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「音楽&オーディオ」の小部屋 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

「音楽&オーディオ」大好き人間・・SPユニット「アキシオム80」を中心にあれこれ綴りました。

PC家電ブログ / ピュアオーディオ

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アキシオム80
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2010/04/27

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  • ケイト・テンペスト

    「ウマさん」(南スコットランド在住)からのお便りです。「ケイト・テンペスト」ラップミュージックって知ってるよね?音楽に乗せて、速射砲みたいに詩やメッセージを歌う(語る?)んやけど、それ自身にメロディーはほとんどない。アメリカで生まれた音楽の一つのジャンルやと思うけど、この手の音楽、僕は苦手で、とんと興味はない。なぜか?そもそも、言ってる内容がわからないと聴いてる意味がないからや。自分の奥さんのしゃべる英語がわからなくて聞き返すことは毎日のことです。そんな僕が、ラップミュージシャンの語る早口の英語がわからんのは当たり前や。ほんでな、普通、音楽ってさあ、メロディ、リズム、そしてハーモニー、この三つの要素があってこそ音楽じゃないの?だから、歌詞にメロディーが付かないラップミュージックって音楽やろか?とも思う。と...ケイト・テンペスト

  • 「(笑)」でこの笑いは伝わるか

    読者はすでにお気付きのようにこのブログは時々文章の終わりなどを(笑)で締めくくっている。たとえば、前回のブログでは、「いまさらタンノイなんて・・」という気もするが、そこはそれ、破格的な安いお値段だったらと、少し食指をそそられたのも事実(笑)。といった調子。なぜ「(笑)」を付けるのかと、訊ねられたとしたら「音楽やオーディオなどの記事はとかくシリアスな内容になりがちなので、その雰囲気を少しでも和らげたいため」と答えるしかないが、はたしてその意図はちゃんと読者に伝わっているのかな・・。たとえば「己の卑しさ、醜さ」を「(笑)」でごまかしているんじゃないかと勘繰られたりして‥(笑)。折しも、格好の本があった。本書の「297頁」に「(笑)でこの笑いは伝わるのか」(武田砂鉄)というエッセイがあったので、そっくり引用させ...「(笑)」でこの笑いは伝わるか

  • オークション情報~大量のタンノイのユニット~

    英国のスピーカーの名門「タンノイ」については今でもいろんな思いが複雑に絡み合っている。なぜかといえば・・、何しろ今から50年以上前の話になるが、青春時代に傾倒していた「五味康佑」(作家)さんのご推奨のスピーカーだったし、当時の乏しい小遣いをやりくりして初めて購入した思い出のスピーカーだったのでね~。「ⅢLZ・イン・キャビネット」→「インパルス15」→「ウェストミンスター」と遍歴を重ねてきたが、途中から自分の求めている音ではないように思えてきてアッサリ「AXIOM80」など現在の方向へ舵を切ったが、はたしてその見切りが正しかったのかどうか・・。まあ、オーディオは簡単に割り切れないことばかりですから、その一環ですけどね~(笑)。そういうタンノイのユニットが先日のオークションで大量に放出されていたので、気づかれ...オークション情報~大量のタンノイのユニット~

  • 「音楽&オーディオ」に「現(うつつ)を抜かす」のは幸せの証明みたいなもの

    習慣というものは恐ろしい。夏の時期はあまり「本」を読む気がしないのだが、それでも定期的な図書館通いは止められない。もしかして、暑さを吹き飛ばすような面白い本に出くわすかもしれないという期待感に背中を押されてのことだが、ピッタリだったのが「世界の中の”日本の順位”がわかる本~すごい日本、ダメな日本が一目瞭然~」。表紙の裏に次のようなことが書いてあった。「国別ランキングほど面白い知識はない。日本が世界で“第何位”かというシンプルな情報から、「日本と日本人の本当の姿」「各ジャンルの意外なトップ国」「世の中にある大きな動き」まで手に取るようにわかるからだ。雑学知識を楽しみながら、教養を高め、話材も増える本!」そして、「はじめに」の部分では本書の楽しみ方が述べてある。1ちょっとした発見を楽しむ「日本は島国だから国土...「音楽&オーディオ」に「現(うつつ)を抜かす」のは幸せの証明みたいなもの

