すぷりんぐぶろぐ〜陥穽から風穴をさがす
住所
秋田県
出身
秋田県
ハンドル名
springさん
ブログタイトル
すぷりんぐぶろぐ〜陥穽から風穴をさがす
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/spring25-4
ブログ紹介文
教育書籍の感想をメインに、研究会参加記なども含めて自分の学びをささやかに綴っていきます。
自由文
-
更新頻度(1年)

271回 / 290日(平均6.5回/週)

ブログ村参加:2005/08/02

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springさんのブログ記事

  • 桃飲み熊喰らう夏

    以前ほどのんびりTVドラマを観ている余裕はないのだが、それでもいくつかの連ドラは録画したりしている。刑事モノは定番で、あとはNHKが多いかな。この頃ユニークだと思った番組は『きのう何食べた?』。テレビ東京なので、1クール遅れで深夜に放送している。系統?は『おっさんラブ』料理版なのか。主演が西島秀俊・内野聖陽で、特に内野は秀逸だ。他のキャストもなかなかの演技でホンワカと笑える。実はコミックでも一冊読んだときがあり、料理漫画と思って買ったら、その筋(笑)の展開で、まあ一般的になったなと思った次第。番組の中で必ず登場する食べ物のシーンに、人物の気持ちがよく象徴されている。食べ物は、その時その時の自分の心持ちや置かれた状況、または出来事などを映し出していると改めて思った。ということで久々の「たべびと」ネタを写真で攻めて...桃飲み熊喰らう夏

  • 猛暑日から真夏日終わりまで

    8月14日(水)数か月ぶりに朝の散歩をする。近くのグラウンドに入ったら、今年初の対面となる長い生き物と遭遇。ほんの少し気温が下がったので出てきたか。しかし結局、日中は昨日と変わらぬ猛暑となった。お盆中だが目いっぱいの一日勤務でアンケートの残務整理やら計画案作成に費やす。台風情報が気になる。8月15日(木)今日も散歩を続ける。秋の虫が鳴き始めた。毬栗が落ちている。見上げれば秋の空。しかし…まだ熱い。今日も勤務。文書作成をしつつ、盆踊り期間中は臨時休館になるため、準備も慌ただしい。個人的に注文していた絵本が次々に自宅へ届く。夕方娘夫婦二組と孫二人が揃い、あまりに賑やかな食卓。8月16日(金)朝から風が吹いている。雨も断続的に降るし、盆踊りは体育館だろう。昨年もそうだった。台風通過によって影響を受けた人は多い。しかし...猛暑日から真夏日終わりまで

  • 甲子園の「秋」は深まる

    8月18日は「高校野球記念日」であるそうだ。今年が101回大会なので、1919年のこの日に第一回が開かれたことを記念している。俄かファンなので、もはや県勢が早々に敗退した今年は片目でしか見ていない。実は、日記をみると去年の8/18は金足農vs近江であった。そう、あの歓喜のツーランスクイズである。それだけでも記念日と言ってもいい。と、県民根性丸出しだな。ヒネクレ者の見方は、有名校の応援席で懸命に声を枯らすユニフォーム姿の選手の背景を想像したりする。野球留学だろうか…気持ちをうまく切り替えられたのか、親御さんたちはその姿をどう見ているのか…きっと、無数のドラマがあるのだと思う。甲子園といえば作詞家阿久悠が思い出される。あるスポーツ紙に「甲子園の詩」という連載を持っていた。大会期間中全ての試合をテレビ観戦し一日で最も...甲子園の「秋」は深まる

  • 乱暴で屈託なく自由な…

    小説や物語にも種類があるわけだけど、これは何かなと考える。ファンタジー?学園小説?えっ、純文学?この作家は数多く読んでいないが、いつもわからない。しかも新書版だし…。それでいていつも棘のように刺さった感覚を残していく。たぶんそれは、あとがきにある「乱暴さや屈託のなさや自由さ」かと想う。2019読了80『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』(高橋源一郎集英社新書)テーマとなる「くに」(「国」と表記しないことも重要な鍵だ)からふと連想したのは、あの「IS」だった。報道では初め「イスラム国」と言っていたのに「IS」と解読が必要な呼称にしたのは訳があったのだろうか。そんなことが浮かぶほど、今さら「国」とは一体何を指すのか、考えさせられる。土地、言語、人種、政府…。「こっき」をつくるところからして象徴的だ。...乱暴で屈託なく自由な…

