらいだから由緒ある会社ってのが分かるだろう」「へ~ッ、お父さんは雑学の大家だねえ」ふ~ん、雑学ねえ・・、あまりうれしくもないか(笑)。それはさておき、(娘が)喜び勇んで小包を開封したところ、出てきたのは奇妙な小道具・・、「アレ~っ、私こんなもの頼んでないわ・・、あっ、メモが入っている・・、こ...連休中の素敵なプレゼント

  • ブログを18年間続けている理由

    「ブログを18年間続けている理由って何?」と、問われたらどう答えようか・・。「各テーマについて共感や示唆を受ける仲間を増やしたい、幅広く読者を獲得してささやかな社会貢献ができれば幸い、そして自己顕示欲がまったく無いと言ったらウソになる・・」といったところだろう~。したがって、読者からメールをいただくといつも感謝の念に包まれます。つい先日も、「本のお薦め」の中で触れた、「作曲家と映画音楽」について、読者に広くご意見を求めたところ、さっそく南スコットランド在住の粋人「ウマさん」から「示唆」をいただきました。深く感謝しながら紹介させていただきます。タイトルは「音を削る大切さ」音楽と映像に関して、武満さんに印象深い言葉があります。(武満徹エッセイ選小沢純一編ちくま学芸文庫より。下線はウマ)映像に付加する音楽に対し...ブログを18年間続けている理由

  • 究極の美を求める心

    昭和の時代に活躍した評論家「小林秀雄」さんのエッセイに「美を求める心」というのがある。「絵画や音楽をどう鑑賞したらいいのか」について、若い人向けに書かれた本だが、その一節に次のような言葉がある。「美には、人を沈黙させる力があるのです。これが美の持つ根本の力であり、根本の性質です。絵や音楽が本当に解るという事は、こういう沈黙の力に堪える経験をよく味わう事に他なりません。ですから、絵や音楽について沢山の知識を持ち、様々な意見を吐ける人が、必ずしも絵や音楽が解った人とは限りません。」で、ブログ主が噛み砕いて言わせてもらうと「絵や音楽は頭で理解するものではないし、言葉で表現するものでもない。ただ、ひたすら見つめ、そしてじっと耳を澄ませながら対象と虚心坦懐に向き合いなさい」。誰にでも「美を求める心」があると思う・・...究極の美を求める心

  • 本のお薦め

    さあ、今日(27日)から胸躍るゴールデンウィークです。とはいえ、ブログ主は毎日が日曜日の人間なので、普段と変わりなしですが(笑)。むしろ、温泉観光地なので県外からどっと観光客が押し寄せてきて、道路が渋滞するのでかえって迷惑・・、そこで、期間中は読書三昧で行くことにしました。さて、ミステリー作家「宮部みゆき」さんは「蒲生邸事件」を読んでからずっと気になっている存在。その宮部さんが「読売新聞」日曜版(2015~2019)に連載されていた「お薦め本」をまとめた「中公新書」がこれ。ブログ主がぜひ読んでみたいと思った本をメモしてみた。☆「闇からの贈り物上下~あっぱれ!新米女性刑事」(ジャンバンコ)発端は幼い子供を含めた一家4人惨殺というショッキングな事件。しかも捜査が始まるとすぐに不穏な事実が判明する。被害者家族の...本のお薦め

  • 「酒とアンプの違い」とは

    先日の「読売新聞」の朝刊に、芥川賞作家の「町田康」(まちだ・こう)さんが投稿されていた。小見出しは「酒はアンプ性質を増幅」。細かい字で読みづらいだろうから関係部分を抜き書きしてみると・・、。「人によって酒とはなになのか、ということがある。ある人は酒は百薬の長といって酒を善きもののように言う。ところが別の人は命を削る鉋(かんな)と悪し様に言う。いったいどちらなのか。自分が酒を飲んだときの状態をいま振り返ってつらつら考えるにこれはどちらも正しい。どういうことかというと、酒はオーディオ装置などに組み込まれているアンプ、すなわち増幅器ということである。増幅器は入ってきた信号を増幅、すなわち大きくしてスピーカーに伝える。これによって私たちは大きな音で音楽を聴くことができる。同様に酒は、私たちの元々持っている性質を増...「酒とアンプの違い」とは

