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2022/07/14

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  • 相撲草

    幼より親しきものに相撲草相撲草は雄日芝の俗称。イネ科の一年草。日当たりのよい道端や畑、野原などに自生する。夏から秋に、茎の先に放射状に緑色の穂状花序を出す。草質が強く簡単には切れないので、子供たちが茎と茎を絡ませて引き合う遊びをすることから相撲草、相撲取草の名がある。幼い頃、相撲草の茎を絡ませて引っ張り合って遊んだことがある。その頃から知っていて、親しい草である。今生はしづかに生きむ力草相撲草

  • 秋茄子

    見て過ぎぬ大小のある秋茄子単に「茄子」といえば夏の季語。秋になって穫れる茄子のことをいう。実はやや小ぶりになることが多いが、種が少なく実が締まって、古来美味とされる。「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざは、美味なるゆえに嫁に食わせるのは惜しいという解釈と、食べると体が冷え、また種が少ないのを忌んでのことだという解釈とがある。畑に秋茄子が生っていた。見るだけで過ぎたが、大きさがまちまちであった。豚肉と秋茄子のぽん酢炒め秋茄子を炒めてをれば雨の音秋茄子

  • 大毛蓼

    人をらぬ散策路なり大毛蓼タデ科の一年草。南アジア原産。日本には江戸時代に渡来した。観賞用に栽培されたが、近年は空地や野原などにも自生する。花穂は、秋、枝頂に出て下垂し、淡紅色の小花を密につける。白花もある。散策路を散歩していたが、人影を見なかった。その散策路脇に大毛蓼が咲いていた。旅客機の低空飛行大毛蓼大毛蓼

  • 芋畑

    夕暮の風止まりけり芋畑俳句では単に芋といえば里芋をさす。里芋はサトイモ科の多年生球茎。東南アジア原産。日本への渡来は紀元前二世紀頃といわれており、奈良時代にはすでに栽培されていた。根茎に生じた芽は、地上に出て長い柄を持った先のとがった心臓型の葉を形成する。種芋を植えつけ太らせ、親芋を作り、それがさらに伸びると子芋・孫芋が生じる。十月上旬頃、これを掘り上げて食用とする。歩いていると芋畑があった。夕暮時で風がまったく止まった状態であった。芋の葉に透きたる夕日喉渇く芋畑

  • 女郎花

    風あればすぐに傾く女郎花オミナエシ科の多年草。秋の七草の一つ。日当たりのよい山野の草地や林縁に自生する。八~十月頃、茎の上部で枝分かれした先に多数の黄色い小花を散房状につけ、花序の上部はほぼ平らとなる。名の由来は、「女飯(おみなめし)」「女(おみな)なるべし」など諸説ある。畑の一角に女郎花が咲いていた。ひょろっとして背が高いので、風が吹くとすぐに倒れるように揺れた。雨雲の暗さ増しけりをみなへし女郎花

  • 姫昔蓬

    ひめむかしよもぎ鉄柵長かりしキク科の越年草。北アメリカ原産の帰化植物。明治初年に渡来した。原野、道端などに自生する。八~十月頃、茎頂の大形の円錐花序に白色の小さい頭状花を密につける。御維新草、明治草、鉄道草とも呼ばれる。森の近くに姫昔蓬が群生していた。そこには鉄柵が長く続いていた。森を出て夕日の眩し明治草姫昔蓬

  • 鬼灯

    切通し下りて鬼灯真つ赤なりナス科ホオズキ属の多年草。庭などに栽培されるが、野生もある。六月頃、淡黄色の花をつけ、その後蕚が発達して球形の漿果を包み、熟するとともに赤く色づく。これを盆棚の飾りにも用いる。赤く熟した果実の種子を抜き、この外皮を口に含んで鳴らして遊ぶ。鬼灯の繊維を残して虫に食われている虫鬼灯は、秋の深まりを感じさせる。切通しを通って坂を下りてくると、そこには真っ赤な鬼灯が生っていた。鬼灯の網となりけり雨催ひ鬼灯

  • 風船葛

    風船葛夕日受けをり川堤ムクロジ科の蔓性多年草。栽培種は一年草。七月頃、白色の小花をつけ、次々と中空の風船のような緑色の果実となる。果皮が褐色になる頃、熟した小さな円い黒色の実には、ハート形の白斑がある。川堤を歩いていると風船葛が沢山垂れ下がっていた。風船葛は夕日をたっぷりと受けていた。風なくば揺らし風船葛かな風船葛

