025 ウエディング ボクがここへ来てから三十五日目の午後。それは幸せに満ちた午後でした。「サヨリ兄さん。サチさんちへ行きましょう!」「うん、そうしよう」 ボクとチョコは、サチさんの所へ遊びに行きました。サチさんのお話が楽しくて。これまでも...
025 ウエディング ボクがここへ来てから三十五日目の午後。それは幸せに満ちた午後でした。「サヨリ兄さん。サチさんちへ行きましょう!」「うん、そうしよう」 ボクとチョコは、サチさんの所へ遊びに行きました。サチさんのお話が楽しくて。これまでも...
024 読書家 トビちゃんの木には、トビちゃんの胸の高さに、小さな扉がひとつあります。その扉は、天国の図書館と繋がっていて、好きな時に、好きな本を貸してくれる扉です。 ボクはお父ちゃんから聞いて知っています。トビちゃんが読書家だってことを。...
023 青き絶望 ボクがここへ来てから二十二日目の夜。 タロウが守る木の方角で、青色の蛍火が見えました。青い蛍火は、待つ人に忘れ去られたことを意味します。「サヨリ兄さん。タロウちゃん、大丈夫っすか?」 チョコはとても不安げです。でも、猫と同...
022 ハーレム トビちゃん、チョコ。そして、ボク。 十蔵が天国へ召されてから、三人での暮らしが始まりました。チョコは元気そうな素振りだけれど、ちょっとした瞬間に、とても寂しげな目をします。だからできるだけ、ボクはチョコと一緒に過ごします。...
「八時やて言うたけど、十時半な」───なんですと? バディのヤツ。急にお客さんから言われて、声高らかに「分かりましたっ!」と答えたのだろう。お陰でこっちの予定は丸つぶれ……さて、どうしたものかね、二時間もの空き時間?───あっ! 怒りの先で...
021 天国の階段 ここへ来てから十五日目の夜。寂しい事件が起こりました。 十蔵の木の方角から、疾風の如く黒い毛玉が駆けてきます。チョコが血相を変えて、ボクらの所へやってきました。「助けてぇー、サヨリ兄さん! 十蔵ちゃんが、大変なことに!」...
020 タロウ「サヨリ兄さん。自分ちょっと、いいっすか? 放っとけないっす」 チョコは一目散に、木の根元へ駆け出しました。白い子犬の姿が見えます。ボクは帰りが気になったけれど、チョコを置いて帰れません。ボクもチョコの後を追いました。「そこの...
019 サヨ・チョコ探検隊 ここへ来てから十日目の早朝。チョコがボクのところへ遊びに来ました。「サヨリ兄さん。自分とデート、いいっすか?」「え? サヨリさんとチョコちゃんって―――短いうちに、そんなことになっていたんですか?」 トビちゃんが...
今日もサヨリは元気です(笑)ばかりでは「ブログも書けよ」という話にもなります。今日は中休みを入れて、お正月にちょっぴりご紹介した相棒からの〝マイブック〟のレビューです。 結論から申し上げれば、予想以上に使い勝手がよすぎでした(笑) マイブッ...
018 心の仮面 心ちゃんとお父ちゃんは、お腹を膨らませて店を出ました。心ちゃんは満足げ。お父ちゃんは、絶食で胃が小さくなったのでしょう。ちょっと苦しそうに見えました。でも、その表情は明るかったです。「なんか、悪いな。本来ならば、ここは僕が...
017 ココイチ お父ちゃんの好物は、サッポロ一番とココイチのカレーです。それが好きすぎて、何度もブログに書いていました。お父ちゃんがココイチのカウンターに座ると、隣に女の人が座りました。「お邪魔するよぉ~、ぐふぅ」 出たな、おっぱい星人!...
016 小説 今日、心ちゃんが訪問した目的は、ボクにだって分かります。トビちゃんからの手紙を渡すこと。お父ちゃんを元気づけること。そして最も重要なのは、お父ちゃんに食事を取らせること。本丸に見えても、そうじゃない。小説のことは二の次だってこ...
015 心ちゃん 今日はボクの初七日だそうです。ボクが死んでからというもの、お父ちゃんは、一心不乱に何かを書いていて、あまりご飯を食べてません。だからお父ちゃんは、痩せ細ってしまいました。「食べて……誰か……助けて」 不安げにトビちゃんが言...
014 ヨネさん ボクがここへ来てから、三日が過ぎました。トビちゃんと湖の水面みなもを覗くと、ヨネさんちの豪邸でお父ちゃんが庭の掃除をしています。お父ちゃんは便利屋に務めていて、ヨネさんはお父ちゃんをご贔屓ひいきにしてくれるお客さんです。 ...
今日は一息、ブログを書きます(笑) 先ずは何よりも一番に、愛猫へのお話しを読んでいただき厚くお礼申し上げます。皆様の応援で、ここまで辿り着くことができました。ありがとうございます。 お正月も終わり日常が始まって、今日の高松には雪まで降って。...
013 蛍火 ボクがここへ来て、初めての夜が訪れました。電気も街灯も何もないので、明かりはチラホラ見える焚たき火だけです。それにも増して、空に散らばる星々の輝きだけで、うっすらとトビちゃんの横顔が見えました。「ねぇ、トビちゃん。お星さまが動...