  • 世の中には 二種類 の人間がいます

    「世の中には二種類の人間がいます。カラ兄を読んだことのある人と読んだことのない人です。」「ひとつ、村上さんでやってみるか」を読んでいたら、79頁にあったのがこの言葉・・、著者は村上春樹さん。ちなみに「カラ兄」とは「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキー)のこと。まるで「敵か味方か」みたいに、こうやってものごとを単純化するととても分かりやすいですね(笑)。印象に残ったので、引用してみたわけだが「カラ兄」を読むと人生観が変わるという話をよく聞く。「将来、カラ兄のような長編小説を書きたい。」というのが村上さんの願望だそうだ。実は先年、娘から「お父さんも読んだ方がいいわよ」と、「カラ兄」(岩波文庫版、全4冊)を受け取ったものの、いまだに部屋の片隅にツンドク状態になっている。何せブログの更新をはじめ何かと忙しくてね...世の中には二種類の人間がいます

  • 落札できなかったのは 「幸 or 不幸」のどっち?

    日頃の読者ならご存知の通り、我が家にはスピーカーや真空管アンプが溢れかえっており、もう飽和状態に達している。それに、いまさら新しい機器を揃えたとしても時間的にあとどれくらい楽しめるのか・・、もはや自明の理である。ところが分かっちゃいるけど止められないのが、オークションでの「掘り出し物」漁り~(笑)。いまだに、性懲りもなく毎日チェックしているのだから執念というのか、惰性というのか・・、習慣は恐ろしい。そして、つい最近網にかかったのがこのアンプ。タイトルは「GEC(英国)LS7パラシングルセパレートアンプ」真空管「LS7」を使ったシングルアンプは我が家で「AXIOM80」用のベストアンプとして君臨しているエース級のアンプである。これがパラシングルとなると、パワー感も一層増して妙なる響きを醸し出すに違いない。し...落札できなかったのは「幸or不幸」のどっち?

  • 何が飛び出してくるかわからない ブログ

    「質よりも量を優先だ」とばかり毎日ブログを更新していると、それだけ話題も広範となり読者からメールをいただく機会が多くなった。大半が読み捨てにする方々ばかりだからとてもありがたいことである・・、なにしろブログのネタにもなるし~(笑)。今回もとてもご熱心なモーツァルトファンの「Y」さん(ご住所不明)から、メールをいただいた。先日のブログ「音楽鑑賞は音と音の間に横たわる沈黙を聴きとることで昇華する」という、日頃に似ずかなり大上段に振りかぶった音楽談義に関する話題だった。そして、いただいたメールの内容がこれ・・、匿名ということで無断掲載お許しください。「音楽鑑賞は……」の記事、拝読しました。サティには、「あなたが欲しい」などのお洒落で、素敵な曲もありますが、ほとんどが似たような音形が空間に漂っているような感じの音...何が飛び出してくるかわからないブログ

  • 面白うて やがて哀しき オーディオかな

    言わずもがなだが、「音を音楽に変換」するのは脳である・・、したがって一日中音楽ばかり聴いていると脳が疲れてしまう。そこで、息抜きのために(テレビで)映画、ドキュメンタリー、ドラマなどの出番がやってくる。光回線を利用した「光テレビ」(NTT)を導入してから早くも10年以上になるが、大いに重宝している。何しろチャンネル数が多いので(37チャンネル契約)映画やドラマが見放題だし、「TVガイド」により録画予約が簡単にできる~。で、先日のこと、かってシリ~ズ(10回)で放映されたテレビドラマ「陸王」が放映予定なのを見つけ、かねて「好評」ぶりを聞きつけていたのですかさずまとめて(10回分)を録画~。いやあ、メチャ面白かったです!原作があの「池井戸潤」(半沢直樹シリーズ)さんだから面白くないはずがない・・。老舗の「地下...面白うてやがて哀しきオーディオかな

