「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した感想、3回目。真の上級者は相場に合わせて最適なアプローチに切り替えることができる、という片山氏の話が気になった。そこでぜひ覚えていただきたいのは、これさえあれば誰でもどんな相場でも勝ち続けられるという普遍的な手法というものは存在しないということです。 (中略) ひと通りのやり方を覚えれば初心者を脱して中級者にはなれますが、真の上級者...
さえないサラリーマンが 仕事×節約×投資 でアーリーリタイアを目指す自己満ブログ 個別株投資挑戦中
自己満ブログですが少しでも参考になることがあれば幸いです
「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した感想、3回目。真の上級者は相場に合わせて最適なアプローチに切り替えることができる、という片山氏の話が気になった。そこでぜひ覚えていただきたいのは、これさえあれば誰でもどんな相場でも勝ち続けられるという普遍的な手法というものは存在しないということです。 (中略) ひと通りのやり方を覚えれば初心者を脱して中級者にはなれますが、真の上級者...
「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した感想、2回目。投資で最も大事なのは「変化」を察知して「想像力」を働かせることであり、想像力を働かせるためには日頃から幅広い分野の情報を総合的に収集しておくことが必須(新聞が最適)、というような片山氏の話が書かれていた(と理解した)。なお、「変化」について最もわかりやすいのは決算短信に出てくる業績数値とのことであり、また、「想像力」...
「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した。自分に合うやり方(投資手法)を見つけるまで5年はかかった、という片山氏の話が気になった。ではどのようにして自分に合ったやり方を見つければ良いのかということですが、特に難しいことはありません。いろいろなやり方に実際に触れてみて、それを実践している先駆者のブログや書籍から考え方を学び、しっくり来るまで試してみるのです。僕もこれが多分自...
現在保有している8銘柄の中で、しっくりきていない銘柄が1つある。それは、クラシコム(7110)。クラシコムは「フィットする暮らし」を掲げているけど、まったくフィットしていない暮らし(サラリーマン地獄)に苦しんでいる自分にとっては心に響いてくる言葉であり、そういう意味ではしっくりきている。また、決算説明資料やネット情報などから伺えるクラシコムの経営戦略も理に適っているように思われ、そういう意味でもしっく...
今週はメディア総研(4242)を売却して、デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)とクラシコム(7110)を買い増しした。そして、今週は株が全体的に下げた影響もあり、保有している株も前澤工業以外は全体的に下げる展開だった。前澤工業が好調だったのは先週金曜日に公表された第3四半期決算短信の影響と考えられる。これまでの傾向通り相対的に利益率の高い事業の売上高が伸びており、個人的にも好印象。デジタル・...
前回書いたように、月曜日にメディア総研(9242)を売却した。売ったお金をどうするか?中東の雲行きが怪しくなっているので現金でもっておくか、それとも新たに投資するか?迷ったものの、これくらい安くなったら買ってもいいかなという値で、とりあえずデジタル・インフォーメンション・テクノロジー(3916)とクラシコム(7110)に100株ずつ買い注文を出してみた。すると、その日(火曜日)のうちに両方ともすんなり約定してし...
メディア総研(9242)の取締役(営業部長、40代)の辞任に関するお知らせがHPに掲載されていた、と前回書いた。下記3つの選択肢を挙げて、優柔不断な自分はとりあえず投資を継続して様子を見ることになりそうだ、と続けて書いた。選択肢1:余計なリスクをとらないようにするためにさっさと売却する選択肢2:とりあえず投資を継続して様子を見る選択肢3:ニュースを見た他の投資家たちが売却して安くなったところを買い増しする...
投資先企業のHPをチェックしていたら気になるニュースが目に付いた。メディア総研(9242)の取締役(営業部長)の辞任に関するお知らせであり、辞任の理由は一身上の都合によるものと書かれている。規模の大きな企業や年配の方の話であれば気にはならなかったと思うけど、メディア総研は従業員約40名の小さな企業であり、また、その取締役は40代前半のようで経営陣の中で最も若いと思われる。主要な人物が1人抜けても事業に支障は...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。長期投資はバイ(買う)ですべてが決まる、という話が印象的だった。極論を言うと、長期投資はバイですべてが決まる。良い株を買いさえすれば、あとは何もしなくても、その企業があなたを大金持ちにしてくれるのである。バイをうまくやることができれば書かれているように大金持ちになれるだろうけど、逆に、バイで間違えてしまうと満足す...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。成長株はいつ買うのが正解か?不人気な成長株を暴落局面で買うべし、というような話が書かれていた。不人気な株とは、例えば知名度が低かったり(プライム市場ではなく)スタンダード市場に上場していたりするような株のことであり、また、暴落局面とは、例えばリーマンショックやコロナショックなどで株価が大きく下がったときのことであ...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。タイトルにもある通り、この本では「割安成長株」が勧められているけど、なぜ「割安株」ではなく「割安成長株」なのか?すなわち、「割安」なだけでなく「成長」も必要なのはなぜか?大きく2つの理由が考えられる。理由1:株価の上昇余地がより大きくなるから理由2:株価が上昇するきっかけになるから理由1については、単に「割安」な...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。株は短期的にはネズミ講と似ている、という話が印象的だった。株は短期的にはネズミ講と似ている。何でもよい。何か株が上がりそうなネタを見つけた人間がその株を買い、次にそれを知った人が同じ株を買い、その次に知った人がその株を買う、といった具合に、情報の波及とともに買いが膨らみ、株価が上昇するという短期構造を持っている。...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。タイトルの通り、この本では割安成長株のバイ&ホールドを勧めている。なぜバイ&ホールドなのか?次の話が印象的だった。情報の泥沼にどっぷりつかり、心理戦の勝ち方を1つ1つ学び、それに精通していくことで、まるでAIのように心理的な癖やバイアスを克服する。これも株で勝つ1つの方法だろう。この方法で成功を収めている短期トレ...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本を読んだ。SNSやネット掲示板との付き合い方に関する話が気になった。まさに今から買おうとする株のとっておきの有効情報をわざわざ他人に先に教えるバカはいない。もし、そんなことをすると、買う前に株価が高くなってしまって、自分に不利に働くからだ。 (中略) 仮にそれが本当に有効な情報ならば、その情報が出回ってほしくない別のプレイヤーが大量...
今週の個別株は、いであ(9768)が下げたものの、全体的に微増だった。前々から気になっていたけど、新コスモス電機(6824)は日々の出来高が少ないようで、昨日はなんと200株のみだった。保有している他の銘柄についても改めて確認してみると、メディア総研(9242)も出来高が少ないようで、昨日は400株、一昨日は100株のみ。出来高が少ないということは、それだけ注目されていないということだろうから、割安で放置されている可...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本の感想、3回目。次の箇所が非常に印象的だった。“好きなことがある”ということは、それだけで朝起きる理由になる。もっと言うと、“好きなことがある”ということは、それだけで生きる理由にもなるように思われる。また、“好きなこと”はアーリーリタイア後の生活を充実させるための鍵にもなりそうだ。“好きなこと”と言えば、最近は専ら個別株投資にハマっており、一生モノの趣味になりそう...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本の感想、2回目。天才に関する話が気になった。天才は自らの劣等感や焦燥感を埋めるために必死だ。作品が評価を受ける度に、それによってさらに高くなったハードルを越えるために苦心する。その繰り返しに一生を費やし、ついにそれが叶わなくなった時にこの道を志した時から何も変わっていない欠落の深さを目の当たりにして絶望する。「今までなんだったのだ」と。「評価を受ける度に、そ...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本を読んだ。お笑いコンビ・オードリーの若林氏のエッセイ。ゴルフに関する話が投資にも通じるところがありそうで印象的だった。ゴルフの不思議。力を抜いた方が飛ぶこと。 (中略) 構えた時に、まず遠くに飛ばそうという欲を消す。方向を確認した後は、ボールをクラブが当たるまで最後まで見つめる。目標を見ないで今日だけ。今だけ。遠い夢はもう見ない。 (中略) 力を抜いて、欲...
