個別株投資を始めてから約4カ月、これまでは成長株や割安株への投資を実施してきたつもりだけど、ここにきて、ポートフォリオの多様性をさらに高めていくべく、高配当株への投資にもチャレンジしてみることにした。といっても、投資している銘柄のうち、いであ(9768)の平均取得単価に対する予想配当利回りは4.6%であり、高配当と言えるレベルなのかもしれない。まあでも、いであは割安株として投資したつもりであり、高配当を狙...
さえないサラリーマンが 仕事×節約×投資 でアーリーリタイアを目指す自己満ブログ 個別株投資挑戦中
自己満ブログですが少しでも参考になることがあれば幸いです
この秋は好きなドラマの新シーズンが2つも放送されており、乾いたサラリーマン生活に潤いを与えてくれている。一つは先日も記事に書いた「おいしい給食」であり、もう一つは今回とりあげる「きのう何食べた?」である。先日「きのう何食べた?」を観ていたら、アラフィフになるのが嫌なので47歳の誕生日は祝わなくてよい、というような話で盛り上がっていた。そんな様子を観ながら、40代半ばの自分もそろそろアラフィフだというこ...
遅ればせながらChatGPTを使ってみた。早速、アーリーリタイアやインデックス投資について質問してみたところ、しっかりした内容が返ってきて感心してしまった。さらにいろいろ遊んでいたところ、次のような回答がきてビックリしてしまった・・・。質問内容ChatGPTを初めて使った感想について、ブログの記事を書いてください。メリットを強調してください。芸人風に回答してください。ChatGPTの回答タイトル:
個別株投資を思い立って半年ちょっと。どうすれば利益を上げることができるのかいまだに見えてこないけど、とりあえずめげずに先の見えない道を歩み続けていきたいと思う。もしかしたらさえない自分にとっては遠すぎてたどり着くことはできないのかもしれないし、そもそも幻を追い求めているのかもしれない。まあでも、貯金やインデックス投資がインフレや長期的な株価低迷などで地盤沈下していく恐れもあるように思うため、遠すぎ...
「予測ビジネスで儲ける人びと」(ウィリアム・シャーデン 著、森孝恵 訳)という本の感想、3回目。複雑系は進化するという話が気になった。複雑系は環境に適応して進化し、それまでとは違うふるまいをするようになるため、以前に確立された理論が当てはまらなくなることもある。複雑系な株式市場についても、これまでの勝ちパターンが通用しなくなることもあるのだろう。例えば、投資本に書かれているような勝ちパターンも、今ま...
「予測ビジネスで儲ける人びと」(ウィリアム・シャーデン 著、森孝恵 訳)という本の感想、2回目。経済や株式市場が複雑系だとしたら、どうすれば個別株投資で儲けることができるだろうか?考えられる1つの案としては、複雑系が有する正のフィードバックをうまく利用すること。株式市場におけるバブル(過度な株高の進行)や暴落(過度な株安の進行)は正のフィードバックによる自己組織化の現れと考えられ、すなわち、バブルや...
「予測ビジネスで儲ける人びと」(ウィリアム・シャーデン 著、森孝恵 訳)という本を読んだ。天気予報、経済予測、株価予測、人口予測、技術予測などの予測ビジネスの実態について書かれており、経済予測と株価予測の話が特に気になった。平たく言えば、経済は複雑系なのでその予測は当たらないというようなことであり(実際に当たっていない)、さらに、そのような経済の一部である株価予測についても同様ということ。なお、ファ...
「ビジネスエリートになるための 教養としての投資」(奥野一成 著)という本の感想、2回目。次の話が気になった。 PERやPBRは、いずれも株式投資をする際に重視するべき判断基準などと言われていますが、少なくとも私のこれまでの経験で言うと、ほとんど見るべき意味のない数字ということになるのです。 そもそも誰でも簡単に入手・分析できるようなPERやPBRのような定量的財務情報だけで、割安かどうかを判断して儲けること...
「ビジネスエリートになるための 教養としての投資」(奥野一成 著)という本を読んだ。農林中金バリューインベストメンツにて「おおぶね」ファンドシリーズを展開している奥野氏が、投資の必要性や株式投資で成功するコツについて解説した内容。一度買ったら売る必要のない企業の株を買えばいいと書かれており、そのためには「構造的に強靭な企業」に投資すればいいとのこと。なお、強靭な構造とは3つの要素「高い付加価値」「...
