前回の続きでございます。 長宗我部元親さんの後継問題で切腹させられた比江山掃部介親興(ひえやまかもんのすけちかおき)さん。 その後、数々の怪異が巻き起こります。 当時も怪談がささやかれて後の時代まで恐怖が残るなんて、かなりセンセーショナルな出来事だったのでしょう。 そのあたり...
土佐耳袋、略して『とさみみ』。 高知の民俗・風習・伝承などを、少しでも残したいと思い活動を始めました。 たまには高知も出て、津々浦々、好奇心のおもむくままに。
よい天気に、満開の桜。 やっぱり、春はお出かけしたくなりますね! 花粉には悩まされるのですが。 というわけで、香川県に行ってきました。 人気の写真映えスポット『父母ヶ浜』の近くを通ったので、どれ一枚撮ってみようとナビに設定。 香川のウユニ塩湖と呼ばれている浜です。 向かってい...
高知県の中西部にある津野町は、津野山古式神楽が受け継がれていたり、眺めが最高な天狗高原があったり、四万十川の源流があったりと、心くすぐられる町です。 そんな津野町をドライブしていて、ものすごく大きなタヌキの石像を発見! しかも、『白龍湖』って看板もあります。 いや...
高知県の各地に『古杣(フルソマ)』という怪異の伝説が残っています。 深山で寝ていると、真夜中に大木を倒す音がするのだそうです。 ノコギリの音、かけ声、そしてドシーンと木が倒れる音。 次の日に、音のした辺りに行ってみても大木を倒した気配は全くない、というものです。 ...
さあ、今回は、こんがらがっていきますよ! 書いてる本人もすぐアレ?ってなるくせに、妙にこだわってしまうトコロ。 そこを掘り下げても、「地方によって違う」で終わってしまうだけなんですが・・・。 それは、 しめ縄の綯い(ない)方の向き です。 「アァ、もうどっちでもえ...
高知市から西に1時間ほど行くと、四万十町があります。 高知県にはなぜか四万十町と四万十市があり、県民もすぐこんがらがります。 結局、旧地名で呼ぶことに。 まどろっこしいので、どっちか変えてくれないかしら。 四万十町は美味しいお店がいくつもあるので、探検も楽しいんです...
須崎の大谷というところに、大きな樟の木があります。 須賀神社の境内にあるのですが、これがものすごく大きいんです。 そして、なんと国の天然記念物。 推定樹齢は、1300年とか1500年とか2000年とか・・・あれ? 書かれてるものによってバラつきが。 諸説あり、というや...
2022年お正月、とある家に飾られたしめ縄にニンニクが付けられていました。 しめ縄にオリジナルで何かをプラスするのも珍しいし、それがニンニクというのも気になります。 玄関先に付けるといえば、やっぱり魔除けという意味合いでしょうか。 ドラキュラ伯爵の弱点はニンニク、というのを思い...
今年の夏は暑かったですね! お弁当を食べようと思っても、車から降りられないくらいの暑さ。 そんな日は、ちょっと雰囲気のいい木陰を探してウロウロです。 本日の場所は黒潮町。 入野というところには、素敵な浜があります。 本当なら浜で食べたいところですが、今日のところは浜近くの...
夏ですから、怪談話をひとつ。 時は江戸時代、宿毛(すくも)市の話でございます。 山内一豊公の甥が、宿毛山内家領主として土佐西部の守りについていました。 物語は、三代目の節氏(ときうじ)の時代。 節氏が、奉公に上がった町屋の娘・おなあに手をつけたところから、この話は始...
高知市の朝倉と春野をつなぐ荒倉トンネル。 荒倉トンネルの南側、道路より一段降りたところに小さな神社があります。 鳥居には、『天水分神社』『地水分神社』の文字。 読み方は、『あまのみくまりじんじゃ』。 もう一つは、『ちのみくまりじんじゃ』なのかな(あいまい)。 名前は二つ、...
高知城から言うと北西の方角、江ノ口川のそばに何やら気になる一画があります。 夕涼みをしたくなるような空間っぽい、何かそそられる雰囲気。 いつ通っても心惹かれるので、ある日とうとう覗いてみることにしました。 藤なのでしょうか、棚に枝を這わせています。 その下に祠さんがひ...
仁淀川上流の池川町のさらに北へ。 車でのすれ違いは困難な山道をひたすら進むと、そこは椿山。 いまや住人は一人の超限界集落ですが、この虫送りの祭りには方々からやってきて太鼓を叩き鐘を鳴らします。役場の若い衆もだいぶ力を貸しているようで、伝統文化継承に尽力する皆様には本当に頭が下がり...
