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「音楽&オーディオ」の小部屋 https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi

「音楽&オーディオ」大好き人間・・SPユニット「アキシオム80」を中心にあれこれ綴りました。

PC家電ブログ / ピュアオーディオ

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2010/04/27

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  • 難聴予防の王道

    昨日(30日)のブログ「耳のトレーニング」は珍しく盛況で、望外の好調なアクセスだった。日頃のオーディオ記事の「不人気ぶり」とは大違いなのに呆れるやら、悲しくなるやら・・。娘(他県に在住)からも、「お父さんのオーディオ記事はさっぱりわからない」と言われるが、あまりにも専門的過ぎてついていけないのかなあ~。そもそも、いまどき「真空管オーディオ」なんてね・・。いずれにしても、読者はこういう(オーディオ以外の)記事が好きなんだと認識したので、さっそく「鉄は熱いうちに打て」とばかりに、追い打ちをかけてみよう。題して「難聴予防の王道」。先日、オーディオ仲間(福岡)と連絡を取っていたら高音域の聞き取りの違いが家族との会話を通じて分かったりしてガッカリさせられると言われていた。自分もそうで「お父さん、少し耳が遠くなったん...難聴予防の王道

  • 耳のトレーニング

    「音楽&オーディオ」を愛する人間にとって「耳が遠くなる」ことほど辛くて悲しいことはない。自分などは、そうなるともう死んだ方がマシとさえ思うが、悲しい現実として「聴力は20歳ころをピークに徐々に低下しはじめていき、65歳以上の4人に1人、75歳以上の2人に1人は補聴器が必要な状態だ」と、ショッキングな書き出しで始まるのが本書「耳トレ!」である。大学教授で現役のお医者さんが書いたこの本には「耳の健康」に対する情報が満載で実に”ため”になる本だった。以下、とりわけ興味を引いた点を自分自身のために忘れないように箇条書きスタイルで整理してみた。なお、※の部分はブログ主の勝手な独り言なのでけっして鵜呑みにしないようにね(笑)。☆難聴の大きな要因は「騒音」と「動脈硬化」2007年10月、日本の国立長寿医療研究センターか...耳のトレーニング

  • シンプルに始まり、シンプルで終わる

    これまで何回も書いてきたので「またか!」と言われそうだが「魚釣りはフナ釣りに始まってフナ釣りに終わる」という言葉がある。幼い時に近くの川で興じた魚釣り・・、仕掛けをはじめ何から何までシンプルの一言に尽きるが、壮年になると凝った仕掛けになりクルマを使っての遠出、大きな獲物と、何もかもが大掛かりになり、そして老境に差し掛かると、本質への理解が増して無駄の排除、それに体力的な問題も手伝って、再びシンプルな釣りに還っていく・・。オーディオも似たようなものではなかろうか。けっして上から目線で物申すつもりはないが、50年以上オーディオ遍歴を続けて、酸いも甘いも嚙分けてきたつもりだが、このところ「オークション」で小口径のユニットに目が向いて仕方がない。スケール感豊かな音もいいが、音声信号に対する反応が早くてシャープな音...シンプルに始まり、シンプルで終わる

  • 「署名入り」の記事は当てにならない?

    前々会のブログ「薔薇の名前」で、最後に「ウンベルト・エーコ」氏の言葉を載せた。「インターネットに対する批評感覚を鍛え、何でもかんでも鵜呑みにしないことを覚える鍛錬が必要だ。つまり、真偽をたしかめられない情報をチェックする方法を学ぶことだ」(204頁)インターネットの記事が信用できない根拠の一つに「署名入りではない」つまり「責任の所在がはっきりしていない」ことが挙げられる。ところが・・。「外山滋比古」(とやましげひこ:お茶の水大学名誉教授)氏のエッセイ「新聞大学」に、次のような箇所がある。(84頁)「新聞はそろって日曜に読書のページ、書評のページをこしらえている。読書好きの人への手引きとして新聞はユニークである。3ページから4ページがそれに当てられるが、取り上げられるのは専門書が多い。そうでなくても堅い本ば...「署名入り」の記事は当てにならない?

