結婚式は延期になったが、実はウェディングフォトなるものを日本で撮影した。 10月の上旬、台風が来るとか来ないとか騒いでいた時期に私とロマは石垣島に向かっていた。 12年前、私は英語を学ぶためにフィジーという国に3ヶ月滞在していた。 フィジーはフィジー人と、かつてイギリス領だった時代に入植してきたインド人が住んでおり公用語は英語なのだ。結局私の英語力は特に変化せず、ホストマザーと近所のおばちゃんと喋りまくった結果フィジー語の方が上達したんじゃないか?という結果になった。 そこの語学学校で出会った友人Sが石垣島でダイビングインストラクター兼フォトグラファーをしている。久しぶりに会いたかったのと、ロ…
ロマがタンザニアに単身、帰ってしまった。 家やお店のことがあるから仕方がないけれど、予定していたより1ヶ月以上早い帰国。 結婚式もキャンセルになり、新潟行きも、北海道で雪を見る予定もキャンセル。 仕方がないのでみんなに結婚式キャンセルのお知らせを送る。 「マジっすか!結婚式キャンセル初体験です!!」 結婚式キャンセル界隈ここに誕生。 キャンセル料22万円也! 世の中、やむを得ぬ理由で結婚式をキャンセルする人はいると思うが、49日前にキャンセルしてプラン全額20万円+手付金2万円。 会場(神社)は別で自分で確保していたので、衣装・メイク・カメラマン代のキャンセル料。 ちなみに神社に断りの電話をす…
ロマがタンザニアへ帰ってしまった。 唐突な事件のせいで、また私たちは離れ離れの生活を余儀なくされている。 まったく、結婚前も遠距離でやっと一緒にいられると思ったのに。結婚してもなかなか一緒にいられない夫婦である。 ことの発端はロマにかかってきた電話だった。 夜に電話がかかってきたから、ママか友達だと思っていたら声のトーンがいつもと違う。何かよからぬことを感じる。 電話を切ったロマは私をまっすぐに見て「タンザニアに帰らなくちゃ。」と言った。 一言で言えば、不幸があったので帰らざるを得なくなった。ロマが帰らなければ事が進まないようだ。 時刻は20時、スーツケースを買いに近くのショッピングモールに駆…
近所のゲームセンターにロマを連れて行った。 初めて見るゲームセンターにロマは困惑していた。 「ここで何するの??」 「マリオカートしよ!」 「何それ??」 クールジャパンが誇るアニメやゲームの世界を全く知らないマサイ夫、マリオもドラえもんもエヴァンゲリヲンももちろん知らない。 マリオカートを見たこともなければ、レーシングゲームなどしたこともないロマを半ば強引に席につかせ説明もそこそこにゲームスタート。 私がヨッシーを選択している隣で、訳が分からず混乱しているうちに時間切れで勝手にキャラがパックマンになってしまったロマ。 スタートから私は快走し、アイテムを取りまくりスターで無敵になってブイブイい…
マサイ族である夫ロマは魚介類を食べない。 生まれてこの方、魚介類を食べたことがない。 初めて出会った時、ザンジバル島の海にいる雲丹を見て「日本では食べるんやで。生で。」と言った時の顔は忘れられない。あんな可食部の少ない食べ物をわざわざなぜ食べるのかと聞かれたが、私もわからなかった。 マサイ族と一口に言っても彼らはケニアからタンザニアにかけての地域で生活しているので、違うところに住んでいるマサイは魚を食べるかもしれないが、うちの村の周辺で生活しているマサイは魚介類を食べない。 最近ロマの友達がツナパスタを食べたらしく、それを聞いたロマは「あいつマジか、魚食べるなんて…」とショックを受けていた。 …
すっかり忘れていたが、昨日はハロウィンとかいう祭りだった。 私はそんな華やかなパーティーとは対極にいるような人間なので、仮装して外に出て行く勇気はない。みんなでウェーイ!できるような協調性も持ち合わせていない根暗なのでハロウィンというお祭りは性に合わないのだ。ってか元々、ハロウィンは子供がお菓子ちょうだいってお宅訪問する行事ではなかったのか? WikipediaやらAIやらの解答を見てみるが、今ひとつわからない。 お菓子をもらうイベントといえば、この時期に我が故郷の集落では芋たばりという習慣があった。 満月の夜に子供達が家を巡って、月へのお供物をたばる(もらう)のだ。 昔は蒸した芋だったのが、…
10月も最終日。 いよいよ朝晩も秋らしい気温になり、秋が来たんだなあと思う。 明日から11月だと思うと一気に年末感が盛り上がるのは私だけだろうか。 10月から始めたGoogleアドセンス、その成果をここに残しておこうと思う。 10月8日に申請が通って、分からんなりにやってみた今月の成果は…! 推定収益額¥551。 え?すご。500円稼げた。 Googleアドセンスに合格するまでは1円にもならなかった私の散文が、500円になった…! ワンコイン、無職の自分がワンコインゲット! これは歴史的第一歩!!(言い過ぎ) 欲を言えば、562.28円稼ぎたかった。これはタンザニアシリングに直すと10,000…
