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「音楽&オーディオ」の小部屋 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

「音楽&オーディオ」大好き人間・・SPユニット「アキシオム80」を中心にあれこれ綴りました。

PC家電ブログ / ピュアオーディオ

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アキシオム80
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2010/04/27

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  • 売る気はないけど相場が気になるオーディオ機器

    現在住んでいる家を売る気はまったくないけど、どのくらいの相場なのかちょっと気になる・・、まったく同じことがオーディオ機器にも言える。およそ、製造されてから20年ぐらいはなろうかというデジタル機器の「DAC」(DAコンバーター)の「エルガープラス」(英国dCS)。発売当時の価格はたしか「250万円」前後だった記憶があるが、縁あって我が家に流れ着いたのは10年ほど前のこと。周知のとおりデジタル系機器の進展は日進月歩で、もはや旧石器時代の産物ともいえる時代遅れの代物だが、さすがに「腐っても鯛・・」で最新の「DAC」と比べると、微細な解像力などはやや劣るものの、ゆったりと包み込むような豊かな量感は「あまり細かいことは言わずに音楽を楽しもうよ」という気にさせてくれるから不思議~(笑)。我が家にある4台の「DAC」の...売る気はないけど相場が気になるオーディオ機器

  • Yの哀しみ

    アルファベットの「Y」という文字を見ると大のミステリーファンの一人として、ついエラリー・クィーンの「Yの悲劇」を連想する。いちばん最後になって「ありえない犯人」の実像が示され、誰もがギャフンと納得せざるをえないその緻密な論理構成はまことにミステリーの金字塔にふさわしい。それはそれとして、今回は同じYでも「Yの哀しみ」という遺伝子の話。「ご承知のとおり男性はXYの染色体(女性はXXの染色体)を持っているが残念なことにそれは基本仕様ではなく、生まれたときに片方にそのY遺伝子という貧乏くじを引かされたばかりに女性よりも短命になっている」という話である。「光文社」に「本が好き」という月刊誌がある。(現在は廃刊)本誌に「できそこないの男たち~Yの哀しみ~」(36頁)というのがあった。著者の福岡伸一氏は青山学院大学理...Yの哀しみ

  • 人生に欠かせない3S(スリル、サスペンス、スピード)を求めて

    「毎日が日曜日」の人間にとって、オーディオほどヒマつぶしに持って来いの趣味はないと思う・・、何しろ弄るところが山のようにあるんだから~(笑)。現役時代は仕事に追われて時間が取れず「音楽7:オーディオ3」ぐらいの割合だったが、退役後に時間が自由になるとそれが一気に逆転して「音楽3:オーディオ7」といったところだろう。もちろん時間的にはという意味であり、意識的には相変わらず「音楽7:オーディオ3」のままなのは言うまでもない。いずれにしても、取り立てて刺激のない生活の中でシステムのどこかを弄ったときの音の変わり様が「ハラハラ、ドキドキ、ワクワク」とさせてくれて、退屈感を覚えないところがとてもいい。スリル、サスペンス、スピードは人生に欠かせない「3S」(スリーエス)だといつも思っている。ちなみに、スリルとサスペン...人生に欠かせない3S(スリル、サスペンス、スピード)を求めて

  • 旋律だけはどうしても譲れない

    村上春樹氏に関する新刊「村上春樹研究」を一読したところ、ご本人のジャズへの傾倒ぶりがひとしきり記載されていた。肌合いが違う作家なので小説の方はあまり読む気がしないが、エッセイなどにおける「音楽についての的確な表現力」については、一目を置かざるを得ないので常に気になる存在ではある(笑)。そして、この人はいったいクラシック派なのか、ジャズ派なのかずっと気になっていたが本書により氷解した。圧倒的なジャズ派なんですねえ~。手持ちのレコードはジャズが7割を占めているそうだし、文章を書く時にも一にリズムを重視し、次がハーモニー、そして即興性を盛り込むようにして完結させているとのこと。クラシック愛好家として言わせてもらうと、音楽の3要素の一つとして欠かせないメロディ(旋律)ではなくて即興性というところに良きにつけ悪しき...旋律だけはどうしても譲れない