前回書いたように新メンバー(3916 デジタル・インフォーメイション・テクノロジー)を迎えたものの、今週の個別株はほぼ全滅だった・・・。保有銘柄だけでなく、今週は日本株が全体的に下落しており、来週以降も下落傾向が続くようであれば買うチャンスになるかもしれない。全体的な下落が続いた場合、保有銘柄を買い増すか? それとも、「安くなったら買いたい銘柄リスト」の中から選んで買うか? 下落のチャンスを逃さないよ...
「安くなったら買いたい銘柄リスト」を作りたいと1月半ほど前に書いた。実際に作って株価の動きを観察していると、特に気になっていた銘柄がだんだん安くなってPERが15倍を切ってきたので、反転しない今のうちにと思って木曜日に買ってみた。すると、木曜日の終盤と金曜日にさらに安くなってしまった。買うのが早すぎたか・・・。■買った銘柄 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)■気になったポイント ・業績(売...
明日から新年度が始まる。2029年3月末でのアーリーリタイアを夢見ている自分にとって、(その通りに実現できるとしたら)サラリーマン生活も残り5年となった。これまで約20年やってきたことを考えると、ようやく最終章の入り口あたりにたどり着いた感じだろうか。とはいえ、新年度から仕事を取り巻く環境が若干変わることもあり、そしてそれは間違いなくハードな方向に変わってしまうこともあり、さえない自分が最終章を最後まで演...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した感想、5回目。「持っているものではなく、やっていることを好きになる」という話が気になった。達人――投資のプロセスに深い思い入れを抱く(また自己充足もそこで得る)。個別の投資対象には思い入れを持たない。負け犬――自分の持っている投資対象を愛す。今年1月に投資を始めた当初は、会社四季報の...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した感想、4回目。「大きなリターンを得るためには、大きなリスクをとる覚悟が必要」というのは間違った信念、という話がとても印象的だった。前回書いたリスク管理の話と関連があるけど、成功している投資家たちは非常にリスク回避的とのこと。「ハイリスク・ハイリターン」という言葉をたびたび聞いてき...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した感想、3回目。成功している投資家は自分流の「安全余裕度」をもっている、という話が印象的だった。バフェットの基本的なリスク管理手法は、彼が「安全余裕度」と呼ぶものを持っておくということである。この言葉はベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットに結びつけられているが、実際は、成...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した感想、2回目。「自分の投資ニッチは何か」という話が気になった。成功している投資家についてあまり知られておらず、また通常見過ごされているのは、彼らは特化しているという点である。バフェットやソロスのような投資の巨人も数兆ドルに及ぶ投資市場の小さな一角を占めているにすぎない。何十億ドル...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した。この本は個別株投資の勉強を始めてすぐくらいに読んだけど、個別株投資を実際に経験してみた今読むと当時と違った学びがあるかと思い再読してみた。成功する23の習慣のうち、分散投資に関する話が気になった。達人分散投資なんて小鳥さんのやることだと信じている負け犬一つの投資に大きなポジション...
先週から原資を500万円に増額した個別株ポートフォリオは、今週もおおむね順調だった。先週追加した2銘柄(6489前澤工業と6824新コスモス電機)がタイミングよく上がってくれたのと(反動で来週は下がる?)、3566ユニフォームネクストや7110クラシコムも上がってくれた。合計で550万円を超え、500万円の原資に対して1割増しになった。なお、今週は12月決算の3銘柄(3566ユニフォームネクスト、4012アクシス、9768いであ)の有価証...
年始(2024年1月4日)に個別株投資を始めた当初は100万円ポートフォリオだったものが、1月末には200万円ポートフォリオに増額し、ブログには200万円の範囲内で書いていこうと思っていたものの、今回新たな銘柄(新コスモス電機と前澤工業)を追加したこともあり、また、かぶ1000氏の本に書かれていた「ブログやツイッターでの情報発信でパフォーマンス向上」という話を真に受けてしまったこともあり、さらに、アルコールの勢いもあ...
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」(かぶ1000 著)という本に書かれていた換金性が高い流動資産の話について、前回の新コスモス電機(6824)に続いて前澤工業(6489)も計算してみた。前澤工業の場合、換金性が高い流動資産(=現金及び貯金+売掛手形及び売掛金+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金)は株式時価総額の28%であり、同業の水道機工(6403)の21%やメタウォーター(9551)の7...
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」(かぶ1000 著)という本に書かれていた換金性が高い流動資産の話が気になったので、先月一旦売却した割安株(PBR1倍割れ株)について計算してみた。例えば、新コスモス電機(6824)の場合、換金性が高い流動資産(=現金及び貯金+売掛手形及び売掛金+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金)は株式時価総額の56%にもなり、ライバル銘柄の理研計器(7734)や...
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」(かぶ1000 著)という本の感想、4回目。ブログやツイッターでの情報発信でパフォーマンスが向上した、という話があり気になった。それまでは、「どっちに転ぶか、わからないけれど、とりあえず買ってみよう」という銘柄がちょいちょいありました。でも、運用成績が白日の下にさらされるようになると、「変な失敗はできない」と思うようになります。そのため...
「客観性の落とし穴」(村上晴彦 著)という本を読んだ。客観性や数値化を過度に信頼するようになった現代社会に警鐘を鳴らす内容。「現象学」という難しいキーワードも出てきて消化不良気味だけど、次のように理解した。客観性や数値化を過度に信頼するようになった現代社会では、人々が競争に追いやられて有用性・経済性で価値が測られるようになっており、また、一人ひとりの個性が消えて会社や国家のための歯車になってしまっ...
今週の個別株ポートフォリオは、ユニフォームネクスト(3566)やアクシス(4012)が下げたものの、先週末の決算発表の内容がよかったクラシコム(7110)が大きく上げたのと、また、メディア総研(9242)も好調だったおかげで、全体としては先週末から2.5%のプラスになった。一見、ここまでのところ好調のように見えるものの、株式市場全体が絶好調という追い風に乗っているだけという恐れが高いことを忘れないように注意したい。...
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」(かぶ1000 著)という本の感想、3回目。バリュートラップに陥りがちな割安株をバリュートラップから解き放つカタリストについて書かれており、カタリストとして次の5つが紹介されていた。1.「配当性向」「配当利回り」が変化する2.絵に描いた餅の「含み益」が「実現益」になる3.大株主の株主構成が変わる→「TOB」「MBO」の可能性が高まる4.「買収防...
金持ち企業の株価は上がりやすい それをどう考慮に入れるか・・・
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」(かぶ1000 著)という本の感想、2回目。「ネットネット株」という言葉が出てきて気になった。ネットネット株とは、流動資産から負債を差し引いた「正味流動資産」に対して株価が割安な株とのことで、要は、時価総額以上のお金のある企業の株、というようなことと理解した。なお、「バリュー株投資」の父と呼ばれるベンジャミン・グレアム氏によると、ネット...
