意図なき意志は、果たして存在しうるのか。 私たちは時に、こう思うことがある。「どうしてあの人は、そこまでやり続けられるのだろう?」「なぜ自分は、わかっているのに動けないのだろう?」 また、 日々の中で「やろう」と決めたことを、何度となく挫けそうになります。続けようと誓った努力も気分が乗らない日には手を止めてしまうこともしばしば。 そんなとき、私たちはよく「感情に流された」と言います。不安、面倒くささ、怖れ、焦り、自己否定。感情は、ときに理性の声をかき消し、行動を止める強烈なエネルギーとして働きます。 では、どうすればその感情に打ち克ち、望む行動を選び続けられるのでしょうか? その答えが意志の力…