2024.4.26一日一季語 藤(ふじ《ふぢ》) 【春―植物―晩春】 今まさに零れむばかり藤の花 上杉馨 2014年に日本で唯一、アメリカCNNが選出し…
2023.4.27一日一季語 春時雨(はるしぐれ) 【春―天文―三春】
2023.4.27一日一季語 春時雨(はるしぐれ) 【春―天文―三春】 春しぐれやみたる傘を手に手かな 久保田万太郎 春時雨が止んでいる状況を詠み上…
2023.4.26一日一季語 晩春(ばんしゅん《ばんしゆん》) 【春―時候―晩春】
2023.4.26一日一季語 晩春(ばんしゅん《ばんしゆん》) 【春―時候―晩春】 晩春の穴を出たまま貝ボタン 星野早苗 貝ボタンはその名の通り、…
2023.4.25一日一季語 剪定(せんてい) 【春―生活―晩春】
2023.4.25一日一季語 剪定(せんてい) 【春―生活―晩春】 剪定や脚立に噛ます石えらび 塩田博久 剪定の句だと、植木鋏の音や、空の色などを詠み込…
2023.4.24一日一季語 薊(あざみ) 【春―植物―晩春】
2023.4.24一日一季語 薊(あざみ) 【春―植物―晩春】 花薊柳生の里に来てゐたり 浦松静二 24日は、朝の連続テレビ小説「らんまん」、主人…
2023.4.23一日一季語 雛罌粟(ひなげし) 【夏―植物―三夏】
2023.4.23一日一季語 雛罌粟(ひなげし) 【夏―植物―三夏】 ひなげしや土偶の乳房に指の跡 大木あまり 漢字で「雛罌粟」「雛芥子」と書くひな…
2023.4.22一日一季語 蠅生る(はえうまる) 【春―動物―晩春】
2023.4.22一日一季語 蠅生る(はえうまる) 【春―動物―晩春】 幾千の祈りのありて蝉生まる 近藤公子 うるさくて、不潔ということで嫌われものの…
2023.4.21一日一季語 葱坊主(ねぎぼうず《ねぎばうず》) 【春―植物―晩春】
2023.4.21一日一季語 葱坊主(ねぎぼうず《ねぎばうず》) 【春―植物―晩春】 その中の悪僧然の葱坊主 鈴木貞雄 辛くて苦みのあるネギ…
2023.4.20一日一季語 穀雨(こくう) 【春―時候―晩春】
2023.4.20一日一季語 穀雨(こくう) 【春―時候―晩春】 農小屋に人の声する穀雨かな 杉江茂義 「穀雨」は、「春雨が降って百穀(ひゃっこく…
2023.4.19一日一季語 汐干狩(しおひがり《しほひがり》) 【春―生活―晩春】
2023.4.19一日一季語 汐干狩(しおひがり《しほひがり》) 【春―生活―晩春】 潮干狩背中を風に曝しけり 木村傘休 地球は1日に1回自転するの…
2023.4.18一日一季語 棕櫚の花(しゅろのはな《しゆろのはな》) 【夏―植物―初夏】
2023.4.18一日一季語 棕櫚の花(しゅろのはな《しゆろのはな》) 【夏―植物―初夏】 棟梁の見事な道具棕櫚の花 柴田佐知子 大工道具は、使う…
2023.4.17一日一季語 梨の花(なしのはな) 【春―植物―晩春】
2023.4.17一日一季語 梨の花(なしのはな) 【春―植物―晩春】 梨の花水平に棚曇りつめ 近藤一鴻 梨の木は本来、高さ10~15mほど…
2023.4.16一日一季語 犬ふぐり(いぬふぐり) 【春―植物―初春】
2023.4.16一日一季語 犬ふぐり(いぬふぐり) 【春―植物―初春】 眼を閉ぢて数ふやしけり犬ふぐり 鷹羽狩行 オオイヌノフグリは日が当たると…
2023.4.15一日一季語 桃の花(もものはな) 【春―植物―晩春】
2023.4.15一日一季語 桃の花(もものはな) 【春―植物―晩春】 病室のドアに似顔絵桃の花 高倉恵美子 桃の花の季語から、入院中であっても、…
2023.4.14一日一季語 浅蜊(あさり) 【春―動物―三春】
2023.4.14一日一季語 浅蜊(あさり) 【春―動物―三春】 浅蜊めし古地図の江戸の水ゆたか 服部早苗 東海道品川宿は東海道第一番目の宿場とし…
2023.4.13一日一季語 躑躅(つつじ) 【春―植物―晩春】
2023.4.13一日一季語 躑躅(つつじ) 【春―植物―晩春】 水色の少女飛び出す大躑躅 岡田史乃大躑躅より現れて今何時 岡田史乃…
2023.4.12一日一季語 鞦韆(しゅうせん《しうせん》) 【春―生活―三春】
2023.4.12一日一季語 鞦韆(しゅうせん《しうせん》) 【春―生活―三春】 母待ちのぶらんこ宇宙遊泳す 川村文英 お母さんが、まだ家に帰って…
2023.4.11一日一季語 花水木(はなみずき《はなみづき》) 【春―植物―晩春】