  • 芙蓉

    芙蓉より歩く力を貰ひけりアオイ科の落葉低木。中国・日本南西部原産。暖地では自生するものもあるが、主として庭園などに植えられる。初秋の頃の朝、淡紅色の五弁花を開き夕方にしぼむ。観賞用に白芙蓉、紅芙蓉、八重咲き芙蓉、酔芙蓉などがある。芙蓉が綺麗に咲いていた。その明るさを見て、歩く力を貰った。紅芙蓉見てゐてバスを逃しけり芙蓉

  • 西瓜

    祀らるる地蔵の西瓜畑かなウリ科の蔓性一年草。熱帯アフリカ原産。「西瓜」といえば、その果実をさす。夏から秋にかけての代表的な果菜。果実は球形または楕円形で大きく、果皮には多く縞模様がある。果肉は赤色が普通で、まれに黄色がある。最近では形や果皮の色、大きさなどが多種多様になっている。一角に地蔵が祀られている西瓜畑があった。いくつかの西瓜がごろんと残っていた。西瓜切る夕暮少し早くなり西瓜

  • 茘枝(れいし)

    食べごろと思ふ畑の茘枝かなウリ科の蔓性一年草。蔓茘枝の実をいう。インド原産。江戸時代に中国から渡来した。果実は長楕円形で緑色、表面に疣がある。未熟果を食用にする。やや苦味があるので、苦瓜とも呼ばれる。沖縄で油炒め、豆腐とのチャンプル料理などとして好んで食べられる。ゴーヤーともいい、現在では全国的に普及している。充分に成熟すると黄変し、裂開して中は赤色を呈する。畑に茘枝が生っていた。緑色で、丁度食べごろと思った。苦瓜や沖縄の旅遥かにて茘枝(れいし)

  • 残暑

    トラックに測量士ゐる残暑かな立秋を過ぎてもなお残る暑さのことをいう。厳しい暑さは八月から九月の中旬頃まで続く。夏の暑さとはまた違い、この暑さがいつまで続くのかというやりきれないものがある。グラウンドのトラックに測量士が入って測量をしていた。気温が高く、厳しい残暑であった。秋暑しマレットゴルフ一人ゐて残暑

  • 底紅

    底紅やいつもの道の明るくてアオイ科の落葉低木。中国・インド原産。「底紅」は木槿の別名で、花びらの中央の底が紅色ものもをいう。利休の孫の千宗旦が特に好んだのがこの底紅であるので、「宗旦槿」とも呼ばれる。底紅がいつもの散歩の道端に咲いていた。何か明るくなった感じがした。底紅やをみなのメール短くて底紅

  • 狗尾草

    禅寺の柵に垂れをりゑのこ草イネ科の一年草。野原や道端など至るところに自生する。花穂を子犬の尻尾に見立ててこの名がある。この穂で猫をじゃらつかせて遊ぶことから「猫じゃらし」ともいう。散歩をしていると、禅寺の鉄柵の間から沢山の狗尾草が垂れていた。秋になったことが実感された。遊ばむと生れしとふこと猫じやらし狗尾草

  • 玉蜀黍

    直売のをみなもろこし商へりイネ科の大型一年生作物。中南米原産。日本には十六世紀に渡来した。葉腋の雌花穂が受精し、太い軸を中心に三〇センチほどのトーチ状にびっしりと実をつける。焼いても茹でても美味で、秋の代表的な味覚の一つ。畑の一角の直売所で、若い女性が玉蜀黍を売っていた。散歩の帰りに買って帰った。採りたての玉蜀黍の甘かりき玉蜀黍

  • 台風

    台風圏入りしが歩く雲見つつ毎年秋に日本列島を襲う暴風雨をいう。熱帯低気圧で、最大風速が一七・二メートル以上になると台風と呼ばれる。英語のtyphoonの音に漢字を当てたもの。河川の氾濫や土砂崩れ、家屋の浸水などの被害をもたらす。台風の眼は台風の中心の無風状態の部分で、青空が見える。大形台風7号が関東地方に接近してきた。雨は降ったり止んだりし、風もそれほどではなさそうなので、傘をさして散歩に出た。暗雲が流れていたので、雲を見つつ歩いた。自転車を畑道に避け台風裡台風

