GHQの政策転換「逆コース」NO2
下記は、「ニッポン日記」マークゲイン:井本威夫訳(筑摩書房)から、「第二章。実施の時期」の「1946年5月28日東京」抜萃した文章です。マーク・ゲインは、シカゴ・サン紙の東京支局長で、占領下の日本を取材し、軍人や体制を支える政治家、官僚、企業関係者などとは明らかに異なる視点で、一般人は知り得ないGHQの取り組みを捉えています。だから、戦後の日本や日米関係を正しく理解するためには、欠かせない一冊であり、多くの研究者や学者が、彼の記述を引用しているのだろうと思います。前回も触れましたが、連合国軍が日本領土内の諸地点を占領するのは、「ポツダム宣言の執行」が目的でした。でも、米軍のウィロビーを中心とした参謀第2部(G2)は、全く異なる目的をもって臨んでいるのです。それは、”ポツダム宣言はいつ追放を実施すべきかとい...GHQの政策転換「逆コース」NO2
2025/02/10 09:58