鉄道やドライブで暇さえあればあっちこっちをぶらついて回るトラベルライターです。絶景目当てに今日も街を徘徊します。
2024年ももうあとわずかで終わろうとしています。 今年も様々なところを旅してブログを書き写真を撮ってきました。 ここで毎年恒例の今年の人気記事を振り返りたいと思います。 1 【東京】日本のマンガ史の原点・トキワ荘のあった椎名町を歩く。 今年書いた記事で圧倒的な人気を得たのが、戦後間もないころに日本を代表するマンガ家たちが暮らしていた東京都豊島区のアパート「トキワ荘」を紹介した記事でした。わたしのブログを読んでくださっている方がわたしと同世代、あるいはもう少し上の世代の方が多いらしく心をつ
今日の静岡県はいい天気…なんですが、寒く風の強い一日でした。どのくらい風が強かったかは、サムネイルのヤシの木を見ていただければわかると思います。南国生まれのヤシの木には辛すぎる風の冷たさです。 やってきたのはカメカメランド…ではなく、静岡県中部の御前崎市。御前崎という岬のある海辺の町です。御前崎海岸には夏、絶滅危惧種のアカウミガメが産卵にやってくることからカメが町のシンボルとなっています。 ちなみに、御前崎は静岡県最南端の地。伊豆半島が大きいので、その南端の石廊崎が最南端だと思う方も多いのですが、 御前崎:34度36分15.91秒 石廊崎:34度36分58.90秒 で、1.3キ
12月上旬、宮崎県北部の高千穂町を旅しました。高千穂は古事記や日本書紀に登場する3つの神話のうち2つ、高天原神話と日向神話の舞台となっており、日本神話にゆかりの深い場所となっています。 今回訪ねたのはまさにその神話の中でも特に有名な「天岩戸伝説」の舞台となった「天岩戸」と呼ばれる場所。 「あまのいわと」と読み、内容は知らずとも日本人なら一度は耳にしたことがある地名だと思います。 太陽神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は、その弟、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」の暴悪ぶりに怒り、岩戸の奥に隠れてしまいます。そのため国内は闇に包まれてしまい災難が起きるようになってしまいました。
523 初冬だけど秋色に染まった宮崎県・高千穂峡を歩いた日。
宮崎県の最北、延岡市に来ました。延岡駅には夜到着。駅は最近リニューアルされ、蔦屋書店などが入りスタイリッシュで神々しく輝いていました。延岡市の倍人口がいる私の故郷、愛知県A市の代表駅に比べて3000倍美しく羨ましい限りです。この日は駅近くのホテルに投宿。延岡は旭化成の企業城下町ということもあってかホテルがとても充実しています。 翌朝、そんなすばらしい駅のある延岡で車を借りドライブに出かけました。今回の旅の目的は高千穂峡。旅をしたのが12月上旬ということもあり、もう紅葉は終わっているだろうなと思っていたのですが、今年は記録的に紅葉の時期が遅く運良く見ごろに訪問することができました。初冬
522 【旅色】車なしでもOK! 駅から歩いて行ける2025年の初詣におすすめの神社5選
月イチの旅色さんの記事が更新されました。 今月は、来る正月に向けて「車なしでもOK! 駅から歩いて行ける2025年の初詣におすすめの神社5選」と題し、駅から歩いて行ける、初詣にお勧めする神社を集めて紹介しました。車で初詣に行くと渋滞やら駐車場の確保やら何かとタイムロスが多いものです。その点電車なら時間が詠めて各段にラク。ホントは5つじゃなくてもっともっとたくさんのおすすめ神社があるのですが、絞りに絞って5つにしてみました。 ここに紹介できなかった神社はnoteで紹介していきたいと思っています。 電車から徒歩で行ける2025年の初詣5選|旅色LIKES 愛読書は時刻表、旅
11月最後の土曜日。散歩がてら東京の神社をいくつか巡ってきました。 定番の場所からちょっと変わったものを祀る神社まで都区内を電車でうろつきまわっておりました。 東京都交通局,ピックアップ情報,東京フリーきっぷ 東京都交通局のウェブページです。 www.kotsu.metro.tokyo.jp 今回私が使ったのはこの「東京フリーきっぷ」です。おとな1600円、こども800円で1日中都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、東京メトロ(全線)、JR線(都区内
11月24日に旅した岡山県北部地方。 旅の終わりは新見駅から人気の新型やくもで帰ろうかなぁと思っていたんですが、この日まで開催されていた芸術祭に合わせて走っている臨時列車に目をひかれ、今回はこちらを利用することにしました。 それがこの「La malle やまなみ」。普段は尾道や日生、瀬戸大橋線を渡って琴平までを結ぶリゾート列車ですが、芸術祭の時期は岡山の山間部を縫うように走る伯備線でその雄姿を見ることができました(今はもう運転終了しています)。 出発駅となる新見駅ではこんな手作りの旗をプレゼントされ、一緒に旗を振ってほしいと促されました。この列車が新見にやってきたのは初めてのこと
誰もが一度は見たことがあると思われるこのマーク。東京にお住いの方はわかりますね。東京都のシンボルマークとして平成元年に制定されました。 東京は関東大震災の後、火に強いということでイチョウが多く植えられ、 東京都の木にもなっています。ですのでこのシンボルマークも「ああ、イチョウの葉を図案化したんだな」と思っていました。 ちがうんですね。 東京都によれば「あくまでこれは東京都の『T』ー!」(チョコプラかよ)なんだそうで。「イチョウっぽいけどそうじゃない曖昧なところもポイント」なんだそうです。都内の自治体でさえこのマークはイチョウを図案化したものと勘違いしているところもあるそうで、もう、
