会社四季報(2025年1集 新春号)を改めて見たところ上場して間もない銘柄(例えば135A VRAIN Solution)が気になったと先日書いた。そこで、会社四季報(2025年1集 新春号)に掲載されている証券コードの下一桁が「A」の全銘柄について調べてみた。いつもは会社四季報に掲載されている業績や財務や株価指標などの数値をもとに銘柄を絞り込んでいたけど、今回は異なるアプローチを試してみようと思い、下一桁が「A」の銘柄について...
40代で早期退職した自称個人投資家がひっそりと書き続けるさえない自己満ブログ
自己満ブログですが少しでも参考になることがあれば幸いです
会社四季報(2025年1集 新春号)を改めて見たところ上場して間もない銘柄(例えば135A VRAIN Solution)が気になったと先日書いた。そこで、会社四季報(2025年1集 新春号)に掲載されている証券コードの下一桁が「A」の全銘柄について調べてみた。いつもは会社四季報に掲載されている業績や財務や株価指標などの数値をもとに銘柄を絞り込んでいたけど、今回は異なるアプローチを試してみようと思い、下一桁が「A」の銘柄について...
四季報を読めば「マクロ経済」がわかる、という話が会社四季報ONLINEの『
中高生の頃から音楽を聴くのが好きで、最近もユーチューブでよく聴いている。その際、コメントを読むのも好きだけど、コメントの中に“underrated”という言葉を目にすることがある。日本語でいうと“過小評価されている”というようなことと理解しているけど、この“過小評価”というのは投資の世界において重要なポイントの一つと思われる。すなわち、他の投資家から過小評価されている株を狙うのは一つの手と考えられる。ただ、音楽と...
今週は、久しぶりに大きく上昇してくれた。TOPIX(≒東証プライム市場指数)をこんなに大きく上回ってくれたのも半年ぶりくらいのように思われ、リタイア後も土曜日に書いていたこの観察記録を喜び勇んで?金曜日に書いていしまった・・・。なお、大きく上昇した銘柄は本決算が好調で増配の発表もあったアクシス(4012)と、本決算と来期予想が悪くはなかった(決して良かったわけではない!)ユニフォームネクスト(3566)と、そし...
早期退職してから朝の日課になっていることがある。朝起きてすぐにウォーキングに出かけ、帰ってからモーニングサテライト(録画)を見ながら朝食を食べる、というようなたわいもないこと。最近は朝が寒いのでウォーキングに出かけるのは少し億劫ではあるものの、帰宅後にモーニングサテライトのオープニングを目にするたびに「今日も一日が始まるな!!」と前向きな気持ちになる。ウォーキングをしていると公園に集まってラジオ体...
割安株に注目した前回とは異なる観点で会社四季報(2025年1集 新春号)を見てみようと思い、初めの数ページをパラパラ見ていたところ、以下のような上場して間もない銘柄が気になった。135A VRAIN Solution137A Cocolive138A 光フードサービスいずれも成長盛りのようであり、財務的にも良さそうで(上場して間もないから当たり前?)、また、社長の意欲も高そうだ。特に、VRAIN Solutionはうまくいけば成長の余地がとても大きそう...
「メタゾアの心身問題 動物の生活と心の誕生」(ピーター・ゴドフリー=スミス 著、塩崎香織 訳)という本を読んだ。ヤドカリに心はあるのか?タコに心はあるのか?のような問題についてアレコレ考えを展開していく内容。残念ながら要点がよくわからなかったけど、次の2点が印象的だった。1.ヤドカリは反射的に行動するだけでなく、2点以上の事柄を勘案して総合的に判断している素振りを見せるということ2.心は、進化のどこか...
改めて考えてみると、学生時代からサラリーマン時代までのこれまで約40年間、学校や会社のカレンダーに従った人生をお送ってきた。すなわち、6時~8時頃に家を出て17時~24時頃に帰ってくる、1週間で考えると月曜日に始まり金曜日(あるいは土曜日の昼頃)に終わって次の月曜日までは休み、また、1年で考えると4月から新たな年度が始まり春・夏・冬などに休暇があり3月に年度が終わる。リタイアした今となってはそのような従うべき...
今週は、前澤工業(6489)といであ(9768)が大きく上昇した。前澤工業の上昇は道路陥没事故(水道管破損)の影響と思われる。一方、決算発表を受けてストライク(6196)が大きく下げた。また、先々週に配当予想額の上方修正を発表したシステムリサーチ(3771)が引き続き上げたけど、昨日発表された決算の内容はそこまで良さそうには見えないため、来週は下げるかもしれない。来週も4社の決算発表が控えているため動きがありそう...
プロの銘柄選びから学ぼうということで、これまでに「大和住銀日本小型株ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)と「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)を見てみたけど、今回はそれらとは毛色が違いそうな「農林中金<パートナーズ>おおぶねJAPAN(日本選抜)」(農林中金バリューインベストメンツ)をチェックしてみた。このファンドは、「持続的に企業価値を増大できる数少ない企業」を見極めて長期投資するファ...
プロの銘柄選びから学ぼうということで、今回も「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)を取り上げる。このファンドの特色の一つとして、「今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選し投資を行います。」というのが交付目論見書に書かれていた。直近の月次レポートに掲載されている組入上位銘柄(下記)について、“成長”という観点で業績の推移を確認した中で気付いたことがある。“成長”というと、これまでの自分の銘柄...
プロの銘柄選びから学ぼうということで、前回も書いた「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)について引き続き調べてみた。直近の月次レポートに掲載されていた組入上位銘柄(下記)の株価チャートを確認してみると、どの銘柄も株価は上り調子であり(自分の保有銘柄とは大違い!)、これらのチャートを見る限りではこのファンドの成績はすごくいいのではと思われる。ただ、厳選ジャパンのチャートをインデックスファンド(e...
プロの銘柄選びから学ぼうと思い、前回は「大和住銀日本小型株ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)をチェックしてみたけど、今回は毛色の違いそうな「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)について調べてみた。交付目論見書によると以下のような特色があるようで、成長性を重視していると理解した。直近の月次レポートによると、組入上位銘柄は以下のようであり、フジクラや三菱重工業など旬?の銘柄も含まれてい...
先日書いたように、プロの銘柄選びから学ぼうと思い立ち、まずは「大和住銀日本小型株ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)の組み入れ上位銘柄(下記)について調べてみた。1.クリヤマホールディングス(3355)2.ナラサキ産業(8085)3.ニチリン(5184)4.綜研化学(4972)5.第一カッター興業(1716)6.パーカーコーポレーション(9845)7.ニッピ(7932)8.ランドネット(2991)9.遠藤製作所(7841)10.ケーユーホール...
今週は、日本株が全体的に好調だったこともあり、全体で2.4%上昇した。特に大きく上昇したのはシステムリサーチ(3771)であり、16%の上昇となった。先週金曜日に発表された配当予想額の上方修正の影響と考えられる。来週以降は決算発表が続くため、しばらくは上下の激しい展開になるかもしれない。なお、指数との比較の表の中に先週からeMAXIS slim 国内株式(TOPIX)を入れているけど、ベンチマークとしてはこれを使っていきた...
個別株投資を始めてから約1年、これまでは、本などから学んだ知識を元に会社四季報などを活用して銘柄選びをしてきた。このような選び方で良いのだろうかと前々から気になっていたものの、選び方が妥当かどうかは結果で判断するしかないようにも思われる。とはいえ、結果をただ待っているだけというのも効率が悪いように思うので、(自分の悪いところを見つけるためにも)他の投資家たちの銘柄選びについて確認してみるのも良いよ...