『「コミュ力」偏重の謎』という記事が先日の日本経済新聞に掲載されており気になった。企業が採用時に最も重視する資質はコミュニケーション能力だけど、そもそも採用基準は「社内で育てにくい資質」を中心にするべきであり、「育てられる資質」かもしれないコミュニケーション能力を採用基準にするのは妥当なのだろうか? というような話。改めて考えてみると、コミュニケーション能力の弱い自分も、入社時と比較すると改善でき...
「賢者に学ぶ 有望株の選び方」(鈴木一之 著)という本の感想、2回目。バリュー株投資は市場平均を上回る、という話が書かれており印象的だった。実際に世界の主要な株式市場において、投資スタイル別にパフォーマンスを評価してみると、一定の期間を区切って運用実績を統計的に計算すれば、ほぼ例外なくすべての期間にわたってバリュー株投資が市場平均を上回ると言われていますなお、バリュー株投資の方法について、この本で...
「賢者に学ぶ 有望株の選び方」(鈴木一之 著)という本を読んだ。先月読んだ「有望株の選び方」(鈴木一之 著、2006年刊行)という本をリニューアル・改定して2019年に刊行された本とのことで、内容的にはほとんど同じであり、いい復習になった。前回も書かれていたかもしれないけど、「消費者独占型企業」と「コモディティ型企業」に関する話が気になった。ウォーレン・バフェット氏による分類とのことで、バフェット氏はコモデ...
非鉄金属株を取り上げてより実践的な勉強をしたいと先々週書いたけど、勉強できる事例を増やすために化学株も追加することにした。具体的には次の銘柄。1.住友化学2.三井化学3.三菱ケミカルグループ非鉄金属株と同じく、化学株も景気循環株といわれており、上記企業は(銅などの非鉄金属と同様)現代社会に必要不可欠かついろいろな分野で使われている樹脂などの化学製品を製造している。三菱・三井・住友という点が非鉄金属...
『「アクティブ天国」の日本』という記事が先日の日本経済新聞に掲載されていた。ときどきに目にする話だけど、その記事の中で次のようなことが書かれていた。インデックス投資家が多数派の市場では、企業の経営状況や業績が株価に反映されにくくなってミスプライスが生じやすくなるため、アクティブ投資家にとっては「宝の山」となる、というような話。このような話に前々から違和感を感じていた。というのも、そのような市場だと...
非鉄金属(三井金属、東邦亜鉛、三菱マテリアル、住友金属鉱山、DOWAホールディングス)の第2四半期決算の明暗が分かれたことについて先週書いたけど、その決算の明暗が株価に直撃しており、従来予想を大きく下方修正した東邦亜鉛はストップ安になっていた(1週間で23%下落)。一方、従来予想を上方修正した三井金属は1週間で16%アップ。決算が株価に与える影響について今まで気にしたこともなかったけど、従来予想が覆る...
「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」(赤羽雄二 著)という本を読んだ。メモ書きの勧め、というような内容であり、メモはA4用紙に横書きで次の要領で書くべし、とのこと。メモは、タイトル、4~6行の本文(各行20~30字)、日付のすべてを1分以内に書く。頭に浮かぶまま、余計なことを考えずに書く。感じたまま書く。むずかしいことは何も考えない。構成も考えない。言葉も選ばず、ふと浮かんだままだ。この...
「名目4位ではだめですか」という記事が日本経済新聞に掲載されていた。国際通貨基金が発表した各国の名目国内総生産(GDP)の予測において、日本はドイツを下回って3位から4位に落ちたとのこと。ただ、円安の影響が大きく、購買力平価の物差しで比較するとまだまだドイツを上回っているようだ。とはいえ、今後の人口減少やインドの台頭なども考えると、実質的にも4位になっていきさらには5位以下に落ちていくのも時間の問...
先週書いた非鉄金属株(三井金属、東邦亜鉛、三菱マテリアル、住友金属鉱山、DOWAホールディングス)についてちょうど第2四半期の決済発表があったので、勉強がてら各社の決算資料を見てみた。5社で明暗が分かれており、三井金属・住友金属鉱山・DOWAは従来予想を上回っているものの、東邦亜鉛・三菱マテリアルは従来予想を下回っている。従来予想を下回っている2社のうち、特に東邦亜鉛は悲惨な状況のようで、従来予想...