2023.4.11一日一季語 花水木(はなみずき《はなみづき》) 【春―植物―晩春】 亜米利加は遠くて近き花水木 稲畑廣太郎 1912年、 日米友…
2023.4.10一日一季語 藤(ふじ《ふぢ》) 【春―植物―晩春】
2023.4.10一日一季語 藤(ふじ《ふぢ》) 【春―植物―晩春】 山藤の目立たず山に溶け込まず 細野恵久 山藤の蔓は右巻き。右巻きというのは上…
2023.4.9一日一季語 青麦(あおむぎ《あをむぎ》) 【春―植物―三春】
2023.4.9一日一季語 青麦(あおむぎ《あをむぎ》) 【春―植物―三春】 墓並ぶ父母妹麦青む 高野素十 「貧乏人は麦を食え」(昭和25年)当時…
2023.4.6一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―初春】
2023.4.6一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―初春】 雛の日を解禁とせり白子漁 佐野美智 白子漁は地域によって解禁日が決まってい…
2023.4.8一日一季語 日永(ひなが) 【春―時候―三春】
2023.4.8一日一季語 日永(ひなが) 【春―時候―三春】 永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男 高浜虚子より名鑑賞を受け注目を浴びた句。 『…
2023.4.7一日一季語 蕨(わらび) 【春―植物―仲春】
2023.4.7一日一季語 蕨(わらび) 【春―植物―仲春】 真青に蕨沈めり母の水 小檜山繁子 あくは、「灰汁」と書いて、植物に含まれるにおいや…
2023.4.5一日一季語 チューリップ 【春―植物―晩春】
2023.4.5一日一季語 チューリップ 【春―植物―晩春】 おやゆび姫ゐるかと覗くチューリップ 上原朝子 アンデルセン童話の一つ、チューリップから…
2023.4.4一日一季語 山吹(やまぶき) 【春―植物―晩春】
2023.4.4一日一季語 山吹(やまぶき) 【春―植物―晩春】 山吹や日の匂ひ濃き木のベンチ 柿沼盟子 勤務先の現場の近くにある公園で、桜の咲…
2023.4.3一日一季語 春祭(はるまつり) 【春―行事―三春】
2023.4.3一日一季語 春祭(はるまつり) 【春―行事―三春】 からくりの飛騨の匠や春祭 加賀富美江 日本三大美祭のひとつに挙げられている、…
2023.4.2 一日一季語 亀鳴く(かめなく) 【春―動物―三春】
2023.4.2 一日一季語 亀鳴く(かめなく) 【春―動物―三春】 亀鳴くを信じてゐたし死ぬるまで 能村登四郎 俳人ば、こうした風情、俳味のある…
2023.4.1一日一季語 入学(にゅうがく《にふがく》) 【春―生活―晩春】
2023.4.1一日一季語 入学(にゅうがく《にふがく》) 【春―生活―晩春】 凸凹に鉛筆削り入学す 上野泰 私が小学校の頃は、肥後の守、ボ…
2023.3.31一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―仲春】
2023.3.31一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―仲春】 たんぽぽや送迎バスにパンダの絵 金子敦 このバスは、幼稚園の送迎バスでしょう…
2023.3.30一日一季語 海棠(かいどう《かいだう》) 【春―植物―晩春】
2023.3.30一日一季語 海棠(かいどう《かいだう》) 【春―植物―晩春】 海棠の花より花へ雨の鵯 阿波野青畝 我が家の庭の海棠も咲き始めた。…
2023.3.29 一日一季語 花曇(はなぐもり) 【春―植物―晩春】
2023.3.29 一日一季語 花曇(はなぐもり) 【春―植物―晩春】 養花天咖哩にカツの衣散り 岩田奎 岩田奎「赤い岩」角川俳句賞受賞50句 第一…
2023.3.28一日一季語 苗木市(なえぎいち《なへぎいち》) 【春―生活―仲春】
2023.3.28一日一季語 苗木市(なえぎいち《なへぎいち》) 【春―生活―仲春】 何もせぬ女がをりて苗木市 藤田湘子 ここに添付した写真…
2023.3.27一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―晩春】
2023.3.27一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―晩春】 玄関はどこにあるやと花筵 辻桃子 今日3月26日からは七十二候「桜始開(さくら…
