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2024/10/09

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  • イタリアとマサイ

    ロマはマサイ語とスワヒリ語と英語を話すが、聞くだけならイタリア語も理解している。 それはザンジバル島に出稼ぎに行くと、たくさんのイタリア人観光客に出会うからだ。 ザンジバル島は小さな島だが、この島のどこで働くかによって必要な言語が異なる。 ロマが初めてザンジバル島に行ったときはマサイ語とスワヒリ語しか話せなかったため、職を得ることができなかった。 「ここで働くなら、英語かイタリア語話せないと働けないよ」 そう言われて、ビーチにいる観光客と話しまくった結果、英語が話せるようになったんだから驚きである。 同じ村に住んでいるコイカイ(叔父さん)はイタリア人観光客が多くくる地域で働いていたのでイタリア…

  • 店番

    水曜日は村でマーケットが開かれるので、大勢の人で賑わう。 ローズ(妹①)と私は買い物を済ませて家に帰ったが、ロマは昼からバーを開けて働き始めた。 夜9時、突如バイクに乗ったスタッフのムペンバがうちに現れた。 「ロマが呼んでる。」 またよからぬ事だろうか?バイクの後ろで揺られながら、小雨の降る夜の道を走る。 店に着くと、カウンターには4人のお客さんが居て楽しそうに談笑している。 「タタ!良かった、お客さんいっぱいで助けが欲しかったから呼んだんよ!」 「お客さんいっぱい?」 「スタッフルーム覗いて見て」 促されるままスタッフルームに行くと、狭い一部屋に人がギュウギュウとひしめき合いながらテーブルを…

  • マサイおじいちゃんの祝福

    今日は土曜日、街の入り口で大きなマーケットが開かれている。 ロマが「お肉が食べたい!」と言うので、マーケットで焼かれたお肉を買って街のレストランに持ち込んだ。 買ったお肉もレストランに持ち込み可能なので、レストランで切ってもらってウガリとチップスを一緒にオーダーして食べた。 同じテーブルにいた高齢のマサイおじいちゃんは何も食べていないらしく、運ばれてきた私たちのご飯をじーっと見ている。 視線に気がついた夫が「一緒に食べましょう」と誘うと、凄い勢いで食べ始めた。 全部食べちゃうんじゃないかと思うくらい食べて、本当にお腹が空いていたんだなあと思った。 あまりにも食べるのが早くて、肉もウガリもチップ…

  • 井戸掘りプロジェクト〜SNS〜

    私のブログは1日大体100人前後が見に来てくれている。 ありがたいことに、時々今日のはてなブログに取り上げてもらうことがあり、その時に500-800人の人が見に来てくれる感じの推移だった。 昨日(4/2)は一日中ネットに繋がらなかったので、ブログの更新も出来なかった。 今朝、やっとネットに繋がってブログのお知らせの通知を見て、新しい記事をアップした後に異変に気がついた。 アクセス解析を開けてみると、今まで見たことのない桁のアクセス数が記されている。 見間違いか…? 一回閉じてもう一度開けてみる。 何かのバグか? やっぱりおかしい、いやおかしくはないのか?と独り言をブツブツ言いながらもう一度画面…

  • マサイセレブレーション

    朝からロマは大忙し、今日はモラン(マサイの戦士)セレブレーションがあるからだ。 「何のお祝いなの?」 「伝統のお祝いだよ。」 わかったような分からんような。 モランが集まってヤギでも捌いて食べるんだろうと思っていたら様子が違う。 長老たちが集っているし、正装した女性が大勢やってきた。 これはもしかしてとっても大規模なお祝いなのでは? 「そうそう、自分たちの結婚式より人が来るよ。」 そう言うことは早めに言って! 庭の草引いとけばよかった。 モランはマサイ女性が見た肉を食べることが出来ないので、森の中のキッチンで男性が調理する。でっかい鍋2つで油を敷いて玉ねぎと肉を炒めていく。そこにトマトを入れて…

  • 爆買い

    久しぶりに家に帰ってきたローズ(妹①)と一緒にソコニ(マーケット)に出かけた。 家族8人分の食料を1週間分買うのは大変で、日本みたいにカートとか便利なものがないから全部手で持たなければいけない。 日本で住んでいた時は自分1人だったし、いつでも買いに行けるスーパーがあったので大量に買うという経験が無かった。 もしここにコストコがあったら大いに活用するのに。 野菜を1週間分買うと、洗濯タライ一杯分になる。 それをローズと手分けして手提げに入れたり、リュックに入れながらどんどん買っていく。 今日は2人いるからいっぱい買えるぞー! 日持ちのするジャガイモは多め、痛みやすいトマトは適量、保存が効くお米や…

  • プルダックポックンミョンの辛いソース再利用

    タンザニアの田舎でも手に入るプルダックポックンミョン。 これとケニア産のインスタントラーメンが私のほとばしる麺欲を満たしてくれている。 こんなに辛いのに、タンザニアの人々に需要があるのだろうか? あるから置いてあるんだろうけど、タンザニアの人たちは辛いものが好きなのか? 香辛料やピリピリと呼ばれる唐辛子のような物はあるが、この辛さもイケる口なのか。 (ピリピリ:スワヒリ語で辛いの意味) 私はそこまで辛い物は食べられないので、プルダックポックンミョンは牛乳で煮込んで辛いソースは半分だけ入れている。 これが私の最適解だ!と喜んでいたのだが、さてはて残った半分の辛いソースを捨てるのは忍びない。 何と…

  • 牛肉に歓喜する家族

    土曜日は街で大きなマーケットが開かれる。 服や野菜だけではなく、ニワトリ、ヤギ、羊、牛などの動物も取り扱うこのマーケット。 各地からたくさん集まってくるので、とても賑やかだ。 うちのマチコサンとキミサンもこのマーケットで購入した。 購入した時はまだほんの子牛だったけれど、1年3ヶ月経った今は随分と大きくなった。 ロマの見立てでは、今年中に子牛を産むだろう。 今度マーケットに来る時は、大きい雄牛を買いたい。 今日マーケットに来たのは牛を買いに来たわけではなく、牛肉を食べに来たのだ。 いつも村でお祝い事がある時は、ヤギか羊を捌いて食べる。 牛を捌いているのは見たことがない。もちろん食べるとは思うが…

  • 井戸掘りプロジェクト前進

    マサイ村に来てからというもの、予定は未定!の概念をようやく肌で分かるようになってきた。 オンタイムで生活することに何の疑問もない日本生まれ日本育ちの私は、先々の予定が立たないことに不安と苛立ちを感じることがしばしばあった。 結婚式ですら5日前にやっと決まるようなマサイ村で、数週間後の予定などたたない。 ほとんどの事は今日か明日の二択だ。 ロマがザンジバルで働いていた時のシフトは当日行ってみて「ああ、今日休みかー」「出勤だ!」というスタイルだったらしい。 ちなみにロマに、住宅ローン35年で組んでいた話をするとマンガみたいに目がまん丸になって「35年先のことなんて神様しかわかんないよ???」と狼狽…

  • イマニの話

    うちのバーにはスタッフが2人いる。 1人はスワヒリの男の子ムペンバ、まだ10代後半だ。 もう1人は20代前半の女の子でイマニという。 主にカウンターでお客さんの相手をするのがイマニだが、出会って2ヶ月、私は彼女が笑ったところを見た事がない。 「イマニいっつもしかめっつらで、メンチ切るように私を見て『シカモー』って言ってくれるけど、あれ怒ってるのかな?」(シカモーは目上の人に対するスワヒリ語の挨拶) 「いや、全方向にあれだから大丈夫、怒ってない。俺も一回しか笑ったとこ見た事ないし。カウンターにいるお客さん全員が涙が出るくらい笑った時にほんの一瞬笑ったのを見逃さなかった。それくらい笑わないよ。」 …

  • 食べたいものは作る

    昨日の夜、パンを作ったら盛大に失敗した。 これで2回目だ。 生地は膨らまずボソボソして、出来損ないのホットケーキみたいなパンが出来上がった。 何が悪かったのか原因探索、思い当たる節はある。 そもそもうちには何かを計るものがない。 計量スプーンもないし、もちろん量りもない、あるのはタッパにメモリが刻んである容器だけだ。 多分、割と適当に「このスプーン1杯を10gくらいとして、砂糖を2杯」とか、イースト小袋11g入りなので3等分したらいっか。 塩はひとつまみが3gって何かに書いてあったような? 油は…こんなもん。 この辺りの計測がうまくいってない可能性は大いにある。 料理はアドリブを効かせてもいい…

  • ローズの帰還とこれからの事

    ローズ(妹①)が1ヶ月ぶりに家に帰ってきた。 帰ってきた、と言っても私とロマが隣町に滞在中にバイクタクシーを手配して家に帰したのだ。 なので正確には、彼女が家に戻った時を私たちは知らない。 1ヶ月のうちにナナミ(妹⑥)は大きくなり、庭の木は壊滅的に倒れ、貯水タンクが設置されているのを見て驚いたに違いない。 ローズが帰ってきたことにより、ノバーロン(従姉妹)は随分楽になったはずだ。 この1ヶ月、ママは赤ちゃんの世話で手いっぱい。 彼女は朝から牛の乳を搾り、庭の掃除をしてチャイを作ってキブユを掃除して洗濯して昼ごはんの準備をして山羊と羊の世話をして食器を洗って水を汲みに行ってナナミの沐浴の準備をし…

