御悲しみの聖母 Septem Dolorum B. Mariae Virg.
御悲しみの聖母SeptemDolorumB.MariaeVirg.記念日9月15日聖マリアは天主の御母という尊厳極まりない御位にあらせ給う御方であるから、その聖心には常に歓喜と楽しみが満ち溢れていたと考えられるかも知れぬが、これは大いなる誤りであって、実際は悲哀の御母と呼ばれるほど、数々の辛酸を嘗め給うたのであった。それは祖先アダムとエヴァ以来の人類の罪を、受難によって償い、救世の大業を果たし給う御子イエズス・キリストに、御母として、また女性の代表として、力をあわせ、労苦を分かたれるのは、当然でもあり、必要でもあったからである。イエズスの御降誕後40日を経て、聖母が之をエルサレムの神殿で天主に奉献された時であった、シメオンという敬虔な老人が彼女の将来に就いて「貴方の御心も苦痛の剣で刺し貫かれましょう」と預...御悲しみの聖母SeptemDolorumB.MariaeVirg.
2024/10/18 04:35