2023.3.26一日一季語 花冷(はなびえ) 【春―時候―晩春】
2023.3.26一日一季語 花冷(はなびえ) 【春―時候―晩春】 人影の絶えし庭園花の冷 樋口美津子 先日行った新宿御苑がこのような感じでした…
2023.3.25一日一季語 椿(つばき) 【春―植物―三春】
2023.3.25一日一季語 椿(つばき) 【春―植物―三春】 玉垣の切つ先匂ふ紅椿 歌代美遥 椿にはほとんど香りがない。赤やピンクの濃い花の色…
2023.3.24一日一季語 桜餅(さくらもち) 【春―生活―晩春】
2023.3.24一日一季語 桜餅(さくらもち) 【春―生活―晩春】 さくらより少し色濃し桜餅 森澄雄 関東風も関西風も、桜餅は桜の花のような色を…
2023.3.23一日一季語 蛍烏賊(ほたるいか) 【春―動物―晩春】
2023.3.23一日一季語 蛍烏賊(ほたるいか) 【春―動物―晩春】 目ばかりがもの言うてをる螢烏賊 石脇みはる 富山では毎年3月1日にホタルイ…
2023.3.22一日一季語 山茱萸の花《さんしゆゆのはな》【春―植物ー初春】
2023.3.22一日一季語 山茱萸の花(さんしゅゆのはな《さんしゆゆのはな》) 【春―植物―初春】 枯色に山茱萸の黄の新しや 高木晴子 春に…
2023.3.21一日一季語 春社(しゅんしゃ《しゆんしや》) 【春―時候―仲春】
2023.3.21一日一季語 春社(しゅんしゃ《しゆんしや》) 【春―時候―仲春】 六歳の真顔春社のフォトパネル 松田ひろむ 産土神は安産の神様…
2023.3.20一日一季語 花の雨(はなのあめ) 【春―天文―仲春】
2023.3.20一日一季語 花の雨(はなのあめ) 【春―天文―仲春】 花の雨カメラで狙ふひと雫 鎮田紅絲 桜ばかりでは無いが、写真の定番の狙い…
2023.3.19 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】
2023.3.19 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】 地球儀を西へ廻して卒業す 瀬戸優理子 日本に地球球体説を…
2023.3.18一日一季語 初桜(はつざくら) 【春―植物―仲春】
2023.3.18一日一季語 初桜(はつざくら) 【春―植物―仲春】 実朝の海あをあをと初桜 高橋悦男 源実朝は若干12歳でその座についた鎌倉幕…
2023.3.17一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】
2023.3.17一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】 もくもくと雲の湧くかに雪柳 鎌倉喜久恵 関東地方ではソメイヨシノが咲く7~…
2023.3.16一日一季語 三月(さんがつ) 【春―時候―三春】
2023.3.16一日一季語 三月(さんがつ) 【春―時候―三春】 春三月ありのすさびに詩もよまず 幸田露伴 幸田露伴生: 1867年8月22日(…
2023.3.15一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―三春】
2023.3.15一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―三春】 茎立や端の焦げたる捨畳 岡本眸 藤田湘子著『新版 20週俳句入門』(角川学…
2023.3.14一日一季語沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】
2023.3.14一日一季語沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】 沈丁花ちひさき庭に香を満たし 松村光典 沈丁花は、香…
2023.3.13一日一季語 春一番(はるいちばん) 【春―天文―仲春】
2023.3.13一日一季語 春一番(はるいちばん) 【春―天文―仲春】 ゴビの香と砂の届きて春一番 冨永道子 先日、ウエザーニュースでは、10日…
2023.3.12一日一季語 ボートレース 【春―生活―晩春】
2023.3.12一日一季語 ボートレース 【春―生活―晩春】 競漕のオール息合ひ水を蹴る 田所節子 レガッタは、複数のクルーが呼吸を合わせなが…
2023.3.11 一日一季語 霾(つちふる) 【春―天文―三春】
