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ブログタイトル
街角の「時」
ブログURL
https://rune-55.hatenablog.com/
ブログ紹介文
日常の中のささやかな想い。胸に眠る恋心。好きな色に似た感情を言葉にして綴ります。
更新頻度(1年)

16回 / 365日(平均0.3回/週)

ブログ村参加:2011/07/09

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ハンドル名
紫紅草さん
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街角の「時」
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16回 / 365日(平均0.3回/週)
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街角の「時」

紫紅草さんの新着記事

1件〜30件

  • 擬態

    ビルの谷間に堕ちた空は不毛地帯 暗闇に気怠さが漂う路地裏では キャッツアイ光らせた黒猫がクラッキング 取り損ねた獲物を眼で追い声を荒げる アンバランスな妄想に酔い始めた僕らは 知らぬ間に目的の無い窮地に追いやられ ひたすらのたうち回る自分の影を追い駆け センセーショナリズム絡ませた 卑劣なナンセンスジョークで炎上 誰が憎いのか愛おしいのか 虚しさ蔽いつくした心を 冷い愛ひと雫たゆませ いたぶり消してくれないか 何が欲しいのか切り捨てたいのか 空虚なシチュエーションが空廻り 残酷な人生も「みなも」で揺れ 無情に捨ててくれないか 悪臭を撒き散らした突き立つ煙突の終焉 眼障りのいい変化にざらついた記…

  • 涙の海

    夕べの雨で濡れた空 鳥が囀り木の葉を揺らし 小さな雫を散らして飛び立つ あなたと一緒に歩いた石段に 今年も咲いた紫陽花の花 それは薄紫の儚い言の葉 あなたが居た日にはもう戻れないんだね 傷ついた心の破片が残した あなたとの思い出を抱いたまま 涙の海に落ちた私は それでも声が聞きたくて あなたが残したボイスメールを 繰り返し繰り返し聞き続けた ミルク色の風が吹くと 零れる陽射しはまたまどろみ 雲の切れ間から降りそそぐ雨が あの日の二人を描きはじめる 私の待ち受けで笑ってるあなた どんなに願おうとも叶わない愛が ふたりでいた日にはもう戻れないんだね 相合傘ではいつも肩を寄せ合い 私が濡れないよう抱…

  • トライゾン

    深い闇が満ちた 黒く焦げ堕ちた空に今 染み混んだ悪夢が うなされた耳元に 忍びより囁く 「どうせ何も変わらないよ」 背筋が凍る孤独に 怯えた覚醒 変わらないなんて嘘 失うものなんて無いのに 超えられないなんて嘘 「もう守れない約束なんてしないで」 けたたましく胸に鳴り響いたサイレント あの時 イジメに合う彼女を見過ごせなかった そして助けを求めた彼女の手を 私は何のためらいも無く握りしめた 無謀な月明かり 滲んで霞める夜空 うすら喘ぐ悪夢が すくませる耳元で 翻弄し囁く 「もうどこにも逃げられないよ」 虚しいだけの孤独 震えた覚醒 逃げられないなんて嘘 自分を信じただけなのに 抜け出せないなん…

  • Sexuality~青い太陽~

    すべてを超え君と愛し合えるなら僕たちの障害なんて何でもない 硝子のような海に浮かんだふたりを乗せた小さな舟がそり返る波に吞まれ堕ちていく 必ずと約束した日僕を見つめた君の瞳を忘れない It's you より添いあえることが解りあえることも君以外僕は知らない 愛し合うそれが突然疎外感に囚われたなら君に入り混じった僕が僕を見捨てる時だろう 静かに過ぎる時間が二人を追い越し小さな亀裂を心に残していく 何故いつかこんな日が来ることに気づかない振りをしたんだろう乾いた言葉を投げかけた君 君は愛を試す化身僕の愛を疑うなら答えよう It's me感じあえるものが触れあえるものも君以外僕は知らない 信じ合うこ…