40代になって老いを感じることが増えたという記事を以前書き(「40代 老いを感じるとき・・・」)、具体的には下記3点を挙げていた。1.記憶力の低下2.外見の老化3.懐古趣味化あれから4年ほどたち、40代も半ばになった今、当時から恐れていた新たな老化現象に襲われている。それは“老眼”であり、会社四季報も見づらくなってきた。近くが見えない・・・。念のため眼科に行ったところやはりただの老眼のようで、また、老眼の程...
「有価証券報告書の見方・読み方」(あずさ監査法人 編)という本を読んだ。有価証券報告書について解説する内容。有価証券報告書はとっつきにくく感じており、これまではあまり読めていなかった。「主要な経営指標等の推移」「対処すべき課題」「事業等のリスク」あたりをサラっと見ていた程度で、全体の構成すら把握できていなかった。この本を読んでもとっつきにくさは解消しきれなかったけど(消化不良気味)、とりあえず全体...
『株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!』(森和夫 著)という本を読んだ。気象予報士である著者は、投資をはじめた当初はうまくいかなかったものの、気象学と経済学の類似性に気付いてからうまくいくようになったとのこと。気象学と経済学の類似性とは、どちらも「カオス」であり「平均回帰の法則」に従う、というようなことであり、より具体的には、投資における「暴落」は気象における「ゲリラ豪雨」などに例えら...
「新版 財務3表図解分析法」(國貞克則 著)という本を読んだ。会計の専門家ではない人が財務諸表からザックリと会社の状況を分析しようとする場合、まずはたったの4つの数字(下記)をチェックすればいいという話が気になった。①ROE②財務レバレッジ③総資本回転率④当期純利益率図にすると以下のようになる。これまでにも聞いたことのあるような話だけど、このような構図がすぐに頭に思い浮かぶように癖付けしていきたいと思う。な...
「金融と投資のための 確率・統計の基本」(田渕直也 著)という本の感想、2回目。元米財務長官ロバート・ルービン氏が提唱したという“蓋然的思考”に関する話が印象的だった。 自分にとって良いシナリオだけでなく悪いシナリオも考え、どのようなシナリオがどのくらい生じうるか、それぞれのシナリオでどのくらいの損益が生まれるかを冷静に見極めてから判断を下すのです。いってみれば、期待値をできるだけ客観的に算出し、それ...
今週も、よく下げた。9月ごろからほぼ一貫して下げ続けている。一時は630万円を超えていたポートフォリオも530万円以下になってしまっており、このまま下げ続けたらそのうち500万円を割ってしまいそうだ。これだけ下げ続けたら嫌になってしまいそうだけど、めげることなくより一層励んでいきたいと思う(継続は力なり!)。全体的に下がる中、ローツェ(6323)が5%ほど上がってくれた。台湾の半導体メーカーTSMCの決算が好調かつ...
「金融と投資のための 確率・統計の基本」(田渕直也 著)という本を読んだ。株価の変動率の発生頻度に関する話が気になった。株価の変動率の発生頻度の分布は正規分布(ランダムウォーク)からズレているとのことで、図のようなイメージになっているようだ。①重心が右側に偏っている②左の裾が伸びている③ピークが高く中央部分がすぼまっているこのような分布になる理由について、次のような解説があった。大雑把にいうと、平常時...
銘柄を選ぶ際、これまでは会社四季報を読んで候補をピックアップし、それから各候補の詳細を調べて絞り込んでいた。この場合、候補をピックアップする際は主として業績や財務などの数字に着目しており、事業内容の詳細はピックアップした後に調べていた。このような選び方は事業内容よりも業績や財務を重視していることになり、業績や財務は良いけど事業内容はイマイチなものを選んでしまっている恐れがある(候補をピックアップす...
保有している銘柄の中で、東洋炭素(5310)の下げが止まらない。9月末に買って以来下げ続けており、現時点で33%ほどのマイナスになっている。損切りすべき(もっと早く損切りすべきだった)だろうか・・・。そもそもなぜ下げているのだろうか?足元の業績は悪くなく、2月に発表予定の2024年12月度の決算は当初の予想を上回る可能性もあるのではと思う。問題は今後と思われ、投資家たちは今後の業績を懸念しているのだろうと思われ...
ユニフォームネクスト(3566)についてYouTubeで検索すると、社長がランチェスター戦略を解説する動画が出てくる。ランチェスター戦略といえば“弱者の戦略”だけど、そのような解説を動画で聞きながら、個別株投資の分野において弱者な自分はどのような戦略をとるべきだろうか?と改めて疑問に思ってきたため、自分のような投資弱者がとるべき戦略についてアレコレ考えてみた。なお、投資弱者はインデックス投資が最適解なのかもし...
株価 = PER × EPS株価 = PBR × BPSこれらの式を踏まえると、株価 = 投資家の妄想(PERやPBR) × 企業の実態(EPSやBPS)というようなことになるように思う。つまり、とある企業の将来の株価について考える際、その企業の今後について考えるだけでなく、その企業に対する投資家たちの今後の妄想について考える必要があると思われる。すなわち、その企業はどうなっていくだろうか? それはなぜか?? だけでなく、その企業に対す...
2025年の初めの週は全体で2.7%も下げてしまった。システムリサーチ(3771)やクレスコ(4674)が6%~7%ほど下げて、また、東洋炭素も3%ほど下げた。東洋炭素はとうとうPBRが1倍を割ってしまったけど(実績PBR 0.97倍、会社予想PER 11.4倍)、どこまで下げるのだろうか・・・。なお、昨日から書いているように、4銘柄を追加して、代わりに保有している銘柄の中から4銘柄を半分ずつ売却した。■追加した銘柄3566 ユニフォームネク...
今週追加した4銘柄について、前回までにとりあげた3銘柄(ハリマビステム(9780)、藤井産業(9906)、エスティック(6161))に続いて、今回はユニフォームネクスト(3566)を選んだ理由について整理してみる。ユニフォームネクストはこれまでにとりあげた3銘柄とは異なり以前にも投資したことがあるため、前回投資したときの理由と売却した理由についても書いてみる。前回(2024年1月)投資した理由(当時の選定基準のコピペ)1...
今週追加した4銘柄について、昨日とりあげたハリマビステム(9780)と藤井産業(9906)に続いて、今回はエスティック(6161)を選んだ理由について整理してみる。選んだ理由1.指標的に比較的割安(会社予想PER 8.0倍、実績PBR 0.95倍) 2.財務が健全そう(自己資本比率86.6%、有利子負債ゼロ)3.コロナ時の落ち込みはあるものの業績はおおむね右肩上がり4.確認できた範囲(2009年以降)で当期純利益はプラス5.ROEが比較...
前々回書いたように4銘柄を追加した。前回とりあげたハリマビステム(9780)に続いて、今回は藤井産業(9906)を選んだ理由について書いてみる。なお、選んだ理由がハリマビステムと似ているため、前回と同じような内容になってしまう。選んだ理由1.指標的に割安(会社予想PER 6.3倍、実績PBR 0.61倍) ※12.財務が健全そう(キャッシュが潤沢そうで株主還元の余地がありそう ※1)3.業績がおおむね右肩上がり(当期純利益...
前回書いたように4銘柄を追加したけど、今回は、そのうちの1つであるハリマビステム(9780)を選んだ理由について整理してみる。選んだ理由1.指標的に割安(会社予想PER 7.8倍、実績PBR 0.72倍)2.財務が健全そう(株主還元の余地がありそう)3.業績が安定して右肩上がり(12期連続増収、50期連続黒字)4.ROEが比較的高く(実績ROE 9.4)、引き続き純資産が増えていきそう5.景気や為替等の影響を受けにくそう(ビルメ...
