chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
Pas de Quatre http://pasd124.blog.fc2.com/

花より男子の二次小説サイトになります。特に類と 総二郎が大好きですべてハッピーエンドなります。

読むだけでもの足らず、とうとう自分で書いてしまいました。自己満足の表現不足とは思いますが、楽しんでいただけたらと思います。

plumeria
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2017/02/11

arrow_drop_down
  • 拍手コメントのお礼🧡

    皆様、こんにちは。総ちゃんのお話が終わりましたので、本日のお昼更新はございません。長い期間お付き合い下さり、本当に感謝しております。また、先日の件ではご心配おかけしました。たくさんの励ましのお言葉をいただき、そちらも感謝しております。本来はおひとりずつ返事をするところではありますが、コメント数が多くて対応できず、申し訳なく思います。今ではすべて読ませていただき、そのお言葉に救われております。ごく僅...

  • 家族がいる風景(20)

    家族旅行最後の日曜日・・・この日は夕方に大分空港まで行く必要があったので、その途中にある観光地に行くことにした。行きとは違う福岡空港か熊本空港から帰ってもいいのだが、この辺りは山の中をひたすら走るコースなので子供には退屈だろうと考えた。それならどこに行こうかと話し合えば・・・「サファリもあるんだけど、動物見ると大騒ぎしちゃうからなぁ・・・類は前回行った?」「いや、取引先と一緒だったから選ばなかったよ。やっ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~最終話

    我が家に男児誕生・・・これを聞いた関係者から祝いのメールや品物が届けられ、西門は茶道どころじゃなかった。翌朝には自宅に戻ったんだが、そこで対応に追われ、夜になるまでつくしに会いに行くことも出来ないくらいだ。当然のようにあきらと類からは巨大な花束が、司からは道明寺がアメリカに建築中のテーマパークの招待券(無期限)が・・・遊園地であんなにイヤな目に遭ったのに、今度は自分で作ってるのかと思ってビビった。しかも...

  • 家族がいる風景(19)

    旅館に着いたら、類が先にチェックインのためにフロントへと向かった。つくしは目覚めたばかりの子供たちのチャイルドシートを外し、その時に真莉愛のスカートの汚れに気がついた。「あ、真莉愛・・・やっぱり膝小僧の横、擦り傷があるわね。部屋に入ったら消毒しなくちゃ・・・」「・・・・・・ん」「ママ、パパは~~?」「パパは先に旅館に入ってるよ」「じゃあぼくも行く~~~」「気をつけるのよ、真音」旅館の駐車場は入り口のすぐ横だ。...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・33

    「つくしちゃ~~~~んっ!!どうなってるの~~っ?!」「美和子、静かにしないかっ!」「家元夫人、落ち着いてくださいませ!!」すでに暗くなった病院の中。つくしが苦しんでるのに産婦人科の廊下から聞こえてきた声・・・もう出産が進んでるからこの部屋には誰も入れないようになってるんだが、ドアの外で喚かれるからそれが丸聞こえ。つくしも額に汗しながら「来てくれたんだね~」って言ってるけど、こっちはそれどころじゃな...

  • 家族がいる風景(18)

    草むらの向こうにある民家の横・・・草ボウボウの荒れ地の中に見えた赤い色は、今日真利愛が着ていた服の色だった。それを見つけたのは類で、「つくし、あれ見て!」と言ったためにつくしが前を見ると・・・そこには名前もわからない低木があり、初夏だからかなり伸びた草もあった。それを手で押しやりながら進む小さな女の子・・・「真利愛!!」つくしがそう叫ぶと、その女の子はクルッと振り向いた。その顔は真利愛に間違いなく、類とつ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・32

    主治医の病院に到着したらすぐに検査され、出産が始まったとのこと・・・ただし、「病院に来るには少々早かったですね」と苦笑いされた。なぜならつくしは出血した訳でもないし、破水したわけでもない。軽い痛みが来ただけなのに、俺とお袋と志乃さんがゼイゼイ言いながら連れてきたんだから。つくしも「早いって言ったのに///!」と言うが、せっかくだからこのままLDRで待つことにした。LDRとは陣痛から分娩、産後の回復までを行う部...

