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「青空文庫」の作家、高野敦志の世界 https://takanoatsushi.seesaa.net

舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。

ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。 http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

住所
宮前区
出身
中原区
高野敦志
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2012/05/18

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  • 「トート・タロット」の「円盤の9」

    「円盤の9」は「獲得」である。大きな黒い円が中央にあるが、地上の世界はまだとらえ切れていない。「生命の樹」のように、円が配置されているが、「中央の柱」に位置する「ティファレト」(美)と、隣接する「ケセド」(慈悲)、「ゲブラー」(力)のみに輝きが残り、それより上と下のセフィラーには輝きはなく、すでに硬貨の様相を帯びてきている。 「円盤の8」では「深慮」によって「収穫」が約束されていたが、今や「収穫…

  • Fabien Maman Steven Halpernの《Sacred Chorde》

    これはFabien Mamanが発明した77弦のモノコードの振動に、Steven Halpernの瞑想的なピアノがミックスされたアルバム。ただし、普通のアルバムとは違って、音楽鑑賞するようには作られていない。アルバムのカバーには、ヒンズー教のヤントラが描かれている。これは瞑想音楽であることを示唆している。 このアルバムはmp3で聞いても効果がない。必ずCD音質以上で聞くこと。パソコンで聞くなら排他モードにして、イヤフォン…

  • 「トート・タロット」の「円盤の8」

    「円盤の8」は「深慮」である。光が満ちたうららかな春、大地から生えた木に八輪の赤い花が咲いた。この花が豊かな実りをもたらすのは確実だろう。 「円盤の7」の「失敗」は、「勝利」に浮かれた男の「怠惰」が原因だった。しかし、朝の来ない夜はないので、ようやく立ち直ったのである。 農業は種蒔き、草取り、肥料などで、ようやく秋に収穫の季節を迎える。「深慮」によってその道筋は出来ている。日々の行動一つ一つが…

  • 「トート・タロット」の「円盤の7」

    「円盤の7」は「失敗」である。耕作をされていた畑は放置され、闇の中に沈んでいる。七つの円盤も赤黒い色をして、ほとんど動きが感じられない。 「円盤の6」で成功したため歓喜に耽っていたが、「怠惰」に時を過ごしたために、それまでの意欲も、成功するためのコツも忘れてしまった。再起したいという思いばかりで、出口なしの状況である。「ネツァク」は本来「勝利」を意味するが、ここでは「勝利」に身を委ねたことが裏目…

  • 「トート・タロット」の「円盤の6」

    「円盤の6」は「成功」である。六芒星の中心には太陽があり、柔らかな光を周囲に放っている。四方に伸びる閃光は、四大の力が十分に発揮されていることを示す。 「円盤の5」では試行錯誤で消耗していたが、調和の取れた納得のいくものが出来て、心からの喜びに満たされている。「ティファレト」の位置にあるアナハタチャクラにプラーナが集まり、心身ともに報われている状態である。 四方に伸びる閃光は、歓喜の強さとその瞬…

  • 小説「大空を飛びたい」(pdf)

    幼い頃から空を飛びたいという夢を持っていた。飛行機や気球を操縦するのは無理でも、パラグライダーなら挑戦できると思った。河津桜が咲く頃、僕はついに大空を飛んだのだが……。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/520592369.html

  • 小説「大空を飛びたい」(ePub)

    幼い頃から空を飛びたいという夢を持っていた。飛行機や気球を操縦するのは無理でも、パラグライダーなら挑戦できると思った。河津桜が咲く頃、僕はついに大空を飛んだのだが……。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/520592332.html

  • スマホのカレンダーに知らない書き込みが……

    Androidのスマホに、見知らぬ書き込みがされていた。ハッキングされたのでは、と不安になった。カレンダーのアプリを開き、左上の「≡」メニューにタッチすると、そこに職場の「共有カレンダー」が入っていた。これは職場の管理者が、社員のアドレスを登録することで、部署の「共有カレンダー」を設置し、予定を共有できるようにするしくみである。 ところが、管理者が誤って「マイカレンダー」と「共有カレンダー」を混同…

  • 「トート・タロット」の「円盤の5」

    「円盤の5」は「心配」である。逆五芒星の形に並べられた円盤が、大きな歯車に動力を伝えているが、摩擦がひどくて火花が飛び散っている。「円盤の4」における均衡が崩れて、やり場のない怒りの炎に変わっているのだ。 動きだしたことで、それまでの見取り図が役立たなくなり、互いに「衝突」し合って、悪循環に陥りそうである。大局的な目を持たなければ、パニックに陥ってすべてを台無しにしかねない。 こんな状況は誰…

  • 「トート・タロット」の「円盤の4」

    「円盤の4」は「力」である。要塞の中に四角い箱があるが、地水火風の四大の円盤が四角く見えているだけである。形を取りながら、内には生命がこもり、変化しようとする力や流動性のすべてが、四角い円盤には含まれているのである。これらは法と秩序を表している。 保護された環境で、全く動いていないように見えても、実は内に「力」をたたえており、エンジンが稼働しているようなものである。 「円盤の3」は「作業」で構…

  • 「トート・タロット」の「円盤の3」

    「円盤の3」は「作業」である。凍りついた海に、ピラミッドが顔を出している。三つの角には、車輪がついており、それぞれ、水銀、硫黄、塩により出来ており、錬金術では上昇、燃焼、固定を表す。これら三つの要素によって、媒介、個性化、具現化が成し遂げられる。 「円盤の2」で「変化」は始まったが、「円盤の3」に至ると、「作業」の見取り図が明らかになる。何かが「具現化」するには、「媒介」するものによって、他とは…

  • 「トート・タロット」の「円盤の2」

    「円盤の2」は「変化」である。二つの太極図が、尻尾を加えた蛇のとぐろに巻かれている。太極図は本来、中国の古代哲学によるもので、陰と陽は相補的であり、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があるとする。上の太極図は昼間にあり、下の太極図は夜にある。 「円盤のエース」では何も始まっておらず、存在すら知られていなかった。古代中国人はそれを「道(タオ)」と表現した。ところが、「円盤の2」になると、混沌から分離…

  • 「トート・タロット」の「円盤のエース」

    「円盤のエース」は「地の力の根源」である。七芒星が十本の輻(や)を持つ車輪の中央にあり、外周には古代ギリシャ語で「大いなる獣(The Great Beast)」と書かれている。数秘術では666がそれを表す。これはクロウリー自身の署名であるとともに、宇宙原理の刻印でもある。「円盤のエース」に自分の個人的印章を配置する習慣に則っているのである。 回転する円盤の周囲には六つの翼がある。「生命の樹」の六番目のセフィラ「…

  • 四万温泉の積善館は「千と千尋の神隠し」の油屋のモデル?