今週、4銘柄を追加した。銘柄を追加する際、これまでは保有銘柄と入れ替えていた、すなわち、追加する代わりに保有銘柄を売却して保有銘柄数を10程度に保っていた。今回は、資金を作るために売却はしたものの、保有している10銘柄のうちの4銘柄を半分ずつ売却するにとどめ、保有銘柄数としては純増して14銘柄にした。保有銘柄数を増やした理由は少しでも多くの経験を積みたいと考えた(保有銘柄数を増やした方が経験値が増...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再々読した感想、3回目。投資の達人が使うリスク回避戦略について書かれており、4つの戦略が挙げられていた。1 投資しない。2 リスクを抑える(これはバフェットのやり方の鍵だ)。3 能動的にリスクを管理する(ソロスが驚異的にうまいのがこの戦略である)。4 リスクをアクチュアリ的(数理的)手法...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再々読した感想、2回目。神に従うがごとく自分のシステムに従うべし、という話の中で次のように書かれており気になった。投資家が自分の性格からまったくかけ離れたシステムを用いた場合、結果は散々なものになる。仮にそのシステムが誰か他の人にとってとてもうまくいくものであってもだ。能力や好みなどが自...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再々読した。この本を読むのは3度目であり、個別株投資を始める前に一度、はじめた直後くらいにも一度読んだことがある。前回読んだときもとりあげたように思うけど、“分散”に関する話が一番気になった。達人 ―― 分散投資なんて小鳥さんのやることだと信じている。負け犬 ―― 一つの投資に大きなポジションを取...
少しでも若いうちに少しでも多くを学んでおきたく、リタイア生活において当面は個別株投資に注力していきたいと考えている(歳をとるほどに覚えが悪くなりそうなため・・・)。“注力”するとは具体的に何をするのか? 考えを整理してみた。大きいところでは①調査と②実践の2つが考えられ、より具体的には下記のようなことが考えられる。また、小さいところではこのブログ(③言語化)も挙げられそうであり、考えを整理するために書...
去年の今ごろに始めてゲットして以来、会社四季報との付き合いも今回で5冊目になった。今回は、割安さを重視してチェックしてみたところ、以下の14銘柄が気になった。2153 E・Jホールディングス4752 昭和システムエンジニアリング5185 フコク5699 イボキン6161 エスティック6430 ダイコク電機6488 ヨシタケ6912 菊水ホールディングス7539 アイナボホールディングス7723 愛知時計電機9691 両毛システムズ9780 ハリマビシステム985...
リタイア生活で心がけたいことと、現時点で認識している課題について改めて整理してみた。■リタイア生活で心がけたいこと1.健康管理2.お金の管理3.個別株投資のライフワーク化4.読書、読書、読書、・・・5.新たなことへのチャレンジ■リタイア生活の課題1.人間関係2.人間関係3.人間関係4.人間関係5.アルコールとの関係課題に挙げた“人間関係”の四連打は大げさかもしれなけど、人間社会を生きていく上で“人間関...
これまでは①成長性と②割安さと③財務の健全さを重視して投資をしてきたつもりであり、すなわち、多かれ少なかれ成長していきそうで財務が健全そうな企業が割安(成長性に対して割安)になっているときに買う、そして割安さが解消された時に売る、というのを目指してきた(なかなかうまくいかないけど)。成長性については、成長性の大きそうなもの(成長性重視)と小さそうなもの(割安さ重視)の両方ともを対象としており、また、...
「株式投資入門」(井出正介 著)という本の感想、3回目。この本はバリュー株投資を勧める内容であり、ベンジャミン・グレアム氏のバリュー株選別基準を日本の市場環境に合わせて簡略したがものが紹介されていた。①東証1部上場企業(今なら東証プライム市場になるのだろう)②時価総額1,000億円以上、あるいは2,000億円以上で足切り③予想ROEが10%以上④過去5年と今・来期予想ベースで増益基調にある⑤PERが平均以下また、バリ...
「株式投資入門」(井出正介 著)という本の感想、2回目。ROE(自己資本利益率)の重要さが強調されており印象的だった。たとえば、次のような話があった。株式投資を企業への長期貯金と見なす時は、ROEは企業が大勢の投資家からいろいろなタイミングや形で預かった、株主資本という名の長期の預かり金を、その決算年度に何%で運用したかを示す運用利回りである。ROEの重要さは理屈としては理解できるものの、現実問題として...
「株式投資入門」(井出正介 著)という本を読んだ。タイトルに“入門”とあるけど、株式投資を始めてみようと思い立った人がこの本を手に取るとまえがきの途中で投げ出してしまいそうな内容(「PER」「EPS」「ROE」「ポートフォリオ理論」などの用語がまえがきからどんどん出てくる)。入門としてではなく、一通り勉強したあとに読むと頭の整理になってちょうどいいように思われる。この本の冒頭に、「いま、なぜ株式投資なのか」...
個別株投資において、昨年(2024年)は保有銘柄数を10程度にしていたけど、今年(2025年)はもう少し増やしたいと思う。保有銘柄数を増やす理由は、より分散することでリスクをより抑えたいためというよりも、より多くの経験(成功/失敗)を積みたいため。早期退職したことで増えた時間の一部を銘柄選定に充てたいと思う。なお、投資資金を増やすつもりはないため、保有銘柄の一部を売却してその資金にしたい。ということで、追...
2024年1月4日に個別株投資を始めてから丸1年が経過した。この1年を振り返ってみると、特に印象に残っている売買が5つある。その5つは、おおむね同じような考えで銘柄選定して売買したつもりだけど、結果は以下の図のように明暗が分かれてしまった(図のチャートはヤフーファイナンスからもってきている)。2つがうまくいき、2つがうまくいっておらず、1つはトントン。なぜうまくいったのか? なぜうまくいかなかったのか? 何か...
資産運用を始めるにあたって2013年に書き始めたこのさえないブログを、リタイア後も継続しようと思う。ここ1年半くらいは個別株投資の話ばかりになっていたけど、これからは、読書ネタ(投資本以外も)やリタイア生活ネタなど個別株投資以外の話も書いていきたい。なお、このブログはほとんど読まれないため、読者のために書いているというよりも己の考えを整理するために書いている自己満ブログという感じだけど、そのスタイルは...
前回書いたように早期退職に踏み切ったけど、リタイア後の資金計画について現時点の考えを書いてみる。まず、現時点の資産は次のようになっている。・貯金 :生活費の約27年分 (インフレを考慮すると20年分くらい?)・先進国株インデックス :生活費の約12年分・日本個別株 :約550万円このような資産を次のように使って生きていきたいと考えている。1.これからの20年間は貯金で生活し...
最近はアーリーリタイアに関する記事を書いてなかったけど(身バレを恐れて念のため)、また、アーリーリタイアまでの詳細は今後も書かないつもりだけど(身バレを恐れて念のため)、2024年の後半に早期退職して念願のリタイア生活に突入した!!詳細は書かないつもりではいるものの、次の3点は肝に銘じておきたいと思う。1.早期退職できるのは偶然が重なった奇跡のようなものということ2.地獄のサラリーマン生活の記憶を風化...
