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花より男子の二次小説サイトになります。特に類と 総二郎が大好きですべてハッピーエンドなります。

読むだけでもの足らず、とうとう自分で書いてしまいました。自己満足の表現不足とは思いますが、楽しんでいただけたらと思います。

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2017/02/11

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  • なんでも屋の業務日誌・103

    ちょっと待って・・・・・・こんな撮影の時って、そこまで感情移入しなきゃいけないの?!ドラマとか映画とか舞台とかなら判るよ?でもパンフレットの中の「花嫁と花婿」なだけだよね?ぎこちない笑顔を幸せそうに見えるように撮るのがプロのカメラマン、それだけだよね?!私、モデルの代役ってだけだよね?花沢さんが「花嫁の経験豊富ですからなにしてもいいですよ」なんて付け加えてないよね?!「あのモデルさんの2着目のドレスって...

  • 流砂の如く・・・ 142

    俺からすると随分とお人好しな言葉・・・それもつくしらしいと苦笑いしながらドアを閉め、俺はつくしの肩を抱き、志乃さんは放心状態にも見える一颯を抱っこして駐車場に向かった。そこで3人には先に車に乗っておくようにとキーを手渡し、俺は待機していた美作情報部の男のところに向かった。「お疲れ様です、西門様。総て終わりましたか?」「あぁ、俺たちは牧野の勤務先に立ち寄ってから田園調布に戻る。悪いけど、あとの事は任せ...

  • なんでも屋の業務日誌・102

    「1番初めはこのドレスです。撮影はチャペルでの挙式中を想定して行います。2番目がミニ丈のドレスで、こちらはお庭での撮影になります。3番目のカラードレスはガーデンウエディングでお友だちと家族に囲まれているってイメージの撮影をします」「は、はい・・・」「牧野さんにはホントに急で申し訳ありません。でも夏目君には細かく説明しているので、彼がリードしてくれると思いますよ♪」「はっ///はいっ!!」「では、もう少し...

  • 流砂の如く・・・ 141

    「総二郎から全部聞いたの・・・一颯にまで手を出そうとしてたなんて、私絶対に許さないから!」「・・・実験台のクセに・・・!」「きゃああああぁっ!!」片山はいきなりつくしに向かって突進し、つくしは両手で自分の頭を覆って防戦。そんなつくしの服を掴んで意味不明な言葉で罵っていたが、俺はグッと堪えて手を出さなかった。何故なら・・・この状況を作り出すのが目的だったから。「パパ、やめて!!」その時に一颯が志乃さんの腕から強...

  • なんでも屋の業務日誌・101

    「今日の牧野さんのお相手のメンズモデルはこの人です♪夏目彪我君。なかなかのイケメンでしょ?」廊下を歩いてると正面から歩いてきた男性・・・すでに衣装に着替えていたのか、タキシードを着ていた。しかもメンズモデルという言葉にドキドキし、よく見ると・・・冗談抜きで超格好いい🧡背は高いしサラ髪もツヤツヤで、強気な男って感じ🧡スリムなのは勿論だけど、足なっが!!腕もなっが!!この廊下がランウェイですか!って感じ🧡ニコッ...

  • 流砂の如く・・・ 140

    翌朝、総二郎から聞いた通り志乃さんが迎えに来てくれた。旅館の皆さんへの説明としては”新しいアパートを借りることが出来て、西門の弁護士さんが間に入ってくれて離婚の手続きに進んでる”とのこと・・・まぁ、似たような感じだけど、それを女将さん達は喜んでくれた。騙してる感があって心苦しいけど、この時は何度も礼を言い、数日分の宿泊料金を払って旅館を後にした。そして志乃さんが案内してくれたところには総二郎が待ってい...

  • なんでも屋の業務日誌・100

    石垣島に到着したのは10時過ぎで、その頃には花沢さんも目が覚めてた。そしてやっぱり大欠伸・・・それを見ないフリして飛行機から降りて、1歩空港の外に出ると今日は天気が良くて・・・・・・「暑っ!なにこれ、夏じゃん!!」「そりゃそうでしょ。南の島だもん」「半袖で来れば良かった~~!」「服なんていくらでも買えるから心配しないで」「・・・・・・・・・・・・」だよね・・・この人は旅行先で全部買う人だもんね。でも上着を脱げば問題ないか...

  • 流砂の如く・・・ 139

    「いっくん、今日は良いお天気だね~~~」「ほんとだぁ♪お外で遊びたいなぁ~~~」「・・・そうだね、行こうか?」「ほんと?!やったぁ!!」翌日、総二郎の言葉に安心したこともあり、プール熱のせいでずっと室内にいた一颯と一緒に遊びに行くことにした。2人で色々考えて、決めたのはこの旅館から車で1時間足らずで行ける八景島シーパラダイス。この日は土曜日で、健太くんの幼稚園もお休みだ。だからお母さんの清美さんも子ど...

  • なんでも屋の業務日誌・99

    「えええっ?!また依頼が来たの?牧野さんっ!!」「・・・はぁ。今度は石垣島だそうです」17時半に戻ってきた社長に今日の事を言うと、何故かもう「良かった良かった!」って・・・話を聞く前から依頼を受ける気満々だけど、それってどうなの?なんたって「花嫁さんのモデル代役」だよ?そんな大事な役目をこの私でいいのか?と、私の方が気が重かった。それを話しても「ドレスとメイクでなんとかなるんじゃない?」って他人事みたい...

  • 流砂の如く・・・ 138

    片山の話は大学時代に移った。もともと成績は悪くなかったが、特に夢も希望もなかったこいつは適当に農学部を選択した。そこで食品微生物学・応用生物科学・植物バイオシステムなどを学び、薬草に興味を持ったらしい。植物バイオテクノロジーとは植物の組織培養・細胞培養による有用物質生産、メリクロン苗の生産、細胞融合による新しい植物の作出などの技術のこと。メリクロンとは種苗培養技術の名称で、meri(meristem=分裂組織)+...

  • なんでも屋の業務日誌・98

    「グアム、楽しかったなぁ・・・・・・・・・もう2週間経ったんだ・・・・・・次にパスポート使う日、いつだろう・・・・・・10年以内には無理かな?」そんなことを呟きながら今日も事務作業をしていた。私は今月の売り上げがすでに3桁だから、あとはのんびりして良いって事で、社長も含めてみんな外出中。事務所にたった1人だから気合いが入らなくて、作業も滞り気味・・・こんなんじゃダメだと思うけど、頭の中に蘇るのはあの人の寝顔・・・・・・同時に”逆...

  • 流砂の如く・・・ 137

    自白剤を注射されて数分後、片山はグッタリしていた。相変わらず周囲を情報部の人間が取り囲み、聞こえてくるのは小さな機械音のみ・・・「じゃあそろそろ始めるか。片山・・・何故つくしをターゲットにしたんだ?」「・・・・・・・・・・・・」「お前がつくしに薬を飲ませて操ってたのは判ってんだ。本当はつくしと関係など持ってない・・・一颯が自分の子どもじゃねぇ事も知ってて家族してるよな?」「・・・・・・・・・・・・」「こっちはすでにお前と一颯の父...