  • 家族がいる風景(17)

    「類、何があったの?!どうして真利愛1人を戻したのよ!」「ごめん、それは後で話す!遠くには行ってないと思うから探してくる!」「類!!」つくしと真音をその場に残し、類はさっきトイレを借りた旅館までの道を走って戻った。だがそこにも真利愛の姿はなく、公園入り口付近の植木の間も見て回った。子供の名前を呼ぶ類の声に観光客も何事かと振り向いたが、そんなことは構っていられない。近くにいた人に真利愛の特長を話して...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・31

    新しい年になり、西門家は瑞樹ちゃんの存在もあってより一層賑やかになった。サッちゃんはそのまま1年の産休になったけど、時間があれば私に瑞樹ちゃんの世話をさせてくれるし、良い話し相手にもなってくれている。だから気分の悪いときも不安があるときも、私はそれで救われた。家元達も「それが一番の仕事だ」ってサッちゃんのことを認めてくれて、彼女もこの家での子育てに漸く安心したみたい。何より旦那さんである野田さんが...

  • 家族がいる風景(16)

    平日にもかかわらず、金鱗湖には観光客が多かった。類は子ども達がはぐれないようにと、その中でも比較的空いている場所を探すと、神社と小さな公園があることをつくしに教えてもらった。そこは去年、本郷達と来た場所だったが、真音はあまり覚えてない様子だった。「あ!おたかな(お魚)さんがいる~~!まこちゃん、見てぇ~」「どこどこ?あ、ホントだ~」「あんまり覗き込まないでよ?落ちちゃうから」「・・・こんなに人がいた...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・30

    私の叫び声を聞いて駆けつけてきたのは野田さん。箒を投げ捨て、サッちゃんを支えると、私に「タクシー呼んでもろうていいですか?」って・・・すると今度は総二郎が飛び込んできて、「俺が運転する!」と言って再びダッシュして裏口に向かった。私はどうしていいのかオロオロ・・・すると野田さんが、「嫁は1人で歩けるんで、つくし様は側に付いててもらえますか?」って。そしてすぐに部屋の奥から大きなバッグを抱えて、サッちゃんに...

  • 家族がいる風景(15)

    別府での2日目は猫守を買った神社へ行くことにした。レンタカーを駐車場に停め、古い商店が軒を連ねる表参道を、親子が手を繋いで歩く。当然類と真利愛は初めてだが、1度来たことがある真音も2歳の時なのでまるで覚えていなかった。「あっ、ここ!類、見て見て~」「なに?」「参道に瓢箪の形をした石があるの。初詣のときに踏むと縁起が良いんだって!私ね、ここに来た時にちゃんと踏んだのよ」「そうなんだ・・・・・正月じゃない...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・29

    「おめでとうございます、もう妊娠3ヶ月に入ってますよ」「・・・・・・・・・・・・」「本当ですか、先生!!」「・・・///・・・あ、ありがとうございます」病院に着いたらすぐに検査されて、その結果を聞くときには総二郎と、何故かお義母様もいた。そして固まったのは総二郎で、大興奮なのがお義母様・・・私は自分でも気がつくのが遅れたこともあり、恥ずかしいやら申し訳ないやらで、嬉しかったけど小さくなってた。そんな私たちを見て、先生が「...

  • 家族がいる風景(14)

    保育園を出ると、次に向かうのは・・・・・・「「えっ!!うみたまごに行けるの?!やったぁ~~~~~♪♪」」「ここから車で20分ぐらいらしいし、平日だからそんなに混んでないと思うしね」「じゃあ私がナビをするから、類が運転してくれる?その前にご飯だよね~」「「うみたまごで食べる~~~!!」」「「・・・・・・・・・・・・」」下調べしていたレストランで食べようかと思ったのに、子ども達の「「うみたまごっ!」」のコールに負けてそこ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・28

    本邸にも母屋にもつくしがいない・・・そう感じたのは、この家が異様に静かだったから。たとえ俺と喧嘩してても、あいつの声はどこからか聞こえていたから安心したんだけど、今日はそれがなくて不気味だった。古弟子に聞いても、「今日の茶道の稽古は休む」としか言わない。志乃さんはなにも知らなさそうだったし、西村事務長に聞いても「事務所にも来ていませんよ」とのこと。稽古だけは休まなかったつくしだから、その行動に不安を...

