「闇の奥へ」グレイグ・トーマス著…冷戦の中、国を救ったスパイ!
原題は「THE BEAR’S TEARS」。邦題は「闇の奥へ」。古典小説、ジョセフ・コンラッドの「闇の奥」を連想させるような邦題にしてある。この小説は東西冷戦下、イギリス対ソ連のそれぞれの側のスパイの暗躍を扱っている。対立する諜報機関の陰謀、癖のあるスパイの駆け引きが迫力ある動きで描かれている。ストリーは……、イギリスのSIS長官ケネス・オーブリーはソ連、KGBの副議長カプースティンから、2年前に亡命の希望を受け...
2023/03/28 18:17