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よも 言葉のアトリエ http://apismos.blog.fc2.com/

言葉で描くみえないこころ。 縦横高さ、時間軸、いつか 見えてくるでしょうか? 拙いながらの一綴り、ジャンルは絵のように…詩や小説の創作物を載せています。 どうぞお気軽にお立ち寄りください。

上遠野世方
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2020/06/20

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  • 急ぎ雨走る

    洗濯を 竿から盗む 急ぎ雨 晴天笑う 一息の珈琲洗濯を終えて録画した番組を見ようとすると突然の雨今日の予報はたしか…と思いきや明日の天気と勘違いしていたようだ急ぎ室内に取り入れると吐息ひとつ、あらためて腰を下ろしたのもつかの間立ち上がって湯を沸かし今度こそカップの珈琲に湯を注いだ香ばしい香りを浴びて録画した番組を見る途中視覚に差し込む光を感じ、ふと窓の外を見たすると青空が見えるなんと気まぐ...

  • カゲロウの春

    「日が長くなりましたねぇ」「ええ 本当です。突然の暖かさが陽炎をつくっていますよ。ほら、そこ、見えませんか?」「見えたかもしれませんが、気づきませんでした」「大気もずいぶん春らしくなりましたね」「そうそう。あそこにはボウズたちが並んでいますよ」「ほう、土筆ですか。誰かに炒めると美味しいと聞きましたが…」「あれごま油と相性がいいようですよ」「ああそうなんですね。ほら聴いて下さい。聴こえますか?川も何...

  • 祭戴門

    わたしは一本の糸につながれている。母の子宮にいるときから誕生後も、臍の緒は切られてしまうけれども、透明な糸はどこか遠い空からずーっとわたしに降りている。「この子は泣かない子だね。」父がそういった時も。「きっと共働きの私たちを困らせないようにしているのよ。」母がそういった時も。わたしは不思議な糸が天井を抜けて消えていくのを見ていた。時々その生糸につかまって天井を抜け、暗い屋根裏を通り、屋根を抜けて...

  • 枝垂桜の影が川面におちて

    せせらぎを 俯いて聴く さくらかな 春匆匆に 律華散らして川沿いに枝垂桜が咲いているその姿は川をのぞき込んでいるようそれとも聞き耳を立てているのか…夜はきっとせせらぎの音も高くなるだろう今日の月夜は美しいに違いない人もデコレーションのようだ 人も車もどことなく華やいでいる例年より早い桜の時期はことさらせわしなく春を短くする先日の花冷えでは雪が舞い今日は山々の残雪が空に映えているすぐに消え去...

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