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」(かぶ1000 著)という本を読んだ。バリュー株投資には、「収益バリュー株投資」と「資産バリュー株投資」の2つがあるという話があり気になった。簡単に整理すると次のようになる。■収益バリュー株投資 企業の収益力に対して、株価が割安な銘柄を見つけて投資する手法 PERの低さ(低いPERで放置されている株)に着目する■資産バリュー株投資 企業が所有す...
「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流 VE投資法」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。「VE投資の5原則」として次の5つが挙げられており気になった。原則1 2倍高以上を狙える株のみを買う原則2 3~5年の長期保有原則3 5~10銘柄に集中投資する原則4 先の明るい企業だけに投資する原則5 ボーナスポイントになりそうな材料を探す原則1~4については正に自分も目指しているようなことだけど、これらにプラスして原則5...
「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流 VE投資法」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。未来予測には4つのパターンがある、という話が気になった。(a)予測可能領域(例:高齢化社会)(b)シナリオ分析で対応すべき領域(例:アフターコロナ、AIが普及した未来)(c)トレンド分析で対応すべき領域(例:成長基調の近未来業績、ブランドの認知度傾向)(d)予測不可能領域(例:火山噴火、大規模テロ)これら4つのパタ...
「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流 VE投資法」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。トップダウン・アプローチに関する話が気になった。トップダウン・アプローチでは、まず、核となるキーワードを書き出し、そこから順次、連想ゲームのように関連するキーワードを書き出していく。 (中略) 次に、このキーワードをもとに投資対象を探し出す。 (中略) 私は、紙の日本経済新聞の株式欄を広げて、キーワードが多く...
「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流 VE投資法」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。この本では、「厖大な人々の平均的な評価」を本質的価値と見なしている。「厖大な人々の平均的な評価」というのは、本質的価値というよりも美人投票のように思えるけど、個人的にはその間(本質的価値と美人投票の間)を狙うのが得策のように思える。というのも、本質的価値を追求して投資したとしても他の投資家たちがその価値に気付...
「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流 VE投資法」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。バリュー株投資はPERに始まりPERに終わるといっても過言ではない、というような話が書かれており気になった。PERとは何か? 頭の整理も兼ねて改めて考えてみた。まず、株価は利益に連動する傾向があり、すなわち、利益が増えれば株価は上がり利益が減れば株価は下がる傾向があり、その傾向を簡単化して比例関係で表したときの係数がPE...
「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流 VE投資法」(奥山月仁 著)という本を読んだ。バリューエンジニアリング(VE)を応用した投資法について紹介する内容。「バリューエンジニアリング」などという言葉が出てくると難しそうに感じるけど、要は、次の5つのパターンにおいて株価の上昇可能性が発生するというような話。1.本質的価値は変わらないのに株価が下がった2.本質的価値は拡大しているのに株価が下がった3.本質...
今週の200万円ポートフォリオは、(ストップ高で期待が高まった直後の想定の範囲内決算?を受けて)メディア総研(9242)が大きく下げたものの、(何故このタイミングなのかはわからないけど)アクシス(4012)が大きく上げてくれたおかげで、全体としては微減にとどまった。なお、昨日金曜日にクラシコム(7110)の2024年7月期第2四半期の決算発表があり、通期の業績予想の修正はなかったものの上期は業績予想を上回る結果だった...
「ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け」(ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド 著、三原淳雄、土屋安衛 訳)という本の感想、5回目。投資対象の選別にあたって最も重要な項目の一つとして「無成長産業であること」が挙げられており気になった。多くの人が目立つ成長産業に投資したがるが、私は違う。 (中略) 無成長産業でとくに退屈で嫌われるものは、競争の心配がない。他に興味を持つ人...
「ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け」(ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド 著、三原淳雄、土屋安衛 訳)という本の感想、4回目。「株で成功する資質」について書かれており気になった。資質として出てくるのは、忍耐強さ、自主性、常識、苦痛についての耐久力、こだわりのない自由な思考力、利害に対して超然としていられる強さ、根気、謙虚さ、柔軟性、独自の調査をする意欲、失敗を認め...
「ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け」(ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド 著、三原淳雄、土屋安衛 訳)という本の感想、3回目。「株式投資は科学というより芸術」という話が気になった。今振り返ってみて、株にかかわる仕事への準備としては、統計学などをとるより、歴史や心理学を勉強していてよかったと思っている。株式投資は科学というより芸術であり、何でもはっきりと数量化したが...
「ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け」(ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド 著、三原淳雄、土屋安衛 訳)という本の感想、2回目。「よい投資」とは何だろうか?株価が上がったら「よい投資」と言えるのだろうか?「よい投資」に関する次の話が印象的だった。もし、投資に関連して間違った考え方を一つだけ選ぶとするなら、私は、株価が上がったからよい投資をした、と信じられていることを...
「ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け」(ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド 著、三原淳雄、土屋安衛 訳)という本を読んだ。この本は、資産運用を思い立った2013年にも1度読んだことがあり、当時の感想を読み返してみると、体系的ではなくイマイチな内容だったというようなことが書かれている(当時は結局インデックス投資をすることにした)。個別株投資を始めた今読み返してみると、(確...
売却した株のその後を勉強のために観察するようにしているけど、そのうちの1つであるサクシード(9256)が今週の月曜日・火曜日・水曜日と3日連続でストップ高になっていて驚いた。株価(終値)の推移3/1(金) 858円3/4(月) 1008円 ※ストップ高3/5(火) 1308円 ※ストップ高3/6(水) 1608円 ※ストップ高3/7(木) 1597円 ※高値1825円3/8(金) 1235円ストップ高になった発端は、先週金曜日(3/1)に発表された配当...
今週の200万円ポートフォリオは、全体的には約2%成長したものの、クラシコム(7110)が約5%後退して含み損に転落した。また、先週ストップ高があったメディア総研(9242)は、ずるずる落ちていくかもと思っていたものの踏みとどまっている。なお、メディア総研の第2四半期決算短信が昨日アップされたので確認したところ、可もなく不可もなく(予想通り)という印象を受けた。ストップ高を受けて期待が高まっていただろうから、...
先進国株への積み立てを続けて10年ちょっと、新規の積み立てを終了することにした(積み立て済み分は継続して運用予定)。理由1.株価が好調で金融資産に占める株式の割合が高くなってきたため(60%を超えてきた)理由2.アーリーリタイアに向けて安全資産(貯金)を増やしていきたいためなお、現時点で含み益が積立額の約1.5倍にまで膨らんでおり、はじめた当初はこんなにうまくいくとは思っていなかった。今まで生きてきた中で...
「株式、為替、商品、金利 金融マーケットの教科書 アナリストの相場観に学ぶ、“勝つ”投資戦略」(真壁昭夫 著)という本を読んだ。金融マーケット(株式、為替、商品、金利)について解説する内容。マクロな視点を持つことの大切さについて書かれた箇所が気になった。 大切なポイントは、世界の経済の全体像を見るマクロの視点=“鳥の目”を持つことです。鳥が空から市場の風景を見渡すイメージというと分かりやすいかもしれま...
今週月曜日、保有しているメディア総研(9242)がストップ高になったのを受けて、利確について考えさせられた。個別株投資をはじめてから約2カ月、まだ利確らしい利確をしたことがない。しいて挙げらればグッピーズ(5127)を売却したときだけど、TOBを受けての売却だったので公開買い付け価格近くでさっさと売っただけであり、売るタイミング(売る時期やそのときの株価)を見計らったわけではない。今週月曜日にメディア総研がス...