やっと残暑が和らいだ9月末日。 ロマと私は京都の鴨川を歩いていた。 自然が多い場所の方が嬉しいロマ、川辺の草を見ては何やら思案している。 「この草は牛が喜んで食べるやつや〜なんで誰も放牧しないの?うちの牛連れてきてここで食べさせることができたら4日で丸々太るのにな〜」 「わからんけど、多分ここで放牧は許されへんのちゃうかな。」 「日本で牛見ないんやけど、スーパーで売ってる牛乳はどっからくるん?」 「牛おるよ、市街地にはおらんだけやで。」 牧場の写真を見せると、ここどこ?と興味深そうに見ている。 やはりマサイ族にとって、どこに行っても大事なのは牛なのだ。 今度牧場に連れて行こう。 今日の目的地は…
本日は我が家のプリンセス芽衣子の15歳のお誕生日。 猫の15歳は人間で言うと76歳だとAIが提示している、我が家でいちばんの長老だ。 もはやプリンセスというよりは女帝が似合うかもしれない。 タタ家のヒエラルキーの頂点に君臨する女帝、芽衣子。 芽衣子は保護猫で6歳の時に私と一緒に暮らすことになった。 ロシアンブルーはボイスレスキャットと言われるほど鳴かない猫だと聞いていたが、めちゃめちゃ鳴く。しかも「ギャー」と鳴く。 私が家に帰ると、玄関で待っていてギャー。 お風呂から出ると、ドアの前で待っていてギャー。 寝ようと思って布団に入ったら枕元でギャー。 撫でようと頭に手を置いてもギャー、グルグルグル…
此度の旅行で母は通院、ロマは入院。 私だけが難を逃れたと思っていた、帰国3日目までは。 私はわりかしお腹が強く、過去にインドで酷い目にあった以外はお腹ピーピーで苦しむことはなかった。 インドは入国2日目に洗礼を受け、一晩中トイレから動くことはできなかった。 文字通り上から下からの大洪水でえらい目にあった。 幸いニューデリーだったので、近所の診療所で点滴を受けて大事には至らなかったが、これが田舎だと医者にもかかれずお祈りかアーユルヴェーダの2択になると言われた。 都会でよかった。 朝起きてトイレに行くと、腸の蠕動運動がいつもの倍くらいでやや緩めのお通じだった。 これを皮切りに、以降自分の意思とは…
どうしても、9月の半ばまでに帰国したかった理由があった。 看護学校時代の友人が、結婚式をするというのだ。 家族だけの式に呼んでくれたので、鼻息荒く「これはいかねばならぬ!」とロマと一緒に参列させてもらった。 彼女とは18歳の春に出会い、同じ近鉄線に乗って毎日学校まで一緒に通っていた。 部活も同じ水泳部で、それはそれは濃い〜大岩亭のラーメンスープのように濃厚な3年間を共に過ごした。 彼女は優しくて勉強もできる人格者で、いつも赤点のデッドラインを彷徨っている私を引っ張り上げてくれていた。 ある日、昼の11時まで家で寝ていると電話がかかってきた。 「タタちゃん!テスト始まっちゃうよ、今どこ?」 「?…
24時間の長旅のせいか、時差のせいか起きたら13時だった。 日本に帰ってきたんだなとじわじわ思い出して、横を見るとロマはまだ寝ていた。 無理もない、初めての飛行機、初めての外国、初めての環境。初めてづくしで疲れただろう。 リビングから外を見ると、残暑厳しい日本の9月が広がっている。 あんなに寝たのに体力は回復せず、気怠い体に鞭打って街に向かう。 タンザニアとさほど変わらない気温、私は日陰を選んでなるべく日向に出ないように頑張って歩いている隣でロマは平気そうだ。 「暑くないよ、大丈夫!あれ(クーラー)嫌いなんだけど。」 今クーラーを切ると、あなたのワイフは家に居られなくなりますと説得した。 観光…
ケニアのストライキで日本に帰れなかった日から2日後、私たちはダルエスサラームの国際空港に舞い戻った。 今度こそ、日本に帰るんだ! ケニアがどうなっているのかよくわからなかったので経路を変更しタンザニア→エチオピア→香港→日本の経路で帰ることにした。 空港に着いてチェックイン、今度は何も質問されることなくスッと通された。この前のはなんだったんだろう?航空会社によってマニュアルが異なるのか? まあいい、スッと通れるに越したことはない。 今度こそ、日本まで飛んでいただきます! エチオピア行きの飛行機は定刻通り搭乗を開始、ついに飛行機に乗ることに成功した私たち。 ロマはやや緊張の面持ちで窓の外を見てい…
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母が一人で日本に帰国した頃、私とロマは熱風に吹かれながらダルエスサラームにあるJulius Nyerere国際空港に来ていた。 ロマにとっては初めての飛行機、空港内に入るためにまず荷物検査を受ける。 帰国のルートはタンザニア→ケニアのナイロビ空港→ドバイ→日本の予定だった。 空港のカウンターに行き、チェックインをするもここで予想外の問題発生。 ロマのパスポートには日本のVISAが貼付されているので、それを見せればいいと思っていたらケニア航空のスタッフに色々質問された。 「帰りのチケットは?」 「滞在期間が未定だから、帰りのチケットは取っていません。」 「なんで?」 「妻が日本人で、一緒に帰国し…