斉明天皇が崩御なされたのは、福岡ではなく高知だった──── という説があるのはご存知でしょうか? その舞台となるのが、朝倉神社です。 高知市の西の端の地域・朝倉にあって、近くに高知大学もあります。 昔から『木の丸さま』の愛称で親しまれています。 朝倉神社...
縁起物として人気のあるナギの木。 海人に絶大な人気を誇っているは、知っていました。 穏やかな海、凪に通じる名前ですもんね。 昔から、海難避けと豊漁のご利益があると、漁民の方々に人気だったようです。 ナギの枝を船に乗せておくと、遭難避けの守り木になるのだそうです。 高知に...
私が美しすぎるせいで ───── 言った事ありません。 思ったこともありません。 そんな権利は、ありません。 どれだけ美しければ、このセリフが許されるんでしょう? いやあ、声に出して言いたい日本語ですね。 高知県室戸市に、そんな美しすぎる娘さんの伝説が残って...
さて、 前回 は高峯神社にまつわる言い伝えを書きました。 写真からも、なんかすごそうって雰囲気が伝わってきます。 これは、もう、行くしか。 高峯神社は、土佐町の安吉(やすよし)という地区にあります。 地図を見ると、高峯神社の山は922mと書かれています。 (のど...
ものすごい神社へ行ってきました。 土佐町の高峯(たかみね)神社です。 なにがすごいって、神社の建っている場所がかなりの山の上。 行き着いた御社殿も、想像以上。 資材を運ぶのが難しそうなこの場所に、こんな立派な御社殿がある事に恐れ入ってしまいました。 この神社のこ...
春野町西畑の森神社と岐神社が姉妹、という話が面白いなと思ったのですが。 見つけましたよー、なんと三姉妹! 長女は、土佐清水(とさしみず)市の伊豆田神社。 次女と三女は、南国(なんこく)市の伊都多神社。 現在、土佐清水市は「いずた」、南国市は「いづた」読みっぽくなってます。...
岐(ふなと)神社がある、春野町の西畑(さいばた)地区。 『ただ無事を願う』の巻で紹介しました。 くわしくは→ コチラ もう一つ気になる神社があるのです。 『ごんげんさん』とか『不入(いらず)権現』と呼ばれているようなのです。 でも、名前や伝説にバラつきがあって場所が分...
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前回の続きでございます。 長宗我部元親さんの後継問題で切腹させられた比江山掃部介親興(ひえやまかもんのすけちかおき)さん。 その後、数々の怪異が巻き起こります。 当時も怪談がささやかれて後の時代まで恐怖が残るなんて、かなりセンセーショナルな出来事だったのでしょう。 そのあたり...
災害や事故、水難などで亡くなった人の霊を祀ったものを『七人ミサキ』と呼びます。 七人であることが特徴です。 『 怪異!七人ミサキ 』の回では─── 野や川で変死した人の霊が七人で彷徨っている。 ↓ 生きている誰かに取り憑いてその人が死ぬと七人のうちのひとりが成仏で...
高知市の介良(けら)にある朝峯神社(あさみねじんじゃ)。 『延喜式神名帳』にも載っている式内社のひとつです。 どうやら大きな岩があるらしい。 聖なる空気感を想像しながら階段を登ったその先に────── どーーーんと現れたのは、男性器を模した石でした。 生殖器崇...
世の中には有名な兄弟や姉妹がたくさんいます。 一緒にオリンピックでメダルを取ってしまうなんてことも。 神様界で代表的なのは、天照大神(アマテラスオオミカミ)、月読命(ツクヨミノミコト)、須佐之男命(スサノオノミコト)の姉弟でしょうか。 神社同士が姉妹というパターン...
滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 その正体に少しでも近づきたく、住居だったといわれるところを訪ねています。 山姥さんのお宅訪問、第二弾です! 今回訪ねるのは、日高村にある大滝山。 日高村は、高知市から車で30分ほどのところ。 大滝山は標高...
伝説巡りをしていて、「山姥」とつく地名があちこちにあるのが気になり始めました。 住んでいたといわれるところも多く、さまざまな伝説が残っています。 滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。 金太郎のお母さんも山姥なんですよね。 昭和世代にはおなじみだ...
高知県には『正月女』と呼ばれる言い伝えがあります。 基本的に、1月中に女の人が亡くなると女を七人連れていく、というものです。 自分にも降りかかるかもしれない怪異は、やはり恐怖です。 同じ部落の中から年内に七人連れていくとか、川上で女の死者が出ると川下で七人の女の人...
