2024.4.25一日一季語 御忌(ぎょき《ぎよき》) 【春―行事―晩春】 兜煮の眼窩大きく法然忌 片山由美子 平安時代末期、繰り返される内乱や…
2024.4.25一日一季語 御忌(ぎょき《ぎよき》) 【春―行事―晩春】 兜煮の眼窩大きく法然忌 片山由美子 平安時代末期、繰り返される内乱や…
2024.4.24一日一季語 ダービー 【夏―行事―初夏】 ダービーの騎手もろともに風になり 山口幾 1932年の4月24日、目黒競馬場で日本初のダービ…
2024.4.23一日一季語 梅若の涙雨(うめわかのなみだあめ) 【春―天文―晩春】 2024年4月23日は、旧暦の3月15日で梅若忌。旧暦3月15日の江戸…
2024.4.22一日一季語 牡丹(ぼたん) 【夏―植物―初夏】 きのふ見し蕾の色が咲く牡丹 阿部ひろし もう咲くか、毎日のように、我が家でも母が楽し…
2024.4.21一日一季語 花疲れ(はなづかれ) 【春―生活―晩春】 コンビニの弁当二つ花疲れ 斉藤裕子 桜前線も北海道まで到達。今日の中継は青森の弘…
2024.4.20一日一季語 春深し(はるふかし) 【春―時候―晩春】 美しき人は化粧はず春深し 星野立子 「化粧はず」は「けわわず」妙齢の艶を感じる…
2024.4.19一日一季語 開帳(かいちょう《かいちやう》) 【春―行事―三春】 開帳や尺に満たざる不動尊 秋山信行 深川不動堂(成田山新勝寺東京別院…
2024.4.18一日一季語 春の川(はるのかわ《はるのかは》) 【春―地理―三春】 トレモロの音階高め春の川 角田沙羅 トレモロは同じ音、または同じ和音…
2024.4.17一日一季語 陽炎(かげろう《かげろふ》) 【春―天文―三春】 陽炎の中より現るる鼓笛隊 近藤きくえ 15日(月)の北陸地方は、本州の…
2024.4.16一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―晩春】 ふたたびを愛づ葉牡丹の茎立の 大橋敦子 葉牡丹は、冬の庭を彩るのに使われる植物。春…
2024.4.15一日一季語 春の筍(はるのたけのこ) 【春―植物―晩春】 春筍を掘る手応への柔らかし 岩下芳子 竹の地下茎から出てくる若い芽をタケノコ…
2024.4.14一日一季語 蒸鰈(むしがれい《むしがれひ》) 【春―動物―仲春】 焙りしは潮のかをりの蒸鰈 綾戸五十枝 蒸鰈は、塩水で蒸してから、陰干…
2024.4.13一日一季語 鱒(ます) 【春―動物―晩春】 潮鳴りの市場に迫り鱒高値 牧長幸子 旬の味覚サクラマスの水揚げ最盛期。ニュースで桜鱒の水…
2024.4.12一日一季語 落花(らっか《らくくわ》) 【春―植物―晩春】 掃き寄せて花屑のまま寺の裏 歌代美遥 日本気象協会は「2024年桜開花・…
2024.4.11一日一季語 朝寝(あさね) 【春―生活―三春】 うやむやの朝寝の中の約なりし 筑紫磐井 朝寝、学校に行ったり会社に行ったりする必要が…
2024.4.10一日一季語 菫(すみれ) 【春―植物―三春】 菫程な小さき人に生れたし 夏目漱石 西洋では誠実、奥ゆかしさの象徴とされる花で、バラの…
2024.4.9一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―三春】 風すこし選り蒲公英の絮とべり 辻美奈子 擬人法とは、植物や動物や自然などを人に見立て…
2024.4.8一日一季語 海棠(かいどう《かいだう》) 【春―植物―晩春】 この雨のやめば海棠散りそめん 星野立子 数日前の雨の中、我が家の庭の海棠…
2024.4.7一日一季語 水草生ふ(みくさおふ) 【春―植物―仲春】 水草生ふ水のつぎ目に泡生れ 中村芳子 湧水を集めた柿田川はわずか1kmほどで狩野…
