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建築YA髭のCOLUMN https://archstudioten.jugem.jp/

福岡を中心に住まいづくりをする建築YA髭が、建築デザイン・時事・歴史・音楽・旅などを語ります。

建築YA髭
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2006/05/30

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  • 大晦日 ゆく年来る年に想う

    いよいよ、2020年最後の1日となりました。不覚にも私は29日に少し怪我をして、養生を取って早々に寝正月のような状態に入りましたが(何、大したことはありません)、思えば怒涛のような一年でしたね。去年の今頃はまさかこんな世の中になるとは思い

  • コロナ禍からの未来へ 住まいづくりのヒント 5

    やがてコロナにはじまり未だ終息が迎えられない2020年も終わろうとしています。例えば、突然この問題がワクチンや特効薬の開発で収束したとしても、今私たちを包み込む巨大な変化の流れが全て霧散するとも私には思えません。住まいづくりの分野において

  • コロナ禍からの未来へ 住まいづくりのヒント 4

    毎日外に向けて、出ていく暮らしの中で、全て内側に向けて集うための設えだったこれまでの住まいは、ある意味社会全体の外の空間とバーターでバランスを取っていた空間だったと言うことが言えると思います。それが出かけなくなり、住まいの中で全ての時間が

  • コロナ禍からの未来へ 住まいづくりのヒント 3

    リモートワークやオンライン授業と言う、これまで家以外の空間で行われてきたことが全て家の中に入り込み、明快に色分けされてきた時間がなんとなく滲むように混在している暮らしが当たり前になりつつあります。苦肉の策としてIT関連技術が急速に発展し、

  • コロナ禍からの未来へ 住まいづくりのヒント 2

    思えば今年になって中国武漢に始まった新型コロナウィルスの感染は、横浜に寄港したクルーズ船に端を発し、世界中の感染拡大を独特の遅れ方で追随するように、この国の感染者も未だ増え続けている現状は、収束の糸口も掴めないまま、基調が定まらないゴタゴ

  • コロナ禍からの未来へ 住まいづくりのヒント 1

    クリスマスも終わり、いよいよ激動の2020年という、人類の歴史に深く刻まれる一年が暮れようとしています。この一年、コロナ禍の中で私たちは皆、もがきました。そしてまだ出口の見えないトンネルの中で、その先を模索しながら日々を送っている状況です

  • 効かない暖房と我慢の関係 5

    一口に、断熱と言ってもイメージしにくいかも知れませんが、断熱材の中で働いてくれているもののほとんどは空気です。グラスウールという断熱材は皆さんご存知かもしれませんが、実はガラス自体の素材の特性はそれほど熱を伝えにくいものではありません。む

  • 効かない暖房と我慢の関係 4

    住まいの中で極端なら温度差があること。ヒートショックなどはその顕著な例ですが、これは「暖房」と言う概念に乏しく、住まいの中で居間ばかりで「採暖」をしてきたことが原因といえます。暖房が叶う空間では、全館がほとんど同じ温度をキープすることがで

  • 効かない暖方と我慢の関係 3

    つまりどんな装置を持ってきても、ある程度器を整えてからでないと、およそ暖房と言う体にならないというジレンマの中で、日本の住まいはずっと迷走してきた感があります。そもそも「夏を旨とすべし」で柱と屋根で構成された壁の少ない風通し優先の構造だっ

  • 効かない暖方と我慢の関係 2

    さて、「採暖」と「暖房」はそもそも違うというお話をしましたが、もう少し突っ込んで言えば、なぜこの国の住まいの冬のしつらえとして、暖房というものがあまり発展せずに、ここまで採暖ばかりで進んできたかというお話になりますが、要は暖房のしようがな

  • 効かない暖方と我慢の関係 1

    この季節になると、近くのホームセンターに行っても、「本格的な冬の季節の到来」とかなんとか、暖房シーズンの関連商品の特集コーナーをよく見かけます。石油ファンヒーター、灯油式の反射ストーブ、電気ストーブの類などが並んでいますね。炬燵もそうです

  • 「さむーい!」って体感温度で言う。 5

    性能が足りない住まいで何が起きるかはもう、いわずもがなです。何らかの採暖、石油ファンヒーターやストーブなどで暖気を作っても隙間だらけの空間では暖められた空気は比重が軽くなり、屋根からどんどん抜けていきます。逃げていく暖気の代わりに入ってく

  • 「さむーい!」って体感温度で言う。 4

    案外寒い福岡で、「暖かい」「そこまでいらない」という体感と遊離した言葉のおかげで、福岡は中途半端な性能の住まいが多すぎる。プロほど、勉強を少ししたお客様ほど「そこまでいらない」という言葉を使ってしまうわけです。こんな原稿を書いている数日前

  • 「さむーい!」って体感温度で言う。 3

    さて、いつもは住まいの中のお話をしていますが、それは外でのお話でしょうと思った方もおられるかもしれません。そうです。今は外気温の感じ方のお話をしていました。ただ、この体感温度と、実際の気温との大きなズレが何を生んでいるかというお話をしなけ

  • 「さむーい!」って体感温度で言う。 2

    寒暖計の数字や、天気予報の気温だけで、暖かい寒いを判断するとちょっと実際とはずれが生じているというお話をしました。体感温度は、そういう意味で数字を風速や湿度といった諸条件を加味して私たちの感覚に近い補正をして示してくれるので、先入観で話し

