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信濃町
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練馬区
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2020/08/12

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  • 4月の「畑歳時記と味暦」

    山が雪を被る日もめっきり減り、辺り一面の畑は黒々とした顔を覗かせる。 土の色、枯葉や枯れ枝の色、黒や茶色が多いけど、真っ白な世界が少しづつ色を取り戻す。 そして福寿草やふきのとうが咲き乱れ、信濃町は春を迎える。 春になれば畑の準備が始まる。すなわち、次の冬の準備でもある。 畑の雪が溶け、土を起こし、育苗のためのハウスをたてる。 土の匂いや感触、雑草たちが懐かしい。 さーて、これから忙しくなるぞ〜。

  • 来年は色々なやしょうまを

    信濃町の郷土料理を調べている時、度々目にした「やしょうま」という料理。 この町に来るまで、見たことも聞いたこともなかった。一体、どんな料理なのだろうか。想像すらつかない。 町の郷土料理を調べる際によく読む「おくらぶち」にもやしょうまが紹介されていた。「富士山の形をしていて、ピンク色だったり、茶色だったりして楽しい食べ物」「学校帰りにやしょうまを引きに行く」「おしゃか様の骨の形をしている」…。ますま

  • 3月の「畑歳時記と味暦」

    厳冬期が過ぎ、春の足音が聞こえ始める。日に日に雪が小さくなり、土や木々が露になっていく。冬は長いようで短く、短いようで長い。除雪に追われる日々が終わり嬉しくもあり、パウダーを食い続ける日々が終わり寂しくもある。今年の冬は斑尾山をたくさん滑った。妙高のシーズンチケットを買ったのだけれど、結構な割合で斑尾へ行っていた。果たして、シーズンチケットの元はとれたのだろうか。 斑尾山から見下ろす美しい野尻湖。

  • 天然の貯蔵庫

    信濃町は寒い。 なので収穫した野菜を、なんの考えもなしに貯蔵してしまうと凍らせてダメにしてしまう。 キャベツ、白菜、大根、人参、ネギ、その他もろもろ… 一冬越す分の野菜たちを入れられる冷蔵庫なんて我が家にはない。 そこで活躍してくれるのが、辺り一面に降り積もった「雪」である。 降り積もった雪の中は気温0℃、湿度90%程度に保たれる。まさに、天然の冷蔵庫。 収穫した野菜を貯蔵するための「雪室」や、収

  • 憧れの凍りそば

    僕は凍りそばが好き。 何が好きって、もう「存在」そのものが好き。 凍りそばは「寒気にさらして凍らせたあと乾かしたそば。長野県上水内郡信濃町柏原地方の名産」と広辞苑に記されている様に、厳しい寒さを活用したフリーズドライ食品の元祖と言える伝統食である。 凍りそばの歴史は古く、参勤交代で宿泊した大名に賞賛されたエピソードが残っているなど、江戸時代の末期には製造されていたことが窺える。その後、第二次世界大

  • 2月の「畑歳時記と味暦」

    2月は一番雪が深い月。 辺り一面が雪に覆われ、毎朝、除雪車の振動で目をさます。 勿論、野菜なんて収穫できない、と言いたいところだが キャベツやにんじんなどを始めとし、雪国ならではの「雪下野菜」なるものが収穫できる。 それ以外も、秋に収穫した野菜を雪の中で貯蔵した「雪室」野菜や、それぞれの季節に収穫した野菜や山菜の瓶詰めや漬物などを食い繋ぎ、春を待つ。 この町には、当然の様に雪がある。 春も夏も秋も

  • 七草粥とどんど焼き

    大寒波とともに2020年が去り、大寒波とともにやってきた2021年。 毎日、新鮮なパウダーを浴び続けた年末年始、最高。 例年であれば実家への帰省を考えるのだけれど、今年はコロナの影響でそうもいかず。 なので、雪山と暴飲暴食三昧の贅沢な時間を過ごした。 手作りおせちと頂いたお餅で作ったお雑煮。それに地酒の松尾で乾杯。 一日中滑って、ご馳走を食べて飲んで。そんな暮らしを続けていると、少し疲れてくる。