  • テレビの故障 → ピンチはチャンス

    去る23日(日)のこと、オーディオ仲間のYさんが辞去されてからテレビ(ソニーの55インチ)の調子がおかしくなった。画面の文字が「二重写し」になってしまう!いったん、テレビの電源を落とし、しばらく経って電源を入れると、きれいに映るのだが、それも一時的なことで5分ほど経つと再び「二重写し」に~。明らかに故障だね。さて、いつごろ買ったのかなと、過去の日記帳をめくったところ2017年の5月7日に購入していた。やれやれ、たったの6年か・・。そういえば、近くの大型電気店で購入したときに応対してくれた店員さんの言葉が蘇った。「日本で組み立てたのとは違って東南〇〇〇なのでおそらく7~8年ぐらいの寿命だと思います」「まあ、いいか」と、当時はあまり気にしなかったが見事に予言が的中したことになる(笑)。ただし、自分にも非があり...テレビの故障→ピンチはチャンス

  • 「薔薇の名前」~読書コーナー~

    「ウンベルト・エーコ」(1932~2016)ってご存じですか?「イタリアの小説家、エッセイスト、文芸評論家、哲学者、記号学者。イタリア共和国功労勲章受章者。1980年に発表された画期的歴史小説『薔薇の名前』の著者として最もよく知られる。同作品はフィクションの記号論的分析、聖書分析、中世研究、文学理論の要素を盛り込んだ知的ミステリーである。」そのうち「薔薇の名前」をぜひ読んでみたいと思っているが、映画の方は「ショーン・コネリー」主演のもとにメチャ刺激的だったのでずっと記憶に残っている。「閉ざされた中世の厳粛な修道院の中で行われた連続殺人とその犯行の謎を解き明かすストーリー」で、このほど図書館の新刊コーナーで見かけたのがこれで、「薔薇の名前」の解説本である。19頁にこんなことが書いてあった。「エーコは書き上げ...「薔薇の名前」~読書コーナー~

  • 憎たらしくて、そして、ありがたい存在

    このところ、例のマイカ・コンデンンサー騒動で「いいな、いいな・・」が続いているが、こういう自己満足に浸るときというのはこれまでの経験からみて危険がいっぱいで「落とし穴」にハマることが多い。いわば「停滞」という「落とし穴」・・(笑)。オーディオは自分さえ良ければ、他人がどうこう言おうと耳を貸す必要はない趣味だが、やはり「唯我独尊」だとねえ・・。で、久しぶりに近隣にお住いのオーディオ仲間「Y」さんの率直なご意見をお伺いすることにした。フルート奏者として日頃から「生の音」に親しまれているので、音質に対する鋭い指摘に舌を巻くことがしばしばである。「どうです、いい音でしょうが・・」と自慢気な気持ちで聴いていただくときに限って、容赦ない舌鋒のもとに自負心が木っ端微塵に打ち砕かれてしまうので、憎たらしいというか、ありが...憎たらしくて、そして、ありがたい存在

  • 「角瓶」と「ジョニ黒」

    先日、光テレビで日本映画を観ていたら放蕩無頼の作家が愛人宅で横着なことを言っていた。「なんだ、(サントリーの)角瓶しかないのか・・。ジョニ黒ぐらい置いとけよ」我が家では毎日ささやかな晩酌を続けているが、愛飲しているのはその角瓶だ(笑)。昔はもっぱら「マッカラン」だったが、そのうち節約志向がすっかり身について、このありさま・・。で、その角瓶が何と7月になって大幅な値上がりで2000円近い値段になっている。そして、そのお店では「ジョニ黒」が2500円とずっと据え置きのままで、そのくらいの差なら買ってみようかな・・(笑)。で、その味の差といえば「ジョニ黒」は最初飲んだときは「やたらにスモークっぽいな~」だったが、そのうち飲み続けているとだんだん違和感がなくなってきた。で、どちらのウィスキーが上かとなると、正直言...「角瓶」と「ジョニ黒」