「新NISAは投資を変えるか」という記事が先日の日本経済新聞に掲載されていた。金融庁政策立案総括審議官、日本証券業協会副会長、三菱UFJアセットマネジメント社長、ファイナンシャルプランナーという(いかにもバランスを意識しました的な?)肩書の4名のお話が紹介されている内容。4名のお話の中で次の箇所が気になった。金融庁政策立案総括審議官 堀本善雄氏投資が進まなかった要因の一つは金融機関への不信感。リスクの...
『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』(川北英隆 編著、菅原周一/堀江貞之/渋沢健/伊井哲朗/奥野一成/中神康議/光定洋介/近藤英男/石田英和 著)という本の感想、2回目。長期的・継続的にキャッシュフローを創出できる企業に投資すべきであり、「儲けるための構造的な仕組み」を持っているかどうかがポイント、というような話(奥野一成氏)があり気になった。そのような企業の定性的な要件として次のように書かれていた。...
『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』(川北英隆 編著、菅原周一/堀江貞之/渋沢健/伊井哲朗/奥野一成/中神康議/光定洋介/近藤英男/石田英和 著)という本を読んだ。多くの企業において事業利益が資本コストを上回っていない日本株では、インデックス運用は望ましくなく、資本コストを上回る経営を行ってきた企業、もしくは上回るように努力している企業だけに厳選して投資するべし、というようなことが書かれている。アベノ...
昨日書いた非鉄金属株(三井金属、東邦亜鉛、三菱マテリアル、住友金属鉱山、DOWAホールディングス)について、勉強がてら試しに少しだけ投資(保有)してみようかと思ったものの、100株単位でしか買えないため、5銘柄をすべて保有しようとすると最低でも170万円ほどかかることになり、1銘柄だけにしても最低でも16万円ほどかかることになる。売買手数料の無料化を受けて気軽に投資できるようになったかと思っていたけど、全然...
「みんなにおいしい給食」という記事が日本経済新聞に掲載されていた。おいしく衛生的で栄養バランスも考えられている日本の学校給食は今や「世界に冠たるソフトパワー」だ、というような話が書かれており印象的だった。栄養バランスは家庭での傾向も踏まえて(つまり家庭での栄養バランスの偏りも踏まえて)考えられているとのことで、なるほどと思った。記事には書かれてなかったけどコストも抑えられているに違いない。日本の子...
自分がさえないサラリーマンになってしまっている原因の一つとして、貪欲な姿勢が足りないことが挙げられるように思う。貪欲な目標を掲げ、貪欲に学習や改善をしながら、貪欲に仕事をする、というような貪欲な姿勢がサラリーマンには求められ、出世していく成功者たちはそのような姿勢が強いように思われる。ただ、貪欲な姿勢にはデメリットもある。すなわち、満足できるレベルが高いため、なかなか満足感を得ることができず、極端...
個別株投資について約半年間本を読んで勉強してきたけど、このあたりでもう一歩踏み込んだより実践的な勉強も取り入れていきたいと思う。具体的には以下のようなことであり、ポイントは「非鉄金属株」を取り上げること。【より実践的な勉強の内容】1.非鉄金属株(下記5銘柄)の企業調査2.非鉄金属株(下記5銘柄)の株価推移チェック3.上記非鉄金属株に関連する原料(下記5つ)について勉強4.原料(下記5つ)の価格推移...
5月に個別株投資を思い立ってから約半年、週に1冊程度の本を読みつつ飽きずに勉強を続けてきたけど、現時点で認識している個別株投資のポイントについて考えを整理しておきたい。現時点では、「株価に織り込まれていないことを探す」というのが個別株投資のポイントだと思っている(当たり前のことかもしれないけど・・・)。「株価に織り込まれていないこと」について、より具体的には次の2つがあるように思う。1.まだ他者が気...
「きっちりコツコツ株で稼ぐ 中期投資のすすめ」(鈴木一之 著)という本を読んだ。「スローな中期投資」を提案する内容。「スローな中期投資」とは何か? 要点が次のようにまとめられている。・投資期間は最大3カ月・純粋にキャピタルゲイン狙い・投資対象は、景気に敏感な市況関連株(景気拡大期)・同じく、ディフェンシブ株(景気後退期)・目標リターンはプラス20%(原則)・マイナス15%の値下がりでロスカット(必須)一...