  • 不純物から「いのち」を視る

    数年前から歌がヒットし、次々と人気ドラマに出演した彼、そう言えばそれ以前には開頭出術が必要な病気をしたことを、冒頭の文章で思い出した。外見が滲みだす普通感が印象深く受け止められるのは、見つめる眼差しに虚飾を感じさせないからだ。だからその音楽に、詞に共感できる。それにしても巧いタイトルだ。2019読了79『いのちの車窓から』(星野源KADOKAWA)雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載の単行本化。雑誌はごく稀にしか購読しないので内容は読んだ記憶はなかった。ただ、以前読んだ文庫本はなんとなく肌にしっくりと馴染んだ気がした。その訳がわかった。書下ろしである『文章』に松尾スズキ、宮沢章夫の二人のエッセイへの憧れが書いてあった。ああそうかと思った。けして自分を飾らない、それでいて妄想や想像の世界へ迷いなく進んでいく感覚が好きなのだ...不純物から「いのち」を視る

  • 二十歳の君よ「本」を手に

    「成人式特別号」として、こんな文章を表に載せて「図書館だより」を式のしおりに同封させてもらった。裏面には利用案内に加えて、講演会講師である秋田ブラウブリッツの岩瀬代表のおすすめ本の紹介も入れてみた。・・・・・・・社会人として働いている方も、学生として将来を見つめている方も、今日というハレの日を迎えきっと心を新たにしていることでしょう。そんな人生の節目に、ぜひ一度町の図書館へ足を運んでみませんか。あなたの持っている知識や技が一挙に増えるということはありませんが、書架の中の背表紙にふと何かを感じ立ち止まったとき、今どこに居るのか、そこから何につながるのか、どれほどの深さや広さに包まれているのかという「あなたの位置やサイズ」がぼんやりとつかめるかもしれません。その感覚はあなたの明日の支えになります。テレビほど饒舌でな...二十歳の君よ「本」を手に

  • 耐暑でした、立秋の頃

    8月7日(水)今日も暑い一日。少し気乗りのしない仕事があり、手をつけられずにいたがようやく書き出す。毎日1ページずつといったノルマを課すしかないか。しばらくぶりにそんな思考をする。夕方より高校野球。せめて一つ勝って星稜戦と願ったが…でもよく健闘した。あの一年生キャッチャーは来年が楽しみ。8月8日(木)朝4時から蝉がうるさく鳴いていた。今日は立秋だが、暑さが遠のくのはまだまだ先か。勤務を午前で終え、岩手の照井先生と昼食を摂りながら懇談した。午後から野口先生の講座、その後懇親会。懐かしい方々と話す。熱く楽しい一日だった。10時半を過ぎた帰り道、自宅近くではまだ蝉の声が元気だ。8月9日(金)朝風呂に入ってから体重計に乗り、驚く。この数字、数十年ぶりと言ってもいいだろう。あまり食べずに飲んでばかりいたからか。この頃酒の...耐暑でした、立秋の頃

  • コンピテンスと微笑み

    きのう「三十年後、祖父として罪滅ぼしをします。」とは書いたものの…。このアバウトな性格は重々承知しており、またこまめに体が動くタイプでもないと自覚しており…ではどんなことを、と考えて頭に浮かんだのが、ひと月前ほど糸井重里が『今日のダーリン』に書いていた文章だ。Volume.173最近知って、しみじみいいなぁと思ったのは、コンピテンス(competence)という概念です。硬い日本語訳だと「環境と効果的に相互交渉する能力」ということになるらしいのですが、ぼくなりに意訳すると「いろんなモノゴトと親しむ能力」という感じかなぁ。もっと別の、歌みたいな言い方をすれば、「わたしが世界に笑いかけ、世界はわたしに笑いかける」ということになるかもしれません。これが「自己肯定感」と強く関わることは間違いない。自己肯定感を養うことは...コンピテンスと微笑み