  • 臭木の花

    川岸に咲いて臭木の匂ひけりクマツヅラ科の落葉小高木。山野の日当たりのよいところに自生する。八月頃、枝先の葉腋から長い柄のある集散花序を出して、芳香のある白い花を多数つける。花は先の五裂した筒状花で、蕊が外に長く突き出る。枝や葉を傷つけると悪臭がするのでこの名がある。川岸に臭木の花が咲いていた。近くまで行くとよい香りがしたので、すぐにそれと分かった。生くるためけふも歩かむ花臭木臭木の花

  • 白粉花

    おしろいや子供の遊び声届きオシロイバナ科の多年草。熱帯アメリカ原産。七~八月頃、ラッパ状の花を多数つける。花色は紅、白、黄、絞りなど。夕方から開き翌朝しぼむ。黒く硬い種子に白粉質の胚乳があることからこの名がある。児童遊園に白粉花が咲いていた。夕方、子供たちが遊ぶ声が聞えていた。おしろいの花に瀬音の増しにけり白粉花

  • 千屈菜(みそはぎ)

    千屈菜や去年(こぞ)に逝きたる人想ひミソハギ科の多年草。山野の水辺や湿地に自生する。高さ一メートル前後。七~八月頃、葉腋ごとに紅紫色の六弁花を三~五個ずつつけ、長い花穂となる。精霊棚にこの花で水をかけ、禊としたので「禊萩」といわれ、転じてミソハギになったといわれる。散歩途中に千屈菜が群生しているところがあった。盆花とされるこの花を見て、去年亡くなった人を思い出していた。千屈菜の夕日浄土となりにけり千屈菜(みそはぎ)

  • 初秋

    初秋や川に子供の入りゐて秋の初めで、立秋を過ぎた陽暦の八月にあたる。丁度残暑の頃であり、日中はまだまだ暑い。しかし、朝夕吹く風に秋の気配が少しずつ感じられ、空の色も秋らしく変化していく。初秋の候となった。晴れた川では子供が入って静かに遊んでいた。菜園に媼ひとりや秋はじめ初秋

  • カンナ

    緋カンナや芝生の広場統ぶるかにカンナ科の多年草。中南米原産。明治年間に交配園芸種が渡来し、観賞用に栽培されている。芭蕉に似た楕円形の葉の間から花茎を出し、大きな唇形花をつける。色は白、赤、オレンジ、ピンク、黄色などさまざま。花期は長く、六月から十一月頃まで咲き続ける。和名は花カンナ。檀特はカンナの原種の一つで、今ではほとんど栽培されていない。芝生の広場の一角に緋色のカンナが咲いていた。それはまるで広場を統率しているようであった。菜園の隅のカンナに目の行きぬカンナ

  • 藪枯らし

    日の差して川面平らや藪枯らしブドウ科の多年生蔓草。藪や生垣などに絡みついて繁茂し、そのために藪でも枯れるというところから、この名がついた。夏、緑色の小さな花をつけ、秋には丸い実が黒く熟す。別名を貧乏かずらともいう。植物名はヤブガラシ。日が差して川は平らに穏やかに流れていた。その川岸のフェンスに藪枯らしが繁茂していた。藪枯らし引く無駄骨はせぬことに藪枯らし

  • 木槿

    川沿ひを人に会はずに木槿かなアオイ科の落葉低木。中国・インド原産。生垣や庭木に植えられる。七~八月にかけて五弁花をつける。普通は赤紫色だが、園芸品種には白、桃色、菫色、絞りなどもある。朝に開き、夜にはしぼむため、「槿花(きんか)一日(いちじつ)の栄(えい)」という言葉があり、人の栄華のはかなさにたとえられる。川沿いの道を散策していたが、残暑が厳しいためか人には出会わなかった。ただ、道端に木槿が秋を告げるように咲いていた。白木槿逝きたる人の句を誦し木槿