  • クラウドファンディングが繋ぐ縁

    3月15日に公開した【マサイ村に清潔な水を提供するプロジェクト】クラウドファンディングがついに目標額の96%に到達した。 これも皆さんの応援のおかげです、ありがとうございます。 すごい速さでここまで来れて嬉しいけど、インターネットがポンコツすぎてお礼のメッセージや活動報告のページの更新ができなくてヤキモキしている。 このブログ経由で支援してくれた方、友人、親戚、学生時代の先輩後輩、職場の先輩後輩、そして同郷の仲間たち。 今までほとんど更新もせず見てもいなかった古のfacebookに投稿すると、もう何十年も連絡をとっていなかった人たちから応援のメッセージやプロジェクトの支援をいただいて驚いた。 …

  • ママと私

    結婚するまでは、姑と嫁は複雑な関係だと思っていた。 初めてこの村に来た2年前、私は少し緊張していた。 ロマは6人兄妹(当時)たった1人の男の子で長子だし、どんなママなんだろう?きっとすごい大事に育てたんだろうな。 村に着いてバジャージを降りるなり、たくさんの人に囲まれた。 時刻は夜の7時、私には誰が誰だか見えないが、家族は大歓迎で迎え入れてくれた。 薄暗い家の中に入ると顔が見えて、ママはすぐにわかった。 私が村に来たことをとっても喜んでくれて 「タタ、タタ!」 と名前を呼んで、ジェスチャーで膝の上を指差している。 「ママがタタの事、膝に乗せたいんだって。」 初対面のお義母さんの膝に乗る?! 「…

  • 電子書籍の存在に気がつく

    海外に居て恋しいと思うもの、日本食、お風呂、そして本。 日本食は言うまでもなく麺が恋しく、いまだに新しい麺を探して彷徨っている。 行きつけのスーパーマーケットでスタッフのお兄ちゃんが、いつも私がラーメンとプルダックポックンミョンを買っていくのを知っているので「これなんかどう?」と新たな卵麺を教えてくれた。 中国製の乾麺は四つ入りで、スープがついていないタイプだった。 これがちぢれの少ない平麺で、うどんとラーメンのハーフみたいな感じで美味しかった。 スープは鶏スープの素と味の素、醤油を入れたらそれらしい味になったので今後も新しい食べ方を模索しようと思う。 お風呂は諦めるしかない。 時々、水が潤沢…

  • 南国のフルーツ

    果物 タンザニアに来てから、よく果物を食べるようになった。 日本にいる時もカットフルーツなどを食べていたが、気軽に食べられる物ではなかった。何しろ値段が高すぎる。 お彼岸のお供えで買うならわかるが、普段食べたいなと思った時に気軽に買える値段ではなくなってしまった。 好きだった梨も去年スーパーで見たら2個で800円とか!そんなに高かったっけ? いちごや巨峰などもう手の届かない食べ物になったし、みかんですら躊躇する。 果物は普段じゃなくてハレの日にいただく食べ物になってしまった。 きっと光熱費も輸送費も何もかもが値上がりした結果なのだろう、それでいてきっと農家さんの収益はそんなに変わらないんじゃな…

  • 毎月恒例の体調不良

    隣町に滞在して3日目。 ロマの体調が悪い。 朝からトイレに行っては戻し、下し、食事は取れず水分を摂っても出てしまう。 ベッドに戻る気力もなく、床のカーペットに寝そべっている。 同じ食事をしている私はピンピンしているので、食中毒ではなさそう。 「病院行こうよ。」 「今は無理、後で。」 確かに動ける状態じゃなさそう。 そう言っているうちに夕方になってしまった。 こりゃ夜になったら熱が出て、さらに症状が悪化する未来しか見えない。 私もそうだがロマもなかなかの病院嫌いで、連れて行くのに難儀する。 よし、ドクターを呼ぼう! 前にロマがそうしてくれた様に、ここにドクターを呼んで診てもらおう。 前に私を診て…

  • 電信柱

    マサイ村には電気が通ってないが、近隣の村や街には電気がある。 スマホやチャージャー、懐中電灯など充電が必要なときは送電されている村に行きお金を払って充電する。 一応マサイ村でも各ご家庭にソーラーパネルが設置されているが、大体はスマホを充電したらもう終わりで、夜はほんのりあかりの灯った電球の下で字も読めないくらい薄暗い中みんなで晩御飯を囲む。 昼間に充電しすぎると、夜は暗闇の中で懐中電灯かスマホのライト片手に過ごすことになる。 時々その状況に陥ってベッドのかどで足をぶつけたりするので、昼間の充電は慎重に行わなくてはならない。 大きなソーラーパネルを持っている叔父さんとババ(お義父さん)の家にはテ…

  • 20分間の嵐

    雨季が始まって喜んでいたある日。 ゴロゴロと遠くで雷鳴が鳴り響き、黒く低い位置にある雲が西から近づいてくるのが見えた。 その雲の下には、遠くからでもはっきりと分かるように線が引かれている。 雲がすごいスピードでこちらに向かってくると同時に、暴風が吹き始めた。 もう雲はすぐそこまで迫っている、線もくっきりと見えて、風に煽られてうねっている。 ババババババババ ドラムを激しく叩くような音と共に大粒の雨が地面を濡らし、屋根を揺らした。 とんでもない嵐の到来だ、裏の扉を一瞬遅れて閉めたがあと2秒でも遅ければもう閉じられなかった。 外に出していた椅子が飛んでいくのが見える、犬が軒下に避難してきた。 庭の…

  • 家族のかたち

    バーの閉店を決めた私とロマは、テナントオーナーのカサカと何を残して何を引き取るか、幾らで店を売却するかの話をつけて家に帰った。 家に帰る前にバブ(おじいちゃん)が店に来て、ロマと何か話している。 ロマが 「350,000シリング持ってる?」 と聞くので財布ごと渡したら、中身の260,000全てをバブに渡した。 私は横で見ていてビックリした。どうしてバブは本当の事を知ってるのに、ロマを庇ってくれないのか。 それどころか、お金を払わなければならないのか。 「ごめんね、あとで電子マネー下ろして返すから。」 そういう問題ではない。 悪い事何もしてないのに、向こうの言い分が正しくてロマが悪かったみたいに…

  • バーの閉業

    私とロマは去年の3月から、近隣の村でバーを経営してきた。 今日、そのバーをテナントのオーナーに売却することにした。 トラブルが多すぎる。 酔っ払い同士の喧嘩、殴り合いくらいならまだわかる。 マサイはナイフの所持を許されているので、みんな腰に帯刀している。 酔っ払っておかしくなったマサイ同士がナイフを振り回し流血事件、なんて言うのも何件かあった。 ロマが仲裁に入って指を怪我したこともある。 2日前からロマが仕事から帰ってこなかった。 またトラブルでもあったんだろうと思っていたら、バーを手伝ってくれているムペンバという男の子がバイクで私を迎えにきた。 「ロマが呼んでる。」 丸2日間、連絡も取れず、…

  • クラウドファンディング公開初日

    まずはここでお礼を言わせてください。 皆さまからの温かいご支援、本当にありがとうございます。 クラウドファンディング公開初日、12名もの方が応援してくださってプロジェクト進捗は16%になりました。 朝、何も反響が無かったらどうしようと不安に包まれながらLINEを開くと激励のメッセージがたくさん届いていました。 Instagramもfacebookも同様に、ずいぶん長い間会っていない友達や同級生、親戚、幼馴染から 「がんばれー応援してるよ!」 と私の背中をグッと押してくれる言葉が詰まっていました。 メールを開くとCAMPFIREサイトから何か届いています。 【支援者が現れました】 しかも2名も。…

  • 水確保プロジェクトタンク編〜クラウドファンディング公開開始〜

    雨季が始まった。 急いで貯水タンクを設置せねば。 貯金残高に目を瞑り、第三のタンクを購入。 ババ(お義父さん)の家用に買った5000Lのタンク自体はうちやママの家のタンクと同じだが、付属品の数が違う。 ババの家は大きいので、その分の板や雨樋、接続のコネクター、接着剤などに費用がかさみ、過去最高額となった。 それでも今、設置せねば意味がない。 雨が降るこの時期にタンクがなければ、その後の乾季はまた泥水を飲料水にしなくてはならない堂々巡りだ。 空から降ってくる雨はその時にしか貯められない。 背に腹はかえられぬ! 横に転がった状態のタンクをとり囲んでちびっ子たちが何やらワーワー楽しそうに遊んでいる。…

  • 3ヶ月経過

    マサイ村に来て3ヶ月が経った。 本来なら観光VISAは切れて、ここには居られないはずだが婚姻VISAのおかげで2年間はタンザニアに居られる。 タンザニアに3ヶ月以上居るのは初めてで、と言ってもほとんどはマサイ村に居るのであまり変化はない。 毎朝ママと一緒にチャイを飲み、晴れていたら洗濯して掃除して、インターネットが繋がる原っぱに行く。 ネットで出来る仕事を検索したり、クラウドファンディングの修正をして家に戻るとお昼。 ノバーロン(従姉妹)が作ってくれるお昼ご飯を食べて、木を切ったり草を引いたり、ブログの記事を書いたり昼寝したりシャワー浴びたりするうちに夕方になる。 妹たちが学校から帰ってきて、…

  • フィジーママとの想い出

    先日のブログで少しフィジーのママについて触れたので、フィジーの思い出を残しておく。 2012年5月、私はフィジーの西部に位置するNadiナンディ空港にいた。 英語の学校に通うため、私はフィジーに来た。 フィジーはフィジー人(フィジアン)と、英国領だった頃に入植したインド人がおよそ4割を占めている。 フィジアンはフィジー語を話し、インディアンはヒンドゥー語を話すため公用語が英語なのだ。 当時ネットで日本人が経営するフリーバード校を見つけ、値段とその後ワーホリで行く予定のオーストラリアに近いのが魅力だった。 何より大好きな温かい南の島、これは行くしかない! 空港から学校に移動し、オリエンテーション…