今年(2024年)の株式市場は昨日(12月30日)で終わったため、今年最後の記録を残しておきたい。年初(1月4日)に個別株投資を始めてからちょうど1年経過、終盤でかなり減ってしまったものの51万円の増加(500万円の原資が551万円になった、+10.2%)で終えることができた。指数と比較するとイマイチな結果のようにも思うけど、致命的な失敗をすることもなく個別株投資1年目を無難にしのげたよに思うので、そういう意味では良か...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、8回目。インデックス投資と個別株投資、どちらを選ぶべきか? 次のような話があった。 現在では、インデックス投資は世界的に非常に大きな勢力になっています。それはある意味で、ポートフォリオ理論の勝利といえるかもしれません。 ただ、話はここで終わりません。ここまで伝説的な投資家、ウォーレン・バフェットの名前が何度か出てきました。彼の投資手法は、ごく少な...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、7回目。株で勝つのは偶然にすぎないのか? 次の話が気になった。 バフェットの過去60年以上にわたって株価指数を大きく上回ってきた投資成績は、偶然だけでは説明できないでしょう。バフェットとはまったく正反対の投資スタイルをもつルネッサンス・テクノロジーズという運用会社が運用するメダリオンというファンドは、ファンド設定直後にわずかなマイナスを記録して以降...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、6回目。リスク・プレミアムについて書かれており気になった。リスク・プラミアムはリスクの対価とされますが、この場合のリスクとは結果が確定しない不確実性を意味します。人はこのリスクを嫌う傾向が強いと考えられるので、リスクを伴う資産には投資したがらず、そのようなリスク資産の価格は本来あるべき値段よりも安くなるはず、ということになります。たとえば、株の実...
今週は、指数には劣るものの1.4%上昇してくれた。その中でも特に気になったのは、コーア商事ホールディングス(9273)が5.3%上昇してあと一歩で含み損状態から抜け出せそうになってきたこと。含み損状態から抜け出せそうという意味では、アクシス(4012)もあと一歩だ。今年の株取引も残すところあと1日、それら2銘柄にはなんとかプラスに転じてもらって気持ちよく終えたいな。「プラスに転じてもらって気持ちよく終えたいな」...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、5回目。「ウォーレン・バフェットはどうやって資産を増やしたのか」という話の中で、複利の効果が取り上げられており気になった。わずかな差が積み重なると複利の効果で大きな差につながる、というような話。大きな差をつけることなんてできそうにないさえない自分にとって、わずかな差を積み重ねることが大きな差につながるというのはありがたい話であり、利用しない手はな...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、4回目。株式の理論的価値について、最も単純なモデルとして次のような式が書かれていた。株式=EPS/(r+p-g)EPS:一株当たり当期純利益r:長期金利p:リスク・プレミアムg:EPSの成長率配当と内部留保を区別せずに、税引後の利益を株式価値の源泉と考えて、その利益が毎年定率で増加していく場合のモデルとのこと。長期金利は未来永劫一定というような仮定もしていると考...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、3回目。財務戦略における「バランス」について書かれており気になった。ここまでの話をまとめると、財務の健全性を維持しつつ、一定以上のROEを実現し、有利子負債と資本の調達コストを適正に保つ、ということをバランスよく達成するのが財務戦略の目標ということになります。「バランス」について、アーリーリタイア志望者の家計に例えると次のようなことと理解した。安全を...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本の感想、2回目。オランダはなぜ覇権を握ったのか?前回も書いたイギリスの東インド会社とオランダの東インド会社の違いについて、今回は違い②を取り上げる。違い①イギリスの東インド会社:無限責任オランダの東インド会社:有限責任 → 気安く投資できるためより多くの出資を集められる違い②イギリスの東インド会社:航海ごとに出資を募るオランダの東インド会社:一連の航海事業へ...
「新版 金融の基本」(田渕直也 著)という本を読んだ。「オランダはなぜ覇権を握ったのか」という話の中で、1600年頃に設立されたイギリスの東インド会社とオランダの東インド会社の違いが書かれており印象的だった。違い①イギリスの東インド会社:航海ごとに出資を募るオランダの東インド会社:一連の航海事業への出資を募る → 長期的な事業計画が立てられる違い②イギリスの東インド会社:無限責任オランダの東インド会社:有...
今週は、ストライク(6196)が大きく下げた。一次は30%あった含み益がほぼなくなってきた。含み益が30%を超えたのは買ってから1ヶ月たたない頃だったため、その時にタイミングよく売ることができていたらとても効率が良かったけど、現実は、買ってから4カ月を過ぎて含み益がほぼゼロに戻ってきた・・・。なお、ストライクの会社予想PERは12倍台前半まで下がってきたため、業界的に逆風が吹いている?(規制強化で成長鈍...
「孤独を生きる」(齋藤孝 著)という本の感想、3回目。孤独対策として“本”が挙げられており気になった。孤独を解消してくれるものとして、一番にあげられるは、誰が何と言おうと「本」である。私はそう考えます。 (中略) 著者が単独の時間を大事に使って、実りある作品に結実させた。受け取る側の読者は、その熟成した味わいを楽しみ、充実した単独の時間を過ごす。そういった連鎖のなかで、本を読む人は孤独感を覚えること...
「孤独を生きる」(斎藤孝 著)という本の感想、2回目。定年退職後の孤独対策(孤独感に苛まれないようにするための対策)として「使命感を持って事に臨む」という話があり気になった。加えて欲を言えば、「これが自分のミッションだ」と思える何かが欲しいですよね。使命感を持って事に臨み、少しずつ進めていくことは楽しくやりがいがあるし、社会やどこかのコミュニティとつながっていると実感できます。アーリーリタイアを夢...
「孤独を生きる」(斎藤孝 著)という本を読んだ。冒頭に次のように書かれていた。昨今、現代人の「孤独」が大きな問題になっている、といった言説を大きく見聞きします。たしかに、孤独と聞くと、「寂しい」「不安だ」「怖い」「イヤだ」といった言葉がセットでイメージされますし、あまり良いことのようには思えないかもしれません。 (中略) しかし、私は「孤独感のモンスター化」こそ「緊急事態宣言」ではないかと思います...
「NISAで利回り5%を稼ぐ 高配当投資術」(窪田真之 著)という本の感想、2回目。TOPIXを大幅に上回るパフォーマンスをあげてきた日本株のファンドマネージャーだったという著者が運用してきたファンドとは、具体的にどのようなファンドだったのだろうか?前回書いたこの疑問を解消するべく、再度ネットで調べてみたものの、TOPIXを大幅に上回るパフォーマンスの詳細や具体的なファンド名についての情報を見つけることはやはりで...
「NISAで利回り5%を稼ぐ 高配当投資術」(窪田真之 著)という本を読んだ。「はじめに」に次のように書かれており気になった。私は日本株のファンドマネージャーとして25年間、年金・投資信託・海外のファンドの日本株運用を担当してきました。20代で1000憶円、40代で2000憶円以上のファンドを動かし、競争相手である東証株価指数(TOPIX)を大幅に上回るパフォーマンスをあげてきました。窪田氏が運用してきたファンドとは、具...
個別株投資がうまくいっているのかどうかを判断するにあたり、これまでは次の3つの指数を意識してきた。・東証プライム市場指数・東証スタンダード市場指数・東証グロース市場指数なぜこれら3つの指数を意識してきたのかというと、東証プライム市場/東証スタンダード市場/東証グロース市場のそれぞれに上場している銘柄に投資しているから、という単純な理由。ただ、前々から気になっていたけど、自分は配当を再投資しているため...
個別株投資を始めてから1年弱、はじめての株主優待が先月末に届いた。届いたのはcotta(3359)の菓子詰め合わせ(3000円相当らしい)。また、これまでに配当金もゲットしており、整理すると以下のようになる。優待と配当の両方をゲットした感想としては、優待よりも配当の方が断然うれしいな。配当は再投資できるけど優待は再投資できないし、また、配当(お金)であれば何にでも使えるけど優待は自分が必要とするものではな...