012 雷電 ボクはトビちゃんに訊きました。「ねぇ、トビちゃん。お空に飛んでるのはなんですか?」「わたしは雷電らいでん、十蔵さんはヤマト。あれはね、ここに住むひとたちが、生きている時に好きだったものなのよ」 空を見上げると、ラーメンどんぶり...
011 兄さん「サヨリさん、おかえりなさい。チョコちゃんとお友だちになれた?」 散歩から戻ったボクに向かって、トビちゃんが両手を広げます。迷わずボクは、トビちゃんの胸ポッケの中に入りました。この中に入ると、何故だか心が和みます。「サヨリさま...
010 地獄「地獄は辛いところよ。とても辛いところなの。それでも聞きたい?」 ボクとチョコに、サチさんが凄みます。チョコは怖くなったのか、ボクにピッタリとくっつきました。顔が……近い。ボクはサチさんに問いかけます。「虹の橋から、ここへ来る道...
009 大往生 ボクの先達せんだつさんが人間だと知ったチョコは、ボクの前でひれ伏しました。その理由が、ボクにはさっぱり分かりません。「サヨっ……いいえ、サヨリさま。大変なご無礼をお許しください。自分、不器用ですから……」 さっきまでの威勢は...
008 四十九日「はぁ……そこからですか? ほんと、あんたの先達せんだつさんは雑だわぁ」 チョコは、四十九日を知らないボクに、深いため息をつきました。ボクの先達さんは、雑なのだそうです……。「ウチらはね、これからここで、四十九日を過ごすのよ...
007 黒猫 天国の待合所は、地平線の先まで緑の絨毯じゅうたんで覆われていて、所々にお花が咲いていて、巨大な公園のようでした。広い湖を囲うように、所々に白いベンチが置かれています。待合所の人たちは、湖を眺めたり、談笑したり、空を眺めていたり...
006 イケメン 水面みなもに映るボクの顔が、お父ちゃんの姿になりました。段ボール箱の中で眠るボクの頭を、お父ちゃんが撫でています。「ボクはここだよ!」 お父ちゃんに向かって、何度も何度も叫んだけれど、ボクの声は届きません。向こうのボクの頭...
005 天国の待合所 ワシが乗る雷電と、子猫が乗った戦艦ヤマトは、並んで同じ野原に着陸した。どうやらここが、トビちゃんが暮らす場所らしい。 広い野原の真ん中に、大きな湖が広がっている。その水面を覗き込む人の姿もあった。ほとんどが人間じゃった...
004 トビちゃん───死ぬるーぅぅぅ。絶対、死ぬーぅぅぅ!!!! ワシは今、虹の橋のてっぺんから、地の底に向かって落ちておる。チハルは地獄などないと言うておったが、このまま落ちれば地獄じゃろう。もしかすれば、チハルはあの世のペテン師じゃっ...
今日もサヨリは元気です(笑)ー橋のてっぺんー どれくらい走ったじゃろうか? 近いような、遠いような……。この橋のてっぺんから、トビちゃんの名を叫べばよいのじゃな。簡単じゃ。巨大な虹の袂たもとで、ワシは気合を入れ直し、足取りも軽く一気に駆けた...
今日もサヨリは元気です(笑)ー虹の橋ー 月に吸い込まれるように、ワシの体がグングン昇る。それがとても気持ち悪い。それは、若き主あるじが操るマウンテンバイクのようじゃった。リュックの中で、どんなデコボコ山道でも恐るに足んワシじゃったが、老いに...
新年あけましておめでとうございます。 旧年中はお世話になりました。 本年もよろしくお願いいたします(笑) こちら高松は晴天の穏やかな一日でした。 皆様のお正月は如何でしたでしょうか? このお正月には楽しみがありまして、冒頭の本がそれでして、...
今日もサヨリは元気です(笑)ーワシが死んだ日ー つい……うっかり眠っておった。 ワシの名はサヨリという。主あるじとの付き合いも、かれこれ二十年ほどになるのかのう。ワシもすっかり年老いて、今じゃ、立つのもままならぬ。にしても……ワシの体が浮か...
今日もサヨリは元気です(笑) ー出会いと別れー―――猫は飼い主を選んで姿を現す。飼い主に寄り添い、支え、癒やし……その短い生涯を終える。飼い主から、深き愛情を受けた猫は、毛皮を着替えて転生し、再び飼い主の前に現れると言う……。「ア、アっ」 ...
2024年は大詰めで、2025年は目前で。このままじゃ、愛猫サヨリの小説が投稿できないじゃないかという、瀬戸際の大みそか。読者の皆様におきましては、楽しい年末をお過ごしのことだと思います。本年も大変お世話になりました。心より感謝しています。...
人は神様の自分勝手な気まぐれを〝奇跡〟と呼ぶ。 もしも生まれ変わりがあるのなら、猫でよろ……。死に際に老人はそう願い、その人生を終えた。かつて、この老人と暮らした猫がいた。息を引き取るその日まで、自由奔放に暮らした愛猫に、老人は憧れを抱いた...
ようやっと、2024年から解放された。一週間ぶりにキーボードを叩く。ブランクあれど、指は快適に動いている───問題ない。 それはたぶん、パソコン(富士通FM-7)を手に入れた高一の春以降、人生初の体験だった。脳みそを一旦白紙。心のリセットを...
───大変なことになってしまった……。 再々、冬の畑に行くことはないのだが、年内にやらねばならぬことがある。シンジ君だって「僕がエヴァに乗ります!」しなければ、きっと来年、地下から忍び寄る脅威によって、畑がとんでもないことになってしまうのも...