  • 優柔不断のオーディオ顛末記

    何度も書くようだが、このところの音楽ソースは「YouTube」のせいで「ボーカル」主体へ移っている。スピーカーも自然とそれに応じて「小口径」のものへ~。で、前々回のブログ「味覚と聴覚の共通点」でご紹介したのは小型の「PL100」(英国:モニターオーディオ)だった。すると、「もう一つ、おいらを忘れちゃいませんか・・」と、声高に主張してくるのが、これまた小振りの「口径20cm+175ドライバー」だ。これもボーカル再生の有資格者だ。このブルーの箱に当初入っていたのは「LE8T」(JBL)だったが、どうしてもうまく鳴らせなくて・・。そこで紆余曲折を経てウーファー専用のユニットを容れて「2ウェイ方式」したところ、ツィーターが使えるようになって当初の目的通り高音域方向へのレンジの拡大ができた。で、オークションで調達し...優柔不断のオーディオ顛末記

  • NHKが悩む日本語~読書コーナー~

    前回のブログのタイトルはご存じのとおり「欠かせない視覚的な誘因」だったが、投稿した後で気づいた。失敗った、もしかして「誘因」は「誘引」ではなかったかな・・。広辞苑では「誘引=さそいいれること。いざなうこと」とあり、「誘因=ある作用を引き起こす原因」とある。今回のケースでは明らかに「誘引」の方が正解ですね。こういうときは、素知らぬ顔をしてそっと訂正しているのだが、それがタイトルの中の言葉となると、ちょっと目立ち過ぎるかなあ・・(笑)。というわけで、あつかましく「誘因」で押し通すことにした。「第一次変換」で出てきた言葉を違和感を持たないまま使った「怠慢」だと謗(そし)られても仕方がない・・、ことほど左様に「日本語」は「同名異議語」があるので難しい。今年(2023年)の4月刊行だから、比較的ほやほやの新しい本で...NHKが悩む日本語~読書コーナー~

  • 欠かせない「視覚的な誘因」

    前々回のブログ「百花繚乱のソプラノ歌手たち」は大好評でした。美人の画像が目白押しだったので、訴求力が大きかったのかな・・。「文章」が主体のブログとはいえ、やはり「視覚的な誘因」は手っ取り早い効果があって、欠かせないようですね~(笑)。で、そのブログの末尾に掲載した極めつけのソプラノ歌手の画像がこれだった。声もいいし、見てくれもいいしで、ぞっこんだが残念なことに名前がわからないので、「ご存じの方は教えて~」と呼びかけたところ、ご親切にも2名の方から応答がありました。そのうちのお一人「ウマさん」(南スコットランド在住)からはこうありました。「チェコ出身のパトリシア・ヤネチコヴァで、まだ25歳です。とても残念ですが、昨年2月に乳がんを患ってることを発表し、活動を休止したとのことです。ウィキペディアに経歴が出てい...欠かせない「視覚的な誘因」

  • 味覚と聴覚の共通点

    前回のブログ「百花繚乱のソプラノ歌手たち」で述べた通り、このところ我が家での音楽ソースはボーカルが圧倒的に多くなっている。となると、自ずとスピーカーの方もそれに対応したものになる。で、このところ羽振りを利かしているのが「PL100」(英国:モニターオーディオ)だ。「口径10cmの小口径ユニット+リボンツィーター」は音の粒子が細かくて音響空間にびっしり詰まった印象を受ける。ほら、人間の口ってせいぜい大きく開けても直径数センチ程度でしょう・・。したがって、ボーカルの場合にはユニットもできるだけ小さいほうがいいという気がするが、どうなんでしょう。ちなみに、我が家では早くから口径38cmのユニットを追放してせいぜい口径30cmのユニットに留めているのだが、それでも、ことボーカルに関しては大味に感じるのだから「慣れ...味覚と聴覚の共通点