  • なんでも屋の業務日誌・97

    <side加代>類様がグアムからお戻りになって数日後・・・なんだか元気がないみたいで心配ですわ。でも、その理由次第では喜ばしいことなのかも?なんて考えながら、今朝も起きていらっしゃらないのでお部屋に向かっております。やれやれ・・・寝坊助の類様を起こしてくださる方がお側にいると私も助かるのですけれど~~「類様、おはようございます。もう7時ですよ?起きて朝食をお召し上がりにならないと会社に遅れますよ」・・・・・と、...

  • 流砂の如く・・・ 136

    美作の鑑定施設に着くと、片山を乗せた車がすでにそこに停まっていた。インターホンを押すと、すぐに解錠されて中へ・・・出迎えに来てくれた市村が、「どうぞこの奥へ」と言ったのは、これまで入ったことがない検査室のような場所だった。パソコンだけでも数十台、化学鑑定の機械と思われるものが並び、重々しい雰囲気の部屋・・・残留農薬分析、不揮発性有機物の分析をする液体クロマトグラフや、金属元素濃度の測定、製品中の金属元素...

  • なんでも屋の業務日誌・96

    「それじゃあ、花沢さん。お世話になりました~~」「・・・ゆっくり休んでね」「は~~~~い♪」グマモン・・・じゃない牧野をアパートまで送ると、ドッと疲れが出た・・・それでも自宅には戻らなきゃならないし、半分閉じた目で運転・・・事故に遭わずに自宅まで戻ったら、すごく上機嫌な加代が出迎えてくれた。「類様、お帰りなさいませ~~♪夕食はお済みですか?」「・・・・・・よくわかんない」「え?ご自分の食事を覚えてないのですか?」「・・...

  • 流砂の如く・・・ 135

    片山の家から自由が丘まで、車だと1時間程度かかる。俺はその間も店の中で男を睨み付け、「XYZ」に関することを聞いていた。それは数年間にわたりA国で品種改良がされ、密かに栽培されている薬草。効能はほぼシリアン・ルーと同じで、堕胎薬・崔淫剤・媚薬などに使われているらしい。幻覚成分・麻薬成分である多種のアルカロイドを含有し、でも体内に留まる時間が非常に短く、検査をしても検出されないことが特徴だそうだ。そして...

  • なんでも屋の業務日誌・95

    帰国当日の朝・・・一騒動あったけど、牧野も俺もシャワーを浴びて服を着替え、黙々と朝食を食べた。チャモロ・エッグベネディクトにタロ・パンケーキ、アサイボウルにキャラメライズしたバナナがのったフレンチートースト・・・朝から甘いもののオンパレードで、見るだけで胃もたれになりそうだったけど。それが終わればホテルをチェックアウトし、レンタカーで空港に向かうんだけど・・・「牧野」「なぁに💢」「まだ怒ってるの?」「怒って...

  • 流砂の如く・・・ 134

    急がせていた情報屋の調査報告が始まった。それは自由が丘辺りで怪しげな薬草の売買をしている外国人がいるかどうか・・・結果として数件の情報が上がり、その中にA国の隣、B国人数名が入っていたことが判明した。そして取引しているのは中央アジアで栽培されている特殊植物の粉末で、「茶」だとされているのだそうだが・・・『本当に紅茶の一種だというものもあるようですが、中には睡眠薬の材料的なものもあるようです。自分で煎じてブ...

  • なんでも屋の業務日誌・94

    会長夫人にプレゼントも渡せたし、ヘンな人も消えたので花沢さんと2人・・・これはこれで楽しいな~と思い、それからは会場の中でお料理を食べたり、シャンパンを飲んだりしてた。花沢さんも珍しくお料理に手を出してるし、そんなに話しかける人もいなくて邪魔も入らず♪「教わったマナーなんて必要なかったね」って言うと、クスクス笑ったり。「それにしてもクルーズ船で話しかけてきた女の子達もリアムさんもいないけど、みんなこの...

  • 流砂の如く・・・ 133

    篤志さんの電話を着信拒否し、LINEもブロックしてるから連絡がないのは当然・・・あの人がどんな気持ちで1人で過ごしていたのか、それを考えると胸が痛かったけど、それは「悪いことをした」という感情ではなかった。この4年間、私にしてきたことを考えると許せない気持ちの方が強かったから。胸が痛いのは、彼が一颯を可愛がっていたからだけど、それも今となっては「愛情」だったのかも判らない。とにかく、今後篤志さんと会うこ...

  • なんでも屋の業務日誌・93

    「君は誰だ?俺はつくしさんと楽しい時間を過ごしてたのに、邪魔しないでもらえるかな」「・・・牧野は俺のパートナーだからね。見ず知らずの君と楽しい時間を過ごすわけないでしょ。君こそ邪魔だからサッサと会場に戻ったら?」「パートナー?」「そう、今はたまたま席を外してただけ。でも、退屈してた彼女の話し相手になってくれてたのなら礼を言うよ。でも、もう大丈夫だから」「・・・・・・ふん!それなら早く言えばいいのに・・・」そう...

  • 流砂の如く・・・ 132

    その旅館に着いてから1時間・・・やっと少しは落ち着いたけど、まだ総二郎からの連絡はなかった。会食だと言ってたから来ることはないだろうし、私は「西門の元従業員」って設定だから宗家の、しかも若宗匠に会えるはずもない。でも声だけでも聞きたいと、スマホが手放せなかった。「ママ・・・いつおうちに帰るの~?あした~?」「・・・いっくん・・・ごめんね、しばらくは帰れないのよ」「どうして~?パパ、おなかすくよ~?」「・・・・・・・・...

  • なんでも屋の業務日誌・92

    「・・・・・・・・・はぁはぁ・・・・・・まだ28階・・・・・・あと4階もあるの・・・」ここは南国の島・グアム・・・夜だからって気温が低いわけじゃない。そんな中、スーツを着て非常階段を上がること数分・・・体力にはそこそこ自信があった俺だけど、流石に汗がポタポタと落ちて息切れが・・・。こういう時に高層階は困ると痛感・・・もう足をあげるのも辛かった。でも早くプレゼントを持って会場に帰らないといけないので、グッと顔を上げて・・・「・・・と言うか、...

  • 流砂の如く・・・ 131

    総二郎の声を聞いてるときは1人じゃない気がして良かったけど、電話を切った途端にまた心細くなった。リビングからは一颯の可愛い笑い声が聞こえるけど、それが逆に恐怖に思える・・・もしも今夜も篤志さんがあの表情を見せてきたら、もしもまた何かを飲まされたら・・・もしかしたら違う成分の薬だったらどうしよう・・・それを私だけじゃなく、一颯に使ったら?どんどん悪い方に考えてしまって何も出来ない・・・一颯が気になったのか私のと...

  • なんでも屋の業務日誌・91

    牧野を連れて今日のパーティー会場に行くと、そこにはもう沢山の招待客が入っていた。しかも着席タイプではなく、立食の様子・・・これも少しは練習してきたはずだから、牧野も問題ないと思うんだけど・・・と、隣をみたけどイマイチ不安そう。とはいえ私的なパーティーだけあって堅苦しい雰囲気ではなく、時間が来るまでみんな会場の隅で談笑中。やっぱり俺の知ってる人は1人もおらず、かと言って俺に話しかける人もおらず。篠田会長は...

