今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ウィーンでピアノ弾きと教師をしています。 オーストリア移住、人生半分をとうに超えました。 娘はヴァイオリニストでウィーン国立音楽大学院とザハール・ブロン・アカデミーの学生です。オーストリア・ウィーンの日常をお伝えしています。
メンコン・チャイコン 日本人は楽曲を略するのが大好きなおはなし
日本ではクラシックファンを自称する人、音大出身者であれば誰しもが「メンコン」や「チャイコン」挙げ句の果てには「ショスタコ」がなんの略だかすぐにわかることと思います。「メンコン」はメンデルスゾーン作曲のヴァイオリンコンチェルトの略だし、「チャ
今日は、ある人の発言を聞いて、やたらに腑に落ちたのでその件について書いてみます。簡単に書くと、その人は、いつも自分が「幸せだ〜」と思って毎日暮らしているそうです。そして、何か嫌なことが起きた時に、「自分の人生は今まで嫌なことはたくさん起きて
練習しなくても弾ける子(人)は存在するかどうか、それはお得なのか?のおはなし。でも大切なのはやめないこと
この手の話になると、話が逸脱して「天才」だ「神童」にまで広がるのですが、以前からお話ししているように、そんなものはいない、と私は思っていますので、そちら側は除外します。ポスターにあるような「鬼才」だ「天才」はあくまで「コマーシャル」というこ
ピアノ、ましてやヴァイオリン「楽しく弾けるまでの道のり」は、かなりあるというおはなし
いつものアルアル話なのですが、これは多分世界共通のアルアルだと思います。音楽を専門にしていない親御さんの口から出る言葉、「将来、楽しく弾けるようにさせたいのです。別にピアニストに(ヴァイオリニストに)させたい訳じゃありません!」この「将来設
留学に不可欠、趣味にできるくらい自炊ができると人生最強、自炊ができることは自立だと思うおはなし
幸いなことにムスメは私に似て食いしん坊。「食べたいものを食べるため」に努力を惜しみません。だから、ひとり暮らしをするようになっても、出来る限り「欲求を満たすもの」を食べるべく、努力して食事を作ります。もちろん、留学したての時は色々ストレスも
コンクールに人生をかけては絶対にいけない、という件について。「コンクール」は「コンクール」だということ
さて、コンクールについて書きますが、前もって書き添えさせてください。これから私が書くのは「欧州の私の見たいくつかの国際コンクール」のお話です。「日本のコンクール」については、私は一歳関わったこともないし、何も知らないので、以下、私の書くこと
ピアノとダイエット 体重が落ちたら手の形が変わって、ピアノを弾きやすくなった生徒くんのお話
*写真はウィーンのカフェ・ラントマンのアップルパイ、バニラソース添え。*3年前の「第一回目のロックダウン」では、体重が爆増し、その後ダイエット、標準体重にもどしたはずだったのですが、去年の暮れのロックダウンでまた運動量が減り、そして食欲は倍
伸びる子の親の特徴は?最新版「本気組」の親は全員クレイジー?ある理想的なお母さんのおはなし
このお題は本当に人気があって、「どんな親御さんの子供が伸びるのだろう?」もっと言うと「子供が『成功』するような親はどんな親?」ということを、多くの親御さんが知りたいと思っているのです。私も例外ではなく、超一流の子供達を育ててきた巨匠クラスの
ピアノのレッスン 大人が自分の意思で興味を持って始めると、「本当に頭に良い」というお話。
昨日は、子供がピアノをやったら、頭が良くなるのか?というお話について触れましたが、「それはどうも疑問」という私の見解でした。さて、今日は「自分が興味を持って、自分の意志でピアノを初め、喜びを考えると、絶対に頭に良いぞ!」ことについて書きたい
ピアノを習ったら子供の頭が良くなるのか、それとも頭がいいからピアノが上手なのか問題
東京大学合格者の約6割が楽器を習っていたというエビデンスもあって、ピアノやヴァイオリンの生徒募集に「楽器を習うと頭が良くなる!」という宣伝文句を使う先生が多いと聞きました。本当にそうでしょうか?私の場合、長年いろいろな生徒を見てきた経験で、
ピアノでバッハを弾くときペダルを使ったら減点ですか?もしくは試験に落ちますか?ヴァイオリンでバッハを弾くときにヴィブラートをかけたら減点ですか?もしくは試験に落ちますか?
