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建築YA髭のCOLUMN https://archstudioten.jugem.jp/

福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。

建築YA髭
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城南区
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伊方町
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2006/05/30

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  • 寝てても呼吸をやめない住まい 4

    深呼吸と無意識の呼吸という説明。ここまでご説明すると、かなりの方が腑に落ちるようです。実践として、そういう空間に暮らされると、もっとそういうことが腑に落ちます。数年前に竣工したお客さまとの打ち合わせの中で、動線とともに窓に対してとてもこだ

  • 寝てても呼吸をやめない住まい 3

    建物を呼吸させるのに「気密性能」というわかりにくい説明になるのはここなんです。計画的な換気計画には入口と出口、つまり吸気口と排気口が効率良いように定められています。ちょっと考えていただければ分かるのですが、私たちの身体で絶えずおこなってい

  • 寝てても呼吸をやめない住まい 2

       「換気をするために気密性能を上げる」と言われても、何のことかと思われるかも知れませんが、ここが大変重要です。「気密性能」をニアリーな「密閉度」という言葉と同じように想像すると、建物を呼吸させるのに塞ぐというイメージ

  • 寝てても呼吸をやめない住まい 1

    よく、換気の事について聞かれることがあります。「高気密高断熱」だから、気密が損なわれたらいけないから、窓を開けてはいけないのでしょうか ?などというご質問は案外多く、あらゆる誤解の産物ですが、皆さんまだまだご疑問のある事だと思います。「換

  • 土地高騰・資材不足・価格高騰をいかに… 5

    資材不足も深刻ですが、木材に関して言えば今までが北米でダブついてきた木材を安価に買い続けてきていたと言うことだと思います。この国の林業の衰退はそこに起因しています。ただ、言えばそもそも私たちは地元九州の針葉樹を利用しておおよその木造の架構

  • 土地高騰・資材不足・価格高騰をいかに… 4

    まず土地高騰に関しては、立地に関してもう少し、今まで以上に柔軟に考察してみるべきかと思います。例えば5年くらい前と比べても状況は急速にかなり厳しくなってきていますから、総じて私たちが持っている条件と価格に感覚にずれが生じています。思いを満

  • 土地高騰・資材不足・価格高騰をいかに… 3

    最近の不景気でも地価が下落しないという現象はどうして起こるのか、専門外の私には計り知れませんが、利便の良いところは売り急がなくてもやがて高騰するからとゆっくりストックして値段を下げないというような傾向は、やはり巨大な資本力のあるところが一

  • 土地高騰・資材不足・価格高騰をいかに… 2

      私たちがフィールドとしている福岡を中心としているエリアでは、地価が高止まりで下がりません。むしろ利便の良いところは上昇傾向で、住まいを建てたいと思われている方たちにとっては土地購入が大きなハードルとなりつつあります。土地わかっ

  • 土地高騰・資材不足・価格高騰をいかに… 1

    コロナはいよいよ第6波の局面に入ってきた様相で、今週から各地で蔓延防止の適用地が設定されると方と設定されています。いったいいつまでこんなことが繰り返されるのかとため息ばかりの毎日ですが、住まいづくりにおいてもその影響は色こく反映されてきま

  • 個人・家族・社会そして住まい 5

    この数十年、コロナなんかよりもずっとずっと前から、私たちはあるパターン化した社会構造の中で、あまり思考回路を駆使しなくても、場所と立場を置き換えながら、それぞれなんとなく折り合いをつけて過ごしてきたきらいがあって、パンデミックの中でもその

  • 個人・家族・社会そして住まい 4

    「個人」のあり方を考えるときに、一般的な社会とのワンクッションにあるべき「家族」という単位も気になります。昔のような大家族は本当に少なくなり、モノで埋めていた高度成長期以降のこの数十年は核家族が単位、昭和が終わった頃からその核家族もひとり

  • 個人・家族・社会そして住まい 3

    いきなり巻き起こったパンデミックの中で、人に会うな、外に出るなと言われて、住まいの中で暮らす時間が格段に増えてしまった私たちの日常を住まいがどう支えていくかということをずっと考えていますが、まずはストレスを外してあげる空間であろうといつも

  • 個人・家族・社会そして住まい 2

    考えてみれば、この国の人々は皆一様に温厚で大人しく、あまり自己主張せずに周りと協調性をもって日々を送ることを常とする、穏やかな社会を好む傾向があるのだと思います。和を以て尊しとなす。そういう部分でしょうか。ただ、言い換えれば、誰もが日和見

  • 個人・家族・社会そして住まい

    コロナのオミクロン株がまた猛威を奮っていて、いよいよまた規制が始まろうとしているこの頃、私たちの日々の暮らしもまた、第5波の緊急事態宣言に逆戻りかと思えば、鬱々としてくるものがあります。ただ、やはりよく言われてきていることですが、アフター

  • コロナ禍の住まいのしつらえ 5

    近年のコロナ禍は、人と人とのコミュニティーを分断し、社会全体に垂れ込める暗雲の如く様々な社会の仕組みに影響を与え続け、年明けした2022年も、その明快な打開策を見出せないままに、時が過ぎていっている感じがします。このところの変異株の拡大は