  • 和気あいあいの演奏から「いい音楽」は生まれない

    このところ、MLB「大谷選手」についての報道が喧(かまびす)しい。トレード期限(8月1日)が迫る中で、シーズン後の本人の「FA」も絡んだ話なのでメチャややっこしい話になっている。そもそも「エンゼルス」の成績が良くてプレーオフの進出が濃厚であればこんな騒ぎは起こらないのにね。エンゼルスの監督がこう言っている。「みんな和気あいあいと楽しそうに野球をやっているので成績もきっと上向きになるはずと信じている」え~っ、ちょっとおかしいんじゃないかな。大谷選手が入団してから今年で6年目になるので、ずっと注視してきたが「このチームの体質は甘い」という感じがしてしかたがない。野球で勝つためには「投手力、守備力、打撃力」のバランスが必要だが、このチームはあまり当てにならない「打撃力」ばかりを重視して高額の契約金で選手を引っ張...和気あいあいの演奏から「いい音楽」は生まれない

  • 偶然に左右される人生

    「届きました、感謝!」の言葉とともに、次の画像が添付されていた。先日、投稿した「読書コーナー」で採り上げた「先生!」に、いたく共感されて、わざわざ本書を日本から取り寄せられた「南スコットランド」在住の「ウマさん」からだった。(記事の内容を、ひいてはブログ主を)信用していただいて「ありがとうございます」。本の代金と日本からの送料を合わせると・・、懐の傷み具合をお察しします(笑)。そして、次のメールでは・・。「池上彰編「先生」の前書きに、かなり考え込んでしまいました。先生って、人の人生を左右するかも知れない存在なんですよね。僕は中学一年の一番最初の英語の授業で新任の先生と一悶着あり、その後、その先生の授業をほとんど一学期中ボイコットしてしまった。最初の英語の成績はもちろん零点です。今、なんでスコットランドにい...偶然に左右される人生

  • 「色気のある音」を求めて

    ブログを創るときにいつも「タイトル」をどうしようかと思い悩むが、今回は「失われた時を求めて」(プルースト)をもじって、「色気のある音を求めて」。文学的な香りは皆無ですけどね~(笑)。さて、おそらく前々回のオーディオ記事「突然やってきたバラ色の日々」の内容に「半信半疑」の人が多いのではないかと推察している。「プリアンプに使っているコンデンサーをマイカ(雲母)に代えたくらいでそんなに変わるんかいな?だいたいこの人の記事はいつもオーバー気味だし眉唾物なんだよな~!」アハハ、当然の反応です。人間はそのくらい懐疑的な見方をする方が正常だと思いますよ(笑)。ところが・・、それがほんとうの話なんですよねえ。もちろん自分の感覚の範囲内での話ですけどね。改めてシステムにおけるプリアンプの威力を思い知ったわけだが、そういえば...「色気のある音」を求めて

  • この世はすべて「上には上がある」

    この世で物事にはすべて「上には上がある」ということを、歳をとればとるほど肌身に沁みてわかってくる。オーディオだって我が家よりも「いい音」を出しているご家庭はごまんとあるに違いない(笑)。そして、生きていくうえで大切な「知能=頭脳」だって、ピン(最上等)からキリ(最下等)まであるのはご存じのとおりですよね。もちろん、これは人間の価値とは別の話だから誤解なきように~。で、今回は「ピン」を取り上げてみよう。小さい頃から神童と謳われ、日本の学歴社会のトップを極める東大法学部を首席で卒業(履修科目が全優クラス)、国家公務員試験を1番で突破、在学中に司法試験を1番で合格、これを「三冠王」と称するそうだが、これに該当したり、準ずる連中が政府の「財務省」にはゴロゴロしているそうな。「こんなに頭のいい連中が考え抜いた政策な...この世はすべて「上には上がある」