───あら、可愛い。 先日、とあるブログの読者の方からお菓子をいただきました。銀座七福神と七福神あられ。そのパッケージに描かれた七福神のイラストだけで、ほっこりした気分になります。カレンダーは数量限定で貰えるそうで、本来の予定よりも早く購入...
2024年12月12日。 去年の大根は、葉っぱを根こそぎ虫に食われて、それはもう散々でした。葉っぱがないから育ちやしない。この冬も気温の高い日が続きます。つまり、期待値はかなり低くて、それでも、ふたつの畝に大根の種をまきました。きっと虫の餌...
本を開いてふと思う。 読書ってのは、攻めだよなぁ……脳が攻めてなければ、まったく内容が頭に入らなくて。読書が不得手な僕にとって、本を開く瞬間の「読むぞっ!」の気合いは欠かせません。 読書を「攻め」と呼ぶのなら「受け」は動画が相応しい。映画、...
みなさんのメールボックスには、どんなメールが届くのでしょう? 毎日、毎日、飽きもせず。僕のメールボックスには、五十通ほどのメールが届きます……スパムが(汗) 主にAmazonさんからが多いでしょうか? 楽天さんとか、PayPayさんとか、メ...
───今日、本日。 十二月一日(日)は、早川花音はやかわかのんの十九回目の誕生日である。朝早くから、放課後クラブのメンバーたちが、俺の家に集結し、さながら文化祭前夜のような騒ぎになっていた───もちろん、お誕生会の準備である。「おはよう、ツ...
───寒いなぁ……歩こうか。 冬になると、僕には歩き始める習性があるようです。ウォーキングと言えば大げさで、通勤とか買い物とかの移動手段を〝歩く〟に切り替えただけでの話です。コロナの頃まで歩くのは、ダイエットが目的でした。けれど去年から、そ...
同じような作業を繰り返すと、脳がバグってミスをする。たとえば、一桁の足し算をやり続けると、時間に比例してミスが増える。だんだんと、何がなんだか、ワケが分からなくなるものです。それをゲシュタルト崩壊というのだけれど、僕は学者さまでも何でもない...
───11月26日(火) 今日の高松は、愛猫が逝った日と同じような、朝から雨の一日でした。数日もすれば、12月だというのに、サヨリの居ない事務所では、コタツを出すこともありません。出す気配もありません。この季節になるといつだって、僕の膝の上...
───あぁ~ん! ヤレない女と付き合う意味なんて……あんの? デート中に彼氏が言った。それってさ。今、アンタが言うセリフかね? ムカついたから、その場でぶん殴って別れてやった。その後で、メアドも電話番号も全消去。これで、人生初のデートが幕
霜月も後半戦と言えども、さぬきの寒さは厳しくなくて……サヨリの居ない事務所では、未だにコタツすら出していません。多少の肌寒さを感じても、事務所専用防寒着(ワークマンのスゴイ奴)と、貼るカイロが二個もあれば、それで十分。とはいえ冬は、ほかほか
ため池に咲く雨の花。畝うねの上にはマルチの絨毯じゅうたん。この猛暑が嘘のように、日差しも和らぎ、落ち着いた気温にかまけて、十日ほど畑をサボっていました。本音を言えば、友人と愛猫と。想い出たっぷりな畑が、僕の足を遠ざけました。でも、それはそれ
「今日から、お前。オレらのパシリ決定なっ!」 五年生の二学期初日。林はやし君の宣言に、ボクの地獄が始まりました。ボクはイジメの対象になったのです。十月まで我慢して、その我慢が限界を突破して、ボクは不登校になりました。もう、ボクなんて……ど
思い切って自分のブログから広告を外すと、束縛や拘束……呪縛のようなものから開放されたような……なんだかスッキリした気分になったのも、一年以上も昔の話。それまでご法度だった〝ちんこ〟を、俺の勇ましい戦士は……ひとり静かにたたずんでいる……なん
ルックバックに、X(旧ツイッター)がざわついていた。Amazonプライムビデオで配信が始まったからだ。女の子が机に向かう後ろ姿……知ってる。このイラストも、X(旧ツイッター)でバズっていた。いずれ、詳しく調べることになるだろうけれど……現時
「マサヨシーぃ! 今夜はシチューよ」 「やったー!」 この会話を最後に、かあちゃんは死んだ。轢き逃げ……いや。オレに言わせりゃ、殺人だ。かあちゃんの葬儀が終わってすぐに、オレは犯人探しを始めた。それは、19歳になった今でも続けている。 「
───今日のお昼は、うどんを食うか? ラーメンか? それとも抜くか? そんな選択の連続が、日々の営みなのでしょう。その中には経験上、人生のターニングポイントと呼ばれる分岐点も含まれます。柄にもなく、無茶を承知で……僕が小説を書き始めたのも
この数日の冷え込みに、ついにカイロを買いました(汗) 写真は一昨年のサヨリですが、彼を主人公とした小説の、1話と最終話の原稿を相棒に送りました。ここだけが、飼い主視点の描写なのと、話が長いので書き終える必要性があったのです。だって、そうでし
昨今のテクノロジーの進化は目覚ましく、ネットニュースの文末に〝この記事はAIで……〟という表記を見ると、人が文字を紡ぐ意味などあるのかね? そんな気分にもなるものです。収益を目的としたブログでは、確実にAIの風を感じています。だって、そうで
久々に喫茶グリムへ入店すると、オレを見るなりママさんが言った。 「あら、イケメンちゃん。お久しぶりねぇ~。すっかり、元に戻っちゃって! ツクヨちゃんがイケメンちゃんに会えなくて。ずっと、寂しそうだったわよん。このぉ~、女泣かせぇ(笑)」