  • 「上から3年、下から3日」とは

    日経新聞は「経済記事」の充実もさることながら、「文化面」も負けず劣らず充実しているように思う。現在、文化面の看板記事「私の履歴書」には元新日本製鐵の社長だった「三村明夫」氏が投稿(1か月)されている。その中に「上から3年、下から3日」という言葉があった。どういう意味かといえば、「人を判断するのに上から見れば3年かかるが、部下として仕えれば上司の長所も短所も3日で分かる」という格言だそうで、この言葉は今に至るまで私自身への戒めである・・、とのこと。ブログ主にも経験がありますぞ・・、往時を振り返ると、どっと「冷や汗」が出てきます~(笑)。文化面は「私の履歴書」以外にも見るべきものがあり、一例として以前に「流れるシリーズ」というのがあった。この「シリーズ」の掲載の趣旨はといえばこうである。「音楽や映画は「時間芸...「上から3年、下から3日」とは

  • 「音の館のオープン」に寄せて

    2週間ほど前だったろうか・・、いつも拝読している「T」さん(東海地方)のブログにこういう情報があった。Tさんがウォーキング中に出会った「お寺」の掲示板にあったそうだが、思わずまったくその通りと膝を叩いてしまった!目の前の幸せに気付こうとせずに、やたらにわが身の不幸を嘆く・・、オーディオだって、いい音が出ているのに巧みに難点を見つけて嘆く悪い癖がある・・、まさにこの「ブログ主」が該当する~(笑)。そういう「T」さんの音へのこだわりと耳の鋭さにはブログを通じていつも舌を巻いているが、使用されている機器類にも大いに工夫の跡が偲ばれ、その中の一つが「LAN」を使ったケーブル・・。まだ一度もお会いしたことがないのに、ピンと来るものがあって厚かましくもケーブルの作成をお願いしたところ「一つ返事」で作成していただいた。...「音の館のオープン」に寄せて

  • 音楽鑑賞は「音と音の間に横たわる沈黙」を聴きとることで昇華する

    前回のブログ「オーディオ情報は8割疑え」は今年いちばんのヒット(アクセス数)となりました。どうやら大いに共感を呼んだようですね・・。ブログ主にしても個人的な「思惑→誘導」に色濃く彩られた日頃のオーディオ記事の「禊(みそぎ)」が済んだような気がして、何だかちょっと気が楽になりました~、所詮は錯覚なんでしょうけどねえ(笑)。で、音楽記事の方はどうなんだろう?やっぱり「似たり寄ったり」かな・・(笑)。というわけで、実験台として「音楽鑑賞は音と音の間に横たわる沈黙を聴きとることで昇華する」について、ひとくさり~。昨日(18日)の午前、「サツマイモ」(昼食用)の買い物ついでにオーディオ関係の本でも立ち読みしてみようかと本屋さんに立ち寄ったところ、さりげなく店内に流れていたBGMがモーツァルトのピアノソナタだった。「...音楽鑑賞は「音と音の間に横たわる沈黙」を聴きとることで昇華する

  • オーディオ情報は8割疑え

    このところ土曜から日曜にかけての温泉地・別府市内は県外ナンバーのクルマがうようよしている。福岡、熊本、宮崎、そして山口ナンバー・・。どうやら新型コロナが収まって観光客が戻ってきたようで、久しぶりに開放感を味わいたい気持ちがよくわかりますね。ただ欧米諸国に比べると日本だけなぜ死者数が少なく収まったのか専門家の間でもはっきりした理由はわからないそう。家内の「かかりつけの医師」によると「マスクとワクチンの相乗効果でしょう。今でも人混みの中に入るときはマスクをした方がいいですよ」とのことだが、たしかにいろんなショップや図書館を回ってもマスクをしていない人がほとんど見当たらないし、ワクチンの接種率もたしか先進国ではNO.1だとか。フランスなどでは「ワクチンを打たない自由」を求めてデモをしたというから、やはり日本人は...オーディオ情報は8割疑え