  • 長かった梅雨の思い出

    今年(2023年)の梅雨は異例ともいえるほど早く(5月下旬)始まったので、殊更長く感じたがようやく開けたようで、ひと安心。(まだ「梅雨明け宣言」はないが・・)とはいえ、被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。さて、今年の梅雨の思い出といえば・・、1中型犬の迷い込み10日ほど前のこと、梅雨末期の大雨が九州地方を襲った。一晩中、稲光が走り、雷鳴がゴロゴロ・ドカ~ンと響き渡ってまことにうるさかった。そして、あいにくその日に限って車庫のシャッターが故障し半分程度しか閉まらなかったのがこの出来事の重要な伏線となった。いつものように、早朝5時ごろのことだったがブログを創っていたところ家人が慌てて駆け寄ってきた。「ゴミを捨てようと裏口のドアを開けたら大きな犬がいるわ・・」「え~っ・・」どれどれと、ドアを少し開...長かった梅雨の思い出

  • 突然やってきた「バラ色の日々」

    前々回の「245シングルアンプの登場」の続きです。遠路お見えになったYAさんにいろんなスピーカーを試聴してもらったところ、結局、お気に入りのスピーカーはシンプルな構成のJBL「2ウェイシステム」に落ち着いた。英国のスピーカーがひしめく我が家では唯一の亜流といっていいが、こればかりは好き好きなので「是非もなし」。いわば、翳りを帯びた英国系のサウンドを溺愛する人間と、アメリカ系の屈託のないサウンドを愛好する人間との越えがたい溝を感じたといえばそれまでの話だが(笑)、たしかに我が家のJBLシステムはかなりいい線を行っているように思いますよ~、自画自賛だけどね・・。で、このシステムの概要について、低音域は「D123」(口径30cm)で「700ヘルツ」(-6db/oct)でハイカット、中高音域は「175ドライバー」...突然やってきた「バラ色の日々」

  • 脳の闇~読書コーナー~

    脳科学者の「中野信子」さんは、テレビ番組の「英雄たちの選択」(NHKBS)をはじめ、ちょくちょく拝見しているが著作も多いようだ。46頁に「迷わない人は信用できない」という、自分のような凡夫には心強い言葉があった。「人間は社会的な存在である以上、もちろん一人で生きていくわけにはいかない。どんなに孤立して自給自足をしていても、何らかの形で同種の個体の他者とコンタクトをとらざるを得ない。新生児が自立して生きていくことのできない生物種である。成長も極めて遅く自立して次世代を作るようになるまでには十何年もかかってしまう。人間として生まれた時点で同種の誰かに頼らざるを得ない、そういう状況に追い込まれている。そしてその都度、他者に合わせて生きる必要がある。にもかかわらず、他者に合わせて生きざるを得ないことや、自分ではな...脳の闇~読書コーナー~

  • 「245」シングルアンプの登場

    我が家のプリアンプを製作してくれたYさん(豊後大野市)が試聴に来ていただいたのは去る13日(木)のことだった。豊後大野市は県中央部に位置し県内屈指の穀倉地帯として知られるが、別府からクルマで1時間程度のところ。そしてYさんは掛け値なしの凄腕の「アンプビルダー」さんである。ご自宅では本格的なJBLの「3ウェイシステム」を使っておられ、ジャズ愛好家なら一度は聴いておいても損はないというほどのハイレベルの音。もち論駆動する真空管アンプはすべて自作。この日は2週間ほど前に自作されたという「245シングル」アンプを持参された。希少な「ナス管」を使用されており、いかにもいい音が出そうですねえ。おっと、「出力管の245って何?」という方がおられるかもしれない。これは「受け売り」なのであまり当てにならないが(笑)、アメリ...「245」シングルアンプの登場