  • 平成元年8月12日の頃

    令和でなく平成である。その日は次女が産まれた日だ。娘はつい最近無事に出産し母親になった。今どきの夫婦らしく「立ち合い出産」だった。で、三十年前の自分は、というと病院にも行けなかった(行かなかった?)記憶がある。なんとも情のない、だらしない父親であったことか…いったい何をしてたのかと想う。三十年前というと1989年。その頃の学級通信の合本があるはずと、書棚を見てみた。まるで、探すのを待っていたように、その号だけが見当たらない。合本を始めたのはその数年前で、他の年度は全部揃っているのに、なぜかその年度の中間部分(7~10月頃)だけが欠けている。不思議だ。五年生を受け持っていた。通信の題名は『タッチⅢ』。「Ⅲ」とは、つまり三年目の持ちあがりである。これが「Ⅳ」まで続く厳しさを知る人は、さほど多くないはずだ。特に辛い年...平成元年8月12日の頃

  • 「調べ学習」ネタ開発気分

    子ども司書養成講座で、俳句や絵本を扱ったアニマシオンの講座は楽しくやれた。実はもう一つ講座を担当しており、それは「調べ学習」だ。昨年度は県を通じて専門講師を手配していただき、実施したようである。今年は計画段階で「自分がやるよ」と軽く引き受けたものの、教員時代に手慣れていたわけではない。6月中旬に、昨年実施した内容をある小学校で行うという話を聞き、参観させてもらった。某出版社百科事典の販促の一環だろうと思われた。グループの数だけ事典が準備されているので、一括指導には向いている。自前では出来ないなと思いつつ、事典の使い方などは国語辞典にも通ずるし、結構面白いと感じた。講座を組み立てていく段階になって、どう切り出すか考えた。そもそも、もはや事典や図鑑などを使って調べる時代じゃないという認識がある。しかし「だからこそ」...「調べ学習」ネタ開発気分

  • 不可視の部分が響きだす

    木曜、一年ぶりに野口芳宏先生の講座を拝聴した。読了した『教育と授業』があったので、本当に久しぶりにサインをいただくことにした。先生に書いていただいた言葉は「異に学ぶ」。宇佐美寛先生との共著にふさわしいと言える一言なのだが、この著で結びに先生が記された、ある意味で意外な一文が思い出された。それは「人はそう簡単には『変わらないものだ』ということに気づき~」の箇所である。ふだんから先生が口になさる「教育も指導も授業も、その本質は向上的変容の保障にある」わけで、学ぶ意義はそこに集約されると言っていい。しかしまた、それは困難な営みであることを今回の往復討論は示したことにもなる。では「学ぶ価値」とは何だろう。先生は「随分考え、吟味し、ゆさぶられたその過程には大きな価値があった」と書かれた。それは「不可視の部分での変化」とな...不可視の部分が響きだす

  • 龍虎、相まみえて

    発売日直前に注文しようとアマゾンを開いたら、次のような紹介があった。「緻密な論理を積み上げ天駆ける龍と、初等教育という迷い多き竹藪を自在に歩む虎が、ここに初めて一冊の本の中で相まみえます」横山社長が書いたのだろうか。しびれる惹句である。これが読まずにいられようか、という思いにさせられた。2019読了78『教育と授業宇佐美寛・野口芳宏往復討論』(さくら社)この討論は、宇佐美先生が著書で述べている「前おきはやめよう」について、野口先生が「前おきも必要である」と題して批判することからスタートした。野口先生はその意義や効用を具体的に明らかにする。それに対して宇佐美先生は、「前おき」の概念を問題とする。この時点で十分に考えさせられることが多い。宇佐美先生は次の「予測」を書く。「両著者は、結論を求めるのではなく、読者が今後...龍虎、相まみえて

  • 文体遊びで本質に近づく

    目玉焼きやハムエッグ、そしてインスタントラーメンなどを「説明文を書く」学習の導入として扱った。順序に従ってわかりやすく書く活動として、楽しく取り組んだ記憶がある。日常生活に密着しているし、何より食べ物ネタはそれだけで食いつきも良い。カップ焼きそばは扱っていなかったなあと、この本を見た。2019読了77『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(神田桂一・菊地良宝島社)図書館の書架にあったのを見つけ、これは面白そう!と即借り…ずに、中古書店で求めた(風呂場読書になる確率が高いので)。なるほど、予想通り楽しく読めた。「文豪」といっても、文字通りの夏目漱石、川端康成といった大物だけでなく、海外作家、最近のブロガー、はてには雑誌、広告、テスト問題と拡散していく。つまりこの本は、「もし柳家小三治が本書の『解説』を...文体遊びで本質に近づく