  • 百花繚乱のソプラノ歌手たち

    新しいテレビがやってきて我が家の音楽環境が一変したのは先日、投稿した通り。ちょっと「くどい」かもしれないが、書かずにはいられないほど素晴らしさを満喫しているので続編を~(笑)。題して「百花繚乱のソプラノ歌手たち」・・。昔から大好きなモーツァルトの宗教曲「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よK165」は「ソプラノ歌手と小編成の管弦楽団」という素朴な組み合わせだが、日本ではそれほどポピュラーな曲目ではなくどんな演奏会でもプログラムに入っているのをこれまで見たこともないし、聞いたこともない。ところが、「YouTube」のテレビ画面でこの曲を検索してみると、ずらっとこの曲のアルバムが登場してくるから驚く。欧米ではこの曲が中世風の素敵な小ホールで、まるで当たり前のように数限りなく演奏されていることにショックを受けた。宗教音楽...百花繚乱のソプラノ歌手たち

  • ウマさんのミーハー交遊録~最終回~

    南スコットランドからの寄稿「ウマさん便り」の「ミーハー交遊録」は盛況なアクセスのもと、残念なことに今回が最終回です。それでは、まず「藤原紀香」さん…神戸に住んでいた故ダンカンさんには、女房のキャロライン共々ずいぶんお世話になった。スコットランド人の彼とは、東京にある「日本スコットランド協会」が関西で催した会で知り合い、急速に親しくなった。「ウマとキャロライン、おいしいビールを呑みに来ない?」達者な関西弁を喋(しゃべ)る彼に、時々三宮に呼び出されたりした。もちろん彼が大阪に来た時もよく会っていた。いつも袖(そで)が擦(す)り切れたよれよれのジャケットに、同じくよれよれのネクタイ、靴もゴム底のドタドタ…そしてカシオの黒いプラスチックの安っぽい腕時計…ある時、用事があって彼に電話をした。電話に出た女性が「リプト...ウマさんのミーハー交遊録~最終回~

  • 「エース」で「4番バッター」が不在のオーディオ

    何度も書くようで恐縮だが、我が家のオーディオはつくづく「もったいない精神」で成り立っていると思う。というのも・・、過去に購入した機器にはそれぞれに独自の思い入れが有るし、さらには未練がましく「鳴らさないまま遊ばせておくのは実にもったいない・・」と、夜ごと「うなされる」ほど責め苛(さいな)まれるのだ(笑)。たとえば、ごく最近の例を挙げると・・。新規に購入した「口径25cm」のウーファー(低音専用ユニット)を生かすために、泣く泣く「175ドライバー」(JBL)を外して、デッカの「リボンツィーター」を据え付けた。これはこれで満足なのだが、行き場のなくなった「175」を何とか活用できないものだろうか・・、弦楽器はともかく、管楽器やボーカルの再生にはもってこいの代物なんだけどなあ~。で、活路を求めた結果こういうこと...「エース」で「4番バッター」が不在のオーディオ

  • 「茶の湯」と「ゴルフ」

    図書館の「新刊コーナー」でたまたま目に入った本がこれ。作家の「井上靖」氏、「司馬遼太郎」氏、「松本清張」氏のお歴々の「鼎(てい)談」とくれば見逃す手はない。ちなみに、「対談」とは二人で向かい合って話す、「鼎談」は「鼎(かなえ)」(支えが3本足)からきた言葉で3人で向かい合って話すことを意味する。三名ともいずれも「故人」なので、過去の「鼎談」や「対談」を寄り集めて発行した本である。興味深く読ませてもらったが、長年の疑問が一点だけようやく氷解したので、それに絞って記録しておこう。その疑問とはこうである。「血で血を洗うほどの凄まじい戦国時代の猛将たちが、なぜあれほど茶の湯に没頭したのか」な~に、取るに足りない「ささやかな疑問」だが(笑)、これに関して以下の通り引用してみよう。井上「大体において戦国の武将はみんな...「茶の湯」と「ゴルフ」

  • 「夏の終わり」を象徴するもの

    昨日のこと、日課となっている夕方の散歩をしていたら、久しぶりにバッタリ出会った知人からいきなり「(大気中の)空気が変わりましたね・・」、「ハイ、お盆が過ぎてから明らかに変わりましたね」。そして、コース終盤の竹林の近くに差し掛かったところ「トンボ」が大量ではないが気になるほど舞っていた。トンボといえば、夏の終わりの象徴みたいな存在・・。で、「チャットGPT」に「トンボはなぜ夏の終わりに出るの?」と訊いてみた。すると、「トンボが夏の終わりに特に目立つ理由にはいくつかの要因があります。1生活サイクルトンボの一生は、水中での生活を経て、成虫として飛び回る段階に達するという生活サイクルを持っています。水中での幼虫期間は数週間から数年と長く、その後に成虫として羽化します。多くのトンボの種類は、夏の終わりから初秋にかけ...「夏の終わり」を象徴するもの

