マイケル・ハドソン「文明の命運」pp.241-242

マイケル・ハドソン「文明の命運」pp.241-242

そのため、政府は自分たちで作れない通貨で借金をするべきではない。政府は自国通貨建てで借金をすることで、倒産の危機から身を守ることができる。そして、1920年代のドイツのような事態を避けるために、国際金融のルールは、いかなる政府も、緊縮財政を課し、経済を二極化する代償として債権者に支払うことを義務付けられてはならないという基本原則を採用すべきである。政府の貨幣創造を批判する人々は、銀行の信用が強いインフレを引き起こすという事実を軽視しているが、それは主に資産価格、商品とサービスの消費者価格を上昇させるものである。商業銀行は、主に資産の購入者のために信用を創出する。アメリカやイギリスの銀行融資の約…

2023/03/25 23:02