  • 1月の「畑歳時記と味暦」

    明けましておめでとうございます。2021年が始まりました。 昨年は本当に色んなことをした。野菜を作ったり、山菜を採ったり、保存食を作ったり、郷土料理を作ったり。 ついこの間まで、満員電車に揺られ、閉店間際のスーパーに駆け込み、半額シールの貼られたお惣菜を物色していた人間とは思えない。 今の暮らし、楽しいなぁ〜。僕は今の暮らしが好きだ。 畑や料理、暮らしや遊びも試行錯誤の連続で何一つ完璧に出来たもの

  • 凍み大根

    凍み大根 材料 大根・・・適量 作り方 1 大根の皮をむき、5cmほどに切る。 2 30分ほど煮る。ある程度柔らかくなったら大根の中心に棒を差し穴を開ける。ここで煮過ぎてしまうと、吊るす際に大根が千切れてしまうので注意する。 3 紐を通して軒下などに干す。 4 1ヶ月ほど干し、大根の水分が抜け切っていれば完成。 この間、特に何もする必要はありません。 雪国ならではの保存方法です。 大根が凍って、溶

  • 寒中に吊るす

    12月に入るも「根雪」になる様なしっかりとした降雪もなく、2週間が過ぎた。 それでも、今年はしっかりと雪が降る予感がしていた。科学的な根拠とか何もないけど、台風も少なかったし、ただなんとなくそう感じていただけだ。 雪が降らないと、本格的な冬モードにならない。 ちらほら近隣のゲレンデからはオープンしたとの声が聞こえてくるが、まだスケートボード やサーフィンの練習してたいなぁ、なんて思ってしまう。 そ

  • 12月の「畑歳時記と味暦」

    2020年、最後の月。 ついこないだまで野尻湖で遊んでいたのに、気付けば今年も終ろうとしている。 11月早々に降り出した雪に、今シーズンの雪山ライフを想像し胸を踊らせていたが、その勢いは衰えてしまった。 なので、11月はゆっくりと冬の準備を進められた。 雪囲いや除雪の準備、貯蔵用野菜の収穫や漬物の仕込み。遊び道具の衣替えとイメージトレーニング。 少しずつ冬のこと、雪のことを考えながら全てが冬に吸い

  • 野沢菜の醤油漬け

    野沢菜の醤油漬け 材料 野沢菜・・・5kg砂糖・・・300g醤油・・・900cc酢・・・180cc唐辛子・・・お好みで 作り方 1 野沢菜を5cmほどに切る。 2 砂糖を加える。 3 醤油、酢を加える。 4 上から体重をのせ揉み込んでいく。ここでの揉み込み具合で、野沢菜の柔らかさが変わってくる。辛味が欲しい方は、併せて唐辛子も揉み込む。 5 重石を載せ、一晩程度寝かせれば完成。 とにかく簡単で美味

  • 野沢菜漬け

    野沢菜漬け 材料 野沢菜・・・適量 塩・・・野沢菜の3%程度 醸源(漬物用)・・・適量 野沢菜漬の素・・・適量 鰹節・・・適量 昆布・・・お好みで 唐辛子・・・お好みで 作り方 1 漬樽の底に満遍なく塩を撒いておく。 2 きれいに水洗いした野沢菜(10束程度を1組とする)を漬樽に入れ、一握り程度の塩を満遍なく揉み込んでいく。根元部分を特に丁寧に揉み込むことで、柔らかく美味しく漬け上がる。 3 醸源

  • 長野と言えば野沢菜

    学生時代、スノーボードをしによく長野県へ遊びにきた。 一日中滑って、温泉に入り、ペンションに泊まる。とても良い思い出だ。 僕の記憶が確かなら、必ずと言って良いほどペンションの食事には野沢菜が付いてきた。 正直、美味しいものもあればハズレもたくさんあった。野沢菜を食べながら「美味い、このペンションは当たりだな〜」とか「あーこの感じかぁ•••」とか生意気にも考えていた憶えがある。 だから野沢菜は「美味