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個別株投資を始めてから約4カ月、これまでは成長株や割安株への投資を実施してきたつもりだけど、ここにきて、ポートフォリオの多様性をさらに高めていくべく、高配当株への投資にもチャレンジしてみることにした。といっても、投資している銘柄のうち、いであ(9768)の平均取得単価に対する予想配当利回りは4.6%であり、高配当と言えるレベルなのかもしれない。まあでも、いであは割安株として投資したつもりであり、高配当を狙...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、7回目。「マーケットタイミングを計らずに、常にフルインベストメントで臨む」という話が気になった。全体相場の下落を想定して運用資産の現金比率を高めておき、実際に下がった時に受けるダメージを低減すると同時に、全体相場の下落に伴って割安になった銘柄の購入信金に充てる。一見、非常に賢明な対応に感じられますが、そもそも株式...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、6回目。逆張り投資に関するジョン・テンプルトン氏の言葉が紹介されており印象的だった。「いつも同じ資産を選んではならないし、いつも同じ銘柄選択手段を取ってはならない。投資家は常に柔軟でなければならず、固定観念にとらわれてはいけない。長期にわたって最大のリターンを確保するには、人気のある証券や手法から人気のないものに...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、5回目。分散投資の是非に関する話が気になった。 「卵は一つのカゴに盛るな」という投資格言を目にしたことのある方も多いでしょう。確かに、カゴを落として卵が全部割れてしまったら悲惨です。実際、投資家として駆け出しのヒヨッコだった時に大きな損失を被らずに済んだのは、分散投資をしていたことが大きかったと思います。 ですが...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、4回目。銘柄選定について、優れた投資家の模倣は有効な手段、という話があり気になった。運用成績が良好な投資信託のファンドマネジャーや腕利きの個人投資家が保有する銘柄の中から、自分の評価基準を満たすものをとり入れるべし、というような話。やっている人はやっている話のようにも思えるけど、「盗作は罪である」という社会的倫理...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、3回目。多彩なポートフォリオを作るべし、という話の中で、ボロ株も組み込んでおくべし、というようなことが書かれており非常に印象的だった。多くの投資家は、株式市場の環境悪化や持ち株の値下がりで一度つまづくと、途端に運用成績を落としたり、精神的に落ち込んだりして、最悪の場合は、“退場”に至ることもあります。普段からポート...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本の感想、2回目。学問的な研究で有効性が確認されているアノマリー(経験則)として、①小型株効果②割安株効果③モメンタム効果の3つがあると書かれており気になった。さらに気になったのは、モメンタム効果だけは、市場で認知された後も効果が弱まったり消失したりせずに、逆に効果が強まっていく、というようなことが書かれていたこと。モメンタム...
「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」(みきまる 著)という本を読んだ。株主優待に興味は無かったものの、通勤電車で読む投資本がなくなってきたため、図書館でたまたま目についたこの本を期待せずに(読む本が無いよりかはましかと思い)借りてみた。タイトルからして株主優待がメインの本だと勝手に思っていたけど、読んでみると、株主優待の本というよりもバリュー株投資の本であり(バリュー株投資を成功...
年始(2024年1月4日)から始めた個別株投資も4カ月が経過した。投資資金は当初の100万円から徐々に増やしていったものの、現在の500万円で当初から運用していたと仮定すると(株式投資分以外は現金ポジションにしていたと仮定すると)、この4カ月間のリターンは11.8%(500万円 → 559万円)となる。全体的に相場が良かったこともあり、今のところはできすぎなくらいに順調に推移しているように思われる。しかし、投資の成績の良し...
今週は、日置電機(6866)とヨネックス(7906)を新規追加し、合計10銘柄になった。日置電機は、追加してからの3日間で大きく上昇し、約17%の含み益となっている。ちょうどタイミングが良くラッキーだったようだけど、来週は下げに転じることも考えられるため、あまりあてにしないようにしておきたい。また、いであ(9768)も10%近く上昇したこともあり、全体では約3%(約17万円)の上昇となった。投資をはじめてからのリターン...
