2025.06.24 一日一季語 五月雨(さみだれ) 【夏―天文―仲夏】 とめどなき教師の語り五月雨 河原地英武 月刊―俳句界2025年7月号特集60代俳…
2025.02.01 一日一季語 ショール 【冬―生活―三冬】
2025.02.01 一日一季語 ショール 【冬―生活―三冬】 昨日会ひ今日も会ひたし娘のショール 岡田史乃 篠 2025VOL211ご恵贈いただき、あり…
2025.01.31 一日一季語 寒波(かんぱ) 【冬―時候―晩冬】
2025.01.31 一日一季語 寒波(かんぱ) 【冬―時候―晩冬】 磨きこむナイフとフォーク寒波来る 高橋あゆみ 平成16年結社賞 第三十二回沖新人賞年…
2025.01.30 一日一季語 雪焼(ゆきやけ) 【冬―生活―晩冬】
2025.01.30 一日一季語 雪焼(ゆきやけ) 【冬―生活―晩冬】 雪焼けし支店長代理の訓示なり 広渡敬雄 単身赴任第24回沖俳句コンクール入選第2位…
2025.01.29 一日一季語 探梅(たんばい) 【冬―生活―晩冬】
2025.01.29 一日一季語 探梅(たんばい) 【冬―生活―晩冬】 探梅のはずが地酒につかまりし 能村研三 探梅とは、早咲きの梅を探るために野外へ出か…
2025.01.28 一日一季語 絨緞(じゅうたん《じゆうたん》) 【冬―生活―三冬】
2025.01.28 一日一季語 絨緞(じゅうたん《じゆうたん》) 【冬―生活―三冬】 絨緞の薔薇が次の間までひらく 正木ゆう子 平成6年 俳壇5月号特集 …
2025.01.27 一日一季語 蜜柑(みかん) 【冬―植物―三冬】
2025.01.27 一日一季語 蜜柑(みかん) 【冬―植物―三冬】 夕刊の上で蜜柑を剝ひたらし 梅本豹太 沖、東京例会平成二年十二月九日清記用紙には3句…
2025.01.26 一日一季語 着ぶくれ(きぶくれ) 【冬―生活―三冬】
2025.01.26 一日一季語 着ぶくれ(きぶくれ) 【冬―生活―三冬】 着膨れし母の両手の小さかり 細川洋子 三十代で沖に入会した時、若手として舵の…
2025.01.25 一日一季語 潤目鰯(うるめいわし) 【冬―生活―三冬】
2025.01.25 一日一季語 潤目鰯(うるめいわし) 【冬―生活―三冬】 独り酌むうるめに少し指焦がし 白井剛夫 ウルメイワシは、主に丸干しとして流通…
2025.01.24 一日一季語 凍る(こおる《こほる》) 【冬―天文―三冬】
2025.01.24 一日一季語 凍る(こおる《こほる》) 【冬―天文―三冬】 列島の一夜に凍てて薬缶吹く 頓所友枝 頓所さんは「沖」に平成6年に参加、爾来…
2025.01.23 一日一季語 笹鳴(ささなき) 【冬―動物―三冬】
2025.01.23 一日一季語 笹鳴(ささなき) 【冬―動物―三冬】 笹鳴きや満身で漕ぐ三輪車 代田幸子 代田幸子さんと顔を合わせたのは、「青垣」に入会…
2025.01.22 一日一季語 寒見舞(かんみまい《かんみまひ》) 【冬―生活―晩冬】
2025.01.22 一日一季語 寒見舞(かんみまい《かんみまひ》) 【冬―生活―晩冬】 京湯葉のむつちりの肌寒見舞 坂巻純子 坂巻純子(昭和11年~平成…
2025.01.21 一日一季語 マスク 【冬―生活―三冬】
2025.01.21 一日一季語 マスク 【冬―生活―三冬】 キヨスクに入荷したてのマスク買ふ 千田百里 平成6年 第十六回沖新人賞 年間20句より新人量の…
2025.01.20 一日一季語 マント 【冬―生活―三冬】
2025.01.20 一日一季語 マント 【冬―生活―三冬】 二重廻しより一眼レフ取り出さる 大嶋康弘 『銀化』第一同人の大嶋康弘氏沖時代、舵の会、沖誌の…