今週は、久しぶりに増えてくれた。システムリサーチ(3771)とアクシス(4012)が4%ほど上昇してプラスに転じ、また、クラシコム(7110)も6%ほど上昇した(こちらはまだまだプラ転にはほど遠いけど・・・)。クラシコムの上昇は決算発表の影響が大きい。1Qの決算発表だったけど、さっそく上方修正(業績予想と配当予想)してきた。この時期から上方修正してくるのは、株価の低迷を気にしているというのもあるように思われる...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、8回目。「他の投資法を理解する」という話が気になった。株価が何が何だか分からない理由で、何が何だか分からない動きをするから、不安になる。その不安を取り除くために、他の投資法を頭の隅にしまっておいても損はない。「損はない」というようなレベルではなく、「他の投資法を理解する」のは、もっと言うと、他の投資家たちの考え...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、7回目。「思い込みがないかを疑う」という話が気になった。うまくいかない個人投資家の大半は、「モノゴトを正しく見ることができない」という壁に突き当たってしまうのだ。困ったことに、本人はそれに気付かないか、気付いていてもそれを修正しようとは思わないため、なかなかこの壁を突破することができない。「思い込み」をなくすこ...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。株主を破滅に導くのは何か? 次の話が気になった。株式投資を続ける限り、すべて読み通りになどということは絶対にない。どこまで調べても、どれほどセンスがあっても、不確実の餌食になることはある。 (中略) ただ、私の経験上、人々が心配しているほど不確実性は株主を破滅に導かない。むしろ、調査不足や経験不足、リス...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。「アバウトさを許容する」という話が気になった。私はもう30年以上、株式投資をしてきたが、厳密で唯一の正解を求めるような姿勢は根本的に間違っていると断言できる。株価の動きは、所詮は人々の想像の結果なのである。予想する場合は、かなり幅を持たせて判断するほうが現実的であり、正解だ。株式投資に絶対はなく、100%予想...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。「2つのアプローチを使いこなす」という話が気になった。2つのアプローチとは、銘柄を探す際のボトムアップ・アプローチとトップダウン・アプローチのことであり、次のような話があった。私の場合は、ボトムアップ・アプローチからのトップダウン・アプローチをする場合が多い。どういうことかというと、割安な銘柄を探索し、こ...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。「鳥の目、虫の目、魚の目を使いこなす」という話が気になった。鳥の目とは、物事を俯瞰し、全体を大きく捉える目だ。逆に虫の目は、1つのものをクローズアップして詳細を分析する力と言える。魚の目とは潮の流れを見る目とされ、つまり、時代や市場の流れを読む力と言えよう。株式投資においてもこの3つは重要な視点である。視...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。「理解できない会社には投資しない」という話の中で、理解できない点を明確にするために著者が用いているという5つの問いが紹介されており気になった。☑なぜ成長できているのか?☑成長は今後どの程度続く見込みか?☑成長が止まるとしたらどのような理由が考えられるか?☑既に悪い兆候は出ていないか?☑株価は適正な水準にあると...
「個人投資家入門 by エナフン 株で勝つためのルール77」(奥山月仁 著)という本を読んだ。この著者(個人投資家)の本は3冊読んだことがあるけど、この本はそれらの総集編あるいは集大成という感じであり、実戦を通して培ってきた著者の知見が詰め込まれているように感じた。表紙の裏に書かれていた次の話が印象的だった。正しい知識を得て、オーソドックスな投資法を習得することこそ、勝利への近道である。著者が考えてい...
今週も、また下げた。特に、東洋炭素(5310)とローツェ(6323)の勢いが止まらない。転がり落ちるように下げ続けていく。両銘柄とも、9月末~10月頭頃に会社予想PER15倍前後で買ったけど、12倍前後まで下がってきた。どこまで値下がりしたら買い手が優勢になるのだろうか?売る方はまだまだ下がるかもと思って損切りし、買う方はまだまだ下がるかもと思って値下がりを待つ、というような悪循環に陥っているのだろうか?そ...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、8回目。「すぐれた決断」と「儲かる決断」について書かれており気になった。 堅実な分析に基づいて、すぐれた決断を下したにもかかわらず、異常事態によって不利益を被った者がいたのか、またヤマを張ったことで利益をあげた者がいたのかを確実に知るのは、事が起きたあとでも難しいかもしれない。つまり...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、7回目。儲けることと損失回避することのどちらを重視するか? 次の話が気になった。並外れた利益の獲得を狙うか、損失を回避するか。二つの投資アプローチのうち、私は後者のほうが確実だと考える。たいていの場合、利益を獲得するには将来起きる出来事についてある程度、正しく予測することが必要だが、...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、6回目。リスクをコントロールするという話が印象的だった。私の考えでは、すぐれた投資家はリターンを生み出す能力と少なくとも同じくらい、リスクをコントロ―する能力を持っているという点で卓越している。 (中略) 獲得するリターンに相応するよりも低いリスクをとる者こそ、すぐれた投資家だと私は考...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、5回目。サイクルに注意を向ける、という話が気になった。我々が生きている世界にサイクルが存在する根本的な原因は、人がかかわっていることにある。機械に任せれば、物事は一直線に前進しうる。そして、時間は絶え間なく進む。機械も適切な動力を与えられれば、進みつづけることができる。しかし、歴史や...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、4回目。心理的要因の重要性について書かれており気になった。本質的価値を算定する際のカギは高度な財務分析にあるが、価格と本質的価値の関係性(そしてその見通し)を理解するうえでのカギは、主として他の投資家の心を読むことにある。短期的に見ると、投資家心理はファンダメンタルズと無関係に、証券...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、3回目。投資の世界で最も重要な学問は“心理学”という話が気になった。 投資の世界で最も重要な学問は会計学でも経済学でもなく、心理学である。 カギとなるのは、いま現在、投資をしたがっている人としたがっていない人について知ることだ。将来の価格変動は、投資したいと思う人がこの先増えるか減るか...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本の感想、2回目。前回もとりあげた「二次的思考をめぐらす」という話に関連して次のように書かれており印象的だった。問題は、並外れたパフォーマンスはコンセンサスとは異なる正しい予測からしか生まれないが、コンセンサスとは異なる予測をすること、それも正しく予測すること、そして、それに基づいて行動するこ...
「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」(ハワード・マークス 著、貫井佳子 訳)という本を読んだ。20の教えの最初に出てきた「二次的思考をめぐらす」という話がとても印象的だった二次的思考とは、誰もが考えつくような底が浅い単純な思考(一次的思考)ではなく、まともな人は考えないような一段も二段も掘り下げた地下深くにある複雑に入り組んだ思考、というようなことと理解した。将棋に例えると、...
今週もまた下げて、一時は633万円まで膨らんでいた個別株ポートフォリオも540万円近くまで縮んできた。このペースで下げ続けたとしても、年内はなんとかプラス(500万円以上)をキープできそうなのが救いかな・・・。さて、このように下げ続ける状況下でもモチベーションを維持するためにはどうすればいいだろうか?例えば、次のように考えるのはどうだろうか。個別株投資を始めたばかりの今は、リターンを得るよりも学びを得る方...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、5回目。この本を読んで、“ファットテール”が投資をする上でポイントの一つになると改めて感じた。すなわち、投資のリターンの発生頻度は正規分布になるのではなく、極端に大きいまたは小さいリターンの発生頻度が正規分布よりも高くなる。それゆえ、極端に小さいリターンに備える必要があるし、また、極端に大きいリターンをうまく利用するべき...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、4回目。投資の実力は時間をかけてゆっくりとしか姿を現さない、という話が印象的だった。もちろん市場には勝者がいる。しかも、短期的には勝敗は五分五分に近いので、勝者は大勢生まれる。だが長期にわたって好成績を続けられる者はどんどん数が少なくなる。一方で、実力のある者が短期的に勝てるとは限らない。だが長期的には勝てる可能性がど...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、3回目。株の成功は偶然なのか? それとも必然なのか?次の話が気になった。相場の世界で生み出される無数の成功と失敗は、すべてではないにしてもその多くはやはり偶然に左右されている。それなのに、その偶然の結果の中から人々は「こうすれば成功する」という方法を勝手に作り上げてしまう。理論や実証に裏打ちされない投資“理論”なるものが...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本の感想、2回目。バフェット氏の超優良企業投資はなぜ儲かるのか?次の話が印象的だった。 バフェットが好むのは、経済が落ち込んだとしても需要がなくならない消費財市場で圧倒的なブランド価値を築いた超優良企業だ。つまり、たとえ景気が相当悪くなっても、売上が大きく落ち込まないような企業である。 (中略) 将来のことは断定的に予測できない...