  • アイとエーアイ、その狭間で

    雑誌広告で、この新書の題名と著者を見たとき、おおなんと!と思った。『世界の中心でAIをさけぶ』(片山恭一)。座布団3枚ぐらいやりたい気分である。・・・の中心で、と来たら「アイ」と言いたくなるが、今なら「エーアイ」と言わなくちゃならないと、つまずきそうになる。そのひっかかりと、「愛」と「AI」との関係も気になるし…。Volume.172「人間のなかにAIによって収奪されない部分はあるだろうか。ぼくはあると思う。一人ひとりの固有性をAIは奪うことができない。それはどのようなものか。たとえば『好き』がそうである。」つまり、愛はAIを超えるといいたいのか。しかし、そう簡単か。私たちは今、数えきれないほど「好き」の誘導に晒されている。片山は「ぼくたちが誰かと出会い、恋に落ちることを解読するアルゴリズムは存在しえない」とも...アイとエーアイ、その狭間で

  • 実践例と補強理論だった

    先日「生物として正規の部分は過ぎている」と書いた。いろいろな面からそれは証明できる。社会的には日に日に押しやられるような存在であることを自覚しつつも、それでも一個の自分は活動しているわけで、そこに「甲斐」は求めたい。教え諭してくれるのは人生の先輩とお医者様だろうか。ということで二冊。2019読了75『一〇三歳になってわかったこと』(篠田桃紅幻冬舎)四年ほど前に話題になった一冊だ。百歳を超えた方々が時々TVに登場する。かなり限定的な方々と思うが、共通するのは心の持ち方だろう。この本で言えば「自然体」。それも一様ではなく、つまり「誰か式、誰か風、ではなく、その人にしかできない生き方」を指す。簡単に見えて、ひどく困難のように思える。著者は墨を用いた美術家として名を成した。その生涯はもちろん平坦ではなかった。その中で大...実践例と補強理論だった

  • 「大すらい!」と叫んでみないか

    夏休み後半に読み聞かせの依頼があり、20名ほどの異年齢集団を相手にする予定がある。年齢が離れているとすればやはり絵本になるかと思う。ここは大好きなヨシタケシンスケか…、以前PCに取り込んだ二つの作品はあるが、それ以降の本を探すことにした。人気作家なので複数あったが、新しい絵本が面白い。お兄ちゃんが「みらいのせかいはたいへんなことばっかりなんだってさ。」と深刻な顔をして言うので、ショックをうけた妹がおばあちゃんに相談すると、「だーーーーーいじょうぶよ!」と励まされ、大変なことだけじゃなく、楽しいこと、面白いこともたくさんあると言われ、例によって「妄想」がスタートする。『それしかないわけないでしょう』と題された絵本は昨年末の新作。まさに、ヨシタケワールド全開という感じだ。惹かれるのは、自分たちの置かれている社会環境...「大すらい!」と叫んでみないか

  • かき氷、食べてないけど…

    暑いのに「かき氷」はまだ食べてないと、ある週刊誌の写真特集を眺めながら思った。そこにはなんと一杯1500円なりの「大人のかき氷」が載っている。最近そうした値段に驚かなくなった。別に裕福だからでなく、結局食べないし、もし食べるとしたら、その「値段を食べる」感覚しかないと醒めているからだ。昔話をする。小さかった頃、近所のⅠ食堂のかき氷は一杯20円が相場だった。詳しくいうと「しらたき15円」「いちご、めろん20円」「ミルク、あずき30円」だった。少し経ってから「いちごミルク」「小豆ミルク」などが登場して40円になった気がする。I食堂はまだ電動ではなく、手動だったことも覚えている。中学生になった頃か。橋向の菓子屋の二階にパーラーが出来て、「フラッペ」が登場した。なんと生フルーツが添えられている。いくらだったか正確な記憶...かき氷、食べてないけど…