2025.01.19 一日一季語 雪女郎(ゆきじょろう《ゆきぢよらう》) 【冬―天文―三冬】
2025.01.19 一日一季語 雪女郎(ゆきじょろう《ゆきぢよらう》) 【冬―天文―三冬】 雪女腕の中にて消えてゐし 作山泰一 「沖」初学の頃、舵の会…
2025.01.18 一日一季語 吹雪(ふぶき) 【冬―天文―晩冬】
2025.01.18 一日一季語 吹雪(ふぶき) 【冬―天文―晩冬】 地吹雪の奥に墨絵のやうな森 森岡正作 俳句結社「出航」一九九八年創刊主宰。「沖…
2025.01.17 一日一季語 松過ぎ(まつすぎ) 【冬―時候―仲冬】
2025.01.17 一日一季語 松過ぎ(まつすぎ) 【冬―時候―仲冬】 松過ぎのこころ透きゆく吉野葛 都筑智子 奈良県吉野町で生産される「葛」は「吉野…
2025.01.16 一日一季語 竜の玉(りゅうのたま《りゆうのたま》) 【冬―植物―三冬】
2025.01.16 一日一季語 竜の玉(りゅうのたま《りゆうのたま》) 【冬―植物―三冬】 返済は迫らずに待つ竜の玉 鈴木良戈 鈴木良戈さんに初めて会…
2025.01.16 一日一季語 竜の玉(りゅうのたま《りゆうのたま》) 【冬―植物―三冬】
2025.01.16 一日一季語 竜の玉(りゅうのたま《りゆうのたま》) 【冬―植物―三冬】 返済は迫らずに待つ竜の玉 鈴木良戈 鈴木良戈さんに初めて会…
2025.01.15 一日一季語 火事(かじ《くわじ》) 【冬―生活―三冬】
2025.01.15 一日一季語 火事(かじ《くわじ》) 【冬―生活―三冬】 棒立ちのものばかりなり火事の跡 北村仁子 指導者となってからの仁子は、弟子達…
2025.01.14 一日一季語 咳(せき) 【冬―生活―三冬】
2025.01.14 一日一季語 咳(せき) 【冬―生活―三冬】 父しはぶきて老優のごとくなり 辻美奈子 昭和58年沖入会。第二十一回沖新人賞受賞作品抄年…
2025.01.13 一日一季語 炉(ろ) 【冬―生活―三冬】
2025.01.13 一日一季語 炉(ろ) 【冬―生活―三冬】 合掌家炉守り老翁の座敷杖 能村研三 沖 通巻400号記念号 平成16年1月号この一月「…
2025.01.12 一日一季語 葱(ねぎ) 【冬―植物―三冬】
2025.01.12 一日一季語 葱(ねぎ) 【冬―植物―三冬】 葱二本正しく買ひて若い主婦 大牧弘 大牧さんが昭和五十七年に刊行された第一句集「父寂び」…
2025.01.11 一日一季語 冬帽子(ふゆぼうし) 【冬―生活―三冬】
2025.01.11 一日一季語 冬帽子(ふゆぼうし) 【冬―生活―三冬】 居酒屋のさて何処に置く冬帽子 林翔 林翔(はやし・しょう)は、能村登四郎と同…
2025.01.10 一日一季語 冬泉(ふゆいづみ) 【冬―地理―三冬】
2025.01.10 一日一季語 冬泉(ふゆいづみ) 【冬―地理―三冬】 ゆるゆると湧きふるふると冬泉 正木ゆう子 能村登四郎存命中の「沖」という雑誌は異…
2025.01.09 一日一季語 鶴(つる) 【冬―動物―三冬】
2025.01.09 一日一季語 鶴(つる) 【冬―動物―三冬】 青天のどこか破れて鶴鳴けり 福永耕二 【福永耕二論「墓碑はるかなり」仲栄司著】昭和5…
2025.01.08 一日一季語 寒の水(かんのみず《かんのみづ》) 【冬―地理―晩冬】
2025.01.08 一日一季語 寒の水(かんのみず《かんのみづ》) 【冬―地理―晩冬】 寒の水飲んで体に芯とほす 今村恵子 一年で一番寒いこの時期の…
2025.01.07 一日一季語 人日(じんじつ) 【新年―時候】
2025.01.07 一日一季語 人日(じんじつ) 【新年―時候】 人日の粥に土の香ありにけり 水上陽三 1月7日は「七草の日」。春の七草を入れた御粥(おか…