  • 嘘と嘘

    優しい嘘で私を溶かして 今夜咲く花が一夜の夢でも あなたの胸にココロをうずめて 今宵散ってしまいたいから あなたの吐息が私の胸で 狂おしいほど切なさに濡れる 砕けた仮面の下の偽りの愛 たとえそれが真実だとしても 私の愛まで嘘で染めないで 闇に浮かぶ月も身悶え ハイになるまで燃えあがる 繰り返し重ねあうカラダの 満たされた快感の旋律 あなたの嘘を私に気づかせないで 淋しさを赤いルージュでまとい 最後まであなたにとって可愛い女でいさせて 物憂げな横顔を覗かせた甘く虚ろな夜は蜜の味あなたの背中につけた爪痕白い肌を這う誘惑の波もしも失うものがあるとすればそれは涙のレゾンテートルけして捨てられない真実の…

  • 報われない初恋

    今… 始まってもいない恋に 別れを告げた 目の前に広がる青い空が とても眩しくて 私は 思わず眼を閉じた 心… 傷つかないように 手放した恋 臆病な私に許された あなたの背中が もう恋しくなった もしも私の気持ちに気づかれたら 何もかもすべてが崩れてしまいそうで 恐い… 冷たくなった心を ぬらす涙 私を試すように いつまでも 消えない面影 苦しくて切ない Unrequited love 今… 始まってもいない恋に さよならを告げた いつまでも暗いトンネルの中を 独り彷徨う 私が 余りにも悲しくて 心… 期待しないように 諦めた恋 私が初めて好きになった 友達の彼氏 見つめることさえ 許されない…

  • 岐路

    心の赴くままに…なんて詭弁に惑わされたまま吹き荒れた風の音を聴き時の嵐の中で向かい打つ勇気も失く立ち尽くす此処が人生の岐路影に埋もれた谷の淵壊れた羅針盤投げ捨て胸に秘めた夢もこの足で踏み潰したただ歩き続けた人生何が間違いなのかも解らない 人生の目的地…なんて重いトランクを引きづり歩き疲れ命と引き換えに差し出した未来に傷つき粉砕されたプライド此処が人生の岐路涙に埋もれた崖の淵誰も振り向かない気づかない希望もこの手で握り潰したただ生き延びてきた人生何が必要なのかも解らない 失うことが怖い…なんて 言い訳ばかり繰り返し信じられず取りつくろう嘘を重ねるうちに気づく自分のズルさにくれた混乱此処が人生の岐…

  • リフレイン

    あなたとの思い出に涙する私は時に哀れで時に喘ぎ鏡の中の私が心の内をそっと包みこむ去年のクリスマスは二人で飾ったツリー真っ白な雪が降り積もるアスファルトに付けた二人の足跡あの時あなたがくれた初めての指輪を今も捨てられない私はもう誰も愛せない切なくてそう呟いた あなたとの思い出に生きる私は時に空虚で時に嘆きただ指輪に触れながらあなたとの思い出にふける突然別れを告げ私に背中を見せたあの日のあなたがリフレイン冷たい後姿が悲しくて涙が頬をつたいあなたの名を呟いたどんなに辛い別れでも今も忘れられないあのクリスマスの夜を ー 紫紅草ー

  • 混沌

    時間が深い闇に飲まれそうな夜道は突然ひとり生きることが恐くなるまるで誰かに追われているようなそんな気配に捕らわれ逃げたい衝動にかられた 急いで潜り込んだ細い路地を抜けるとそこは切れかけた街灯のカチカチとナる音が聞こえた暗闇に沈む月明りにさらされた孤独道端に転がった自分の影がせせら笑いを浮かべ俯く あの時君の腕をつかんで引き止めたかったでも失うものが多すぎた俺にはあの「愛」は重すぎたんだ 空っぽになった部屋に戻れば薄暗い蛍光灯が照らした窓が何者でも無いちっぽけな俺を映した 煙草に火をつけ冷たいベッドに寝転ぶと雨染みのついた天上を見上げぼんやり立ち込める煙を目で追った今日という一日が頭の中を駆け巡…