2023.3.11 一日一季語 霾(つちふる) 【春―天文―三春】 ちはやぶる鳥居に迫る黄砂かな 五島高資 「ちはやぶる」、は、荒々しい神ということか…
2023.3.10一日一季語 春風(はるかぜ) 【春―天文―三春】
2023.3.10一日一季語 春風(はるかぜ) 【春―天文―三春】 ビル街の南の知れぬ春の風 森泉理文 風の流路に当たる部分に建物が出来ると、…
2023.3.9一日一季語 蕗の薹(ふきのとう《ふきのたう》) 【春―植物―初春】
2023.3.9一日一季語 蕗の薹(ふきのとう《ふきのたう》) 【春―植物―初春】 里の土つけ持ち帰る蕗の薹 久保田雪枝 蕗の薹は雪が溶ける頃に顔を…
2023.3.8一日一季語 蜂(はち) 【春―動物―三春】 下校児の列に乱人熊ん蜂 池田光子 羽音が大きく、見た目も大きな熊ん蜂。下校の列に飛んで…
2023.3.7一日一季語 春の野(はるのの) 【春―地理―三春】
2023.3.7一日一季語 春の野(はるのの) 【春―地理―三春】 をちこちの水集ひ合ふ春野かな 黛執 1993年秋に創刊した俳句雑誌「春野」の創刊…
2023.3.6一日一季語 花菜漬(はななづけ) 【春―植物―初春】
2023.3.6一日一季語 花菜漬(はななづけ) 【春―植物―初春】 花菜漬箸の終りに香りけり 能村登四郎 食べ物の味の7割は香りによって決ま…
2023.3.5一日一季語 辛夷(こぶし) 【春―植物―仲春】
2023.3.5一日一季語 辛夷(こぶし) 【春―植物―仲春】 墓のみとなりしふるさと辛夷咲く 山田暢子 早春の山野で咲き、遠くから目立つため、日本…
2023.3.4一日一季語 朝寝(あさね) 【春―生活―三春】
2023.3.4一日一季語 朝寝(あさね) 【春―生活―三春】 現世を置去りにして大朝寝 篠田純子 現世から、ほんのひととき、あれこれ忘れて…
2023.3.3一日一季語 杉の花(すぎのはな) 【春―植物―晩春】
2023.3.3一日一季語 杉の花(すぎのはな) 【春―植物―晩春】 総身に纏うて帰り杉花粉 三浦千恵子 2005年、初めて発症したという故石原…
2023.3.2一日一季語 霞(かすみ) 【春―天文―三春】
2023.3.2一日一季語 霞(かすみ) 【春―天文―三春】 浮御堂あるべき方も朝霞 鷹羽狩行 4月までの仕事先である板橋区の4階の屋上から、…
2023.3.1 一日一季語 木瓜の花(ぼけのはな) 【春―植物―初春】
2023.3.1 一日一季語 木瓜の花(ぼけのはな) 【春―植物―初春】 木瓜咲くや漱石拙を守るべく 夏目漱石 夏目漱石が明治30年(1897…
2023.2.28一日一季語 北窓開く(きたまどひらく) 【春―生活―仲春】
2023.2.28一日一季語 北窓開く(きたまどひらく) 【春―生活―仲春】 草や木のサインに北を開きけり 中野京子 千昌夫の「北国の春」で…
2023.2.27一日一季語 春の月(はるのつき) 【春―天文―三春】
2023.2.27一日一季語 春の月(はるのつき) 【春―天文―三春】 帯解きて心解きぬ春の月 和田華凜 第11回星野立子賞受賞。和田華凜第二句…
2023.2.26一日一季語 ものの芽(もののめ) 【春―植物―仲春】
2023.2.26一日一季語 ものの芽(もののめ) 【春―植物―仲春】 ものの芽や佐太の渡しに碑の一つ 高野清風 川原の景であろう。新たな息吹と、…
2023.2.25一日一季語 チューリップ 【春―植物―晩春】
2023.2.25一日一季語 チューリップ 【春―植物―晩春】 チューリップ一片はづしそれに乗る 津田このみ この花弁にのれるのは、きっと親指姫だろ…
2023.2.24一日一季語 春の海(はるのうみ) 【春―地理―三春】
2023.2.24一日一季語 春の海(はるのうみ) 【春―地理―三春】 春の海暮れて蜂蜜色の雲 金子敦 美しい琥珀色で、上品な香りとまろや…
2023.2.23一日一季語 残雪(ざんせつ) 【春―地理―仲春】
2023.2.23一日一季語 残雪(ざんせつ) 【春―地理―仲春】 雪形の種まき爺さん種を蒔く 増田一代 雪形は、北アルプス爺(じじ)ケ岳の種まき…
2023.2.22一日一季語 蚕(かいこ《かひこ》) 【春―動物―晩春】
2023.2.22一日一季語 蚕(かいこ《かひこ》) 【春―動物―晩春】 這ひ出でて眉美しき蚕蛾かな 浜川穂仙 蚕蛾(カイコガ)は怪獣映画『モスラ』…
2023.2.21一日一季語 雛祭(ひなまつり) 【春―生活―仲春】
2023.2.21一日一季語 雛祭(ひなまつり) 【春―生活―仲春】 飾らねば闇のどこかに雛の泣く 林翔 雛人形を出すのによいと言われているのは、立…