    四万温泉に行ってきました。宮崎駿の「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルになったと言われる積善館の前には、観光客が多く集まっていました。でも、まだ昼間だったので雰囲気が出ません。泊まるホテルからは遠く、夜に再び訪れるのもつらいので、生成AIで夜の風景に変えてもらいました。少しムードが出ましたかね。

  • 攤死法からチャクラ・大周天・禅定へ

    若い頃、蔵密気功、チベット密教の攤死法を行っていた。フームという音が白い光とともに天上から飛んできて、頭頂に入ったら体内で回転させるという方法である。小周天に似ているが、一字真言と光のイメージを使うことで、プラーナ(気)をコントロールすることが容易にできるようになる。 その後、チャクラ瞑想に耽るようになった。普通、ムーラダーラチャクラからサハスララチャクラまで覚醒させるのだが、足の下30センチ…

  • 「ばけばけ」の次は「日本の面影」の再放送を

    小泉八雲と妻セツをモデルにした「ばけばけ」の総集編が、5月4日にNHK総合テレビで放送される。「ばけばけ」は妻セツの『思ひ出の記』などを参照しつつ、大幅に脚色したコメディードラマだった。それが人気を呼んだわけだが、物静かで神経質だったハーンが、「黙れ!」とどなる怒りっぽい男に、教養のあったしっかり者のセツが、無学なおっちょこちょいに描かれていた。 一方、1984年に放送された山田太一のドラマ「日本…

  • 「トート・タロット」の「円盤の王女」

    円盤の王女は「土」である。雄羊の頭を羽根飾りにした王女は、小麦畑の祭壇にたたずんでいる。右手の笏は大地に突き刺さり、地下にはダイヤモンドが生成される。左手の円盤は完璧な均衡を表しており、ヒンズー教の瞑想に用いられる象徴的幾何学図形、ヤントラの形をしている。精神的な力が物質的なエネルギーに転化しつつある。これは農耕の収穫を祝うとともに、王女の権威が地下世界に、金剛不壊の価値を生み出すことを象徴し…

  • 「トート・タロット」の「円盤の王子」

    円盤の王子は「土」である。軽い鎧を着て牡牛の頭が載った兜をかぶり、水牛に牽かれた戦車に乗っている。水牛は辛抱強さや持続力を表している。兵農分離以前の農民は、平時は稲作に携わり、争いが起きると武器を手にする足軽だった。左手には象徴の記された円盤を持ち、右手には円形の笏を持っている。それらは成し遂げた業績や権威を表している。 豊臣秀吉が生まれるとき、母は懐中に日輪が入る夢を見た。足軽であっても、…

  • シャドウバン中のタブーについて

    シャドウバンとは、投稿の表示が制限されているのに、本人やフォロワーにはそのまま表示されている状態です。本人が気づかないところで、投稿の表示が制限されているというわけです。シャドウバン・チェッカーのサイトもあるので、自身のアカウントの表示が制限されているか、一度確認してみるといいでしょう。 シャドウバンの間は、タグや画像、リンクを貼るのはやめましょう。Xはそれらを極端に嫌っているからです。 …

  • 「トート・タロット」の「円盤の女王」

    円盤の女王は「土」である。曲がりくねった山羊の兜をかぶっており、忍耐強さを表している。右手に持った笏には六芒星が入っており、物質と精神の調和を示している。左手に持った球は交錯した円が描かれることで、物質世界そのものを示している。女王の眼下には、曲がりくねった川の両側に、砂漠のオアシスが広がっている。 ギリシャ人は大地そのものを、地母神ガイアとして崇めた。すべてをはぐくみ、育てる存在である。古…

  • 「トート・タロット」の「円盤の騎士」

    円盤の騎士は「土」である。板金の鎧を着て、牡鹿の頭を飾りつけた兜をかぶっている。農業や豊饒を司る神を思わせる性格である。朴訥で働き者の若い農夫が、新田を開発して名主となったようなものである。 素早く動くのは苦手だが、努力家でよく働く。家族や身の回りの者を養うことができるが、権力には逆らおうとしない。周囲の者からは尊敬されているが、権威に盾突くようなことが性に合わないのである。 機会に恵まれ…

  • 小泉節子の『思ひ出の記』について

    これはラフカディオ・ハーン、日本名小泉八雲の妻節子、本名セツの話を口述筆記したものである。小泉八雲の人物像が、ありありと描かれている。 美の世界に生きた人で、夢と現実の境をさまよっていた。セツが怪談を語るときには、感情移入の余りに顔色も変わってしまう。このままでは、八雲が狂ってしまうのではないかと、恐れたこともあった。 話はもっぱら東京に移ってからのことで、松江の頃のことは、わずかしか語ら…

  • ネルヴァル Nervalをめぐる随想(pdf)

    19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などに…

  • ネルヴァル Nervalをめぐる随想(ePub)

    19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などに…

  • 「トート・タロット」の「剣の10」

    「剣の10」は「破滅」である。セフィロットの位置に10本の剣の柄が描かれている。剣先の多くは太陽を象徴する「ティファレト」(美)に向けられているが、「マルクト」(王国)に柄がある剣は、「イェソド」(基盤)にしか届いていない。 ここで注目すべきは、「ティファレト」に柄のある剣が折れてしまっていることである。つまり、上層のセフィロットとの関係が断ち切られ、意味を統合する機能が失われているのである。しか…

  • ラフカディオ・ハーンの決定版『怪談』

    ラフカディオ・ハーンは日本人女性の小泉セツと結婚して、小泉八雲と名乗るようになった。僕が最初に読んだのは、中学校の英語の教科書に出てきた「むじな」で、のっぺらぼうが出てくる話である。 成人してから『怪談』『骨董』『日本の面影』などを日本語訳で読んだ。今回は『怪談』以外にも怪談風の物語や随筆を含めた作品が、池田雅之=編訳で角川ソフィア文庫から出たので通読した。 怪談は八雲の妻セツが語って聞か…

