2024.3.29一日一季語 風船(ふうせん) 【春―生活―三春】 風船とピエロの鼻がやつて来る 石井清吾 遊園地や行楽地、イベントなどで見るカラフルで派…
2024.3.29一日一季語 風船(ふうせん) 【春―生活―三春】 風船とピエロの鼻がやつて来る 石井清吾 遊園地や行楽地、イベントなどで見るカラフルで派…
2024.3.28一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】 白子干す混じる小海老の色淡く 阿部重夫 あまり食用に適さない混在物を除き、食用に…
2024.3.27一日一季語 花冷(はなびえ) 【春―時候―晩春】 花冷えに高山からくり技競う 片渕清子 飛騨に春の訪れを告げる「春の高山祭」は例年…
2024.3.26一日一季語 頰白(ほおじろ《ほほじろ》) 【春―動物―晩春】 頬白の長き啓上会閉づる 平井さち子 「一筆啓上仕候」、よほど囀が上…
2024.3.25一日一季語 菜種梅雨(なたねづゆ) 【春―天文―仲春】 三日とは続かぬ日和菜種梅雨 綿谷美那 この先一週間は、低気圧や前線が通過する日…
2024.3.24一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】 雪柳大川端に芭蕉の句 浦川哲子 萬年橋北詰付近にある「芭蕉庵(ばしょうあん)史…
2024.3.23一日一季語 仲春(ちゅうしゅん《ちゆうしゆん》) 【春―時候―仲春】 仲春のテープカットの赤と白 高田令子 「テープカット」は、新し…
2024.3.22一日一季語 蛙(かわず《かはづ》) 【春―動物―三春】 磐座の水をもらひて初蛙 竹中龍青 神社で大きな岩が玉垣で囲まれていたり、…
2024.3.21一日一季語 春疾風(はるはやて) 【春―天文―三春】 春疾風甲斐の棒道いくさ道 長岡千波 棒道は、八ヶ岳の南麓から西麓を通り、諏訪方面…
2024.3.20一日一季語 春分(しゅんぶん《しゆんぶん》) 【春―時候―仲春】 日めくりに春分透けて見えしかな 林菊枝 明日は春分の日。この句を見て、…
2024.3.19一日一季語 春北風(はるならい《はるならひ》) 【春―天文―三春】 春北風や生死を分かつ水位標 秋葉雅治 今日18日(月)の関東は一時…
2024.3.18一日一季語 催花雨(さいかう) 【春―植物―晩春】 某局の天気予報で「催花雨」がでてきた。23日以降は西日本を中心に雨が続き、降り方の強ま…
2024.3.17一日一季語 初桜(はつざくら) 【春―植物―仲春】 川風の寺田屋あたり初桜 助口弘子 幕末の京都で1862年には薩摩藩の尊王派志士…
2024.3.16一日一季語 蛤(はまぐり) 【春―動物―三春】 蛤の紋に潮騒聴こへくる 伊藤厚子 古代より重要な食材。平安時代後期に成立した「堤中…
2024.3.15一日一季語 土筆(つくし) 【春―植物―仲春】 全員の合意に土筆出でにけり 辻美奈子 「つくし」の名は、「澪標(みおつくし)」(船が港…
2024.3.14一日一季語 春暁(しゅんぎょう《しゆんげう》) 【春―時候―三春】 春暁の空に残れる月と星 科野美鈴 「春は曙。やうやうしろくなり…
2024.3.13一日一季語 春の雨(はるのあめ) 【春―天文―三春】 東京の二十三区の春の雨 山口和生 関東に活発な雨雲が広がり、東京都心や横浜市な…
2024.3.12一日一季語 春泥(しゅんでい《しゆんでい》) 【春―地理―三春】 春泥を避け春泥の道をゆく 塩川雄三 都内に住む私には、舗装された道路…
2024.3.11一日一季語 鱵(さより) 【春―動物―三春】 水揚げの鱵ひかりの束となる 近藤暁代 背中は青緑色だが腹側は銀色に輝き、筋肉は半透明。…