2月末時点の資産状況を確認したところ、株が絶好調であり、含み益が生活費1年分程度増加している。株は11月から4カ月連続で上昇しており、この4カ月で含み益が生活費4年分程度増加したことになる。グラフの傾きもすごいことに・・・。なお、株のほとんどは先進国株のインデックスファンドだけど、1月からはじめた個別株投資も好調であり、2月の成績は日経平均を上回った(個別株投資11.4%上昇、日経平均7.9%上昇、先進国株4.8%...
今週はアップダウンが激しかった。月曜日にメディア総研のストップ高もあり、木曜日が終わった時点で先週末比プラス12万円ほどで絶好調だったものの、金曜日に総崩れに遭ってしまって結局プラス6万円ほどで終わった。メディア総研がストップ高になったけど、なぜこのタイミングでストップ高になったのかよくわからない。特に何かの発表があったわけでもないようであり、また、理系人材の不足という社会情勢にマッチしているからだ...
最近はもっぱら個別株投資に励んでいるけど、流行りの言葉を使うと「リスキリング」という位置付けでもある。すなわち、普段「アーリーリタイア」と呼んでいる「個人投資家への転職」に向けた職業訓練というわけだ。そして、あわよくば、このリスキリングで得た個別株投資のスキルが生涯にわたって使える飯の種にならないかとも考えている。なお、あと5年くらいでアーリーリタイアを実現できないかと考えているけど、その間の5年間...
あと5年くらいでアーリーリタイアできるかなと前々から思っていたけど、具体的な実施時期までは考えていなかったので、仮で一旦設定してみることにした。前回も書いたように、以下のような条件で計算すると2028年4月ごろにリタイア資金が貯まりそうなので、そこから少し余裕もみて、また、約5年後できりもいいため、2029月3月まで働いて2029年4月にアーリーリタイアを実現するというのを仮の実施時期としたい。とはいえ、極簡単化...
今リストラされたらどうやって生きて(生活費を確保して)いくか?再就職なんて無理がありそうなさえない自分にとっては切実な問題だけど、昨年5月時点では、生活費を今の60%ほどに抑えれば働かなくてもやっていけそうな計算になった。あれから9カ月たち、その間株価が好調で資産はかなり増えたけど、状況はどうなっているだろうか?改めて計算してみたところ、生活費を今の75%に抑えれば働かなくてもやっていけそうな結果になっ...
投資先のユニフォームネクスト(3566)の社長(横井康孝氏)のブログを読んだ感想、3回目。横井氏の経営の肝は「ランチェスター戦略」にあるようであり、「ランチェスター戦略」や「弱者の戦略」といキーワードがたびたび登場する。例えば、次のような感じ。ランチェスター戦略の弱者の戦略には大事な3つのキーワードがあります。1位になること、差別化すること、そして、集中することです。5段階評価で下から2番目が定位置になっ...
前回に続いて、投資先のユニフォームネクスト(3566)の社長(横井康孝氏)のブログを読んで気になった話。借金に関する次のような話があり、なるほどと思った。以前は、なるべく借金を増やさないようにするためにギリギリで借りていたとのことだけど、その結果、支払日のたびに各銀行の預金を集めるなど資金繰りに時間がかかっていたとのこと。しかし、そのような時間は何の生産性もない非効率な仕事だと気づいて(学んで)からは...
投資先のユニフォームネクスト(3566)の社長(横井康孝氏)のブログを読んでいたら、「何のために上場したのか」という話があり気になった。会社を上場させたいろいろな人と話をしてきた横井氏の経験上、上場する理由を突き詰めていくと結局のところは「お金が欲しい」からか「カッコ良い」からかの二択とのこと。横井氏もカッコ良くありたくて上場を目指したのが本音とのことで、金沢大学の学生に内定辞退された(聞いたことのな...
個別株投資を始めてから2カ月弱が経過したけど、安い時に買うことの大切さを実感している。例えば、3年で1.5倍の成長を実現しそうな銘柄に投資するとしたら、PERが10倍のときに買うことができればPERが15倍のときに買う場合と比較して時間を3年も短縮できる計算になる。といっても、ただ安い銘柄を買えばよいという訳ではなく、良い銘柄が安くなったタイミングで買うことが重要と思われる。それを実現するためには、(これまでに読...
個別株投資を始めてから2カ月弱、金額も含めてポートフォリオを公開している。公開といっても、誰も見てくれないこの自己満ブログにひっそりと書いているだけだけど・・・。今はまだ運用資産も大きくなく、また、まったくの初心者でもあるため、(良い意味でも悪い意味でも)他に与える影響はゼロだろうから問題はないと思っているけど、投資と同じく長期目線で考えてみると、もしかしたら想定以上にうまくいって多少の影響を与え...
これまでは成長株と割安株のそれぞれを100万円の資金で運用してきたけど、前回書いたように割安株を整理したこともあり、その2つを統合することにした。すなわち、成長株と割安株を合わせて200万円の資金で運用していくことにする(「200万円ポートフォリオ」と命名)。割安株の整理に伴い、クレスコ(4674)の新規導入や保有株の買い増しをしたため、現時点のポートフォリオは以下のようになっている。6銘柄となりスッキリした。...
保有していた割安株の見直し(銘柄数の削減)を行った。理由1.成長株と合わせると保有銘柄数が多すぎるように思えてきた理由2.改めて確認するとここ1,2年で既に株価が上昇している銘柄が多い理由3.割安であること以外の(持ち続けたくなる)魅力が乏しい理由4.他に魅力的な(株価が上がりそうな)銘柄がある/新たに見つかったこのような理由から、いであ(9768)以外は売却した。いであ(9768)は、直近こそ増配の影響...
あまりモノを買うことがない(ケチな)自分は、今まで衝動買いをすることなんてなかったけど、このたび株の衝動買いをしてしまった。先週末、保有しているアクシス(4012)の同業企業について、会社四季報に記載されている比較会社伝いに調べてみたところ、数字的に(業績や財務の面で)魅力的な企業が多く、中でもクレスコ(4574)に目が留まった。利益の成長率は10%程度ではあるものの、過去10年間の業績を見ると安定した右肩上...
個別株投資を始めてから1カ月半程度経過したけど、やってみてよかったと思えることが何個かある。①熱中できること(新たな趣味)ができた②知識が増えた③お酒が減った①については、一生楽しめる趣味になりそうな予感がしており、この点だけでもやってよかったと思っている。人には言えない趣味だけど・・・。②は、投資以外で役に立つことはないかもしれないけど、いろいろな知識がついていく(わからなかったことがわかるようになっ...
「22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」(成田悠輔 著)という本を読んだ。冒頭に、民主主義と資本主義の対比に関する話があり印象的だった。経済と言えば「資本主義」、政治と言えば「民主主義」。勝者を放置して徹底的に勝たせるのがうまい資本主義は、それゆえ格差と敗者も生み出してしまう。生まれてしまった弱者に声を与える仕組みが民主主義だ。暴れ馬・資本主義に民主主義という手綱を掛け合...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、6回目。DCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)を用いて目標株価を算出する話が紹介されていた。株価が高い/安いと言うとき、その判断の拠り所となるものは何なのか?この本の内容も踏まえて、これまでに理解してきた内容を整理してみる。【拠り所1】 配当やフリキャッシュフローを拠り所にする(PERと関連あり、利益が...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、5回目。ウォーレン・バフェット氏の言う「素晴らしい企業」の3つの条件について紹介されており気になった。条件1:業績が安定して成長する条件2:少ない投資でたくさん稼ぐ条件3:堅固な「堀」に守られているなお、条件3の「堀」(いわゆる「参入障壁」)について、5つの典型例が紹介されていた。堀1:無形資産堀2:ス...