  • 「トート・タロット」の「剣の9」

    「剣の9」は「残酷」である。9本の下向きの剣は、錆びついており、先端から血が滴り落ちている。日本語には「刀折れ矢尽きる」という言葉があるが、最大の敵は自分だったことに、敗北を目の当たりにして気づく。自身を傷つけるだけで、何ら得る物はなかった。「思考」を武器だと思い込んだことが、そもそもの誤りだったのである。 「剣の8」の「干渉」では、矛盾を隠し切ろうとしたが、「剣の9」ではそれが裏目に出て、取り…

  • 「トート・タロット」の「剣の8」

    「剣の8」は「干渉」である。2本の下向きの剣に、6本の曲がった剣が交差しているが、上3本は左から、下3本は右から突き刺す形である。日本語に「横槍を入れる」という言葉があるが、横から邪魔が入った形である。 左右から攻められているわけで、外的な「干渉」だけでなく、自身の矛盾が露呈して、内的な「干渉」も受けているのである。背後の画面が赤紫なのは、その場に発生した緊張のためである。 「剣の7」の「無益…

  • ドラマ『ばけばけ』の真実について

    朝ドラの「ばけばけ」は小泉八雲と妻セツをモデルにしたドラマだと、NHKは銘打っていたのだが、モデルとしただけで、登場人物を喜劇役者に仕立てたお笑い番組だった。 それについては、ドラマ「ばけばけ」が賛否両論のわけと題して、以前ブログに書いたが、今回はその補足をすることにしよう。 八雲とヒロインに鳩の真似をさせたり、ヒロインの養祖父をスキップの師匠に仕立てたり、笑いのためなら何でもありのようなド…

  • Xは有料ユーザー獲得に躍起になっている

    全世界のXユーザー数の中で、日本のユーザーは圧倒的に上位を占めています。にもかかわらず、日本での有料ユーザーが1%以下であるために、収益の改善に結びつかず、Xはしびれを切らしているようです。一時は全サービスを有料化するという案も出たようですが、その場合、全体の9割のユーザーは離脱してしまうでしょうから、日本でのビジネスが立ち行かなくなってしまいます。 そこで、Xは生成AIの能力を大幅に向上さ…

  • 「トート・タロット」の「剣の7」

    「剣の7」は「無益」である。6本の剣が柄を半球状に並べ、その剣先を下から突き上げる大きい剣の刀身に向けている。殺陣の斬られ役と、主人公の剣士が向かい合っているようなもので、剣の極意をわきまえぬ者が数だけそろっても、強者に立ち向かえるはずがない。 「剣の6」での「科学」は「調和」の産物だったが、そこに新説が登場すると、それまでの科学的な仮説は崩れ去ってしまう。それまでの定常宇宙モデルが、宇宙マイク…

  • 「トート・タロット」の「剣の6」

    「剣の6」は「科学」である。6本の剣が、十字架の中央にある薔薇の中心で接している。普遍主義的信仰と汎知学の結合を目指した薔薇十字会の紋章である。それは霊的な目覚めと物質界の「結合」を象徴している。 バランスの取れた崇高な精神が、物質を変化させることは、中世においては錬金術と呼ばれていた。「剣の5」で「敗北」していた「思考」が、「調和」の取れた理性によって体系化されることこそ、本来の「科学」のあ…

  • ゴーストバンなのにブログの訪問者が増えた?

    先月末からゴーストバンになり、Xで検索しても古い記事しか表示されなくなりました。気分的に落ち込んでいましたが、ブログの訪問者はかえって急増しています。昨日の訪問者はついに1515人、アクセス数は2371まで伸びました。 その現象をどう理解したらいいのでしょうか。毎日盛んに投稿していた人が何日も無言のままなので、どうしたかと気遣ってくれたのでしょうか。それとも、私が2012年から書いた記事数が、すでに4600…

  • シャドウバンの嵐の中

    SNSは現在、シャドウバンの嵐の中にあると言われる。アメリカでは政治家のアカウントも、検索されなくなる事態が生じている。シャドウバンの中でも、重大な違反があったとアルゴリズムが誤って判断したアカウントは、ゴーストバンになり、本人とフォロワー以外には投稿が表示されにくくなる。 Xにログアウトした状態で、ゴーストバンになったアカウントにアクセスすると、ポストをしていないという表示が出るか、1年前よ…

  • 仏教とヒンズー教の違いについて

    仏教はキリスト教のように、民族宗教から発展して世界宗教となった。大きく異なる点は。ユダヤ教やキリスト教が世界を神による創造ととらえるのに対し、仏教もヒンズー教も、究極的にはこの世界を幻と考え、輪廻から解放されるために、禁欲や瞑想といった修行を行う点である。では、両者にはどのような違いがあるのだろうか。 ヒンズー教と仏教の違いは、目指すものが真我か無我かということである。真我とは梵我一如の境地…

  • SNSはガス抜き装置か?

    インターネットが普及し、SNSが活用されるようになり、一般の国民も情報を受け取るだけでなく、発信できる立場となった。これはグーテンベルクの印刷術の発明に匹敵する、画期的な社会変化を迎えたことを意味する。 ただし、SNSでは言論の自由が守られているかというと、必ずしもそうは言えない。社会の変革を唱えたりする記事は、一方的に削除されたりするからである。言論の自由を標榜するXも、その例外ではない。Xにお…

  • 「トート・タロット」の「剣の5」

    「剣の5」は「敗北」である。5本の曲がった剣が、逆五芒星を形作りながら、剣先が中央で接している。五芒星を逆さにするのは、不吉な兆しである。真下から突き上げる剣などは、曲がって刃が欠けており、鈍ら刀のように役立たずである。つまり、「思考」そのものが歪んでおり、力を発揮できないのである。 「剣の5」における「休戦」は、仮初めのものだったので、「平和」は内側から崩れ去った。内なる緊張に目をつぶっていた…