  • 「ドリュアス」

    森を駆け抜ける風 樹木の葉はざわめき 湿った土の香りは 深い霧に埋もれ始める アクアグレイの空に 淡く浮き立つ茜色の吐息 「ドリュアス」 私は夢見る小鳥 あなたの細い指で奏でた 朝焼けの空はやがて 小さな雫の中で 息づき熟まれゆくだろう 私は「ドリュアス」 あなたの虜 あなたの中で眠るロンリネス 教て欲しい あなたが抱くセンチュリーを 感じて欲しい 果て無い地平線に消えゆく 儚い夢を掛け替えのない命を 萌ゆる希望をそして愛を 冷たい空に滲んだ 甘い音色の月は その深い眠りから 目覚めたエンシェント アクアグレイの空に 散りばめられた星はシンフォニー 「ドリュアス」 私は夢見る小鳥 あなたの白い…

  • 砂漠に咲く花

    心の中の 砂漠を彷徨う 乾いた風が 砂を舞い上げ 私はうつろ気に 青く実った 空を仰いだ 重い足取りで 歩いた道 くたびれた スニーカーが 砂にまみれ 煩わしい 不意に 思い浮かぶ あの人が 好きな曲が 今も私を 虚しくする 悲しみも 苦しみもない 呱々は オアシス 卑屈な自分を 砂中に埋め 探した 砂漠に咲く花 胸の中で 燻ぶる憂鬱 赤い太陽に 翳す指間に 漏れる熱い陽かり 擦れた匂いの風が吹いた うすれたはずの記憶が 突然背中を 抱きしめるから 思わず私は振り返る 不意に 思い出した あの人の まなざし 今も私を 切なくする 後悔も 未練もない 呱々は オアシス 折れた心を 砂中に埋め 探…

  • 雨音が落ちると虹色はざわめく葉に留まる雫は音もなく冷たい土へと翳り君がついたため息が寂しさに熟れる 何故逝ってしまうの約束した淡い瞳が私を見つめた逝くのではない還るのだと繰り返し君にそう寄んだ 君の… 優しく温かい手が頬に触れるたび私はトパーズ色に染まった星の彼方に鬱ろう 人が行き交う森へは潤う涙が降りつもる辛い別れに心を痛め恋しさを胸に秘める 雨上がり… 空を飾る七色の虹君は唇をそっと噛んでまた涙する私が傍にいることも気づかず 君が残した愛は私の胸に眠る永遠私が残した愛は君を守る思い出 君の髪をそっと撫でいつか必ず会えるときっと会えると 私は… 繰り返し君にそう寄んだ 幸せをありがとう 繰り…

  • 最後の爪痕

    想いをはせながら 生きるとに疲れ 夢見ることを 忘れていた日々 君が飾った カーテンを開き 窓を開け 光を浴びた 空を眺めた スロープした 記憶に心を閉ざし 君のいない部屋で 生きる日々 あの日君が 壁にかいた 僕の名前は もう滲んで 涙になった 忘れることさえ 許されないのか 空虚な愛はただ 答えも失いまま 傷跡だけを 残していった カーテンを風が 揺らすたびに 君の香りを 思い出し 苦しくて息もできない 失うものならもう 何もない あの日僕が 壁にかいた 君の名前は もう滲んで 涙になった 忘れることさえ 許されないのか そう呟き 何度も繰り返す あの頃いつも 話していた 二人の夢も もう…

  • 愛のカタチ

    あなたの優しさが手に取るようにわかる 見つめるあなたの瞳に映る私が とても眩しくてあなたの傍でこうして 何時までも微笑んでいたくて甘えていたくて あなたの胸に頬をうずめている私に 「どうしたの」って一度も聞かないね何時も 「ごめん」ってそして「ありがとう」って 呟いた Tears spill・・・ 色んな愛のカタチがあっていいんだよ あなたがくれる優しい言葉の一つ一つ 私の心の柵を解き放ってしまう あなたが「好き」以上に「愛」愛してる こんなに誰かを求めすべて託したり 心を許すことがなかった私にとって あなたこそが私の愛のカタチだから もっと深くあなたを知りたい愛したい あなたの髪に触れたい強…