  • 薄氷を踏むような人生

    このところ、テレビの「モーニングショー」「アフタヌーンショー」では水原氏の裁判(アメリカ)の話題で持ち切りだ。水原一平さん・・、MLBで大活躍している大谷選手の通訳を務めながら、その一方では賭博にのめり込み、同選手の銀行口座から無断で25億円余りの金額を引き出していたという。いずれ発覚して大騒動になることは分かりきっているのにどうして・・、まったく不可解で魔がさしたとしか思えない。これに関して、ふと20年ほど前の出来事を思い出した。「県職員が強姦未遂」・・、ちょっと信じられないような事件で、都会と違って田舎では公務員はそれなりの位置づけだし、ましてや率先して法律を遵守するべき立場にある公務員がなんてことを・・!事件の概要はこうだ。容疑者(当時46歳)はジョギングがてら午後6時頃に市内の大学建物に侵入。女子...薄氷を踏むような人生

  • 真空管アンプに必要な「対決の構図」

    「AXIOM80」にウッドホーンを取り付けてからルンルン気分の毎日が続いている。以前にも増して「ええ音楽やなあ・・」とウットリしながらクラシックを聴く機会が多くなった。もちろん自己満足に過ぎないけどね~(笑)。いろいろと理論的には問題があるかもしれないと脳裡の片隅で常に身構えながら自問自答しているのはたしかである。オーディオは一筋縄ではいかないことをこれまで嫌というほど経験してきたから~。で、その第一の課題はホーンの出口の音流の乱れが挙げられる。いろんな資料で指摘されているし、まったく目に見えないだけに始末が悪いが、違和感があるかないか耳ひいては脳を最大限に働かせる必要がある。試しにJBLのホーンのようにハチの巣型(左側)を参考に、メチャ細かい網目を持った金網をホーンの出口に二重に張ってみた。見かけなんて...真空管アンプに必要な「対決の構図」

  • 優しく慰めてくれるシューベルトの音楽

    読書でも音楽でも、そしてオーディオでもおよそ趣味と名がつく世界では微細な点まで他人と好みが一致することはまずないというのが我が経験則~。したがって、他人のご意見は「参考にすれどもとらわれず」を堅持しているつもりだが、プロの音楽家が推奨する曲目ばかりは一度聴いてみたいという誘惑にかられることがしばしばある。「鶴我裕子」(つるがひろこ)さんが書かれたエッセイ集「バイオリニストは目が赤い」を読んだときもそうだった。鶴我さんは福岡県生まれで、東京芸大卒。1975年(昭和35年)にNHK交響楽団に入団され、第一バイオリン奏者を32年間務められた。この本(新潮文庫)の50頁に、(鶴我さんは)「腹心のレコード」を2枚持っていて、愛聴し始めて20年、雨の日も風の日もこの2枚で心の支えを得ているという行(くだり)があった。...優しく慰めてくれるシューベルトの音楽

  • オペラを聴くとなぜ頭が良くなるのか?

    「犬も歩けば棒に当たる」という諺がある。ご存知の方も多いと思うがググってみると、「棒に当たるとは、人に棒で殴られるという意味。本来は、犬がうろつき歩いていると、人に棒で叩かれるかもしれないというところから、でしゃばると災難にあうという意味であった。現在では、“当たる”という言葉の印象からか、何かをしているうちに思いがけない幸運があるという、反対の意味で使われている。」ときどき図書館に出かけて本を漁っていると、幸運にも思いがけない書物に当たることがある。「頭が良くなるオペラ」(著者:樋口裕一)まず冒頭に「オペラを聴くとなぜ頭が良くなるのか?」とある。その理由とはこうである。「室内楽であれ、オーケストラであれ、オペラであれ、クラシック音楽を聴くと頭が良くなる。それが私の持論だ。クラシックには微妙な音が用いられ...オペラを聴くとなぜ頭が良くなるのか?

