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建築YA髭のCOLUMN https://archstudioten.jugem.jp/

福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。

建築YA髭
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2006/05/30

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  • それで、夏に耐えうるかということ…。3

    昨今、取り沙汰されている外皮性能を示すUa値などの値は、住まいの性能を語る物差しとして有効ではあるけれども、その部分のみをクローズアップしてみても、すべてを語っているわけではないということと、そもそも日本のこれまでの基準自体が甘々な上に、

  • それで、夏に耐えうるかということ…。2

    ご存知の通り、この国の省エネの基準(未だ戸建て住宅に関しては義務でもなんでもないですが)は、日本列島を区分化して、地域ごとに外皮性能Ua値を定めていますが、その数値も今となっては甘々な上に、南下するほどに軽微なものになるという状態のものに

  • それで、夏に耐えうるかということ…。1

    さて、福岡はこれから梅雨を挟んで厳しい夏を迎えていく時期に入っていきます。業界全体は、政府のカーボンゼロ目標宣言に始まる一連の省エネ関連の動きの影響で、にわかにさまざまな方が一斉に省エネ、省エネと連呼するようになってきました。かつて皆さん

  • いさましい「省エネ」からの脱却 5

    最近私が「省エネ」という言葉をためらいを持って使うようになっているのは、お話をしてきたように「なんちゃって」や「やってるふり」が図らずも沢山含まれてしまっている現状にあります。皆さんの普通の暮らしを堅持して、本当に消費エネルギーがそれまで

  • いさましい「省エネ」からの脱却 4

    これから私が一番懸念するのは、今の政治に象徴する「やってるふり」の危険性です。大真面目に環境を考え、CO2削減を国際レベルにひきあげるのならば、一気に三段跳びで住まいの性能を上げていく必要があります。未だに古めかしい国の省エネ基準などを引

  • いさましい「省エネ」からの脱却 3

    確かに全く意識されることなく、これまで建てられていた住宅へのボトムアップという意味では一定の効果はあるにしても、あたかもその最低限のお話が、住まい手の実感として「省エネ」でもなんでもないという現実はもやはり大変問題だと思います。皆さんが「

  • いさましい「省エネ」からの脱却 2

    時の流れに「言葉」というものは、次第に本来の意味からずれを生じで使い古されると輝きが薄れて陳腐化していくという傾向は世の常なのかもしれません。このところの「省エネ」という言葉も、30年以上も業界でその言葉を使ってきた私にしてみれば、とみに

  • いましい「省エネ」からの脱却 1

    なんだかこのところの住宅業界を見渡すと、蜂の巣をつっついたような状態で口々に「省エネ」を連呼していますね。俯瞰で見ればこれは悪いことではなくて、今まで一切関心を示さなかった業態までが、これは遅れをとっては大変と目覚め始めていますから良いこ

  • あなたのための「真」の住まいの価値について 5

    今年の後半はコロナに相まって材料供給の問題で、地場中小は大変な苦境に立たされると思われます。これからしばらく、本当に大変です。ただ、本来の住まい創りとは、そういうところが一棟一棟創り上げていくべきものです。コンビニでこんなものかと妥協して

  • あなたのための「真」の住まいの価値について 4

    もう、大量生産、大量消費、その上に成り立つ経済というものの至上主義に限界が来ていることは誰の目にも明らかだと思います。ただ、現状を変えたくないという思いは根強く、なんとなく気づかないふりをして突き進んでいる感が最近とみに多い気がしてなりま

  • あなたのための「真」の住まいの価値について 3

    噂のように、この急難の時に我欲で買い漁った買い占め材がそこにあるとして、それで作られた住まいに暮らすことが、あなたにとってどれほど幸福かを少し想像してみてください。本当に、旧態然とした産業構造の一旦を下支えしてしまうことに、あなたの生涯を

  • あなたのための「真」の住まいの価値について 2

    コロナ禍が始まった頃も、全界が大きなパラダイムシフトの渦に引き摺り込まれていく不安とともに、私などはそれを好転的に捉えれば、旧態然とした価値観の変化とともに、長年の檻のように溜まった現代社会の歪みが変わっていくチャンスだと思ったものでした

  • あなたのための「真」の住まいの価値について 1

    業界は、ただでもコロナの影響を受けて喘いでいるというのに、「ウッドショック」なる言葉が飛び交い、欧米の建設ラッシュやコンテナ不足も伴い、市場から輸入木材があっという間に消えてしまうというお話で騒然となっています。なんだかこの騒ぎ方が天邪鬼

  • 幸福になるための住まいの性能 5

    いつの時代もそうですが、もう、高性能とか省エネという言葉の賞味期限が、心ない人たちの使い倒しできてしまっているのかもしれないと、私などは思ってしまいます。これだけ認知度が上がってきたのだから、もうそれが当たり前と言っても良いのかもしれませ

  • 幸福になるための住まいの性能 4

    いつも申し上げてきていることですが、物差しを持つことは大切です。自分の判断で様々な要素の中から、自分に一番あったもの、望むものを選択できる自由を得ることは、幸福になるために大変大切なことだと思います。自らの終の住処を創り上げていく過程にお