上記の信じられない質問を、かなり真面目にされたので、驚いて、今日はこれについて書くことにします。答えは、きちんと勉強した方なら誰でもわかる、「そんなことありません」もしくは「程度問題!」です。私が日本にいた子供の頃、「音大入試でバッハでペダ
*今日の写真は私が待ちに待った、パン屋さんAnkerのマロン・クロワッサン。これからマロン・スイーツがたくさん出てきます。制覇しなければ!*某所にも書いたのですが、現在はムスメの行動範囲が広がり、私は晴れて「プチ・ひとり暮らし」を楽しんでい
お稽古事でも本気組でも、親同士は距離をおいたほうが無難というお話
世の中には残念ながら色々な人がいます。日本の「ママ友」内でのイジメや陰での悪口、そんな話は普通に耳にして嫌だなあとおもいます。どこの世の中でも、他所の子供や親が気になってしょうがない人もいるし、年がら年中、起こることすべてが不平100%の人
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今日は、「ピアノやヴァイオリン(きっと他の学科でも)複数の先生に習うということ」について、私の思うことを書いて
ピアノ教師にとって「才能のある子」「素質のある子」「教えやすい子」
音楽(海外)留学をするのに、語学は必要でしょうか?はい、絶対に必要です。
久々のブログ スイスから「お月謝」「レッスン料」について
外国、オーストリアでもどこでも良いのですが「移住したいな」と思う人の心をよぎることのひとつに、この「差別に対す
私は留学斡旋業を営んでいるわけでは、全くないのですが、定期的に音楽留学のご相談のメッセージをいただきます。 で
日本でいう、音楽大学の附属中学校・高校というものはオーストリアに存在しません、という話
ウィーンにてアパートのトラブル 蟻の被害について
あまりにブログが放置プレイ(悲しいほど死語)になっているので、ちょっと書きます。 別にお気楽なご隠居生活を送っ
私は欧州に住んで35年くらいになるし、子供達もここで生まれて育っているので、日本の平和な裕福な家庭で育った音大
昨日は、「自分で自分にレッスンする」というトレーニングについて触れましたが、同様に大切なトレーニングはこの、お
留学などでどうしても耐えられえない人と一緒にいなければいけない状態になってしまった時の対処法
ピアノにハマる生徒さんたちと、教える事のありがたさについて
きらいな楽器はありますか?面白い生徒嬢からの質問で思い出したこと
マウント取りはくだらないよ、というお話
素人さんの発言は恐るべし、ホロヴィッツみたいに弾けない?