  • 「AXIOM80」を聴かずしてオーディオを語ることなかれ

    第二次世界大戦時の英国の首相「チャーチル」はこう言った。「民主主義はベストの政治体制ではないが、ほかのよりはマシだ」それから70年余を経た状況だが、とうとう人類は理想的な政治体制を得られないまま、「他の体制よりはマシ」という半信半疑と諦めの状態でこのまま彷徨するんだろう・・。実は我が家のオーディオ体制もそうでして・・(笑)。とうとう完全に満足できるサウンドを得られないまま、このまま彷徨する可能性が高い、そして曲がりなりにも改善の意欲を燃やし続けている推進力は「前よりもマシになったかな」。実例を挙げてみよう。我が家の6系統のスピーカーのうち、独自の色彩を放っているのは何といっても「AXIOM80」(英国)である。まるで針の穴を通すような緻密な再生にかけては天下一品で、ドツボにハマったときは「AXIOM80を...「AXIOM80」を聴かずしてオーディオを語ることなかれ

  • 夢の正体 そして 趣味を楽しみ尽くす

    明け方近くになって、ときどきおかしな夢を見る。たとえば「クルマで坂道を登っているのに逆に下がり続けてブレーキを踏んでも止まらない」という冷や汗が出るシ~ン、さらには「療養を終えて職場に復帰したところ、見知らぬ顔ばかりで自分の机さえもない」、こうなるとほんとうに心臓に悪い・・(笑)。「どうしてこんなに重苦しい夢を見るんだろう」というのが長年の疑問だったが、それに終止符を打てそうな本に出会った。期待しながらざっと一読してみたが、専門家向きの内容みたいでとても歯が立たなかった。とはいえ、分かったことが一つ。つまり「夢に関してはまだ未解明のことばかり」ということだった。たとえば106頁。1脳はどうやって夢を生み出すのか2夢にはどんな役割があるのか3その役割を果たすために、なぜ夢を見なければならないのか答えはこうだ...夢の正体そして趣味を楽しみ尽くす

  • 「あの頃は良かった・・」症候群

    若い頃にしょっちゅう釣りに出かけていたので、今でもよく「釣り番組」を観ているが、登場した年配の漁師さんたちが押しなべて「昔はよく捕れていたんだけどなあ」と嘆くシーンが実に多いことに気付く。実際にそうかもしれないが、人間は押しなべて「あの頃は良かった・・」と過去を美化しがちな傾向があるように思う。それも、”あの頃は”と言うくらいだからそろそろ人生のゴールが見えてきた中高年層にその比率が高いだろうし、さらには当時を振り返ることで自分の「若さ」が持っていた可能性や夢といったものを懐かしむ側面もきっとあるに違いない。ただし回顧談に耽ると「若い人たちから嫌われるだけ」という話をよく聞くのでほどほどにしなければと自戒している。まあ、このブログに目を通している方の大半は高齢者だろうからその点は安心できる・・(笑)。さて...「あの頃は良かった・・」症候群

  • オーディオの「交友の歴史」とJBLについて

    先日のこと、JBLの「175ドライバー」を使ったシステムに触れたところ、メル友さんから次のようなお便りがあった。(要旨)「オーディオ仲間に恵まれていいですね・・、そして、6系統ものSPシステムの研究をされている中で、JBLがしぶとく生き残っている印象です。クラシック愛好家なのにどうして・・、きっと、ブログ主さんの感性の中に、JBL憎からずというものがある、と解釈しています。」メールありがとうございます。まず前段の「オーディオ仲間」について述べてみましょう。実は学校関連のオーディオ仲間たちとはずっと付き合いが長いのですが、翻ってオーディオ関連の交友となるとどうもあまり長続きしないようなのです(笑)。差し障りがあるのであまり詳しくは書けませんが、一時往来が激しかったのに今ではサッパリという方々が片手の指に達す...オーディオの「交友の歴史」とJBLについて

