白鵬が休場した。これで2横綱1大関が休場 となった。協会を背負う責任ある立場の地位・ 待遇であるにもかかわらず、3人が欠けて しまった。足を運んだお客さんにしてみれば チケット代を割引にしてほしい心境
上手の手から水が漏れる。白鵬は御嶽海に 対し速攻で一気に出た。だが、西土俵で御嶽 海の突き落としを食って、手痛い2敗をきっ した。敗戦の翌日である12日目は気持ちを 切り換えてこそ横綱だが、勝負をあせ
充実している、安定性抜群、調子は上がって いると言われた白鵬も人の子だった。11日目、 白鵬は6勝4敗の小結大栄翔と対戦した。 相撲は意外な展開となった。大栄翔の真っ向 からの押しに白鵬後退、足をすべ
10日目の好取組は7勝2敗の御嶽海対9戦 全勝の朝乃山戦である。対戦成績は、御嶽海 が4勝2敗とリードしている。朝乃山が初優 勝した千秋楽に対戦して勝って、地力の差を みせつけた。また朝乃山が大関を目
1敗御嶽海は大変な実力者である。優勝2回、 小結・関脇17場所連続在位記録の持ち主で ある。関脇以下最強といってもいい。その 御嶽海相手に新鋭霧馬山が立ち合い左四つに なって御嶽海に上手を与えない絶好
この日、横綱・大関の対戦相手は前頭4枚目 以下である。朝乃山対碧山、白鵬対輝は力の 差を見せつける一番となった。貴景勝は西 5枚目北勝富士と対戦した。これは東5枚目 阿炎が休場したことによる繰上げ対戦
朝乃山が苦しめられ、貴景勝が不覚を取った のが霧馬山。7日目、白鵬はその霧馬山と 対戦した。相撲は白鵬の速攻の寄りに、 霧馬山は何もできずに土俵を割った。7日目 を終えて全勝は白鵬、朝乃山、御嶽海の3
前日、朝乃山相手に善戦した霧馬山が6日目、 大関貴景勝に挑んだ。相撲はこう展開した。 体格で優る貴景勝は押しの一手で攻める。 霧馬山土俵に詰まるもまわりこんで左ざし、 さらに両まわしを取って拝む形で一
朝乃山対霧馬山は長い相撲となった。立ち 合い、霧馬山が左へ変わり気味に左上手を 取って食い下がるいい体勢をつくった。朝乃 山は上手が取れない。霧馬山、何度か寄り 立てるが、朝乃山ふみとどまり、かつすく
前日隠岐の海に1敗した貴景勝。連敗は裂け たいところだが、4日目の対戦相手は難敵 遠藤である。貴景勝は押し切れるのか。勝負 のポイントはそこにある。貴景勝あたって 押すが、遠藤後退せず、押し返す。貴景
白鵬3日目の対戦相手は初日鶴竜を倒した 遠藤である。白鵬もかつて遠藤に腰にくい つかれ、切り返しを食って裏返しにされた ことがある。今日の白鵬は左ざしにきた遠藤 を右からおっつけて、そのまま出足よく速
鶴竜があっさり休場してしまった。前日の 腰砕け負けと無縁ではなかった。負けた時の 右ひじ靭帯損傷だという。横綱鶴竜の休場は 15度目である。横綱在位は31場所だから半分 近くは休場ということになる。2
異例のなかで七月場所が始まった。異例の なかに13時開場がある。そのせいか、正門 から南門を曲がって、70メートルほどの列が できていた。このところ曇りと雨を繰り返し ていた天気は初日に限って晴れた。
三月場所の無観客開催以来久々に本場所が 始まる。上位に休場者が出なければ横綱・ 大関との対戦圏内は前頭4枚目までである。 横綱・大関に挑むのは12人。挑戦していた 朝乃山が大関に昇進して、挑戦される立
三月場所は貴景勝の一人大関だったが、朝乃 山が大関に昇進して解消することになった。 大関は降格者が多く、琴奨菊、照ノ富士、 栃ノ心、高安と4人を数える事態である。 それだけではない。大関の優勝は201
三月場所、横綱白鵬と横綱鶴竜の優勝争いは 千秋楽12勝2敗の相星決戦となった。白鵬が 勝って44回目の優勝を達成した。白鵬と鶴竜 が優勝を争ったのは2019年七月場所以来で ある。このときは鶴竜が勝っ
現役時代、二子山(元大関貴ノ花)部屋に 所属していた元安芸乃島がなにゆえ高田川 (元前の山)の部屋を引き継ぐことになった のか。それは元安芸乃島の千田川と貴乃花 親方との確執にあった。現役時代、貴乃花