  • 言葉じゃないものを見つめて

    谷川俊太郎が「『猫をおくる』を読んだ日」という題で、新潮社の月刊PR誌「波」に詩を寄せていた。書評というべきかどうかかわからないが、新鮮な気がした。その中の一節である。「猫のアタマは言葉じゃないものでいっぱいだ私のアタマは言葉がないとからっぽだ」これは論語ではない私の四行別に猫好きではないので、深く共感したわけではない。ただ、毎日短時間ながら、孫と接する自分の感覚に近いなあと、しみじみ読んだ。今おそらく、言葉が言葉であることを体得しつつある一歳十か月の児。しかし、まだアタマの中は、言葉じゃないものにあふれている。そのひとつひとつ、いや個別には拾いきれない、名づけもできない、どろどろのような情動とは、なんと貴重であろう。それを毎日、何か形のあるようなものにしたい、言語化に近づけたい、人に誉められるような「お利口さ...言葉じゃないものを見つめて

  • 梅雨が明けたらキニナルキ

    読書に関する箴言(とまでいかなくとも、ちょっといい言葉)は、以前から目に留まる習性がついていたと思う。最近は女優というより書き手として、その名前を見ることが多い中江有里が「読むハードルを下げる」と題し、ある本の書評で納得の一言を書いていた。Volume.170「本から得るものは読み手によっても本によっても違うし、誰に教えられるものでもない。最初から答え(結末)がわかっているなら、そもそも読む面白さも得られない。読むということは、つまり少し先の自分を作ることなのだ。自分の未来を面白くするのは自分次第。」加藤典洋という作家・批評家の存在は知っていたが、単著は読んだことがない。先日亡くなったということで、追悼文を詩人の荒川洋治が書いていた。そこに引用されていた文章を読み、少し驚いた。これほどの厳しさをもって文章という...梅雨が明けたらキニナルキ

  • 振り向いた先の赤い実

    目まぐるしいひと月だった。公私ともにと言っていいだろう。小学校の国語授業を頼まれたこと、夏休みと同時に始まる子ども司書講座の準備と実施、さらに町の方々と一緒に進めているCM撮影も4回あった。私的にはなんといっても、二人目の孫が里帰りのために先日まで同居していて、連日の賑やかさが続いた。そんななかで自宅周辺に根をはったラズベリーの実が最盛期を迎え、4週間ほど毎朝(最盛期は朝夕)収穫した。途中2,3日体調を崩したときは代わってもらったが、今夏もなんとかやり抜いた。短時間ながら連日であり、重さにすると十数キロはいったようだ。ジャムやソースの赤い塊となって保冷庫でねむっている。他人が見たら思わず笑いたくなるほどの重装備で実を採る。顔に蚊などがまとわりつくのを防ぐため、ネットをかぶりながら腰をかがめ、手を伸ばす。葉っぱに...振り向いた先の赤い実

  • 10年前の夏に書いていたこと

    昨日、思いつくままにブログアップした後に、ずいぶん前からそんなことを考えていたはずと、集約した冊子を開いてみた。学校報に載せた文章が目に入った。ちょうど10年前だった。結構な長文だった。お時間があったらおつきあいのほどを…。「子どもの時間を守る」・・2009.7.21・・・・ある教育関係企業が、小学生から高校生までの生活に関する諸調査を継続して行っています。昨年末の調査で、小学生(5,6年)の半分の子が「忙しい」「疲れやすい」と回答しているという結果が出たと報道されました。当然ながら中学、高校と進むにつれてその割合は高くなっています。小学生だけに限定しても、その数値は年々高くなっていることは想像できます。調査担当の専門家は「子どもの“大人化”が進んできた。大人に合わせるのではなく、生活リズムを守って子どもの時間...10年前の夏に書いていたこと