このゴールデンウィーク休暇中、新たに日置電機(6866)やヨネックス(7906)に投資をしたけど、最終候補に残っていた7銘柄の中にそれら2銘柄の他にSHOEI(7839)もあった。直近の業績が伸びていなかったため今後の業績も心配になり投資を見送ったものの、SHOEIは好印象な企業だった。例えば、SHOEIのホームページを見ていたら、経営方針の冒頭に次のように書かれていた。長期的視野での経営を可能にするためには...
このゴールデンウィーク休暇中に買った株について3回にわたって書いてきたけど、追加で今朝も売買した(これで最後のつもり)。まず、一昨日に100株ずつ買ってみたばかりの下記6銘柄を、ポートフォリオが煩雑になってしまったことに嫌気がさして売却。浅はかな買いだったと反省。売却3359 cotta3939 カナミックネットワーク6099 エラン6184 鎌倉新書 6200 インソース7191 イントラスト次に、同じく一昨日100株だけ買って、...
大学の理工系学部に女子枠ができるというニュースを目にすることが増えたように思う。専業主夫願望の強い自分としては、主婦(主夫)に男子枠ができないだろうかと思ってしまうけど、それよりも、リタイア者にサラリーマン枠ができた方が良いのかも・・・。さて、ポートフォリオの話である。以前、「理系おじさん銘柄 VS 文系女子銘柄」という記事でも書いたように、投資している銘柄のうちクラシコム(7110)は理系おじさんである...
前々回と前回に書いたように新たな株に投資したけど、ポートフォリオの多様性を高める観点から海外売上比率の高い銘柄を優先した。そのため、海外売上比率の低い銘柄は、銘柄選定の途中段階で一律除外していた。しかし、せっかく途中まで選定していたので利用しないのももったいないと思い直し、海外売上比率の低い銘柄のうち最低購入額が10万円未満で、かつ、成長率とPERのバランスやIR資料の内容から株価が上がっていくのでは...
前回書いたように新たな株(日置電機 6866)を購入したけど、銘柄選びの最終段階で気になった銘柄がもう1つあった。それはヨネックス(7906)であり、バドミントン用品の世界大手。気になったポイント1.中国での販売が好調とのことで、最高益が続いている2.バドミントンはインドや東南アジアでも盛んなようで※、今後の重点地域としてインドを挙げている3.2年前に就任した現社長は米国の大学や企業で働いた経歴もある30代半...
ゴールデンウィーク休暇に突入して以来、会社四季報等を見てめぼしい銘柄を探してきた。今回は、ポートフォリオの多様性を高めたいという思いもあり、海外売上比率の高い銘柄を優先的に探した。その結果、これはと思える銘柄が1つ見つかったため、本日買い注文を出し、無事に買うことができた。その銘柄は、電気測定器メーカーの日置電機(6866)であり、日置電機製の計測器は仕事でも使うことがある(技術系の方はHIOKIと書...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、6回目。投資哲学についての話の中で、「株式投資とは少数派のゲーム」という表現が出てきて印象的だった。 投資家には、確固たる投資哲学が必要です。なぜなら、人は弱い生き物であり、強い意見に流され、多数派についてしまうからです。 株式投資における哲学とは、人に流されないための教えです。 多数派に流されず、絶えず少数派であろうとする...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、5回目。バリュー株投資(PBRやPERが低い株への投資)に関する次の話が気になった。 バリュー投資家に対する私のイメージは、「いつも下方修正で参っているな」です。当たり前の話ですが、長期の利益が見通せない銘柄ばかりでポートフォリオを組めばどうなるかは明白です。業績はぐちゃぐちゃ、不景気になると無配転落の懸念が出てきます。 多くの指...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、4回目。分散投資とポートフォリオ運用の違いについて書かれており気になった。 私の見る限り、ポートフォリオ運用ができている投資家はほとんどいません。 分散投資をしている方は多いのですが、ポートフォリオ運用にはなっていないのです。 ポートフォリオ運用とは、多様性が豊かな銘柄群により構成されたるバランスの良い分散投資です分散投資と...
「初心者でも勝率99%の株ポートフォリオ戦略」(山本潤 著)という本の感想、3回目。株式投資の「六悪」として6つの危険な投資法が挙げられており、そのうちの1つが「小型株への投資」となっており非常に気になった(「ギャンブル」という表現も使われていた)。自分が投資している銘柄は全て“小型株”の範疇と思われ、特に、個別株投資を始めた当初から保有している3銘柄(ユニフォームネクスト(3566)、アクシス(4012)、ク...