  • 詐欺メール 書店の減少 そして 怒りの解消

    ☆詐欺メールつい先日のこと、次のようなメールが舞い込んできた。クレジットカードのセキュリティ更新:MasterCardカードの重要なお知らせご利用確認はこちら・・【Mastercard】利用いただき、ありがとうございます。このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。つきましては、以下ヘアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。MasterCardカード:不正使用疑惑のセキュリ...詐欺メール書店の減少そして怒りの解消

  • 精神力を向上させるのは幸福ではなく悲しみである

    作家の「マルセル・プルースト」(フランス:1871~1922)をご存知だろうか。ジェームス・ジョイス(ユリシーズ、ダブリン市民など)、フランツ・カフカ(変身、審判など)とともに20世紀を代表する作家であり、代表作の長編「失われた時を求めて」は後世の作家に大きな影響を及ぼした作品として知られている。数多くの名言を残したことでも有名で、そのうちの一つ「幸福というものは、身体のためには良いものである。しかし、精神の力を向上させるのは、幸福ではなく悲しみである。」は、思い当たる人がいるかもしれない。さて、図書館でたまたま「プルースト効果の実験と結果」に出くわした。「プルースト効果」っていったい何?本書によるとこうだ。「特定の香りから過去の記憶が呼び覚れる現象のこと。マルセル・プルーストの代表作「失われた時を求めて...精神力を向上させるのは幸福ではなく悲しみである

  • オーディオ・ケーブルについて 一考

    「T」さん(静岡県)が「音の館」を4月末からオープンされるというので、「このブログで良ければ一役買わせてください・・」と、宣伝の片棒を担がせてもらってから3週間余りが経った。ところが、どうも目立った効果がなかったみたいで、たいへん申し訳なし~(笑)。しかし、思わぬ収穫もあったみたいで(ブログの)文中で紹介した「ケーブル」の注文があったという・・。そこで、追い討ちをかけるみたいだが3年ほど前に製作してもらった「T」さんの「RCAケーブル」(素材はLANケーブル)を改めてご紹介しよう。ほかにも、4.5mのSPケーブルを作ってもらったわけだが、こんな細い線材で大丈夫?と当初は半信半疑だったが、実際に使ってみると「ハイスピードサウンド」へと変身を遂げたのだから常識にとらわれないって大切ですね~(笑)。さっそく、当...オーディオ・ケーブルについて一考

  • 事実は小説よりも奇なり~「死に山」~

    ようやく今日(6日)で長かった連休も終わりです。温泉観光地・別府の宿命とはいえ、県外ナンバーの車による渋滞も終わるので営業関係者には申し訳ないが内心ではほっとしています。で、連休に入る直前のブログ「本のお薦め」(4月27日付)の中で紹介したように、この期間中は家にこもって、日頃にもまして「読書三昧でいこう」と、書いてたのをご記憶でしょうか。このうち、とりあえず3冊を読了したがいちばん面白かったのは「死に山」だった。ぜひ皆様方にもご一読をお薦めしたいので中身に分け入ってみよう。本書は「ノンフィクション」である。表紙の副題にあるように「世界一不気味な遭難事故」「ディアトロフ峠事件の真相」とある。概略はこうである。「1959年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム九名(ウラル工科大学在学生)はテ...事実は小説よりも奇なり~「死に山」~

  • 人生は一度きりなのがつらい

    ブログの更新を毎日続けていると「よく話の種が尽きませんねえ・・」と、知り合いから言われることがある。「いいえ~、近年は質より量を優先しようと心掛けていますので、それほど苦労してませんよ~」と返しているが、どうせ「筆力」だって所詮は素人なので知れており、質の方も大したことはない・・(笑)。ただし、オーディオ関連の記事はネタが豊富なのであまり困らないものの、その合間になるべく“畑違いの記事”を挟むことにしているが、それが少しばかり隘路になっている。オーディオばかりの連続記事だと「専門バカ」と思われそうなので、ちょっと意識して変化を持たせているわけだが、たとえば最近の例を挙げると「世の中には二種類の人間がいます」「何が飛び出してくるかわからないブログ」などがそう。しかし、このことがまったく予想だにしない逆転現象...人生は一度きりなのがつらい