  • 雨季の始まり

    3月7日に雨が降って以降、どんよりとした雲が垂れ込めた空模様。 急ピッチで貯水タンクの工事を進める。 ママの家の工事が完成した翌日、私の家のタンクの修正工事も8割方終了したその日の15時。 バケツをひっくり返したような雨と、台風かと思うような風が吹き荒れた。 豪雨が屋根を叩く音が太鼓を叩く音のように「ドン」「ドン」「ドン」と鳴り響く。 歓喜の雨だ。 私の家のタンクの設置は終わっているが、雨樋のところどころに不具合があり隙間から雨水が溢れてくる。 雨水はありったけのバケツとタライで回収したい。 「ティピカ エンガレ」(入れる 雨) レインコートを着てバケツを右手、タライを左手に豪雨の中庭に出た。…

  • 丸刈り専門店

    ロマが日本でいる時に買ったバリカン。 日本では髭を少し整える程度に使っていたので、そんなに使用頻度は高くなかった。 そのバリカンがマサイ村で大活躍。 マサイ村で髪が長いのはロマと私だけだ。 他はみんな丸刈りスタイル、マサイの戦士だけが長い髪を許されているのだ。 おじいちゃん、おばあちゃん、お義父さん、お義母さん、叔父さん、子供たちみーんな丸刈り。 今まではコームにカミソリの刃を当てて剃っていたのだが、バリカンが来て安全で簡単に剃れる! なんて良いものを持ってきてくれたのだ、とママに喜んでもらえた。 ある日、ジェニファー(妹④)と従姉妹のノバーロンが「サロンして欲しい」とバリカンを持ってきたので…

  • 学校のテスト

    マグダレナ(妹⑤)が学校でテストがあったらしく、ママが用紙を2枚見せてくれた。 22/50と書かれている用紙に半分くらいチェックが入っている。 私の感覚では正解は◯で不正解ならチェックマークのイメージだったが、ここでは正解ならチェックマークが入るらしい。 欠点が何点かは知らないけれど大方半分合ってるから、まあ良いんじゃ無いでしょうか? もう一枚は2/50、ほぼ不正解。 スワヒリ語がわからないので、何を問われていて何が正解かわからないので教えてあげようが無い。 うーん、あんまり勉強が好きじゃないのかな。 私も勉強は苦手だったので人のことはとやかく言えないが、マグダレナが家で勉強している姿は1回し…

  • 34日ぶりの雨

    3月7日午前6時、雨が屋根を叩く音で目が覚めた。 待ち焦がれた雨だ! 2月1日からずーっと毎日空を見ては、雨降らないかなあと待ち焦がれていた雨がようやく降り始めた。大雨季の到来だ。 雨はすぐに止んでしまったけれど、重たい雲が空に広がって涼しい。 ただ、雨季で困ることが2点。 ①ソーラーパネル発電ができないからスマホの充電を隣村まで行ってお金を払わなくてはいけないこと。 ②スマホの電波が著しく悪くなること。 今までだって決して良くはない電波を一生懸命追い求めてブログをアップしているのに、ちっともネットに繋がらない。 しかし、水がないことに比べれば可愛いものだ。 電気<<<<<<<<水 電気がなく…

  • 水プロジェクトタンク編〜母屋着工から完成まで〜

    タンクを買って10日目、ようやくフンディ(大工さん)が家に来た。 前回のフンディではなく見知らぬ顔が4人。 流石に何回言っても来てくれないフンディに愛想を尽かしたロマが隣町から呼び寄せたのだ。 ママの家の設計を見て、ロマとどうやって貯水タンクを設置するか相談している。 家の構造上、家の裏部分はある程度屋根の高さがあるが、表部分が低く作られている分高低差を作るために長いパイプが必要になる。 とりあえず今日は雨樋を設置する工事に取り掛かってもらった。 元々設置してあった簡素な雨樋を取り外し、飛び出ている木をノコギリで切り落としていく。 そこに平たい板を打ちつけて、その上に雨樋の支柱を設置し雨樋を取…

  • 初めてのフォカッチャ作り

    チャパティとマンダジ(揚げパン)に飽きてしまった。 どっちも油っこくて、私の胃には重い。 食パンは買って次の日にはカビが生えるし、そうは言っても時々はパンが食べたいし、何かいい手立てはないだろうか。 無いなら作ろう。 パン作った事ないけど、YouTubeが教えてくれる。 うちにある物で作れそうなレシピを検索する。 まずオーブンなどないので 【フライパン パン】 すると出てくる出てくる。 素晴らしい! フライパンでパンが焼ける、出来れば少ない工程がいいなあ。 【フライパン パン 捏ねない】 何でも検索すれば出てくる、最高。 その中でも特に洗い物の少ないレシピを発見したので、水のないマサイ村では洗…

  • ニワトリとの戦い

    うちの村のニワトリはみんな放し飼い。 夜だけ家の中に入って眠り、日中は外を走り回っている。 ヤギも牛も日中は放牧で出歩いて、夜は囲いの中で休んでいる。 ハイエナがいるから襲われないようにそうしているらしい。 さらっと言ってたけどハイエナいるんや…。 日中家の中は暑いので扉を開けているが、構わず侵入してくるニワトリ、ヤギ、そして子牛。 ニワトリは餌を求めて、ヤギと子牛は水を求めて入ってくる。 先日ちょっと目を離した隙に、部屋いっぱいのヤギがいて思わず日本語が出た。 「何してんねん!!」 ヤギを追い払い、ヤギ臭のする部屋を換気のため両方の扉を開くと今度は子牛が入ってきた。 子牛を追い出して一息つい…

  • 太っている方がいい?マサイが考える美しさとは

    ママが私を見て 「タタ、ボンゲサーナ」と嬉しそうに笑う。 妹たちも 「タタ、ボンゲ。ミミ シオ ボンゲ(私はボンゲではない)」 自分たちの足や腕を私と比較して嬉しそうにしている。 「ボンゲ」とは「太っている」のスワヒリ語だ。 最初は「あらま、何にもしなさすぎて太ったのかしら?」と思っていた。 (おそらく私は日本人の平均的な体格だと思う。) ロマに相談してみた。 「太ったかなあ?」 「タタ全然太ってないよ。」 「ママと妹たちが『ボンゲ』っていうから気になって。」 「マサイの女性たちはボンゲの方がいいんだよ。痩せると『ご飯が足りてない!!もっと食べさせないと!』って慌てるから。褒めてるんだよ。」 …

  • 水確保プロジェクト〜クラウドファンディング編〜

    結局2月は1日しか雨が降らなかった。 乾季なので仕方がないが、草は茶色に変色し牛や羊の食べるものがなくなってきている。 遠くまで放牧に行かなくては、牛たちが飢えてしまう。 その上とんでもなく暑い。 刺すような陽射しの中で、人間だけではなく牛も参ってしまって牛乳の出が悪くなってしまった。これはマサイにとっては大ピンチ。 マグダレナ(妹⑤)は牛乳しか飲みたがらないので困ったものだ。 ママが「無いものは無いのよ!我儘言ってないでご飯食べなさい!」と叱っている。 ただでさえカリカリなのに、栄養失調になってしまう。私の有り余るお肉を移植してあげたい…。 こうして手をこまねいていても何も変わらないので、先…

  • スマートウォッチに沸くタンザニア人

    タンザニアに嫁ぐ時に持ってきたApple Watch Series 3。 日本でいる時は毎日使っていて、エクササイズだとかスマホの着信だとか、スマホを探すのに重宝していた。(スマホを探す用のアクセサリーだったと言っても過言ではない) 夜勤明けのある日、スマホを紛失して部屋の中を探しに探しても見つからず、Apple Watchでスマホを鳴らしてみたら冷蔵庫から発見されたことがある。 やはり夜勤はしてはいけないと確信した夜勤明け。 こっちでは電波もないし、時間を確認することもなくあんまり使うことがなかったから、しばらくカゴの中で眠っていたが、ある日ロマが「これ使って良い?」と使い始めた。 今日の夕…

  • タンザニア婚姻VISA取得

    ついに昨日、タンザニアの婚姻VISAであるDependent passを取得した。 これで2年間は安泰だ。 私が12月にタンザニアに来た時は、ツーリストVISAで入国した。 タンザニアのツーリストVISAは90日間でUS50$かかる。なので12月から3ヶ月後の3月11日までにVISAをなんとかしなければ、また一回出国して入国する必要があるので早くしなければならない。 ロマはタンザニア国民だが、マサイ村の人たちは役所に行くことがほとんどないので私のVISA問題も「?」だった。 問題解決の方法が私とは全然違うのが面白い。 私ならネットである程度調べて、メールで問い合わせると思う。 ロマは隣町のイミ…

  • Googleアドセンス2月のまとめ

    しばらくGoogleアドセンスについて何も書いていなかったので、12、1、2月まとめて振り返ってみる。 12月はタンザニアに着てすぐ、広告が付かなくなった。 アカウントが29日間停止されたので、その間の収益は0。 理由は無効な操作: 複数回のクリックらしいけど、あまりよく分かっていない。 そんなわけで12、1月はほぼ何も収益は発生しなかった。 やっと全部復活した2月は321円! これが10倍になるには毎日のPVも10倍いるという事か…先は長そうだけど、いつか達成できる日が来ると信じて。 どっちみちブログを書くことが好きなので、収益が出ようが出まいが書くんだけれど。 じゃなきゃ321円/月の収益…

  • マサイの足元事情

    マサイ村で暮らしている私は年がら年中ビーサンかギョサンで暮らしているのだが、ロマは時々靴を履く。 バイクに乗る時に危ないからだそうで、確かになあと納得した。 でもそんなに要る?というくらい靴がある。 私の靴はビーサン1、ギョサン1、日本から履いてきたスニーカー1、友達のお母さんに貰ったミネトンカ1の4足に対してロマの靴は10足以上ある。 私の持ってる靴の2倍以上、足は1対しかないのにそんなに要る?? まあいい、10足あるのは良いとして、使い方に問題がある。 1回履いた靴を洗わないと履かないのだ。 うちは牛や羊や山羊のおかげで至る所にウンコが落ちている。 踏まない、というのは無理な話でマリオがク…

