戦争と平和~太平洋戦争末期の2つの「隠された地震」を掘ってみた、が・・・(下)
内務省警保局検閲課長名で全国警察の検閲責任者に情報統制を指示していたことを示す極秘文書(国立公文書館所蔵) 今から70年以上も前ですが、日本はアメリカなどを相手に太平洋戦争(1941年~1945年)を起こしていました。その最中に発生した東南海地震と三河(みかわ)地震という2つの地震で、3000人以上が家屋倒壊や津波で亡くなりましたが、政府や軍による検閲で、新聞やラジオ(当時はテレビ・インターネットはありません)は情報統制されました。 被害の実態が「数字」で整理されたのは、ビックリすることに地震発生から30年以上も経った1970年代でした。 目次 地元紙・中日新聞はきちんと報道したか? 被害を報…
2022/03/29 08:24