  • ウマさんのミーハー交遊録~その2~

    南スコットランド在住のウマさんから「ミーハー交遊録」のお便りがあり、ありがたくこのブログに投稿させていただいたところ、「庇(ひさし)を貸して母屋を取られる」のではないかと心配するほどの大好評でした。いささか微妙な気持ちのもと「~その2~」といきましょう(笑)。それでは、永島敏行さん…かなり以前のこと…大阪は平野区のレストランで、俳優の永島敏行君と二人でワインをしこたま呑んだのはとても楽しい想い出ですね。フレンチレストラン「ゴルドナーヒルシュ(金の鹿)」のオーナー木下順子(よりこ)さんは、ある酒の会で意気投合(いきとうごう)して親しくなった方。ある夜、順子さんから電話があり、今すぐ店に来て欲しい「今、俳優の永島敏行さんが来てる。ウマさん、ちょっと相手してくれない」誰やソレ?あまり気乗りしなかった僕に「あとで...ウマさんのミーハー交遊録~その2~

  • 真夏の夜の夢

    「〇〇子ちゃん、ちょっとYouTubeの操作方法を教えてくれないかなあ~」と、急に「猫なで声」になったオヤジ。大好きな「音楽」の前には、父親の権威もへったくれもないんだから・・(笑)。お盆休みを利用して帰省した娘に、この際とばかりリモコンの操作方法を教えてもらおうとする、(デジタル機器の操作に疎い)「老いた父親」がいる。今さらだが「YouTube」は音楽の宝庫である。どんな曲名であろうと、アーチストであろうと検索してクリック一つでテレビにアルバムがずらっと展開されるのだから利用しない手はない。「YouTubeを制するものは音楽を制す」、といっても過言ではない気がする~(笑)。ところが・・、曲目の頭出しなどはそこそこわかるものの、曲目の保存方法や先送りの方法などがサッパリわからない。何か解説本はないものかと...真夏の夜の夢

  • ウマさんのミーハー交遊録~その1~

    「ウマの、嬉し恥ずかしミーハー交遊録(こうゆうろく)」娘たちによく云われます。「おとーちゃんはミーハーや…」女房のキャロラインさんは、どんな有名人に会っても態度が全然変わらない人。だからウマみたいに有名人に会うとわくわくソワソワする人間は、余計にミーハーに見えるんやろなあ。ま、しゃーないよなあ。ウマがちょっと口をきいた有名人、ほんのひと言ふた言も含めるとけっこうたくさんいるよ。坂本九、吉村まり、阿部公房、司馬遼太郎、大原麗子、サミー・ディヴィスJR、(無名時代の)村上春樹、ジュリエット・グレコ、ジューン・アダムス、伊丹十三、コシノヒロコ、市川吉衛門、加山雄三、田中邦衛、桂枝雀、桂三枝、桂文珍、和田アキコ、ディジー・ガレスピー、サラ・ボーン、カウント・ベイシー、横山フック、坂上二郎…、もっといると思う。30...ウマさんのミーハー交遊録~その1~

  • 真夏の逆転劇

    前々回のブログ「真夏の迷走」で述べたように、惜しくも「期待外れ」となった「口径30cm」のユニット。オークションで購入し、半日かけて取り付けたのに響きが悪くてサッパリだった。そして、ちょうど同じ日に落札した「口径25cm」のユニットが北海道からようやく昨日(15日)になって到着した。「アルニコマグネット」とはいえ、「口径30cm」で懲りたので期待薄だった。まあ、ポケットマネー程度のお値段だからダメで元々だが・・。とはいえ、聴いてみなくては始まらない。重い腰を上げて2時間ほどで取り付け完了。ユニットの端子に半田の痕が無いのでどうやら新品みたい。サイズがピッタリで運よく外側からマウントできた。そもそも購入した目的は「ウーファー専用」のユニットを使って、コイルを使わないようにしたいということだったので、まずは裸...真夏の逆転劇