  • 家族がいる風景(13)

    社長就任記念パーティーが終わってから数日後のこと。類は山積みだった仕事を片付け、金曜日に異例の休みを取った。その理由は家族で小旅行に行くからで、秘書・藤本には散々文句を言われたが、それに耳を貸すこともなく。行き先はつくしと真音が住んでいた別府だ。あの時は別々に回った町を、今度は家族で回り、猫守を買った神社へお礼に行こうと話していたから。それに類は真音の保育園の園長にも礼を言いたいと思っていたからだ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・27

    「なんなんだ!!野田の嫁のことになるとムキになりやがって!まずは自分の旦那の世話が一番だろう!!」「・・・そう思うならつくし様とお話し合いなさいませ。毎日毎日暇さえあれば志乃の部屋で喚かれても、わたくし困りますわよっ!」「・・・・・・そうだけどっ!!」「あれから何日経つのですか?家元たちもご心配されてますわよ?」「・・・・・・まだ3日だ」「その3日間、総二郎様のお仕事が滞っているのでは?!」つくしが野田の新居の...

  • 家族がいる風景(12)

    パーティーは無事に終了し、最後はまた家族で壇上に立った。その時にもたくさんの拍手と声援を浴び、つくしは何度も頭を下げていた。招待客が帰るときにも通路で夫婦が並んで挨拶をし、子ども達も最後まで挨拶を頑張った。だが真利愛はすでに限界で、加代がそっと双子を控え室に・・・そして最後まで残っていたのは友人3人で、スタッフ達が片付けを始めた会場の隅でネクタイを緩めていた。「・・・親父さん達、どうしてるんだ?」そう聞...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・26

    それから数日後、野田が忙しい中、休みを取っていると聞いて驚いた。庭師の師匠である前田さんに聞くと、どうやら嫁さんの病院に付きそうとのこと・・・その理由を聞いて「似合わねぇことしやがって!」と思ったが、敢えて言葉には出さず。「総二郎、支度できたよ~~」「おぉ、今行く」「ねぇ、おかしくない?これで大丈夫?」「いいんじゃね?着付けも上手くなったな」「えへへへへ///志乃さん、厳しいからね~~」今日はとあるホテ...

  • 家族がいる風景(11)

    「・・・・・・・・・ママは・・・・・・まいあのこと・・・」「どうした?」「・・・・・・なんでもなぁ~い」「・・・・・・・・・・・・」小さな子どもの相手など苦手なはずの司・・・だが、それがつくしの子どもだからなのか、その淋しそうな表情が気になったのだろう。つくしが戻って来ていないのに、双子を連れて会場横にあるルーフトップテラスに出た。そこはさながら小さな公園のように仕立てられていて、芝生にはベンチが置かれていた。真音はそこに設置されてい...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・25

    梅雨が明けた7月後半。この頃は庭木の手入れで野田は忙しくなる。梅雨明けの前と後では天候が大きく変化し、新しい枝の生長も一段落。これからの暑さの備え、風通しをよくしたり、光がまんべんなく当たるように剪定していかなくてはならない。春に花が咲いた木には「お礼肥え」を与えたり、茶花でよく使うナツツバキにも肥料が必要。それまでよく雨が降っていたのに、急に降らなくなって水分バランスが悪くなることから、木が弱る...

  • 家族がいる風景(10)

    招待客の視線が類の家族に集まった。何故なら、隣にいるのは1年と少し前に行われた類の結婚式とはちがう女性だから・・・だがその理由は既に知れ渡っているので、ここで改めて類が紹介するという形になっていたのだ。美央のことも「花沢家の被害者」というニュアンスで伝わっている。そしてすでに彼女も本来の家族と過ごしていることも、あの事件の時にそれとなく報道されていたため、ここでは説明しない。それよりも真利愛と一緒に...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~庭師との闘い~・24

    「サッちゃ~~~~~ん!!」野田さんから話を聞いて、今サッちゃんがいるという母屋の一室にダッシュで向かった。どうやらそこで使用人さんの制服でもある夏の着物を準備しているとか♪その部屋の襖をパーンと開けると、目の前に年配の使用人さんとサッちゃんが!その顔を見ただけで嬉しくなって、「おめでとう~~~!」と言って両手を広げたら・・・「うわああああぁっ!つくし様、飛び付かないで下さいっ!!」そう言って、彼女も...