  • 流砂の如く・・・ 130

    「俺の部屋で何をしてるの?」「えっ・・・あ!」「珈琲を落とすほど動揺して・・・・・・あ~あ、床が粉まみれだ」「ごめんなさい!すぐに拭くから・・・・・・コーヒー豆、まだ予備があるから、す・・・すぐに淹れるね!い、一颯はもう起きてるのかな、篤志さん、見てきてくれる?」「で・・・俺の部屋で何をしてるの?」2度目の質問・・・やっぱり上手く誤魔化せなかった。でもここで正直に話すことなんて出来ず、精一杯の演技で「洗濯物を置いただけだ...

  • なんでも屋の業務日誌・90

    メイクが終わったら今度は髪のセットに入った。ドレスがホルターネックだから首元が鬱陶しいとのことで、アップにすることに。ふんわりと纏めてピンで留め、ドレスがアプリコットオレンジだから髪には白いハイビスカスを挿すことになった。「ハイ、コレデカンセイデスネ~~♪ドウデスカ、オジョウサマ」「は、はいっ///可愛いと思います」「ダンナサマモミテクダサァ~~イ」「旦那様///?!」メイクの人が花沢さんに向かって「旦...

  • 流砂の如く・・・ 129

    つくしから自由が丘のフレグランス専門店の話を聞き、自分でもそれを調べてみた。だがそんな店はネットでは見当たらない・・・故に胡散臭さが増していった。でも現地で俺が調べるのは難しく、そういうことこそ情報屋の方が詳しいというもの・・・と言うことで、今は孝三郎の事故を調べさせている情報屋に連絡を取った。村上のことを一旦置いといて、自由が丘で妙な動きをしている奴らを探せ、と。『は?妙な動きって・・・なに言ってんです...

  • なんでも屋の業務日誌・89

    なんとか無事にビーチに辿り着き、花沢さんが前屈みになって浮き輪を戻しに行ってくれた。私は泳いでもないのに疲れまくり、パラソルの下にあったビニールの椅子に座ってだら~~~んとして・・・そうしたら花沢さんがすごくカラフルな飲み物を持って来てくれて、それを飲みながらしばらく海を眺めてた。ホントにキレイなエメラルドグリーンの海・・・そして白い砂浜。少し横を見れば椰子の木・・・絵に描いたような南国の島🧡「はぁ・・・楽し...

  • 流砂の如く・・・ 128

    それからすぐの土曜日、一颯が熱を出してしまった。保育園からの知らせでは咽頭結膜熱(プール熱)に罹ってた子がいたとのことだったので、急いで病院に連れて行ったら、一颯も感染しているとのこと・・・明日は篤志さんの会社のバーベキューだったので、それに行くことが出来なくなった。一颯は泣いてたけど、私としては助かる・・・そんな事は言えなくて、篤志さんには1人で行ってもらうことにした。「うん、それは良いけど・・・可哀想...

  • なんでも屋の業務日誌・88

    ペダルボートを引っ張るのも恥ずかしかったけど、浮き輪を持って歩くのは尚更恥ずかしい・・・180センチ超えの俺がこんなピンクの浮き輪持つなんて、まるで変態・・・なんて考えてるうちにビーチまで10メートルぐらいのところまで来てしまった。その時に波の音に紛れて「花沢さ~~~ん!」って聞こえた気がして・・・でも金髪男と遊んでる牧野なんて知るものか!と思って振り向かなかったら・・・「花沢さぁ~~~~ん!待って~~!」何...

  • 流砂の如く・・・ 127

    9月に入って1週間が経ち、私は勤務先に退職願を出した。パートであっても2週間前には申し出しないといけないって規則があったから、退職希望日は9月末。主任には「どうしてもやめるの?」と残念そうに言ってもらえたけど、総二郎が動き始めたから、いつ私たちが篤志さんから離れるか予想が付かない。もしかしたら9月の末までに決着が付くかもしれないけど、その時はその時・・・・・すぐに引っ越しできるような状況になっておかな...

  • なんでも屋の業務日誌・87

    「すごく可愛い子が1人きりだから気になっちゃって。俺はジョージ。君は日本人?」「・・・・・・・・・・・・」「ねぇ、良かったら向こうのボートに乗らない?それかシュノーケリングとか興味ない?名前教えてくれる?」「牧野・・・つくしと申します。日本人です・・・」えええええぇ~~~~~!!すんごい日本語が上手なんだけどーーーっ!!そしてこれは海上ナンパですかーーーっ?!しかもジョージ・・・頭の中には「お○るのジョージ」しか出てこ...

  • 流砂の如く・・・ 126

    「えっ!!また仕事を代わってくれって?」「そんなにデカい声をだすな、孝三郎」「でも最近多くないか?そりゃ数年前は総兄に迷惑かけたけどさ~」「・・・・・・・・・悪いと思ってる」「総兄?」喫茶店・「陽だまり」に行く日・・・それは矢野有紀の都合で午前11時。今では親父も宗家以外での仕事も出来るから、今日はお袋を伴い横浜に行っている。だから俺が出掛けるには都合が良かったんだが、その時間に数件の稽古があった。それを孝三...

  • なんでも屋の業務日誌・86

    「花沢さん♪あのボートも使っていいの?!浮き輪ってないのかな~~🧡きゃああああぁ、見て見て!魚が泳いでる~~~~!!」保護のためのマリンシュースを履き、白い砂浜の上をぴょんぴょんしながら牧野が海に入り、俺は静かにその後ろを付いて行った。そこまで混雑してないけど、それなりに泳いでる人はいるし、当然その中には男もいる・・・そして大胆な水着のボリューミーな女性もいるから、牧野は「安全」だろうと思ってた。それ...

  • 流砂の如く・・・ 125

    市村からの連絡を待つ間、俺は自分で片山のことを調べることにした。情報屋でも良かったが、自分で聞いて回る方が欲しい情報が手に入る気がして・・・幸いにも文化協会繋がりでK大卒の知り合いも多いし、そこから片山と同期の人間を紹介してもらうのは簡単だった。一流商社に勤めるその男と接触し、まずは片山と親しかった人物を教えてもらうことにしたが、その理由は勿論作り話だ。「片山篤志にどうしても直接会って礼が言いたいが、...

  • なんでも屋の業務日誌・85

    翌日の朝、私はすごく気不味く起きたのに、花沢さんはいつもと全く変わらなかった。それをどう受け止めていいのか・・・ホントに忘れられたのかと思うと悲しくなった。顔を洗い、鏡を見ながら・・・「でも無理ないよね・・・私が男でもこの身体には興味湧かないと思うもん・・・」寸胴・電信柱・まな板・・・これまでいろんな人に言われてきた私の身体。貧相この上なく、今時の中学生のほうが色っぽいと言われたし、酷い時には小学生に負けてると...