  • 「トート・タロット」の「剣の4」

    「剣の4」は「休戦」である。4本の剣先が多弁のバラの中心で接している。薔薇は本来愛や調和を象徴するが、ここでは対立する多様な「思考」を停止させており、外で争いや対立がなくなったわけではない。剣の3の「悲しみ」が耐えられなくなったので、とりあえず戦いはやめようということになったのである。 したがって、外側にはガラスが割れたような破片が散らばっており、ちょっと身を動かしただけで、体を傷つけてしまう…

  • 小説「たましい」(pdf)

    小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無…

  • 小説「たましい」(ePub)

    小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/520376869.html

  • ドラマ「ばけばけ」が賛否両論のわけ

    ドラマ「ばけばけ」は小泉八雲と妻セツをモデルにしたドラマですが、喜劇として楽しんだ人がいる一方、小泉八雲がモデルのドラマを期待した人には、出鱈目な設定の劇として批判の的となりました。 ドラマ「ばけばけ」では、セツがモデルであるトキの養父松野司之介が、借金まみれの怠け者として描かれています。トキは鳥取藩の足軽の子銀二郎と結婚しますが、松野家の貧しさゆえに出奔します。その後、八雲と結婚したトキは…

  • 「トート・タロット」の「剣の3」

    「剣の3」は「悲しみ」である。2本の曲がった剣が、薔薇の中央で接しているが、真下から突き上げられた剣によって、結合が妨げられ、薔薇の持つ愛や調和が幻想であったと気づかされる。嵐が押し寄せつつあり、空は暗黒の雲に覆われている。 剣の2における仮初めの「平和」に、横槍が入れられた形である。「生命の樹」の「ビナー」(理解)が、「思考」においては否定的に働く。無邪気に信じていた善が、世界の一面でしかな…

  • 「トート・タロット」の「剣の2」

    「剣の2」は「平和」である。十字のように並ぶ白い花の中央に、五つの花弁のある薔薇が置かれ、十字に交差した剣をつなぎ止めている。薔薇は再生や秘められた知を、十字はキリスト教的な受難と救済を象徴する。これによって、精神が物質に秩序を与えているのである。 剣が2本現れたことで、自他の分裂が始まり、対象を知覚する足掛かりが得られた。それは母胎の中にいる胎児の状態から、この世に生を受けた新生児への移行に…

  • 「トート・タロット」の「剣のエース」

    「剣のエース」は「風の力の根源」である。暗い雲海の上には燃える太陽の光があり、「王冠」に突き出た緑色の剣先から、八方にエネルギーが放射されている。これは風を引き起こす力ではあるが、実際の風はまだ吹き出していない。 混沌とした雲海に突き立てられた剣は、「光あれ」と発した神の言葉である。剣によって切り分けることで、理解可能な言葉で世界は表現される。それが「思考」を形作り、天地を「創造」していった。…

  • 「トート・タロット」の「剣の王女」

    剣の王女は風であり、緑色の甲冑をまとい、兜には髪の毛が蛇のメドゥーサの飾りをつけている。黒雲の上に立ち、剣を雲間に向かって突き立てている。 理智的な人間で、何でも巧みにこなすが、人間的な温かみが感じられない。考えたことがすぐに言葉や態度に出るので、日本社会では孤立しやすい。間違いを許すことができないため、睨みつけられた相手は、蛇に狙われた蛙のように身動きできなくなってしまう。相手を反省させる…

  • 「トート・タロット」の「剣の王子」

    剣の王子は風であり、緑色の甲冑をまとい、子どもたちが牽く黄金の戦車に乗っている。未熟な意識のまま生きる風来坊で、無邪気に気の向くままに進むので、どこかに向かうという意識が欠けているのである。 理智的な人間で、言葉を巧みに操るので、それを聞いた人間は、たとえおかしいと感じていても、納得させられてしまう。理屈の一つ一つは論理的なのだが、そのつながりをたどっていくと、詭弁を弄しているのが分かる。 …

  • 「ばけばけ」のスピンオフ

    朝ドラの「ばけばけ」は先週で終了したが、今日30日からNHK 総合 午後11:00〜11:25に、4夜連続でスピンオフが放送される。 前半は主人公トキの親友、サワが松江中学の教師庄田と結ばれる話、後半は花田旅館の女中ウメが一日女将になる話。 〓右サイドバーの下部に、 高野敦志の電子書籍の表紙がランダム表示されています。 表紙をクリックすると、各電子書籍のダウンロードページへ移動します。 高野敦志の電子…

  • 「トート・タロット」の「剣の女王」

    剣の女王は風であり、雲の上に玉座がある。子供の頭がついた冠をかぶり、上半身は裸できらめくベルトと腰布をつけている。右手には剣を、左手には切り取った男の首を持っている。 チベット仏教のダキニのような、禍々しい姿をしており、剣で容赦なく迷いを切り捨てる。上半身が裸なのは、すべてをあらわにするという意志の現れである。言説に長けており、語る言葉には説得力があるので、男たちも屈伏させることができる。た…

  • 「トート・タロット」の「剣の騎士」

    剣の騎士は風であり、狂った馬に乗って嵐を引き起こす。兜と背中に回転するプロペラがついている。片手に剣、もう一方の手には短剣を持っている。強い風のために雲が棚引いている。 日本人が知っている風神は、ふくよかな初老の姿をして、大きな袋から風を送り出しているが、剣の騎士は華奢な体をしている。回転する翼も昆虫の羽のようである。風を支配しているというより、軽飛行機に乗って危うい操縦をしている青年といっ…

  • 「トート・タロット」の「杯の10」

    杯の10は「飽満」である。飽きるほど十分であるということ。カード全体を覆うほどの巨大な蓮から、10の杯に黄金の水が注がれているが、杯は傾いており、水の勢いが強すぎて、下にある杯ほど水を受け切れていない。 杯の9では、杯が整列していて、注がれた水が一旦は受けられていたのと対照的である。杯が傾いてしまったのも、「感情」が本来足ることを知らないためである。 「マルクト」(王国)は「中央の柱」の一番下に…

  • 「トート・タロット」の「杯の9」

    杯の9は「幸福」である。縦横三列に並んだ杯は、蓮の花から満遍なく黄金の水が注がれている。それだけ「感情」が安定しているのである。 杯の8の「出口なし」の状況は、跡形もなく消えている。それは「ティファレト」(美)から直接光を注がれているからで、杯の水が黄金に見えるのも、その光を浴びているからである。 「中央の柱」に位置することで、「ネツァク」(勝利)の情動的側面と、「ホド」(壮麗)の理知的側面…