  • 真空管の生涯

    名曲「4つの最後の歌」を遺した作曲家「リヒャルト・シュトラウス」に「英雄の生涯」という曲目があるが、それにちなんで今回は日頃お世話になっている真空管の生涯について。3年ほど前のこと「高級オーディオフェア」(福岡)などで軽く500万円以上もするTRアンプをいくつも聴かせてもらったことがあるが、倍音が何だか蒸留水みたいに味気なくて貧弱そのもの・・、結局出来のいい真空管アンプには及びもつかないものだった。爾来、いっさいの迷いなくひたすら「真空管道」へ~(笑)。で、真空管を愛すればこその心理だろうが、ときどき真空管と人間の生涯を重ねたくなることがある。両者とも「寿命」という共通の運命に支配されているのでそう無理筋でもないと思うがどうなんだろう。まず人間の生涯を大まかに分けると「幼年期~壮年期~老年期」に分けられる...真空管の生涯

  • もっとオペラに親しもう

    「オペラは歌詞の意味がどうもよく分からないので敬遠しているんだ・・」ずっと昔のこと、とある熱心なクラシック愛好家がこんな呟きを漏らされていたことが、妙に記憶に遺っている。日本人が食わず嫌いも混じってオペラを敬遠している理由もそこに尽きると思うが、ブログ主の場合は「魔笛」(モーツァルト)によってすっかりそのイメージが覆ってしまった。歌詞の意味なんか分からなくても構わない・・、オペラとは登場人物たちの役柄、心理、感覚、身体、動き、旋律、ハーモニー、そして音響空間などの総合芸術なんですから・・、というのがその理由。オペラがレパートリーに入ると音楽人生が充実しますよ~(笑)。格好の本があります。解説にはこうある。オペラには、他の芸術にはできないことが、できるのです。世界を音楽で表現する総合芸術「オペラ」。400年...もっとオペラに親しもう

  • 「耳トレ!」を読んで

    どうやらようやく下火になりましたね・・、コロナ。国際的な交流が容易になり、どういう疫病が蔓延するかわからないご時世では個人ごとの「免疫力」がいちばん頼りになるので「適度な運動とリラックス」は日常生活の上で必須ですね。リラックスといえば我が家では「音楽&オーディオ」に尽きるが、そういう輩にとって「耳が遠くなる」ことほど悲しいことはない。自分などは、そうなるともう死んだ方がマシとさえ思うが、悲しい現実として「聴力は20歳ころをピークに徐々に低下しはじめていき、65歳以上の4人に1人、75歳以上の2人に1人は補聴器が必要な状態だ」と、ショッキングな書き出しで始まるのが本書の「耳トレ」である。自分なんぞは年齢からしてよくもまあこんな耳でオーディオを楽しめるものだと我ながら感心するが、いまだにもっと「いい音を」とい...「耳トレ!」を読んで

  • 南スコットランドの粋人「ウマさん」便り

    南スコットランド在住の「ウマさん」からときどきメールをいただく。いずれもが、気の利いた洒落に思わずにっこりするような微笑ましい内容なので、こういう人こそ「粋人(風雅を好む人)なんだよなあ・・」といつも思う。幾つか紹介してみよう。昨日(13日)の「ボーカルの再生」について「小さな口を小さく説明しようとしましたが長くなりました」…笑っちゃった。こんな方には会って見たいなあ。ご本人さんに言っといてください。スコットランドの田舎で、おっさんが笑ってます。さて、ヴォーカルの口のサイズには、常々、かなり気になっています。やはり同軸ですかね。僕の理想の口のサイズは、まさに、キッスしたくなるような臨場感を感じるサイズです。そう、目の前に唇が見えるような…音量にもよるけど、唇が3メートル先にあるか?1メートル先にあるか?キ...南スコットランドの粋人「ウマさん」便り