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
高知の伝説や民俗、風習、伝承を集める。神社巡り、巨木や滝、祭りや民間薬の話も。土佐の耳袋『とさみみ』
一年に一回、高知県立歴史民俗資料館が集めた資料を一般公開してくれるイベントがあります。 今年のタイトルは『むかしの道具とものべの文化』展。 会場は香美市物部町の旧大栃高校です。 むかしの暮らしや仕事で使われていた道具を見せてもらえたり、空から見た物部の風景の写真コーナー...
大杉とか夫婦杉を調べていると『桑ノ川』という地名が2ヶ所出て来て、面白い偶然だと心に残っていました。 ひとつは南国市桑ノ川の鳥居杉。 そして津野町桑ノ川の夫婦杉です。 前回は、南国市の鳥居杉に辿りついた話でした。→ よかったらコチラも どうせならもう片方にも行っ...
大杉とか夫婦杉を調べていると、『桑ノ川』という地名が2ヶ所出て来ました。 ひとつは南国市桑ノ川の鳥居杉。 そして津野町桑ノ川の夫婦杉です。 車でも1時間以上かかるくらい離れているので、偶然だと思います。 けど、ちょっと面白い。 ただ、かなりの山道が待っていそう...
高知市から西に少し行くと、日高村があります。 小さい村ですが、美味しいトマトや芋屋金次郎の芋けんぴ、オムライス街道、高知の二宮・小村神社に、忍者茂平の伝説と個性豊かなところです。 そんな日高村の地図を見ていたら、竜石という地名を見つけました。 しかも、その向かいは...
前回は、宿毛市の湊浦に伝わる皿屋敷伝説を探ってみました。 そしてお話の中で、夜な夜なお皿を数える女中の霊を祀った小堂を、庄屋の息子が荒瀬の地蔵堂のわきに移した─────ということで、やってきました地蔵堂。 地元の方たちがよく手を合わせにきているんだろうな、と感じられるお堂...
夏といえば、やはり怪談。 昭和のころは、幽霊は柳の木の下からヒュードロドロ。 そして必ず「うらめしや~」。 額には三角の布、白い着物が定番でした。 怪談といえば『お岩さん』と『お菊さん』が有名どころだったなあ。 今日は、その『お菊さん』が登場する皿屋敷の話です。 ...
りゅうきゅうは、盗んで植えんとありつかん ────── 田舎に伝わる俚言には、ときどき物騒なものもあります。 コンプライアンスが厳しいこの頃。 こんなこと子供に教えたりなんかしたら、大問題になりそうな予感。 まず、りゅうきゅうというのはハスイモという植物のことで...
よい天気に、満開の桜。 やっぱり、春はお出かけしたくなりますね! 花粉には悩まされるのですが。 というわけで、香川県に行ってきました。 人気の写真映えスポット『父母ヶ浜』の近くを通ったので、どれ一枚撮ってみようとナビに設定。 香川のウユニ塩湖と呼ばれている浜です。 向かってい...
高知県の中西部にある津野町は、津野山古式神楽が受け継がれていたり、眺めが最高な天狗高原があったり、四万十川の源流があったりと、心くすぐられる町です。 そんな津野町をドライブしていて、ものすごく大きなタヌキの石像を発見! しかも、『白龍湖』って看板もあります。 いや...
高知県の各地に『古杣(フルソマ)』という怪異の伝説が残っています。 深山で寝ていると、真夜中に大木を倒す音がするのだそうです。 ノコギリの音、かけ声、そしてドシーンと木が倒れる音。 次の日に、音のした辺りに行ってみても大木を倒した気配は全くない、というものです。 ...
さあ、今回は、こんがらがっていきますよ! 書いてる本人もすぐアレ?ってなるくせに、妙にこだわってしまうトコロ。 そこを掘り下げても、「地方によって違う」で終わってしまうだけなんですが・・・。 それは、 しめ縄の綯い(ない)方の向き です。 「アァ、もうどっちでもえ...
高知市から西に1時間ほど行くと、四万十町があります。 高知県にはなぜか四万十町と四万十市があり、県民もすぐこんがらがります。 結局、旧地名で呼ぶことに。 まどろっこしいので、どっちか変えてくれないかしら。 四万十町は美味しいお店がいくつもあるので、探検も楽しいんです...
須崎の大谷というところに、大きな樟の木があります。 須賀神社の境内にあるのですが、これがものすごく大きいんです。 そして、なんと国の天然記念物。 推定樹齢は、1300年とか1500年とか2000年とか・・・あれ? 書かれてるものによってバラつきが。 諸説あり、というや...