  • 流砂の如く・・・ 124

    総二郎が見せてくれたマンションのパンフレット・・・低層階レジデンスって書いてあって、すごく素敵でオシャレな建物だった。エントランスも広くて緑が多く、世帯数も全部で12しかなく、間取りは4LDK+サンルームなんだけど、ひと部屋がすごく広い。この人が決めようとしているのは3階で、下の階の屋根部分を利用したルーフバルコニーがあった。その間取り図を見ながら新しい生活を想像するのはワクワクする・・・総二郎と同じ部屋...

  • なんでも屋の業務日誌・84

    ーーー牧野、水飲まないとーーーう~~~~~~ん・・・・・・頭がクラクラする・・・確かに水は飲みたいけど・・・・・・勝手に飲ませてくれたら助かるんだけど・・・ーーーバカ言わないでよ、ほら、起きて自分で飲みなってーーーそうしたいけど手が動かないのよ・・・なんか、身体に巻き付いてて・・・これ、解いてくれないと困るんだけど・・・・・・ーーー解いても良いけど、俺も困るしーーーう~~~~~ん・・・・・・てか、暑いんだけど・・・ここ、どこ・・・・・・まる...

  • 流砂の如く・・・ 123

    9月1日、この日もいつも通りに篤志さんは出勤していった。「今日は帰りが遅くなるから夕飯はなくていいよ」「残業なの?」「いや、昨日突然決まったんだけど、中途採用した社員の歓迎会があるんだ。ほら、うちの会社の近くに美味い中華料理の店がオープンしたって言っただろ?そこにみんなが行きたいって言ってさ」「あぁ~~、そんなこと言ってたね~。いいなぁ~、今度一颯も連れて行きたいなぁ~」「あぁ、近いうちに連れてっ...

  • なんでも屋の業務日誌・83

    サンセットディナークルーズ・・・もっと優雅で楽しいと思っていたのに、何故か壊れたドアがある狭い部屋で終点を迎えようとは。私はその部屋で髪を整え、花沢さんはスタッフさんに壊したドアのことをアレコレと説明していた。英語だから判んないけど、そのスタッフさんはドアを眺めて目がテン状態。壊した本人の方が態度デカくて、説明し終わったあとで聞いてみると・・・「えっ?!私がこの部屋で襲われそうになったことを言ったぁ?!...

  • 流砂の如く・・・ 122

    8月の後半・・・あれから総二郎はお盆時期に京都に行ったり、茶会こそ少ないようだけど会合が続いたりと仕事が忙しかったために連絡はあまり取れなかった。LINEは小忠実にあるけど、万が一誰かに見られちゃ不味いから挨拶程度・・・今は総二郎がスケジュールの調整をして、私と会う時間を作ってくれるのを待っている状態。「ねぇ、つくし」「はい?」「9月の第2日曜日、会社の連中とバーベキューするんだけど、一颯と一緒に行かないか...

  • なんでも屋の業務日誌・82

    ホントにムカムカする・・・これはお酒のせいなのか、それとも食べ過ぎなのか・・・・・・それとも・・・なんていろんな事を考えながら船内の通路をリアムさんの誘導で歩いていた。と言うか、この人は船内の何処に何があるのか知ってるのだろうか・・・?それとも船なんてどれも作りが同じとか?そんな小さな疑問が晴れる間もなく、気がつけばひとつ下の階にある小さな部屋に連れて行かれた。そこは小さなベッドとテーブルと椅子があるだけの殺風...

  • 流砂の如く・・・ 121

    自宅に戻ったのは22時。その頃にはもう光翔は寝ているはず・・・離れに入り光翔の部屋のドアを静かに開けると、やはりてベッドで寝息を立てていた。そこに近寄り顔を覗き込むと、寝返りを打って俺の方に身体を向けた。ふっくらした頬にさらさらの髪・・・その髪を撫でてやった。「・・・・・・・・・ん・・・」「・・・光翔・・・・・・・・」血の繋がりがないとは言え、可愛らしいと思う気持ちに変わりはない・・・それは俺が血に繋がりのない親父を見ても、憧れ...

  • なんでも屋の業務日誌・81

    リアムさんと一緒に船内の会場に戻ろうと思い、手すりから離れてドスドスと花沢さんのところに戻った。そして背中側から「お楽しみのところ、失礼します!」と言うと、彼はいつもの真顔で振り向いた。でも、間近で見たお姉さん達の美貌と言ったら・・・悔しいけどめっちゃグラマーですんごく綺麗!!同じようなリゾートワンピなのに、こうも印象が違うとは!!しかも青い目に金髪ってだけで色気が半端ない・・・どうして外国人ってこんな...

  • 流砂の如く・・・ 120

    美作の鑑定施設に着いたのは19時少し前。そこはまだ明々と電気がついており、駐車場にも車が数台あった。インターホンを押すとすぐにドアが開き、先日の検体採取に付き合ってくれた女性が出迎えてくれた。ここでもあの時の礼を言うと、「一颯君のことは良かったですね」と微笑まれ、俺は中に通された。入った部屋は殺風景な応接室で、1人座ってい待っていると、2~3分で市村が封筒を持って入って来た。「わざわざ来ていただい...

  • なんでも屋の業務日誌・80

    牧野のお腹の中にどんどん入っていく料理とシャンパン・・・相当気分良くなってるな?って思ったら、そのうち夜景を見たいと言いだした。夜景ならデッキの中央にあるテーブルからでも見えるのにと言うと、「目の前に障害物がない状態で見たいの!」って・・・俺が障害物だとでも?💢とムカついたけど、すぐにリアムが牧野の手を持ってデッキの端に向かった。それにくっついていくもの癪に障るので無視・・・そうしたら牧野とあいつはキャアキ...

  • なんちゃって金の斧と銀の斧(後編)

    総二郎が新しいバイクを手に入れてから数日後のことです。あきらは花を売りながら真剣に考えていました。そして泉のある山の方を見て、深い溜息を吐きました。「どうしよう・・・・・・俺も行こうかな・・・」あきらが手に入れたいのは少し淋しくなってきた髪を誤魔化すための「ウィッグ」です。実は数年前から「前髪用ウィッグ」を愛用していたのですが、それが古くなってきたのと、頭頂部も怪しくなってきたので頭頂部から誤魔化せる大き...

  • なんちゃって金の斧と銀の斧(前編)

    昔々、ある村に4人の若者が住んでおりました。木こりの類、茶畑で働く総二郎、花屋のあきら、そして金貸しの司です。仕事はバラバラですが、みんな同じ歳で仲が良く、休みの日にはいつも一緒に過ごしていました。そんなある日、木こりの類が木を切りに山に入ります。「さてと・・・今日こそここの木を切って隣町のタマさんに届けないと怒鳴られちゃうし、駄賃をもらえない・・・そろそろお金もなくなるし、がんばらないとお米も買えない...

  • なんちゃって花咲かじいさん(後編)

    「ただいま・・・・・・」「お爺さん、何がありました?」「それが・・・あの臼は燃やされて灰になってたよ」「燃やされた?!」「・・・・・・まぁ、それも計算済みだよ」←子犬・類「「計算済み?!」」家の中で寝そべっていた類がニヤリと笑い、あきら爺さんとつくし婆さんに前足をチョイチョイと出しながら「ちょっとこっちに来て」と呼びました。そしてゴニョゴニョと話したのは・・・「外の枯れ木にこの灰を振りかける?」「なんでまたそんなこ...