  • ボーカルの再生

    先日のブログ「小澤征爾指揮者を語る」の中で紹介した小澤氏のコメントを改めて再掲させてもらおう。「音楽の根源は人間の声から始まったと我々は思っているわけ。それから楽器は声の代わりに音楽をつくってきた。だんだんとそれが、声ではとても出ない高い音や低い音をヴァイオリンとかで出せるようになった。だけど音楽の根源は声だとすると、息を吸うことは絶対必要で管楽器は息を吸わなければいけないけど、ヴァイオリンなどの弦楽器は息を吸わなくても弾ける。しかし、そこのところで、息をみんなにうまく吸ってもらう指揮者もいて、それがいい指揮者だと言われる。」というわけで、声が音楽の根源だとするとオーディオだって声の再生が出発点だと考えてもおかしくないですよね~。人の声は日常的に聴きなれているので、再生装置で聴くときも「生の声」との違和感...ボーカルの再生

  • 眼に蓋あれど耳に蓋なし

    昔、昔、そのまた昔、日本が高度経済成長を遂げている華やかりし頃の昭和49年(1974年)、神奈川県のとある県営住宅で「ピアノ殺人事件」が起こった。4階に住む無職の男性(46歳)が階下のピアノの音がうるさいと、33歳の母親と、8歳、4歳の2人の娘の計3人を包丁で刺し殺した実に痛ましい事件である。被害者の部屋には黒光りした真新しいピアノが置いてあり、その隣の部屋には「迷惑かけているんだからスミマセンの一言くらい言え、気分の問題だ・・・・・・」との犯人が残した鉛筆の走り書きがあった。逃走した犯人は3日後、自ら警察に出頭したが、その後、自首したにもかかわらず死刑判決が確定した。この事件は”いたいけな”幼児までもが2人も犠牲になるという、あまりの惨劇のためまだ記憶に残っている方がいるだろうが、「騒音」が「殺人」に至...眼に蓋あれど耳に蓋なし

  • 名盤「サキソフォン コロッサス」の呪縛

    昨日(10日)の記事「口径38cmのユニットを使わない理由」について、クラシックとジャズの楽しみ方の違いを手前勝手な理屈で並べたわけだが、後になって「現実と矛盾したことを書いてしまったかもしれないなあ~」とちょっぴり後悔(笑)。というのも、いまだにジャズの名盤「サキソフォンコロッサス」の呪縛から解き放たれていないのがその理由~。その辺のいきさつを縷々述べてみましょうかね・・。先日、いつも録画している「開運!何でも鑑定団」(骨董品の鑑定をしているテレビ番組)を観ていたら、「今は亡き夫の形見です」と、クラシック・ギターを出品されている中年のご婦人がいた。運営しているダンス教室の経営の一助として活用できればという趣旨だったが、このギターは鑑定の結果、名品と分かって何と500万円の価値が付けられた。そして通常のギ...名盤「サキソフォンコロッサス」の呪縛

  • 口径38cmのユニットを使わない理由

    オーディオ記事を書くたびに、いつも脳裡の片隅にあるのが(記事の内容を)「ジャズ・ファンには真に受けて欲しくないなあ」・・。なぜなら、クラシックとジャズでは音の楽しみ方が違うと思うので・・、つまり前者はハーモニーを、そして後者は力感や勢いを楽しむ音楽だから~。もちろん私見である。ほんとうにいい音はクラシックもジャズも差別なく聴けるものだ・・、「実際に我が家がそうだ」というご意見もきっとあることだろう(笑)。そこで、わかりやすい実例として我が家で「口径38cmのユニットを使わない理由」を縷々述べてみよう。先日のこと、オークションにワーフェデール(英国)の口径38センチ(15インチ)のユニットが1本出品されていた。お値段は「13,800円」と超安いうえに、音がメチャいいとされている「赤帯マグネット」付き!原則と...口径38cmのユニットを使わない理由

  • ヒューマンエラーを防ぐ知恵

    悲惨な事故のきっかけになることが多いヒューマンエラー・・、人間の「うっかりミス」による悲劇はいまだに後を絶たない。たとえば乗り物でいえば、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違い、飛行機の整備ミスによる墜落や落下物など枚挙にいとまがない。地震とか台風とかいった自然災害ならともかく、ヒューマンエラーが原因の事故ともなると、加害者も被害者にとっても悔やんでも悔やみきれないだろう。このヒューマンエラーをどうやって防げばよいのか。著者:中田亨氏、2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程先端学際工学専攻終了。工学博士。本書は次のエピソードから始まる。「ある男が避暑のために静かな田舎に引っ越してきた。ところが、早朝に近所のニワトリの鳴き声がうるさくて熟睡できない。そこで男は睡眠薬を買ってきて、ニワトリの餌に混ぜてみ...ヒューマンエラーを防ぐ知恵