2024.3.10一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】 鉄棒をくるりと回り卒業す 樋口みのぶ 2024年は、小学校の場合は3月…
2023.3.31一日一季語 蒲公英(たんぽぽ) 【春―植物―仲春】 たんぽぽや送迎バスにパンダの絵 金子敦 このバスは、幼稚園の送迎バスでしょう…
2023.3.30一日一季語 海棠(かいどう《かいだう》) 【春―植物―晩春】 海棠の花より花へ雨の鵯 阿波野青畝 我が家の庭の海棠も咲き始めた。…
2023.3.29 一日一季語 花曇(はなぐもり) 【春―植物―晩春】 養花天咖哩にカツの衣散り 岩田奎 岩田奎「赤い岩」角川俳句賞受賞50句 第一…
2023.3.28一日一季語 苗木市(なえぎいち《なへぎいち》) 【春―生活―仲春】 何もせぬ女がをりて苗木市 藤田湘子 ここに添付した写真…
2023.3.27一日一季語 花見(はなみ) 【春―生活―晩春】 玄関はどこにあるやと花筵 辻桃子 今日3月26日からは七十二候「桜始開(さくら…
2023.3.26一日一季語 花冷(はなびえ) 【春―時候―晩春】 人影の絶えし庭園花の冷 樋口美津子 先日行った新宿御苑がこのような感じでした…
2023.3.25一日一季語 椿(つばき) 【春―植物―三春】 玉垣の切つ先匂ふ紅椿 歌代美遥 椿にはほとんど香りがない。赤やピンクの濃い花の色…
2023.3.24一日一季語 桜餅(さくらもち) 【春―生活―晩春】 さくらより少し色濃し桜餅 森澄雄 関東風も関西風も、桜餅は桜の花のような色を…
2023.3.23一日一季語 蛍烏賊(ほたるいか) 【春―動物―晩春】 目ばかりがもの言うてをる螢烏賊 石脇みはる 富山では毎年3月1日にホタルイ…
2023.3.22一日一季語 山茱萸の花(さんしゅゆのはな《さんしゆゆのはな》) 【春―植物―初春】 枯色に山茱萸の黄の新しや 高木晴子 春に…
2023.3.21一日一季語 春社(しゅんしゃ《しゆんしや》) 【春―時候―仲春】 六歳の真顔春社のフォトパネル 松田ひろむ 産土神は安産の神様…
2023.3.20一日一季語 花の雨(はなのあめ) 【春―天文―仲春】 花の雨カメラで狙ふひと雫 鎮田紅絲 桜ばかりでは無いが、写真の定番の狙い…
2023.3.19 一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】 地球儀を西へ廻して卒業す 瀬戸優理子 日本に地球球体説を…
2023.3.18一日一季語 初桜(はつざくら) 【春―植物―仲春】 実朝の海あをあをと初桜 高橋悦男 源実朝は若干12歳でその座についた鎌倉幕…
2023.3.17一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】 もくもくと雲の湧くかに雪柳 鎌倉喜久恵 関東地方ではソメイヨシノが咲く7~…
2023.3.16一日一季語 三月(さんがつ) 【春―時候―三春】 春三月ありのすさびに詩もよまず 幸田露伴 幸田露伴生: 1867年8月22日(…
2023.3.15一日一季語 茎立(くくたち) 【春―植物―三春】 茎立や端の焦げたる捨畳 岡本眸 藤田湘子著『新版 20週俳句入門』(角川学…
2023.3.14一日一季語沈丁花(じんちょうげ《ぢんちやうげ》) 【春―植物―仲春】 沈丁花ちひさき庭に香を満たし 松村光典 沈丁花は、香…
2023.3.13一日一季語 春一番(はるいちばん) 【春―天文―仲春】 ゴビの香と砂の届きて春一番 冨永道子 先日、ウエザーニュースでは、10日…
2023.3.12一日一季語 ボートレース 【春―生活―晩春】 競漕のオール息合ひ水を蹴る 田所節子 レガッタは、複数のクルーが呼吸を合わせなが…