  • 「ワタシ」私「わ・た・し」たち

    燃えるような赤いシグナル ヨぎるモノクロの記憶に溺れ始めた 私の中でもがく「わ・た・し」たち 深みに嵌まり堕ちていく生き地獄 雨音に遮られた呻き声 鋭くエぐられた「わ・た・し」たちの心臓から 血しぶきが上がるたび 眼に映しだされるパンドラ 消すな逃げるな頭を壁に叩きつけ 変わる変化する化けて生まれた性根 もう終わりだ・・・お前は消えろ! ヒステリックな叫び狂気が背を濡らす どれが私で どっちが「私」 誰が「ワタシ」で どこに「わ・た・し」たちが居るのか この世の堺は何処・・・ 燃えるような赤いシグナル ヨぎるモノクロの記憶に溺れ始めた 私の中でもがく「わ・た・し」たち 深みに嵌まり堕ちていく生…

  • ひと目惚れ

    暖かな陽差しのなか君を見つけた 出会いの瞬間 僕の時間は止まり 君一色の世界を漂う 「運命」なんて信じなかった ましてひと目惚れ?有得ない 今 目の前の現実でさえ うまく受け入れられないのに 通り過ぎていく 君の笑顔が 僕の肩越しを花びらみたいに 揺れて散っていった 二度目に偶然君と出会えた時は 驚いて心臓が止まるかと思った 不確かな「運命」の歯車が 膨らんでいく想いに加速して 身体の血が逆流しそうで 胸が張り裂けそうになったんだ このまま終わらせてもいいのか 始ってもない君との出会い 終わらせたくない熱くなる胸に 僕は誓った 出会った場所に何度も足を運んで 会えない君の面影を追い続けた 何時…

  • 「自責」

    見たことのない景色 細くくねった砂利道を歩く 風に舞う砂埃を吸いながら 何処までも続くその道の果てに 漠然と意味のない期待をよせた 乾いた心を流れる うつろな感傷 心が壊れそうで 「いにしえ」が弄ぶ せつない感傷 泣いた日もある つらくて死を思う日もある いつだってそう 35階建てのビルの屋上が 私の脳裏を埋め尽くし 長めに丸めたロープは 常にそばに落ちている 胸に飼う不幸 一度くらい 熱くなるほど 幸せを感じたい 一度くらい 羨望な眼で 他人から見られたい 見たことのない景色 スモークブルーの空見上げ 長い道のりの果てに着いた 出口の見えないトンネルの前で うずくまる自分がいた 虚しい心を流…

  • 邪悪な天使ールシフェルー

    霧を渡る船 闇夜を照らす月明かり 静かな波の濁る音 忍び寄る恐怖に脅え肩を震わせ ついた ため息 川べりに船を捨て 草木をかき分け走り抜けた獣道 掻き毟るように目覚めたルシフェル 胸の中で燃え上がる 今この時を枷に 私の心を貪るなら お前が堕ちる 地獄を裁こう 今この時を毒に 私の心を砕くなら お前が下した 泥梨へ散ろう 何処からともなく 聞こえる獣の声 震える指が握りしめた 微かな希望死の恐怖暗がりに 足を取られ 谷へ転がり落ちる 血の餓えた月夜が照らす それはとめどなく溢れた嗚咽 愛を切り捨てた感触 今この苦を餌に 私の身をやつすなら お前が堕ちる 地獄を裁こう 今この苦を毒に 私の身を侵…

  • ―「花夢」―

    枯木が芽をふき 蕾が生まれ 春の風はそよぎ いつしか開いた花は 晴れた空に未来を描き やがて散りゆき 君は過ごした 色とりどりの日々を 儚げに束ね 僕の胸へと届けた たくさんの思い出 君が微笑む 君にありがとう 心からありがとう 風に遊ぶ君の長い髪は謡う 愛したすべての「時」 愛したすべての「人」 僕が愛した君に捧げる それが「花夢」・・・ この喜びが 寂しさが 今日で終わり また明日で始まるのなら 友と約束を交わす 今の君が いつまでも変わらず 幸せであってほしいと その笑顔のまま変わらず 幸せであってほしいと 僕が愛した君に捧げる それは「花夢」・・・ ―紫紅草―