  • 「さーむい!」って体感温度で言う。1

    この二日ばかり、全国的に遅まきながら今年一番の寒波到来でこの福岡でも震え上がるような寒さを感じている方も少なくないと思います。「そうは言っても九州でしょ」「暖かいエリアだから」とは決して言えないほどの寒さを、どう表現したら良いのかなと思っ

  • 今だからこその住まいに求められるもの 5

    パブリックからプライベートな場所に戻ってくるという単純な暮らしの構図が、このコロナ禍で雪崩のように崩れはじめています。24時間一緒にいれば、プライベートな家族間でも半パブリックのようなルールが必要になってくる。限られた空間のなかでも、少し

  • 今だからこその住まいに求められるもの 4

    これまでは、カオスな社会に引っ張り出されて、終日を過ごしてヘトヘトなってに帰ってくるための住まいだったものが、今度はずっとそこにいて、何もかもを完結しなさいと言われているわけですから、自ずとしつらえは変わってきて当然なのですが、呑気にこれ

  • 今だからこその住まいに求められるもの 3

    さて、話は敗戦国となった80年前からのお話になりますが、この国の住宅事情は家がないというところから始まりました。都心部が焼け野原になって、絶対数が足りなかったのです。とにかく仮設住宅を作らなければというところからプレファブメーカーが始まり

  • 今だからこその住まいに求められるもの 2

    どうもこのコロナ禍で、自分の身を守らなければならないという感覚と、住まいの滞在時間の急激な拡大が相まって、より高性能に、より高耐久にという皆さんの意識は一気に変化した一年であったことは間違えないと思われます。私などはずっと同じ事を言い続け

  • 今だからこその住まいに求められるもの 1

    2020年がまもなく終わろうとしています。今年はコロナ禍で全てのことが番狂わせで、何もできぬまま年の瀬に突入という方も多いのではないでしょうか。人と人同士のコミュニケーションを感染リスクという壁で寸断し、人の社会性という部分をズタズタにし

  • ステイホームから「ライフ」へ 5

    ステイ(stay)とは滞在、つまりそこに居ることです。確かにステイホームではありますが、私たちは住まいの中に、ただ居るだけではありません。かつての企業戦士たちは、家は「ただ寝に帰るだけの場所」などとよく言われていましたが、このコロナで住ま

  • ステイホームから「ライフ」へ 4

    そう言う意味では、ステイホームの感覚で、緊急避難的な発想を振り回すより、ライフ、日々これからずっと続く住まいの創造へと切り替えていきたいですね。ステイから、きっと「ライフ」なんです。もちろん、今取り沙汰されている性能に関しては、全てを住ま

  • ステイホームから「ライフ」へ 3

    感どころの良い方は、すぐに私が言わんとするところが理解できて、お話を進めていくとそれまで悩ましいお顔をされていた方が、晴れやかに合点がいったように表情が明るくなるのをこのところ何度も経験しました。要は性能値のための高性能になってしまい、「

  • ステイホームから「ライフ」へ 2

    英語のお得意などこかのケバい都知事さんとは違って、英語の本当に苦手な私には、どうにも違和感がある。「ステイホーム」ひっくり返して「ホームステイ」と言えば学生さんたちがご当地の地域文化に触れて学ぶために、現地の普通の家庭に間借りして、短期の

  • ステイホームから「ライフ」へ 1

    12月に入り、2020年もあとわずかとなってきました。考えてみれば、今年2020年はこの地球上の人類にとって大変な試練として記憶に残る一年で、この日本でもクルーズ船にはじまったコロナ感染の恐怖は、じわじわと私たちの暮らしに侵食し、迷走する

  • 冬の準備 暖房のこと 5

    「暖房」について書いてきました。最近は、技術論ではなくて、概念として「そこまではいらない」とか「ここは九州だから」というような硬直化した概念が邪魔をして、住まいの性能が伸び悩んでいるきらいすら感じてしまいます。技術は確実に進歩を続けている

  • 冬の準備 暖房のこと 4

    外皮性能が良いことで好転することは沢山あります。要するに熱が逃げない、夏は入ってこないということで、室内の温度がコントロールがしやすくなります。従って小さなエネルギーで熱の制御がしやすくなります。しかも、外皮で囲まれた内部空間と呼ばれる部

  • 冬の準備 暖房のこと 3

    そういう意味で言えば、これまでの日本家屋は、せいぜい「採暖」が関の山で、それ以上の暖房を求めてもなかなか効かない熱性能ですから、暖房を語ろうにもそもそもベースの空間自体にその素養がなかったということになります。これまで多発してきたヒートシ

  • 冬の準備 暖房のこと 2

    「採暖」という言葉を使いましたが、九州ではそもそもそこそこ暖かいという感覚から、住まいへの設えとすれば軽微なものしか採用されないことの方がほとんどで、いわゆる火鉢・炬燵の感覚で、暖かい点をつくり、人間の方がそちらに寄って暮らすという採暖が

  • 冬の準備 暖房のこと 1

    ここ福岡もいわゆる日本海側特有の曇天候の日が増えてきて、いよいよ寒い冬の到来がはじまりました。先日、体感温度のお話をしましたが、福岡は気温が北国ほど低くないにもかかわらず、寒いエリアだと言いました。当地にお暮らしの方はそのことを十分ご承知

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