いつだったっけ? 月曜だっけ?……ワーちゃんから万年筆をもらいました。 「はい、これ。書きやすかったから」 いつもそう、いつだってそう。ワーちゃんは唐突で、日常会話に主語がなく、僕の前には透明ビニール袋に包まれた、謎の万年筆があるわけで…
少し残った猫砂を同僚ワーちゃんに引き取ってもらい、猫のトイレを処分しました。愛された猫は、あの世で毛皮を着替えて飼い主の元へ戻るのだそうです。神様の気まぐれで、万が一、サヨリが事務所に帰ってきたら……その時、トイレが無かったら? そう思うと
サヨリが虹の橋を渡った数日後───目覚まし時計を買いました。振動するタイプです。思ったよりも、ダメージなんて……そうでもなかった筈なのに。眠れなかったり、起きられなかったり。軽く……睡眠障害のようになりました。つまり、新しい朝に、まったく自
みなさんは、冬の食べ物と言えば、何を思い浮かべるのでしょう? やっぱり、コタツでミカンでしょうか? 温かなコタツで食べるミカンはとても美味で、膝の上に猫でもいれば、胃袋も心も癒やされます。それは、日本の冬のイメージぴったりです。それともやっ
「忍ちゃん。やしまーる、やしまーる!」 かわらけを投げ終えて、ツクヨが〝やしまーる〟に向かって指さす。 「ぎょい!」 忍がツクヨに敬礼ポーズを取っている。にても……「はい」とか「了解」とか「ラジャー」じゃなくて「御意ぎょい」なのね? 最
あるべきものが、そこにない……。 その現実に直面したら、アナタは何を思うのでしょう。僕にとって、それは耐え難きショックでした。きっと多くのお客さまが、僕と同じ衝撃を受けたでしょう。あてどなくさまよいながら、店内を探し回ったのに違いありませ
ブログのアクセスとは不思議なものです。楽しんで書いた記事こそアクセスなんぞが跳ねちゃって。これまで書いた渾身こんしんの一本が、どれだけ不発に終わったことやら(汗) もうね、「これ、好きぃぃぃ!!!」な気分で書いた、勢いだけの、他愛もない記事
「今日も暑いなぁ~家康いえやすぅ!」 いつもの海の木陰で釣り人を眺めている家康に、信長のぶながが声をかけた。 「そんなに外出して、ご主人様に怒られないのか? 信長! 今朝だって午前様だったろ?」 昨晩、閻魔えんまの背中で眠りこけた信長で
2週間前の夜、サヨリが去った雨の夜。僕は小説の続きを書いていました。水曜日は〝飼い猫信長と野良猫家康〟の更新日だったので、サヨリを僕の隣で寝かしつけて、その続きを書きました。手を伸ばせばいつだって、小さな頭に手が届く。早くこれを書き終えて、
この冬は、畑を休むつもりでした。サツマイモの収穫を終わらせて、来春まで畝うねを寝かせよう。玉ねぎのタネすら撒まかず仕舞いで、今さら何もできません。だからこの冬は、よつぼしと大根だけ……そのつもりでいましたが、ホームセンターで気が変わりました
高松の早朝は、秋をすっ飛ばして冬のような寒さになりました。不要な買い物をしてしまいました。キッチンペーパーです。相棒からも言われましたが、習慣とは、中々どうして……抜けないものだと知りました。何処の家庭にもあるでしょう? でも、事務所では不
火曜日。 いつものように目が覚めて、いつものように仕事に出かけ、いつものようにボーっとする。特別なことがあるとすれば、愛猫サヨリの初七日ということくらいで、だからといって、何をするわけでもありません……。いうなれば、僕個人の私的な話なのだ
───2024年10月16日。 人生で、三度目の芋掘りを決行しました。そもそも僕が畑を始めた理由は、他でもなく、ダイエットが目的のサツマイモでしたので、てか……畑の全てがサツマイモでも構わない。むしろ、そうしたい! 当初は、そんな気持ちだ
───データベース接続確立エラー 2024年10月16日に差し掛かる頃。僕のブログへのアクセスが不可能になった。管理画面にすらアクセスできない。あらら……愛猫サヨリの身に何かあったか? 心霊とか、UFOとか、予言、占い、スピリチュアルに至
元気か? サヨリ! 父ちゃんは元気だ(笑) つーのも、変な言い方ではあるのだけれど、キミがあの世へ旅立ってから一週間が経ちました。友人とは逢えたかな? きっと、逢えたに違いない。だって、今日。僕は友人から手紙を受け取りました。懐かしい文字
事務所のドアを開くといつだって、事務所の中にはサヨリがいて、音も立てずに僕の足元で纏わりつくものだから、尻尾なんか分じゃったりして───ごめん、ごめん(笑) こんな毎日が日常でした。サヨリに向かって「ごめん、ごめん(笑)」と、僕が言うと「に
サヨリは今、僕の膝の上で眠っています。今夜はずっと、そうするつもりで、サヨリの体を抱きしめています。辛気臭いのは嫌なので、文面に嫌な表現や不謹慎などがあればお許しください。 2024年10月8日22時34分。 サヨリは虹の橋に向かって旅
真夏には、ギュイーンと伸びて木陰で転がり。真冬になるとま~るくなって、ブロック塀の上に座って日向ぼっこ。時には狂ったように背中をアスファルトに擦り付け、絶対に視線を合わせず、何を考えているのかも分からない。未知の存在。それが、僕にとっての猫
まだまだ、書き込みが足りぬ……。 ほかでもない、僕が書いている小説の主人公の話である。のんちゃんのブログ王シリーズの主人公は、飛川三縁ひかわさよりさんなのだけれど、趣味趣向に対する描写が少ない。それは常々思っていたのだが、大所帯になりすぎ
オッツーが美男子になった翌朝、のんが俺の家に来た。 「おはようございます。わたし……早川花音はやかわかのんと申します。三縁さよりさん、いらっしゃいますか?」 玄関に爽やかな風が吹き抜けて、オカンの奇声がこだました。 「さ、さ、さ───三縁