  • 幸福になるための住まいの性能 3

    最近、認識の深まった外皮性能のUa値や、気密性能である隙間相当面積C値をメディア発信で知られて、いきなりそこからお話になる方も増えてきました。そういう物差しが普及しすることは良いことですが、その物差しだけをピックアップして、数値競争になり

  • 幸福になるための住まいの性能 2

    なんだか猫も杓子も省エネだ高性能だと言い始めると、私などは天邪鬼だから、それがそれまで取り組んできた30年余りの悲願の形であるとしても、少し疑いの目を持って見てしまいます。往々にして、全てが賛同に回る事柄というのは、すでに内容や発願の志も

  • 幸福になるための住まいの性能 1

    世界的なCO2削減の取り組みに大きく遅れをとっているこの国でも、ようやくそれに追いつこうという動きが出始めています。私たち住宅関連の分野においても、これまでわかっていながらもなかなか議論されず手付かずであった省エネ性能に関して、国策的に何

  • 住宅性能説明義務化。いつかきた道 5

    ちょっと斜に構えた言い方ですが、「法律が後からついてくる」というお話をしてきました。私のイメージでは実践の10年遅れという感じです。悪いことではなく、あくまでボトムアップですからどんどんそうなっていくべきだとは思います。ただ、一番怖いのは

  • 住宅性能説明義務化。いつかきた道 4

    法制化で懸念されるのは、形骸化です。シックハウスが取り沙汰されていく時期がありました。この頃導入されたのが、24時間機械式換気の義務化ですが、これもそんなことが法制化するずっと以前から、私は集中ダクト式の24時間換気システムを導入していま

  • 住宅性能説明義務化。いつかきた道 3

      例えば、基礎断熱の合法化も、もうずいぶん古いお話ですが、今では当たり前の基礎下にスラブを打ち、立ち上がりに断熱材を貼り、いわゆる床下を室内と同じ領域に取り込むという方法論は、私が見様見真似で始めた頃にはまだ非合法な工法でした。

  • 性能説明義務化。いつかきた道 2

    いずれにしても無法だった住宅の性能が、少しばかり皆さんの意識に刷り込まれて、良い方向へ行くのであれば歓迎なのですが、さてそこに焦点を当てさえすれば全て良しというわけでもないと、いつも斜めな私には見えてしまいます。10年くらい遅れて法律が追

  • 住宅性能説明義務化。いつかきた道 1

    この4月から、法改正で、いわゆる住宅設計者に対して、住まい手に対して性能説明義務化が始まりました。長らく住まいの性能にはこだわり続けて、俯瞰すれば周回遅れのこの国の住まいの性能向上を訴え続けながら、少しでも高性能な住まいを建てていきたいと

  • 住まいづくり、最後の引き算 5

    我慢を強いることなく、ご要望を整理しながら、面積や規模、予算をシンプルにしていく作業は、まさに大変な作業で、ここがプロに委ねられるべき部分だと言いました。大変なお時間をいただきながら、引き算をしていくのですが、この引き算がうまく行われなけ

  • 住まいづくり、最後の引き算 4

    足し算を散々やった後に、贅肉をおとし、スリム化していく引き算をやらなければ、住まいは住まい手に寄り沿うような空間にはなっていきません。一旦出しきった複雑なものを今度は間引いて整理していきます。これが住まい手ご本人たちにはなかなかできないも

  • 住まいづくり、最後の引き算 3

    生産性やコストを考えると、木造住宅の場合はモデュールという寸法単位が重要になります。合板の規格サイズや畳のサイズを基準としたいわゆるマス目(グリッド)を頼りに間取りをしていくのですが、基本的には91センチを基準にしたものや1メートルを基準

  • 住まいづくり、最後の引き算 2

    「間取り」という言葉がありますが、いわゆる紙の上にこれは何の部屋、これは何の部屋と思いのままに必要な望む部屋を描いて行くことがプランのはじまりです。一通り、住まい手のご要望を出し切ったら、そのご要望を項目種別に少し整理してそれに準じて描き

  • 住まいづくり、最後の引き算 1

    住まいづくりを長年やっていいると、まさに加減乗除の繰り返しだといつも思います。取捨選択の中で、何を優先して何を切り捨てて行くかということを時間をかけて繰り返して行くことでその住まいは住まい手の本当の意味での「我が家」になっていくのです。お

  • 住まいに求められるものの本来 5

    なぜに高性能にするかと言えば、皆さんのより良い豊かな暮らしの実現のためであって、それが主眼目ではありません。行き過ぎた健康オタクの方を例えて「死んでも健康になる」などというジョークがありますが、生きていてこその健康であって、命懸けで健康に

  • 住まいに求められるものの本来 4

    そう言う意味では、住まい創りが本来は、このコロナでライフスタイルの見直し、社会との距離感の個々の変化などにより、より個性的に展開していくべきなのに、より良くなっていくべきツールとしてある物差しとしての性能の数値化で、今度はクローズアップし

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