クロード・マケレレと、日本の異世界ものの主人公
最近の異世界もの(ノベル、コミックを問わず)でよく見かけるのが、優秀なパーティの中で、縁の下の力持ちの役割をしていた主人公が、その裏方的な功績を評価されずに、追い出されてしまう話である。 その後、主人公は、別のパーティにスカウトされたり、新しいパーティを組んだりして、好成績を上げるのに対し、追い出した方のパーティは、裏方がいなくなって皆が勝手なことをするため、空中分解してしまう。 初めてこの手の話を読んだときに思い出したのが、実際のスポーツ界であった、これと非常によく似た話である。 2000年代の初め、スペインの超強豪サッカーチーム、レアル・マドリード(レアル)が、ふんだんな金を背景に各国の有…
2024/08/16 23:59