日曜日から月曜日に日付が替わる直前で、今夜は寝ないと心に決めた。金閣寺に興奮して眠れないのだ。書きたい、書きたい、書きたい……腕がうずいて眠れない。机の上に原稿用紙の束を置き、その横に新聞広告に書いたメモを添えた。もう、舞台は整った。さぁ、
筆が止まった───洒落にもならん(笑) 書くには書くけど、書いた文章が暗いのだ。どうやっても明るくならない。だから書くのを途中でやめる。書いては保存、書いては保存。僕は書いた文章を絶対に捨てない。どんな駄作であったとて、いつか日の目を見る
相棒からの太宰シリーズ。文豪ナビ、ヴィヨンの嫁、斜陽……そしてようやく、走れメロス(新潮文庫)に差し掛かる。とはいえ、まだまだ序の口、序盤戦。まだまだ先は長いのだ(汗) これらの本は、お楽しみではなくお勉強。つまり、面白かったじゃ終われな
悪魔…… 信長のぶながの寝息を背に感じながら、閻魔えんまは己の過去を振り返っていた。それは、楽しくも悲しい過去であった。閻魔がチャッピーと呼ばれていた過去の記憶が蘇る……。 「今日から貴様は、俺の仲間だ!」 あの日から、わたしは光秀みつ
金曜日。 バディから電話が入る。来週、二日ほど体を貸してほしいのだとか。僕はスケジュールに目を通す。目を通しながら日時を訊く。 「何曜日?」 「もう……体がだるくて、月曜日は休みたいんや。だから、火曜日と水曜日で構わんか?」 蚊の鳴くよ
金曜日、嫌な気分で帰宅した。余計な心配がひとつ増えた。とはいえ、人間関係とか、金の話だとか……そんな、人間臭い話ではない。いうなれば、身に差し迫る危機と呼ぶべきか……それがワンランクアップしたのは確実だった。 金曜日は夜勤の日。いつものよ
俺は恥ずかしかった。とても、とても……恥ずかしかった。もう、お家に帰りたい。何かを思っただけなのに、ウィーン、ウィーンと頭の上で踊る猫耳。それを動かすモーターから、頭皮に伝わる小刻みな振動に、不快感しか感じない。 なぁ、ゆきよ。いつからお
日曜日の図書室で古文書に目を通すサクラギは、古代の謎でも解くかのように、背筋を伸ばしてパイプ椅子に座っている。彼が放つ眼光が、俺には武術の達人のように見えた。その一方で、芥川あくたがわは受付デスクに足を乗せ、俺に足の裏を向けている。緊張と弛
───ヤマザキのすあま。 かれこれ、一年半ほど。僕はヤマザキの〝すあま〟という和菓子を探していた。スーパー、コンビニ、ドラックストア……ヤマザキ製品がありそうな店に入ると必ず、すあまを探して店内を歩く。本家本元、デイリーヤマザキの看板を見
───いつもと違って、今回は敬体で書きます。書いている人は同じ人ですよ(汗) 僕は勉強ができません。得意分野は? と尋ねられても、人に胸を張って言えるような得意な分野もありません。アニメや映画など、オタクの専門知識だって、誰でも知ってる陳
それにしても、このニャンコ。恐れを知らぬバカなのか? それとも、天然のアホなのか? 好奇心に満ちた目で閻魔えんまに顔を近づけて。信長のぶながは物珍しそうに、閻魔の細部に至るまで観察している。その無礼千万とも思える行動に、固唾かたずを呑んで見
中古レッツノートCF-SZ6、購入してから9ヶ月後のレビュー
スペック、デザイン、そして価格。 パソコン選定への道のりは、思う以上に多難です。とはいえ、僕が買うわけでもないのだから、誰がどの機種を選ぼうと、実は僕にはどうでもよくて、今日もサヨリは元気です(笑) 「マックかサーフェスにしておけば?」
秋ですね。秋の夜長と言えば、虫の音と読書です。でもね、本を開くと眠くなるのです。どういうわけだか、とてもとても……グ~。 読書をすると脳が活発に働いて、そのうち脳の息が切れて、疲れて眠くなるのだとか。ラノベでは、そうでもなかったのに、太宰
うどんに並ぶ列の中、ツクヨはゆいから目を離さない。オッツーを取られてなるものか! そんな眼差しで睨んでいる。無論、その気がゆいにはないのだが、ゆいから漂うお姉さんの魅力が、ツクヨの危機感を煽っていた。 「あれをやるわよ!」 ツクヨの心境を
早朝五時五十五分……。 日曜日だというのに、運動部員たちが所狭しとグランドの中を駆けている。野球部の金属バットが奏でる快音。サッカー部員たちの踊るようなドリブル。正確にゴールに向かってシュートを決めるバスケ部員。チーターの如く全力疾走する
───記事への感想とかありますか? ブログを書き始めてから一年が経過した。そんな人物から連絡があった。それは、連絡というより質問だった。気になって、彼のブログを覗き読み、ひと言コメントを残して帰る。投稿ボタンを押すと、コメントは正常に表示
三島由紀夫の金閣寺(P283)で、腓こむらのところを……という一節があった。当然のようにノートにメモを残すと「こむら返りですわ」という、竜崎麗香りゅうざきれいかのセリフが頭に浮かんだ。彼女が口ずさむセリフのひとつひとつは、僕が小説で使うお嬢
木漏れ日きらめく月明かり。祠ほこらを囲むように猫だかりができている。その中心で閻魔が毅然とした姿勢で座っている。祠を囲む猫の前列には、エリアを統治するボス猫たちだ。その背後には手下たちが囲んでいる。 「皆さん、お揃いですね」 「オリクが来た
口伝えで聞いた話では、夜の街にはキャバクラというお店があるという。これまた聞いた話では、そこを例えるなら竜宮城のような場所なのだとか……。 バブル期にキャバクラなるお店があったなら、僕は間違いなく行っていたに違いない。だって、そうでしょ?