7月13日に臨時理事会がおこなわれた。七月 場所の開催に関して及び中川親方の処分が 話し合われた。観客を入れるかどうか。これ は予想としては微妙だった。プラス要因と してプロ野球、Jリーグが観客を入れ
新記録男横綱白鵬は大関戦100番どころか、 はるかにそれを超え214番に達した。(令和 2年三月場所現在、以下同)これまで大鵬の 142番、千代の富士の158番を大幅に更新した。 成績は171勝43敗
七月場所を前にして不祥事が明るみになった。 元旭里の中川が弟子に対しパワハラがあった という。稽古場で暴言的指導があったため、 弟子が発言を録音し、協会に提出したという のだからただ事ではない。よほど
高田川(元前の山)は一門の意向を無視して の理事立候補であった。境川理事長の年寄 名跡の改革私案反対の急先鋒としての意志 表明であり、それを問う立候補であった。 高砂一門は従来陣幕(元北の富士)と高砂
5代高砂(元横綱朝潮)の下では3つの分家 独立があった。 昭和49年三月場所で引退した前の山(最高位 大関)が、4月に内弟子8人を連れて高田川 部屋を創設した。小結前乃臻、剣晃、鬼雷砲 などを育て上げ
貴乃花が横綱に昇進したとき、大関は武蔵丸・ 3代目若乃花・貴ノ浪だった。3代目若乃花、 貴ノ浪とは同部屋のため、本割での対戦は なかった。横綱貴乃花は平成7年から10年 までの4年間、もっぱら大関武蔵
現在十両は定員28人である。入門した力士が 最初に目指すクラスであり、幕内を目指す 力士は通過しなければならない関門である。 幕内から落ちてもいきなり無給とならず、 ワンクッションとなるクラスでもある
4代高砂(元前田山)の下で以下が分家して いる。 まず、昭和30年3月、元前頭2枚目朝響の 佐ノ山が分家独立した。朝響は大正11年春 場所入幕し、昭和4年9月場所に引退した 力士である。引退から実に約
語り継がれる兄弟子千代の富士との激しい ぶつかり稽古が北勝海を横綱に押し上げた。 北勝海は横綱在位29場所、皆勤は21場所で あった。数字的には2代目若乃花の横綱在位 場所数、皆勤場所数より、ともに1
99キロという小さな体で重量級の幕内力士を 相手に奮闘する炎鵬。いまや注目と人気は 大変なモノである。誰よりも精一杯の相撲を 取る。それでも勝てないことがある。そんな なかで上位との対戦も経験した。炎
昭和17年1月、前田山が4代高砂となった とき、まだ大関だった。昭和22年秋場所横綱 に昇進したが、成績は不振だった。昭和24年 秋場所、初日勝っただけで、5連敗して途中 休場した。休場した前田山は大
昭和40年一月場所に部屋別総あたり制が始ま って、約55年が経った。今ではすっかり定着 して当たり前になってきたが、成立時はいろ いろとあった。部屋別総あたり制は、二所ノ 関系の上位進出で取組編成に行
26歳で横綱に昇進した千代の富士の力士生命 は予想以上に長かった。36歳直前まで相撲を 取った。横綱在位59場所、皆勤46場所はとも に大鵬をわずかながら超えた。横綱千代の 富士の対大関戦は158番に
今年に入って2場所経過した。一月場所0、 三月場所2といったら何の数字かおわかり だろうか。実はこれ、横綱・大関リーグ戦の 数字なのである。 一月場所、白鵬・鶴竜の両横綱が、序盤戦 から途中休場した。
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本日も序ノ口炎鵬が登場した。今日は寄り切って勝ったと見た方に聞いた。「年寄株があれば炎鵬に引退をさせたい」との声があった。空き株はないわけではない。元寺尾、元木村山は定年前に亡くなられた。元大徹の湊川
2日目、愛知の相撲仲間と出会った。彼から様々な情報を得ることができた。2日目は客足が早かった。理由は炎鵬が序ノ口に登場するからである。応援空しく敗れたという。首はこわい。体が不自由になる恐れがあった木
七月場所が始まった。初日は幸い危険な猛暑とはいかず、霧雨がいくぶんあったほどであった。 先場所優勝した大の里は新関脇として登場した。対戦相手は番付を成績以上に大きくアップ下御嶽海である。御嶽海はここの