  • 「トート・タロット」の「杯の8」

    杯の8は「怠惰」である。三列に並んだ杯は、一番上が空で、真ん中の杯からは、かろうじて水が流れて、一番下の杯のうち、左右の物だけに注がれている。長い間雨が降らず、黒雲に覆われたままなので、蓮は茎が枯れかけている。海は干潟のようになってしまった。 杯の7は「堕落」だったが、それが長期間続くと、虚無感にとらわれて、取り返しがつかなくなる。緑の粘液を出していた蓮も、茎が茶色く変わり、柔軟性を失って、…

  • 「トート・タロット」の「杯の7」

    杯の7は「堕落」である。蓮の花からは緑の粘液が出て、海は瘴気の発する沼地に変わってしまった。空は暗雲が立ちこめ、光は水平線の彼方にしか見えない。 杯の6で「調和」の取れていた「感情」は、暴走することで、すべてが裏目に出てしまった。バランスが取れていない点では、杯の5の「失望」と似ているが、「生命の樹」の下方に位置しているため、物質化の度合が増して「感情」が固定化している。そのために、杯の7は…

  • 「トート・タロット」の「杯の6」

    杯の6は「喜び」である。六つの蓮の花から流れ出た水は、下にある杯で受け止められる。蓮の茎はバネのようにたわみ、花と杯は左右対称に踊っているかのようである。 杯の5では「感情」の激発によって、水は涸れてしまった。杯の6では杯のそれぞれに必要な水が注がれているので、「感情」はバランスが取れて、過不足のない「調和」の取れたものになっている。 6は「生命の樹」では「ティファレト」(美)に相当するの…

  • 「トート・タロット」の「杯の5」

    杯の5は「失望」である。蓮の花びらは吹き飛ばされ、根元にあった水もよどんで腐りかけている。背後の空は夕焼けというより、戦火で夜空が染まっているようである。5つの杯は逆五芒星の形に配置されている。秩序がくつがえされ、物質的な存在が偏重されるようになる。 杯の4は「贅沢」だったが、杯の5に至ると、過剰さの弊害があらわになる。快楽に耽って衰弱したり、浪費の末に破綻したりする。4で安定していた存在が…

  • 「トート・タロット」の「杯の4」

    杯の4は「贅沢」である。必要以上のものが用いられているということだ。水を噴き出す蓮の茎は絡み合い、四つの杯には満遍なく水が注がれている。 杯の3では「感情」が「具体化」した。カードの背景は昼のように明るかったが、杯の4では暗雲が広がり、波も立ち始めている。豊かさは停滞に転じかけている。これは過剰となった「感情」が、調和を乱しかねなくなっているからである。快楽に耽ったり、浪費をしたりすると、そ…

  • 「トート・タロット」の「杯の3」

    杯の3は「豊潤」である。柘榴の杯が三つあり、一番上の杯からあふれた水は、左右の杯に注がれ、海に流れ落ちている。柘榴は種が多いことから、豊かさや繁栄、多産の象徴とされている。また、果汁が赤いことから生命力や血を想起させる。 杯の2では「愛」が育まれたが、それが形を取ると「子供」が生まれる。2では形にならないが、3になってはじめて三角形となり、安定した形を取るのである。 それは子供に限ったこと…

  • 「トート・タロット」の「杯の2」

    杯の2は「愛」である。蓮の花から噴き出た水が、二つの杯に注がれて海にあふれ出ている。エースの状態では、それが何であるかは認識できない。二元性が生じることによって、自他の区別ができるようになる。一なるものが男と女、雄と雌に分かれ、互いに惹かれ合うことで、新たな生命が母なる海に生まれるのである。 二つに分裂した物が、新たな存在を生み出すために、互いに惹かれ合うのが「愛」である。「感情」において最…

  • 『銀河鉄道の夜』をめぐって(pdf)

    宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に関連するドキュメンタリー、アニメ、漫画、映画についてまとめました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerを「全画面表示」にすると、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。 Adobe Acrobat Readerで全画面表示するには、CTRLキーとLキーを同時に押します。元に戻すには、ESCキーを押してください。 以下のページからダウンロードで…

  • 『銀河鉄道の夜』をめぐって(ePub)

    宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に関連するドキュメンタリー、アニメ、漫画、映画についてまとめました。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/520241006.html

  • 玉泉洞と硝子工房(10)

    那覇空港のホームに上がった。跨座式のモノレールで、ポイントはレールと同じ太さのコンクリートである。カーブしたコンクリートが動くのは見ものだろう。スピードはそれなりにあり、急カーブが多いので、立っていると遠心力が体にかかる。 赤嶺駅に到着したが、壁に日本最南端と書かれたプレートが掲げられているだけである。「なーんだ」と友人がぼやいたが、記録用に写真に撮った。 本当はもっと先まで行きたかったが…

  • 「トート・タロット」の「杯のエース」

    杯のエースは「水の力の根源」である。蓮の台に載せられた杯に、天上から勢いよく水が注ぎ込まれ、勢い余って八方に飛び散っている。これはみなぎるエネルギーを、受け止め切れないことを示している。 杯は天体で言えば「月」、女性的な「陰」の力である。注がれている白い水は生命の種子を、杯は受け止める母胎を想起させる。純粋な「感情」、愛や歓喜などが注がれる瞬間を象徴している。何物にも妨げられることがないので…

  • 「トート・タロット」の「杯の王女」

    杯の王女は白いドレスに身を包んで踊っており、白鳥の王冠をかぶっているので、「白鳥の湖」を演じるバレリーナのようである。優雅に踊る姿は、官能や歓喜を覚えさせるが、彼女自身の人知れぬ修錬が美を生み出しているのである。 人の役に立っていないように見えても、彼女の存在自体が人々の心を和ませ、生きる喜びを与えている。我武者羅に働くだけでは、人間の心はすさんでしまう。優雅な姿に見とれて、日常を忘れさせる…

  • 「トート・タロット」の「杯の王子」

    杯の王子は鷲の兜をかぶり、右手には蓮の花を、左手には杯を持って、鷲の牽く戦車に乗っている。水とともに風を操ることで、風雨の強まる湖に駆けてゆく。 考えるというよりも、感情によって動くので、それが周囲を混乱させるか、恩恵をもたらすかは分からない。暴走族の青年は周囲の迷惑など考えないが、情に厚い側面もあるので、信じることのために身を挺する。トリックスターとしての側面を併せ持つのだ。 日本の神話…