地域タグ:タンザニア
本当は母と私、ロマの3人で一緒に日本に行く予定だった。 タンザニアのダルエスサラームからカタールのドーハ、そこからタイのスワンナプーム→日本帰国の便をとっていた。 タンザニア人であるロマはタイのトランジット時にトランジットビザが必要だったのだが、日本で用意せずにタンザニアで取ればいいかと思ってきたのが甘かった。 タンザニアにはタイ王国大使館がなく、一番近いのは隣国ケニアのナイロビまで行かないとない。そんな暇はもちろんなく、仕方がないのでプランを3つ用意した。 全員キャンセルしてチケットを取り直す 母だけ先に帰って、私とロマは後日帰る 行けるとこまで行ってみる 1は費用がかかりすぎる、格安航空券…
地域タグ:タンザニア
マサイ村の朝は早い。 みんな5時くらいから起きて、牛の乳を搾っている。 ニワトリが鳴き、山羊が鳴き、牛が鳴く自然の目覚まし。もれなく自動スヌーズ機能搭載なのでずーっと鳴いている。 私はそんな些細な音ではもちろん起きられず、最大限努力して7時に眠い目を擦りながら起床。しかし、隣でロマはまだ爆睡している。 外に出ると、ちびっ子たちが一斉に集まってきて挨拶をしてくれる。 「スパイ!」 「アパ」 年少者は年長者に対して頭を下げ、頭に手を乗せてもらうのがマサイ流挨拶なのだ。 私もおじいちゃんやおばあちゃんに挨拶する時は頭を下げて、手を乗せてもらう。 なんだかいい子いい子されているような気持ち。 とっくに…
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なんとブログを始めてから累計2万PV!! 1万PVの時は気が付かなかったのに、今回は気が付きました。 いつも見てくださる方、時々見てくださる方、1回でも見てくださった方、ありがとうございます。 そして、読者数が153人になっていて、こんなに登録していただいて嬉しい限りです。 これも100人の時には気が付かなくて一体自分は何を見ていたのだろう… 確か7月くらいは100人もいなかったはずなのに?? ただただ文章を書き連ねるだけなら、こんなに長く続けられませんでした。 スターやコメントをくださる方がいて、面白いブログに出会えて、刺激をもらうからこそ三日坊主の私が1年以上はてなブログを続けることができ…
昨夜はマサイ村までもう一歩!というところまで来たが、夜遅かったので近くの町に泊まった。 あと1時間でようやく家に帰れる、7ヶ月ぶりのマサイ村だ。 タクシーに揺られながら、町の周辺が変わっていることに気が付く。 「町がどんどん大きくなって来てる。」 「そうだよ、うちの村まで行く新しい道も今作ってるとこだよ。」 ロマに言われて赤土の向こう側を見ると、新しい道路を作るために重機が並んでいる。 この町も、うちの村も来るたびに発展して来ているなと思う。 願わくば町から村までの道路が舗装されますように。 オフロードの道を進むこと1時間、もう昼の11時になってようやくマサイ村が見えてきた。 家の周りで家事を…
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ボダボダに乗って病院に向かう、朝日がジリジリと照りつける中汗だくで病院に到着。 ベッドサイドに行くと、ロマがマサイ青年と話している。 毎日、付き添いして昼間はホテルで働いて忙しいはずの青年は私のことも気遣ってくれた。 アッシェナレン!(マサイ語でありがとう) 「おはよう、これ最後の点滴だって!」 100mlくらいのパックに液体がわずかに残っている、医師が来るのは9時からなので待つことにした。ロマのお向かいのベッドに入院している患者さんは昨日に引き続き苦しそうに吐いている、お腹がパンパンに張って苦しそうに肩で息をしている。 「昨日の夜、2人亡くなったよ。」 入り口のベッドが2つ空になっている。昨…
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朝、暗がりの中で目が覚めた。 隣にロマがいない。入院していることを思い出す、夢じゃなかったんだと眠い目を擦る。 朝ごはんにフルーツを買い、ボダボダに揺られて病院に向かう。 病室に入るとお粥を食べているロマの姿があった。マサイの青年が買って来てくれたのだ。 しばらく病棟の様子を見ていてわかったのだが、食事は家族か付き添いの人が持ってこなければならない。病院が提供するのは「治療」だけのようだ。 ロマは点滴を受けながら昨日起こったことを聞いてきた。 「フェリー乗り場までは覚えてるけど、そっからは何も。気がついたら病院だった。」 「救急車乗ったんだよ。」 「全然知らない、ありがとう傍にいてくれて。」 …