三島由紀夫の金閣寺も、ようやく最終章(第十章)へ突入した。このまま読み進めれば、一時間のうちに読み終える。けれど、今日のブログを書いてない。ポメラを開いて頭こうべを垂れる。いつものように、書く内容すら決まってなくて、今日もサヨリは元気です(
お盆のうどん屋は大盛況だ。県外からのお客に加えて、地元の親子連れが集まるからだ。その行列は、テーマパークのアトラクションさながらである。ゲンちゃんうどんの前に作られた、長蛇の列に俺とオッツーの姿もあった。 「サヨっち。こりゃ、10分待ちかい
俺の勧誘と生徒会長の口添えもあり、俺達は読書部としての活動を開始した。とはいえ、俺は本を読むだけなのである。足立と山田は〝スーパーカー消しゴム落とし大会〟に夢中になっている。 スーパーカー消しゴム落とし大会とは、自分の消しゴムをノック式ボ
昨晩は、ブログを書いてすぐに寝た。泥のように眠るとは、このことを指すのだろう。もはや日課となった、深夜のトイレに目覚めることもなく、朝までぐっすりお休みだ。久しぶりに夢をみた。美人さんと釣りをした、いい感じの夢だった気がする。夢のおかげで、
今日の記事に書くことを、昨日の夜から決めていた。大雑把にでも書くことが決まっていれば、小一時間で書けるでしょう。そんなぶらり散歩気分で仕事を終えて、さぁ、書きましょうとポメラに向かえば、頭が回らなくなって、今日もサヨリは元気です(笑) 今
八月の満月の夜。山の中腹の祠ほこらの前に、老いた猫の姿があった。雪が如き体毛と、闇を思す漆黒の虎柄が神々しい姿で佇たたずんでいる。山里の猫たちに閻魔えんまと呼ばれる老猫は、静かに月を眺めながら仲間たちの集結を待っていた。時折、己の運命さだめ
魂をガッツリと削られた。太宰の〝人間失格〟に続いて、三島の〝金閣寺〟で道草をしている。どんなに遅読な僕だとて、そろそろ読み終えてよい頃なのに、三分の一の辺りでうろうろしている……おっぱいが金閣寺。その後で、主人公が金閣寺を燃やしちゃると決断
───持った湯呑をバッタと落とし、小膝叩いてニッコリ笑い。 関西圏の人ならば、このフレーズを知らぬ者はない。これはパーソナリティ、浜村淳が使うフレーズである。僕の記憶が定かなら、初めて耳にしたのは小三の夏休みだった。 「午前中は外出禁止!
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025 ウエディング ボクがここへ来てから三十五日目の午後。それは幸せに満ちた午後でした。「サヨリ兄さん。サチさんちへ行きましょう!」「うん、そうしよう」 ボクとチョコは、サチさんの所へ遊びに行きました。サチさんのお話が楽しくて。これまでも...
024 読書家 トビちゃんの木には、トビちゃんの胸の高さに、小さな扉がひとつあります。その扉は、天国の図書館と繋がっていて、好きな時に、好きな本を貸してくれる扉です。 ボクはお父ちゃんから聞いて知っています。トビちゃんが読書家だってことを。...
023 青き絶望 ボクがここへ来てから二十二日目の夜。 タロウが守る木の方角で、青色の蛍火が見えました。青い蛍火は、待つ人に忘れ去られたことを意味します。「サヨリ兄さん。タロウちゃん、大丈夫っすか?」 チョコはとても不安げです。でも、猫と同...
022 ハーレム トビちゃん、チョコ。そして、ボク。 十蔵が天国へ召されてから、三人での暮らしが始まりました。チョコは元気そうな素振りだけれど、ちょっとした瞬間に、とても寂しげな目をします。だからできるだけ、ボクはチョコと一緒に過ごします。...