  • 黒い真実

    変形した世の中に 変形した夢 信じあえず裏切られ 罵りあい傷つきあう 拭い捨てた犬畜生 変える処もない 変わる余裕もない 背中で浴びたヘッドライトが 残酷な影を追いかける 誰も信じるな 何も信じるな ただひたすら 息をし 現実と戦うナマの魂になれ 見え透いた手の内も 踏み潰した期待も 実は吐き気を催すキツイ「孤独」 どうやらSサイズの明日は いばら道 走れ 走れ もっと走れ 前を見て 走れ 走れ もっと走れ 意味もない呪文が 今生きる糧になるなら 白黒の僕の心に 突き刺す痛みも平気 変形した世の中に 変形した夢 信じあえず裏切られ 罵りあい傷つきあい 拭い捨てた犬畜生 心無い言葉では 何の慰め…

  • ある夕暮れ・・・ せせらぎの声を聴いた 錆びついた空の 茜色の谷間から 枯れた木々に ころげ落ちては うめく明かり 凍りついた 胸の中の嗟嘆が キシキシ音をたて 溶けてく感じ・・・ あの人は まだ覚えてるかな 私のこと・・・ 黒く塗りつぶした 記憶が 胸の中を むさぼり始めた いつしか 忘れたふりをして 何もかも 捨ててしまいたいと 呟くような 息を荒絶てて 吐き捨てた 愛 あの人は もう忘れたかな 私のこと・・・ 愛から生まれた 憎しみ 掴んだ手を 振り払い あなたの居ない場所へ 逃げ続け 見えない愛は 諸刃のつるぎ 振りかざした瞬間 身も心も 傷つけあった ふたり ある夕暮れ・・・ せせら…

  • 星屑のアビス

    君の面影を いだいた夜 星の涙が 夜空をつつみ 窓辺を飾る おぼろげに咲いた月は 星の海に 小舟を浮かべた 君をのせ 星の波間を オールが切る いつまでも 消えない君の ほほえみに 僕の胸は 高鳴り いつまでも 忘れられない 君の面影を 抱いたまま このまま永遠に 眠れたなら・・・ 切なく降りつもる 「夢」のカケラ 静かにみちる 星屑の時が 君にそそがれ 儚げに消えていく 星の海を 渡る小舟に 君はいない 震える指が オールを放つ いつまでも 淡い夢に流され 哀しみに溺れ 目覚めた僕は いつまでも 苦しくて 消せない思い 抱いたまま 陽炎のような アビスに堕ちる・・・ ー紫紅草ー

  • 「無白」

    白い空の果て 「もや」のかかった 遠い記憶 薄茶色の眼をした あの人が わたしに微笑む 微かに 甘い風が吹いた 儚くて 恋しくて 懐かしさが 胸につのる 遠い記憶 あの人の 「無白」の記憶 白い空の果て 「もや」のかかった 遠い記憶 青い芝に寝転んだ あの人が わたしを呼ぶ声 優しい ぬくもりが包む 儚くて 恋しくて 愛しさが 胸に溢れる 遠い記憶 あの人の 「無白」の記憶 切なくて 寂しくて 哀しくて やるせ無い 遠い記憶 二人だけの 「無白」の時間 ―紫紅草―

  • もみ消したばかりの煙草に火をつけた くたびれたTシャツにすり減ったサンダル 晴れた空の死角に埋もれた虚しさ 誰もいない繁みに霞ながら生きてく ぼんやりと眺めた見慣れた風景 始め方も終わり方も解らなかった ウブなあの頃 へしゃげてつぶれた 小便臭い夢とやら涸れるまで 泣け 嗄れるまで 叫べも一度 もう少し もう一歩 そう思いながらしがみついた継ぎはぎだらけの人生 胸ん中に空いた地獄を這うどんなにブザマでも どんなにミジメでも それが俺だから それが俺なんだ 道端に転がったあき缶蹴飛ばして風を切った 不公平な世の中に見捨てられた人生 繰り返す悔しさ 拳で叩きのめし 滲んだ涙は幾度も容を変えこの胸を…

  • 十字架

    あなたとの想い出笑顔も私の髪を撫でる大きな手も悪戯な恋の魔法が夜空を照らす滲んだ今宵の月霧の海に沈んでゆきたい儚げな夢冷たい吐息が涙になる朽ちる命と一緒に葬ってしまいたい胸に飾った祈りの十字架指で愛しながら…感じながら…消えてゆけるなら…今…なにもかもすべてすてて…旅立ちたい…消え去りたい… ―紫紅草―