  • 黒牢城~読書コーナー~

    昨日(13日)のこと、南スコットランド在住の「ウマさん」からメールが届いた。現地では圧倒的に日本の書籍の情報量が不足しているので、このブログの「読書コーナー」を重宝しているとのこと。そう言っていただけると、大いに励みになります。これからも精進します(笑)。実を言うと、ウマさんご紹介の北欧発のミステリ「特捜部Q」に目下ハマってますので、「相見互い」(あいみたがい)なんですけどね~。で、その「読書コーナー」だが作家の「米澤穂信」さんについては、ずっと以前に「米澤屋書店」で話題にしたことがあるのをご記憶だろうか。図書館でたまたま見かけた「米澤屋書店」には多数のミステリが紹介されていたので、この本を「バイブル」にしようとネットで注文したわけだが、渋ちんの「ブログ主」が書籍で身銭を切るのは極めて珍しい事象(笑)。こ...黒牢城~読書コーナー~

  • 真夏の迷走

    「音楽とオーディオ」は自分にとって運命共同体のような存在だが、「YouTube」によって音楽環境が一変すると、それに伴ってオーディオにも熱が入ってくる。「好きな音楽」が多くなる・・、するともっと「素敵な音」で聴きたくなる(笑)。というわけで、このところ「オークション熱」がぶり返している状態!ただし、ひところと違っていずれも「ポケットマネー」の範囲内で済ますところが、良くいえば「枯淡(こたん)の境地」、悪く言えば「渋ちんの境地」かなあ(笑)。で、まずは真空管の調達に始まってGEの「6SL7」(ニッケルプレート)が信じられないほどの低価格で出品されていたので3本調達した。我が家の「6SL7」(GE)と比べて、少しばかり丈が長いので興味を惹かれて3本落札し、さっそくアンプに挿しこんだところ、なんだか音の鮮度が上...真夏の迷走

  • 「オーディオ文化」の水準を決めるもの

    図書館の「新刊コーナー」で、たまたま目に触れたのが「思索紀行」(上巻)という文庫本。ちょっと気取った「思索」という言葉に、まず抵抗感を覚えた・・。「本のタイトルにあからさまにこんな言葉を付けるのはちょっと自意識過剰だな。おそらく村上春樹さんならこんなタイトルをつけないだろうよ」と、思ったが何せ借りて読むのはタダなので一読してみることにした。すると、これが大当たり~(笑)。立花さんが1970年代以降、外国に行って1か月も2か月も現地で十分な時間を割きながら体験された記録をまとめたもの(再刊:文庫本)だが、読んでみるとまるっきり印象が変わって、さすがに「思索」と銘打つだけのことはある・・、やっぱり立花さんは「知の巨人」に相応しいとつくづく感じ入った。おそらく、あの伝説の「南方熊楠」に匹敵するのではあるまいか。...「オーディオ文化」の水準を決めるもの

  • 「You Tube」で一変した我が家の音楽環境

    「またか、くどい!」と言われそうだが、「YouTube」(テレビ)のおかげで一変した我が家の音楽環境。もう毎日がワクワクドキドキだが、身近に感じていただくために二つの具体例をあげてみよう。1「4つの最後の歌」(リヒャルト・シュトラウス)この曲は稀代のクラシック愛好家で作家の「百田尚樹」さんによると「ヨーロッパ音楽が最後に行き着いた至高の名曲」とのことで、「人生を変えた名曲ベスト10」の中で堂々と第1位に輝く作品である。たしかに、聴き込めば聴き込むほどに胸を打たれる名曲で、この曲目に感銘を受けない人はクラシックを愛する資格なしと、つい断言したくなってしまうほど・・(笑)。で、たまたま図書館で目に触れたのがこの本。作家の村上春樹さんが愛好するクラシック・レコードの紹介本。村上さんが好きだからといってどうってこ...「YouTube」で一変した我が家の音楽環境