  • なんちゃって花咲かじいさん(中編)

    「婆さんや・・・そろそろ類を迎えにいこうか?」「そうですねぇ、少しは役にたったかしらねぇ?」「そもそも犬に畑仕事って・・・お隣さんは何をさせる気だったんだろう?」「あの2人の考えることは判りませんけどね~~」夕方になり、あきら爺さんとつくし婆さんは類を迎えにいきました。でも意地悪な司爺さんは2人をジロッと睨み付け、桜子婆さんは「チッ!」と舌打ちをし、暴言を吐いてきました。「お前ら、よくもあんな役立たずな...

  • なんちゃって花咲かじいさん(前編)

    昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんの名前はあきら、お婆さんの名前はつくしと言います。2人は正直者で、貧乏でしたが仲良く暮らしていました。そんなある日、雨が降りました。2人は雨漏りを心配しながらお茶を飲み、仕事も出来ないのでのんびりしていました。「お爺さん・・・雨が酷いですねぇ」「そうだな・・・髪がうねって仕方ないよ・・・」「ふふふ、うねるほどないくせに!」「・・・・・・むぅ」「あら、...

  • 新年のご挨拶🧡

    新年、あけましておめでとうございます。本年度も宜しくお願いいたします。☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆昨年中は大変お世話になりました。読者の皆様には沢山の応援コメントをいただき、心より感謝申し上げます。本当は拍手コメントのお返事をしたいのですが、時間が取れなくて申し訳ありません。また近いうちにお返事をさせていただきますね。では昨年同様、サクッと近況報告・・・私には娘が1人おります。も...

  • なんでも屋の業務日誌・79

    サンセットディナークルーズなんだから、それを見るのは当然♪そう思って花沢さんを引っ張ってデッキに向かった。そこには数人のカップルがいて、ベッタリくっついて夕日を鑑賞中・・・そこまでくっつかなくてもいいんだけど、せっかくだからこの人と並んで見ようと思った。日本だと知らない女の子達に不釣り合いだとギャアギャア言われるんだけど、この船にはそんな連中1人もいないし。それにやっぱりロマンチックだし🧡1回でいいか...

  • 流砂の如く・・・ 119

    金曜日・・・俺はいつもより緊張しながら仕事をしていた。9月に行われる茶会の打ち合わせをしているのに集中できず・・・親父に何度も「具合が悪いのか?」と聞かれる始末。そのたびに「なんでもない」と言って書類を見るが、文字が頭に入らない。その時に中庭で光翔の笑い声が聞こえたので障子を開けると、志乃さんと一緒に朝顔の鉢植えを眺めていたようだ。どうやらカマキリを見つけたようで、それを観察しながらキャアキャア言ってる...

  • なんでも屋の業務日誌・78

    ホテルを出たらすぐにタクシーに乗り、船が出る港に向かった。そこまでは10分程度で行けるらしく、そんなに焦りはしなかったんだけど・・・「牧野、これ」「はい?」「せっかくのディナークルーズだし、企業家達が集まるから少しでも見栄え良く・・・じゃない、オシャレしたら?」「・・・・・・・・・」上手く言い直したつもりでしょうけど、はっきり聞こえてるから💢!どうせ私は見栄えしませんよーーーーーだ!!そんな憎まれ口を叩く花沢さん...

  • 流砂の如く・・・ 118

    数日後の火曜日、市村からメールがあった。それは一颯と片山、一颯と俺の鑑定結果だった。まずは片山と一颯については・・・複合遺伝システムの結果、擬父A(片山篤志)は、片山一颯に父性由来すべきDNAが存在しないため、生物学的な父親ではありません。総合親子指数は0(父子確率は0%に相当)です。よって片山と一颯の父子関係は否定された。そして俺と一颯については父性肯定確率99.9999%以上であり、ほぼ確実に俺の子どもだと言...

  • なんでも屋の業務日誌・77

    「はああああぁ🧡楽しかったぁ🧡」「・・・・・・・・・お疲れ様でした」←半分キレてる教官「・・・・・・・・・」←グッタリしてる類楽しかったというワリには操縦席で大騒ぎだった牧野・・・そのあまりにも大きな声と激しい動作で、結局ほとんどの操作をプロがしてくれて俺たちは生還できたみたいなものなんだが・・・**トリムやラダーの操作もパイロットがやるというのに、怖がってるくせに「どうやるんですか?」なんて聞いて自分でやりたがる。トリムタブ...

  • 流砂の如く・・・ 117

    総二郎と別れてマンションに戻ったけど、まだ篤志さんは帰ってなかった。それにホッとして、今日の出来事を思い返したりして・・・万が一篤志さんに聞かれたら困るから総二郎以外のメンバーで写真を撮ったけど、それを一颯が見たら「もう1人男性がいた」って言うかもしれない。その時には写真を撮ったのがその人だと言うことにして誤魔化すしかない。まぁ、事実総二郎が撮影してくれたんだけど・・・「ママ、またりんちゃんたちと会える...

  • なんでも屋の業務日誌・76

    ーー牧野、恥ずかしがってないでおいでよーーえっ///でも、そんな・・・私たちってそんな関係じゃないし・・・それに花沢さんったらどうして腰布だけの格好なのかしら・・・ーー今からそうなれば良くない?俺、本当はオオカミになりたいんだよねーーそんな・・・・・・花沢さんにはオオカミなんて似合わないよ?ナマケモノみたいだもん。ーーそういう牧野はリスだよね。いつもほっぺたに食べ物入れてるしーーそんなことないよぉ///!このほっぺに...

  • 流砂の如く・・・ 116

    私とは席が離れている女性達がお喋りをはじめ、私もドキドキしながら料理を口に運んでた。すると隣の男性が「少しよろしいですか?」と小さな声で話しかけてきた。「・・・・・・はい?」「牧野様、私は西門様からご依頼を受けた美作科学鑑定研究所の所長で市村と申します。これから話すことをよくお聞き下さい」「は、はい・・・お世話になります」「西門様からお聞きでしょうが・・・」市村さんは今回の鑑定には2種類あり、総二郎と子ども達...

  • なんでも屋の業務日誌・75

    ここのホテルにはいくつかのレストランがあり、初日はグアムの伝統料理である「チャモロ料理」を出してくれるところを選んだ。このチャモロ料理は日本人の口に合いやすい料理で、「チャモロ」とはグアムの先住民のこと。先住民の料理をベースとしながらも、スペイン・アメリカ・フィリピン・日本などのさまざまな影響を受けた料理で、日本人に好まれやすい。理由として挙げられるのが、グアムの定番の味であるフィナデニソース。こ...