  • 「意味がなければスィングはない」を読んで

    ベストセラー作家「村上春樹」さんはこのブログにもたびたび登場してもらっているが、文学以外の余技としての音楽評論についてもその表現の巧みさで右に出る人はいないのではあるまいか。スコットランド在住の粋人「ウマさん」も、とても感心されていたことを憶えている。その村上氏が、音楽について書いた著作の一つが「意味がなければスイングはない」(文芸春秋社)。タイトルの「意味がなければスイングはない」は、デューク・エリントンの名曲「スイングがなければ意味はない」のもじりだそうで、このフレーズはジャズの真髄を表わす名文句として巷間に流布しているとのこと。「スイング」とは、どんな音楽にも通じるうねりのようなもので、クラシック、ジャズ、ロックなどを問わず、優れた本物の音楽として成り立たせている「何か」のことであり、その何かを自分...「意味がなければスィングはない」を読んで

  • 真空管は適材適所で生き返る

    先月(3月)中旬のブログ「気になるノイズ→ピンチはチャンス」で採り上げたプリアンプの真空管。左端の「TUNGSRAM」(ハンガリー)からピーという微かなノイズが出だしたので、真ん中の「フィリップス」(E80CC)に交換してから3週間ほど経つが、高音域の伸びというか透明感が目覚ましく、これほどとはまったく予想だにせず、まさしく「ピンチはチャンス」だった。で、この交換で蘇ったパワーアンプの内の1台がこれ。中央に位置する「2A3シングル」アンプ。低音域の伸びに定評のある出力管「VISSEAUX」(フランス:刻印)を使っているのだが、高音域の透明感にやや不満があって、どうもレギュラーとしては無理かもねえ・・、それがこのほど見事に変身~。パワー感も含めてバランスの良さではトップクラスへ昇格とうれしい悲鳴・・、な~ん...真空管は適材適所で生き返る

  • タイトルの付け方

    少なくとも毎日1回は悩んでいる計算になる・・、そう、ブログの「タイトル」をどう付けようか?(ブログの)内容の方はいつもどおり大したことはないのだが(笑)、タイトルが巧くハマったときはついうれしくなって朝から気分爽快になる。そういう中、「タイトル読本」に出会った。現代の有名作家たち「51名」が「タイトル」についてどう考察し、どう付けて、現場がどう動いたかの書き下ろしのエッセイである。「序文」にタイトルを付けるときの大切な心構えが羅列してあった。たとえば✰作品の本質に迫りひとことでまとめる力✰作品への期待を高める言葉のセンス✰リズム感とユーモアと発想力✰時代をつかむ力興味を惹かれてつい読み耽ってしまった。以下、各作家たちの印象に残った部分を箇条書きすると、✰小説のタイトルといえば松本清張である。そのタイトルを...タイトルの付け方

  • 雑学の世界へ誘う

    昔から「雑学大好き人間」である。好奇心は脳の訓練にもいいはず・・、面白い本に出会ったのでいくつか紹介してみよう。☆卒業アルバムで笑顔の娘は家庭的心理学者リー・ハーカーが女子大の卒業アルバムで笑顔かそうでないかをチェックし、その後30年間追跡調査を行ったところ、笑顔の女性の方が幸せな結婚生活を送っている人が多かったとのこと。笑顔は運を呼び込むのだ。☆人間の体で一番敏感な部分は舌の先人間の体には至る所に神経が張り巡らされているが、中でも舌の先には一番神経が集中している。1ミリ間隔で2点刺激した場合、指では1点にしか感じられないが、舌ではきちんと2点感じることができるのだ。☆ゴルフを18ホールにしたのは酔いどれゴルファー1858年、ゴルフのホール数を決める会議で、ある議員が「私は1ホール行くたびに、ウィスキーを...雑学の世界へ誘う