  • ママオルクチ

    うちの村には犬が2匹いる。 そのうち1匹はオスで、私は勝手にポチと呼んでいる。 もう1匹はメスで、先月7匹の子犬を産んだママだ。オルクチ(マサイ語で犬)は誰の所有という事もなく、自由に村の中を歩いている。 ママは子犬を産んだ家の軒先にある薪の下に住んでいる。 7匹の子犬は薪の下でモゾモゾと動いている様子がうかがえる。 ママはガリガリで、いつもご飯を探して色んなお家をウロウロしているが、私たちが与えるご飯の量では7匹育てるエネルギーに到底追いつかずアバラが浮いている。 犬も猫も動物性タンパク質を求めてバッタを食べているくらいだ。 日本だったらドッグフード買ってあげるけど、ここでは人間だって食べる…

  • タンザニアの人種差別

    時々聞かれるこのトピックス。 昨日もナンジャカンジャいちゃもんつけてくる人がいたので、記録として書いておこうと思う。 まず、圧倒的にアジア人が少ないこの国で、私は必然的にマイノリティとなった。 人間、自分と異なるものに興味を持ったり、はたまた嫌悪感を示したりするのは普通の反応だと思う。 特に国同士が離れていれば離れているほど、関わりは少ないし、興味も薄い。 実際私もタンザニアに来るまでは、タンザニアが地図上のどこに位置して、何語を喋って、主食は何で国旗が何色かも大統領が誰かも何も知らなかった。 逆に言えばタンザニアの人たちも日本が島国であることも、日本と中国は違う言葉を話すということも、TOY…

  • 水確保プロジェクト〜貯水タンク編〜

    井戸を掘るぞ!と意気込んで数日。 情報収集はなかなか進まない、なぜならうちの村周辺は井戸がないので井戸を掘ったことがある人がいないのだ。 近所の一番栄えている村ですら水の供給源はダム、もちろん綺麗な水ではないがないよりマシだ。濁っていてもシャワーはできる。 もちろんダムまでタンクかバケツを持って水を汲みに行くのだが、汲みに行ける水が近くにあるだけ良い。 このダムですら作る時に揉めたらしく、村の偉い人がスワヒリ(マサイ以外のタンザニア人をスワヒリと呼ぶ)だったため、スワヒリにとって便利な場所に作られた!とマサイは怒っているのだった。 多民族で形成されている国家にしては情勢が安定している方だと思う…

  • オムレツ

    マサイ村に来て2ヶ月少し、現時点での最高傑作ができた。 私は無類の卵好きで、日本にいる時も何はなくても冷蔵庫に卵が入っていた。 卵焼き、目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵、卵かけご飯、オムレツ。 ラーメンにもうどんにも合うし、買ってきたお惣菜コロッケやカツを卵でとじても美味しい。 卵さえあれば何でも出来る万能感。 マサイの人たちは基本的に卵を食べない。 レストランで出てきたら食べるけど、家で飼ってるニワトリの卵を食べているところを見たことがない。 なので、卵なし生活を送ってきたのだがついに「卵食べたい欲」が決壊した。 「ロマ、卵買ってきて!」 ロマに頼んで卵を8個買ってきてもらった。 この辺…

  • 猫の日

    2/22は猫の日。 日本でお留守番してもらっているメイタタちゃんは元気にしているそうで一安心。 でも、あのふわふわの胸毛が恋しい。 「もっと撫でて!」と擦り付けてくる小さな後頭部も恋しい。 可愛い顔からは想像し難いダミ声も恋しい。 毎日メイタタの写真と動画を見て気を紛らわせている。 水不足も深刻な問題だが、猫不足も問題だ。 マサイ村の猫たちは半野良なので、なかなか触らせてもらえない。 ミルクをチラつかせ、飲んでいる最中にドサクサに紛れて触る手法以外に接触方法はない。 昨日も夜にキジネコが「なーんなーん」と家の前で鳴くので、ミルクを少しだけお皿に入れて待っていると来てくれた。 飲んでいる時に触る…

  • スープに浸かった麺が食べたい

    夢に見るほどラーメンが食べたい今日この頃。 タンザニアの奥地で手に入るケニア産のインスタントヌードルと、誰に需要があるかわからないプルダック麺(しかも一番辛いのと、二番目に辛いやつ)が今のところ心の支えとなっている。 2ヶ月前、タンザニアに着いたその日に一蘭のカップ麺を完食した自分を張り倒したい。 1万1000km彼方の日本には、あんなに美味しいラーメンがひしめき合っているというのに。 ここでは麺料理はスパゲッティしか見たことがない。 スープに浸かった麺を食べる文化がないのか… 私が見たことがないだけか。 その昔、バックパッカーでアメリカからヨーロッパへと移動していた。 貧乏旅行なので、スーパ…

  • ロバ

    うちの村には5頭のロバがいる。 4頭は大人で1頭は子ども。 ロバの役割は、水の運搬。 それ以外に彼らに仕事はない、よって雨季には週休七日が採用されて日々草を喰み、うろうろしてフェンスを壊しては家族に疎まれている。 別にその辺の草を食べて、その辺で寝て、また食べてを繰り返しているだけなので飼育しているとは言い難い。 野良のロバとの違いは特にない。 しかし、乾季になれば水の運搬が待っている。 今まで毎日休んでいたのに、急に毎日仕事が始まる。 ロマ曰く 「毎日荷物を運んでいるロバは足腰も強くて、ちゃんと人の言うこと聞くけど…見てあれ」 目線の先には、タンクを載せるための牛皮で出来た入れ物を背に載せら…

  • 井戸作り宣言

    2月1日に雨が降ってから今日まで、一切雨が降らない。 もう牛や羊、山羊が食べる草が枯れてきている。 村の近くの貯水池も、先週ついに空になった。 正確には水はほんの少し残っているけれど、緑色に変色して変な匂いが立ちこめているので使えない。 村のママたちはみんなで協力して4頭のロバを連れて遠くのダムまで水を汲みに行く。往復3時間はかかる。 20Lの黄色いタンクを4つ、ロバに載せて運ぶのだが毎日行かないと生活用水が間に合わない。 洗濯、食器洗い、掃除、シャワー、子牛に飲ませる分などなど。 幸い、私の家のタンクにはまだ少し雨水が溜まっているので料理はその水を使っている。 でも、それもあと何日という所だ…

  • スワヒリタイム

    マサイ語とスワヒリ語に翻弄される日々だが、なんとなく言いたいことは伝わるようになってきた。 きちんとした文章じゃないけど、子どもが作る二語文みたいに 「ごはん 食べる」 「お腹 痛い」 「村 行く」 という感じで、最初に比べれば随分マシになった。 それでもまだまだ知らない単語が山のようにある上、動詞がほとんどわかってないので要勉強。(形容詞なんて一つも知らないのでは…?!) 最近ずっと困っていたことがあって、インターネットで調べようと思っては忘れて困ってを繰り返している事象があった。 「ロマは昨日いつ帰ってきたの?」 「何時に寝たの?」 「明日は何時から行くの?」 何時、という言い方がわからず…

  • スパゲッティ

    夕食前にロマが「お願いがあるんだけど」と話しかけてきた。 あんまりお願いされた事がないので、なんだろう?なんか大役でも頼まれるのかなとドキドキしていたら 「晩御飯にスパゲッティ作って欲しい。」 おお、珍しい。 私の作ったスパゲッティが食べたいリクエスト。 いいでしょう、作ります! 妹に頼んで、トマトと玉ねぎを分けてもらう。 持っているニンニクを潰して芽を取り、油でじっくり香りを出しながら炒めて玉ねぎとみじん切りのトマトを入れる。 ぐつぐつ煮詰まったところでお水を入れて、固形スープを1つ入れて沸騰させる。 スパゲッティを入れて水が無くなるまで煮て、少し牛乳を入れてモッタリしたら完成。 固形スープ…

  • バレンタインデー

    昨日(2/13)は風邪を引いて一日中寝ていた。 ロマは心配して夜に家にドクターを呼んでくれて、マラリアチェックと診察、薬を処方してもらった。 マラリアは陰性、良かった。 今日は朝から薬を飲んで、熱もないしシャワーを浴びてサッパリしてからママに会いに行った。 お産後のママはトイレ以外で家を出ることは無いので、私が風邪で寝込んでいるのを知ってたがお見舞いに来られず心配してくれていた。 「もうすっかり元気だよ」 「良かった、心配したのよ〜」 ナナミ(妹⑥)も元気そうだ。 ロマは昼前にお店のトラブルで出て行ってしまった。 私は妹たちと、村のちびっ子軍団の相手をしてお昼を過ごした。 ちびっ子5人、ずーっ…

  • ルーク

    「ナナミ〜」 ママの家から聞こえてくる優しい声。 名前がついて約2週間、みんながナナミの名前を呼び始めた。 先日、ママのママ(すなわちおばあちゃん)が来てナナミと初対面した。 ビビ(おばあちゃん)からすると、発音が難しかったみたいで「ナメミ」になってしまい、ママが「ナナミだよ」と訂正していた。 村には12月末に生まれた赤ちゃんが居て、ナナミとは約1ヶ月違い。 男の子でとても大きい。 ナナミが小さいから余計に大きく見える。 赤ちゃんは大きく育ち、ママは痩せたように見えた。いっぱいミルク飲んでるのかな。 生まれてすぐの時に家にお邪魔して抱っこさせてもらった。 赤ちゃんのママと、彼女のママと、うちの…

