セミリタおっさんの再読小説(53)米澤穂信「追想五断章」
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直しております。 今回は米澤穂信「追想五断章」。 2009年発表作品。 追想五断章 (集英社文庫) 作者:米澤穂信 集英社 Amazon 米澤穂信は1978年生まれで自分とは同世代の作家さん。 ミステリーを得意とし、2021年には「黒牢城」で直木賞を受賞してますね。 本作もミステリー・マニアと呼ばれる著者らしい作品。 物語の語り部は経済的理由から大学を休学し伯父の営む古本屋に居候している青年。 その古本屋を訪れた女性から死んだ父親が書いた五つの短編小説を探して欲しいと云う依頼を受けることから物語の幕は開きます。 死ん…
2024/03/11 08:36