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よも 言葉のアトリエ http://apismos.blog.fc2.com/

言葉で描くみえないこころ。 縦横高さ、時間軸、いつか 見えてくるでしょうか? 拙いながらの一綴り、ジャンルは絵のように…詩や小説の創作物を載せています。 どうぞお気軽にお立ち寄りください。

上遠野世方
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2020/06/20

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  • 二月は忍耐の月

    二月は忍耐の月キースの二月は青と白空から降る氷の符は落ちて昇って飛ばされて地を転がる鈴の調べ地軸は分度器を回転した雪の結晶は車輪となりまだ見ぬ春の上に白いページを残した青い空を讃えるため枝先のペンを残した軽やかに走る子犬を見た飛び回る猫をみた北の空に張る千の冬の敗残兵が春の四五百の先鋭に追い込まれてゆく二分した空が波のように引いていく北へ、北へ北帰行の車輪を回す我が故郷は五月の雨怒涛に流れ込む七月...

  • 見えない光を頼め

    すべての方針は選民のエゴですべての政策は感情論それゆえ待て、と君は言う太陽を浴びようと平等のひかりを隅々まで行き渡らせるのだと君はぼくに言った聞く耳を育てよう見る目を育てよう物言わぬ雄弁さを自分で育てるのだ太陽が輝く春を見つけるには枝に膨らむ蕾を見ることだ土に顔出す翠を見出すことだ見えない光に心を開くことだ眩しい鮮烈なものではなく穏やかで温かい成熟していく光がそこにはある幼い君がそうだったように愛...

  • 夢という生存

    夢見た明日は遠い過去となり残照は照り急ぎ薄闇にわずかばかりの明かりを夢の投影と見る夢とはおおよそ人工のものだジ・ランの夢は生きること生きる豊饒さに夢の展開があるさあ、君は夢を見るのかい夢を描けるのかいそれとも夢を生きるのかい地に足をつけて水に手を伸ばし大気をかき混ぜ光の通過に肉体を晒し花にも果実にも舌を打ち己の肉体にもジ・ランの変容を見るするとここが到達点だと知るそして創造は想像を超えて野生なのだ...

  • 死の惑星

    地上に生きる生命よりも無数の死者たちが隠れている惑星惑星は惑星の恒常性の中で新陳代謝をしている人間が作り上げた都市は人間のデザインによって新しさいわば生命を長びかせる一度でも止まれば都市は形骸化した臨死に対面する住む人々は死を経験する廃墟は人の住まなくなった都市体の骸骨に過ぎない町は人の手を必要とする人の手を離れた田舎や山は必ずしも人を必要とはしない惑星の不変なる活動が後を引き継ぐから死の惑星は死...

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