2023.2.20一日一季語 牡丹の芽(ぼたんのめ) 【春―植物―初春】
2023.2.20一日一季語 牡丹の芽(ぼたんのめ) 【春―植物―初春】 新しき土寄せてあり牡丹の芽 吉村光子 日本でも古くから「花の王様」と呼ばれている…
2023.2.19一日一季語 馬酔木の花(あしびのはな) 【春―植物―晩春】
2023.2.19一日一季語 馬酔木の花(あしびのはな) 【春―植物―晩春】 小鈴みな鳴り出しさうな花馬酔木 馬詰敏恵 鐘のような形をしていて、まる…
2023.2.18 一日一季語 入学試験(にゅうがくしけん《にふがくしけん》) 【春―生活―
2023.2.18 一日一季語 入学試験(にゅうがくしけん《にふがくしけん》) 【春―生活―仲春】 受験日の鳶色の眼を発たせけり 都筑智子 鳶色は…
2023.2.17一日一季語 薄氷(うすらい《うすらひ》) 【春―地理―初春】
2023.2.17一日一季語 薄氷(うすらい《うすらひ》) 【春―地理―初春】 せりせりと薄氷杖のなすまゝに 山口誓子 薄く張った氷は、簡単に割れ…
2023.2.16一日一季語 節分草(せつぶんそう) 【春―植物―初春】
2023.2.16一日一季語 節分草(せつぶんそう) 【春―植物―初春】 日を恋うて節分草の咲きゐたり 東芳子 日本固有種。本州(関東地方以西)…
2023.2.15一日一季語 冴返る(さえかえる《さえかへる》) 【春―時候―初春】
2023.2.15一日一季語 冴返る(さえかえる《さえかへる》) 【春―時候―初春】 冴え返り冴え返りつつ春なかば 西山泊雲 この先1週間は寒気と暖気…
2023.2.14一日一季語 バレンタインの日(ばれんたいんのひ) 【春―行事―初春】
2023.2.14一日一季語 バレンタインの日(ばれんたいんのひ) 【春―行事―初春】 娘来てバレンタインの日となれり 小林勲 この娘さんもお父…
2023.2.13一日一季語 凧(たこ) 【春―生活―三春】
2023.2.13一日一季語 凧(たこ) 【春―生活―三春】 糸尽きてなほ天上を恋ふる凧 鈴木貞雄 唱歌お正月の一番の歌詞では、「凧あげ」や「こま…
2023.2.12一日一季語 田遊(たあそび) 【新年―行事】
2023.2.12一日一季語 田遊(たあそび) 【新年―行事】 田遊の田となる太鼓打ちにけり 伊藤伊那男 田遊びは、旧正月にその年の五穀豊穣と子孫繁栄…
2023.2.11一日一季語 春の雪(はるのゆき) 【春―天文―初春】
2023.2.11一日一季語 春の雪(はるのゆき) 【春―天文―初春】 春雪や関八州を包(くる)みをり 伊藤豊美 関八州とは江戸時代,関東の八か国…
2023.2.10一日一季語 春寒(はるさむ) 【春―時候―初春】
2023.2.10一日一季語 春寒(はるさむ) 【春―時候―初春】 春寒や継ぎ目ゆるびし仁王像 足立賢治 「仁王」とは、正式名称を金剛力士といい、…
2023.2.9一日一季語 鶯(うぐいす《うぐひす》) 【春―動物―初春】
2023.2.9一日一季語 鶯(うぐいす《うぐひす》) 【春―動物―初春】 鴬を鳴かせて山の上機嫌 磯崎清 春の鳥の代表といえば、鶯。万葉集では、五十…
2023.2.8一日一季語 絵踏(えふみ《ゑふみ》) 【春―行事―初春】
2023.2.8一日一季語 絵踏(えふみ《ゑふみ》) 【春―行事―初春】 罰よりも罪おそろしき絵踏かな 野見山朱鳥 2017年1月21日劇場公開の遠…
2023.2.7一日一季語 畑焼く(はたやく) 【春―生活―初春】
2023.2.7一日一季語 畑焼く(はたやく) 【春―生活―初春】 畑焼きて道前の野を煙らせる 小西瑞穂 廃棄物の野外焼却は、一部の例外および構造…
2023.2.6一日一季語 春浅し(はるあさし) 【春―時候―初春】
2023.2.6一日一季語 春浅し(はるあさし) 【春―時候―初春】 隻眼の鏝絵の龍や春浅し 小山徳夫 天保12年、長八が27歳の時、火事で焼失し…
2023.2.5一日一季語 流氷(りゅうひょう《りうひよう》) 【春―植物―初春】
2023.2.5一日一季語 流氷(りゅうひょう《りうひよう》) 【春―植物―初春】 流氷の接岸校内放送す 奥坂まや 網走地方気象台は2日、網…
2023.2.4一日一季語 寒明(かんあけ) 【春―時候―初春】
2023.2.4一日一季語 寒明(かんあけ) 【春―時候―初春】 陶工の指紋薄れて寒明くる 木暮陶句郎 1870年代、宣教師として日本にやってきた…