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ウーウーウーウー 救急車の中に響き渡るサイレンは脳をつんざくような爆音で、目の前の車やバジャージ(3輪オート)、バイクを跳ね飛ばさんとするスピードで疾走している。 日本では「緊急車両が通ります、道を開けてください」とアナウンスしながら交差点に進入するが、ここではアナウンスなどなく爆音でサイレンを鳴らし、目の前の車両を蹴散らしながら病院に向かう。 もちろん、その運転の余波を患者や家族も受けるわけだが何しろ掴まるところがない。 ロマを広いスペースに座らせ、私と母は揺れるたびに吹っ飛ばされそうになりながら固い椅子にかじり付く。横に置いたスーツケースとバックパックは生き物のように跳ねている。 医療器具…
母とロマの相次ぐ体調不良により、当初計画していたザンジバル旅行はプラン通りにはいかず、療養型旅行となっていた。 朝起きてホテルのご飯を食べ、二度寝に突入しお昼ご飯を求めて街を散策。 お昼を食べたらまた帰って昼寝して夜ご飯を食べたり食べなかったり、書き出してみるとザンジバル島にいる理由はあまりない。 旅は思い通りにならないことが多いので、焦っても仕方ないのんびり過ごすことにした。 ストーンタウンの中心地にホテルがあったので、どこに行くにも歩いて回れて便利だった。 探し物があればフロントのおっちゃんに聞いて、誰か手が空いていればそのお店まで一緒に着いてきてくれたりもした。 ストーンタウンは猫がたく…
ザンジバル島は今日も晴れ。 本当は友達が滞在しているNungwiに行きたかったのだけど、ロマの体調が思わしくないため中止した。 予定がなくなり、「今日は何しようかな」と考えながらバスルームで身支度をする。 用意もできたことだし、母を誘って散歩にでも行くか。 ガチャ あれ、鍵こんなに固かったっけ? ガチャガチャ 落ち着いて考えよう、鍵は時計回りで閉まるから反時計回りで開くはず…開かない! 振り返ってバスルームないを観察してみたが窓は明かり取り用のはめ込み式、ここから出るにはドアをなんとかするしかない。 ガチャガチャやってるとロマが気が付いた。 「どうしたの?」 「開かないーーー!」 バスルーム内…
2023年1月に始めたこのブログ。 1年9ヶ月目の今、Googleアドセンスに合格しました!! 何回か申請したことがあったけれど、審査に落ちて放置してを繰り返すこと数回。 思い出したように再度申請したら通りました。 何にもわからないところから、お問い合わせフォームの作り方を他の方のブログで見て奮闘。 記事には「5分でできます!」とあったが2時間かかった私。 それもそのはず、 言われた通りにしない。 そもそも説明を最後まで読まない。 普段からの態度が出ますね…人の話は最後まで聞きましょう。ちゃんとやれば5分で済みます、むしろどうやったらそんな時間かかったん?と不思議に思うレベルです。 「お名前」…
アザーンで目覚める朝。 ザンジバルに住んでいる人は9割がムスリムの人々なのでアザーンが流れてくるのだ。 エジプトに引き続きアラームのように流れてくるアザーンを聞いて二度寝。 母はすっかり元気になっていた。恐るべし脱水。 処方してもらった薬を飲んで、下痢もピタッと止まったらしい。 昨日病院を出る際に、一応確認のため検便の検査カップをもらっていたので検体を採取してもう一度病院に提出に行った。 月曜日の朝、病院は人がいっぱいで検体をどこに出せばいいのかウロウロしていると大柄な男性職員が「どうしました?」と声をかけてくれた。 事情を話すと検体を出す場所まで連れて行ってくれて、その後にロマに何かスマホを…
「タンザニアって海あるの?」 よく聞かれるこの質問、東アフリカに位置するタンザニアはインド洋に面している。 ザンジバル島はもともと独立した国だったが、イギリスの植民地になった後に1964年にタンガニーカと合併して現在のタンザニア連合共和国ができた。 本土のダルエスサラームからフェリーで2時間、一路ザンジバル島へ。 合併したとはいえ、強い自治権を持つザンジバル島。 私たちが一度タンザニア本土に入国していても、もう一回入国カードを書いてパスポート共に提出しなければならない。 フェリー乗り場は人・人・人+物で溢れかえっている。 母の顔を見ると、体調不良に重ねて「この中に今から割って入るのか。」という…
タンザニアに着いた翌日、本来ならばマサイ村に行こうと思っていたのだが母の体調がすぐれない。 流石に70代の母にはエジプトからのタンザニアは堪えたのだろう。 マサイ村まで7時間、最後の1時間はオフロード、今の体調では到底無理でしかもロストバゲージの影響でダルエスサラームから動くに動かれぬこの状況。 朝9時、ロストアンドファウンドに電話してみる。 「あのー番号〇〇の者ですが、荷物届いてますか?」 「ちょっと待ってくださいね、んんー今日の午後便で着く予定になっています。また15時にご連絡差し上げますね。」 今日来る?ちょっと期待してもいいのか?いや、この目で見るまで信用してはならぬ。 それよりホテル…
