私は、「〈自己愛〉と〈他者愛〉のはざまで」を、ためらいながら、書いている。 「渦中」で言語化するのは、難しい。 私は、自己表現は得意な方だが、肝心なことは、相当の時間を経なければ、言葉になって出てこない。 そして、強烈な罪悪感がある。 私が父を非難すれば、「親」一般、「男性」一般を排撃することにもなりかねない。そう受け取られているかもしれない。 母親に傷つけられた人、女性に傷つけられた人、子どもに傷つけられた人、障碍者に傷つけられた人もいるだろう。立場が違えば、この記事は、読者のトラウマを刺激するかもしれない。 とりわけ、ASDという超絶「むつかしい」人を抱え、家事の負担が集中する母親の心を傷…