『修羅の門 第弐門』は、どうしてあそこまでつまらなくなってしまったのか(3)。
一方、『第弐門』では、出てくる格闘家たちの描写がない反面、格闘シーンがやたら長くなってしまった。 例えば、さほどの重要キャラでもないボルトを倒すのに、単行本まる1巻以上をかけている。 『修羅の門』と比べれば、水増し感が拭えない。 リングで最後に戦った、中国の暗殺集団のエースとされている、姜子牙に至っては、2巻半もかかっている。 正直、最後の方は読むのが苦痛になってきた。 しかも、作者も言っているように、姜子牙が九十九よりも小さいため、いかにも迫力がない。 加えて、決勝までの戦いが圧倒的であるがゆえに、その強さをアピールできていなかった。 極めつけは、最後にあまりに露骨な反則をするのが、あんまり…
2024/11/29 00:00