  • 流砂の如く・・・ 115

    「いっくん。今日はね、ママのお友だちとご飯なんだよ~」「そうなの?どこに行くの~?」「近くのレストランだよ。子どももいるから遊べると良いね~」「そうなんだ~~、うん、たのしみ~~🧡」はしゃぐ一颯の髪を撫で、そこで総二郎に会ったときにどんな気分になるのか・・・それを想像しただけで胸がいっぱいになった。きっと総二郎も同じ事を考えながら、今頃こっちに向かってるはず・・・。みんなある意味「プロ」だから、きっと上...

  • なんでも屋の業務日誌・74

    俺たちの宿泊先、そしてパーティーが行われるのはタモンベイ中心部の、白い砂浜が目の前に広がるリゾートホテル。300以上ある部屋にレストランやバー、庭園、プールを近年改装したばかりの綺麗なところだった。グアム中心のショッピング&エンターテイメント地区から車、または徒歩ですぐの場所にあるし、今日のうちに服なんかを手配出来そうだ。また敷地内でもウォータースポーツが出来たり、テラスでは終日ビュッフェスタイル...

  • 流砂の如く・・・ 114

    志乃さんと話した後、自分の部屋に戻って電話を掛けたのは美作の鑑定機関の責任者・市村だ。そろそろあきらから連絡がいっているだろうと思って聞いてみると、『いつでも大丈夫です』とのこと。それを聞いて、何処で採取するかを話し合ったが・・・『ご家族には内緒でと聞きましたので、出来るだけ自然な場所がいいと思います。まずはどなたを調べますか?』「彼女の・・・牧野の子どもの一颯と俺、そして一颯と片山という男の鑑定を頼み...

  • なんでも屋の業務日誌・73

    牧野がスーパーファストを運転する・・・その悪夢のようなひと言で目が覚め、なんとか成田まで無事に運転することが出来た。そこの駐車場に車を停め、降りた途端に言われた言葉・・・「あれ?花沢さん・・・荷物は?」「これだけど」そう言って見せたのは斜め掛けしてるボディバッグ。それを見る牧野の目がテン・・・何処か可笑しいのかと思ったけど、このFelisiのバッグ(ボディバッグで9万円)、お気に入りなんだよね。「えっ?そんなに小さ...

  • 流砂の如く・・・ 113

    「光翔、今日は何をして遊んだんだ?」「・・・・・・・・・・・・・・」「光翔?」「・・・あのね、原田のじいちゃまのとこ、行った~」「あぁ、タマと遊んだのか?」「うん!」他に子どもがいない我が家では退屈してしまうのだろう。来年には英徳幼稚舎への入園も予定しているが・・・と考えた時に、このまま光翔が西門にいるかどうかを思うと胸が痛んだ。その鑑定をしようとしているのは俺・・・結果次第では、この子は・・・「志乃さんに連れて行ってもら...

  • なんでも屋の業務日誌・72

    とうとうやってきたグアム行き前日の10月9日。私の横に社長が来て、「くれぐれも粗相のないように」って・・・半強制的に連れて行かれるパーティーなのに、粗相もへったくれもあるもんか!って思うんだけど。「忘れ物ない?パスポート、ちゃんと持って行くんだよ?」「・・・大丈夫ですよ、子どもじゃあるまいし」「もう体調は平気なんだよね?花沢さんにご迷惑掛けないようにね?」「・・・それも大丈夫です。と言うか、私のほうが迷惑...

  • 流砂の如く・・・ 112

    具合が悪そうなフリをして宗家に戻ったのは17時30分。裏口に車を停めるとすぐに出てきたのは志乃さんで、小さな声で「大丈夫でしたか?」と・・・これは身体の心配じゃなくて「話し合いの結果」だと言うことはすぐにわかった。だからこの人の後ろから出てきた美涼に聞かれても問題ないよう、「心配かけて悪かった」とか「もう大丈夫だ」とか・・・それを聞いたのか、美涼はすげぇ心配そうな表情で「休日はしっかりお休みにならないと...

  • なんでも屋の業務日誌・71

    本日のドライブは4000万円の車・・・白い方にもドキドキしながら乗ったけど、2台合わせて1億超えとか、もうシャレにならない。だから持って来たお菓子も出すことが出来ず、背筋をピーンと伸ばした状態で助手席に座ってた。そうしたら「なんで緊張してるの?」って半開きの目をした顔で言われ・・・それにはガクッとした。まぁ、この人は自分の握ってるハンドルの値段なんて気にしないんだろうけど。うんうん、そのぐらいもう理解し...

  • 流砂の如く・・・ 111

    総二郎の話を聞き終え、初めこそ驚いたけど・・・だからって私の中でこの人の何かが変わるわけじゃない。西門がこの人を追放するというのなら、私が受け止める、そんな気持ちだった。・・・とは言え、私は「片山」になっているけれど・・・「くそっ・・・みっともねぇな」「そんなことないよ・・・・・・むしろ完璧すぎなくて安心したよ」「嬉しくねぇよ///」総二郎は気持ちを落ち着けるために珈琲を淹れ直し、私にもそれをくれた。2人でゆっくり飲...

  • なんでも屋の業務日誌・70

    花沢さんが三毛猫の手に来て契約を交わしてから3週間後・・・今日は9月最後の日曜日だ。この日は花沢さんとプレゼントを買いにいく約束をしていて、彼が10時にアパートに来てくれる。私は何処かの駅で待ち合わせようと思ったんだけど、それは秒で却下された。『花沢の社員に見られるとややこしくなるから』・・・それもそうだよね、と納得。**この3週間、私はちゃんとテーブルマナーの教本を読み、土曜日の夜には指定されたホテルの...

  • 流砂の如く・・・ 110

    「俺は本来西門の跡を継ぐ資格がない・・・・・・家元の血を引いてねぇんだ」俺の言葉につくしが目を丸くした。この事は志乃さん以外と話したことがなかったから、どんな言葉が返ってくるのか気になったが、つくしは何も言わずポカンとしているばかり・・・それもそうかと、俺は彼女から視線を外し・・・・・・出会った頃の傍若無人な自分の姿を思い出していた。西門は茶道宗家としては異例と言えるほどの資産を持ち、あれだけの広大な土地に屋敷...

  • なんでも屋の業務日誌・69

    その日の18時・・・またこんな時間に花沢さんが三毛猫の手にやってきた。それでも先輩達はニコニコ顔で出迎え、すっかり我が社の太客(お得意様)扱いになってた。その花沢さんの手には今日もお土産があり、それは・・・「「「「ええっ?!浅草にある高級菓子店の和栗のテリーヌ?!!」」」」「そんなに有名なんですか?」←つくし「「「「1本13000円だよっ!」」」」「えっ?!これが?!!」如何にも高級そうな箱に入った和菓子...

  • 流砂の如く・・・ 109

    私の気分が悪くなるのは片山さんが仕組んだこと・・・そう言われてゾクッとした。言われていれば、頭が重くなるのは食後が多かったし、誰かの話を聞いた直後だったり・・・その会話の何処かに「うら」って言葉があったのかもしれないけど覚えていない。でも総二郎が言うんだから本当なのだろう・・・・・・これからも「うら」と言う言葉に翻弄されるのかと思うと気分が滅入るけど・・・「いや、それはつくし次第だ」「・・・・・・・・・私?」「トラウマ・・...

