私が脳出血になったのは6年前 片麻痺のハンディーを背負いましたが 何故か気持ちは落ちなかった。 出来ることに制限ができた。 でもやれることをやった。 そんな私を会社は執行役員のポストを用意してくれた。 ならば結果を残すのみ
無印良品では 人材育成をしていません。 人間育成をしています。 冒頭に出てくるこの言葉の本質こそが 現在の無印良品を支えているのだと 改めて感じた。 著者である松井氏は仕組みづくりの天才である。 この書は人材育成においての基準書と言える。 人事移動は企業にとって 良い部分もありリスクの面もある。 その人事移動においても非常に大胆だ。 賛否両論あるとは思うが このような改革があるからこそ 停滞では無く常に躍進するブランドとなると 私は感じる。 組織の硬直化をどのように防ぐか どのようにしたら社員の視野を広げられるのか 様々な経験を通し育成していく。 後半にかけては具体的に チームの作り方 リーダ…
企業において 社長において 必ず名脇役たる参謀の存在がある。 名経営者の傍らには名参謀。 本田宗一郎には藤沢武夫 井深大には盛田昭夫 時代の潮流を見極める参謀の存在があってこそ 企業は成長し続けることができる。 現場と経営者との距離感が あらゆる問題点を増幅させる。 現場に近い距離感を保ちながら 机上の空論に陥いる事の無い 戦略を示し、導いていく。 現場での人間関係の作り方 先回りという事前準備の重要性 上層部と対峙できる責任感と決意。 著者自らの経験をもとに 非常に分かり易く記されている。 現在部長職や役員にあたる人へ 是非読んでいただきたい。 参謀の思考法――トップに信頼されるプロフェッシ…
名だたるマーケター、ブランドマネージャーを輩出するプロクターアンドギャンブル。 ファブリーズと言ったらお分かりだろう。 言わずと知れた世界最大の消費財メーカーP&G。 そのP&Gのマニュアルと言っても良い。 戦略や戦術についての書籍は多いが 習慣について事細かく書かれており 非常に分かり易く読みやすい。 チームの作り方 メンバーへのリスペクト 組織的に機能させていく 生きたマニュアルそのものだ。 プロジェクトの成功要因を 社内全体で共有化し ノウハウとして蓄積していく だからトップブランドを走り続ける事ができ 優れた人材を生み出すのだろう。 読んだその日から実践できる事が多く コンサルティング…
伝説の起業家 江副浩正 - 片麻痺の執行役員
取締役の心得。 タイトルだけ見ると 何ともお堅く難しく思えるが 中身は非常に分かり易く読みやすい。 自己啓発本は数多く出版されているが 選ぶ基準として1つオススメしたいのが 自分の置かれている職位 いわゆる役職、ポジションの 1つ上もしくは2つ上の書籍を読むこと。 そうする事により 自分に何が不足しているのか また、上司や会社が何を求めているのか 何を考え、どう行動するべきか。 俯瞰して理解することができる。 この1冊には 取締役としてのマネジメント トップに対しての姿勢 管理職の育成 リスクと責任の取り方 時間の使い方など 何時も傍らに置いておきたい1冊だ。 取締役の心得作者:柳楽 仁史総合…
主張しないデザイン 簡素化したパッケージ ひと目で伝わる無印良品 ブランドなきブランド 無印のコンセプトである。 ここまでブランディングに成功した企業は どれだけあるだろうか。 世界で愛されるMUJI 海外571店 国内497店 店舗数1068の 言わずと知れたグローバル企業 株式会社良品計画 衣類、生活雑貨、電化製品、食料品 あらゆるカテゴリーを持ちながら 無印らしさを追求する。 良品計画のアイデンティティーは 商品開発に留まらない。 社員教育の礎となる 現場に沿ったマニュアルが存在するからこそ ブランドは守られていく。 一般的なマニュアルと違い 現場で更新されていく 血の通った 1つの業務…
マーケティングをされている方であれば 知らない人はいないでしょう。 日本を誇るマーケターであり実業家 森岡毅。 世界企業P&Gのブランドマネージャー ウエラジャパン副代表 輝かしい実績を残し、当時経営難だったUSJを たった数年で 日本を代表する テーマパークへと変貌させた 情熱のマーケター。 そう森岡毅氏の魅力は 人間性に溢れ 情熱的なのだ。 マーケティングというと コンサルティングやら統計やら 実務とかけ離れた理想論的な書籍が多い。 それとは違い 血が通っている そう、常に向こう側にいる ひとりひとりの笑顔を追い求めている。 マーケティングとは何かからはじまり 体験談も多く、実体験に基いた…
言わずと知れた サイバーエージェント代表取締役社長 藤田晋の原点とも言える1冊。 渋谷ではたらく社長の告白 著者が青年実業家を目指す 大学在学中の出来事から 上場に至る経緯まで あっという間に読み終えてしまった。 今から15年前の2007年に発刊。 時代はyoutubeなど 先進的なウェブサービスが 日本で展開された年でもあり インターネットビジネスの転換期とも言える。 藤田晋と言えば時代の寵児でもあり 最年少で上場を果たしたカリスマでもある。 しかし、生まれながらの天才はいないと言うが それは著者も当てはまりそうだ。 営業力と 熱意と 勢い それさえあればどうにでもなる! そう思わせる1冊だ…
このコロナ禍においても勢いを落とさない アイリスオーヤマ 大山会長のビジネス書 世界がコロナウイルスの脅威にさらされた2020年9月発刊の書。 いち早く国産の不織布マスクの製造に着手した 日本を代表するナショナルブランド。 2011年の東日本大震災の後もLED照明を国内大量生産に着手。 常にビジネスチャンスを捉え躍進していく 「ピンチを必ずチャンスに変える経営」の遺伝子が企業を強くする。 経営の原点となる「大山ブロー工業所」から「アイリスオーヤマ」に社名変更した時の 経営理念第1条は「いかなる時代環境においても利益の出せる仕組みを確立する」 まさにアイリスオーヤマにとってはピンチはチャンスなの…
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