2024.4.6一日一季語 花(はな) 【春―植物―晩春】 明日まではとゞまる花と思ひけり 黒川悦子 東京の桜の満開が報道されたのは4月4日。関東から西…
2023.4.26一日一季語 晩春(ばんしゅん《ばんしゆん》) 【春―時候―晩春】 晩春の穴を出たまま貝ボタン 星野早苗 貝ボタンはその名の通り、…
2023.4.25一日一季語 剪定(せんてい) 【春―生活―晩春】 剪定や脚立に噛ます石えらび 塩田博久 剪定の句だと、植木鋏の音や、空の色などを詠み込…
2023.4.24一日一季語 薊(あざみ) 【春―植物―晩春】 花薊柳生の里に来てゐたり 浦松静二 24日は、朝の連続テレビ小説「らんまん」、主人…
2023.4.23一日一季語 雛罌粟(ひなげし) 【夏―植物―三夏】 ひなげしや土偶の乳房に指の跡 大木あまり 漢字で「雛罌粟」「雛芥子」と書くひな…
2023.4.22一日一季語 蠅生る(はえうまる) 【春―動物―晩春】 幾千の祈りのありて蝉生まる 近藤公子 うるさくて、不潔ということで嫌われものの…
2023.4.21一日一季語 葱坊主(ねぎぼうず《ねぎばうず》) 【春―植物―晩春】 その中の悪僧然の葱坊主 鈴木貞雄 辛くて苦みのあるネギ…
2023.4.20一日一季語 穀雨(こくう) 【春―時候―晩春】 農小屋に人の声する穀雨かな 杉江茂義 「穀雨」は、「春雨が降って百穀(ひゃっこく…
2023.4.19一日一季語 汐干狩(しおひがり《しほひがり》) 【春―生活―晩春】 潮干狩背中を風に曝しけり 木村傘休 地球は1日に1回自転するの…
2023.4.18一日一季語 棕櫚の花(しゅろのはな《しゆろのはな》) 【夏―植物―初夏】 棟梁の見事な道具棕櫚の花 柴田佐知子 大工道具は、使う…
2023.4.17一日一季語 梨の花(なしのはな) 【春―植物―晩春】 梨の花水平に棚曇りつめ 近藤一鴻 梨の木は本来、高さ10~15mほど…
2023.4.16一日一季語 犬ふぐり(いぬふぐり) 【春―植物―初春】 眼を閉ぢて数ふやしけり犬ふぐり 鷹羽狩行 オオイヌノフグリは日が当たると…
2023.4.15一日一季語 桃の花(もものはな) 【春―植物―晩春】 病室のドアに似顔絵桃の花 高倉恵美子 桃の花の季語から、入院中であっても、…
2023.4.14一日一季語 浅蜊(あさり) 【春―動物―三春】 浅蜊めし古地図の江戸の水ゆたか 服部早苗 東海道品川宿は東海道第一番目の宿場とし…
2023.4.13一日一季語 躑躅(つつじ) 【春―植物―晩春】 水色の少女飛び出す大躑躅 岡田史乃大躑躅より現れて今何時 岡田史乃…
2023.4.12一日一季語 鞦韆(しゅうせん《しうせん》) 【春―生活―三春】 母待ちのぶらんこ宇宙遊泳す 川村文英 お母さんが、まだ家に帰って…
2023.4.11一日一季語 花水木(はなみずき《はなみづき》) 【春―植物―晩春】 亜米利加は遠くて近き花水木 稲畑廣太郎 1912年、 日米友…
2023.4.10一日一季語 藤(ふじ《ふぢ》) 【春―植物―晩春】 山藤の目立たず山に溶け込まず 細野恵久 山藤の蔓は右巻き。右巻きというのは上…
2023.4.9一日一季語 青麦(あおむぎ《あをむぎ》) 【春―植物―三春】 墓並ぶ父母妹麦青む 高野素十 「貧乏人は麦を食え」(昭和25年)当時…
2023.4.6一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―初春】 雛の日を解禁とせり白子漁 佐野美智 白子漁は地域によって解禁日が決まってい…
2023.4.8一日一季語 日永(ひなが) 【春―時候―三春】 永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男 高浜虚子より名鑑賞を受け注目を浴びた句。 『…