「八時やて言うたけど、十時半な」───なんですと? バディのヤツ。急にお客さんから言われて、声高らかに「分かりましたっ!」と答えたのだろう。お陰でこっちの予定は丸つぶれ……さて、どうしたものかね、二時間もの空き時間?───あっ! 怒りの先で...
021 天国の階段 ここへ来てから十五日目の夜。寂しい事件が起こりました。 十蔵の木の方角から、疾風の如く黒い毛玉が駆けてきます。チョコが血相を変えて、ボクらの所へやってきました。「助けてぇー、サヨリ兄さん! 十蔵ちゃんが、大変なことに!」...
020 タロウ「サヨリ兄さん。自分ちょっと、いいっすか? 放っとけないっす」 チョコは一目散に、木の根元へ駆け出しました。白い子犬の姿が見えます。ボクは帰りが気になったけれど、チョコを置いて帰れません。ボクもチョコの後を追いました。「そこの...
019 サヨ・チョコ探検隊 ここへ来てから十日目の早朝。チョコがボクのところへ遊びに来ました。「サヨリ兄さん。自分とデート、いいっすか?」「え? サヨリさんとチョコちゃんって―――短いうちに、そんなことになっていたんですか?」 トビちゃんが...
今日もサヨリは元気です(笑)ばかりでは「ブログも書けよ」という話にもなります。今日は中休みを入れて、お正月にちょっぴりご紹介した相棒からの〝マイブック〟のレビューです。 結論から申し上げれば、予想以上に使い勝手がよすぎでした(笑) マイブッ...
018 心の仮面 心ちゃんとお父ちゃんは、お腹を膨らませて店を出ました。心ちゃんは満足げ。お父ちゃんは、絶食で胃が小さくなったのでしょう。ちょっと苦しそうに見えました。でも、その表情は明るかったです。「なんか、悪いな。本来ならば、ここは僕が...
017 ココイチ お父ちゃんの好物は、サッポロ一番とココイチのカレーです。それが好きすぎて、何度もブログに書いていました。お父ちゃんがココイチのカウンターに座ると、隣に女の人が座りました。「お邪魔するよぉ~、ぐふぅ」 出たな、おっぱい星人!...
016 小説 今日、心ちゃんが訪問した目的は、ボクにだって分かります。トビちゃんからの手紙を渡すこと。お父ちゃんを元気づけること。そして最も重要なのは、お父ちゃんに食事を取らせること。本丸に見えても、そうじゃない。小説のことは二の次だってこ...
015 心ちゃん 今日はボクの初七日だそうです。ボクが死んでからというもの、お父ちゃんは、一心不乱に何かを書いていて、あまりご飯を食べてません。だからお父ちゃんは、痩せ細ってしまいました。「食べて……誰か……助けて」 不安げにトビちゃんが言...
014 ヨネさん ボクがここへ来てから、三日が過ぎました。トビちゃんと湖の水面みなもを覗くと、ヨネさんちの豪邸でお父ちゃんが庭の掃除をしています。お父ちゃんは便利屋に務めていて、ヨネさんはお父ちゃんをご贔屓ひいきにしてくれるお客さんです。 ...
今日は一息、ブログを書きます(笑) 先ずは何よりも一番に、愛猫へのお話しを読んでいただき厚くお礼申し上げます。皆様の応援で、ここまで辿り着くことができました。ありがとうございます。 お正月も終わり日常が始まって、今日の高松には雪まで降って。...
013 蛍火 ボクがここへ来て、初めての夜が訪れました。電気も街灯も何もないので、明かりはチラホラ見える焚たき火だけです。それにも増して、空に散らばる星々の輝きだけで、うっすらとトビちゃんの横顔が見えました。「ねぇ、トビちゃん。お星さまが動...
012 雷電 ボクはトビちゃんに訊きました。「ねぇ、トビちゃん。お空に飛んでるのはなんですか?」「わたしは雷電らいでん、十蔵さんはヤマト。あれはね、ここに住むひとたちが、生きている時に好きだったものなのよ」 空を見上げると、ラーメンどんぶり...
011 兄さん「サヨリさん、おかえりなさい。チョコちゃんとお友だちになれた?」 散歩から戻ったボクに向かって、トビちゃんが両手を広げます。迷わずボクは、トビちゃんの胸ポッケの中に入りました。この中に入ると、何故だか心が和みます。「サヨリさま...
010 地獄「地獄は辛いところよ。とても辛いところなの。それでも聞きたい?」 ボクとチョコに、サチさんが凄みます。チョコは怖くなったのか、ボクにピッタリとくっつきました。顔が……近い。ボクはサチさんに問いかけます。「虹の橋から、ここへ来る道...
009 大往生 ボクの先達せんだつさんが人間だと知ったチョコは、ボクの前でひれ伏しました。その理由が、ボクにはさっぱり分かりません。「サヨっ……いいえ、サヨリさま。大変なご無礼をお許しください。自分、不器用ですから……」 さっきまでの威勢は...