楽しかったエジプト旅行が終わって、アスワンからタンザニアのダルエスサラームに向かって出発。 まずカウンターに行くと、「これ、出発時間変更になってて、カイロで乗り継ぎできないから違うチケットに変更するね。」 アスワンーカイローダルエスサラーム(タンザニア)行きのチケットは、アスワンーカイローナイロビ(ケニア)ーダルエスサラームに変更になった。 空港で待つこと2時間、本来なら20時45分出発だがこれも遅延。 1時間待ってようやく22時過ぎに離陸。 さて、本当に間に合うんだろうか… カイロに着いたら23時25分。 カイロ発ナイロビ行きは23時55分発、30分しかない!カイロ空港内を走ってゲートまで行…
タンザニア編に行く前に、エジプトで出会ったタオルアートをみんなに見ていただきたい。 2年前の分も遡ってどうぞ! まずは今回のクルーズで出会ったワニ。 口にリモコンを挟むという技が高得点ですね。 猿。 この躍動感、タオルアートはベッドの上という限られた空間だけじゃないんだよ!と私の思い込みを打ち砕いてくれた作品。 だがしかし、これが猿だと分からずに廊下に居たベッドメーキングのアリに「あれ何?」と聞いてしまったので、私の読解力はまだまだの様子。 2年前に参加したナイル川クルーズの作品。 とてもよくできたスワン、スワン本体だけでなくその下の水をタオルで表現していることに感激。 次の日、まさかの進化版…
アスワンで迎えるエジプト最後の朝、いつも通り5時にアザーンで目が覚める。 前日は疲れてバタンキューだったので、チェックインを振り返ってみる。 オベリスクナイルホテルはアスワンの4つ星ホテルで、15時チェックインだったのに11時に部屋に案内してくれた。9月の昼間、40度近くあるアスワンで部屋に入れてくれたのはありがたかった。その時もらったウェルカムドリンクのハイビスカスジュースがとびきり美味しかった。 大通りに面したこのホテルは、入り口にセキュリティーチェックがあるちゃんとした宿でバックパッカーの時は見向きもしないような立派なホテルだった。でもなぜか安くて、ツインで1万円くらいだった。 1泊30…
クルーズ5日目、いよいよ最終日。 小舟に乗ってフィラエ(イシス)神殿を目指す。 ここもアブシンベル神殿同様にアスワンハイダム建設によって水没の危機にあったため、ユネスコがフィラエ島からアギルキア島に移築、保存された。現在ではアギルキア島がフィラエ島に改名している。 小舟をチャーターしてアスワンの河岸を出発すること約10分、フィラエ神殿が見えてきた。 ここに祀られているのは女神イシス。 古代エジプトの神オシリスの妹であり妻でもあり、ホルスの母である。ちなみにホルスの妻がハトホル神。 紀元前3〜紀元前4世紀のプトレマイオス朝時代の建造物だ。 イシスがホルスを産んだ地とされており、イシスがホルスを抱…
朝4時、母のルーティーンと同じ時間に起床。 私は眠たくてたまらない、夢現のまま朝食ボックスをもらいワゴンに乗り込む。 私たちとメキシコ人カップル、オーストラリア人夫婦の6人を載せたワゴン車は砂漠の中を南へ南へと進んでいく。 初めは暗くて見えなかった外の景色も、徐々に朝日に照らされて見えてきた。 何もない荒野に、ポツポツと作業している人たちが見える。 2年前はこんなに人がいなかったのに、何をしているんだろう? ガイドさんに聞いてみると、新幹線を作っているとのこと。新幹線がカイロから開通すれば、アブシンベル神殿まで日帰りで行けるようになるんだとか。 それでも私はクルーズ船に乗りたいのだけれども。 …
朝4時、母起床。 72歳の母は毎朝4時に起床する、正確に言うと朝2-3時にはもう目覚めてしまっているがすることが無いので4時まで布団で待機しているらしい。 一方私は、放っておけば昼まで眠り続けるロングスリーパー。 朝4時から何やらゴソゴソとパッキングする母を無視して6時まで眠る。 全然生活リズムの違う2人が、一室で寝食を共にするのだから旅行は一緒に行く人を選ぶ。家族じゃなかったら朝4時は許容し難い。 今日は朝からホルス神殿に馬車で向かう。 船を降りると見渡す限りの馬車、馬車、馬車。 いっぱいある馬車から、アフメッドが選んでくれた馬車に乗る。 馬車の爺ちゃんが何か話しかけてくるが、アラビア語がわ…
王家の谷から帰って来て、お昼ごはんに舌鼓を打ち、いい感じに微睡んでいた午後。 ついにルクソール河岸からアスワンに向かって船が動き始めた。 船の中は広く、一番下の階はレストラン、地上階がレセプション、2階3階が客室とバー、甲板にもバーがあって乗客は自由に行き来出来る。 甲板には小さなプールがあって、そこで泳いだりソファベッドで寛いだり各々好きに過ごしている。 がしかし、私と母は同じくらい体力が無く、灼熱の甲板では楽しく過ごせないと判断しそそくさと部屋に撤収。 部屋から流れる景色を眺め、私は持ってきた小説に手をつけた。 たまたま持ってきた小説が、奇遇にもエジプトが舞台だったので世界観がより鮮明に浮…