  • じ・えんどがコワくてじ・えんど

    騒々しい毎日から抜け出して 今にも泣き出しそうな空見上げたのは わざと君を傷つけソッポを向いてしまった 昨日の僕の幼稚な愛情表現を諌めた後悔本当は君のことが大好きでたまらなくて こんな手に余る感情がささくれた僕の心の中の 本当の嘘がガタガタ音を立てて崩れていくよ かたっぱしから手をつけて自滅しそうな片思い 僕の明日は遠い正直になるって難しいよ そんなしわ寄せの毎日に空回りして ただオロオロ迷っている間に どこかの馬の骨に君を掻っ攫って行かれそうで じ・えんどがコワくてじ・えんど本当は君のことが大好きでたまらなくて 叶わない恋に悩んで病んで言葉にもならなくて ずぶ濡れの心に鍵をかけ何処にも逃げら…

  • エンシェントの翳り

    緩やかな青い空 季節が優しい風に戯れ 木々に降りそそぐ陽射しは 僕の頬にセピア色の影をつくる不意に 君の手を取って 肩を抱く「幻」青い地平線 僕の遠い時間が君をまた追い駆ける 光の風が君の長い髪を揺らして とても眩しかったんだ過ぎ去った思い出ばかりが 僕の心を振るわせ 消える事のない哀しみが 僕の中で生きずき 甘く切ない棘になる胸の中で繰り返す 君の笑顔に僕はまた 傷つくんだ 陽だまりを歩く並木道 振り返りざまによぎるあの日 突然「さよなら」のメモに 部屋を飛び出し夢中で追い駆けた不意に 涙する君を 抱きしめた「幻」雨に濡れたあの時 どんなに叫んで君を呼び止めても 何も変わらないこと痛いほど解…

  • 密かな夜

    密かな夜 甘い霧が覆う月明かりが 雨上がりの石畳に沁みる あなたが居ない夜なんてキライ あなたが好きな歌を聴きながら 長い夜を独り彷徨うなんてキライ キライ…着けたばかりピアス 片ほう失くしたような夜悲しい…音を荒げ 誰かが…心臓の中で 泣きじゃくってる… 感じ…燻る不安が淋しさが わたしに溢れ紫の吐息が揺り起こす 「恋しさ」がハラハラ舞いおちる夜密かな夜 甘い雫が漂う月明かりが 雨上がりの石畳に沁みる 私の手があなたの温もりを憶えてる 優しさも淋しさも切なささえもが 記憶と一緒に儚げに蘇えるその 一瞬…もうあなたに会いたいよ 声が聴きたいよ甘えたいよ寂しい…音を荒げ 誰かが…心臓の中で 泣き…

  • 星になった君

    君に逢いたい 君に涙する 思いはせる時 優しい雨音に ただ… 身を焦がしかえらない 君がいた時間立ち止まり 膝を抱え 泣き疲れ また眠りに堕ち ただ… 泣いたもどらない 君といた時間君が恋しい 君があふれた 尊い時間 木漏れ日が揺れ 日々… 切なくするにどとない 陽だまりの時間振り返り 留まり続け 目を閉じて その温もりにうもれ ただ… 泣いた星になった 君を… 抱きしめた… ―紫紅草―

  • 「−0」の音

    風… 風がそよぐ音 光が虹み 鳥が羽ばたく音 草きが枯れあい ざわめく音…音「−0」の音怒りが 憎しみが 苦しみが 哀しみが 激しくうごめく音日々に涙し 息る音 君の名をたどり 恋しがる心の音 雨… 雨が落ちる音 吐息がマざり アスファルトに咲く音 青い空を覆う 暗雲の立ちこめる音…音「−0」の音優しさも 寂しさも 喜びも 切なさも 傷つきながら藻掻く音音に癒され 音に泣き 胸を抉る想い出にさえ 今なら自由になれる 音に背を向けて意きる 激しく反り合う靴音 やまない人の波紋が 冷ややかな視線に変る音 …音「−0」の音 胸に冷たくササる…「−0」の感情… ―紫紅草―

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