「ファイナンス理論全史 儲けの法則と相場の本質」(田渕直也 著)という本を読んだ。株価の変動が正規分布に従わずに”ファットテール”が存在する理由について、次のように理解した。すなわち、“ファスト”(直感的思考)と“スロー”(論理的思考)のそれぞれの正規分布が重ね合わされるため。つまり、バラツキ(標準偏差)の大きい“ファスト”(直感的思考)の正規分布とバラツキ(標準偏差)の小さい“スロー”(論理的思考)の正規...
今週も、また下げた。一時は633万円まで膨らんでいた個別株ポートフォリオも550万円まで縮んできた。特に気になるのが東洋炭素(5310)とクラシコム(7110)。東洋炭素は、自民党総裁選の日(2024/9/27)にジャンピングキャッチ?して以来、8週間連続で下げ続けており、2カ月もたたないうちに含み損が-20%を突破するまでになってきた。クラシコムは、個別株投資を始めた年初(2024/1/4)に投資を始めて以来追加投資しながら保有...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、5回目。インデックス投資の弱点について書かれており気になった。もっと明らかな弱点はないかと考えてみると、やはり最大の弱点はインデックス投資ではあまり大儲けできないという点につきるのではないでしょうか。確かに、個別株投資で数百万円の元手を数年のうちに数億円まで増やしたというような一部の投資家たちの成功談と比較...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、4回目。ファンダメンタルズ分析とチャート分析の有効性について書かれており気になった。これらの分析手法においてはこれまでもさんざん研究が進み、大勢の投資家が常日頃から試しているにもかかわらず、少なくともよく知られているファンダメンタルズ分析やチャート分析で明らかに信頼できるものは存在していません。結局のところ...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、3回目。個別株投資は市場平均に勝てるのか? 次のような話があり気になった。たとえば、アクティブなファンドマネジャーの平均的な成績はなかなか市場平均を上回ることができません。これは市場変動のかなりの部分が極めて予測困難な要素から成り立っていることを示しています。一方で、極少数ですが、単に偶然による以上の確率で...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本の感想、2回目。株式投資には幻想がつきまとう、という話が気になった。株式投資にまつわる幻想は、一見ごく当たり前に見えるような投資論のなかに潜んでいます。「株式投資の基本は割安で有望な株を見つけて長期投資をすること」、「バフェットを見習え」、「割安なときに買い、割高になったら売れ」、「成長性のある企業を探せ」、等々で...
「ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略」(田渕直也 著)という本を読んだ。これまでに学んできた個別株投資のポイントがコンパクトに整理されているような内容であり、いい頭の整理(復習)になった。一番印象的だったのは、最後に紹介されていた歴史小説「坂の上の雲」(司馬遼太郎 著)からの次の話。 古今の戦史を陸空の区別なく詳しく調べなさい、古今の名著をことごとく読みなさい、そして「それか...
今週は、先週に続いて指数を大きく下回る結果となった。一時は600万円を超えていたポートフォリオが550万円を割りそうなまでになってきた。どこまで落ちていくのだろうか・・・。ここで初心者の自分が最もやってはいけないことは、うまくいかないことに嫌気がさして個別株投資に対する興味を失ってしまったり、さらには個別株投資を辞めてしまったりすることだと考えられる。初心者の自分が今やるべきことは、さえない自分はやっぱ...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、5回目。投資で必要な能力はゲームで鍛えた、というような話が印象的だった。その能力とは次のようなこと。1.すばやくコマンド入力でき値動きに対して瞬時に動ける反射神経2.相場に張り付いて相手(他の投資家)を研究できる能力3.いろんな板や指標を同時に見ながらプレイできる能力塞翁が馬であり、人生何が幸いするかわからない。自分の場合につい...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、4回目。投資における自分の優位性に関する話が気になった。 インサイダー取引のような明らかな価値の上下がわかるような情報を持っていない限り、企業のポテンシャルと株価がどう動くかなんてはっきりとはわからない。 だとすれば、自分に優位性はない。なにかしら他人を出し抜かないと、他人から富を奪うことはできない。 誰でも知っている情報では安...
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」(cis 著)という本の感想、3回目。とにかく仮説を考える、という話が気になった。「こんなことが起きたら、こんな展開で儲かる」みたいな仮説をいつも考えていて、アイデアを何十個か持っている。それがたまに実際に起こることがあって、そんなときは「はい、きた」みたいな感じになる。「円安になったら輸出産業は利益が上がって株価も上がるはず」みたい半ば常識みたいなものでは...
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会社四季報(2025年1集 新春号)を改めて見たところ上場して間もない銘柄(例えば135A VRAIN Solution)が気になったと先日書いた。そこで、会社四季報(2025年1集 新春号)に掲載されている証券コードの下一桁が「A」の全銘柄について調べてみた。いつもは会社四季報に掲載されている業績や財務や株価指標などの数値をもとに銘柄を絞り込んでいたけど、今回は異なるアプローチを試してみようと思い、下一桁が「A」の銘柄について...
四季報を読めば「マクロ経済」がわかる、という話が会社四季報ONLINEの『
中高生の頃から音楽を聴くのが好きで、最近もユーチューブでよく聴いている。その際、コメントを読むのも好きだけど、コメントの中に“underrated”という言葉を目にすることがある。日本語でいうと“過小評価されている”というようなことと理解しているけど、この“過小評価”というのは投資の世界において重要なポイントの一つと思われる。すなわち、他の投資家から過小評価されている株を狙うのは一つの手と考えられる。ただ、音楽と...
今週は、久しぶりに大きく上昇してくれた。TOPIX(≒東証プライム市場指数)をこんなに大きく上回ってくれたのも半年ぶりくらいのように思われ、リタイア後も土曜日に書いていたこの観察記録を喜び勇んで?金曜日に書いていしまった・・・。なお、大きく上昇した銘柄は本決算が好調で増配の発表もあったアクシス(4012)と、本決算と来期予想が悪くはなかった(決して良かったわけではない!)ユニフォームネクスト(3566)と、そし...
早期退職してから朝の日課になっていることがある。朝起きてすぐにウォーキングに出かけ、帰ってからモーニングサテライト(録画)を見ながら朝食を食べる、というようなたわいもないこと。最近は朝が寒いのでウォーキングに出かけるのは少し億劫ではあるものの、帰宅後にモーニングサテライトのオープニングを目にするたびに「今日も一日が始まるな!!」と前向きな気持ちになる。ウォーキングをしていると公園に集まってラジオ体...