  • なんでも屋の業務日誌・68

    飲み屋街のど真ん中で聞かれたパスポートの有無・・・その意味がわからなくてポカンと立ち止まってしまった。『多分10日間もあれば取れると思うんだよね』「いや、重要なのは取得までの期間じゃなくて、取得しなきゃいけない理由ですよ」『日本国外に出るには必要だから』「そうじゃなくて💢!!なんで私が国外に行かなきゃいけないんですかって聞いてるんですよ!」顔が良ければ言葉足らずでも良いとかないからね?!マジで日本語が...

  • 流砂の如く・・・ 108

    つくしの様子が変わり、俺は黙ってその後を見ていた。すると「許さない」という声が聞こえてきて、つくしが下唇を噛んでるのがわかった。そして同時にこれはつくしの感情ではなく、何かのきっかけで「印象操作」されてるのではないかと思った。その対象はおそらく俺・・・だからさっき、俺に向かって「裏切ったくせに!」と言ったわけだ。そして以前の車の中でもそんな状態になったが、その時にどんな会話をしていたのか覚えていない・...

  • なんでも屋の業務日誌・67

    「残念ですが、私にはそのような話はございいません・・・・・・」「それなら本気で頑張りなさい♪」惺に婚約者がいたことを告げられ、若干モヤりながら会長を見送ろうと立ち上がったのだが、その時にこの人が急にポン!と手を叩き、これまたとんでもない話を持って来た。それは篠田産業が来月グアムで開くパーティーに牧野と俺を招待するというもの・・・突然の申し出にキョトンとしていると、「じゃあ詳細を送るから!」と言って、満面の笑...

  • 流砂の如く・・・ 107

    光翔君・・・総二郎が育てている子どもが、もしかしたら違う人の子どもかもしれない。そんな話をしていると、その子の顔が見たくなった。それで総二郎に画像を見せて欲しいと言うと、彼は苦笑いしながらスマホを出し、私に見せてくれた。・・・総二郎が抱っこして、ニコッと笑った可愛らしい光翔君・・・それは西門の中庭だろうか、桜の花が咲いてる時期のものだった。撮ってくれたのは志乃さんという人で、だからなのか総二郎も穏やかな顔...

  • なんでも屋の業務日誌・66

    平和な日々が戻った・・・・・・・・・今日はもう9月で、あれから1ヶ月が過ぎた。「加藤さんは今日何処に行くの?千葉の方なら葛西の中村さん宅で家具の移動、お願いできます?」「了解~~~、牧野さん、中村さんに時間は15時頃って伝えといて~」「は~~い!」「工藤君は時間に余裕ある?庭木の剪定、得意だったよね?」「明日ならOKですよ、牧野さん、悪いけど高枝切り挟みの手入れ、頼んでもいい?」「了解です!お任せ下さい」相...

  • 流砂の如く・・・ 106

    雨の日とは違い、燃えるように熱い総二郎の腕の中・・・しばらくの間そこで幸せに酔い痴れていたけど、これで話が終わるわけじゃない。今度は2人掛け用のソファーに並んで座り、再び4年前の記憶を辿ることにした。どうやら片山さんは私と一緒に産婦人科に行き、そこで一緒に妊娠を聞いたと言ったらしいけど、それは嘘だ。私は1人で行き、その話を聞いた。そして自分が生理不順だったこともあり、妊娠した時期がはっきり判らなかっ...

  • なんでも屋の業務日誌・65

    惺さんが海外赴任・・・・・・つまり、数回にわたる「お嫁さん」発言はお巫山戯だった・・・と。それを聞いて初めこそ腹が立ったけど、目の前には若干ニヤついてるお爺ちゃんがいるし、百合子さんがお世話してくれるのならいいかと思うことに・・・妄想膨らました自分が馬鹿だったってだけで!「・・・まぁ・・・結果オーライってヤツですかね!でも、百合子さんはお店があるのにどうするんですか?車の免許も持ってないですよね?」「うん、それもさ...

  • 流砂の如く・・・ 105

    あの日のことは思い出したくない・・・と言いたいところだけど、肝心な部分は全然覚えていない。それを総二郎に話しても信じてもらえるかどうか・・・それが不安だった。だけど正直に言うしかないと思い、部屋に入ってから覚えている限りの話をした。気持ちが悪くなって、どうやって部屋に行ったのかも覚えていない。覚えてるのは片山さんに支えられて部屋に入り、お茶をもらったこと・・・その時の細かい会話は忘れてしまった。退職理由を...

  • なんでも屋の業務日誌・64

    インターホンを押すと、門は自動で開いた。取りあえずは中に入ってもいいよって事だろうと、花沢さんと2人で玄関までの坂道を上がって行く・・・その時もドンヨリした気分で、今にも吐きそうだった。この家のアプローチ、こんなに長かったっけ?と・・・そして玄関に着いたら花沢さんに「大丈夫?」って真顔で言われたけど、大丈夫じゃない・・・。ついさっき追加で衝撃的な事を言われたから、何が起きてもどうでもいいやってぐらいテンシ...

  • 流砂の如く・・・ 104

    「今日はお互いに真実を聞くため、話すための時間だ。責めるつもりもねぇし、出来れば許し合いたいと思ってる。時間は戻せねぇけど、これからの行き先は修正可能だと・・・そう信じてるからな」「・・・・・・修正可能・・・・・・」「取り合えず、時間がねぇから話をしようか」そう言って総二郎が私の前に座る・・・・・・この時の雰囲気はあの頃とは全然違う。緊張した表情を見ると、甘ったるい空気に変わることなど想像も出来なかった。・・・ううん、そ...

  • なんでも屋の業務日誌・63

    花沢さんと別れて部屋に戻ったら、すぐにスマホを取り出した。そして惺さんに電話しようと思ったけど、もしかしたら3人で話し合ってるかも・・・・・・でもお爺ちゃんはそんなに遅くまで店にいないだろうし、百合子さんは仕事がある。どうしたものかと悶々していたら、そのタイミングで電話が鳴った!かけてきたのは惺さん・・・ドキドキしながら電話に出ると、開口一番『今日はゴメンね~~💦』って申し訳なさそうに謝られた。「とんでもな...

  • 流砂の如く・・・ 103

    月曜の朝・・・俺はつくしが勤務するホテルのデラックスルームで目を覚ました。念のために宿泊者名は弟子の井上を使い、「西門」の記録は残さなかった。勿論支払いは俺のカードで決済済みだが、それもわざわざ確かめないだろう。宿泊者台帳への記入は旅館業法で定められているため、ホテルや旅館は記入事項が正確かどうかを判断するために本人確認を行うケースもあるが、これはほとんど行っていない。今回もそれに賭けてみたが、やは...

  • なんでも屋の業務日誌・62

    「・・・・・・・・・・・・・・・」「まぁ、そんなに落ち込まなくても」「・・・・・・・・・・・・はぁ・・・」「出しちゃった言葉は消せないから」「・・・・・・・・・えぇ・・・」「それにしても、あんたって感情豊かだね・・・感動すら覚えるよ」これは花沢さんの車の中での会話・・・・・・あの後、勢いに任せて暴言吐いた私は店を飛び出し、花沢さんが追いかけてきてくれた。その後で惺さんも走ってきて、お爺ちゃんを青葉台まで送るから、2人で帰れと言われてしまい・・・その言...