  • 「トートタロット」の「杯の女王」

    杯の女王は水面にたたずんで、右手には杯を持ち、足もとには蓮の花が咲いている。ふくよかな体は、母性的な受容性、慈悲の精神を表している。目の前の水は清らかな心を示し、背後の白い光は霊性の現れとしての後光である。 何でも受け入れてくれる包容力は、母親の理想的な姿である。母胎の羊水で胎児を育み、静かに観察しながら子育てをする。悩める者を救ってくれるが、自身の個性は前面に出さない。 キリスト教では聖…

  • 「トート・タロット」の「杯の騎士」

    杯とは最後の晩餐に用いられ、キリストの血の一滴を受けたとされる「聖杯」のことである。水を象徴し、液体を注がれるという点で、受容性、女性的な側面も併せ持つ。 杯の騎士は黒い鎧をまとい、背には波の翼を生やし、聖杯を頭上に掲げている。勇ましく美しい姿をしているが、戦いに身を委ねても、勝てる見込みは乏しい。自らが呼ぶ波に翻弄され、悲劇的な結末を招きかねない。 伝統的な価値に激しく抵抗し、疾風怒濤と…

  • 玉泉洞と硝子工房(9)

    今回の半日ツアーでは、平和記念堂やひめゆりの塔は、近くを通り過ぎただけだった。遠くに喜屋武岬が見えた。沖縄戦で人々が集団自決に追い込まれた場所である。ゆいレールの車両基地の横を通り過ぎ、那覇空港には午後六時前に到着した。 飛行機は午後七時四十分発である。夕食は空港内のレストランで済ませることにした。来た日に入った店は、ラフテーが薄っぺらかったので、しっかり厚みがある肉が食べたかった。ショーウ…

  • 「トート・タロット」の「棒の10」

    棒の10は「抑圧」である。「棒の9」では物質化の前段階「イェソド」(基盤)に達していたが、「棒の10」では物質化が完了したため、創造しようという意志は、まさに燃えつきようとしている。4本ずつの矢が下向きに交差し、その前に太く引き伸ばされた独鈷が立ちはだかっている。まるで鉄格子が下ろされたように、物質化ののちに「意志」は抑圧される。 太陽は燃えつきる直前に巨大化する。「意志」そのものが燃焼してしま…

  • 「トート・タロット」の「棒の9」

    棒の9は「剛毅」である。物怖じしない、確固たる意志である。「棒の8」の「迅速」は力がみなぎっているから見栄えはいいが、バランスを欠いている。「棒の9」では左右4本ずつの矢が下向きに交差し、中央の太い矢の上には「太陽」が、下には「月」がついている。この矢は「中央の柱」を表している。 このカードで「火」の力が感じられるのは「太陽」だけである。「太陽」は「生命の樹」では「ティファレト」(美)に相当…

  • 第四版『MQA-CDのリッピングについて』(ePub)

    MQAはMaster Quality Authenticatedマスターテープと同等の音質を持つと認められたファイル形式で、サイズをコンパクトに圧縮できる技術です。MQA-CDのリッピングの方法とパソコンでの再生のほか、経営困難が報じられたMQAのその後について加筆しました。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/520162745.html …

  • 第四版『MQA-CDのリッピングについて』(pdf)

    MQAはMaster Quality Authenticatedマスターテープと同等の音質を持つと認められたファイル形式で、サイズをコンパクトに圧縮できる技術です。MQA-CDのリッピングの方法とパソコンでの再生のほか、経営困難が報じられたMQAのその後について加筆しました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerを「全画面表示」にすると、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。 Adobe Acr…

  • 「トート・タロット」の「棒の8」

    棒の8は「迅速」である。「棒の7」で見られた苦境をすでに脱し、棒や炎はエネルギーと化して、上下対称のピラミッドを貫通するかのようである。昇華されたエネルギーは、吉祥を表す虹と化している。 物質は虚像に過ぎず、プラスとマイナス、陽と陰の電気となって、稲妻が八方に広がっている。物質とエネルギーは置換可能な存在なのである。電気は世界に遍在している。ピラミッドは古代人にとって、フリーエネルギーを得る…

  • SeesaaのブログへのリンクがXからブロック?

    Seesaaで長年ブログを書いており、記事はX(旧Twittr)のボタンを押して、投稿してきたのだが、Xの投稿記事に載っているSeesaaへのリンクをクリックすると、「警告:このリンクは安全ではない可能性があります」という表示がされて、Seesaaへの移動がブロックされるようになった。 自分のブログが原因なのかと思い、Xに対して、「安全ではないリンクについて」のコーナーから問い合わせてみることにした。自身のSeesaaブ…

  • 「トート・タロット」の「棒の7」

    棒の7は「勇気」である。「棒の6」で見られた整然と交差した棒の上に、粗削りの棍棒が載せられている。接点から上がっていた炎は消えかかっている。一度は勝利したはずなのに、この衰えは何に由来するのだろうか。 「生命の樹」の「ネツァク」は下方のセフィラで、中央の柱に属さないことでバランスを欠いている。習得された「原理」を現実に応用しようとしても、最初はうまくいかずに紆余曲折する。それを支えてくれるのは…

  • 「トート・タロット」の「棒の6」

    棒の6は「勝利」である。3本ずつの棒が交差し、接点から炎が上がっている。天上的な要素と地上的な要素が接しており、得られた成果をもとに、次の段階へ進む準備をする時である。キリスト教で言えば、神と人間をつなぐイエスの精神を表している。 「生命の樹」で言うと、「ティファレト」(美)に相当する。その特徴は「ケテル」(王冠)、「コクマー」(叡智)、「ビナー」(理解)、「ケセド」(慈悲)、「ゲブラー」(闘…

  • 「トート・タロット」の「棒の5」

    棒の5は「闘争」である。2本ずつ交差する棒は十字の形に見える。それを太い棒が押さえつけている。4本で組まれた棒の安定は、内なる「闘争」によって、突き崩されるのである。 棒の4における「完成」は、模範的なものだったが、真の「完成」とはほど遠い。師事した画家の技法を習得しても、そこでとどまっていては模倣に終わってしまう。創造的なものを作り上げるには、いったん「完成」したものを「破壊」しなければな…