  • 「TRアンプ」の実験結果に思う

    前々回のブログ「エ~ッ、真空管アンプから宗旨替えするんですか?」からの続きです。オーディオに熱中していた青春時代には、それこそ手当たり次第にオーディオ誌を読み耽ったものだが、近年はそれほど内容に惹かれることもなく、ときどき本屋で立ち読みする程度・・、その中で全国各地のオーディオ愛好家への訪問記事などは今でもなかなか興味深い。さすがに取材を受けられるだけあって、ご自慢の豪華なシステムがズラリと勢ぞろい~(笑)。ただし、「真空管アンプ」を使っている方はとても少ない・・、圧倒的な少数派といってよく、およそ2割程度くらいだろうか。そして、残りの8割が「TRアンプ」派というわけだが、その中でも二種類に分かれるように思う。一つは「真空管アンプを使ったけど気に入らなかった」・・、もう一つは「最初からTRアンプを使ってい...「TRアンプ」の実験結果に思う

  • 音楽の「刷り込み現象」とは

    クラシックはつまるところ「ベートーヴェン」「モーツァルト」「バッハ」に尽きることは、いろいろと異論はあるにしても、もはや定説といって差し支えないだろう。個人的には、この3人のうちベートーヴェンは歳を取るにつれ何がしかの「押しつけがましさ」を感じ始めてこのところやや敬遠気味になっている。(ただし第6番の「田園」、「ピアノソナタ30~32番」、「大公トリオ」、「弦楽四重奏曲第14番作品131」は別~。)そして残るは「モーツァルト」と「バッハ」だが、後者にはどうしても線香臭さが鼻について、いまだに馴染めないのが実状だ。とうとう悔し紛れに「音楽鑑賞上、モーツァルト好きとバッハ好きは両立しない」と、独断的な投稿をしたことがある。当時のことを回想してみると、日頃、このブログで大きな割合を占めているのはオーディオ関連記...音楽の「刷り込み現象」とは

  • エ~ッ、真空管アンプから宗旨替えしたんですか?

    オーディオでいちばん音の変化が著しいのはスピーカーだが、さて「その次は・・」となると、諸説あろうがアンプじゃないかなあ~。で、音質を大きく左右するその重要なアンプだが、これまで(我が家では)「真空管アンプ」一辺倒だったのは、読者がいちばんご存じのはず・・。中高音域の独特の色気と艶の表現力にすっかり魅入られてしまったわけだが、「TRアンプ」に対していささか「食わず嫌い」の面があったかもしれない・・、わけのわからん「古典管」の型番を頻繁に登場させて、「真空管のことはさっぱり分からん・・」と、苦言を呈されていたのは判っているつもり(笑)。さて、現在9台の真空管アンプを所有しているものの、いずれも「帯に短し、たすきに長し」の感があって、100%満足しているわけではけっしてない。まあ、オーディオ愛好家ってのはシステ...エ~ッ、真空管アンプから宗旨替えしたんですか?

  • 「ギャンブラー・モーツァルト」を読んで

    「人間の生涯は“真面目さ”と“遊び”から成る。この二つのバランスの取り方を知っている者こそが、最も賢明なる者、最も幸運な者と呼ばれるにふさわしい。」(ゲーテ)いきなり、こういう文章で始まるのが、「ギャンブラー・モーツァルト」~遊びの世紀に生きた天才~(ギュンター・バウアー著)431頁にわたって細かい文字がビッシリ詰まった分厚い本で、よほどのモーツァルト・ファンじゃないととても読む気が起こらないに違いないが、ザットひと通り目を通したがこれはたいへんな労作だと思った。本書のテーマは「ゲーテが語ったような意味でモーツァルトははたして幸運な人間であったのだろうか、生涯を賢く生きたのだろうか。別の言い方をすれば“音楽への真面目さ”と“遊び”の魔力との間でうまくバランスをとることが出来たのだろうか」に尽きる。結論から...「ギャンブラー・モーツァルト」を読んで

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