  • 人間性の開放とモーツァルトの音楽

    もうはるか15年以上も前のこと・・、地元の新聞に、とあるオーディオ・マニアの写真がご自宅の高級装置とともに大きく掲載されていて「素晴らしい音です。どうか興味のある方は聴きにいらっしゃい」と、随分自信ありげだったのでいそいそと出かけて行ったことがある。クルマで30分ほどの大分市内の方だった。お年の頃は当時で70歳前後の方だったが、高価な機器を購入して部屋にポンと置いただけで「いい音が出る」と錯覚しているタイプで、それは、それは「ひどい音」だった(笑)。したがって、オーディオの方はサッパリだったが、音楽への造詣はなかなかのもので「結局、クラシック音楽はバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの3人に尽きます。」という言葉が強く印象に残った。まあ極論になるのだろうが、「当たらずといえども遠からず」かな・・。(以下、...人間性の開放とモーツァルトの音楽

  • 音楽的なサウンド VS オーディオ的なサウンド

    今年の春は例年と違って肌寒く感じるのは自分だけだろうか・・、今朝(3日)の起床時の室温は何と16℃だった!寒いはずも道理・・、これでは3月の気温とあまり変わらない。まあ、気紛れなお天気さんのことだからぼやいても詮無いことだが、いきなり夏がやってくるのかなあ・・。さて、このブログではちょくちょくオーディオ関係の記事を投稿しているのだが、個人ごとに耳の形が違うように、考え方やアプローチの仕方も「百人百様」なので、個人が現状で満足さえしていればいいも悪いもないし他人があれこれ口を挟むことはないと思っている。ただし、アドバイスを求められたら、はっきりと「歯に衣を着せず」に言うべし・・(笑)したがって、この記事も「口を挟もう」なんて露ほども思ってないし、まったくの個人的な感想なので、真に受けるのは危険というか、どう...音楽的なサウンドVSオーディオ的なサウンド

  • 活字中毒

    新聞や雑誌などで「活字中毒」という言葉をちょくちょく目にする。お馴染みの「広辞苑」には残念なことに該当語の記載がないが、ネットには「本・雑誌・新聞などを読むのが好きで、何も読むものがないといらだつような状態になること。また、そのような人をいう。」とある。そういう意味では自分は立派な「活字中毒」患者である。あれほど「音楽&オーディオ」と「ブログの作成」で目が回るほど忙しいはずなのに(笑)、手元に未読の本がないと何となく落ち着かない。そこで折をみて図書館に出かけて闇雲に何がしかの本を仕入れてくる。館内に入ると、まず「紙とインクの匂い」にホッとし、もしかして面白い本に出くわすかもしれないという期待感に胸を膨らませているが、それがピタリと的中したときはこの上ない喜びとなる。つい最近読んだ中で一気呵成に読んだのが次...活字中毒

  • バッハの鑑賞を通じて「己を無にする」ことの難しさを悟る

    指揮者にしろ、演奏家にしろ音楽に携わる人の著作は非常にタメになることが多いので、図書館で目かけたら必ず借りることにしている。とりわけ、日本の女性ヴァイオリニスト「千住真理子」さんは、演奏はともかく「お人柄」にひそかに敬愛の念を抱いている演奏家の一人なので「ヴァイオリニストは音になる」を興味深く読ませてもらった。207頁に「バッハは自分を消さないと弾けない」との小見出しのもとに次のような叙述があった。「バッハは私の人生そのものであり、私の心の中にある聖書、神でもある。バッハは一生追い続けていくと思うのですが、バッハを弾くときというのは<お坊さんがミソギをする心境ってこんなかなと思う>そこまでいかないとバッハが弾けないと思っています。それはどういうことかというと、<自分を表現しよう>と思ったら弾けなくなるのが...バッハの鑑賞を通じて「己を無にする」ことの難しさを悟る

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