このまま順調にいけば、あと5年ちょっとくらいでアーリーリタイア資金が貯まりそうに思うものの、特に仕事面においては順調にいく自信がなく、(アーリーリタイア達成前に)リストラに遭うのではと恐れている。社会的にも終身雇用から転職前提雇用(通称ジョブ型雇用、極端にいうとリストラをしやすくするための雇用制度?)に移行していくようだし、特にさえない自分はなおさらリストラに遭う自信がある。なお、40代50代の転職事...
「予想や見通しで物価は動く」という日本経済新聞の記事の感想、2回目。言葉は信用が大事、という話が気になった。人々の予想や期待をつかさどることができれば、景気と物価の安定に資するはずです。ただ、内心を動かす政策ですから、怪しさがつきまといます。権力者は消費者や企業の予想や見通しを管理することができるのでしょうか。ポイントは信用です。 (中略) 人々の予想を動かすには、言葉を使うしかありません。言葉は貨...
「予想や見通しで物価は動く」という記事が10回にわたって日本経済新聞に掲載されていた。「予想の自己実現」という話が気になった。プロレスラーで政治家でもあったアントニオ猪木氏は、リング上などで「元気ですか」と叫びました。そして「元気があれば何でもできる」と続きます。この言葉は経済学に強い示唆を与えます。念が通じるということです。景気には念が通じるという不思議な性質があります。人々が楽観的な見通しを持て...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』というプレジデント・オンラインの記事の感想、4回目。定年時に愕然とする事態は避けたい、という話が気になった。自分の年齢とともに、思考も価値観も働き方もアップデートしていくべきなのに、その更新を怠り、惰性で働き続けていったツケは、65歳の定年時に確実に表れます。再就職したくても、「やりたい仕事」も「できる仕事...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』というプレジデント・オンラインの記事の感想、3回目。日本型「終身雇用制度」の限界に関する話が気になった。昭和の「働き方」や「雇用」は、もはや持続可能ではなくなりました。日本企業の多くが日本型「終身雇用制度」から、欧米型「ジョブ型雇用」へと舵を切り始めています。昔は企業が社員とその家族の生活を保障してきまし...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』というプレジデント・オンラインの記事の感想、2回目。「たそがれ研修」という言葉が出てきて気になった。皆さんは、「たそがれ研修」という言葉をご存じですか。企業が40~50歳代の自社の社員たちに、セカンドキャリアを考えてもらうために用意する様々なプログラムや研修のことです。 (中略) 「セカンドキャリア研修」などと...
『「1年後、まだ今の仕事をしていたいか?」に即答できない人が定年後に思い知る想像以上に大きいツケ』という記事がプレジデント・オンラインに掲載されていた。岡本祥治氏の著書「LIFE WORK DESIGN」の一部を再編集したものとのこと。冒頭に次のような話が書かれており気になった。「非情な首切りを考えている企業なんて、一部の特殊な企業だけだろう」こう考えているビジネスマンに、いま警鐘が鳴り響いている。みらいワークスの岡...
4月末の金融資産を確認すると貯金も株式も過去最高を更新しており、右肩上がりの気持良いグラフになっている。とはいえ、昨今のインフレや円安を考えると、金融資産は本当に過去最高と言えるのだろうか? 改めて考えてみた。ここ2年間の金融資産・物価・為替の変動を確認してみると以下のようになる。・金融資産:約20%アップ・物価:多くの食品で10~20%程度アップしている印象(食品以外はあまり買わないので不明)・...
「進化の謎を数学で解く」(アンドレアス・ワグナー 著、垂水雄二 訳)という本の感想、2回目。進化について書かれたこの本を読みながら、進化はインデックス投資にも通じるところがある話だなと改めて思った。というのも、生物が突然変異と自然淘汰によって進化していくように、インデックスも構成銘柄の入れ替え(旬な銘柄の新規組み入れと旬を過ぎた銘柄の除外)によって進化していくから。そのように考えると、インデックス投...
「進化の謎を数学で解く」(アンドレアス・ワグナー 著、垂水雄二 訳)という本を読んだ。「進化」を引き起こしていると考えられている「突然変異」と「自然淘汰」について、「自然淘汰」に比べるとよくわかっていない「突然変異」の謎を解き明かそうとする内容。「突然変異」の謎を解くカギとして「頑強さ(robustness)」というキーワードが出てきて気になった。「頑強さ(robustness)」とは何か? 次のように理解した。例えば...