  • 一茶忌と蕎麦

    11月19日は、江戸三大俳人「小林一茶」の命日である。 一茶は信濃町柏原に生まれ俳諧行脚生活を経た後、この町で65年の生涯を閉じた。 信濃町には一茶のお墓があり、命日になるとお墓参りと一茶忌全国俳句大会が執り行われる。それと併せて同日に、新そばが振る舞われる新蕎麦会が催される。 なので毎年この日になると、信濃町町民は小林一茶を偲び、そして新そばに舌鼓を打つのである。 しかし、今年は残念ながらコロナ

  • 越冬用に大根を漬ける

    今月の「畑歳時記と味暦」で目立つのは「大根」。 夏の終わりに撒いた大根を収穫し、冬に備える。 我が家も、普通に食べる用の大根と漬物用大根を収穫した。 まずこれが、普通に食べる用の大根。けっこう立派なものが収穫できた。 煮物やおでんにしたらすごく美味しそう。冬の食卓だ楽しみだ。 そしてこっちは漬物用大根。これはヒョロヒョロ。人に見せるのが恥ずかしいくらい。 だけど、おばあちゃんたちは「漬物にはこれく

  • 11月の「畑歳時記と味暦」

    11月を迎えると黒姫山や妙高山が白くなることが珍しくなくなってきた。 古い我が家の窓は結露で凍り、外に出てみると霜で真っ白な朝も少なくない。 何をするにしても「雪が降るまでに終わらせよう」なんて考え始める。 畑も田んぼもほとんどの収穫が終わり、少しおセンチな気分になる。 各家庭の軒先には除雪機がスタンバイされ、ブルベリーや庭木が雪囲いされ始めた。 そろそろスタッドレスタイヤに履き替えて、スキー場の

  • 唐箕が欲しい

    8月に撒いた蕎麦が無事、収穫を迎えた。 種を撒いてから、一度草刈りをしたきりだったけど立派な蕎麦の実をつけてくれた。 収穫期を迎えた蕎麦畑には夏の賑やかさはなく、静かに冬へと向かう時間の流れを感じる。 とりあえず、見様見真似で始めた蕎麦栽培。 コンバインもないし、大した量じゃないので草刈機で収穫した。 しかし、これが大きな過ちで後々大変苦労することになる。 収穫した蕎麦は束にして、天気の良い日に数

  • 秋と言えば芋掘り、焼き芋

    この時期になると、小学生の頃の秋らしい記憶が蘇る。 狭い校庭の隅にひっそり佇む菜園があった。そこでサツマイモを育てて、みんなで収穫し焚き火を囲みながら焼き芋を食べた。 栽培過程の思い出なんてほとんどない。 記憶に残っているのは、泥だらけになりながら芋を掘り起こしたことと、「たきび」を歌いながら焼き芋を食べたこと。 だからこの時期になると「たきび」を口ずさみたくなるし、焼き芋をしたくなる。 と、いう

  • 収穫の秋、実りの秋

    収穫の秋、実りの秋。 この言葉を小さな頃からよく耳にしていた。だから、なんとなく「秋になると色々な野菜が収穫できるんだろうな〜」と思っていた。 だけど、実際に畑を始めてみたら秋に採れる野菜は意外にも少なく、夏の方がよっぽど多くの野菜を収穫できることを知った。 夏の方がたくさんの野菜が採れるのに「収穫の秋、実りの秋」と言われるのはナゼだろう、そう思ったけど、この町で暮らしてみるとその答え簡単に見つか

  • 10月の「畑歳時記と味暦」

    長雨の7月とはうってかわって、8月は気持ちの良い夏晴れが続いた。 ギラギラな太陽の下、畑して遊びまわって汗ダラダラになって、野尻湖に飛び込む。 そんな幸せな毎日を過ごし、肌は真っ黒焦げに仕上がった。 8月の「畑歳時記と味暦」を振り返ると夏野菜の収穫や秋冬野菜の準備が主だったことがわかる。 夏野菜の収穫は今でも続くが、秋冬野菜への衣替えが徐々に始まっている。 7月にやり残してしまった「蕎麦の種播き」