  • 苗字のない国

    南スコットランド在住の「ウマさん」からのお便りです。「苗字のない国」お役所や病院などの公的書類にニックネームを書く欄がある。それを書かないと誰のことか分からないぐらいこの国ではニックネームが多用されている。僕はいつもその欄に「UMA(ウマ)」と記入する。僕のまわりで、僕の本名、ウチマヤスノリを知る人間は家族以外まずいない。すべての人が僕のことを「ウマ!」と呼ぶ。僕も彼らのことをニックネームで呼び、苗字はほとんど知らない。ヨーロッパ諸国もそうだけど英国も苗字のない国と言える。しかも、そのファーストネームも、ほとんどの場合、ニックネームとなる。キャサリン→キャシー(ケイト)、ジャクリーン→ジャッキーマーガレット→マギー(ペギー)、エリザベス→ベス(リズ)ロバート→ボブ、リチャード→ディック(リッチー、リッキー...苗字のない国

  • 満足と不満足の間を永遠に彷徨う

    日本経済新聞の文化欄に「交友抄」という短い記事が連載されている。各界で名を知られた方々が毎回登場して親しい友達との現在の交流状況を記載したものだが、つい先日の記事にはこういうことが記載されていた。「久しぶりにごく親しい友人と会った際にこれからの生き方ということで次の3つの申し合わせをした。1健康管理に気をつけること2奥さんを大切にすること3夢を持ち続けること。」1と2は分かるが3となるとちょっと難しい。はてさて、夢ねえ・・・・。オーディオで理想的な音を出すことも一つの夢だが、いかにもこじんまりとしていて披露するのがチョット恥ずかしくなる(笑)。そういえば、夢らしい夢を持たないまま生き続けてきたことになるが、皆さまは何かしらの夢を持ち続けていますか?夢といえば、作曲家「グスタフ・マーラー」が在世時に「やがて...満足と不満足の間を永遠に彷徨う

  • 怪我の功名

    とうとう我が家の「猛虎」(寅年生まれ)が柳眉を逆立てて吠えてきた。「いったい、この二つのスピーカーをいつまで置いとくのよっ!」「ああ、わかった、わかった・・」去る5月下旬に我が家を訪問してくれた関東からのお客さんのため、少しでも部屋のスペースを稼ごうと、間遠になっていたスピーカーを2セット、隣の部屋(応接間)に移動させたとき、「お客さんが帰ったら元通りにするからな・・」、それからもう2か月近くにもなると、さすがに「良心の呵責」を覚えないでもない。まあ一言でいえば、だらしがなくて狡い人間です、私は・・(笑)。で、ひとつは二階に通じる階段の下のスペースを空けてくれたのでそこに収納し、残る一つは仕方なく再びオーディオルームへ。そして、しばらく眺めていたらこのスピーカーには他の使い道があることを思い知った。「リチ...怪我の功名

  • 音楽家は音楽を聴かない

    ブログを17年も続けていると、作者もそして読者もどうしてもマンネリ気味になるのは否めない、で、なるべくあの手この手で目先を変えているものの、やはり限界があるようで近年は明らかに「アクセス」が伸び悩みあるいはジリ貧気味~。対象が「音楽&オーディオ」という極めてマイナーな分野なので、ま、いっか~(笑)。そういう中で「救世主」ともいえる存在が、南スコットランド在住の「ウマさん便り」だ。この画像は「ある日あるとき」の「アクセス解析」だけど、「ウマさん便り」の人気のほどが知れますね。言い換えると、他人のふんどしで相撲をとっているようなものだけどね(笑)。さて、その新風を吹き込んでくれる「ウマさん」から先日の「音楽は楽譜で読むものなのか?」についてお便りをいただいた。「音楽家の友人が多い僕の個人的な感慨だけど、彼らの...音楽家は音楽を聴かない

  • 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる

    日頃通っている3か所の図書館からそれぞれ貸出限度一杯で借りたとしたら全部で30冊になる。貸出期限は2週間だからとても読みこなすのは無理と分かっちゃいるけど面白そうなタイトルや興味を惹かれた作家のものがあったらつい借りてしまう。そして、家でザット目を通してみるものの当たる確率、つまり借りてきて良かったと思う本は1/5くらいかなあ。いわば「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式を性懲りもなく繰り返しているが、問題の本質は本にあるのではなくて自分の知的レベルの方なのかもしれないですね(笑)。それはさておき、下記の2冊については何となく印象に残る箇所があったので、小難しい理屈は抜きにして該当部分だけ抜き書きしてみた。興味のある方はご一読ください。☆「先生!」池上彰編(岩波新書)表紙の裏書にこうあった。「先生!」・・・・こ...下手な鉄砲も数打ちゃ当たる