2023.2.3一日一季語 柊挿す(ひいらぎさす《ひひらぎさす》) 【冬―行事―晩冬】
2023.2.3一日一季語 柊挿す(ひいらぎさす《ひひらぎさす》) 【冬―行事―晩冬】 誰も来ぬ戸に柊を挿しにけり 岸本尚毅 節分には、邪気を…
2023.2.2一日一季語 厄払(やくはらい《やくはらひ》) 【冬―生活―晩冬】
2023.2.2一日一季語 厄払(やくはらい《やくはらひ》) 【冬―生活―晩冬】 大厄を落して男集ひけり 佐藤於蝶 本厄を迎えた男性、特に数え年…
2023.2.1一日一季語 吹雪(ふぶき) 【冬―天文―三冬】
2023.2.1一日一季語 吹雪(ふぶき) 【冬―天文―三冬】 春はいつ日本海側猛吹雪 鈴木石花 2月のスタートとなる明日1日(水)から明後日2…
2023.1.31一日一季語 外套(がいとう《ぐわいたう》) 【冬―生活―三冬】
2023.1.31一日一季語 外套(がいとう《ぐわいたう》) 【冬―生活―三冬】 岩波ホール出で外套にこもりたる 古屋元 1968年(昭和43年…
2023.1.30一日一季語 牡蠣(かき) 【冬―動物―三冬】
2023.1.30一日一季語 牡蠣(かき) 【冬―動物―三冬】 酢牡蠣食ぶ牡蠣も持ちゐる乳のいろ 吉田陽代 日本人にとって不足がちな亜鉛は可食部1…
2023.1.29一日一季語 冬の日(ふゆのひ) 【冬―天文―三冬】
2023.1.29一日一季語 冬の日(ふゆのひ) 【冬―天文―三冬】 じやんけんではじまるあそび冬日向 河口仁志 保育園や幼稚園では、じゃんけんも教…
2023.1.28一日一季語 春待つ(はるまつ) 【冬―時候―晩冬】
2023.1.28一日一季語 春待つ(はるまつ) 【冬―時候―晩冬】 待春の立てかけてある母の杖 田所節子 我が家でも、母の杖が玄関の一角にある。…
2023.1.27一日一季語 寒造(かんづくり) 【冬―生活―晩冬】
2023.1.27一日一季語 寒造(かんづくり) 【冬―生活―晩冬】 寒造はじまる水の生きて来し 後藤比奈夫 江戸時代に寒造りが確立されたという。…
2023.1.26一日一季語 氷(こおり《こほり》) 【冬―地理―晩冬】
2023.1.26一日一季語 氷(こおり《こほり》) 【冬―地理―晩冬】 氷面鏡割れば昨日が遠ざかる 桑田真琴 強烈な寒波が襲来し、今冬では最も強く…
2023.1.25一日一季語 初雪(はつゆき) 【冬―天文―初冬】
2023.1.25一日一季語 初雪(はつゆき) 【冬―天文―初冬】 東京の初雪なれどあなどれず 柿沼盟子 2023年1月24日、東京都心(港区虎…
2023.1.24一日一季語 雪時雨(ゆきしぐれ) 【冬―天文―晩冬】
2023.1.24一日一季語 雪時雨(ゆきしぐれ) 【冬―天文―晩冬】 雪時雨下りに移る車椅子 岡田耕治 SNSに1月23日発表されていた句。明日の…
2023.1.23一日一季語 寒糊(かんのり) 【冬―生活―晩冬】
2023.1.23一日一季語 寒糊(かんのり) 【冬―生活―晩冬】 寒糊に溶くる経師の笑ひ声 院生・文系・男 埼玉大学有機農業研究会 新…
2023.1.22一日一季語 蠟梅(ろうばい《らふばい》) 【冬―植物―初冬】
2023.1.22一日一季語 蠟梅(ろうばい《らふばい》) 【冬―植物―初冬】 臘梅の香るや金色観世音 落合絹代 玉梅(梅)、水仙、山茶花(さざ…
2023.1.21一日一季語 八目鰻(やつめうなぎ) 【冬―動物―晩冬】
2023.1.21一日一季語 八目鰻(やつめうなぎ) 【冬―動物―晩冬】 やつめ薬苞に尾頭を出す八目鰻かな 岩見汀波 ヤツメウナ…
2023.1.20一日一季語 二十日正月(はつかしょうがつ《はつかしやうぐわつ》) 【冬―時候
2023.1.20一日一季語 二十日正月(はつかしょうがつ《はつかしやうぐわつ》) 【冬―時候―新年】 二十日正月耳学問を殖やしけり 能村研三 …
2023.1.19一日一季語 新海苔(しんのり) 【冬―植物―晩冬】
2023.1.19一日一季語 新海苔(しんのり) 【冬―植物―晩冬】 新海苔や杭立ちならぶ舟溜まり 根橋宏次 美味しい海苔を作る上での条件は寒…
2023.1.18一日一季語 寒波(かんぱ) 【冬―天文―晩冬】
2023.1.18一日一季語 寒波(かんぱ) 【冬―天文―晩冬】 寒波来る都庁に千のガラス窓 上谷昌憲 寒波20日の大寒に向け、寒波の襲来があるよ…
「ブログリーダー」を活用して、masanori819さんをフォローしませんか?