  • 家族がいる風景(9)

    類の社長就任記念パーティー当日。類は朝早くから会場入りしていたが、つくし達は式典に参加しないのでパーティーが始まる1時間前に会場に行くことにしていた。その頃には真利愛もすっかり元気になっていたので、先日用意した可愛らしいドレスに着替えていた。勿論真音もスーツに着替えていたが、上着を着るのは窮屈だろうからと、シャツとズボン姿でソワソワしていた。普段は動きやすい格好で走り回っているので、蝶ネクタイが鬱...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~兄との闘い~・23

    確かに・・・・・・確かに、祥一郎は「妊娠している」とは言ってない。「妊娠してないよな?」と言っただけで、俺の早とちりだ。そう・・・俺が早とちり&勘違いしたまでだ💢!!でも、もう少し説明を加えてくれても良かっただろうに!しかもさっき・・・『つくしちゃんから聞くと誤解するだろうから言っておくけど』『は?』『あの子がスケート初心者だったから両手握って教えたけど、他意はないから』『・・・・・・・・・』『スケート靴履かせるときも...

  • 家族がいる風景(8)

    類が帰宅したのは21時。すぐに使用人から真利愛のことを聞き、部屋に入る前に加代のところに行くと、そこでは真音がウトウトしていた。スーツのまま真音を抱き上げると、安心したのかすぐに肩に顔を乗せて目を閉じる真音・・・類はそのまま夕食後の様子を聞くこととなった。「じゃあつくしが子供部屋に?」「はい、付き添うと仰いまして・・・風邪かどうかもわかりませんから、取り敢えず真音様を私の部屋でお預かりしましたの」「主治...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~兄との闘い~・22

    「・・・・・・・・・総二郎・・・お前、ちょっと・・・」「つくしちゃんは大丈夫なの?!」祥一郎が何か言い掛けた時、同時に特別室のドアが開いて、お袋が飛び込んで来た。しかも付き人が誰もいない・・・家元夫人が1人で外出なんて普段なら有り得ないが、それほどこの人もつくしと「孫」が心配だったんだろうと・・・俺はベッドに横たわるつくしの手を握ったままで、お袋はその手前にいた祥一郎を突き飛ばす勢いで俺の横に走ってきた。そしてつくし...

  • 家族がいる風景(7)

    「こら、真音!遊び終わったらおもちゃは片付けなさいって言ってるよね?」「うわ!ママがおこったぁ~~~~!」「もうっ!人に任せちゃダメなのよ?そんな事するならもうおもちゃで遊ばせないんだから!」「やだやだぁ~~~!」「はい、じゃあ片付けて。いくらあなた達のプレイルームだからって、散らかしたままはダメなのよ?」「・・・・・・おこりんぼ!」「なんですって?!」「うわああぁ、またおこる~~~~っ!!」1階奥のプ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・21

    『つくしちゃんがスケート場で倒れたんだ!今から救急車で西門の主治医の病院に運ぶから、お前もすぐに来い!』つくしが・・・・・・倒れた?一瞬何のことか判らず、思考回路停止・・・でも祥一郎は冗談を言うヤツではないし、その声はマジだった。しかも電話の向こうから聞こえるのは『返事はありません!』とか『病院まで何分ですか?』とか・・・そんな雑音が耳に入った途端に背中がゾクッとした。『お連れさんですか?救急車に同乗願います...