2025.01.06 一日一季語 雑煮(ぞうに《ざふに》) 【新年―生活】
2025.01.06 一日一季語 雑煮(ぞうに《ざふに》) 【新年―生活】 髪染めぬ母の雑煮の味なりし 梅田津 句集 猫舌 序猫舌の妙味老父母を完全に描…
2025.01.05 一日一季語 正月(しょうがつ《しやうぐわつ》) 【正月―時候】
2025.01.05 一日一季語 正月(しょうがつ《しやうぐわつ》) 【正月―時候】 美しく畝立ててありお正月 池谷秀子 畝(うね)とは、 畑で作物を…
2025.01.04 一日一季語 破魔矢(はまや) 【新年―生活】
2025.01.04 一日一季語 破魔矢(はまや) 【新年―生活】 海に向く鳥居の高き破魔矢かな 石井清吾 関東で海に向いている鳥居というと、大洗磯前神社…
2024.1.3 一日一季語 初夢(はつゆめ) 【新年―生活】
2024.1.3 一日一季語 初夢(はつゆめ) 【新年―生活】 初夢の中初夢を見てをりぬ 仲寒蟬 「初夢」という言葉は『山家集』(鎌倉時代)に初めて登場…
2024.1.2 一日一季語 初明り(はつあかり) 【新年―天文】
2024.1.2 一日一季語 初明り(はつあかり) 【新年―天文】 目のレンズの曇り拭はむ初明り 大島雄作 「心と身体で感じたい」登四郎が言わんとしたのは…
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2025.06.24 一日一季語 五月雨(さみだれ) 【夏―天文―仲夏】 とめどなき教師の語り五月雨 河原地英武 月刊―俳句界2025年7月号特集60代俳…
2025.06.23 一日一季語 短夜(みじかよ) 【夏―時候―三夏】 明易の歌ふに似たる寝ごとかな 岸本尚毅 月刊―俳句界特集60代俳人 近作8作 …
2025.06.22 一日一季語 海鞘(ほや) 【夏―動物―三夏】 海鞘食うて蝦夷の裔の血を濃くす 名久井清流 月刊―俳句界 2025年7月号俳句界NOW …
2025.06.21 一日一季語 鮎(あゆ) 【夏―動物―三夏】 鮎好きの箸も割らいでかぶりつく 小川軽舟 月刊俳句界 2025年7月号特集 60代俳人鮎…
2025.06.20 一日一季語 鯰(なまず《なまづ》) 【夏―時候―初夏】 梅雨鯰日に四五回は怒られる 佐山哲朗 わなん【和南】 佐山哲郎句集 – 西田…
2025.06.19 一日一季語 プール 【夏―生活―三夏】 ほほゑんでプールに浮かぶ阿呆われ 堀田季何 小学校では、初夏にプール開きを行う。プールを楽し…
2025.06.18 一日一季語 虹(にじ) 【夏―天文―三夏】 虹立ちし大森海岸逝く地なり 大牧弘 大森海岸あとがき(抜粋)昨年は忘れることのできな…
2025.06.17 一日一季語 下がり花(さがりばな) 【夏―植物―初夏】 喪の家の咲き継ぐちからさがり花 上地安智 月刊―俳句界 2025年6月号俳句界…
2025.06.15 一日一季語 田植(たうゑ) 【夏―生活―仲夏】 あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか辻桃子/著 葬列の長き田植の中を行く このままだと「葬…
2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2025.06.12 一日一季語 苔の花(こけのはな) 【夏―植物―仲夏】 岩辷る銀の水苔の花 東小薗美千子 角川俳句 2025年6月号結社歳時記 …
2025.06.11 一日一季語 鰺刺(あじさし《あぢさし》) 【夏―動物―三夏】 キュビスムの風はみづいろ小鰺刺 恩田侑布子 角川俳句 2025年 6月…