先週は来春のJR各社のダイヤ改正や運賃、料金体系の見直しの報道が続きました。往復割引や連足乗車券の廃止などこれまで慣れ親しんできた鉄道の運賃体系の変更があり物議をかもしてきましたが、今回私が気になったのはJR九州に関する記事でした。 日豊特急が2500円アップ!? “乗継特例”廃止で実質大幅値上げ 「ソニック」「にちりん」の料金通算ルールが消滅へ 乗りものニュース JR九州が、博多~宮崎空港間を運転する特急を大分で乗り継ぐ場合の料金通算特例を廃止します。 trafficnews.jp かつて日豊本線を走る特急列車は小倉から宮崎までを特急にちりん号が結んで
引き続き津山市を旅しています。津山市は津山城の城下町として発展してきた都市。駅から15分ほど歩いた場所に津山城の跡があります。 城は明治時代の廃城令の際に壊されてもうありませんが、立派な石垣は健在。最大45メートルの高い石垣が街の真ん中に聳え立ちます。城跡は鶴山(かくざん)公園という公園になっていて、春は桜が咲き誇る名所として知られています。私が訪ねた時期は紅葉も綺麗ということで行ってみました。 ちなみに津山はかつて鶴山(つるやま)と呼ばれていましたが中世に入りこの城を築いた森氏入場の際に津山に改名されています。 天守に向かうにはこんな階段を登っていきます。何だかゲームでどこかの要
岡山県北部のまち、津山市を旅しています。 今回津山を訪ねたのはこの時期に開催していた「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に参加するためでした。津山市を始め、奈義町や真庭市など美作地方の各所に設けられた施設に展示された芸術作品を鑑賞することができます。私が訪ねたのは11月23日。芸術祭は24日まででしたので滑り込みセーフでした。実は津山を訪ねたのはこれで4度目なのですが、いつも泊まるだけだったり乗り換えのために駅を利用するのみにとどまっていました。芸術作品を見がてら、生まれて初めて津山の街並みを見て歩くのも楽しみにしてきました。 津山駅から北西に20分ほど歩いた場所にある城西浪漫館。すぐ隣
515 鉄道のまち津山「まなびの鉄道館」で鉄道全盛の時代に思いを馳せる
津山に来ました。津山は岡山県北部にある美作地方の中心都市です。 赤いポイントがある場所が津山駅。ここを東西に貫くのが姫新線で、津山駅から来たに伸びるのが鳥取に向かう因美線。南に走るのが岡山に向かう津山線です。かつて岡山から鳥取へは津山線、因美線経由の急行砂丘がありましたがこれも今は昔。現在は高速度で走ることができる智頭急行線経由で特急いなばが走ります。さらにさかのぼれば姫新線にも急行みまさかがあり、大阪と津山を結んでいましたがかなり前に廃止されています。今津山に来るのはローカルな普通列車ばかりです。 かつてに比べて寂れたとはいえ、現在も3路線が集まるターミナルであることには変わりは
514 「ハレのモリ」で暖簾たなびく古い街並みへ 真庭・勝山地区
11月24日、岡山県北部・真庭市の中国勝山駅にきました。この場所に来たのは2度目。実は以前もブログを書いているので重複する部分があります。 ただ、前回はiPhoneで撮った写真をメインにした記事。今回は少しだけ写真の勉強をしたあとでLUMIXで撮った写真をメインにしています。数年前にくらべて写真が上達した(?)…かどうかはわかりませんが、少しは違った角度から描写ができたのではないかと思っています。 ちなみに、今回私が乗った列車はこちら。DEC700形気動車というJR西日本初の電気式気動車です。JR九州ではすでに実用化が図られていますがJR西日本ではまだ試験段階でこのDEC700-
513 【岡山】懐かしさに思わず胸が熱くなる 真庭・旧遷喬尋常小学校
「久世?なーんもないっすよ!」 中国勝山のバス待合所でチューハイを飲んでいたそのおじさんはそう教えてくれました。生まれも育ちも岡山県北・美作地方。だからこの土地のことは何でも知っているといいます。久世行きのバスを待つ20分ほどの間、ときおり聞き取りづらい方言をまじえながらどこの店がうまいだのいろんなことを教えてくれました。 でもそのおじさんは知りませんでした。 何もない久世にはこんな素晴らしい文化財があることを。 ここは旧遷喬尋常小学校。もちろんおじさんはこの建物の存在は知っていましたが、この建物から放たれるノスタルジックな空気は、訪れる者だれもを魅了させるほどだということを知りま
11月22日 金曜日。大阪で研修会がありました。研修は夕方で終了し、このまま静岡に帰ってもよかったんですが翌日は土曜日。せっかく大阪まで来たんだしということで逆方向に電車に乗り岡山までやってきました。在来線で来たので岡山に着いたときにはもう夜。でもこの時期、夜だけしか見られないイベントがあるのです。 岡山のシンボル、岡山城も美しくライトアップ。 岡山駅から20分ほど歩いてやってきたのは後楽園。岡山城の前に広がる庭園で日本三名園のひとつです。こちらを訪ねるのは2度目ですが前回訪ねたのは昼間。夜来たのは初めてです。この時期、後楽園では「秋の幻想庭園」という催しが行われており、庭園を番傘など
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