  • 家族がいる風景(6)

    ドレス選びが終わると本格的になったのは英語とフランス語の挨拶だ。これはつくしだけではなく真音と真利愛もなのだが、子ども達は類が教えることになった。つくしには専属の家庭教師がつき、パーティーまでの間、毎日英語とフランス語の講習を受けることに・・・勿論簡単な日常会話のみだが、それでも気が重かった。そんな梅雨の晴れ間の、とある日曜のこと。リビングの真ん中で家族が輪になり、類による子ども達へのレッスン開始だ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・20

    ラーメンを食べたら、まずは手袋を買いに行った。この季節に手袋なんてって思ったけど、作業服の販売店に行くとカラー軍手が売られてるからって・・・「しかも250円ぐらいで買えるんだよ」って爽やかに言われ、最近”○千万円”って言葉に慣れてるせいで逆に驚いてしまった。と言うか、祥一郎さんって西門家の血が入ってるのだろうか・・・?それともあの家を出ると金銭感覚が通常値にもどるのか?じゃあもしかして・・・私の方がバグってる...

  • 家族がいる風景(5)

    それから数日間、つくし達は大きな問題もなく過ごしていた。少しばかり増えたことと言えば、真利愛と真音にパーティーでの挨拶を教えることだった。いくらこの豪邸に住んでいた真利愛でも、ビジネスパーティーには出席したことはない。真音に至っては堅苦しい服を着ることですら初めてだ。だからと言って3歳児に完璧なマナーなど出来るはずもないので、可能な範囲でのこと。特別な講師を招くわけでもなく、加代が教えるのだが、そ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~兄との闘い~・19

    翌朝・・・サッちゃんは早朝から仕事だから、私が目を覚ましたときにはもう部屋にいなかった。その部屋を見たら、私の荷物がドーンとド真ん中に・・・前に使っていた部屋だけど、今はサッちゃんと野田さんの部屋だから男性用品もあるし、さり気なく結婚式の写真も飾ってあるしで、私はすごく迷惑なことをしたんだな・・・と。なんたって昨日は総二郎と大喧嘩・・・それを新婚のサッちゃんに八つ当たりしまくった気がする。「頭痛いなぁ・・・身体...

  • 家族がいる風景(4)

    その日はいつもより早く帰宅出来そうだったため、類は加代に電話をして、子ども達と一緒に食事をすると話した。すると加代から聞かされたのは今日の昼間の出来事・・・「えっ、真利愛とつくしが?」『はい。そんなに酷い喧嘩ではありませんが、つくし様を突き飛ばすような事をしてしまって・・・』「そう・・・・・・それでつくしは?」『必死に真利愛様を宥めておいででした・・・』「真利愛は?」『まだ謝ってはおられませんが、そのあとは真音...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~兄との闘い~・18

    夕食時、考ちゃんは茶道教室・夜間の部があるとのことでいなかったけど、その席には祥一郎さんが♥見飽きた顔じゃなくて、長男さんがいることを家元夫妻も喜んでるみたい♪特に家元夫人はお母さんの顔になってるし~。「どうなの?お仕事は上手くいってる?」「もうどのくらい手術したんだ?」「まだ勤務して数年だし、そんなに言えるほどじゃないって」「あら、じゃあ一人前とは言えないの?」「欧米だと一人前の心臓外科医になるに...

  • 家族がいる風景(3)

    「つくし、何しているの?」「ん~?えへへ・・・・・・子ども達の服を縫うの。その型紙を作ってるんだよ~」「服・・・つくしが作るの?」「うん!それとね、ぬいぐるみ達の服とか、ランチョンマットとか・・・あ、類のはブルーだよ♪」「くすっ、今日は機嫌がいいんだね」「へっ///?あぁ・・・うん、まぁね~」真音と真利愛が寝てしまった後で類が帰宅し、つくしはその時もテーブルの上に型紙を広げていた。類はそれを覗き込んだが全く判らない...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~兄との闘い~・17

    なんとか巨大迷路を抜け出し、出口前で合流したのは16時。そこに道明寺さんはいなくて、私たちはアイスを食べながら待つことに・・・するとしばらくして数人のスタッフさんに連れられて、ブスッとした彼が戻ってきた。どうやら巨大迷路を破壊したことで、お説教&損害賠償の話があったらしいけど、道明寺さんは「全部立て直してやる!」と即答したらしい。スタッフさんもこの人が道明寺ホールディングスの人(経営側)だとわかり、...

