2014/06/19
title:随意と不随意。随意と不随意を司るトップ同士には軋轢があった。脳が指示を出す「休め」、心臓は答える「休むことはできないのだ」脳が言う「おれの命令が聞けないのか」、心臓は突っぱねる「一身を賭してもできかねる」・・やがて心臓は寿命を迎え力尽きた、脳は薄れゆく意の下で最後につぶやく、「だから休めといったのだ」・・。そして脳も心臓も一緒に働いた組織は全員が静かに土に還る準備を始めた。しかしそれが休息を停止を意味したわけではない、この世界が休むことはない、腐敗の中にも発酵はある。より大きな「意」のなかに転化したのだ。2014/06/19
2025/04/07 20:14