  • イナゴを捕まえて食べる

    今月のメインイベントは「イナゴ獲り」だ。 信濃町に来る前から「長野県ではイナゴを食べる」ことを知っていたし、今月の「畑歳時記と味暦」にもしっかりと書かれている。 この時期になると、虫取り網を持った人たちが田んぼの周りにうじゃうじゃと集まるのかと思っていたが、決してそんなことはなかった。 町の人たちに話しを聞いてみると、だいたい30年くらい前までの食文化になるのだろうか。 海なし県の雪国にとって、イ

  • 粒あん

    粒あん 材料 小豆・・・2合(約300g) 砂糖 ・・・160g 塩 ・・・小さじ1 作り方 1 きれいに水洗いした小豆と、水を厚手の鍋に入れる。 (水は小豆の表面上から3~4cmほど) 強火にかけ、沸騰したら豆が踊らない程度に火を弱くする。 2 半分ほどの豆にしわが寄ったら(10分程度)、コップ一杯の差し水をする。 3 再び沸騰したら数分煮て、豆をザルにあける。流水で小豆の表面を洗い流し、アクを

  • お彼岸のおはぎ

    9月はお祭りの月。 中旬も過ぎれば町のあちこちから笛の音が聞こえてくる、はずだった。 だけど今年は賑やかな様子はみられない。静かで、少し寂しいお祭りだ。 それでも町のどこから聞こえてくる花火の音や明かりの灯った神社を見ると、お祭りの季節だなぁ、と感じることができた。 「故郷の暮らし暦」をみてみると「秋の彼岸のぼた餅作り」とある。 先日収穫したばかりの小豆(→記事はコチラ)を使って作ってみることにし

  • 秋の暮らしと畑の様子

    最近の朝晩はめっきりと冷え込む様になった。加えて日も短くなり完全に「夏」は終わった。 目に見える風景も秋っぽくなっている。紅葉とか、そういうはっきりとした違いはないけれど、なんとなく秋になったなぁと感じさせる。山はまだ緑だけど、夏の緑とは明らかに違う秋っぽさを持っている。 畑で採れる野菜も変わった。 時期ずらしのナスやトマト、そして人参が収穫できている。 あとは、この時期になりスイカ。できれば真夏

  • 田舎の甘味と言えばあずき

    今年の夏、畑の隅で「あずき」を育てた。 あずきを育てようと思ったきっかけは7月に作った「笹もち」。 今年の笹もちはおばちゃん達が用意してくれた「あんこ」を使って作ったが、来年は自家製の餡で笹もちを作りたいと思ったからだ。 それと、この町の古くの暮らしや郷土食について書かれている「おくらぶち」を読んだ時に、この時期の生活に「あずき」が欠かせなかったことを知ったこともきっかけの一つ。 この「おくらぶち

  • わたしも野菜も塩漬けに

    毎週火曜日、僕は町のおばちゃん達が切り盛りする「お豆腐屋さん」の手伝いに行っている。 ここでは豆腐の作り方を学ぶだけではなく、この町の畑事情と食卓事情を学ぶことができる。 豆腐作りの最中に飛び交う会話に耳をすませ「いつ、何の種を撒く予定」とか「漬物をいつ漬ける」とか「どのレシピが一番旨い」とかそんな会話を聞き逃さない様にしている。 わからないことがあればその場で教えてもらえるし、家について行けば実

  • 9月の「畑歳時記と味暦」

    長雨の7月とはうってかわって、8月は気持ちの良い夏晴れが続いた。 ギラギラな太陽の下、畑して遊びまわって汗ダラダラになって、野尻湖に飛び込む。 そんな幸せな毎日を過ごし、肌は真っ黒焦げに仕上がった。 8月の「畑歳時記と味暦」を振り返ると夏野菜の収穫や秋冬野菜の準備が主だったことがわかる。 夏野菜の収穫は今でも続くが、秋冬野菜への衣替えが徐々に始まっている。 7月にやり残してしまった「蕎麦の種播き」

  • トマトソース

    トマトソース 材料(2升分) トマト・・・4kg 玉ねぎ ・・・300g りんご ・・・2個(皮ごと) にんにく・・・2片 鷹の爪・・・1本 砂糖 ・・・150g 塩 ・・・35g 酢 ・・・60cc こしょう ・・・2g オールスパイス・・・小さじ2 (あればバジル少々) 作り方 1 トマトとりんごを一口大、玉ねぎはざく切りにしてにんにく、鷹の爪と一緒に煮る。※この際に水は入れない。 2 柔ら