クルーズ船の朝は早い。 なぜなら、太陽が上って暑くなる前に観光をスタートさせねばならぬ。 私たちがミイラになるわけにはいかないのだ。 6時過ぎに眠い目をこすり朝ごはんに向かう。 7時にみんな遅れる事なく集合し、いざ王家の谷へ。 チケット売り場で順番を待っていたら、アジア人のおじさんに「Are you Chinese?」と聞かれたので「I'm Japanese 」と返すとしばらく考えて、チケット売り場のスタッフに何か話しかけていた。 スタッフの人に一生懸命なにか説明していたが、諦めてまた私に話しかけてきた。 「チケット買いたいんだけど、クレジットカードしか受け付けてなくて、マスターカードかVIS…
カイロ空港から1時間、ルクソールにやってきた。 空港の外にはトリップアドバイザーで予約したツアーのガイドさんが待っていたので、迷う事なくツアーに参加できて一安心。 今回は一人旅ではなく、母を連れているのでいつもの適当な感じではいかん!と気を引き締めて居る次第。 ルクソール空港に着いたのは朝9時、さっそくカルナック神殿とルクソール神殿に向かう。 私たち以外にメキシコから来た若いカップルが合流して、計4名のこじんまりしたグループが誕生した。 ツアーガイドはアフメッド、生まれ育ちはルクソールのエジプト人。ゆっくり喋ってくれるけど、私の知らん単語がいっぱい出てくるので事前に調べておいた古代エジプトの歴…
2022年10月。 コロナの隔離政策が解除された頃、私はバックパックを背負って1人でエジプトに来ていた。 それから2年、今度は母を連れてエジプトに来ている。 2回目のピラミッドは現地のツアーを申し込む事にした。70過ぎの母に、最高気温38度の砂漠を歩かせるのはチンパンジーに爆破スイッチを掃除させるくらい危ういものだ。 近年、夏になると「今年の夏はもう越せないかもしれない」という母。 こういう事言う人に限って長生きするので、元気で長生きしていただきたい。 さて、宿で50ドルのツアーを申し込んだ。 ツアーというか1日タクシーの運転手さんを雇う感じなので説明とかは何もない。事前に調べた知識とスマホの…
無職になったその脚で実家に向かい居候となり、荷物をまとめて2日目。 私と母は空港に向かっていた。 暑い日差しと纏わりつく湿気に体力を奪われながら、空港行きのバスに乗り込む。 涼しいバス内でこれから行く旅先の情報を確認する。 母と一緒に旅行に行くのは4年ぶり、今回の行き先はエジプト。 冥土の土産にピラミッドが見たい母を連れて、久しぶりの旅を楽しみ半分、大丈夫かな半分。 日本から上海まで行って、そこからカイロまでトータル約20時間。 上海ーカイロの12時間半フライトに足はパンパン、腰と肩はガチガチ。ヨロヨロになってカイロ空港に到着。 2年前の記憶をツテに、まずは入国カードを書き、銀行でVISAを2…
古くは雑誌モデルさんのバッグの中身、今はブログやインスタ、YouTubeなどで紹介されているこの企画。 みんなのカバンの中を覗くのは昔も今も興味深い。 スマホやタブレット、PC、ヘッドホンなどのガジェット類。 リップクリーム、ハンドクリーム、化粧品、コテ。 メガネ、目薬、櫛。フリスク、傘、タバコ、ライター、VODKA。 VODKA??? 世の中いろんなものを持ち歩いている人がいる。 自分のカバンの中身は何が入っているのか見てみることにする。 スマホ、家の鍵、自転車の鍵、ICカード、職場のIDカード、3色ボールペン。 以上。スマホが普及したおかげで重たい辞書も本も持ち歩かなくてよくなった。 時々…
蝉がシャーシャーシャーシャー鳴くこの季節、ミンミンゼミはどこに行ってしまったのだろうか?クマゼミばっかり鳴いてる大阪市内。 紀伊半島の山奥にある実家で過ごした子供時代はミンミン言ってた気がする、あとお盆過ぎからはツクツクボウシも鳴いていた。 カゴいっぱいに蝉を捕まえて走り回っていた子供時代、今も蝉は触れるけれど捕まえよとうは思わなくなった。 今住んでいる場所は公園の近くなので、朝から威勢よくシャーシャー聞こえる。 出勤途中で道端にひっくり返って落ちているセミファイナル。 足が開いているやつはまだご存命なので、蝉が苦手な人は近づくべからず。 夏休みも半分くらい過ぎたのだろうか、私たち社畜には夏休…
8月がいつの間にか3日も経ってしまっていた。 7月も怒涛、怒涛の流れで押し切られてしまった。 またしてもやらなければならないことが先送りにされ、今こうして文章を書く暇があったらやったらいいのだけれども、そんなできた人間ではない。 締切は過ぎてからが勝負、テスト前にはまず片付けから入るスタイルが染み付いている。 7月も色々あった。 親知らず抜いたし、友達に会いまくったし、1年2ヶ月働いたスナックを卒業した。 親知らずは抜いて一週間になるが、まだ口腔内は少し腫れているが食欲は平常運転。 もっと食べられなくなるかと思ったけれど杞憂に終わった。 meitata.net 普段ほとんど外出しない私が、積極…