  • コロナ禍の住まいのしつらえ 4

    最近よく思うのは、俄に高性能ブームになって、間取りの一元化された量産住宅や規格住宅の販売にも、この言葉が多用されるようになってきました。要は性能が良ければ、汎用間取りの規格住宅で良いのではないかと言う大きな一つの流れです。それを否定するも

  • コロナ禍の住まいのしつらえ 3

    そう考えると、手に収まるようなスマホから湧き出てくる情報はいつもエンターテーメントで、最近の傾向としては情報の信憑性よりも派手で真新しい刺激的なソースであれば良いというような風潮がどこか常習化してしまっていて、本当は優しさや安心を求めてい

  • コロナ禍の住まいのしつらえ 2

    日々倍々と感染者数が増えるようになってしまいましたね。またこんな状態に…。コロナ禍が始まってから、人と人とのコミュニケーションが分断されて、どことなく心の中が常にささくれてしまっている日常をもう何年も抱えてしまっています。目

  • コロナ禍の住まいのしつらえ 1

    やはり、思っていた通り、コロナはまだまだ収束という方向ではなく、変異株であるオミクロンの爆発的な拡大で年明けからあっという間に深刻な状況になりつつあります。本来のウィルスの特性からすれば、変異を繰り返し感染力は高まりながら弱毒化して行くと

  • 住まいからの便り 5

    世の中は、何だか急に「高性能」という言葉を連呼する流行りですが、私の住まい創りはそれありきから始まったものではありませんから、少し今のうねりを持った大きな流れの中には違和感を感じます。性能は必然であり、特質するものでもなく、住まい手を思え

  • 住まいからの便り 4

    性能の良さに驚いたり、日々発見の暮らしぶりをお便りでいただくことで知る嬉しさは創り手としてはこの上ない喜びですから、何よりのご褒美ということができると思います。そのうち、やりとりも古い友人のようになり、有難い事ですが、共に住まい創りを共有

  • 住まいからの便り 3

    お付き合いが長くなってくると、暮らされた実感も募ってくる中で、住まいのメンテナンスに関する質問なども増えてきます。補修工事やメンテナンス工事の時期を見定めるご相談は頻繁で、終章がわからないと旧友を訪ねて行くように、お久しぶりですと私が伺っ

  • 住まいからの便り 2

    もう35年もやっていますから、お仕事からのお付き合いでやりとりのお客様も多岐にわたり、有難くももう古い友人のようにさせていただいているお客様から、最近建てられてこれまでと様変わりした暮らしに馴染み始めたフレッシュなお客様まで、それは色々な

  • 住まいからの便り 1

    新年の年賀状の行き来という習慣が、このところSNSに置き換わって、激減しているという記事を見ました。まあ何もかもデジタル化の時代でしょうか。子供の頃、元旦の朝に、郵便受けに自分宛の年賀状がないかと何度も見に行って、一喜一憂した時代はもうと

  • 新年事始。住まいの夢を語る。5

    このコロナで、資材供給の困難なカテゴリーのものも存在して、今、住まいづくりはタイミングと工期、つまり時間の管理が非常に難しい状況であることは事実です。竣工時期を厳格に指定したり、タイミングを見計らわなかったりすれば、確実に想像外のコストア

  • 新年事始。住まいの夢を語る。4

    そういう意味では、弊社の仕事も、土地を購入される前からご相談をうけて、土地の購入前から可能性の検討などを試み土地を購入されていくパターンが圧倒的に増えてきました。要するに、インフラ整備されたハモニカ状の区画形状の揃ったような土地はなかなか

  • 新年事始。住まいの夢を語る。3

    私は、良い住まいづくりには大きな三要素のバランスが大切だとよくご説明します。一つはコスト、今ここがかなり不利な状況にあります。次に時間、立てる時期のタイミングや期間も含みます。タイミングを間違うと割高に動いてしまうし、無理やり急がせた仕事

  • 新年事始。住まいの夢を語る。2

    平成の御代30年余りは、なんだかデフレ脱却なんて言葉が連呼されて、そもそも物の値段が安くて安定しているから、庶民の暮らしは楽だろう的な発想がなんだか蔓延していた様にも思えます。ただこれにはカラクリがあり、物価も上昇しないかわりに我々庶民の

  • 新年事始。住まいの夢を語る。1

    みなさんあけましておめでとうございます。この髭のコラムもいよいよ年内には16年目に突入します。惰性のルーティンも極まって(笑)、書いた原稿も9000本を超えました。途中から、自分に課して毎日のマラソン投稿を実践しています。夜も日も住まい創

  • ゆく年くる年、2021年に感謝。5

    歳が明けました。実は最後の稿は年を跨ぐなと考えながら、確信犯でお話ししていました。笑。すでに行った年来た年になってしまっていますが、年を超えてもお話ししている命題は今後の大きなテーマで、私はむしろ住まいづくりの中心軸に置かなければならない

  • 2022年元旦 本年もよろしくお願いたします。

    皆様、あけましておめでとうございます。年が明け、2022年が始まりました。旧年中は大変ありがたいことに、コロナ禍にもかかわらず、たくさんのお声がけをいただき、髭は365日駆け回る一年を送らせていただきました。世相が変わり、社会もどことなく

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