  • 誰が子どもを疲れさせるか

    過日、地元の学校を訪れた時、教室へ向かおうとした時に廊下で出会った子が「オツカレサマデス」と声をかけてくれた。見知った顔の一年生であり、おそらくは大人の声かけの真似をしたのだと思い、顔がほころんだ。ただ、よく考えるとこの現象?は単純に笑えない、そんな気持ちが残る。ある意味では伝染だ。そういえば、今は母親となった我が娘たちが、友達と会ったときに「オツカレー」などと言っていると聞いたのは高校生の頃だったろうか。その時もいやはやと感じた。十数年前だったから、それ以前から蔓延していたのだろう。小中学生も昔から忙しかったはずだが、その質が徐々に変化していったようにも思える。最近、今年小学校へ入学させたばかりの方から、夏休みのことを尋ねられた。長期休みに入って何もしていないように見える子が不安だという。忙しく働く親世代が共...誰が子どもを疲れさせるか

  • 違う味わいを楽しむ

    勤めている図書館の事業の一つに「子ども司書養成講座」というものがあり、全6コマのうちに半分ほどを担当することになった。参加者は十数名程度であるし、昔とったナントカで活動すること自体は楽しみだった。オリエンテーションでの自己紹介も、実際に館内から図書を選ばせ、紹介に入れ込む形で行った。日程2日目の午後は「本を使ったアクティビティ」と称して、もはや懐かしい「読書へのアニマシオン」を取り上げることにした。しかし数多く揃えていた参考書籍は3年前に全部譲ってしまっていた。ただ、導入として「ダウトをさがせ!」は必須だし、話を並べ替える「前か後か」も取り組みやすいと考えていた。残しておいた石川晋さんの本に、わずかに関連ページがあり、「前か後か」を五味太郎の絵本2冊を使うこととした。「さる・るるる」のシリーズである。2冊の混合...違う味わいを楽しむ

  • 非正規生物としての生き方

    もう少し『生物学的文明論』(本川達雄新潮新書)の感想を続ける。恒温動物と変温動物との使うエネルギーの差についても考えさせられた。人間が、自分の身体をそして生活を維持するためにいかにエネルギーを使わなくてはいけないか。単純には「便利さ」のためと言い換えられるのだが、結局はサイズがだんだん大きくなり、その便利さの維持のために忙しく働きまわっている。第八章「生物の時間と絶対時間」以降は、本当に読み応えがあった。名著『ゾウの時間ネズミの時間』にもあるように、動物が一生に打つ心臓の拍数15億回。エネルギーの量は30億ジュール。それを使う物理的な時間が寿命とされる。ゾウは約70年、ネズミは3年程度だ。そしてヒトの場合は約41年である。老いの兆候が出始めるのは平均40歳程度と考えると頷けないこともない。平均寿命が延びているの...非正規生物としての生き方

  • 四角にできない人間の独白

    『生物学的文明論』(本川達雄新潮新書)を読んだ後にふと思い出したこと。著者が記した「巷に四角がのさばり過ぎている気がします」とまったく同じ感覚を抱いたことがあったと思い出した。あれは十数年前、ある実践家の研究授業を参観にいったとき、歯痛に悩まされた夜、そして親しい方の突然の訃報に驚いた朝。こんなやるせない文章を残していたことだ。「箱だらけの人生」・・06/06/2005・・久しぶりに出向いた東京で、泊ったホテルの3階レストランはJR板橋駅のホームに面していた。ホームへ数分おきにすべりこむ電車、その中にすきまなく詰め込まれている人間一人ひとりの視線は、それぞれがばらばらの向きをしていて…繰り返されるこの風景を眺めていると、暮らしって箱だらけだよなあと思う。立ち並ぶ高層マンションやアパート群、その箱へ帰っていく人も...四角にできない人間の独白

  • 生き物としてこの世を見る

    著者には有名な『ゾウの時間ネズミの時間』という新書があり読んだ記憶がある。感想を残しているはずとブログ内検索をかけたら、なんと2011年3月11日の記事だった。たぶん、前日の人間ドックの折に読了したことを、その日の朝書いたのだと思う。そうだったか。この新書の脱稿もその時期だったようだ。2019読了74『生物学的文明論』(本川達雄新潮新書)「数学的・物理学的発想が、この便利で豊かな社会をつくり、同時に環境問題などの大問題を生み出している」というスタンスを持つ著者が「生物学的発想をすれば、解決の糸口がつかめるのではないか」と、自らの研究を基に現代文明や人間の生き方に迫っている。文句なしの良書。凝り固まった頭が揺さぶられる。サンゴ礁を皮切りに生物多様性と生態系、生物と水との関係が語られる。サンゴが動物であることさえ認...生き物としてこの世を見る