  • 「トート・タロット」の「棒の4」

    棒の4は「慈悲」である。緑色の地に環が描かれ、中央から炎を発している。その中央を横切る形で、4本の棒が交わっている。棒の一方の端には雄羊の頭が、もう一方の端には白い鳩がついている。 丸い輪は円満を表す。4本の棒は原初の意志が、具体化しつつあることを示している。雄羊は父性的な慈悲を表し、白い鳩は愛や平和を表す。秩序を保つためには、慈悲や愛も必要だということである。 ただ、棒の端は環に触れてい…

  • 玉泉洞と硝子工房(8)

    もう時間がなかった、急いで入口に戻り、バスに乗りこむとすぐに出発した。次の目的地は琉球ガラス工房である。 開放的な工房では、職人が釜にガラスをつけた棒を突っ込み、火の色に溶けたガラスに、息を吹き込みながら形を整えていく。気の遠くなる作業を通して、繊細なガラス製品は作られていくのだろう。 展示室の入口は、見事なステンドグラスのドームとなっている。赤、青、黄の原色のガラスが、黒い編み目模様の中…

  • 「トート・タロット」の「棒の3」

    棒の3は「美徳」である。炎の上に咲いた蓮の花が3本並んでいる。蓮は泥の中から生まれるが、花は汚れに穢されない。蓮は仏教においては悟りの象徴である。 原初の意志は、三つに分かれることで展開を始める。キリスト教では神と子と精霊の三位一体、仏教では法身と報身と応身である。ヘーゲルの弁証法も、定立、反定立の矛盾を乗り越え、より高い次元での総合に至る。 また、線も2本では図形とならないが、3本あるこ…

  • 小説「五分の魂」(ePub)

    小学校の分校が併設された喘息病棟に、甘やかされた子供たちが、病気に打ち勝つために入所させられていた。人々の善意で運営されていた施設では、子供たちの心は屈折していた。絵本を描くのが好きな少年豊は、思いも掛けないいやがらせを受けて……。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/520077189.html

  • 小説「五分の魂」(pdf)

    小学校の分校が併設された喘息病棟に、甘やかされた子供たちが、病気に打ち勝つために入所させられていた。人々の善意で運営されていた施設では、子供たちの心は屈折していた。絵本を描くのが好きな少年豊は、思いも掛けないいやがらせを受けて……。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerを「全画面表示」にすると、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。 Adobe Acrobat…

  • 「トート・タロット」の「棒の2」

    棒の2は「支配」である。炎の中央に交差した独鈷が描かれている。対象化が起こることで、自他の区別が始まる。独鈷は古代インドの武器であるが、煩悩を打ち砕く法具になった。その意味で「最も高められた形態の意志」となるのである。 原初の意志が分裂することで、独立した意識が成立したが、自他の分裂により闘争が起こる。そのためには、混乱を制圧することも必要なのである。 棒は「意志」、四大では「火」。2は「…

  • 「トート・タロット」の「棒のエース」

    棒のエースは「火の力の根源」であり、炎が男根のように噴出し、稲妻が飛び交っている。天地創造の瞬間であり、宇宙物理学者ならビッグバンになぞらえることだろう。 日本の神話でも、国生みにおいて伊弉諾尊、伊弉冉尊が回している天之瓊矛(あめのぬぼこ)は、男根を象徴している。その先端から落ちた塩が日本列島を形作ったとされる。棒には男性的な創造力が蓄えられているのである。 ただし、現時点の火は潜在的な力…

  • 「トート・タロット」の「棒の王女」

    王女は内にこもる情熱で身を焦がし、ついに自分自身が炎と化している。その炎はヘブライ文字のヨッドを思い起こさせる。祈りながら天を仰ぐうちに、燃え上がってしまったのである。 情熱的な女性は人に感動を与えるが、本人は身を焦がしているので、幸福というよりは苦痛を感じている。激しさはとどまることを知らないから、そばにいる者はとばっちりを受けてしまう。 八百屋お七は恋した若者に会いたい一心で火付けをし…

  • 「トート・タロット」の「棒の王子」

    王子は光を発する王冠をかぶり、ライオンが牽く戦車に乗って疾走する。火炎が左右に勢いよく放射しているのは、それだけ速く走っているからである。 正義漢ではあるが、自負の念が強く、自分の誤りを認めようとしない。日本の武将で言えば、たわけ者扱いされた若き日の織田信長のようである。新しい文化に理解を示し、キリスト教の布教を許す一方、抵抗する比叡山延暦寺を焼き討ちにした。 要するに、神話に登場するトリ…

  • 「トート・タロット」の「棒の女王」

    女王の王冠から炎が放射し、赤い長髪も炎のようである。まるで「火の女王」といった姿で、情熱や怒りですべてを焼き尽くしてしまいそうである。右手でヒョウの頭を押さえ込んでいるが、ちょっと気を許しただけで、猛獣は手に負えなくなるだろう。 女王の本質は原初的な衝動を表している。それを制御できれば、生命の源である太陽として輝くことができる。一方、それをコントロールしきれなくなると、逆鱗に触れられた暴君の…

  • 「トート・タロット」の「棒の騎士」

    黒い馬に乗った騎士が、火炎の中へ威勢良く出陣しようとしている。馬は前足を宙に躍らせ、騎士の掛け声に応えて、燃え盛る火中に突っ込んでいく。死など恐れず、火中に突進するので、何が待ち構えているか分からない。 自身の内部で原初的な力が発動している。何か大きなことをなしたければ、強い意志で駆け出さなければいけない。ただ瞬発力はあっても持続力がない。先の見通しなしに、勢いに任せるのは危険である。 棒…

  • 大アルカナと小アルカナ

    大アルカナは個人の力を超えた宇宙原理の顕現である。それに対して、小アルカナは現象として現れた個人的な状況を表す。 そうした点から見ると、大アルカナが示しているのは、直面する宇宙原理に対する選択であって、運命として受け入れるか、抵抗するかしかない。一方、小アルカナは個人の現状を示しているので、それを知ることによって、事態を好転させられる余地が大きいのである。 小アルカナは四種類のカードから成…