  • 意地と執念の「プリアンプ」

    民主党(現在の「立憲民主党」)が、政権を取ったときのこと、~もう13年前のことになる~当時、世界でしのぎを削っていたスーパーコンピューターの開発予算に対して、党の目玉政策だった「事業仕分け」の時に「蓮舫」議員が放った言葉が「(世界で)2位じゃダメなんですか?」。各省の高級官僚さんたちがずらっと居並ぶ中で、いつもの舌鋒鋭い言い方だったが、自分もその光景がまだ目に焼き付いていて離れない。爾来、この言葉が独り歩きして多様な考え方が広がった。たとえば、1位じゃないと絶対ダメ、あるいは2位でも3位でもいい、順番なんか問題ではない、等々。もちろん、自分は年齢相応に緩いタイプなので後者に与(くみ)する派だが、そうではない方が実際にいた(笑)。先月(6月)の「顕微鏡と望遠鏡」の記事をご記憶だろうか?3名のオーディオ愛好家...意地と執念の「プリアンプ」

  • 音楽は楽譜で読むものなのか?

    音楽好きの作家「村上春樹」さんのエッセイには、興味のあるエピソードが満載だが「インタビュー集」~夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです~」の185頁に次のような問答が収録されている。質問:「20世紀の偉大な文学作品の後にまだ書くべきテーマがあるでしょうか?文学にはもはや書くべきテーマも、言うべきものごともない、という意見に同意されますか?」と、一人の外国の愛読者が発する問いに対して村上はこう答えている。回答:「バッハとモーツァルトとベートーヴェンを持ったあとで、我々がそれ以上音楽を作曲する意味があったのか?彼らの時代以降、彼らの創り出した音楽を超えた音楽があっただろうか?それは大いなる疑問であり、ある意味では正当な疑問です。そこにはいろんな解答があることでしょう。」とあり、以下長くなるので要約すると「音楽を...音楽は楽譜で読むものなのか?

  • 「わくわくハラハラ」感の演出

    ある程度年齢がいき社会的な勤めを終えると「毎日が日曜日」になる・・、するとどうしても毎日の「わくわくハラハラ感」が減退するのは、誰しも同じだろう。ものの本によると、この「わくわくハラハラ」感は認知症の予防や精神面での健康にも役に立つとある。そこで日常のマンネリ感をどうやって打破するか・・、誰も面倒なんか見てくれないので意図的に自分から創り出すしかない。ここでオーディオの登場だ(笑)。よそ様のオーディオ・ブログをちょくちょく拝読させてもらうけど、一様に努力され工夫されているものの、中には細部にこだわり過ぎるあまり「木を見て森を見失っている気がするけどなあ・・」と、(自分のことは棚に上げて)思うこともあるが、それでも「わくわくハラハラ」感を得るためには仕方がないんだよねえ、といつも微笑ましく眺めている。そもそ...「わくわくハラハラ」感の演出

  • 「ミステリー とデモクラシー」の後日談

    前回の「ミステリー・・」の「アクセス」には驚いた!日頃の「音楽&オーディオ」関連記事とは比べものにならないほど好調で、なるほど、読者はこういう記事の方が好きなんだよね・・。で、異例の2日間の「ロングラン」(?)と相成ったが、調子に乗って今回はその「後日談」といこう(笑)。まずは南スコットランド在住の「ウマさん」からさっそく次のお便りをいただいた。「ミステリーの話となると首を突っ込まずにいられない。ミステリーが英国で発達した理由の一つとして「人権を大切にする風土と警察の科学的捜査手法」とあるが、長年英国に住む僕としては、全面的に同意せざるを得ない。儒教圏と違い、歳上歳下、つまり先輩後輩のカルチャーがない国だからこそ、個人の人権が尊重されている。子供達が地元の学校に通っていた時、授業参観で、先生がしょっちゅう...「ミステリーとデモクラシー」の後日談