昨日からゴールデンウィーク休暇に突入しており、せっかくなので楽しいことを考えようと思い、アーリーリタイアの実現時期について改めて考えて(妄想して)みた。細かいことは気にせず以下のような条件を仮定して、アーリーリタイア可能な時期を算出。【条件】・生活費や仕事からの収入は現状維持(リタイア以降は収入ゼロ)・貯金と先進国株への積み立てペースも現状維持(リタイア以降はゼロ)・先進国株の年率リターンは4%、...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、5回目。この本の最後の部分に次のようなことが書かれており気になった。第1章で紹介した米国の名著『となりの億万長者』にも「自分を律する強い精神力を持つこと、これが何よりも重要なのだ」とあります。だとすればお金持ちになるために必要なことは「金儲けのノウハウを得ること」ではなく、自分自身の生活スタイルや思考を変えることなの...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、4回目。投資について、この本では投資信託よりも成長株の長期保有を勧めているけど、投資信託の欠点として大きなリターンを期待できないことが挙げられていた。前述したように投資信託の最も大きなメリットは分散投資でリスクを下げることにあります。ところが大きなリターンを得ようとすればそれなりにリスクを負わなければ不可能ですから、...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、3回目。投資について、この本では(投資信託よりも)成長株の長期保有を勧めており気になった。普通の人が株式投資で資産形成をするにあたって最も再現性があり、かつ高い実績をあげ得るのは②の成長株の長期保有だと思います。現実に株式投資で資産を作った人たちで最も多くの成功事例はこのパターンです。ではなぜ、成長する企業の長期保有が...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本の感想、2回目。「再現性」という言葉が出てきて気になった。億り人になるための方法はひとつではありませんが、実際に自らが努力してそれを目指すにあたっては、重要なキーワードがあります。それは“再現性”です。再現性とは何か?『デジタル大辞泉』を見ると「科学実験などにおいて、所定の条件や手順の下で、同じ事象が繰り返し起こったり、観察さ...
『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』(大江英樹 著)という本を読んだ。証券会社の営業職として多くのお金持ちを見てきた著者が、「億り人」(1億円以上の資産を築いた人)になるための思考・行動について紹介する内容であり、具体的には次のようなことが書かれていた。■サラリーマンの場合・天引きの習慣が身に付いている・天引きで一定額貯蓄できたら投資に回す・周りに流されずに自分の頭で考える■自営やフリ...
『インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳』という記事が東洋経済オンラインに掲載されており気になった。児玉一希氏の書籍『株式投資2年生の教科書』から一部抜粋・再構成した内容とのことで、積立投資を20年継続できるか?というような話が書かれていた。積立投資を20年継続するにあたっての懸念事項として、次のようなことが挙げられていた。1.資産が増えるのには時間がかかる(増えるペースは遅い) (年平均5%...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、7回目。無限責任が日本を無責任社会にした、という話が書かれておりなるほどと思った。日本では、いったん「責任」を負わされ、スケープゴートにされたときの損害があまりにも大きいので、誰もが責任を逃れようとする。その結果、権限と責任が分離し、外部からはどこに権力の中心があるのかわからなくなる。このようにして、天皇を“空虚な中心”とする、どこにも「責任」をとる人間のい...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、6回目。なぜか日本社会には、神や教会のような超越的なものが存在しない、というような話が気になった。本書の冒頭で、国際的な比較において、日本人が突出して権威や権力を忌避していることを指摘した。この異常な数値は、日本人が世界でもっとも世俗的な国民であることから説明できる。 (中略) 「権威や権力はより尊重されるべきだ」との回答の上位には、コロンビア、グアテマラ...
「(日本人)」(橘玲 著)という本の感想、5回目。自分らしい生き方は不安定で脆く、常に自己管理が求められる、というような話が印象的だった。 「私らしく」を唯一の価値基準とする生き方は、「自分」を土台にして立っているようなものだ。自分を参照しながら自分の将来を決断するという無限ループ的な構造を「再帰的」という(「再帰」とはループのことだ)。「再帰的近代」ではすべてのひとがこの無限ループ状態に陥ってい...