現役の記者で2019年までニュースキャスター。読売新聞オンラインでwebコラム「今につながる日本史」を連載中。ブログには書ききれなかった余話や書き下ろしの歴史コラムを掲載します。
「平安」時代という名前や「貴族の世の中」という括くくり」が影響しているのかもしれない。ちょうど1000年前、平安時代の貴族は優雅で安定した時代を 謳歌おうか していた、というのが多くの人の印象だろう。当時は摂関政治の全盛期で、その頂点にいたのが藤原道長(966~1028)だった。娘を次々に天皇の (皇后、中宮)として権勢をふるった道長には、傍若無人の専横を伝える多くの逸話がある。最も有名なのが、道長が詠んだ「望月の歌」だろう。 この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば 「この世で自分の思うようにならないものはない。満月に欠けるもののないように、すべてが満足にそろってい…
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