  • マサイ村の子育て事情

    ナナミが生まれて、間近で赤ちゃんのお世話を見ている今日この頃。 日本の子育て事情とかけ離れているので、たまひよクラブは参考にならなさそう。 そういえば結婚する時、一応ゼクシィ買ったけど何一つ掠らなかった。 結婚といえばゼクシィでしょ!(単純)と飛びついてみたけれど、これは日本で結婚する人が買うやつだった。間違えた、ゼクシィは悪くない。 まず、赤ちゃんは保温命。 タンザニアはあったかいけれど、うちの村は高度も高いのか夜は冷える。 朝に結露が出来ている日もある。 赤ちゃんは頭の先から爪先まで布でぐるぐる巻きにされ、その上に更に布を掛け、最後はブランケットを掛ける。 一見するとどこに赤ちゃんがいるの…

  • 初めてのDIY

    我が家は未だ作りかけの状態で生活している。 別に天井が完成してなくて、梁が剥き出しになっていても構わないが、収納する場所がないのは困る。 別にウォークインクローゼットが欲しいとか一面壁収納を作りたいとかじゃなくて、スーツケースの上に積み上げられた服をなんとかしたい。 置く場所がなく、スーツケースの上が仮住まいのまま2ヶ月が経過。 定期的に片付けるが、不安定ゆえ崩壊することもしばしば。 せめて服を置く棚を作りたい。 買うと高いので、ある物で何とかならないかしら?とノコギリを片手に1人で森の中に入ってみた。 たくさんの木の中から、何となく良さそうな太さの枝をノコギリで切り落としていく。 ノコギリを…

  • 祝30,000view

    なんと!2年1ヶ月のこのブログが30,000viewになりました。 いつも見てくださる方、時々覗きに来てくれる方、一回でもこのブログに遊びに来てくれた方々のおかげです! ありがとうございます。 始めた頃は本当に数人の人が見に来てくれて、とにかく100記事は書かねば!と意気込んでアレコレ書いて、時々はてなのおすすめに載せてもらっては読者数が少しずつ増えていきました。 この2年の間に生活環境は目まぐるしく変わり、結婚、移住と人生のターニングポイントをここに残せたのはとても良いことでした。 当時からこのブログを見てくださって、いつもスターを付けて、コメントをくれる読者の方々ありがとうございます。とて…

  • 夜の戸締り

    夜、誰か来たらどうしよう?と時々思う。 ロマはバーの仕事をして夜遅くに帰ってくるので、1人家で待つ事になる。 もし誰か来たらどうしよう。 うちの村は木々に囲まれた森の中にポツンとある集落なので、誰か来たらすぐに分かるようになっている。 だが、夜に寝ているときに私が気がつくかといえば懐疑的だ。 先日ロマがバイクで帰ってきた音に気がつかなかったのに、その後ロマの足音で目が覚めて「何奴?!!!」と身構えていたらロマだった。 事の顛末を話すと 「バイクの音聞こえんかったん?!」 と驚かれた。 私の眠りはマリアナ海溝くらい深い、ちょっとやそっとでは起きない。 寝ようと思えばいつでも、どこでも、いつまでも…

  • 連想ゲーム

    ある日エマがうちに来て言った。 「タター、ワウー△꒳​˙੭ु⁾⁾┐⭐︎「ε_ヾΦ 」 わかるのは私の名前を呼んでいる事とビビ(おばあちゃん)に関する何かだという事。 (ワウはマサイ語でおばあちゃん) これはもう連想ゲームだ。 ビビがわざわざエマをうちに寄越した意味を考えねば。 ビビが私に頼みたい事、もしかして毛抜き? 彼女は逆まつげなので、日本製のシャープな毛抜きを貸して欲しいと来たことがあった。 エマに「ンゴ(どうぞ)」と毛抜きを渡すと 「タタ、アッシェ(ありがと)」 と戻って行ったので正解らしい。 ママや妹たちといる時も、9割は分かっていないが残り1割は知ってる単語と人の名前、場所の名前か…

  • 念願のお米とラーメン

    フライパンと米を買った。 なんぼなんでも1ヶ月に一度も料理をしないのは、ヒトとしてどうなん?と思ったからだ。 料理もせず、食器も洗わず、牛の世話もせず、子どもと一緒になってケニョンガ(カメレオン)を追い回している私のことを、妹たちの目にはどう映っているのだろう。 そんなのヤバい奴に決まってる、大人としての矜持を保たねばならない。 そんなわけで、30000シリング(1800円)出してスーパーマーケットでフライパンを買った。 マーケットでお米1Kgも購入し、今日のお昼に初めてご飯を炊いた。 タンザニアのお米は日本米に似て、そんなに長さはない。 もちろん種類によるのだけれど、日本米より水分が少なめな…

  • マサイの歌

    マサイ文化には歌が深く根ざしている。 結婚式で唄う歌、子どもが生まれてお祝いするときの歌、儀式のときの歌、神様に祈りを捧げる歌。 マー語(マサイ語)は挨拶と少しの単語しかわからないけれど、歌になればなんとなくメロディにのせて歌うことができる。 自分の結婚式の動画を見返して、数ある歌の中から簡単そうなのを見つけて一人の時に歌っていた。 ある日、掃除をしながら歌っていたらロマが帰って来た。 ロマとたわいもない話をして、会話が途切れたのでその歌をロマの前で歌ってみた。 「!!!!!!」 ロマの大きな目がさらに大きくなって絶句している。 ありゃ、発音違ったかな? 「どこで覚えたの?!すごい!!」 この…

  • マサイの服の着方

    うちの村ではみんな伝統的なマサイの衣装を着て暮らしている。 子どもたちも大体マサイの服を着ているが、学校は制服があり校則もあるのでビーズのアクセサリーは外さなければならない。 長期休みの最後の日には、妹たちは腕のブレスレットや足のアンクレットを解いてまた新しいアクセサリーに作り替えられていく。 女性の服は一枚布を纏っており、10代半ばくらいまでは1枚、それより大人は2枚布を纏っている。 洋服みたいにサイズがないから長く着られる。 普段私はマサイの服を着ているので、どんなふうになっているのか解説。 まず1枚目は巻きスカートの要領で、足を少し開いたくらいの幅で巻く。 この時に裾の模様の出具合と長さ…

  • ミニマルに生きたい

    一時期、ミニマリストに憧れて物を厳選する生活をしていた。 ペンはジェットストリームの3色ボールペン1本、お掃除洗剤はウタマロ1本、お鍋はフライパン1個というように同じ用途のものは極力増やさないようにして暮らしていた。 とはいえ、ソファはあったし冷蔵庫も洗濯機もベッドもあった。 紙類なんか山程あったし、本も収納棚一面を埋め尽くしていた。 靴もカバンも5つずつ、服も80着くらいはあったように思う。 マサイ村に越して来て、今が人生で一番ミニマルに生きている。 スーツケース2個に嫁入り道具を詰め込んでやって来た、がしかし、その内の半分も使ってない気がする。 まず四季がない、そのため服がそんなに要らない…

  • 編み物タンザニア編

    時間が有り余っている。 なぜなら、家事は妹たちがしてくれて私が自分でしなくてはいけない事が無いからだ。 全部やって貰うのはあまりにも申し訳ないので、自分の家の掃除と洗濯だけはやっているが料理、水汲み、牛とヤギと羊の世話、乳搾り、薪割りなど他の多岐にわたる仕事は見ているだけの日々。 手伝おうとすると全力で「タタはしなくていいのよ!」と言われる。 ロマに相談すると 「ママ達はタタが今までの生活で重たい水運んだり、牛の乳搾ったり、焚き火で料理した事ないの知ってるから、無理にはさせたくないんやで。」 と、まあそんなに焦らんでもよいとの回答が返ってきた。 結果、時間を持て余し、子どもと遊んで1日が終わる…

  • マサイ村のちびっ子たち

    うちの村は若い。 なんてったって私は年功序列でいえば上から数えた方が早い。 月曜日から金曜日は子どもたちは学校に行っていて居ないが、未就学児が7人いる。 7人中2人はまだ赤ちゃんで歩くこともないが、残り5人は疲れ知らずの猛者達だ。 1歳のネイマ。 とにかくよく泣く。 転けては泣き、兄ちゃん姉ちゃんに置いて行かれては泣き、気に入らないことがあれば泣く。 そんな彼は私の一番のマサイ語の先生だ。 正しくは、ネイマと一緒にいると大人たちが簡単な単語で何度も繰り返し話しかけてくれるので私も一緒に覚える仕組みになっている。 ネイマのマサイ語と私のマサイ語は現在どっこいどっこいだ。 2歳になるマヌ。 初めて…

  • 10年前の自分

    今週のお題を見て、はて10年前は何してたっけな?と考えてみた。 時は2015年、つい最近やんと思ったらもう10年前。 2015年は世界一周から日本に帰ってきた年で、再就職の年でもあった。 2014年の4月から2015年の1月下旬まで友達と2人、東回りで世界を旅して、関空にたどり着いた時にはその風貌と格好からして日本人には見えなかったようで、CAさんも関税のスタッフもみんな英語で話しかけてくれた。 タイではタイ語、ミャンマーではビルマ語、ネパールでは山岳ガイドに間違われるほど私の顔は東南アジアに馴染みやすいらしい。 1年も離れてなかったが、帰国のスタンプを押してもらう時に「おかえりなさい」と言っ…

  • 2月の目標

    なんと2025年の1月が終わってしまった。 もう二度と戻らない1回限りの2025年1月が、病気したり雨乞いしたり妹が生まれたりしている間に終わってた。 振り返ると色々あったけど、毎日のペースは非常にスローで日本にいた時の激務は何だったんだ?夢だったのか?とさえ思う。 とはいえ、マサイ村の毎日が暇な訳ではない。 牛を中心とした山羊や羊の世話など、生き物を相手に生活すると言う事は24時間年中不休、休みなどない。 ロマは遅くまで働こうが、体調が悪かろうが、朝と夕には必ず牛の様子を見にいく。 なんなら深夜に帰宅して、一番最初に見にいくのは牛。 昨日の夕方、牛が一頭行方不明になった。 結局、妹たちが探し…

