信濃町は寒い。 なので収穫した野菜を、なんの考えもなしに貯蔵してしまうと凍らせてダメにしてしまう。 キャベツ、白菜、大根、人参、ネギ、その他もろもろ… 一冬越す分の野菜たちを入れられる冷蔵庫なんて我が家にはない。 そこで活躍してくれるのが、辺り一面に降り積もった「雪」である。 降り積もった雪の中は気温0℃、湿度90%程度に保たれる。まさに、天然の冷蔵庫。 収穫した野菜を貯蔵するための「雪室」や、収
僕は凍りそばが好き。 何が好きって、もう「存在」そのものが好き。 凍りそばは「寒気にさらして凍らせたあと乾かしたそば。長野県上水内郡信濃町柏原地方の名産」と広辞苑に記されている様に、厳しい寒さを活用したフリーズドライ食品の元祖と言える伝統食である。 凍りそばの歴史は古く、参勤交代で宿泊した大名に賞賛されたエピソードが残っているなど、江戸時代の末期には製造されていたことが窺える。その後、第二次世界大
2月は一番雪が深い月。 辺り一面が雪に覆われ、毎朝、除雪車の振動で目をさます。 勿論、野菜なんて収穫できない、と言いたいところだが キャベツやにんじんなどを始めとし、雪国ならではの「雪下野菜」なるものが収穫できる。 それ以外も、秋に収穫した野菜を雪の中で貯蔵した「雪室」野菜や、それぞれの季節に収穫した野菜や山菜の瓶詰めや漬物などを食い繋ぎ、春を待つ。 この町には、当然の様に雪がある。 春も夏も秋も
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