今週は、日経平均は大きく上昇したものの保有株は低調だった。また、前回書いたように成長株の入れ替え(売却と買い増し)を行ったため、成長株が4つとなりスッキリした。売却7039 ブリッジインターナショナル9265 サクシード買い増し3566 ユニフォームネクスト9242 メディア総研割安株についても整理(少数先鋭化)したいと考えているため、この週末に楽しく悩んでみたい・・・。...
練習も兼ねて? はじめての損切りを決行した。大きな含み損を抱えているわけではなかったけど、将来性に疑問を感じたため、疑問を感じながら保有しておくのも精神衛生上好ましくないかと思い、また、損切りの勉強(経験)にもなるかと思い、思い切って売却してみた。売却したのは次の2銘柄。7039 ブリッジインターナショナル9265 サクシードブリッジインターナショナルについては、先週も書いたとおり、中期経営計画と比較して主...
昨日も書いたように先週金曜日(2/9)に発表された決算で成長が鈍化したようにも見える7039ブリッジインターナショナルは、今週株価が下がることになるかもしれないけど(取引時間中に決算発表されたようで金曜日に既に6.2%下げている)、予想PERが9.2倍と割安な水準のため、株価が下がったとしてもこれ以上大きく下がることはないのではと思われる。1月に5127グッピーズの決算発表後のストップ安を経験し、成長株は成長に陰りが...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、4回目。「ゆっくり金持ちになりたい人なんていない」という話が印象的だった。 史上最強の投資家ウォーレン・バフェットは、「なぜ、みんなはあなたのシンプルな投資戦略を真似しないのですか?」とアマゾン創設者のジェフ・ベゾスに問われた時、こう返しています。「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ。」(No one ...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、3回目。「10倍化を意識しないこと」が「10倍株」をモノにするコツ、という話がありとても印象的だった。「10年で2倍のペースで資産が増えてくれればいい」というスタンスで投資をしてきた結果、10倍に増えた株がいくつかあり、結果的におよそ10年で10倍のペースで資産が増えたとのこと。個別株投資をするにあたり、「5年で2倍...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、2回目。銘柄選びに関する次の話が印象的だった。前回に続いて目から鱗が・・・。私は実はアクティブ型の投資信託に組み入れられた企業の株から探すことが多い。 (中略) 運用哲学のしっかりしたファンドマネジャーが投信に組み入れている企業には、素晴らしい企業が多い。 (中略) だからと言って、それだけで購入する...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本を読んだ。半年ほど前に図書館で予約していた本だけど、ようやく順番が回ってきた。でも、かえってそれがよかったように思う。というのも、(今でこそなるほどと思う内容が多かったけど)知識の乏しかった半年前に読んでもあまりピンとくる内容ではなかったように思うから。特に印象的で目から鱗的だったのは次の話。以下の2つの企業...
金曜日(2/9)に発表された決算資料において、7039ブリッジインターナショナルの業績が芳しくなかった。銘柄選定時に参考にした会社四季報の情報からの変化は図のようになる(2024年予想の売上高が増加しているのはM&A(株式取得)の影響)。詳細を確認してみると、従来の事業計画と比較して主力事業の成長が鈍化しているようだ。すなわち、2023年2月13日発表の資料「事業計画及び成長可能性に関する事項」に記載の2025年12月期ま...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。成長株の長期投資で求められる力として、次の3つが挙げられていた。①鈍感力日々の株価変動に感情を揺さぶられない②忍耐力長期にわたる株価の低迷を乗り切る③観察力保有株の経営状況(ファンダメンタルズ)を観察し続けるこれら3つのうち、①鈍感力と②忍耐力は長年続けてきたインデックス投資と同様に思われ、また、それらは地獄のサラリー...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。企業の実力に比べて株価が割安になるパターンとその有効性について書かれており気になった。株価が割安になるパターンは下記の5つあるとのことだけど、経験上、業績拡大を伴わない場合(パターン②や⑤)は投資の有効性は低い(割安な状態が解消されにくい)とのこと。すなわち、いわゆるバリュートラップに嵌らないようにするためには、成...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。何を狙ってどんな株に投資するのかを自覚することが重要、というような話が気になった。長期的に株価を変動させる①企業の成長②相場との連動③評価水準の変化――の3つの大きな流れは全ての銘柄に影響を与えている。そこで重要なのは「自分がどの流れに着目してその株を売買しようとしているのか」を自覚することだ。 (中略) 3つの流れ...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。株価が変動する4つの要因と、それら変動を引き起こす主体、そして、それらの要因が支配的となる相場の名称と特徴について表のようにまとめられていた。なるほどと思う内容であり、頭の整理ができた。頭の整理ができたついでに、さらに頭の整理をしながら追記してみた(妥当性は不明だけど・・・)。長期投資をしたいと考えているけど、問...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。リスクは2種類ある、という話が印象的だった。株式投資にはリスクがつきものだが、それには大きく2つの種類がある。一つは、誰もが予期できない本当の意味でのリスク。もう一つは、あなたが無知なるが故に取ることになった無用なリスクだ。後者はできる限り小さくする努力が必要である。それは結果としてあなたの知見を広げ、将来の得意分...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本を読んだ。初心者が株式投資を体系的に学べるように書かれた本であり、著者は株式投資で数億円の資産を築いた個人投資家。長期投資を成功させる秘訣、という話が印象的だった。市場の参加者は数カ月から長くても3年程度先の「近未来」の業績を予想しながら、企業価値を判断している。仮にあなただけがその先の3~5年程度先を予想することができたら、その...
今週は決算発表が多く、明暗の分かれる結果となった。大きく上げたのは3566ユニフォームネクストと9768イデア。前者は増益で株価アップ(当期純利益は予想を上回る、今期(2024年12月期)の予想も会社四季報記載の数字を上回り20%以上の増益予想)、後者は増配で株価アップ(今期(2024年12月期)も増配予想、PBR1倍割れ対策か!?)。それぞれ成長株と割安株の理想の形という感じだろうか。逆に、大きく下げたのは7039ブリッジイ...
「効率経営 もろ刃の剣」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。ダイハツ工業や豊田自動織機など、トヨタ自動車グループで相次いでいる不正に関する記事。次のような話に闇を感じてしまう。 「量産開始日程を遅らせるのは会社に迷惑をかける」。豊田織機の調査委員会は従業員がさらされたプレッシャーをこう紹介した。「うまく開発が進んでいないが、言っても聞いてもらえない中でやむなく不正に走った」 ダイハ...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本の感想、4回目。世の中の流れ(株価が動くテーマ)に乗ることが重要、といような話が印象的だった。商社の流れか、レジャーの流れか、または、金融の流れか。様々な業界に、向かい風、追い風が吹く。この風向きを感じて、風に乗ることが株式投資で成果を上げる重要なことである。吹いていない風に乗ろうとしても帆は上がらないし、時には、嵐の中に身を投じるようなことをしても意味はな...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本の感想、3回目。個人投資家にはノルマがない、という話が気になった。この巨大なプロ集団の中で、個人投資家が差益を確実に得る方法は何か。それは彼らの弱点、手の内を知ることだ。プロに課されるのは「ノルマ」である。決済で結果や成績が出る。一方で個人投資家には、ノルマはない。つまり、個人は「いついつまでに結果を出す」という縛りがないので、業績、株価水準、成長性、テー...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本の感想、2回目。投資に「たまたま」は厳禁、という話が気になった。投資に「たまたま」は厳禁で、再現性がなければならない。「たまたま」の成功体験はあてにできないし、信用できない。地に足をつけ、応用の利く方法で、地道に資金を増やす方法を身につけたい。不動産でも、株でも、1割・2割の儲けを重ねて、優良な銘柄・希少価値物件を狙う。これで結果的に資産を増やすことが、確率...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本を読んだ。約50年の投資経験(不動産投資、株式投資)に基づいた、投資との向き合い方について書かれた内容。個別株投資の経験が浅い自分にとって、長年の経験に基づいた話はとても参考になる。特に印象的だったのは、「株価の裏には、何らかの勢力の思惑がある」という話。長い間、株式相場を見てきたが、業績などで材料が出る前に、株価はすでに、動き始めている。「早耳筋の動き」と...