  • 山頭火が見えてさみしい

    先週の俳句学習とはまったく関わりないのだが、今週は訳あって種田山頭火の本を見ている。そういえば自分には、何年かごとに尾崎放哉やら山頭火などを読む時がくるようだ。香川県小豆島にある、放哉の晩年過ごした家を訪ねたのは夏休みだったなあ、何年前だったかなあとぼんやり思い出している。探したら…。それはともかく山頭火。別に詳しいわけではない。知っているのは「分け入っても~」と、「うしろすがたの~」「どうしやうもない~」程度だ。こうした自由律の句は訳がわからん、なんのこっちゃと捨ててしまえばそれまでだが、少し真面目に向き合えば、想像を働かす楽しさは、また定型句と一味違って楽しい。投げ出した足へとんぼとまろうとするいかにも山頭火らしい。自分がだらしなくだらりと投げ出した足にも、ひと時の慰安を求めてトンボが停まろうとしている。役...山頭火が見えてさみしい

  • 夏休みを楽しんでほしい人

    小学生から数えると、勤め上げるまで54年間を「学校」で過ごしたことになる。ということは54回夏休みがあったことになる。まあ大学は数えられないだろうからちょうど50回か。子どもの立場と教員の立場では当然違うはずにしても、心から「ああ、夏休みが始まる。嬉しい」と思ったのは何度あったろうか。たぶん小学生の頃は無邪気にそう思えたはずだ。いくら宿題があったとしても、そんなのは屁の河童(笑)。毎日のラジオ体操とプールやもろもろが楽しかった印象は残っている。昭和の子どもにとっての夏休みは、もはや物語のような懐メロソングのような世界の中のなかで、脈々と今も息づいている。完全無欠の夏だ。中高校生になると若干趣は異なる。もちろん部活動や補習等があったにしても、解放感は強かったと記憶している。ただ間抜けな思い出を書けば、高2の夏、部...夏休みを楽しんでほしい人

  • 玉治郎の居ない場所だが

    横綱同士の力のこもった千秋楽で幕を閉じた名古屋場所。休場で大関陥落の貴景勝、先場所優勝の朝乃山は今一つと残念ではあったが、それ以外の新風が巻き起こった場所とも言える。ただ大好きな行司(笑)木村玉治郎が病休で、一抹の寂しさを覚えた土俵だった。大関4力士の休場の場所ということは珍しいはずだが、これだけ頻繁に上位陣が休場を重ねているので、なんだか慣れっこになり重大事に感じられない。この傾向は明らかにマズイので、何故こんな状態が続くのか、もう少し抜本的な取り組みを求めたい。それはきっと時間のかかる、大相撲そのものあり方に迫る問題かもしれない。ここ数年いわゆる小兵力士の活躍が目立つことを重ねれば、体重を支える骨格や筋肉量等データを駆使したトレーニング重視が普及すべきだ。自ずと身体づくり、怪我防止につながる。石浦や宇良が登...玉治郎の居ない場所だが

  • 選挙の日に読み終えた教科書

    投票率が良くない理由をどう説明するか。一言で言えるようでもあるし、数え上げればきりがない気もする。ただ学校教育に携わった者からすれば、その責任の一端があることは確かと自覚はしている。「自主」「自立」「自治」という面における教育活動のなし崩し的な後退は、目に見えていた。手をこまねいてきた。2019読了73『あなた自身の社会スウェーデンの中学教科書』(アーネ・リンドクウィストヤン・ウェステル川上邦夫・訳新評論)国語科教科書なら多少は概観できるが、社会科は自信がない。だから日本の教科書と比較できるわけではない。ただおそらくはここまでは踏み込めていないと思われる「社会の負の面」を臆することなく紹介してある。いじめ、離婚、暴力と犯罪、アルコールと麻薬、社会的弱者等々。13,14歳に向けて語られている。章立ては「法律と福祉...選挙の日に読み終えた教科書