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伊勢・山本城 コンパクトで遺構がよく残る見所の多い城郭 井戸には今も水が豊富
山本城は三重県鈴鹿市山本町にあります。城主は西約14kmの浜田城の原田氏の一族と伝わります。猿田彦神社の本宮の椿大神社の至近距離に所在していますので、往時は神社領だったのではないか、田原氏が勢力を拡大する中で神社領を横領して一族を配し山本と名乗ったのではないかと想像してみましたがどうでしょう。山本城は資料(1)によれば天正十一年秀吉の伊勢攻めの時に筒井順慶が付近の民家とともに焼き払ったとされます。今回の資料は(1)「三重の中世城館」三重県教育委員会1976と(2)「再発見北伊勢国の城」伊藤徳也著2008です。山本城近年、高速道路が開通しICもでき、見学に訪れやすくなった椿大神社は猿田彦神社の本宮で、背後の山をご神体とするまさに大神社です。その足下に広がる集落の中心に山本城は所在していました。今は城址の南麗に西岸...伊勢・山本城コンパクトで遺構がよく残る見所の多い城郭井戸には今も水が豊富