個別株投資は成長株と割安株の2本立てで実施してみることにしたけど、選定した成長株と割安株を改めて比較してみた。詳細は下表に示す通りだけど、平均的な姿はおおよそ次のようになっており、大小関係はイメージ通りになっている。・PER: 成長株12.4倍 > 割安株8.4倍・PBR: 成長株1.9倍 > 割安株0.7倍※・配当利回り: 成長株1.1% < 割安株2.7%・ROE: 成長株15.2% > 割安株10.4%・ROA: 成長株10.8% > 割安株6.8%・...
サラリーマン生活が罰ゲームのようになってしまっているさえない自分は、この耐えがたい罰ゲームからさっさと抜け出すべくアーリーリタイアを夢見て資産形成に励んでいるけど、よくよく考えると、形成しようとしている資産の大部分は長生きリスクへの備えといえそうだ。一方、事故や病気などで40代・50代のうちに早死にしてしまうリスクもあるわけであり、そんなことになれば耐えがたきを耐えている今の時間は無駄だったことになっ...
今週から割安株ポートフォリオも加わり、個別株投資は(年初に始めた)成長株ポートフォリオとの2本体制となった。今週末時点の状況は以下のようになっている。割安株は始めたばかりだけど1週間で約2%も上げており、幸先の良いスタートといえそうだ。ただ、昨今の株高状況下でのスタートのため今後の動向が気になるところ。成長株も今のところ順調だけど、こちらも昨今の株高の追い風を受けていると思われるため、真価が問われる...
早いもので、今年(2024年)も1ヶ月が経過した。1月末時点の資産状況を確認してみると、先進国株が絶好調だったようで先月末から6%もアップしている。2024年の投資はロケットスタートといえそうだ(グラフの傾きもスゴイ・・・)。さらに、年初から個別株投資を始めたこともあり、そういう意味でもロケットスタートだ。ただ、先進国株の膨張と個別株への新規投資によって、金融資産に占める株式の割合が60%を超えてしまった。特...
年初にはじめた成長株への投資に続いて、割安株への投資もスタートした。日曜日に買い注文を出して月曜日に無事約定。昨今の株高の状況下で割安株投資を始めるのは悪手かもしれないけど(ジャンピングキャッチ?)、少しでも若いうちに始めて少しでも多くの経験を積むために、さっさと始めることにした。なお、銘柄選択は次のように行った。会社四季報を使って割安(といってもPBRやPERの数字を参考にしただけ)かつ財務面や業績面...
年初から始めた個別株投資では成長株に投資している(つもりだ)けど、割安株への投資も試してみたいと考えている。というのも、もう40代半ばになってしまっている自分にとって、歳をとるほど新たなことに適応しにくくなることが想定され、脳みそが少しでも若い今のうちに色々やっておいた方がよさそうに思うため。今は、儲けよりも学びを優先させたい。早速、昨日会社四季報で全銘柄をチェックし直して、割安かつ財務面や業績面が...
「10万が100万になる株の本当の探し方」(すぽ 著)という本の感想、3回目。中長期的に儲かる企業を見極めるためには「市場環境」と「ビジネスモデル」に注目することが重要とのことで、5つのビジネスモデル(ビジネスの構造、儲けの構造)が紹介されていた。①ストック型→携帯電話の通信料金のように一度きりではなく継続的にお金が入ってくるようにする②消耗品高収益型→プリンターのインクのように消耗品から高い収益を上げられ...
現時点の100万円ポートフォリオは次のようになっている。低迷していた5127グッピーズがTOBの公表を受けて月曜日と火曜日にストップ高となり、水曜日に買い付け価格(3,250円)の目前まできた。様子をうかがっていたところ3,240円あたりで売買されていたためさっさと売却し(64,000円の売却益をゲット)、(売却益も含めて)入ってきたお金で追加購入した。追加購入する銘柄は(他の候補はまだ見い出せていないため)今のメンバー内...
「10万が100万になる株の本当の探し方」(すぽ 著)という本の感想、2回目。「割安」と「成長力」はセットで考える必要があるという話の中で、株は4つにランク分けされるという話があり気になった。Sランク : PER 40、成長20%期待Aランク : PER 20、増収増益期待Bランク : PER 10またはPBR 1、黒字(成長横ばい)期待Cランク : PBR 0.5、赤字が想定される、株価のボトム株のパフォーマンスが上がるのはランクアップが起...
「10万が100万になる株の本当の探し方」(すぽ 著)という本を読んだ。著者は、サラリーマン時代に投資を始めた個人投資家とのことで、この本を書いた時点でアーリーリタイアを達成しているようだ。本の内容は“小型成長株投資のすすめ”といった感じであり、「大人の体格の会社ではなく、伸び盛りの子供の体格の株を買いましょう」という言葉も紹介されていた(著者の敬愛する邱永漢氏の言葉とのこと)。また、5年で2倍が目標という...
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「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した感想、3回目。真の上級者は相場に合わせて最適なアプローチに切り替えることができる、という片山氏の話が気になった。そこでぜひ覚えていただきたいのは、これさえあれば誰でもどんな相場でも勝ち続けられるという普遍的な手法というものは存在しないということです。 (中略) ひと通りのやり方を覚えれば初心者を脱して中級者にはなれますが、真の上級者...
「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した感想、2回目。投資で最も大事なのは「変化」を察知して「想像力」を働かせることであり、想像力を働かせるためには日頃から幅広い分野の情報を総合的に収集しておくことが必須(新聞が最適)、というような片山氏の話が書かれていた(と理解した)。なお、「変化」について最もわかりやすいのは決算短信に出てくる業績数値とのことであり、また、「想像力」...
「勝つ投資 負けない投資」(片山晃、小松原周 著)という本を再読した。自分に合うやり方(投資手法)を見つけるまで5年はかかった、という片山氏の話が気になった。ではどのようにして自分に合ったやり方を見つければ良いのかということですが、特に難しいことはありません。いろいろなやり方に実際に触れてみて、それを実践している先駆者のブログや書籍から考え方を学び、しっくり来るまで試してみるのです。僕もこれが多分自...
現在保有している8銘柄の中で、しっくりきていない銘柄が1つある。それは、クラシコム(7110)。クラシコムは「フィットする暮らし」を掲げているけど、まったくフィットしていない暮らし(サラリーマン地獄)に苦しんでいる自分にとっては心に響いてくる言葉であり、そういう意味ではしっくりきている。また、決算説明資料やネット情報などから伺えるクラシコムの経営戦略も理に適っているように思われ、そういう意味でもしっく...