  • マサイ食文化

    マサイ村で何を食べているのか? 昔は牛乳中心の食生活だったのが、近年は他のタンザニア人が食べる食事に変わってきているようだ。 一番食べているのは「ウガリ」 二番が「スパゲッティ」 三番が「お米」 ウガリはとうもろこしの粉をお湯で練った食べ物で、これ自体にはあまり味がない。 これにボガと言われる野菜の煮込みを付けて食べる。 ロマはウガリが大好きだが、私はやはりお米が恋しい。 レストランではウガリかお米を選べるところが多いが、私は一度もウガリを頼んだ事はない。 やはり何十年も食べ慣れたものがいいと思ってしまう。 ウガリにつけるボガは日によって中身が変わるが、トマトベースなのは変わらない。 二番目の…

  • 命に感謝

    お昼にロマと一緒にニワトリを捌いた。 小さい頃、おばあちゃんが家で飼ってるニワトリを〆ているのを横で見ていた経験はあるが実際自分でやった事はない。 雌鶏を1匹捕まえて、ロマと一緒に家の裏で捌いていった。 包丁で首を落とす。 首を落とした後も何十秒かは本体が動いているので、足を押さえて逃げないようにする。 「タタは必要以上に驚かないから助かるよ。」 ロマはそう言って動かなくなったニワトリの足を持って私に渡した。 命をいただくのにワーキャー言ってる場合ではない。小さい頃に見た経験が今の自分を助けている。 沸騰した湯に浸してから羽を取る。 結構大きいと思ったが、羽がなくなると途端に小さく見える。 途…

  • 乾季

    いよいよ水が無くなってきた。 今年に入ってからまとまった雨は1日だけ、元日に降って以来かんかん照りの毎日。 近所に作った溜池も、私が帰って来た12月はなみなみと水があったのだが、もはや水たまりレベルになってしまった。 小学生の頃、雨が降らなくて断水になった香川の事を思い出す。 早明浦ダムの水位を毎日ニュースで見ていたように、毎日溜池の水位を見守る私。 見守ったところで増えるわけでもないが、ここが枯れてしまったらロバを連れて往復3時間以上の水汲みになってしまう。 村のママたちが遠くまで水汲みに行くのは大変だ、なんとか雨が降って欲しい。 それに、水位が下がれば下がるほど泥水になる。 浄水器なんても…

  • 名前の話

    日本人の名前すら、聞いた5秒後にはもう忘れているというのに、ここマサイ村での名前のハードルが高過ぎる。 聞き馴染みのない名前、そもそも発音出来ない名前、人数が多過ぎるの三重苦。 うちの村の人たちは、クリスチャン(イングリッシュ)ネームとマサイの名前を2つ持っている人がほとんどだ。 妹①のローズのマサイネームはジャジョという風に1人2つの名前をもつ。 なんならママ達は、子どもが呼ぶ特有の名前が別で存在するので3つ名前がある。 ロマもクリスチャンネーム以外に、ママ達が呼ぶ別の名前と、子どもが呼ぶ愛称みたいなものがある。 試しにママ達が呼ぶ名前で呼んでみたら叱られたので、何でも呼んで良いわけでは無さ…

  • 末っ子の赤ちゃん返り

    先日、義家族に7番目の兄妹が生まれた。 ロマは相変わらず唯一の男子である事に変わりなく、残りの妹たちは末っ子の誕生を喜んでいる。 が、しかし、1人あんまり嬉しそうではない妹がいる。 マグダレナ(妹⑤)だ。 今年9歳になる彼女は、今まで末っ子の全ての権利を主張し、末っ子道を貫いてきた。 それが妹⑥の誕生によって末っ子の座が奪われてしまったのだ。 ママが出産する少し前くらいから、ママに甘えるようになった。 そして、ママが出産のため家を離れると毎日のように泣いては何かを訴える行為を繰り返した。 ママと赤ちゃんが家に帰ってきてからも、よく泣いては拗ねて大きいお姉ちゃんたちに慰められている。 1歳のネイ…

  • コクヨのノート

    少し前の話。 新学期を目前に末っ子が晩御飯前に泣き出して、そのままベッドに籠城。 「マグダレナ(妹⑤)どないしたん?」 「それがね、さっきロマがノート買ってきてくれたけど教科数に対して冊数が足りないって泣いてるの。」 どうやらノートは売り切れで、明日また買い足しに行くらしい。 その事をマグダレナに伝えても、明日は学校に行かないの一点張り。 「ママは知らないんだ!ノート足りなくて先生に叩かれるのがどんなに辛いか!わーーーーん」 晩御飯が出来て、食卓に来るように言っても無視。シクシクと泣き続けている。 ここタンザニアの村では体罰という概念はないので忘れ物をする、規則に沿わない事をすると容赦なく叩か…

  • はてなブログ2周年

    1月ではてなブログを始めてから丸2年経った。 2023年の1月から2年間細々と続けてきて記事数も285になった。 毎日更新している人を尊敬し、自分も毎日更新したいなと思いながら実行出来ていない。 最初の100記事はほぼ毎日更新してたのに、忙しさを言い訳に月に1回しか書かなかった時もあった。反省。 それでも、その時々の出来事や気持ちをパッキングして思考をアウトプットできて良かった。 ちょうど人生の転機に始めたブログ、時々自分でも読み返して 「あの時頑張ってたなあ」 「この時はどうしようって思ったけど、何とかなるもんだな」 と振り返れるのもブログの良いところ。 始めた頃はこんなにたくさんの人が読ん…

  • 初めてのおつかい

    水曜日は村でマーケットが開かれる。 ここで1週間分の食料を確保するのが女性の仕事。 お昼を食べて、そろそろ行かないといけない時間になってきた。 「今日マーケットあるの?」 「あるよ」 「ローズ行くの?」 「まだ本調子じゃないから行かないよ。」 「誰が行くの?」 「…。」 ママはまだ病院から帰ってきていない、ビビ(おばあちゃん)もママに付き添っている、行くとしたらモニカ(妹③)か? 行かないと1週間分の食料が無くなって、毎日ウガリを食べる生活が待っている。 それは私には無理だ。 ならば行くしかない! 「私とモニカでマーケット行って買い物してくるよ!」 雨が降り出しそうな黒い空、早く行って帰ってこ…

  • ニューフェイス

    マサイ村では毎月何かが誕生する。 先日は気がついたらロバが生まれていたり、ヤギが双子を産んでいたり、牛も定期的に子牛を産む。 ニワトリも気がつけば新しい卵を産み、いつのまにかヒヨコになっている。 先月は村の女性が赤ちゃんを産んでお祝いしたばかりだ。 話は月曜日の夜に遡る。 私とモニカ(妹③)がキッチンでウガリを作っていると、なにやら外が騒がしい。 バイクタクシーが来て、村中のママが集まっている。 「ママが調子悪くて、病院行くんだよ。」 とモニカが教えてくれた。 ママはビビ(おばあちゃん)に連れられて、バイクタクシーで村の診療所に運ばれていった。 ママはこのところ、ずっと貧血が酷くヘモグロビンが…

  • 結婚1周年

    先日、結婚して1年が経った。 去年の今頃は役所に行って、英語で宣誓して皆んなで写真撮ったっけ。 あれから1年、私の英語は上達の兆しも見せず相変わらずである。 申し訳程度にマサイ語が少し分かるようになったが、2歳児よりも分かってない、1歳児といい勝負が現状。スワヒリ語も混じってる私だけの言語を生成中。 来年はどうなっているのだろう? うちの家族はクリスマスとお正月、それとイースターは盛大に祝う。 それ以外にも、大人になる儀式や結婚式、赤ちゃんが産まれた時などは近所の人たちを含む大勢でお祝いする。 しかし、誕生日や〇〇記念日みたいなものは一切お祝いする風習がない。 気がつけば過ぎていた、それが誕生…

  • マサイの文化

    マサイには掟がある。 マサイの戦士はマサイの女性が見たお肉を食べられないとか、男性が持ってる杖は跨いではいけないとか。 なので、ママが料理した肉をロマが食べることは出来ない。私はマサイではないので、見ても大丈夫らしい。 杖も知らないうちに不意に跨いだらしく、ロマに「跨いだらダメだよ」と教えてもらった。 普段、虫を潰したり、高い所の物を取ったり、なんなら洗濯物を干す棒にされている事もある棒が。 そんな大事な棒ならもっとそれらしくしといていただきたい。 私に関して言えば、服装規定がある。 マサイの女性は膝から上を露出してはいけない。ミニスカ、ショーパンは御法度だ。 上半身に関しては特に言われたこと…

  • 病院キライ〜タンザニア体調不良最終回〜

    朝5時、熱くて目が覚めた。やはり39.8℃、熱源を叩かない限りこの高熱は下がらない。 今日から始まった抗生剤と解熱鎮痛剤を組み合わせて、なんとか体力を回復したいところ。 朝5時に薬を飲んで様子を見る。 9時までは38℃台で推移していたが、10時を境に37℃台に下がった。 体も軽い、これは今のうちにサッサと家に帰るべき! 「家帰ろう。」 「まだ熱も高いのに…ここなら病院も直ぐだし安心だよ。」 ロマの言うことはもっともだ。 しかし、私は家に帰りたいのだ。 病棟勤務時代、夕方に患者さんがスーツに着替えて「お世話になりました。」と帰ろうとする所を宥め透かしてあの手この手で病院に留まって貰えるよう声をか…