  • 家族がいる風景(2)

    その日の夕方・・・土曜だったので類は早めに帰宅できた。当然それを迎えに出たのは真利愛と真音で、「ぱっぱ~~!」と飛び付いたのは真利愛だ。真音も同じようにしたい様子だったが、真利愛の勢いに負けるのと、まだ素直に類に触れることが出来なかった。そんな真音に気が付いて、類はいつも真利愛の後で真音も抱き上げた。「うわ・・・真音、少し重くなった?」「ほんと?ぼく、大きくなった?」「まいあは~?まいあも大きくなったぁ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・16

    巨大迷路の入り口に立つと、そこには2つのコースがあった。1つは体力勝負のアスレチックコース、もう一つは仕掛けを解いていく知力コース。迷路としての建物は1つだけど、中の通路は巧みに入り組んでいるため2つのコースが交わることはないそうだ。そのどっちに行くかってことで、再びジャンケンすることに。勝った方が好きな方を選ぶことにして、総二郎と道明寺さんがジャンケンすることとなった。「行くぞ、司!」「・・・そん...

  • 家族がいる風景(1)

    つくしが花沢邸に来てから1ヶ月が経過した。それが5月の中旬で、ここで2人は婚姻届けを提出することになった。何故3ヶ月も先になったのかというと、社長に就任した類が多忙だった事もあるが、警察の事情聴取、つくしの税務処理と何かにつけてドタバタしていたのだ。それも全部終わり、類も落ち着いてきたために漸く自分達の届け出に着手できたのだ。しかも類と真利愛は養子縁組をしていたので、その辺りの修正手続きに弁護士を...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・15

    いきなり現れたのが恐ろしい顔の人形だったのか、それとも人間だったのか・・・それすらわかんない状況で彼に逃げられたけど、こんなところに1人で取り残されるのもイヤだ!だから楽しむ時間もなく暗闇の中を追い掛けたら、道明寺さんは何にもない壁に両手ついてゼイゼイしていた。・・・まったく、それが30歳の男のすることか💢!!それを怒ることも出来ず、薄気味悪いBGMの中、道明寺さんの背中をポンと叩くと・・・「うわあああぁっ!...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・14

    「・・・・・・マジか・・・」「俺、1回入ってみたかった♪」「悪い、俺は絶対に嫌だ。乗り物ならいいけど、あそこは無理!」「・・・・・・・・・は、入るだけなのか?」「うん、入るだけだよ~~♪だってお化け屋敷だもん!自分の足で歩くだけだよ~~」子供の頃からの夢だと言いながら、つくしは薄気味悪い建物の前で立ち止まった。そしてここでも言いだしたのがジャンケン。あきらが絶対に嫌だと言うから、俺と類と司とつくしの4人で2組に分かれ...

  • お知らせ

    先日は大変お騒がせしました。たくさんコメントいただきまして、そのお返事も出来ずに申し訳ありません。多くの方にお話を楽しみにしていると言っていただき、とても感謝しております。しばらくお休みさせていただき少しは落ち着いたのですが、続編のお話で物足りなさが解消できるかどうかを考えると・・・どうなのかな~?と思いつつ・・・でも書いていたものだけは公開して、それでこの話を完全終了させることにしました。なので近々0...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・13

    初めはゆっくり動くジェットコースター・・・だんだん心臓がバクバクし始めて、喉がゴクリと鳴った。そうしたら花沢さんがボソッとひと言・・・「ジェットコースターってさ・・・恐怖心とは関係なく気絶する事があるんだよね」「は?」「極端な重力がかかると血液は下半身に集まって脳に届かなくなるから。特に気温の高い日は汗をかいて体内が脱水気味になってるから余計になりやすいんだって」「・・・・・・(今日、暑いけど)・・・」「ジェットコ...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・12

    「あ~あ、もう無理か・・・」「美作さん、何が無理なの?」「いや、何でもない(総二郎達のゴンドラからはもう見えない・・・なんて言えないし)。つくしちゃん、あと少しだからしっかり見ておかないと!」「は~~~い!」観覧車の後半になったら美作さんは私と向かい合って座り、何故かニヤニヤしていた。その意味は判らなかったけど、言われたとおりに窓の外を眺めて「もう地面が近くなった~!」と・・・その時目に入ったのはジェット...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・11