割安株に注目した前回とは異なる観点で会社四季報(2025年1集 新春号)を見てみようと思い、初めの数ページをパラパラ見ていたところ、以下のような上場して間もない銘柄が気になった。135A VRAIN Solution137A Cocolive138A 光フードサービスいずれも成長盛りのようであり、財務的にも良さそうで(上場して間もないから当たり前?)、また、社長の意欲も高そうだ。特に、VRAIN Solutionはうまくいけば成長の余地がとても大きそう...
「メタゾアの心身問題 動物の生活と心の誕生」(ピーター・ゴドフリー=スミス 著、塩崎香織 訳)という本を読んだ。ヤドカリに心はあるのか?タコに心はあるのか?のような問題についてアレコレ考えを展開していく内容。残念ながら要点がよくわからなかったけど、次の2点が印象的だった。1.ヤドカリは反射的に行動するだけでなく、2点以上の事柄を勘案して総合的に判断している素振りを見せるということ2.心は、進化のどこか...
改めて考えてみると、学生時代からサラリーマン時代までのこれまで約40年間、学校や会社のカレンダーに従った人生をお送ってきた。すなわち、6時~8時頃に家を出て17時~24時頃に帰ってくる、1週間で考えると月曜日に始まり金曜日(あるいは土曜日の昼頃)に終わって次の月曜日までは休み、また、1年で考えると4月から新たな年度が始まり春・夏・冬などに休暇があり3月に年度が終わる。リタイアした今となってはそのような従うべき...
今週は、前澤工業(6489)といであ(9768)が大きく上昇した。前澤工業の上昇は道路陥没事故(水道管破損)の影響と思われる。一方、決算発表を受けてストライク(6196)が大きく下げた。また、先々週に配当予想額の上方修正を発表したシステムリサーチ(3771)が引き続き上げたけど、昨日発表された決算の内容はそこまで良さそうには見えないため、来週は下げるかもしれない。来週も4社の決算発表が控えているため動きがありそう...
プロの銘柄選びから学ぼうということで、これまでに「大和住銀日本小型株ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)と「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)を見てみたけど、今回はそれらとは毛色が違いそうな「農林中金<パートナーズ>おおぶねJAPAN(日本選抜)」(農林中金バリューインベストメンツ)をチェックしてみた。このファンドは、「持続的に企業価値を増大できる数少ない企業」を見極めて長期投資するファ...
プロの銘柄選びから学ぼうということで、今回も「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)を取り上げる。このファンドの特色の一つとして、「今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選し投資を行います。」というのが交付目論見書に書かれていた。直近の月次レポートに掲載されている組入上位銘柄(下記)について、“成長”という観点で業績の推移を確認した中で気付いたことがある。“成長”というと、これまでの自分の銘柄...
プロの銘柄選びから学ぼうということで、前回も書いた「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)について引き続き調べてみた。直近の月次レポートに掲載されていた組入上位銘柄(下記)の株価チャートを確認してみると、どの銘柄も株価は上り調子であり(自分の保有銘柄とは大違い!)、これらのチャートを見る限りではこのファンドの成績はすごくいいのではと思われる。ただ、厳選ジャパンのチャートをインデックスファンド(e...
プロの銘柄選びから学ぼうと思い、前回は「大和住銀日本小型株ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)をチェックしてみたけど、今回は毛色の違いそうな「厳選ジャパン」(アセットマネジメントOne)について調べてみた。交付目論見書によると以下のような特色があるようで、成長性を重視していると理解した。直近の月次レポートによると、組入上位銘柄は以下のようであり、フジクラや三菱重工業など旬?の銘柄も含まれてい...
先日書いたように、プロの銘柄選びから学ぼうと思い立ち、まずは「大和住銀日本小型株ファンド」(三井住友DSアセットマネジメント)の組み入れ上位銘柄(下記)について調べてみた。1.クリヤマホールディングス(3355)2.ナラサキ産業(8085)3.ニチリン(5184)4.綜研化学(4972)5.第一カッター興業(1716)6.パーカーコーポレーション(9845)7.ニッピ(7932)8.ランドネット(2991)9.遠藤製作所(7841)10.ケーユーホール...
今週は、日本株が全体的に好調だったこともあり、全体で2.4%上昇した。特に大きく上昇したのはシステムリサーチ(3771)であり、16%の上昇となった。先週金曜日に発表された配当予想額の上方修正の影響と考えられる。来週以降は決算発表が続くため、しばらくは上下の激しい展開になるかもしれない。なお、指数との比較の表の中に先週からeMAXIS slim 国内株式(TOPIX)を入れているけど、ベンチマークとしてはこれを使っていきた...
個別株投資を始めてから約1年、これまでは、本などから学んだ知識を元に会社四季報などを活用して銘柄選びをしてきた。このような選び方で良いのだろうかと前々から気になっていたものの、選び方が妥当かどうかは結果で判断するしかないようにも思われる。とはいえ、結果をただ待っているだけというのも効率が悪いように思うので、(自分の悪いところを見つけるためにも)他の投資家たちの銘柄選びについて確認してみるのも良いよ...
40代になって老いを感じることが増えたという記事を以前書き(「40代 老いを感じるとき・・・」)、具体的には下記3点を挙げていた。1.記憶力の低下2.外見の老化3.懐古趣味化あれから4年ほどたち、40代も半ばになった今、当時から恐れていた新たな老化現象に襲われている。それは“老眼”であり、会社四季報も見づらくなってきた。近くが見えない・・・。念のため眼科に行ったところやはりただの老眼のようで、また、老眼の程...
「有価証券報告書の見方・読み方」(あずさ監査法人 編)という本を読んだ。有価証券報告書について解説する内容。有価証券報告書はとっつきにくく感じており、これまではあまり読めていなかった。「主要な経営指標等の推移」「対処すべき課題」「事業等のリスク」あたりをサラっと見ていた程度で、全体の構成すら把握できていなかった。この本を読んでもとっつきにくさは解消しきれなかったけど(消化不良気味)、とりあえず全体...
『株は「ゲリラ豪雨」で買い、「平均気温」で儲ける!』(森和夫 著)という本を読んだ。気象予報士である著者は、投資をはじめた当初はうまくいかなかったものの、気象学と経済学の類似性に気付いてからうまくいくようになったとのこと。気象学と経済学の類似性とは、どちらも「カオス」であり「平均回帰の法則」に従う、というようなことであり、より具体的には、投資における「暴落」は気象における「ゲリラ豪雨」などに例えら...
「新版 財務3表図解分析法」(國貞克則 著)という本を読んだ。会計の専門家ではない人が財務諸表からザックリと会社の状況を分析しようとする場合、まずはたったの4つの数字(下記)をチェックすればいいという話が気になった。①ROE②財務レバレッジ③総資本回転率④当期純利益率図にすると以下のようになる。これまでにも聞いたことのあるような話だけど、このような構図がすぐに頭に思い浮かぶように癖付けしていきたいと思う。な...
昨日も書いたように先週金曜日(2/9)に発表された決算で成長が鈍化したようにも見える7039ブリッジインターナショナルは、今週株価が下がることになるかもしれないけど(取引時間中に決算発表されたようで金曜日に既に6.2%下げている)、予想PERが9.2倍と割安な水準のため、株価が下がったとしてもこれ以上大きく下がることはないのではと思われる。1月に5127グッピーズの決算発表後のストップ安を経験し、成長株は成長に陰りが...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、4回目。「ゆっくり金持ちになりたい人なんていない」という話が印象的だった。 史上最強の投資家ウォーレン・バフェットは、「なぜ、みんなはあなたのシンプルな投資戦略を真似しないのですか?」とアマゾン創設者のジェフ・ベゾスに問われた時、こう返しています。「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ。」(No one ...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、3回目。「10倍化を意識しないこと」が「10倍株」をモノにするコツ、という話がありとても印象的だった。「10年で2倍のペースで資産が増えてくれればいい」というスタンスで投資をしてきた結果、10倍に増えた株がいくつかあり、結果的におよそ10年で10倍のペースで資産が増えたとのこと。個別株投資をするにあたり、「5年で2倍...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本の感想、2回目。銘柄選びに関する次の話が印象的だった。前回に続いて目から鱗が・・・。私は実はアクティブ型の投資信託に組み入れられた企業の株から探すことが多い。 (中略) 運用哲学のしっかりしたファンドマネジャーが投信に組み入れている企業には、素晴らしい企業が多い。 (中略) だからと言って、それだけで購入する...
