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#3876 花ちりし庭の木の葉もしげりあひて天照る月の影ぞまれなる
令和5年5月18日(木) 【旧 三月二九日 先勝】・立夏・竹笋生(たけのこしょうず)花ちりし庭の木の葉もしげりあひて天照る月の影ぞまれなる ~曾禰好忠 『新古今和歌集』 巻3-0186 夏歌花が散った庭の木の葉も茂って重なり合い、空に照る月の光が遮られてしまうほどだ。Photo
#3868 霍公鳥今鳴かずして明日越えむ山に鳴くとも験あらめやも
令和5年5月10日(水) 【旧 三月二一日 大安】・立夏・蛙始鳴(かわずはじめてなく)霍公鳥今鳴かずして明日越えむ山に鳴くとも験《しるし》あらめやも ~田辺福麻呂《さきまろ》『万葉集』 巻18-4052ほととぎすよ、今鳴かないでどうする。明日、山を越えて帰った後で鳴いてく
令和4年6月8日(水) 【旧 五月一〇日 友引】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ ~大伴家持 『万葉集』 巻17-3916橘のかぐわしい香りもほととぎすが鳴く今夜の雨で消え失せてしまっただろうか。Photo:花橘 ~Jumou@日
令和4年5月22日(日) 【旧 四月二二日 先勝】・小満・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)霍公鳥なほも鳴かなむ本《もと》つ人かけつつもとな我《あ》を音《ね》し泣くも ~元正天皇 『万葉集』 巻20-4437ほととぎすよ、もっと鳴いておくれ。亡き人を気にかけてはその声に泣