  • 「声」を読む

    私たちが普段コミュニケーションの道具として何気なく使っている「声」。声と同時に発せられる言葉については強く意識されるものの、トーンというか「声音」(こわね)についてはあまり注意を引くことがないように思うが今回はその「声」が持つ役割、真価について話題にしてみよう。<「声」の秘密>(アン・カーブ著)という本がある。「声は人間の社会で大きな役割を果たしているのに驚くほど顧みられていない。そのもどかしさが本書を書くきっかけとなった。言語やボディーランゲージについては詳しく調べられ、その重要性が高く評価されている。一方、声は(少なくとも学問以外の世界では)なおざりにされ、称えられることはほとんどない。声は文字にとって代わられ、画像にその地位を追われて<目が耳に勝った>といわれているがそれは間違い。人は家庭や職場で、...「声」を読む

  • 帯に短し、たすきに長し・・

    「帯に短し襷(たすき)に長し」という言葉がある。意味はお分かりのとおり「帯には短すぎるし、襷には長すぎる・・、中途半端で役に立たない」たとえば・・、我が家ではDAコンバーターが3台、プリアンプが3台、パワーアンプが9台あるが、6系統のスピーカーに対してそれぞれ相性があって出番が決まっている。言い換えると、あらゆるスピーカーに対して万能ともいえる機器が残念なことに無い。定評のあるアンプの「WE300Bシングル」や「PX25シングル」をもってしても、これは例外ではない。つまり「帯に短し・・」。ただし、これは我が家だけの現象かもしれず、普遍的なものとして押し付ける気持ちは毛頭ない(笑)。で、我が家のオーディオのポリシーは「いかに機器同士の相性を考えて選択するか」、いわば「組み合わせ」の妙味に尽きると考えている。...帯に短し、たすきに長し・・

  • 抱腹絶倒の「名文どろぼう」

    暑い、暑いっ!テレビで言ってたけど1年のうちで統計的にいちばん暑い日は「8月8日」だそうですよ。つまり今がいちばんピークというわけで、これがお盆を過ぎると、てきめんに朝な夕なに秋の気配が漂ってくるので、もう少しの辛抱です~。とりあえず、この抱腹絶倒の逸話が満載されている「名文どろぼう」で暑さを吹き飛ばしましょう~。著者の「竹内政明」さんは読売新聞の看板コラム「編集手帳」の6代目執筆者(2001年~?)だ。☆「じいさん、ばあさん、お出かけ」国文学者の池田弥三郎さんがご夫人と福島県のひなびた温泉に旅したときのこと。夕方、宿の下駄をつっかけて散歩に出ようとした。すると、宿屋の番頭が玄関のところにいて「じいさん、ばあさん、お出かけ」と、大声で怒鳴った。自分はたしかに若くはないが何も「じいさん、ばあさん」と呼ばなく...抱腹絶倒の「名文どろぼう」

  • 始まった「三つ巴の戦い」

    「子供が新しいおもちゃを手に入れたみたいに、大の大人がはしゃぎ回っている」と、そしられても仕方がないかもしれない(笑)。不意打ちみたいなテレビの故障に伴いやむなく買い代えたものの、それはたまたま「YouTube」(以下「Y」)が受信できるテレビだった!そして、およそ1週間余り経つが「音楽の宝庫」ともいえる「Y」の威力に毎日唸るばかり~。まさに、「ピンチはチャンス」で今ではつくづく故障してよかった!で、「何を今さらYか・・」といわれそうだが、実はオーディオシステムにテレビを組み込んでいない人は多いので、「それは初耳だぞ」という方もかなりいるみたいですよ。その証拠に、8月3日付けのブログ「おいおい、今さらY・・」は驚くほどの凄いアクセス数が殺到してぶったまげてしまった。それだけ関心のある方が多かったことになる...始まった「三つ巴の戦い」

  • 水増しされたブログ、そして音楽

    懇意にさせていただいているメル友さんから、このほど「このところブログが、ほぼ日刊になっていますね。読者として大歓迎です。」というご連絡をいただいた。そう言っていただくと光栄ですが、実は読者のためではなく自分のためなんですよ(笑)。というのも・・、ブログを始めてからこの10月下旬で丸17年になるが、これまではほぼ2日に1回のペースだった。実を言うと「この程度のブログでも安売りなんかしないぞ」(笑)という気概を持っていたのだが、このところ(ブログの)投稿にやや疲れとマンネリ感を覚えてきた。1日休みを置くと次に投稿するのがつい億劫になってサボりたくなってくる、そこで連日投稿すればそういう気にならないかもしれないと自分を奮い立たせて追い込もうという魂胆だ。今のところ「億劫感」もないのでうまくいっているが、何しろ移...水増しされたブログ、そして音楽

  • カチッと引き締まって小気味よく弾んでくる低音!