月曜日は畑の話。 去年と今年。 まぁ、普通に畑に行けてない。去年の年末も今年になってからも、いい感じで雨がふる。狙ったように雨がふる。だから、天に甘えて過ごしている。畑に行くのは、週に一度あるかどうか。つまり、畑の最新情報がまるでなくて
男の人が泣いていた……心の奥底から何もかもが湧き出るような涙だった。 幼き俺は、号泣する大人を初めて見た。その涙は、悲しいでもなく、うれしいでもなく。人が抱く感情すべてを、何層にも折り重ねたような涙に見えた。フィユタージュの涙を流しながら、
俺は同じ夢を見る。 決まって見知らぬ公園の中を、女性と散歩をしている夢である。そして、赤いベンチに座ってランチを食べる。いつも彼女が作ったおにぎりだった。食事を済ませて彼女の家まで送り届けて夢から覚める。公園から見える大きな風車が印象的だ
金曜日は小説の話。 ───2024年1月15日(月) X(旧Twitter)で〝#ホラーと小説は相性が悪い〟がトレンド入りした。僕はホラーを書かないけれど、師と仰ぐスティーヴン・キングは、モダンホラーの帝王である。 いったい何が起こって
木曜日は雑談の日。 どうして女の人の話は回りくどいのだろう? もっと、ストレートに話せばよいのに……。同僚ワーちゃんもそのひとりで、今日もサヨリは元気です(笑) 1学年とは言え先輩なのだ。かれこれ40年以上も昔からの先輩である。なのにお
水曜日は猫の話。 猫を飼う……それは、突然の強行採決で決定された。他でもなく、最後まで反抗し続けたのが僕である。だって、そうでしょ? うちはね、ゆきの豪邸とは違うのだから。うちではね、ジュリアーノ待遇なんてしてやれない。 それにペットは
火曜日はレビューの日。 先週の木曜日の予告どおり、中古パソコンのレビューをしよう。今回、Amazonで購入した機種は以下のとおり。 パナソニック ノートPC 【得々通販専用無線マウス】レッツノート CF-SZ6/Win11 Pro搭載/
月曜日は畑の話。 じゃがいもを堀った日、僕はゾッとした。 畑にモグラの存在を確信したからだ。こうなっては、気づかぬふりなどしてられない。前向きに対処しなければ、春夏野菜に悪影響が出る。さて、どうしたものか……。モグラ退治を知人に訊くと、
「オレにはな……オレには……大切な仲間がいるんだぁぁぁぁ!!!」 とある夏の日。 少年の叫びがこだました。その声は、悲鳴にも似た叫びだった。 私の名は安藤導しるべ。 この子の将来へと導く男だ。少年の名は、尾辻正義おつじまさよし。友人
人里離れた展望台。 そこは少年のお気に入りの場所である。少年はそこで本を読むのが好きであった。とある春の日。桜の木元のベンチ。そこに腰を下ろして古文書に目を通す。その鋭い眼光は、何かの糸口でも探すかのようであった。満開の桜の花と穏やかな春
金曜日は小説の話。 小説、小説と言っても……だ。よくよく考えれば、小説(のんちゃんのブログ王)に対して腰を据えたのは11月と12月。僅か2ヶ月しかやってない。ショート・ショートや短編を加えても、まだ1年も経ってない。 まだまだ、短期間で
木曜日は雑談の日。 土曜日に注文したパソコンが届いた。このネタは、火曜日(レビュー)にすべきなのだけれど、これが中々どうして大当たり。それが、うれしくて自慢してみようと思う。 執筆だけならポメラでやれる。iPadとの連携でブログも書ける
水曜日は猫の話。 うちの猫は律儀である───義理堅く実直なサヨリであった。 暑い日も、寒い日も、晴れの日も、雨の日も……僕が戻ると寝床から起きて出迎える。それは、必ず実行される。 数年前。 もうダメだと思った頃でも、よろよろと体を起
火曜日はレビューの日。 2023年12月17日(日)。 お昼過ぎ、同僚ワーちゃんから電話が入る。 「今日わたし、徳島におるんよ……」 だからどうした? それは、仕事絡みの話であった。けれど、僕には大した内容ではなかった。だから、スルー
今日は成人の日。本日、晴れの日を迎えられた皆様。おめでとうございます(笑)───そして、月曜日は畑の日。 去年は、あまり畑に出ていない。 行かなかったのではく、行けなかったから。 仕事だったり、ブログだったり、小説だったり。あれだったり
元旦の朝。 俺たち放課後クラブは屋島山上で御来光ごらいこうを拝おがむ。 幼稚園時代から始まったこの行事は、俺たちが中学生になっても続いていた。ゆきは海外旅行の予定がなければ参加した。つーか、初日の出を拝んでから、ゆき一家はハワイへ家族旅
私の夢は小説家。 そう言いたいけれど、そうじゃない。自分の実力なんて、言われなくても知っている。だから、ネットに小説を書いて満足するだけの毎日だ。私の書いた小説なんて、ご都合主義の自己満足。誰にも読まれなくて当然なのだ。 小説を書き始め
金曜日は小説の話。 ブログでもそうなのだけれど、僕にとって執筆環境は重要である。ブログに要する執筆時間は、長くても2時間以内に完結させる。それを越えるとタイムアウトで、今日もサヨリは元気です(笑) 毎日が、時間との追いかけっこの始まりで
木曜日は雑談の日。 誰しもが、新年に向けての抱負を語る。僕の抱負は相も変わらず、毎日ブログが書ければ御の字で、今日もサヨリは元気です(笑) 富とか、名声とか、書くこと以外に望むなら、地味なブログよりも、派手なユーチューブを僕はオススメし
去年、ブログ運営の未来を決めた。 でも、現実とブログの世界の狭間で、どうしようかと悩んでしまう。どうしても立ち止まってしまう。正月早々、立て続けにあんなことがあったのだ。考えるほどに身動きが取れなくなる。困ったねぇ……。困っているとメール