    遊園地とは文字の如く、楽しく遊べるように、いろいろな遊具やアトラクション、設備を備えた施設。アトラクションの設置に関係なく遊園地と呼ばれている公園もあるんだけど、私の思う遊園地は「乗り物」があること!それは滑り台、ブランコじゃなく、もっとハードでスピード感のあるもの・・・まさか、本当にそれに乗れる日が来るとは・・・っ!!「・・・・・・うっ・・・うっ・・・えぐっ!」「ちょっと総二郎・・・この子、泣いてるんだけど」「悪い...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・10

    「ふああああぁ~~~~~~~~!よく寝たぁ~~~~~~~~~~!!」大きく背伸びをして起きたのは6時30分。総二郎がいないおかげで久しぶりに爆睡でき、すっごく気持ちの良い朝だった。カーテンを開けると清々しい朝陽が目に入る・・・「今日は快晴だな~」と呟きながらベッドを降りて服を着替えた。そしてドアを開けて隣の部屋を覗くと・・・ベッドで寝ているのは美作さん1人。花沢さんはソファーで丸くなり、道明寺さんと総二...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・9

    私を無視して決められた翌日の予定・・・まさかの、道明寺さん達とのお出掛け?!結婚式の翌日に団体行動?!「ちょっと待ってよ、何処に行くの?」「つくし、行き先が問題じゃねぇよ💢俺達は2人きりでここで過ごし、明日の夜までマッタリするんだから!そうじゃないと明後日からは仕事なんだぞ?これまでの疲れを癒やさないとダメだろ?」「確かに疲れてるかも・・・行き先次第だけど・・・」「そうだなぁ、何処に行きたい?あきら」「俺は...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・8

    最後まであきらが仕切った二次会終了・・・考三郎はそれからまた飲みに行くと言い、女達を連れて何処かに消えた。従姉妹・従兄弟達はそれぞれの迎えの車であっさり帰宅。涼子達はつくしよりも景品に浮かれまくり、万歳しながらタクシーに乗った。港に残されたのは俺達5人・・・今日は宗家に戻らず、Tホテルのスイートを予約していたので、そこに向かうと言うと、あきらが「ハネムーンは?」と聞いてきた。答えは・・・「今すぐ旅行には行か...

  • ハズレを引いた男と女・番外編~悪友との闘い~・7

    「皆さま、大変長らくお待たせいたしました。本日の主役である新郎新婦の準備が整ったようです。皆さま、ご準備はよろしいでしょうか~?!それでは新郎新婦の入場で~~~す!」美作さんの声で扉が開けられ、途端に目の前でパーン!とクラッカーの鳴る音が!それよりもシャンデリアの灯りの方が眩しくてクラッとしてしまった。その後で叫ばれたのは・・・「西門さん、つくし、おめでとう~~~!」「さぁ、二次会は盛りあがっていく...

  • お知らせ

    おはようございます。突然ではございますが、当面の間類君の連載公開を中止します。理由は、今回のお話について、「物足りない」とのコメントをいただき、それによりモチベーションがダダ下がりしてしまったからです。物足りない・・・それは私の筆力がないので受け入れますが、200話以上で「終盤が物足りない」と言われても、素人の私ではどうしていいのか判りません。明日より続編として、つくしと真利愛のこと、美央とのその後...

  • 君がいない風景(LastStory)

    それから2ヶ月後・・・桜の花が終り、新緑の美しい季節に変わっていた。少しずつ気温も上がり、春らしい陽気に包まれた土曜日のこと・・・「ママ~~~、トラック来たよ~~」「ぱっぱ、おしっこしのトラック~~~!」「は~~~~い!2人ともおじさん達の邪魔しちゃだめよ~」「つくし、もう全部ガムテープした?」武蔵小山のマンションでは引っ越しの真っ最中。今日はここを出て、花沢家に引っ越すのだ。その為に大人達は朝からドタ...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、plumeriaさんをフォローしませんか?

ハンドル名
plumeriaさん
ブログタイトル
Pas de Quatre
フォロー
Pas de Quatre

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用