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法 「まずは、きちんとした指導者に習うこと」
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法 「他人を気にしないこと」
クラシック音楽を「素敵・好き」と思える気持ちを持っていることは、当たり前ではないということ
ピアノでもヴァイオリンでも回り道なく上達する方法(多分どんな楽器でも同じ)続き「弾けるテンポ」
前に、語学がいかに必要か、ということを書きましたが、今日は久々に私のまったく語学のできなかった時を思い出したの
*写真はウィーン、ラッセルパークにあるブラームスの像*いつか書いたことがあると思いますが、こちらの学生は教授に対して質問をすることは普通だし、思ったことを伝えることも普通です。今日は、その、ちょっと行き過ぎた例をご紹介。某欧州の音楽大学で、
ムスメの幼少の頃のロシア人の先生が、「不思議なもので、1日に何時間練習しようとも、時間の経過というのが必要なん
本日は、「日頃きちんと練習をしているということは、無駄ではないんだ」ということを今更ながら感じたのでお話しします。今日、ある生徒さんがレッスンに来ました。彼女はイースター休みに家族でポルトガルで休暇を過ごしました。もちろんその2週間、ピアノ
写真はお題と全然関係のないもので、ザハール・ブロン・オーケストラのコンサートでスイスにいる娘から送られてきた写真。みんな可愛い〜、楽しそうです。ムスメは明日からはマスタークラスでソロのお勉強にドップリ浸かります。はい、本題。新しいもの好きの
これ、ヴァイオリンをやるお子さんをおもちの親御ならアルアルだと思うのですが、日本は違うでしょうか?うちのムスメもかなり最近までそうでした。そう、爪を噛むクセです。もしくは爪付近の皮をかじる、もしくは食べちゃう!!!タコか???!!!幼少期、
コロナ禍ではクラブハウスが最高に盛り上がり、クラブ「楽器を習う子の親の会」を開設し、多くの親御さんと楽しく盛り上がりました。日本以外にも欧州、アメリカ在住の親御さんが来てくださって、とても国際的。子供に楽器を習わせている数人の親御さんは、ご
私がピアノを本格的に大好きになったのは、やっぱりロマン派、ショパンなどの曲を習い始めてからです。「ああ、ずっと
ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。しかしながら、日本とこちらでは「危険」というこ
ウィーンは欧州の大都市、パリやロンドンに比べれば安全な街と言って良いと思います。しかしながら、ここは日本ではありません。全然違います。昔と比べてネットなどで情報が簡単に手に入るようになりました。しかしながら、日本とこちらでは「危険」というこ
なんか、スピリチュアルみたいな表題になってしまいましたが、私が50代を超えてできるようになってきたことのひとつが、これです。「物事に執着しない」例を挙げれば「このコンクールに通過しないのならもう、悲しくて数ヶ月も泣く」とか、「出来レースの試
素人の母親が、 「ピアノの理想の手の形は、いっつも手の中に卵が保たれている状態で、それが崩れたら絶対にダメ!」
さて、ウィーンもイースター休みに入りました。学校にもよりますが、みんな1週間から2週間くらいのバカンスです。殆どの私の生徒さんたちは外国に出かけるので、私もバカンス。と言っても、ムスメが先週から帰国しているので、楽しくワーワー・ギャーギャー
ピアノにしてもヴァイオリンにしても、スポーツ系の他の分野においても、その指導者の言葉はいつも魔法のように響きます。「素質があります」とか「才能があります」なんていわれた時には心の中にお花畑が咲き乱れ、乱舞したくなるものです。特に子供が反抗期
いつか、「複数の指導者に習うこと」について書いたと思いますが、今日は特化して「音楽大学の入学試験をひかえて」ということで書いてみたいと思います。もちろん私が住んでいるのは欧州なので、日本のことではありません。日本の現在の事情を知りませんが、
結論から言いますが、私に限っては「そんなにたくさん必要ない」です。 この歳まで、本当に大切な親友は2人くらい。
どこの国に行っても偏見というものはあるのだなあ、と思うのですが、今日はそのことについて書きます。まずは東洋人のママが「教育ママ」だという偏見。これはオーストリアに住む幾らかの日本人ママが経験しているかもしれません。例えば、自分のハーフの子供
よく人様の演奏を「ああ、ここがダメなんだよね」とか「ここがなってないんだよ」なんて批評するシロウトもしくはクロウトの人が居て、「じゃあ自分で弾いてみせてよ、ほれ!」と言いたくなることがありますが、そこからヒントを得た(?)上達方法です。シロ
私の時代(昭和)でも、そして多分今でも、日本で楽器を習ってクラシックの世界で専門を目指そう!(具体的には音楽大
しばしお受けする質問の中で、「新しい曲を始める前に、演奏家のCDやYouTubeを見る事はよくないことですか?」と聞かれます。お答えは、簡単で「それはあなたのレベルによって違います。」です。もうかなり弾ける、きちんと基礎のできたレベルであれ