2025.06.10 一日一季語 心太(ところてん) 【夏―生活―三夏】 ところてん一蓮托生なる奢り 中原道夫 「心天」の歴史は古く、奈良時代に作られた…
2025.06.09 一日一季語 虎が雨(とらがあめ) 【夏―天文―仲夏】 虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨 辻村麻乃 「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは…
2025.06.08 一日一季語 誘蛾灯(ゆうがとう《いうがとう》) 【夏―動物―晩夏】 ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯 山本潔 防蛾灯・誘蛾灯は、農業におけ…
2025.06.07 一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 一つづつ海の振子として水母 岩淵喜代子 月刊―俳句界 2025年6月号動物を詠んだ…
2025.06.06 一日一季語 青芒(あおすすき《あをすすき》) 【夏―植物―初夏】 青芒銃剣で守る楽器倉庫 沢木欣一 前書:[「沖縄断片、六句」S…
2025.06.05 一日一季語 海亀(うみがめ) 【夏―動物―三夏】 海亀の旅のをはりは遠い国 今井杏太郎 海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中…
2024.6.26一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】 姫路城より翡翠の急降下 山田六花 400年以上の時を越え、日本の宝から…
2024.6.25一日一季語 焼酎(しょうちゅう《せうちう》) 【夏―生活―三夏】 余白ある黒字のラベル米焼酎 永田満徳 白岳しろ【公式】noteより引…
2024.6.24一日一季語 夏服(なつふく) 【夏―生活―三夏】 白服のマネキン真夜の町見をり 高杉風至 ショーウインドーの中からこのマネキンは、何…
2024.6.23一日一季語 草矢(くさや) 【夏―生活―初夏】 女なり草矢うちつつ五黄の寅 兵泉美 NHKの朝のドラマ『虎に翼』の主人公の名は「寅子」…
2024.6.22一日一季語 梅雨晴(つゆばれ) 【夏―天文―仲夏】 梅雨晴れ間長生きをして長電話 芝尚子 昭和七年生まれの母。今の地に引っ越してきたの…
2024.6.21一日一季語 黴(かび) 【夏―植物―仲夏】 黴の壁外人ヌードピンナップ 塩見恵介 大学生の頃の友人の下宿など思い出します。週刊誌の特別…
2024.6.20一日一季語 合歓の花(ねむのはな) 【夏―植物―晩夏】 枝も葉も風の揺り籠ねむの花 林翔 夜になると小葉が閉じて垂れ下がることが知ら…
2024.6.19一日一季語 桜桃忌(おうとうき《あうたうき》) 【夏―行事―仲夏】 ぐい呑みの志野に紅さす桜桃忌 神蔵器 志野焼は、室町時代の茶人…
2024.6.18一日一季語 夏の雨(なつのあめ) 【夏―天文―三夏】 夏の雨ラジオ体操休息日 市橋香 小学校の時、学校や、近くの公園へ早起きをして…
2024.6.17一日一季語 白鷺(しらさぎ) 【夏―動物―三夏】 きぬぎぬの白鷺さほど白くはなし 河西志帆 きぬぎぬ 衣衣 後朝衣を重ねて掛けて共寝をし…
2024.6.16一日一季語 夏シャツ(なつしゃつ) 【夏―生活―三夏】 漁具店の魚拓に並ぶアロハシャツ 北島和奘 実際に見た景なのであろう。トローリン…
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…