  • ミステリー と デモクラシー

    こと「ミステリー好き」という点に関しては人後に落ちず、これまでいろんな国の本を読んできたが、本格ミステリーの宝庫といえばまず「イギリス」に落ち着く。作家コナン・ドイルの名作「シャーロック・ホームズ」シリーズを嚆矢(こうし)としてアガサ・クリスティ以降、今日に至るまで延々と途切れることなくすぐれたミステリー作家を輩出してきている。ミステリー作家が多いということは、需要供給の面から商売として成り立つということでその背景にはそれだけ好んで読む国民が多いということになる。しかし、当然のことながら「なぜミステリ-がイギリスで発祥し、このように隆盛を極めているのか?」という素朴な疑問が常に付きまとう。この理由について、興味深い記事が下記の本の152頁に書かれてあった。「イギリス病のすすめ」(講談社文庫)本書の著者は田...ミステリーとデモクラシー

  • 「音楽性」って何?

    これまで、あの手この手でSPユニット、真空管アンプ、真空管などの入れ替えをしてきたが、上手くいった確率となるとどう「ひいき目」に見てもせいぜい半々ぐらい、かなあ・・。最初のうちは「良くなった」と手放しで喜んでいても、時間の経過とともにしだいにアラが見えてきて「やっぱりダメだったか」・・、とまあ「ぬか喜び」になってしまう(笑)。これまで数えきれないほどこういう経験を積み重ねてきたので、ことオーディオに関しては万事に懐疑的にならざるを得ない。ただし、今回の「木製植木鉢」の活用に限っては違うような気がしている・・(笑)。今のところ1週間ほど経つがいまだにアラが見えてこないし、ますます高揚感が増すばかり~。これは本物ですぞ!(笑)というのも、こうやって裸同然で鳴らすことによって新たな発見が次から次に得られるのだか...「音楽性」って何?

  • 「田舎暮らし」と「都会暮らし」

    「都会暮らし」と「田舎暮らし」のどちらを選びますかと問われたら、どう答えますか。(自分なら)当然「田舎暮らし」と答えるが、これはいいとか悪いとかいう話ではなく、それぞれ好き好きの世界・・。中には、若いうちは「都会暮らし」がいいが、歳を取ったら「田舎暮らし」がいいという方もきっといらっしゃるに違いない。テレビで「ポツンと一軒家」(毎日曜日の夜)という長寿番組があるが、人気の原因の背景には「人里離れた田舎暮らし」への都会人の秘められた「ノスタルジア」があるのではないかと思っている。で、自分の場合「なぜ田舎暮らしを選ぶのか」と、理由を問われたらきっと眉を顰めて「都会は人間が多すぎて・・」と答えることだろう。日常的なクルマの渋滞、長蛇の順番待ちなど、まったく時間の無駄としか言いようがなくウンザリしてしまう。とはい...「田舎暮らし」と「都会暮らし」

  • 南スコットランドからの「ウマさん便り」(2023.7.1)

    「自主判断の国は右ハンドルの国」グラスゴウ、エディンバラ、或いはロンドンの賑やかな通りを、信号を無視して渡ったことは何度もある。おまわりさんは何も言わない。だって自分も同じことをしてるんだから。じゃあ、なぜ信号を無視するのか?チャップリンの「モダンタイムス」は、文明の発達によって機械に翻弄される人間を、皮肉たっぷりに描いた映画だった信号は機械です。自動車が来ないのに機械の指示に従ってじっと待つ。ちょっとおかしいんじゃない?そんな潜在的メンタリティーがあると思う。地元ダンフリースの街で、信号を無視する歩行者にクラクションを鳴らす車を見たことは一度もない。車は徐行するか停止する。これが大阪だったらあんた…観光客なども多いロンドンのトラファルガー広場の交差点で、おまわりさんに聞いたことがある。「歩行者が信号を守...南スコットランドからの「ウマさん便り」(2023.7.1)

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