    先日のブログで「一軒にAXIOM80は二つも要らない」と記載していたことをご記憶だろうか。「有言実行」あるのみ、さっそく行動に取り掛かった。小ぶりの箱に入っていた「AXIOM80」(復刻版)を外し、オリジナル版が故障したときの予備として別途保管することにした。さあ、取り除いた箱に何を容れようか・・。まずは「同じ25cm口径」の「スーパー10」(ワーフェデール)がいちばんだろう。御覧のとおりメチャ強力な赤帯マグネットの持ち主で、量感の方はイマイチだが、音声信号に対する反応スピードは抜群である。そもそも、強力なマグネットに量感を求めるのは「比丘尼に陽物をもってする」ようなものだと、誰かが言ってたよなあ(笑)。ところが・・。これはこれで立派な音なんだが、肝心の中高音域に艶というか色気が足りない・・。同じ英国製な...カチッと引き締まって小気味よく弾んでくる低音!

  • おいおい、今さらYOU TUBEかよ・・

    「少額の投資、あるいは工夫次第で気に入った音が出る」こういう時はほんとうに天にも昇る気がする。ところが、日が経つにつれ段々と興が醒めてきて「あの感動よ、今いずこ」・・、そしてやっぱり「元の木阿弥」へ。こういう繰り返しを数えきれないほどやってきたが、つらつら考えるのに、オーディオにとっていちばん大切なもの、それは「変化」なのかもしれないなあと思う今日この頃。「賢いものが生き残るとは限らない、強いものが生き残るとは限らない、ただ(環境に順応して)変化するものだけが生き残る」(ダーウィン「進化論」)だそうです?(笑)で、どんなに高級なシステムだってどうせ同じ轍を踏むものだと割り切っているものの、中にはなかなか見どころがあって未練が残るものもある。ウーファー(口径20cm:アルニコマグネット)+コーン型ツィーター...おいおい、今さらYOUTUBEかよ・・

  • ガンよりももっと怖い「認知症」

    人間は何時かは心臓が止まって息をしなくなる動物である。何かの本に書いてあったが「おぎゃあと生まれた瞬間に、お前を100年以内の死刑宣告に処する。方法と場所は問わないからな」きわめてネガティブな発想だが(笑)、まあ「いずれは」と覚悟はできている積りでもその止まり方が問題だといつも思う。たとえば老衰により自然のままに息を引き取るのが理想だが、そうは問屋が卸すまじと様々な病気が待ち構えそして襲ってきては天命を邪魔してくる。厚生労働省が発表した最新の「日本人の死因」は次のとおり。1位悪性新生物(がん)24.6%2位心疾患14.8%3位老衰(11.4%)となっている。さらに、タイミングよく昨日(8月1日)発表された「国立がん研究センター」の推計によると、「2015年に国内で治療を受けたがん患者のべ約400万人につい...ガンよりももっと怖い「認知症」

  • 青天のへきれき物語

    南スコットランドからの「ウマさん便り」です。「ウマの、あゝ青天のへきれき物語」時々、訊かれることがある。「どうして、スコットランド人と結婚したんですか?」ところが、そんな質問にどう答えていいのか自分でもよくわからない。でね、以下の文章を読んでいただいたら、皆さんにも、なんとなくその理由がわかっていただけるような気がするんだけど…さあ、どうかなあ?そもそも僕の場合、結婚に至る経緯(いきさつ)がちょっと普通じゃないんだよね。ま、それはともかく、結婚したからにはその相手との出逢(であ)いというものがある。ちょうどいい機会だから、とりあえず、まず、そこらへんから振り返ってみようかな……1978年9月の始め頃のことだった…(と思う)。その頃、世田谷の僕のアパートに、エリックというフランス人が居候(いそうろう)してい...青天のへきれき物語

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