  • 地名を表示する順序について

    日本では県名、市名、町名、番地の順で、郵便の住所を書く。それに対して、欧米では、番地、町名、市名、県名のように、先に細かく指定してから、大まかに住所を書いていく。 これについては、日本語では重要なことは最後に述べるので、番地が最後に来るのに対し、欧米語では重要なことから述べるので、番地を最初に書くのだという説がある。 言語を比較する上では面白いのだが、それでは説明しきれない場合もある。中国…

  • 玉泉洞と硝子工房(7)

    あと、ハブとマングースのショーと銘打っていたが、ハブとマングースの闘いは、動物愛護のために禁止されてしまった。名前を聞いてかつてのショーを期待した人は、落胆したに違いない。 水の入っている風船とお湯の入っている風船をハブに近づけ、体温と勘違いしたハブが襲いかかる実験は、ハブにやる気がなかったために、どちらの風船も割らなかった。 ハブとマングースの闘いの代わりに用意されていたのは、イラブウミ…

  • 玉泉洞と硝子工房(6)

    あとは、おきなわワールドの園内を、急ぎ足で過ぎていった。熱帯フルーツ園の類いは、今まで何回も見てきている。琉球ガラス工房は、別の場所を訪れることになっているので省略した。 紅型や藍染の工房では、体験をしている人がいた。上江洲(うえず)家は琉球の士族の家を移築した物。壁が少なく解放的で、屋敷の中がとにかく明るい。琉球式の屋敷だが、畳敷きで掛け軸などがある点は、日本の武家屋敷と共通している。 …

  • 玉泉洞と硝子工房(5)

    玉泉洞のもう一つの特徴は、仏教色が乏しいということである。沖縄は琉球国王や士族を除けば、仏教はほとんど浸透しなかった。地下水に溶けた成分が、地底にヒト型の柱を林立させても、それを仏像になぞらえたりしない。天井から吊り下がる鍾乳石の槍から、地獄を連想したりしない。 奥多摩の日原鍾乳洞などは、修験者が修行に使っていたため、松明の煤で天井が黒ずんでいるところもあった。洞窟全体が母の子宮になぞらえら…

  • 玉泉洞と硝子工房(4)

    玉泉洞の中に入った。まずは階段をずっと下りていく。下りきってからは、比較的平らな道を歩いていく。上下の移動が多かった岩手の龍泉洞とは対照的である。正面に槍天井が見えてきた。確かに垂れ下がった先端は鋭く、こんな物で突かれたら突き刺さりそうである。宇都宮城の吊り天井を連想した。ありのまま撮影するなら、フラッシュを使えばいいのだが、うす暗い中で浮かび上がる鍾乳石を撮影したいなら、フラッシュなしの方が…

  • 高野敦志童話集(ePub)

    僕が幼児から成人するまでの思い出を元にした、「黄色いニワトリ 赤いニワトリ」「子どもの作り方」「インコのピーちゃん」の三篇を、電子本のePubでアップロードします。うち2作はpodcastで朗読した作品です。ちなみに、表紙の写真は幼い頃の自分です。 以下のページからダウンロードできます。【今すぐ無料で読む】 〓https://takanoatsushi2.seesaa.net/article/519978481.html

  • 高野敦志童話集(pdf)

    僕が幼児から成人するまでの思い出を元にした、「黄色いニワトリ 赤いニワトリ」「子どもの作り方」「インコのピーちゃん」の三篇を、電子本のePubでアップロードします。うち2作はpodcastで朗読した作品です。ちなみに、表紙の写真は幼い頃の自分です。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerを「全画面表示」にすると、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。 Adobe Acr…

  • 玉泉洞と硝子工房(3)

    午後一時二十分に県庁前に着いた。僕と友人が乗りこむと出発となった。ツアーには五十人乗れる大型バスが来たが、お客は七名しかいなかった。 那覇市内の漫湖には、マングローブが群生しているが、これは一本一本高校生の手で植えられた物が、数十年経って群落となったそうだ。種の一部は向かい側に流れ着いて、干潟に根を下ろしはじめていた。 バスは沖縄本島南部に向かっている。目指すおきなわワールドは、南城市玉城…

  • 高市政権が目指す憲法改正と米の減反

    選挙で不可解な大勝利を得た高市政権は、台湾有事のために日本国憲法を改正し、自衛隊を憲法に書き込むことで、徴兵制を導入する可能性が高い。 その一方で、米の値段が安すぎるとして、減反をさらに推し進めようとしている。すると、今以上に米の値段は上がり、富裕層以外は米が食べられなくなる事態に陥る。 そこに、日中戦争が始まると、中国からだけでなく、アメリカやロシアからも食料品を輸入することが困難になる…

  • 玉泉洞と硝子工房(2)

    午前十一時にチェックアウトした。美浜アメリカンビレッジから那覇行きのバスに乗る。県庁前で下車すると、沖縄の結モノレールが見えた。那覇見物をするなら、終点まで乗っただろうが。首里城は炎上し、再建して完成するのは来年。わざわざ見に行くまでもない。 国際通りを歩いた。前回来たのは、那覇空港へ行くまでの時間つぶしだったようだ。あの時のわくわくした感じを懐かしく思う。愛媛県八幡浜市の中学生が、修学旅行…

  • 知名度最低の「チーム未来」が野党第一党?

    世田谷区の選挙区では「チーム未来」の立候補者がいないにもかかわらず、比例の投票者数が自民党に次いで第2位で、野党第一党となっている。 https://x.com/lebleudeciel38/status/2021439659696607684?s=20 この「チーム未来」は結成から一年未満で、活動もほとんど知られていない。テレビのインタビューで、社会保障費と社会保険料の違いも分からない政治音痴である。質問されていることが分からず、目が泳いでいた。…

  • 「トート・タロット」の「20 宇宙」

    ヘブライ語はアレフから始まって、タウで終わる。タロットカードで言えば、「愚者」の無から始まって、宇宙という「拡張された」無で終わる。無から始まって、完成した「無」も、究極的には実体がないということである。 カードの中央では、乙女と蛇が交差した形で∞の記号を形作っている。無から始まった宇宙も、永遠にとどまるわけではなく、また最初の無に戻るのである。インド神話では生成を司るブラフマーから始まり、…

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