  • 次の季節を考える

    お盆が終わり、真夏のピークが去った。信濃町の人は「お盆が過ぎれば夏が終わる」と口を揃えて言うけれど、まったくその通りだ。朝晩は冷え込み、窓を開けて寝ると涼しくて目が覚める。東京のこの頃はまだまだ熱帯夜だった記憶があるが、想像すら出来ないくらい涼しい。夏野菜の最盛期は去り、収穫も落ち着いてきた。 採れる野菜も少しずつ変わり、食卓でも季節の移ろいを感じられる。食べきれない分は保存して、来たる冬に備えて

  • 夕顔のかんぴょう

    8月の「畑歳時記と味暦」に夕顔のかんぴょう作りがある。 夕顔とは瓜科の仲間で、長いひょうたん型の「長夕顔」と丸型の「丸夕顔」があるそうだ。 信濃町でよく目にするのは「長夕顔」で、その名の通り長さが50〜60cmほどある。 以前に紹介したルバーブと同様でこの町ではポピュラーな食べ物だが、僕はここに来るまで食べたことがなかった。 夕顔は「夏」を代表する野菜である。道端の直売所に夕顔が並んでいるのを見る

  • 婆BQソース

    婆BQソース(バーベキューソース) 材料(2升分) にんにく・・・500g 生 姜 ・・・1かけ バナナ ・・・4本 りんご ・・・2~3個(皮ごと) 砂糖 ・・・1kg 醤油 ・・・1.8ℓ × 1本 味噌 ・・・750g みりん ・・・150cc 白ごま ・・・50cc ごま油 ・・・50cc 一味唐辛子・・・7g 作り方 1 野菜、果物の具材を一口大に切り分ける。 2 ごま油、一味唐辛子、み

  • 短い夏

    信濃町の夏は短い。梅雨が明けたら夏が始まり、盆が過ぎれば秋になる。真夏のピークと言えば正味一週間くらいだろうか。今年は梅雨が長かったため、特に夏が短く感じる。春も秋も冬も大好きだが、自分にとって夏は特別な季節だ。小さな頃、じいちゃん家に行って遊んだ思い出や、大きくなって友達とむちゃくちゃに遊んだ記憶が強く残っている。だから今でも、夏は「特に」遊ばなくちゃならないと使命感を燃やし過ごしている。夏を楽

  • じゃがいもで冬を越す

    昨年の冬を過ごし、次の冬までに「やっておきたい」と思ったことが2つある。その内の1つが、冬に向けて大量の「じゃがいも」を収穫することだ。信濃町は雪国であるため、冬の間は野菜がほぼ収穫できない。そのため、長期保存の効くじゃがいもを重宝する。冬の間は毎日の様にじゃがいもを食べていた。昨年は頂き物のじゃがいもでなんとか冬を過ごせたが、今年の冬は自作のじゃがいもで越冬するのだ。 そんな思いの下、5月の始め

  • 8月の「畑歳時記と味暦」

    気が付けば7月が終わり、梅雨明けとともに8月がやって来た。 本来、7月に済ませるはずだった「薬草摘み」と「蕎麦の種播き」「土用ささげと大根の種播き」をやり残したまま夏を迎えてしまった。 しかし、決してサボっていた訳ではない。 長く降り続けた雨に、行動が制限されてしまったのである。全ては雨のせいである。 川が氾濫するほど雨が降り、我が家の畑は常にぬかるんでいた。 これでは畑に入れないし、作業も進まな

  • 雨、大量に採れるきゅうり

    連日降り続ける雨に、畑の野菜たちは悲鳴を上げている。本当だったら色々な夏野菜を収穫しているはずなのに、発育が遅れているものや腐ってしまったものも少なくない。そんな中で、大量に収穫できているのが「きゅうり」と「ズッキーニ」だ。 東京に住んでいた頃は、必要な分だけの食材を買っていたため「大量に余る」ということは基本的に無かった。しかし、畑で野菜を育てるとなると数量のコントロールなどできない。いろいろと