右下の親知らずを抜いた。 痛みもないし、虫歯になったわけでもないが抜歯した。 タンザニアで痛くなって抜くより、無症状の今、日本で抜いた方が良いと思ったからだ。 診察室に通されてしばし待機。 待ち時間が10倍くらいに感じられた。 普段私が接している患者さんもこんな感じなんだろうか。 全身麻酔で手術したことはあるが、局所麻酔下での施術は初めてでなんとも言えない気持ちになった。 ちなみに全身麻酔の時はやたらハイになって、ソワソワしながら麻酔導入され気がつけば全てが終わっていた。術後疼痛も全然なかった。 meitata.net 病棟で働いて居た時は、混合病棟で口腔外科も一緒だったので抜歯の患者さんは何…
週末の楽しみ、それはロマとテレビ電話で話すこと。 タンザニアと6時間の時差があるので、平日は時間が合わず電話で話すことができない。 朝起きたら夜の2時3時にロマからメールが届いていて、私が朝に返信するスタイル。 土曜日は久しぶりの同窓会があって京都に帰っていた。 日曜は母と祖母のお見舞いに行って、帰ってきて昼寝していたらロマから電話が来た。 「元気?ねえ、ちょっと怒ってるんだけど!」 「元気だよ、何怒ってるの?」 「昨日メールして、既読ついてるのに返事くれなかったでしょ?それに今日も電話してくれなかったでしょ。なんで?何してたの。」 画面の向こうでちょっとぷんぷんしているロマを見て、昼寝してい…
またまたロマのVISAの話。 日本に配偶者として来日するために取った在留資格認定証明書。 meitata.net これだけで入国できるわけではないので、これを持って現地タンザニアの日本大使館にVISA申請をしなくてはならない。 そもそも、タンザニアのマサイ村まで郵便物が届くわけもなく、一番最寄りの郵便局の私書箱に届くスタイルらしいがこんな重要なもの紛失された日にはもう… そんな時に、日本から友達がタンザニアに渡航するとのことで在留資格認定証明書を持って行ってもらったのだ。 本当はもっと早く会えるはずだったのに、ロマがマラリアに罹って(n回目)病院に点滴しに行ってたので期間が延びてしまった。 そ…
世界中たくさん旅をしてきた。 初めての海外旅行はグアム、その後フランスや上海、韓国に行った。 旅行といえばスーツケースでしょ!とグレーのボディにメタリックピンクのラインが入ったスーツケースを購入して、いろんなものを詰めて旅に出ていた。 今思えば、そんなの現地で買えるわ!と思うようなものも「なかったら困るし」と、余白なくスーツケースを使用していた。服も靴も旅行日程以上に詰め込んで、1日2回くらい衣装チェンジするんかいな?と言うくらい持って行った。 フィジーに3ヶ月語学留学して、そのままオーストラリアにワーキングホリデーで1年住んでいた時の荷物はとても多かったように思う。 スーツケース1つにボスト…
最近ハマっているYouTuber、ニシコリ。 画角内には4人の男性がいて、もう一人メンバーがいる模様。 リーダーの英検3級ことユーダイと、イギリス人のマーク、ブラジル人のジュンジ、青森県民のケイタによって繰り広げられる日常。 この子達の動画を見ていると、面白いのはもちろんだが日本人が英語に対する障壁を払拭できるんじゃないか?と思わせてくれるところだ。 動画内では青森県民の津軽弁以外は日本語禁止なのである。 英検3級はバチバチの日本語アクセント英語で、なんなら文法も正しいとは言い難く英単語3つくらいをくっつけて話している時もある。 しかし、彼はマークやジュンジに英語で話しかけられても大体聞き取っ…
今日から7月、初日から超過勤務で帰ってきたらこの時間。 いろんな人のブログを読んでいたら、楽しそうなのがあったのでやってみることにする。 これで初めましての人も、長らくお付き合いのある人も、私の片鱗が見えるはず。 では行ってみましょう↓ https://100mon.jp/q/965百問百答したい人に100の質問 1. 職業 看護師 2. 性別 女性 3. 年齢 41歳 4. 身長 158cm 5. 視力 不明、裸眼 6. 利き腕 右 7. 欲しい能力 多言語能力 8. 形容詞付きで血液型をどうぞ。 AB型に囲まれて育ったA型 9. 特技 いつでもどこでもすぐに熟睡できる 10. 長所 思い立…
6月最終日、今月も矢のように過ぎ去ろうとしている。 そんな月末の忙しい最中、大阪でとある会合が開かれた。 私が就職1年目の時に、京都の病院で一緒に働いていた医師と手術室看護師の集いが18年ぶりくらいに開かれたのだ。 みんな40代となり、見た目もすごく変わってて「会ってわからんかったらどうしよ」なんて思いながら店に到着。 私より先に手術室同期のKちゃんが座って待っていた。彼女とは1年ぶりくらいの再会なので、見てわからんという事態は免れた。 「久しぶり〜」 「元気だった?」 と他愛もない挨拶をかわしながら、何かいつもと違うことに気がついた。 彼女のお腹がこれ以上前に出られません、というくらい迫り出…