  • 狐の剃刀

    狐のかみそり西のなぞへの木洩れ日にヒガンバナ科の多年草。山野に自生する。全草ヒガンバナに似る。春に長さ約30センチ、幅約1センチの葉が出る。この葉が剃刀に似ているところからこの名がある。八月頃、約40センチの花茎を立て、黄赤色で漏斗状の六弁花を横向きに数個つける。有毒植物。西側に斜面がある。その斜面の木洩れ日に狐の剃刀が群生していた。ひとりには惜しき狐の剃刀よ狐の剃刀

  • 立秋

    白雲の多く浮かべり今朝の秋二十四節気の一つで、八月七日頃に当たる。暦の上ではこの日から秋に入るが、実際にはまだ暑さが厳しい。しかし朝夕などは、ふとしたときに秋の気配を感じることがある。立秋の朝となった。外に出ると、空には白雲が多く浮かんでいた。立秋や野暮用一つバスに乗り立秋

  • 秋近し

    雲間より覗く青空秋近し秋も間近ということ。夏も終わりに近づくと、どことなく秋に近いことを感じる。酷暑にあえいだ後だけに、秋を待つ心持はひとしおである。曇っていたが、雲が割れてそこから青空が覗いた。秋が近いことを感じた。広き畑農夫ひとりや秋隣秋近し

  • 片蔭

    片陰に入りてメールを読みにけり真夏の炎天下の、建物や塀に沿って道の片側にくっきりとできる日陰をいう。人々は強い直射日光を避けて片蔭を選んで歩き、しばらく佇んで汗を拭いたりする。片蔭は建造物、とりわけ道路沿いの家並や塀の片側に続く濃い日陰を指し、「緑蔭」「木下闇」などの樹木の陰とは区別して詠われる。歩いていると、スマホにメールが送られてきた。そこで、片蔭に入ってメールを読んだ。公園へ行く片蔭の短しや片蔭

  • 鉄漿(おはぐろ)蜻蛉

    歩く先先へおはぐろ蜻蛉かなカワトンボ科のトンボ。本州以南、朝鮮半島、中国に分布する。体長約55ミリメートル。はねは黒色で、静止時は直立させる。体は普通のカワトンボより細く、雄は金緑色、雌は黒褐色。別名、「かねつけ蜻蛉」。夏、平地の小川の水面近くをゆるやかに飛ぶ。また、地面や低い草に止まることが多い。川沿いの細い道を歩いていると、地面に鉄漿蜻蛉が止まっていた。構わず進むと、鉄漿蜻蛉は先へ先へと逃げるように飛んで行った。すぐ止まるおはぐろ少し休まうか鉄漿(おはぐろ)蜻蛉

  • 緋鯉

    誰(た)もをらぬ社の池の緋鯉かなコイ科淡水魚の鯉の飼育品種の一つ。鑑賞・愛玩用として飼育される。黒色の色素胞を欠く鯉のことで、普通橙赤色をしたものをいう。そのほかに白鯉、斑(まだら)鯉などがある。錦鯉は緋鯉を品種改良して体色の種々変化したものであるが、色鯉ともいう。ある神社を訪れると、奥の上がった所に池があった。境内には誰もいなかったが、池には緋鯉が色鮮やかに泳いでいた。恋文のやうな緋鯉と見てゐたり緋鯉

  • 炎天

    炎天下動きて赤きトラクター夏の日盛りの灼けつくような空をいう。暑さで鳥も飛ばず、炎天下の地上は人通りまで減ってしまう。燃えるような太陽が照りつけ、やりきれない暑さとなる。炎天下であったが、畑では真っ赤なトラクターが動いていた。炎天を歩く覚悟といふがあり炎天

  • 雲の峰

    ヘルメット被り自転車雲の峰俗に入道雲といわれる積乱雲のことを、山に譬えていう。夏の雲の中でも代表的なもので、日差しを受けて白く輝く。各地で愛称をつけて呼ばれ、「坂東太郎」「丹波太郎」「信濃太郎」「「石見太郎」「安達太郎」などと称えられる。雷光や雷鳴などをもたらす「雷雲」、積乱雲の上部が鉄鈷(かなとこ)状に水平に拡がる「鉄鈷雲」、夕立を降らせることも多いので「夕立雲」の別名もある。努力義務のヘルメットを被って自転車を走らせていた。すると、前方に真っ白く立ち上がった雲の峰が見られた。雷雲の拡がれば風立ちにけり雲の峰

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