92歳のお婆さんの話 戦前は男物で木綿や紬や銘仙の礼装があった。庶民のお葬式は野良着で参列、結婚式の礼装は庄屋が貸していた、etc.(後編)
(前記事からの続き)私:「男性で自前の羽織袴を持っていたのは、どういう立場の人ですか?」お婆さん:「正絹の羽織袴は地域の名士で町内のお役(氏子総代、お祭り、学校の行事)があったり、村長や町長を任されるような男性が着るもので、ほとんどの人は自前の羽織袴は持っていないよ。 都会なら自前の羽織袴を持っている人の割合はもう少し多いかもしれないけど、それでも正絹の羽織袴は地域の名士の人じゃないと必要ないんじ...
2023/01/28 15:00