近所の小学校のプールに水が張られる季節になった。 今日も帰宅して3時間ばかり夕寝してしまった、あんなにガツガツ働いていたのにもう自堕落生活モード突入。 そんなことしている間に季節は巡り、早いものでもう6月も終盤。 小学校もプールを準備して夏に備えている。 高校、短大と水泳部に在籍していたのでプールをみると「もうこの時期は泳いでたなぁ」「みんなガタガタ震えてたなー」と数十年前のことが昨日のことのように思い出される。(自分はマネージャーだったので、震える選手にバケツの湯をかける係だった) 私は紀伊半島の山奥で育ち、小学生の夏休みは川で泳ぐ毎日だった。 今思えば、子供だけで川に谷に遊びに行ったのはデ…
今週のお題「上半期ふりかえり」 気がつけば今年が半分終わってしまう。 このままいけば、気がつけば今年が終わってしまうパターン突入である。 毎年、彼岸が過ぎたあたりから年末を意識しているにも関わらず、だ。 振り返りって大切、上半期何があったか振り返ってみる。 1月:結婚。マサイ村で200人以上のマサイに囲まれて挙式。 2月:単身帰国。こっから別居婚、タンザニアで結婚したことを日本の戸籍に反映させる。 3月:社畜。ロマがタンザニアでBarを開業。 4月:国内引っ越し。出入国在留管理庁に在留資格認定証明書の交付を申請。 5月:41歳になる。編み物にハマる。 6月:タンザニアで新居建設中。在留資格認定…
そういえば、前に「作っています」とブログに書いたお花モチーフバッグ。 たまたまInstagramのリールで見かけた可愛いバッグを見よう見まねで作ったみた。あの作者さんを真似して作った人が沢山いるに違いない。 6月頭には完成していたのだが、最近の気象状況を鑑みると季節を先取りしすぎるこのバッグにはしばらく眠っておいてもらうことにした。 meitata.net で、これ以外にもうひとつバッグが完成した。 こっちは夏用に作ったので今の時期から長く使えそう。 seriaのシーグラスという糸を2本どりでグラニースクエアを18個作って縫い合わせたバッグ。ほぼほぼ1作品目と同じ作りだが、少し網目が変わってい…
仕事から帰り、郵便受けを覗くと郵便物不在連絡票が入っていた。 簡易書留が届いたが、不在だったので持ち帰った模様。 差出人を見ると「大阪出入国在留管理局」!! 遡ること2ヶ月前、私はロマの在留資格認定証明書をとりに出入国在留管理局に出向いたのであった。 公的な書類を取り寄せ、今までのやり取りがわかる写真やメールをかき集め、12ページの書類を抜け漏れなく書いて持っていった。 質問票っていうのが8ページあって、彼のフルネーム生年月日職業家族構成、家族の名前と年齢と住所ウンタラカンタラ。 まず、マサイの上の年代の方々はそもそも自分の年齢をしらん人が多い。 ロマにお父さん何歳?って聞くと「78歳くらいち…
スワヒリ語とマサイ語と英語を並行して勉強し始めてはや数ヶ月。 モチベーションの維持が大変難しい。 タンザニアにいる時は、毎日スワヒリ語とマサイ語が聞こえてくる環境にいて、それを英語でロマが通訳してくれて口真似でなんとなく覚えていた。 村にはネット環境がないので、言われたセンテンスを繰り返して忘れて繰り返しての毎日だった。 口頭で教えてもらうので、スペルがわからず後から調べて驚くことも多々ある。 スワヒリ語で「少し」を表す「kidogo」を、長い間「kirogo」だと思っていた。 ドとロの発音がこんなに似ているとは。 英語でもwaterのことを「ウォーター」→「ウォダー」→「ウォラー」って音声変…
仕事に行く日より早く目が覚めて、朝から洗濯機を回し、クイックルワイパーをかけゴミ出しと共にいざ市税事務局へ。昨日の市民税納付書を握りしめて出発。 meitata.net 開館と同時くらいに入ったので待ち時間0で職員さんが対応してくれた。 結論:金額合ってます 理由:年末調整で家のローンが住民税から控除されているので、今回この市税からは引かれていません。なので高く見えるだけです。 非常に丁寧、かつ端的に教えていただき5分でその場を後にした。 一つ賢くなったような気がした。ちなみに疑問があれば電話対応で大丈夫ですよ、と教えてくれた。 平日休みのない私には朗報だ。 そんなわけで残った時間を有意義に使…
恐怖の通知が来た。 市税の納税通知書、今まででこんなに高かったことない! この街で暮らし始めて9年目。 自分の年収が上がったわけでもないのになんだこの税額?! 金額に腰を抜かして、なんでこんなに高いのか考えてみてもわからない。 通知書に書いてある計算方法をみてもさっぱりわからないが、3年前の通知書を引っ張り出してきて比べてみたら3年前の方が年収高いのに市税はそこまで取られていなかった。 なんの違いかわからない、でも高すぎる。 今までは調べるのも、聞くのも面倒くさかったのでそのまま払っていたがちょっとはお金のことについて勉強しなくては…! 初めてくらい、納税通知書の項目を一から見てみる。 まず字…
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