4月初旬、まだ本屋大賞結果が発表される前、関連サイトを見ていたら、見覚えのある一冊が!!「発掘部門『超発掘本』」として、かつて読み入った『ないもの、あります』があるではないか。これは面白かったとブログ検索したら、2012年。最高級に褒めちぎっている。なんと題が「転職するなら、この商會へ」。今思えば、その数年後に始まる吉田篤弘マイブームの予兆か「ないもの」を「ある」として目をつけるのは言語センスが中核だろうが、「商品紹介」として仕立てている内容には、人生観・処世訓が色濃く散りばめられている。「こんな本を書きたいんだよう」と心が疼く。十数年前の書名に込めていたのだった。では少し倣ってみよう、と「もの」を考えてみるが簡単には思いつかない。「犬も歩けばあたる棒きれ」とか「豚の真珠」「猫の小判」はどうだろう…って全...読書録23~なまはげ、あります