  • 病院処置室悲喜交々編

    ロマとビビと伯父さんに連れられて、トゥクトゥクに揺られて出発。 普段感じる1時間の倍は長く感じ、病院に着く頃には歩くのも怠かった。 土曜日の病院は空いていたが、他にも患者さんが待っていた。 待合室のベンチに座った瞬間、処置室に案内され入るとまだ4-5歳くらいの男の子が処置台に1人で大人しく座っている。 その子を窓際の処置台に移し、私はそこで処置を受けることになった。 この時すでに39℃。 説明する元気もなく、ここ数日の経過を書いたノートをドクターに見せてあとはロマが補足してくれた。 経過書いといてよかった。 処置室には私以外におばあちゃん、4-5歳くらいの男児2名がいて、男児①が処置を受けてい…

  • 前言撤回、やっぱり体調不良

    先日のブログで「元気になりました」と書いた数時間後に39.8℃の熱を出し、夜中に再度診療時に搬送された。 夕方から調子が崩れて、18時くらいに39℃になった。妹③モニカがしばらく心配して一緒に居てくれたが牛が帰ってきたので乳搾りに行ってしまった。頭の中で「何が熱源だろう??」と考えてみるが寝てしまった。 20時に妹がご飯を作って来てくれたとき、体が楽になっていたので再度測ったら36℃台だった。 ご飯を食べながら、あの熱はなんだったんだろう…?一過性にしては高かったなぁ? なーんて思ってたら、21時。 悪寒と震えがきた、この感じ高熱が出るんだろうな。毛布にくるまって熱が上がりきるまで耐えるしかな…

  • 初めての診療所〜タンザニアの僻地医療〜

    年が明けてすぐ、子どもを抱き上げたら腰が逝った。まさに魔女の一撃、ちょっと息ができなかった。 悶絶する私の横で、何も知らない2歳児はニコニコしていた。 「前も同じことして腰痛めたでしょ?!子どもはどんどん大きくなるし、子どもたちは永遠に疲れないんだから適当なとこで切り上げないと。」 とロマに怒られた。 おっしゃる通りすぎてぐうの音も出ない。 数日後、ロマと一緒に村に建築資材を買いに行った帰りにバイクで転倒。転倒っていってもほぼ止まってる状態で、横にふんわり倒れたので何処も怪我はなかった。 問題は起き上がる時に、私の足がバイクのマフラーに焼かれたことだ。 「アッツ!!!!」 右の脹脛にしっかり火…

  • 在宅治療〜マサイ村バージョン〜

    マサイ村に帰ってきてすぐ、ロマが体調を崩した。 クリスマスシーズンで診療所が混んでいたので、家にドクターが来てくれることになった。 2日くらい食欲がなく、ほとんど食べられていなかったので脱水補正に点滴をする事になった。 ドクターがなんやらかんやらロマと家族に説明している。 どうやら500ml点滴2本いくようだ。 ドクターがキョロキョロと上を見ている、点滴を吊るす場所を探しているようだ。 天井の梁に紐でも掛けてS字フックで吊ったらいいかなと思った次の瞬間。 ママが五寸釘を持って現れた。 まさか…まさか?! 止める間もなく、ベッドの頭上、点滴を吊るすのに良さそうな所に打ち込んでいく。 あぁーーー新…

  • マサイ村の序列

    明けましておめでとうございます。 オフラインで書いたブログが2回も消えて、書き直す気が起きないので新しいのを載せます。 うっすら思っていた、私ってこの村で上から数えた方が早いんじゃないかって。 うちの集落はロマのおじいちゃん(長老)の血の繋がった家族が住んでいる。 ①おじいちゃんと第四夫人の家族 ②お父さんとお母さん家族 ③お父さんと第二夫人の家族 ④叔父さんと第一夫人の家族 ⑤叔父さんと第二夫人の家族 ⑥おばあちゃん(第一夫人) ⑦伯父さん ⑧血縁関係のお母さんと子ども2人 ⑨よくわからないけどおじいちゃんの血縁のお姉さんと男の子 私がわかる範囲ではこれくらい、何故なら⑨はよく入れ替わるし誰…

  • 2024年の振り返り

    2024年はたくさんのことがあった。 思い返すと、ジェットコースターに乗ったような1年だった。 1月にマサイ村でロマと結婚式を挙げた。 200人以上のマサイに囲まれて、私は一人何が何だかわからないまま、みんなに祝福されてロマと家族になった。 2月にVISAの関係で私だけ日本に帰らなきゃならなくてまた別居。 帰国してすぐに病院で働き始めて、3月はVISAの手続きで手いっぱい。 色々あって4月にマンションを離れて病院の寮で生活することになった。 5月に41歳になった、ロマと離れ離れで過ごす誕生日は何をしていたか思い出せない。 6月に入ってマンションの買い手が見つかって、7月に売却した。 7年間住ん…

  • 新しい命の誕生

    うちの村に赤ちゃんが生まれた。 私とロマが村の外の牛を見に行ってる間に生まれた赤ちゃん。 帰ってきた時にママと妹が「産まれたよ!夕方4時に男の子!」と知らせてくれて、ママと一緒に赤ちゃんを見に行った。 ママの家から1分のところにあるお家に行くと、赤ちゃんのお母さんは疲れて横になっていた。 薄暗い部屋の中、横たわるお母さんの横にビビ(おばあちゃん)が居て「タタ、モモイ(マイスイートエンジェル)。」とお包みにつつまれた赤ちゃんを抱かせてくれた。 まだ生まれて4時間しか経ってない新生児! 目も開くか開かないかくらいで、小さな手を伸ばしてお包みの端を掴んでフガフガ言っている。 新生児なんて看護学生の時…

  • うちの牛の話

    牛のうんこを踏んでも何も思わなくなった金曜日の午後。 長引く乾季のせいで草が生えず、牛が食べる草がないので子牛と母牛以外はうちの村からかなり離れた場所に移動し放牧されている。 今日はその牛の様子を見に行った。 去年の今頃、ロマとババ(義父)と一緒にマーケットで買った子牛2頭もそこで放牧されているので久しぶりの対面だ。 キミサンとマチコサンと名付けられた2頭の牛、果たして元気に暮らしているのだろうか。 ロマの運転するバイクの後ろに揺られて走ること小一時間、オフロードの赤土を砂埃を撒き散らしながら、カーブミラーはもちろんないので見通しの悪いカーブは警笛を鳴らしながらいつ事故ってもおかしくない道なき…

  • マサイ村のクリスマスの過ごし方

    メリークリスマス! タンザニアのマサイ村では24日〜25日にかけて大々的にクリスマスのお祝いパーティーが催された。 元々マサイ族はエンガイという神様を信仰していたところにキリスト教が混じって、今ではキリスト教信仰が多くなっているらしい(タンザニアでは)。 神仏混合みたいな感じだろうか、アッシェエンガイ!とお祈りの最中に何度も出てくるエンガイ。(アッシェはマサイ語でありがとうの意) 私の夫ロマも、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、兄弟たちみんなクリスチャンネームを持っている。 うちのマサイ村ではマサイの名前とクリスチャンネーム二つ持ちがスタンダードなので、ただでさえ人数が多いのに、…

  • 初めての店番

    ロマと私は3月から近所の村でバーを始めた。 私は日本に帰っていたから、お店のことはロマ任せで何も知らない。 1回だけ1ヶ月間の収益を見せてもらった以外は、「仕事はうまくいってるよ。」この言葉しか返ってこない。 本当に上手くいってるのだろうか? そう思いながらも何も確認せず9ヶ月が過ぎた。 マサイ村に帰ってきて6日目にようやくお店に連れて行ってもらった。 店ではムペンバという男の子が働いていた。 ロマが「カウンターの中に入って座ってて。」というので座っているとさっそくお客さんが来た。 一応カウンターの中に居るし挨拶するか〜くらいの軽い気持ちで言った。 「カリブ(いらっしゃいませ)」 「アサンテ(…

  • マサイ村生活スタート編

    タンザニアの大都会ダルエスサラームからマサイ村まで車で8時間、ようやく帰ってきた我が家は相変わらず建設中だった。 これがタンザニアタイム、前回9月からほとんど変わってない。控えめに言って、何が変わったかわからない。 そんな建設中の我が家にイオンで買ったスーツケースをゴロゴロ引いて帰ってきた。 車を降りると村のみんなが出迎えてくれた。 毎回みんなが凄い熱量で迎えてくれるので、大スターの帰還!みたいな光景になるのがちょっと恥ずかしい。 みんなの熱烈な歓迎を受け、久しぶりのマサイ村生活がスタートした。 去年と違う事といえば、牛が留守にしていること。 乾季が長く続いて、牛が食べる草が無くなってしまった…

  • タンザニア入国

    書いた記事が消えてしまった。 昨日無事にタンザニアに入国して、12時間眠り続けてスッキリ。 私は元気です。 ロマは村からバスで来る途中にアクシデントに見舞われて、結局私たちは空港で会えずにホテルで合流することになった。 14時にホテルに着いた頃には、日本出発から26時間経過していて疲労困憊だったのだけれどなぜか眠たくならなかった。 15時ごろに誰かがドアをノックする、開けてみると私と同じ格好をしたロマが満面の笑みで立っていた。どんどん思考が似てきたなあと思いつつ、久しぶりの再会を喜んだのだった。 気温32度、灼熱のダルエスサラーム 次回:マサイ村へ ランキング参加中旅行 ランキング参加中ライフ…