  • 流砂の如く・・・ 102

    篤志さんが帰宅する前に鳴ったスマホ、それを見ると総二郎からのLINEだった。その名前を見るだけで数時間前を思い出す・・・掴まれていた手首に残った痛みと熱を思い出し、一颯しかいないのにドキドキしながらそれを見ると・・・『来週、つくしが休みを取れる平日とその時間を教えてくれ。その日にお前が勤めているホテルに部屋を取る。そこで話し合おう子どもは大丈夫だったか?』「なっ・・・・・・私の勤務先で?!」「ママ、どうしたの?」...

  • なんでも屋の業務日誌・61

    お店に入ったら今日も奥の席に案内され、私と花沢さんが並び、お爺ちゃんは惺さんと並んで座った。すぐにスタッフのお姉さんがお水を持って来てくれて、私たちは何かを頼むわけでもなくチョコンと座っていた。お爺ちゃんはこのお店に来たことがないようで、気持ちが落ち着いたらキョロキョロと店内を見回してる・・・その間も私と惺さんは気不味くて、どうしようかとオロオロしてたんだけど・・・「少し早いけど、みんなで食べてからお帰...

  • 薫衣草 ・ 最終話

    本文中に微ではありますがR表現を含んだ部分がございます。苦手な方はご遠慮下さい。パスをかけておりませんので閲覧は自己責任でお願い致します。******************************「西門に嫁ぐ時、嫁の着物を仕立てるのは男の仕事だ。黒紋付、黒留袖、色留袖・・・それらにバッチリ西門の紋を付けてな」「・・・・・・・・えっと・・・・・・」「あ?まさか断る気か?」「いえ、滅相もない!!」「んじゃ、今日は誕プ...

  • なんでも屋の業務日誌・60

    公園内のコーヒーショップの横で隠れて見てたら、美術館の方から現れた惺さんと百合子さん・・・花沢さんに百合子さんが来たことを教えて、そのまま様子見してた。打ち合わせ通りに噴水広場に来たら、彼は何かの理由を付けて百合子さんを1人にするという計画なんだけど、それはお爺ちゃんの近くまで来てからのこと。それは惺さんに任せていたからじっと見てると、本当にお爺ちゃんのすぐ近くで百合子さんが1人になった。真っ直ぐ歩...

  • 薫衣草 ・ 4

    「西門さん、そう言えば今日はお誕生日でしたね!おめでとうございます♪」「ありがとうございます、橘編集長」「もしかして、どなたかとお食事でも?何もないってことはないですよね~~🧡」「特別な事はないですよ。自宅に戻っても茶会があるだけです」「あら!じゃあ一緒にディナーでもどう?」「・・・すみません、今日の茶会は特別なもので・・・・・・」仕事先で美人編集長に誘われ、それはそれで惜しいことをしたが・・・・・・今日は強引な...

  • なんでも屋の業務日誌・59

    上野に着くと、公園に近い駐車場に停めて、そこからお爺ちゃんを降ろして公園の中に入った。私は日傘、お爺ちゃんは帽子を被って冷感タオルも装備。花沢さんはサングラス掛けて私たちの後ろから付いてきた。その時間は16時50分で、もう少ししたら惺さんが百合子さんを連れて来てくれる。そしてお爺ちゃんを噴水広場の座れる場所で休憩させ、そこに百合子さんも登場・・・2人がバッタリ出会って、そこから会話が始まるってシナリ...

  • 薫衣草 ・ 3

    また1週間が過ぎた。今日はとうとう11月最後の金曜日で、来週には西門さんの誕生日がくる・・・。しかも今日は自分で書いた招待状を持って来てて、お稽古終わりにそれを渡すんだけど・・・・・・鼻で笑われたらどうする?!それどころか一喝されて破り捨てられたらどうする?!『この俺を招待だぁ?!百万年早ぇんだよ💢!』って言われたら?『もう2度とこの家に来るな💢!』って言われたら?「牧野様・・・そんなに悪い方に考えなくても」「...

  • なんでも屋の業務日誌・58

    『爺ちゃんに電話連絡したら、絶対来るなって言うと思う。だからいきなり行って、無理矢理連れ出したらいいよ』惺さんにそう言われたから、取り合えず連絡はせずに出掛ける準備をした。あの家にも色々あるだろうけど、お茶や冷感タオル、簡単なおやつ(←自分用)に絆創膏や消毒液。それを鞄に詰めて、時計を見たら15時40分。上野公園には17時の約束だから、今から出れば丁度いいかも・・・。「よし、行こう!」勢いよく立ち上が...

  • 薫衣草 ・ 2

    茶道の稽古・・・昔習った時は客側の、所謂お茶をいただく方のマナーを教えてもらっただけだった。でも本格的にやる場合は違う。茶会や茶事を開催する「亭主」側の稽古もあって、それぞれのテーマや季節に合った茶会を催し、お客様をもてなすことを学ぶ。メインである抹茶の点て方を習得し、茶花や掛け物も自分で用意できるように・・・。客側の稽古としてはその所作も身に付けることと、おもてなしへの感謝の気持ちを表現できるようにす...

  • なんでも屋の業務日誌・57

    月曜日、いつも通りにお爺ちゃんの家に行った。下駄箱を開けると、やっぱりあの靴は綺麗に拭かれて、爪先をこっちに向けてる・・・私がしたわけじゃないからお爺ちゃんがそうしたんだろうけど、どんな顔して靴を磨いてるのか、その気持ちがわかんなかった。この日は雨だったから外での運動は出来ない。っことで、椅子を使った室内筋トレをすることにした。「儂が筋トレ?!もう筋肉がないんじゃが?」「少しぐらい残ってるでしょ?筋...

  • 薫衣草 ・ 1

    総ちゃん、お誕生日おめでとう~~~🎉!!今年もチーム総ちゃんずのイベントは出来ませんでしたので、淋しくはありますが短編でお祝いしたいと思います。なのでドンヨリした連載をお休みし、ほんわかしたお話をお届け🧡例年のようなエロ誕話ではありませんが、楽しんでいただけたら嬉しいです。薫衣草・・・・・・字の感じでなんの花か判りますか?(笑)***********************「まぁまぁ、牧野様、いらっしゃいませ」「・・・こんにちは、...

  • なんでも屋の業務日誌・56

    「じゃあ身内になっちゃう?」「「は?」」←つくし&百合子「俺は爺ちゃんの孫だし・・・・・・ね?」「・・・・・・惺さん?」「まああああああぁ🧡それも素敵な提案ね!」はあああぁ?!百合子さんまでなに言い出すの?!今の言い方だと私と惺さんが・・・・・・ってこと?!こんなイケメンのお金持ちが・・・・・・恋人になるってこと?!いやいやいや、彼氏いない歴=年齢の私にこんな素敵な彼氏は無理っ!!もっと普通の顔で、見ててもドキドキしない程...

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