『10倍株の思考法 「ビジネスモデル×企業価値」で考える株式投資入門』(ろくすけ 著)という本を読んだ。半年ほど前に図書館で予約していた本だけど、ようやく順番が回ってきた。でも、かえってそれがよかったように思う。というのも、(今でこそなるほどと思う内容が多かったけど)知識の乏しかった半年前に読んでもあまりピンとくる内容ではなかったように思うから。特に印象的で目から鱗的だったのは次の話。以下の2つの企業...
金曜日(2/9)に発表された決算資料において、7039ブリッジインターナショナルの業績が芳しくなかった。銘柄選定時に参考にした会社四季報の情報からの変化は図のようになる(2024年予想の売上高が増加しているのはM&A(株式取得)の影響)。詳細を確認してみると、従来の事業計画と比較して主力事業の成長が鈍化しているようだ。すなわち、2023年2月13日発表の資料「事業計画及び成長可能性に関する事項」に記載の2025年12月期ま...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。成長株の長期投資で求められる力として、次の3つが挙げられていた。①鈍感力日々の株価変動に感情を揺さぶられない②忍耐力長期にわたる株価の低迷を乗り切る③観察力保有株の経営状況(ファンダメンタルズ)を観察し続けるこれら3つのうち、①鈍感力と②忍耐力は長年続けてきたインデックス投資と同様に思われ、また、それらは地獄のサラリー...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。企業の実力に比べて株価が割安になるパターンとその有効性について書かれており気になった。株価が割安になるパターンは下記の5つあるとのことだけど、経験上、業績拡大を伴わない場合(パターン②や⑤)は投資の有効性は低い(割安な状態が解消されにくい)とのこと。すなわち、いわゆるバリュートラップに嵌らないようにするためには、成...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。何を狙ってどんな株に投資するのかを自覚することが重要、というような話が気になった。長期的に株価を変動させる①企業の成長②相場との連動③評価水準の変化――の3つの大きな流れは全ての銘柄に影響を与えている。そこで重要なのは「自分がどの流れに着目してその株を売買しようとしているのか」を自覚することだ。 (中略) 3つの流れ...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。株価が変動する4つの要因と、それら変動を引き起こす主体、そして、それらの要因が支配的となる相場の名称と特徴について表のようにまとめられていた。なるほどと思う内容であり、頭の整理ができた。頭の整理ができたついでに、さらに頭の整理をしながら追記してみた(妥当性は不明だけど・・・)。長期投資をしたいと考えているけど、問...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。リスクは2種類ある、という話が印象的だった。株式投資にはリスクがつきものだが、それには大きく2つの種類がある。一つは、誰もが予期できない本当の意味でのリスク。もう一つは、あなたが無知なるが故に取ることになった無用なリスクだ。後者はできる限り小さくする努力が必要である。それは結果としてあなたの知見を広げ、将来の得意分...
「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」(奥山月仁 著)という本を読んだ。初心者が株式投資を体系的に学べるように書かれた本であり、著者は株式投資で数億円の資産を築いた個人投資家。長期投資を成功させる秘訣、という話が印象的だった。市場の参加者は数カ月から長くても3年程度先の「近未来」の業績を予想しながら、企業価値を判断している。仮にあなただけがその先の3~5年程度先を予想することができたら、その...
今週は決算発表が多く、明暗の分かれる結果となった。大きく上げたのは3566ユニフォームネクストと9768イデア。前者は増益で株価アップ(当期純利益は予想を上回る、今期(2024年12月期)の予想も会社四季報記載の数字を上回り20%以上の増益予想)、後者は増配で株価アップ(今期(2024年12月期)も増配予想、PBR1倍割れ対策か!?)。それぞれ成長株と割安株の理想の形という感じだろうか。逆に、大きく下げたのは7039ブリッジイ...
「効率経営 もろ刃の剣」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。ダイハツ工業や豊田自動織機など、トヨタ自動車グループで相次いでいる不正に関する記事。次のような話に闇を感じてしまう。 「量産開始日程を遅らせるのは会社に迷惑をかける」。豊田織機の調査委員会は従業員がさらされたプレッシャーをこう紹介した。「うまく開発が進んでいないが、言っても聞いてもらえない中でやむなく不正に走った」 ダイハ...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本の感想、4回目。世の中の流れ(株価が動くテーマ)に乗ることが重要、といような話が印象的だった。商社の流れか、レジャーの流れか、または、金融の流れか。様々な業界に、向かい風、追い風が吹く。この風向きを感じて、風に乗ることが株式投資で成果を上げる重要なことである。吹いていない風に乗ろうとしても帆は上がらないし、時には、嵐の中に身を投じるようなことをしても意味はな...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本の感想、3回目。個人投資家にはノルマがない、という話が気になった。この巨大なプロ集団の中で、個人投資家が差益を確実に得る方法は何か。それは彼らの弱点、手の内を知ることだ。プロに課されるのは「ノルマ」である。決済で結果や成績が出る。一方で個人投資家には、ノルマはない。つまり、個人は「いついつまでに結果を出す」という縛りがないので、業績、株価水準、成長性、テー...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本の感想、2回目。投資に「たまたま」は厳禁、という話が気になった。投資に「たまたま」は厳禁で、再現性がなければならない。「たまたま」の成功体験はあてにできないし、信用できない。地に足をつけ、応用の利く方法で、地道に資金を増やす方法を身につけたい。不動産でも、株でも、1割・2割の儲けを重ねて、優良な銘柄・希少価値物件を狙う。これで結果的に資産を増やすことが、確率...
「投資の鬼 100則」(石井勝利 著)という本を読んだ。約50年の投資経験(不動産投資、株式投資)に基づいた、投資との向き合い方について書かれた内容。個別株投資の経験が浅い自分にとって、長年の経験に基づいた話はとても参考になる。特に印象的だったのは、「株価の裏には、何らかの勢力の思惑がある」という話。長い間、株式相場を見てきたが、業績などで材料が出る前に、株価はすでに、動き始めている。「早耳筋の動き」と...
個別株投資は成長株と割安株の2本立てで実施してみることにしたけど、選定した成長株と割安株を改めて比較してみた。詳細は下表に示す通りだけど、平均的な姿はおおよそ次のようになっており、大小関係はイメージ通りになっている。・PER: 成長株12.4倍 > 割安株8.4倍・PBR: 成長株1.9倍 > 割安株0.7倍※・配当利回り: 成長株1.1% < 割安株2.7%・ROE: 成長株15.2% > 割安株10.4%・ROA: 成長株10.8% > 割安株6.8%・...
サラリーマン生活が罰ゲームのようになってしまっているさえない自分は、この耐えがたい罰ゲームからさっさと抜け出すべくアーリーリタイアを夢見て資産形成に励んでいるけど、よくよく考えると、形成しようとしている資産の大部分は長生きリスクへの備えといえそうだ。一方、事故や病気などで40代・50代のうちに早死にしてしまうリスクもあるわけであり、そんなことになれば耐えがたきを耐えている今の時間は無駄だったことになっ...