  • タンザニアへいざ出発

    ついにタンザニアに移住する日がやってきた。 お昼は母がお寿司を買ってきてくれて、ちょっと早いクリスマスケーキも用意してくれた。 結局猫の輸入許可が降りず、今回は一緒に行くことを断念。また来年帰ってくるのでその時に一緒に行こうねとメイタタに喋りかけたが、「なんのこっちゃ?」という感じであくびしている。母と一緒に元気でいてね。 関西国際空港から今この記事を書いている。 私が乗る飛行機が目の前に着いて、飛行機の誘導、燃料の補給や荷物の移送、清掃などがテキパキと行われていく。 もちろん、パイロットや客室乗務員の方には感謝しているが、グラハン(グランドハンドリング)あっての安全な空の旅だということをいつ…

  • 高校時代の先輩に再会した話

    玉置神社からの帰り、おばさんがケーキ屋さんに連れて行ってくれた。 「そういえば、タタちゃん〇〇高校やったよね。ケーキ屋さんしてるお姉さんも一緒の高校やったんちゃうかな?」 私は中学を卒業した後、地元の高校には通わず村外の高校に進学した。 もちろん家からは通えないので寮に入っていたが、その寮で一緒だった先輩がケーキ屋さんを出しているようだった。 しかも木曜日の1日だけ出店されているお店、その日は運良く木曜日だった。 お店の外から中の様子を伺うと、いたいた! 高校の時からなんら変わらぬ先輩を発見。 「こんにちは、Mちゃん、私高校で一緒だったタタやでわかる?」 「あ〜!わかるよ!顔見て『知ってる!』…

  • 玉置神社の例祭

    朝、静けさの中で目が覚めた。 9時にはおじさん(同級生のお父さん)が迎えにきてくれるので、間に合うように支度しなくてはならない。ロマを起こして昨日買ったミスタードーナツを食べる。 今日は玉置神社の例祭に連れて行ってもらう予定になっている。 年に1回あるお祭りで、小学生の頃は学校行事で連れて行ってもらった記憶がある。 全然知らなかったのだが玉置神社は「神に呼ばれた人した行けない神社」と言われているようだ。確かに都会からのアクセスは時間もかかるし、国道は酷道だし、雨がよく降る紀伊半島の環境がそうさせているのかもしれない。 標高1077m、玉置山の上に位置する玉置神社は全国でも珍しい悪魔祓いの御神徳…

  • マサイ族の夫を連れて帰郷

    10月の終わり頃、私はロマと一緒に生まれ故郷に帰っていた。 紀伊半島の山の中にある私の故郷は大阪から公共機関で向かうと、東京に行くより時間がかかる。同じ近畿圏内にあるのに、だ。 その理由は途中で電車が消滅するから。レールがね、ないんです。 レールに敷かれた道なんて…!とか言ってる場合ではない、レール敷いてください。 利用者少なすぎるから無理なんだけど、戦前は木材を運ぶために鉄道計画もあった。 河瀬直美監督の作品「萌の朱雀」で鉄道計画について描かれているので興味のある方はぜひ。 故郷は最寄り駅まで遠い自治体のTOP5にランクインしているらしい、徒歩で5時間かかるんだとか。ちっともも寄ってない最寄…

  • 浴衣と着物を携えて

    日本を発つ前に親しい人に会いまくるツアーを絶賛敢行中、最後に叔母さんに会いに行った。 父の妹にあたる叔母さんは、私が小さい頃から仲良くしてくれて旅行に行ったりするほど親しい間柄で、2人で網走に流氷を見に行ったりウチの母と一緒にイエローナイフにオーロラを見に行ったりしていた。 私は父に似ているので、叔母さんにも似ていてよく親子に間違われる。 顔も似ているが中身もやはり血は争えぬという感じで、タンザニアに嫁ぐと言った時も一番笑ってくれたのが叔母さんだった。 家に泊まりに行かせてもらって、お手製のおでんやしめ鯖(私の好物)を晩御飯にいただき朝まで一度も目覚めず爆睡。 起きたら10時だった。 まるで自…

  • マサイ村に持って行くお土産

    いよいよ来週タンザニアに行く。 しかし、相変わらず動物輸入許可の返事がない、どうなってんねん…私が提出先を間違っているのか向こうが遅いのか。 考えても許可がないことにはメイタタがタンザニアに入国できないので大人しく待つしかない。メイタタはクレートに入る訓練を受け入れて、準備万端!神様早く許可ください。 気を取り直して、ママたちに買っていくお土産を選定することにした。 今までシリコン鍋つかみ、ユニクロのフリース、ヘッドライト、ワークマンのレインコート、キシリトールガムなどなどお土産に持って行ってそのどれもが喜ばれた。 今回は日本のお菓子を持っていきたいなと思案して、スーパーに行ってみた。 mei…

  • ひろしと鮭ひろし

    タンザニアに日本食を持っていこう。 思い立って近所のスーパーへ足を運んだ。 まず、味噌汁(顆粒)を入れた。 アフリカの暮らしを他の駐在さんや協力隊の方のブログやSNSを通じてみたところ、醤油は入手できても味噌は本当に手に入らなさそうなのでまず一番に入れた。 タンザニアの内陸にある田舎町でもキッコーマンが置いてあるのにびっくりした、あと味の素。世界中に販路があるってすごい。 次にポカリの粉。これは過去何度か長旅でお世話になった実績があるので1箱入手。 からあげ粉、ふりかけ(のりたま)、増えるわかめ、うどんスープの素ととにかく軽くて嵩張らないものを中心に購入。 インスタントラーメンは嵩張るので悩ま…

  • 青筋の原因検索

    来ない。 まだタンザニア政府からペットの輸入許可が降りない。 困った。 その上、ロマとは2週間の音信不通。 ロマがタンザニアのヘルプデスクに連絡するのが一番早いのに、全く肝心な時に音信不通。使えねーな!!とイライラをマックスまで溜め込んだ私は通じないとわかっていても鬼電した。 10回電話したが出ない、そりゃそーだ。 それで繋がるなら2週間も音信不通にならんわい、なんとかしなければ出国は迫るがメイタタを連れていけない。 あまりにもイライラして、右のこめかみに浮いた青筋が戻らない。 ベジータもびっくりの青筋だ。 普段そんなに長い間イライラすることはないのだが、今回はもう結構長い。 青筋が戻らなくて…

  • ふるさとの味

    ロマが日本にいた6週間。 色んな日本食に挑戦して、カツ丼やラーメン、ハンバーグを美味しい美味しいと食べていた。(魚介類は食べる風習がないので除く) 「美味しい?」 「美味しいよ、これ好き。」 「タンザニア料理恋しくない?ウガリ、食べたくない?」 「うん、大丈夫だよ。」 そうは言っても、自分が食べ慣れた味から離れるのは辛いもの。 普段、特段食べたいと思わないものだって「食べられない」状況にあると恋しくなるものだ。私は海外生活が長くなると、お味噌汁や漬物が恋しくなる。 そこで、ロマに内緒でタンザニア料理のお店を探したらあった! 京都の中書島にタンザニア出身のママがやってるレストランを発見。これはロ…

  • 肩書について考えてみた

    先日、タンザニアのVISAを申請するにあたり自分の個人情報を書かなくてはならない場面で「職業」欄に何を書けばいいのか少し考えた。 現在、何もしていない無職の私。 一応、看護師免許は持っていていつでも発動できる状態なので看護師と書くべきか?いやしかし、働いていないのだからそれは嘘になるのだろうか? 看護師として働いていなくても、オーストラリアに住んでいる時も「看護師です」って言ってたっけ。 実際には回転寿司店のキッチンで寿司巻いてたんだけど、「前職は看護師です」ではなく現在進行形で看護師を名乗っていた気がする。これはこの後、日本に戻って看護師をするつもりだったからそう言っていたのか、記憶が定かで…

  • Googleアドセンス11月の推定収益額

    11月も本日で終了。 今月はタンザニアに帰るはずだったのに、手続きがうまくいかずまだ日本にいる現実。 ロマとは絶賛音信不通で、村にいる叔父さんに「ロマ生きてますか?」とメールすると「はい。」とだけ返事が来た。とりあえず生存はしているようだ。 うまくいかない上に、冬が近づく11月は日毎に寒くなるし暗くなるのも早くて、ちょっと気持ちも塞ぎがちだった11月。 「塞翁が馬」と思うようにして、日本にいる間にできることが増えた、いつでも安定した電力を得ることができてWi-Fiも思うがままに使えてラッキー!と思うことにした。 結果的に11月は21記事ブログをしたためることができ、20記事以上書くという目標は…

  • ニット帽

    seriaで購入した毛糸で、ロマの誕生日プレゼントを編んでみた。 タンザニアは暑いと思われがちだが、内陸部は高度の問題もあって朝晩は寒く、バイクに乗る時は凍えるほど寒い時もあるのだ。 そんなわけでニット帽を編んでみた。 Acrylic Yarn GOKUBUTO アクリル極太を5玉、かぎ針は10号でザクザク編んでいく。 YouTubeでルス・グアダルーペちゃんを眺めながら黙々と編むこと2日、すぐにニット帽は完成した。 手持ちぶたさになった私は更にニット帽を作ろうと思いseriaを再訪。 同じアクリル極太の濃い赤色と、NEW メランジアクリルを購入。 また家に引きこもってルスちゃんの動画を見なが…

  • 誕生日と出国延期と編み物

    昨日は夫ロマの誕生日だった。 私たちは出会ってこの2年間、お互いの誕生日を一緒に過ごしたことがない。 誕生日どころか、記念日という記念日を一緒に過ごしたことがない。 「付き合って100日記念日♡」とかやりたいタイプではないけれど、誕生日くらいは祝いたい。 今年こそ、ロマの誕生日をお祝いすべくタンザニアへの入国日を決定していたのに、猫の輸入許可証がおりず渡航できなかった。 自分の不手際なのだが、本当だったら今頃タンザニアに着いて誕生日をお祝いできていたのになと思う。 うちのマサイ村では誕生日をお祝いする文化はない。 なんてったって、生年月日わからないことの方が多いのだから祝いようもない。ロマも誕…

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