2024.4.26一日一季語 藤(ふじ《ふぢ》) 【春―植物―晩春】 今まさに零れむばかり藤の花 上杉馨 2014年に日本で唯一、アメリカCNNが選出し…
2024.4.25一日一季語 御忌(ぎょき《ぎよき》) 【春―行事―晩春】 兜煮の眼窩大きく法然忌 片山由美子 平安時代末期、繰り返される内乱や…
2024.4.24一日一季語 ダービー 【夏―行事―初夏】 ダービーの騎手もろともに風になり 山口幾 1932年の4月24日、目黒競馬場で日本初のダービ…
2024.4.23一日一季語 梅若の涙雨(うめわかのなみだあめ) 【春―天文―晩春】 2024年4月23日は、旧暦の3月15日で梅若忌。旧暦3月15日の江戸…
2024.4.22一日一季語 牡丹(ぼたん) 【夏―植物―初夏】 きのふ見し蕾の色が咲く牡丹 阿部ひろし もう咲くか、毎日のように、我が家でも母が楽し…
2024.4.21一日一季語 花疲れ(はなづかれ) 【春―生活―晩春】 コンビニの弁当二つ花疲れ 斉藤裕子 桜前線も北海道まで到達。今日の中継は青森の弘…
2024.4.20一日一季語 春深し(はるふかし) 【春―時候―晩春】 美しき人は化粧はず春深し 星野立子 「化粧はず」は「けわわず」妙齢の艶を感じる…
2024.4.19一日一季語 開帳(かいちょう《かいちやう》) 【春―行事―三春】 開帳や尺に満たざる不動尊 秋山信行 深川不動堂(成田山新勝寺東京別院…
2024.4.18一日一季語 春の川(はるのかわ《はるのかは》) 【春―地理―三春】 トレモロの音階高め春の川 角田沙羅 トレモロは同じ音、または同じ和音…
2024.4.17一日一季語 陽炎(かげろう《かげろふ》) 【春―天文―三春】 陽炎の中より現るる鼓笛隊 近藤きくえ 15日(月)の北陸地方は、本州の…
2024.4.16一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―晩春】 ふたたびを愛づ葉牡丹の茎立の 大橋敦子 葉牡丹は、冬の庭を彩るのに使われる植物。春…
2024.4.15一日一季語 春の筍(はるのたけのこ) 【春―植物―晩春】 春筍を掘る手応への柔らかし 岩下芳子 竹の地下茎から出てくる若い芽をタケノコ…
2024.4.14一日一季語 蒸鰈(むしがれい《むしがれひ》) 【春―動物―仲春】 焙りしは潮のかをりの蒸鰈 綾戸五十枝 蒸鰈は、塩水で蒸してから、陰干…
2024.4.13一日一季語 鱒(ます) 【春―動物―晩春】 潮鳴りの市場に迫り鱒高値 牧長幸子 旬の味覚サクラマスの水揚げ最盛期。ニュースで桜鱒の水…
2024.4.12一日一季語 落花(らっか《らくくわ》) 【春―植物―晩春】 掃き寄せて花屑のまま寺の裏 歌代美遥 日本気象協会は「2024年桜開花・…
2024.4.11一日一季語 朝寝(あさね) 【春―生活―三春】 うやむやの朝寝の中の約なりし 筑紫磐井 朝寝、学校に行ったり会社に行ったりする必要が…
2024.4.10一日一季語 菫(すみれ) 【春―植物―三春】 菫程な小さき人に生れたし 夏目漱石 西洋では誠実、奥ゆかしさの象徴とされる花で、バラの…
2024.4.9一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―三春】 風すこし選り蒲公英の絮とべり 辻美奈子 擬人法とは、植物や動物や自然などを人に見立て…
2024.4.8一日一季語 海棠(かいどう《かいだう》) 【春―植物―晩春】 この雨のやめば海棠散りそめん 星野立子 数日前の雨の中、我が家の庭の海棠…