  • きゅうりの佃煮

    きゅうりの佃煮 材料 きゅうり・・・1kg 生 姜 ・・・1/3パック 鷹の爪 ・・・1本 酢 ・・・約65c 砂糖 ・・・50g 醤油 ・・・50g みりん ・・・約15cc 作り方 1 きゅうりを薄く切り塩漬けにする。落とし蓋をして、重石をのせ一昼夜置く。※きゅうり1kgに対し塩は25g 2 塩漬けしたきゅうりの水切りをする。 きゅうりを袋に入れ、洗濯機の脱水で水分をよく切る。 3 すべての材

  • 久々の晴れ間

    今年の梅雨は、特に長く雨が降り続いている。 「雨がたくさん降る」ではなく「長く降り続いている」といった感じだ。 そのため畑は水浸しになり、草も伸び放題になってしまった。 溝を切って排水する様にはしたが、こうも雨が続いてしまうとどうしようもない。 先週末は、久しぶりに晴れ間が覗いた。 一日中、外で遊び回りたい衝動を抑え、溜まった畑仕事を済ませた。 草刈りに、ドブさらい。 大きくなった野菜たちの支柱立

  • 山のすし、笹ずし

    「すし」と聞くと、僕は海の幸が握られた例の寿司をイメージしてしまうが、この町の「笹ずし」はそんなイメージとは異なり、山や畑の幸を使った「すし」である。 笹ずしは、特定の祭事等で振る舞われるのではなく、手頃な笹が摘める頃になると、家庭内のお祝い事や家族の団欒などで食べていたそうだ。 具は家庭によって様々で、まさに「おふくろの味」である。 起源を辿ると遥か戦国時代。 笹葉の防腐効果を活かし、川中島の戦

  • 7月の「畑歳時記と味暦」

    まさに梅雨真っ盛りだ。 冬の豪雪に頷けるほど、雨もよく降る。 東京育ちの僕にとって梅雨といえば、ジメジメとしたあの蒸し暑いイメージが強いが、信濃町の梅雨は比較的に快適である。 庭先ではカエルが大合唱し、夕方の雨上がりには春蝉とひぐらしが今日の終わりを告げる。 雨上がりの夜空にはホタルが舞い、一日の疲れを癒してくれる。 連日の雨で畑から目を離すと、とんでもない勢いで野菜と雑草が背を伸ばしている。 遊

  • ルバーブジャム

    ルバーブジャム 材料 ルバーブ・・・500g(10本程) 砂糖 ・・・200g レモン汁 ・・・大さじ1強 作り方 1 ルバーブをよく洗い、1cm幅に切る。 葉には高濃度のシュウ酸などの有毒成分が含まれているので、捨てる。 2 ルバーブ、砂糖、レモン汁を鍋に入れ、 砂糖が馴染むようにヘラで混ぜる。 3 このまま1時間程おき、水分が出てきたら中火にかけ、 混ぜながら煮る。 4 アクが出てきたら弱火に

  • 梅雨の爽やかな酸味

    「ルバーブ」をご存知だろうか。 僕は信濃町に来るまで、見たことも聞いたこともなかった。ルバーブは、信濃町ではとてもポピュラーな野菜であり、町中の畑や庭先などの至る所で目にすることができる。 初見では、どんな味がするのか、どんな料理に使うのか想像すらつかない謎の植物である。 信濃町には「国際村」と呼ばれる別荘地がある。 大正時代に、軽井沢を別荘地としていた外国人宣教師らがその地を離れ、野尻湖畔に開村

  • 僕の畑を紹介します

    今日は我が家の畑を紹介したいと思う。 移住してきたのは昨年の6月。借家に畑が付いてきた。 移住当初はお世辞にも畑とは言えない、俗に言う「耕作放棄地」だった。 東京育ちの僕は、草刈りすらしたことがなかった。 道具もない、知識もない、僕の知っている開墾はTVで観ていた「DASH村」。見様見真似で草刈りをし、畑の開墾を始めた。 鍬を買い、ひたすら耕していく。丸一日作業をしても、僅か数メートルしか進まない

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