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために、七月場所の初日から千秋楽まで愛知県体育館で観戦します。 <七月場所の案内> 名古屋で観戦
14日から酷暑の七月場所が始まる。第2日曜として最も遅い日になった。そのためオリンピックと重なる日が出てくる珍しい興行となった。あくまで予定だが、愛知県体育館が会場となるのは今年が最後である。 <大の
■難敵引き続き3人目以降の難敵をみていこう。 11(××〇×××)10高安かなり接近した対戦成績である。貴景勝が初優勝したときははずみで負けている。もつれると貴景勝は危ない。 1(××××〇●)1平戸
令和元年は五月場所から始まり、現在30場所を経過した。令和2年に1場所中止になっている。開催したものの無観客が1場所ある。また13時入場の場所もあった。 令和の関脇以下の優勝力士キラーは誰か。ただし、
■三賞獲得9回 鶴竜 殊2・技7鶴竜は志願兵だった。大相撲の入門志願をしたため日本語がわかる教授に翻訳してもらい、それを日本相撲振興会に送った。受け取った会長は会員と相談後井筒(元逆鉾)に託して入門が
貴景勝は3場所連続休場中である。三月場所角番だったが、七月場所再び角番である。こうした状況は貴景勝の角番が容易ならざるものにしている。貴景勝の具体的な対戦相手から角番脱出がなるか、検討してみよう。 ■
先場所優勝した大の里。場合によっては七月場所の成績・相撲内容次第では大関もあり得る。実現したら入幕5場所目に大関という年6場所制では驚異の記録になる。 これは大の里がすごいのか。筆者は長年大相撲をみて
■三賞獲得9回今回取り上げる力士は偶然横綱までいった方々である。 旭富士 殊2・敢2・技5立浪(元安念山=2代目羽黒山)部屋の分家大島(元旭國)部屋出身。近大に進学したが、2年のとき中退。柔軟な体で津
大関の座を開け渡した霧島が復帰にむけて始動している。首の痛みが引き、優勝を目指すつもりで10勝以上をあげるという。大関から落ちた直後の場所、10勝以上で復帰できる規定によるものである。 6場所制ととも
照ノ富士の一人横綱が続いている。照ノ富士が新横綱のとき白鵬はコロナ部屋ごと休場だった。場所後引退した。照ノ富士の一人横綱は番付上きたる七月場所で17場所に及ぶ。その照ノ富士は休場がちである。すでに晩年
■三賞獲得9回 大麒麟 殊5・技4体が柔軟でもろざしから吊り。うっちゃりもあった。四つは右四つで素質・素材はすばらしかった。ここ一番に弱く大関のチャンスを2度逃し、3度目で手中にした。優勝はついになか
プロレスの本を読んでいると、相撲につながる知られざる面が多々ある。本は闘魂と王道というタイトルで副題として昭和プロレスの16年戦争としている。著者は堀江ガンツ氏で株式会社ワニブックスより発行された。5
7月に入って、七月場所の番付が発表された。1横綱3大関と寂しくなった。先場所優勝した大の里は新関脇となった。入幕から4場所目のことであるから驚異の新人である。 <大の里(右)> 平戸海が小結に昇進した
阿炎阿炎が優勝したのは2022年十一月場所である。優勝決定巴戦を制しての結果であった。その後の阿炎は73勝62敗である。大関戦は8勝10敗である。負け越しは1場所しかない。阿炎としてはよくやっている、
■三賞獲得8回引き続き三賞8回獲得者をみていこう。 黒姫山 殊4・敢3・技1幕下にいる黒姫山の祖父である。立ち合いの強烈なぶちかましからの突き押しでD51と呼ばれた。再入幕2場所目に敢闘賞を受賞した。
照ノ富士混迷の時代、照ノ富士は3回優勝している。7回目、8回目、9回目の優勝である。それだけ聞くとよくやっていると思いがちだが、つぶさに検討すると、そうはいかない。7回目の優勝後の成績は58勝25敗9
三賞が実施されたのは昭和22年秋場所であった。相撲人気の低迷脱出に記者クラブと相撲協会が考案した。ファンにも力士にも好評であった。優勝はどうしても限られた者、選ばれし者になってしまう。三賞なら誰にでも