今週はメディア総研(4242)を売却して、デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)とクラシコム(7110)を買い増しした。そして、今週は株が全体的に下げた影響もあり、保有している株も前澤工業以外は全体的に下げる展開だった。前澤工業が好調だったのは先週金曜日に公表された第3四半期決算短信の影響と考えられる。これまでの傾向通り相対的に利益率の高い事業の売上高が伸びており、個人的にも好印象。デジタル・...
前回書いたように、月曜日にメディア総研(9242)を売却した。売ったお金をどうするか?中東の雲行きが怪しくなっているので現金でもっておくか、それとも新たに投資するか?迷ったものの、これくらい安くなったら買ってもいいかなという値で、とりあえずデジタル・インフォーメンション・テクノロジー(3916)とクラシコム(7110)に100株ずつ買い注文を出してみた。すると、その日(火曜日)のうちに両方ともすんなり約定してし...
メディア総研(9242)の取締役(営業部長、40代)の辞任に関するお知らせがHPに掲載されていた、と前回書いた。下記3つの選択肢を挙げて、優柔不断な自分はとりあえず投資を継続して様子を見ることになりそうだ、と続けて書いた。選択肢1:余計なリスクをとらないようにするためにさっさと売却する選択肢2:とりあえず投資を継続して様子を見る選択肢3:ニュースを見た他の投資家たちが売却して安くなったところを買い増しする...
投資先企業のHPをチェックしていたら気になるニュースが目に付いた。メディア総研(9242)の取締役(営業部長)の辞任に関するお知らせであり、辞任の理由は一身上の都合によるものと書かれている。規模の大きな企業や年配の方の話であれば気にはならなかったと思うけど、メディア総研は従業員約40名の小さな企業であり、また、その取締役は40代前半のようで経営陣の中で最も若いと思われる。主要な人物が1人抜けても事業に支障は...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。長期投資はバイ(買う)ですべてが決まる、という話が印象的だった。極論を言うと、長期投資はバイですべてが決まる。良い株を買いさえすれば、あとは何もしなくても、その企業があなたを大金持ちにしてくれるのである。バイをうまくやることができれば書かれているように大金持ちになれるだろうけど、逆に、バイで間違えてしまうと満足す...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。成長株はいつ買うのが正解か?不人気な成長株を暴落局面で買うべし、というような話が書かれていた。不人気な株とは、例えば知名度が低かったり(プライム市場ではなく)スタンダード市場に上場していたりするような株のことであり、また、暴落局面とは、例えばリーマンショックやコロナショックなどで株価が大きく下がったときのことであ...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。タイトルにもある通り、この本では「割安成長株」が勧められているけど、なぜ「割安株」ではなく「割安成長株」なのか?すなわち、「割安」なだけでなく「成長」も必要なのはなぜか?大きく2つの理由が考えられる。理由1:株価の上昇余地がより大きくなるから理由2:株価が上昇するきっかけになるから理由1については、単に「割安」な...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。株は短期的にはネズミ講と似ている、という話が印象的だった。株は短期的にはネズミ講と似ている。何でもよい。何か株が上がりそうなネタを見つけた人間がその株を買い、次にそれを知った人が同じ株を買い、その次に知った人がその株を買う、といった具合に、情報の波及とともに買いが膨らみ、株価が上昇するという短期構造を持っている。...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。タイトルの通り、この本では割安成長株のバイ&ホールドを勧めている。なぜバイ&ホールドなのか?次の話が印象的だった。情報の泥沼にどっぷりつかり、心理戦の勝ち方を1つ1つ学び、それに精通していくことで、まるでAIのように心理的な癖やバイアスを克服する。これも株で勝つ1つの方法だろう。この方法で成功を収めている短期トレ...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本を読んだ。SNSやネット掲示板との付き合い方に関する話が気になった。まさに今から買おうとする株のとっておきの有効情報をわざわざ他人に先に教えるバカはいない。もし、そんなことをすると、買う前に株価が高くなってしまって、自分に不利に働くからだ。 (中略) 仮にそれが本当に有効な情報ならば、その情報が出回ってほしくない別のプレイヤーが大量...
今週の個別株は、いであ(9768)が下げたものの、全体的に微増だった。前々から気になっていたけど、新コスモス電機(6824)は日々の出来高が少ないようで、昨日はなんと200株のみだった。保有している他の銘柄についても改めて確認してみると、メディア総研(9242)も出来高が少ないようで、昨日は400株、一昨日は100株のみ。出来高が少ないということは、それだけ注目されていないということだろうから、割安で放置されている可...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本の感想、3回目。次の箇所が非常に印象的だった。“好きなことがある”ということは、それだけで朝起きる理由になる。もっと言うと、“好きなことがある”ということは、それだけで生きる理由にもなるように思われる。また、“好きなこと”はアーリーリタイア後の生活を充実させるための鍵にもなりそうだ。“好きなこと”と言えば、最近は専ら個別株投資にハマっており、一生モノの趣味になりそう...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本の感想、2回目。天才に関する話が気になった。天才は自らの劣等感や焦燥感を埋めるために必死だ。作品が評価を受ける度に、それによってさらに高くなったハードルを越えるために苦心する。その繰り返しに一生を費やし、ついにそれが叶わなくなった時にこの道を志した時から何も変わっていない欠落の深さを目の当たりにして絶望する。「今までなんだったのだ」と。「評価を受ける度に、そ...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本を読んだ。お笑いコンビ・オードリーの若林氏のエッセイ。ゴルフに関する話が投資にも通じるところがありそうで印象的だった。ゴルフの不思議。力を抜いた方が飛ぶこと。 (中略) 構えた時に、まず遠くに飛ばそうという欲を消す。方向を確認した後は、ボールをクラブが当たるまで最後まで見つめる。目標を見ないで今日だけ。今だけ。遠い夢はもう見ない。 (中略) 力を抜いて、欲...
前回書いたように新メンバー(3916 デジタル・インフォーメイション・テクノロジー)を迎えたものの、今週の個別株はほぼ全滅だった・・・。保有銘柄だけでなく、今週は日本株が全体的に下落しており、来週以降も下落傾向が続くようであれば買うチャンスになるかもしれない。全体的な下落が続いた場合、保有銘柄を買い増すか? それとも、「安くなったら買いたい銘柄リスト」の中から選んで買うか? 下落のチャンスを逃さないよ...
「安くなったら買いたい銘柄リスト」を作りたいと1月半ほど前に書いた。実際に作って株価の動きを観察していると、特に気になっていた銘柄がだんだん安くなってPERが15倍を切ってきたので、反転しない今のうちにと思って木曜日に買ってみた。すると、木曜日の終盤と金曜日にさらに安くなってしまった。買うのが早すぎたか・・・。■買った銘柄 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)■気になったポイント ・業績(売...
『インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳』という記事が東洋経済オンラインに掲載されており気になった。児玉一希氏の書籍『株式投資2年生の教科書』から一部抜粋・再構成した内容とのことで、積立投資を20年継続できるか?というような話が書かれていた。積立投資を20年継続するにあたっての懸念事項として、次のようなことが挙げられていた。1.資産が増えるのには時間がかかる(増えるペースは遅い) (年平均5%...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、7回目。無限責任が日本を無責任社会にした、という話が書かれておりなるほどと思った。日本では、いったん「責任」を負わされ、スケープゴートにされたときの損害があまりにも大きいので、誰もが責任を逃れようとする。その結果、権限と責任が分離し、外部からはどこに権力の中心があるのかわからなくなる。このようにして、天皇を“空虚な中心”とする、どこにも「責任」をとる人間のい...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、6回目。なぜか日本社会には、神や教会のような超越的なものが存在しない、というような話が気になった。本書の冒頭で、国際的な比較において、日本人が突出して権威や権力を忌避していることを指摘した。この異常な数値は、日本人が世界でもっとも世俗的な国民であることから説明できる。 (中略) 「権威や権力はより尊重されるべきだ」との回答の上位には、コロンビア、グアテマラ...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、5回目。自分らしい生き方は不安定で脆く、常に自己管理が求められる、というような話が印象的だった。 「私らしく」を唯一の価値基準とする生き方は、「自分」を土台にして立っているようなものだ。自分を参照しながら自分の将来を決断するという無限ループ的な構造を「再帰的」という(「再帰」とはループのことだ)。「再帰的近代」ではすべてのひとがこの無限ループ状態に陥ってい...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、4回目。「ほほえみの国」と呼ばれるタイに関する話が印象的だった。 タイの会社で出世するには、組織のなかで目立たず、自主性を発揮せず、なによりも責任をとらないことが大事だ。タイに赴任した欧米人のマネージャーがぶつかる最初の壁は、タイ人の部下がはっきりとした態度を示さず、自分の意見をいわず、仕事のミスを注意しても「ほほえんでいる」ことだ。 こうした組織は安定す...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、3回目。株式投資は利益を生まなくなってしまった、という話があり気になった。この本は2012年の出版だけど、その前の10年間(2000年~2011年)は日本株も米国株も低迷していたとのことで、次のように書かれていた。こうした状況はじつは先進国に共通していて、イギリスやドイツ、フランスなどもこの10年間ほとんど株価は上がっていない。 (中略) 2008年のリーマ...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、2回目。日本人は、地縁や血縁によるつながりが弱くたまたま出会った場所(学校や会社など)で共同体をつくる特徴があるため、その場所を失うと孤独になってしまう、というようなことが書かれておりなるほどと思った。そして、「“無縁社会”は日本人の運命」という表現まであった。確かに、リタイア後の孤独に関する記事や孤独死に関する記事を目にすることも多く(それらは日本人の運命...
「(日本人)」(橘玲 著)という本を読んだ。橘氏の本はこれまでにも何冊か読んだことがあるけど、この本では日本人の特徴にスポットが当てられている。世界的な価値観調査結果をもとに、日本人の特徴として次の2つが挙げられていた。1.世俗的(権威が嫌い、現実的、実利的)2.個人主義的(家族や友人の期待よりも自分の目標や自分らしさを重視する)それらの特徴に関連する次の話が印象的だった。 日本には、「空気=世間...
日本経済新聞の「ニッキィの大疑問」という記事に終身雇用について書かれており気になった。終身雇用を前提としない企業や終身雇用の維持に対する不安を公言する企業が増えているという話や、転職サービスへの新社会人の登録が増えているという話なども書かれていたけど、特に気になったのは45~54歳の正社員の約6割が転職経験があるという話。40代半ばの自分も他人事ではなく、いつまで今の仕事を続けられるかわからない。とはい...
『年金開始が「62歳→64歳」だけで火の海に…フランス人と日本人の「老後の感覚」が決定的に違う理由』という記事がプレジデント・オンラインに掲載されており気になった。大規模なデモも起こっているフランスの年金制度改革に関する内容であり、大騒ぎになっている理由について次のように書かれていた。①フランス人は仕事に喜びを見いだす度合いが少なく、早く引退生活を好きなように過ごすのを楽しみにしている。②週休二日や有給休暇な...
「プラグマティズム」(W・ジェイムズ 著、桝田啓三郎 訳)という本を読んだ。プラグマティズムとは何か?読解力不足により1割も理解できなかったように思うけど、プラグマティズムとは要するに次のような考え方と理解した。プラグマティズムが真理の公算を定める唯一の根拠は、われわれを導く上に最もよく働くもの、生活のどの部分にも一番よく適合して、経験の諸要求をどれ一つ残さずにその全体と結びつくものということである...
「投信番付」という日本経済新聞の記事に追加型株式投資信託の2022年度の資金流入額ランキングが掲載されており気になった。トップ5のうち、1位~4位は米国や全世界の株式で運用する低コストなインデックスファンドが独占しており、改めて人気の高さを感じた。5位にようやくアクティブファンドが入っている。1.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 資金流入額 7312億円2.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 資金...
「世界はもうすぐ終わるのに、バカなみんなはわかっていない…環境保護団体がテロ活動に走る根本原因」という記事がプレジデント・オンラインに掲載されていた。過激な環境保護団体(「ジャスト・ストップ・オイル(JSO)」「最後の世代(LG)」など)の問題点について書かれた内容であり、次のような話が気になった。JSOやLGを批判的に見る人(そこには私も含まれる)は、彼らを「おかしな人」たちと考える。しかし気候変動を並々な...
次の話が気になった。日経ビジネス(2022年11月21日号)の書評のコーナーに書かれていた内容。そもそも、本は服でいえば、フリーサイズで誰にでも合うように作られる。裏返して考えれば、「そのまま読めば誰にも合わない」ということにもなる。「フリーサイズで誰にでも合うように作られる」というのは、服や本に限らず多くのサービスに当てはまりそうな話。そうしないと売れないから。ただ、投資信託などの金融サービスについては...
「新・生物物理の最前線 生命のしくみはどこまで解けたか」(日本生物物理学会 編)という本を読んだ。物理学を用いて生物を理解しようとする生物物理学を紹介する内容(“最前線”といっても2001年に出版された本)。詳細はよくわからなかったけど、我々人間をはじめとした生物はとても複雑にできていて、かつ、(そのような複雑なものが)うまく機能しているというのはすごいなと改めて感じた。そして、誰かが設計して作り上げた...
「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(三中信宏 著)という本の感想、3回目。“教科書を学ぶ”と“教科書で学ぶ”の違いについて書かれており気になった。自分が関心をもつ専門分野の「教科書」と呼ばれる本を読むときには、二通りの読み方が考えられます。まずはじめに、とにかくその本を読みきって、そこに何が書かれているのかを理解し、その上で自分がそこから何か吸収すべきものがあるのかどうかを判断するという読み...
「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(三中信宏 著)という本の感想、2回目。演繹法と帰納法に次ぐ第三の推論様式として「アブダクション」が紹介されており気になった。演繹法や帰納法は従来の科学哲学の中では、物理学や化学などのように普遍類(たとえば、化学ならばある原子番号をもつ元素の集合、天文学ならば赤色巨星の集合のような類)を対象とする学問における、反復観察や再現実験を踏まえた論証方法として繰...
「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(三中信宏 著)という本を読んだ。「系統樹思考」とは何か? 「分類思考」との対比で次のように理解した。■分類思考現在眼の前にある対象物をカテゴリー化する人類が無意識のうちに昔から採用してきた(生まれながらに備えている)考え方分類思考によって世界を単純化して(上位概念でくくって)考えることができる生きていくために必要不可欠な考え方■系統樹思考現在眼の前にある...
「正義感強い子 生きづらい?」という記事が先日の日本経済新聞に掲載されていた。子どもの正義感について書かれており気になった。ルールを守らない友達を注意して煙たがれる、マナー違反をすぐ指摘する――子どもの正義感が強すぎて、人付き合いがうまくいかないのではと心配になることがあるかもしれない。 (中略) 子どもが「正しいことを正しい」と言えるのは、とても良いことだ。親が「あんまり言い過ぎないように」「見て...
『50歳前後で