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猫好き俳優 東正実の またたび☆ 俳優 東正実の東南アジア旅 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/東正実

昭和55年5月5日生まれの 俳優・声優です。 俳優・東正実の2017年の2ヶ月半のアジア放浪記です。 初海外バックパッカー1人旅の、笑い多めの珍道中です 笑

2017年 僕は人生で初めて旅に出た。 初めての海外旅行。 期間もいく場所も決めずに 日本に戻って、俳優を続けるのか? 何をするのかも決めずに旅に出た。 東南アジアを2ヶ月半 旅をして「旅にも死があるのだと」気づいて、これ以上旅する意味が無いと悟って、2ヶ月半経った時、日本に帰ってきた。 いつか描きたいと思っていた、人生で宝物のような旅の回顧録です。

東正実
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横浜市
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2021/02/09

  • ゾウの悲哀と不思議な草

    第169話 ゾウの悲哀と不思議な草 ドライバー兼ガイドの、シアンと共に僕らは沢沿いを山道を下って行く。 もう山道というより、ゆるやかな川沿いの小道である。 途中で小さな小屋の売店があった。一段上がった所に作られており、おばさん店主が、薄手の絨毯の上に座っている。 手作りのアクセサリー等の、お土産のようなものも売っていた。しかし、僕が魅力を感じるものは何も無かった。 それよりも、手に乗りそうなくらいの小さな猿を飼っていて、その小猿が、おばさん店主の周りを動き回っていた。その小さな可愛らしさに皆盛り上がる。 ベンが触ろうとするが「キッ!」と威嚇をしながら柱を登り逃げてしまう。 苦笑いをするベンに、…

  • 獣道に潜むモノ

    第168話 獣道に潜むモノ ツアー2日目は、なぜか最初に、村の小学校を紹介してくれた。可愛い村の子供達が5、6人、体育座りをして迎えてくれる。 この山奥の小さな村に、小学校がある事に少し驚いた。だが考えてみると、確かに小学生の子ども達に、毎日山を登り下りをさせて、町の学校に通わせていたら大変だし、何より危ない。 小学校までなら一人の先生がいれば、充分学校として成り立つ。少人数だし、村で教えた方が効率がいいと言うのは、考えてみれば良くわかる事だった。 こじんまりとした、ちょっとした平建ての一軒家が学校であるという。風通しもよく、いい空間だ。 逆に日本の鉄筋の学校より ある意味贅沢なのではないか?…

  • 時は来た! いぬをこえる。

    第167話 時は来た! いぬをこえる。 朝起きると、意外とスッキリしていた。 昨日あれだけ飲んだ割には、酒も残っていなかった。不思議だ。 皆まだ寝ているようで、僕は朝の散歩をしようと玄関のドアを開け外に出た。 ドアのすぐ横の青いクーラーボックスのビールの値段を改めて見ると、昨日はかなり調子に乗って飲み代にお金を使ってしまっている事に改めて気付いた。 覚えている範囲の飲んだビールの本数を掛け算してみると、ツアー代金より、はるかに飲み代が高くなってる。 (うわぁ… マジかぁ。 やっちまった、、) 僕はすぐに、激しい後悔と自己嫌悪に陥った。 うーん。。頭が痛い… 気がしてきた。 心なしか、二日酔いな…

  • 満天の星とむら護る犬たち

    第166話 満天の星とむら護る犬たち 夕陽と時間を共有したイッヌさん。それとなく仲良くなった彼に、途中まで先導してもらい、僕は宿へと帰ってきていた。 「途中まで」と言うのは、実は彼が何かを追いかけて、道中いなくなったからなのだ。 先を歩いていた彼は、あるポイントでぴたりと止まると、急に生い茂る草むらに対して唸り出した。その後しばらく吠えた後、近くからやって来た別の犬と合流すると、激しく吠えながら奥に消えていった。 草むらの藪の向こう側からは、別の甲高い犬の鳴き声が聞こえ、その声を追うように、村の二匹の犬の吠え声は共に、だんだん遠くなっていった。 さっきまで気の良かった彼の豹変ぶりに、僕はしばら…

  • 夕陽よ今夜もありがとう

    第165話 夕陽よ今夜もありがとう 食事は質素ながら美味しく、みんなあっという間に平らげていた。僕もお代わりしたが、大男のベンはご飯を3回もお代わりしていて、さすがだった 笑 食後は皆、思い思いに休憩し始めた。僕はまだ日があるうちに、散歩に出る事にする。 プイさんから再度、街灯などはないので日が落ちる前に必ず帰ってくるよう言われ、念の為に懐中電灯も持参する事にした。皆は宿でひと休みするらしいが、僕は迷わず出かける。 ここでもやはり、夕日を見たかったのだ。 小屋の玄関を出た横には、大きなクーラーボックスがある。そしてその中には、たっぷりの氷で冷やされた、キンキンの飲み物が沢山入っている。きっと自…

  • タイの「わが町」

    第164話 タイの「わが町」 村の中を進んでいた僕らは、かなり大きなバンガロー風の、高層高床式とでも言うべき一軒家に辿り着いていた。 一度、細い土の道を下り家の真下に着く。見上げると、普通の二階建てより高い位置に家があった。 1.5階建て程の階段を登ると、そこが家の玄関である。かなり広い作りで、まず土台のスペースがあり、その上に家を建てているので、建物の他のバルコニースペースもかなり広い。崖の下の脇に建てられているので、雨風にも強そうだ。 家は、木とほぼ竹やツルなどで作られている。その割にはかなりしっかりした作りである。そして涼しそうでもある。家の中も広く、みんなが寝る場所も広々としており、玄…

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