2024.4.7一日一季語 水草生ふ(みくさおふ) 【春―植物―仲春】 水草生ふ水のつぎ目に泡生れ 中村芳子 湧水を集めた柿田川はわずか1kmほどで狩野…
2023.4.27一日一季語 春時雨(はるしぐれ) 【春―天文―三春】 春しぐれやみたる傘を手に手かな 久保田万太郎 春時雨が止んでいる状況を詠み上…
2023.4.26一日一季語 晩春(ばんしゅん《ばんしゆん》) 【春―時候―晩春】 晩春の穴を出たまま貝ボタン 星野早苗 貝ボタンはその名の通り、…
2023.4.25一日一季語 剪定(せんてい) 【春―生活―晩春】 剪定や脚立に噛ます石えらび 塩田博久 剪定の句だと、植木鋏の音や、空の色などを詠み込…
2023.4.24一日一季語 薊(あざみ) 【春―植物―晩春】 花薊柳生の里に来てゐたり 浦松静二 24日は、朝の連続テレビ小説「らんまん」、主人…
2023.4.23一日一季語 雛罌粟(ひなげし) 【夏―植物―三夏】 ひなげしや土偶の乳房に指の跡 大木あまり 漢字で「雛罌粟」「雛芥子」と書くひな…
2023.4.22一日一季語 蠅生る(はえうまる) 【春―動物―晩春】 幾千の祈りのありて蝉生まる 近藤公子 うるさくて、不潔ということで嫌われものの…
2023.4.21一日一季語 葱坊主(ねぎぼうず《ねぎばうず》) 【春―植物―晩春】 その中の悪僧然の葱坊主 鈴木貞雄 辛くて苦みのあるネギ…
2023.4.20一日一季語 穀雨(こくう) 【春―時候―晩春】 農小屋に人の声する穀雨かな 杉江茂義 「穀雨」は、「春雨が降って百穀(ひゃっこく…
2023.4.19一日一季語 汐干狩(しおひがり《しほひがり》) 【春―生活―晩春】 潮干狩背中を風に曝しけり 木村傘休 地球は1日に1回自転するの…
2023.4.18一日一季語 棕櫚の花(しゅろのはな《しゆろのはな》) 【夏―植物―初夏】 棟梁の見事な道具棕櫚の花 柴田佐知子 大工道具は、使う…
2023.4.17一日一季語 梨の花(なしのはな) 【春―植物―晩春】 梨の花水平に棚曇りつめ 近藤一鴻 梨の木は本来、高さ10~15mほど…
2023.4.16一日一季語 犬ふぐり(いぬふぐり) 【春―植物―初春】 眼を閉ぢて数ふやしけり犬ふぐり 鷹羽狩行 オオイヌノフグリは日が当たると…
2023.4.15一日一季語 桃の花(もものはな) 【春―植物―晩春】 病室のドアに似顔絵桃の花 高倉恵美子 桃の花の季語から、入院中であっても、…
2023.4.14一日一季語 浅蜊(あさり) 【春―動物―三春】 浅蜊めし古地図の江戸の水ゆたか 服部早苗 東海道品川宿は東海道第一番目の宿場とし…
2023.4.13一日一季語 躑躅(つつじ) 【春―植物―晩春】 水色の少女飛び出す大躑躅 岡田史乃大躑躅より現れて今何時 岡田史乃…
2023.4.12一日一季語 鞦韆(しゅうせん《しうせん》) 【春―生活―三春】 母待ちのぶらんこ宇宙遊泳す 川村文英 お母さんが、まだ家に帰って…
2023.4.11一日一季語 花水木(はなみずき《はなみづき》) 【春―植物―晩春】 亜米利加は遠くて近き花水木 稲畑廣太郎 1912年、 日米友…
2023.4.10一日一季語 藤(ふじ《ふぢ》) 【春―植物―晩春】 山藤の目立たず山に溶け込まず 細野恵久 山藤の蔓は右巻き。右巻きというのは上…
2023.4.9一日一季語 青麦(あおむぎ《あをむぎ》) 【春―植物―三春】 墓並ぶ父母妹麦青む 高野素十 「貧乏人は麦を食え」(昭和25年)当時…
2023.4.6一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―初春】 雛の日を解禁とせり白子漁 佐野美智 白子漁は地域によって解禁日が決まってい…