霜月晦日に何思う。
上旬に行きつけの理髪店で、ずいぶんご無沙汰していた人と逢って話が弾んだ。「あの頃はよかった」はこの齢では定番中の定番だが、実に多くのエピソードがある。学校勤めが苦しいと感じたことは少ないが、それらさえもうみんな沈殿してしまい、上澄みのきれいな水がゆらゆらと光に照らされているひと時だった。ほぼ一年ぶりに参加した研修会は「道徳」が内容だった。学力の落ちこぼれはなんとかなる?が、道徳の落ちこぼれは大変だ…この考えの意味するところを大方の者は理解できる。しかし、問うべきは大人だ。子どもが道徳を学ぶ多くは、けして教室の場ではない。はるかに多くのことを、現実社会で、家庭で身につける。取りかかっていたプロジェクト(笑)が終わり、では…と考えた時にまた片付けかと、今年何度目かの書棚整理に手をつける。今回は段ボール一個分を...霜月晦日に何思う。
2024/11/30 18:02