経絡治療は軽い押し手で…
当たり前のことですが、鍼灸の触診、特に経絡治療は皮膚を触っているかいないかぐらいの軽いものが大切になります。皮膚を押さえつけるような触診だと、皮膚感覚が分からなくなりますので。診断だけでなく鍼を刺入するときも同じで、鍼を持つ手よりも鍼を固定する手(写真の左手ですね)が重要です。これを患者さんが重く感じるようだと、患者さんの皮膚から伝わる情報を読み取ることができません。そのためには触れるか触れないかわからないくらいフワっと手を置く事が必要です。もう一つ言えば、鍼を刺入する時に親指と人差し指で作る輪っか(鍼灸師は「押し手」と言っています)の患者さんに触れる面は水平にする事。あとは押し手のどこから鍼が出てくるか、そして鍼管を使わない刺入鍼も覚えていると良いかもしれません。科学的な勉強はとても大切です。でも鍼灸は...経絡治療は軽い押し手で…
2023/06/03 20:25